JPH0645597Y2 - 窓枠装置 - Google Patents
窓枠装置Info
- Publication number
- JPH0645597Y2 JPH0645597Y2 JP1986069516U JP6951686U JPH0645597Y2 JP H0645597 Y2 JPH0645597 Y2 JP H0645597Y2 JP 1986069516 U JP1986069516 U JP 1986069516U JP 6951686 U JP6951686 U JP 6951686U JP H0645597 Y2 JPH0645597 Y2 JP H0645597Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- window
- window plate
- elastic
- groove
- piece
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- Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、窓枠装置に関する。
従来、窓のサッシに窓板に取付けるために、種々の装置
が提供されている。例えば、サッシの内周に開口せしめ
られた凹溝に対してゴムパッキン等を嵌入せしめ、該ゴ
ムパッキンを介して窓板を挿入固定する技術が公知であ
る。また、この際、二重窓ガラスを支持せしめる装置も
公知である。
が提供されている。例えば、サッシの内周に開口せしめ
られた凹溝に対してゴムパッキン等を嵌入せしめ、該ゴ
ムパッキンを介して窓板を挿入固定する技術が公知であ
る。また、この際、二重窓ガラスを支持せしめる装置も
公知である。
従来装置において、窓板は、サッシの内周寸法よりもや
や大に裁断され、該窓板の周縁にサッシの凹溝に嵌入さ
れる嵌め入れ代を有している。
や大に裁断され、該窓板の周縁にサッシの凹溝に嵌入さ
れる嵌め入れ代を有している。
このため、窓板の取付後、室外の騒音等を該窓板が受け
たとき、前記嵌め入れ代の部分がサッシに挟持拘束され
ているので、該窓板の振動がサッシに伝達し易く、室内
への防音が充分でない。
たとき、前記嵌め入れ代の部分がサッシに挟持拘束され
ているので、該窓板の振動がサッシに伝達し易く、室内
への防音が充分でない。
また、窓板の前記嵌め入れ代をサッシ凹溝に挿入する構
成であるため、その取付作業が困難である。即ち、窓板
は矩形状に枠組されたサッシよりも大なる寸法のもので
あるから、その取付けに際して、サッシの枠組を分解
し、窓板の4辺のそれぞれに分解したサッシの凹溝を嵌
め合わせ、その嵌合状態でサッシ相互を矩形状に組付け
なければならず、作業が煩雑である。
成であるため、その取付作業が困難である。即ち、窓板
は矩形状に枠組されたサッシよりも大なる寸法のもので
あるから、その取付けに際して、サッシの枠組を分解
し、窓板の4辺のそれぞれに分解したサッシの凹溝を嵌
め合わせ、その嵌合状態でサッシ相互を矩形状に組付け
なければならず、作業が煩雑である。
更に、従来より、防音や断熱を目的とした二重ガラス板
により構成した窓板は、工場においてアセンブリされ、
予め二重ガラス板をその周囲で枠片により固定されてい
る。従って、高価であるばかりか、前述と同様、サッシ
に取付けるに際して、サッシを分解して組付けなければ
ならない。
により構成した窓板は、工場においてアセンブリされ、
予め二重ガラス板をその周囲で枠片により固定されてい
る。従って、高価であるばかりか、前述と同様、サッシ
に取付けるに際して、サッシを分解して組付けなければ
ならない。
ところで、実公昭52−14625号公報に示される装置が公
知であり、この装置は、現場施工を可能とした二重ガラ
ス窓を提案している。この装置は、一対の起立片により
凹溝を形成したガスケットを備え、該ガスケットの溝底
の中央にアンカーを打ち込むことにより凹溝を二分せし
め、二分された各溝部にそれぞれガラス板を支持せしめ
た構成とされている。このため、前記ガスケットにガラ
ス板を嵌入せしめるためには、ガラス板の各辺に対し
て、分解したガスケットを個別に嵌め入れなければなら
ず、前述のように作業が煩雑であるという問題がある。
この点に関して、前記起立片を含むガスケットをゴム等
の弾性材により形成すれば、該起立片を屈曲自在ならし
めることができるため、ガスケットをサッシ又は框の内
周に沿わせて矩形に枠組した状態で、ガラス板を嵌入す
ることは理論的には不可能ではない。然しながら、重い
ガラス板を保持しつつ該ガラス板の全周にわたりガスケ
ットの起立片を屈曲しながら嵌入作業を行うことは必ず
しも容易でなく、特に、高層建築物の嵌め殺し窓におい
ては、極めて危険な作業を伴う。
知であり、この装置は、現場施工を可能とした二重ガラ
ス窓を提案している。この装置は、一対の起立片により
凹溝を形成したガスケットを備え、該ガスケットの溝底
の中央にアンカーを打ち込むことにより凹溝を二分せし
め、二分された各溝部にそれぞれガラス板を支持せしめ
た構成とされている。このため、前記ガスケットにガラ
ス板を嵌入せしめるためには、ガラス板の各辺に対し
て、分解したガスケットを個別に嵌め入れなければなら
ず、前述のように作業が煩雑であるという問題がある。
この点に関して、前記起立片を含むガスケットをゴム等
の弾性材により形成すれば、該起立片を屈曲自在ならし
めることができるため、ガスケットをサッシ又は框の内
周に沿わせて矩形に枠組した状態で、ガラス板を嵌入す
ることは理論的には不可能ではない。然しながら、重い
ガラス板を保持しつつ該ガラス板の全周にわたりガスケ
ットの起立片を屈曲しながら嵌入作業を行うことは必ず
しも容易でなく、特に、高層建築物の嵌め殺し窓におい
ては、極めて危険な作業を伴う。
一方、実開昭58−83590号公報に示される装置が公知で
あり、この装置は、起立片を備えた断面ほぼL形のL形
型材と、該L形型材に着脱自在に嵌着される補助型材と
から成り、L形型材にガラス板を支持せしめた後、前記
補助型材をL形型材に嵌着することにより、該補助型材
の舌片部をガラス板に圧接せしめるように構成してい
る。従って、前記補助型材を取付ける前のL形型材に対
してガラス板を横方向からスライドしつつ嵌め込むこと
ができる点で優れている。然しながら、この装置は、補
助型材がL形型材に対して単に垂直方向から嵌入される
構成であり、窓ガラスの装着完了後において、補助型材
は容易に抜き取ることが可能な状態のままとされてい
る。このため、振動等を受けると前記補助型材が自然に
脱落する虞れがあるばかりか、ガラス板に風圧が作用す
ると、補助型材が押し出されてL形型材から分離し、そ
の結果、窓ガラスが外れてしまう危険がある。
あり、この装置は、起立片を備えた断面ほぼL形のL形
型材と、該L形型材に着脱自在に嵌着される補助型材と
から成り、L形型材にガラス板を支持せしめた後、前記
補助型材をL形型材に嵌着することにより、該補助型材
の舌片部をガラス板に圧接せしめるように構成してい
る。従って、前記補助型材を取付ける前のL形型材に対
してガラス板を横方向からスライドしつつ嵌め込むこと
ができる点で優れている。然しながら、この装置は、補
助型材がL形型材に対して単に垂直方向から嵌入される
構成であり、窓ガラスの装着完了後において、補助型材
は容易に抜き取ることが可能な状態のままとされてい
る。このため、振動等を受けると前記補助型材が自然に
脱落する虞れがあるばかりか、ガラス板に風圧が作用す
ると、補助型材が押し出されてL形型材から分離し、そ
の結果、窓ガラスが外れてしまう危険がある。
本考案は、上記課題を解決した窓枠装置を提供するもの
であり、その手段として構成したところは、サッシ
(1)の凹溝(2)に嵌入される弾性額縁部(5)と、
該額縁部(5)の内周部であって前記凹溝(2)の外方
に位置する窓板支持部(9)と、該窓板支持部(9)上
で窓板(14)を挟持する一対の弾性挟持片(11a)(11
b)とを構成して成り、前記弾性挟持片(11a)(11b)
の間において窓板支持部(9)が複数の窓板(14a)(1
4b)を間隔をおいて支持せしめる概ね平坦な支持面(1
0)を構成し、該支持面(10)の側部を開閉自在とすべ
く前記一対の弾性挟持片(11a)(11b)のうち少なくと
も窓の室内側に位置する一方の弾性挟持片(11a)を窓
板支持部(9)に対して着脱自在に固着して成るものに
おいて、前記額縁部(5)及び窓板支持部(9)が弾性
材により形成されると共に、該弾性材の室内側の側部に
開口せしめた開口部から前記支持面(10)の下方に延び
る差込溝(19)を形成して成り、前記一方の弾性挟持片
(11a)が前記差込溝(19)に着脱自在に差込まれる差
込片(18)を備えて成る点にある。
であり、その手段として構成したところは、サッシ
(1)の凹溝(2)に嵌入される弾性額縁部(5)と、
該額縁部(5)の内周部であって前記凹溝(2)の外方
に位置する窓板支持部(9)と、該窓板支持部(9)上
で窓板(14)を挟持する一対の弾性挟持片(11a)(11
b)とを構成して成り、前記弾性挟持片(11a)(11b)
の間において窓板支持部(9)が複数の窓板(14a)(1
4b)を間隔をおいて支持せしめる概ね平坦な支持面(1
0)を構成し、該支持面(10)の側部を開閉自在とすべ
く前記一対の弾性挟持片(11a)(11b)のうち少なくと
も窓の室内側に位置する一方の弾性挟持片(11a)を窓
板支持部(9)に対して着脱自在に固着して成るものに
おいて、前記額縁部(5)及び窓板支持部(9)が弾性
材により形成されると共に、該弾性材の室内側の側部に
開口せしめた開口部から前記支持面(10)の下方に延び
る差込溝(19)を形成して成り、前記一方の弾性挟持片
(11a)が前記差込溝(19)に着脱自在に差込まれる差
込片(18)を備えて成る点にある。
以下図面に基づいて本考案の実施例を詳述する。
(第1実施例) 第1図に示す第1実施例において、サッシ1は、窓を構
成する枠組体であり、例えば、引き違い戸等の障子式
窓、蝶番により開閉される扉式窓、開閉不能な嵌め殺し
式窓等の任意の窓を構成する。
成する枠組体であり、例えば、引き違い戸等の障子式
窓、蝶番により開閉される扉式窓、開閉不能な嵌め殺し
式窓等の任意の窓を構成する。
サッシ1は、軽合金等の押出又は引抜材を所定長に切断
し、矩形に枠組されたものであり、内周に開口する凹溝
2を形成すると共に、該凹溝底部にウエブ3を有してい
る。ウエブ3の外周にはリブ4が備えられ、矩形枠組の
際のビス受として利用される。
し、矩形に枠組されたものであり、内周に開口する凹溝
2を形成すると共に、該凹溝底部にウエブ3を有してい
る。ウエブ3の外周にはリブ4が備えられ、矩形枠組の
際のビス受として利用される。
前記凹溝2には、弾性額縁部5が嵌入される。この額縁
部5は、ゴム又は樹脂エラストマ等の弾性材により押出
成形され、前記凹溝2内に挿入される二股状の脚部6
と、該凹溝2の狭窄状開口部の内方で膨出する胴部7
と、サッシ1の内周部に位置し該サッシ1に鞍状に載置
される頭部8とを一体に備えている。
部5は、ゴム又は樹脂エラストマ等の弾性材により押出
成形され、前記凹溝2内に挿入される二股状の脚部6
と、該凹溝2の狭窄状開口部の内方で膨出する胴部7
と、サッシ1の内周部に位置し該サッシ1に鞍状に載置
される頭部8とを一体に備えている。
従って、前記脚部6、6を介して額縁部5をサッシ1の
凹溝2に対して強固に結合し、後述の窓板支持部9を介
して窓板14の荷重を良好に支持し、しかも、窓板14が風
圧その他により水平方向の外力を受けた場合において
も、額縁部5が凹溝2から不慮に抜け出して脱落するこ
とはなく、窓板14の移動阻止機能を完遂する。
凹溝2に対して強固に結合し、後述の窓板支持部9を介
して窓板14の荷重を良好に支持し、しかも、窓板14が風
圧その他により水平方向の外力を受けた場合において
も、額縁部5が凹溝2から不慮に抜け出して脱落するこ
とはなく、窓板14の移動阻止機能を完遂する。
前記額縁部5の内周部には窓板支持部9が配置されてい
る。この窓板支持部9は、ゴム又は樹脂エラストマ等の
弾性材により押出成形され、前記額縁部5の内周部に結
合される。図示実施例の場合、窓板支持部9と額縁部5
を一体に構成しており、全体として弾性材により一体成
形されている。
る。この窓板支持部9は、ゴム又は樹脂エラストマ等の
弾性材により押出成形され、前記額縁部5の内周部に結
合される。図示実施例の場合、窓板支持部9と額縁部5
を一体に構成しており、全体として弾性材により一体成
形されている。
前記窓板支持部9の上には、窓板14を挟持する一対の弾
性挟持片11a、11bが立設されており、該弾性挟持片11
a、11bの間において窓板支持部9が複数の窓板14a、14b
を間隔をおいて支持せしめる概ね平坦な支持面10を構成
している。
性挟持片11a、11bが立設されており、該弾性挟持片11
a、11bの間において窓板支持部9が複数の窓板14a、14b
を間隔をおいて支持せしめる概ね平坦な支持面10を構成
している。
これにより、例えば、二重の複層ガラス板14a、14bによ
る防音又は断熱用の窓板が構成される。或いは、室外側
の窓板14bをガラス板にする一方、室内側の窓板14aをベ
ニヤ等の板、紙障子、襖、広告用ディスプレイ板により
構成することも可能である。
る防音又は断熱用の窓板が構成される。或いは、室外側
の窓板14bをガラス板にする一方、室内側の窓板14aをベ
ニヤ等の板、紙障子、襖、広告用ディスプレイ板により
構成することも可能である。
図例の場合、前記支持面10の中央に弾性材から成るスペ
ーサ片13を差込部を介して着脱自在に立設し、該スペー
サ片13を挟んで一対の窓板14a、14bを装着している。
ーサ片13を差込部を介して着脱自在に立設し、該スペー
サ片13を挟んで一対の窓板14a、14bを装着している。
上記のような構成において、前記窓板支持部9の支持面
10は、室内側の側部を開閉自在とすべく、前記一対の弾
性挟持片11a、11bのうち少なくとも窓の室内側に位置す
る一方の弾性挟持片11aを窓板支持部9に対して着脱自
在に構成している。
10は、室内側の側部を開閉自在とすべく、前記一対の弾
性挟持片11a、11bのうち少なくとも窓の室内側に位置す
る一方の弾性挟持片11aを窓板支持部9に対して着脱自
在に構成している。
即ち、一方の弾性挟持片11aは、窓板支持部9に対して
着脱自在な別体の舌片を構成し、ゴム又は樹脂エラスト
マ等の弾性材により押出成形されている。これに対し
て、図示実施例の場合、他方の弾性挟持片11bは、窓板
支持部9と一体成形されている。
着脱自在な別体の舌片を構成し、ゴム又は樹脂エラスト
マ等の弾性材により押出成形されている。これに対し
て、図示実施例の場合、他方の弾性挟持片11bは、窓板
支持部9と一体成形されている。
そこで、額縁部5及び窓板支持部9の一体成形物には、
室内側の側部に開口せしめた開口部から前記支持面10の
下方に延びる差込溝19が形成されており、差込溝19に対
して一方の弾性挟持片11aの差込片18が挿脱自在に差込
まれる。尚、前記差込溝19を補強する金属薄板片等から
成る補強片20が窓板支持部9に埋入されている。
室内側の側部に開口せしめた開口部から前記支持面10の
下方に延びる差込溝19が形成されており、差込溝19に対
して一方の弾性挟持片11aの差込片18が挿脱自在に差込
まれる。尚、前記差込溝19を補強する金属薄板片等から
成る補強片20が窓板支持部9に埋入されている。
この第1実施例に基づき窓板を取付けるに際しては、額
縁部5をサッシ1に装着した状態で、一方の弾性挟持片
11aを取外すことにより、窓板支持部9を室内側におい
て開放せしめ、室内側から窓板14a、14bを嵌め入れるこ
とができる。即ち、室内から、支持面10に対して、室外
側の窓板14bをスライドしつつ嵌め込み室外側の挟持片1
1bに接当させ、次いでスペーサ片13を取付けた後、室内
側の窓板14aを支持面10にスライドしつつ嵌め込みスペ
ーサ片13に接当させ、その後、室内側の弾性挟持片11a
の差込片18を差込溝19に挿入すれば良い。この際、第1
図に示すように、差込片18と差込溝19の相互に鋸歯状の
嵌合歯を形成し、差込片18の挿入を容易にする反面、差
込片18の引抜きを困難ならしめる凹凸嵌合手段を構成す
ることが好ましい。
縁部5をサッシ1に装着した状態で、一方の弾性挟持片
11aを取外すことにより、窓板支持部9を室内側におい
て開放せしめ、室内側から窓板14a、14bを嵌め入れるこ
とができる。即ち、室内から、支持面10に対して、室外
側の窓板14bをスライドしつつ嵌め込み室外側の挟持片1
1bに接当させ、次いでスペーサ片13を取付けた後、室内
側の窓板14aを支持面10にスライドしつつ嵌め込みスペ
ーサ片13に接当させ、その後、室内側の弾性挟持片11a
の差込片18を差込溝19に挿入すれば良い。この際、第1
図に示すように、差込片18と差込溝19の相互に鋸歯状の
嵌合歯を形成し、差込片18の挿入を容易にする反面、差
込片18の引抜きを困難ならしめる凹凸嵌合手段を構成す
ることが好ましい。
これにより、普通のガラス板を二枚使用することによ
り、取付現場にて複層ガラス板を構成することができ
る。
り、取付現場にて複層ガラス板を構成することができ
る。
ところで、窓板の取付完了後、窓板14a、14bの荷重F
は、支持面10により好適に支持される。そして、窓板14
a、14bが大重量になればなるほど、荷重Fは、弾性材か
ら成る窓板支持部9を圧縮する方向に作用し、該荷重F
を受ける位置に差込溝19が設けられ、該差込溝19に差込
片18が挿着されている。従って、前記鋸歯状の凹凸嵌合
手段のみならず、このような荷重Fにより差込片18と差
込溝19の結合力を強化するように作用せしめることが可
能になる。
は、支持面10により好適に支持される。そして、窓板14
a、14bが大重量になればなるほど、荷重Fは、弾性材か
ら成る窓板支持部9を圧縮する方向に作用し、該荷重F
を受ける位置に差込溝19が設けられ、該差込溝19に差込
片18が挿着されている。従って、前記鋸歯状の凹凸嵌合
手段のみならず、このような荷重Fにより差込片18と差
込溝19の結合力を強化するように作用せしめることが可
能になる。
(第2実施例) 第2図は、第2実施例を示しており、額縁部5は、室外
側に偏位して突出する棚部21を有し、該棚部21を補強す
るため、該額縁部5から棚部2に至り金属片等から成る
補強片22が埋入されている。また、額縁部5は、サッシ
1の内外両側を挟持する垂下部23を有し、好ましくは室
内側の垂下部23をビス24によりサッシ1に固着してい
る。尚、窓板支持部9は、前記棚部21の上部に一体成形
されており、その他の構成は、上記第1実施例とほぼ同
様である。
側に偏位して突出する棚部21を有し、該棚部21を補強す
るため、該額縁部5から棚部2に至り金属片等から成る
補強片22が埋入されている。また、額縁部5は、サッシ
1の内外両側を挟持する垂下部23を有し、好ましくは室
内側の垂下部23をビス24によりサッシ1に固着してい
る。尚、窓板支持部9は、前記棚部21の上部に一体成形
されており、その他の構成は、上記第1実施例とほぼ同
様である。
この第2実施例によれば、窓板14a、14bが室外側に偏位
して取付けられる出窓を構成することができ、しかも、
額縁部5から棚部21に至る上面を適宜の棚として利用す
ることができる。
して取付けられる出窓を構成することができ、しかも、
額縁部5から棚部21に至る上面を適宜の棚として利用す
ることができる。
本考案は、以上のように構成した結果、普通のガラス板
を複数枚使用することにより、取付現場において、複層
ガラス構造を安価に提供することができる。この点につ
いて、従来の複層ガラス板は、工場において予め枠組さ
れた高価な商品とされているのに対して、本考案によれ
ばガラス板の実費相当で安価に複層ガラス構造を提供で
きる。
を複数枚使用することにより、取付現場において、複層
ガラス構造を安価に提供することができる。この点につ
いて、従来の複層ガラス板は、工場において予め枠組さ
れた高価な商品とされているのに対して、本考案によれ
ばガラス板の実費相当で安価に複層ガラス構造を提供で
きる。
特に、本考案によれば、サッシ1の内側全周に予め額縁
部5と窓板支持部9の成形体を取付けた状態で、室内側
の弾性挟持片11aを取外して窓板支持部9の支持面10の
室内側を開放することにより、室内側から窓板14a、14b
を水平方向により支持面10に装入しつつ嵌入することが
可能であるから、従来のようなサッシの分解を要せず、
その取付作業が極めて容易であり、しかも作業を安全に
行い得る。
部5と窓板支持部9の成形体を取付けた状態で、室内側
の弾性挟持片11aを取外して窓板支持部9の支持面10の
室内側を開放することにより、室内側から窓板14a、14b
を水平方向により支持面10に装入しつつ嵌入することが
可能であるから、従来のようなサッシの分解を要せず、
その取付作業が極めて容易であり、しかも作業を安全に
行い得る。
就中、本考案によれば、窓板14a、14bの嵌入後、室内側
の弾性挟持片11aを差込片18及び差込溝19を介して取付
けた状態において、該差込片18及び差込溝19が支持面10
の下方に延びて位置せしめられた構成であるから、窓板
14a、14bの荷重Fが支持面10に支持されつつ差込片18及
び差込溝19を含む窓板支持部9に負荷され、差込片18と
差込溝19の結合力を強化せしめる方向に作用するので、
該弾性挟持片11aの脱落防止に寄与できるという効果が
ある。
の弾性挟持片11aを差込片18及び差込溝19を介して取付
けた状態において、該差込片18及び差込溝19が支持面10
の下方に延びて位置せしめられた構成であるから、窓板
14a、14bの荷重Fが支持面10に支持されつつ差込片18及
び差込溝19を含む窓板支持部9に負荷され、差込片18と
差込溝19の結合力を強化せしめる方向に作用するので、
該弾性挟持片11aの脱落防止に寄与できるという効果が
ある。
尚、本考案において、復数枚の窓板14a、14bは相互に独
立した存在であるから、例えば、一方の窓板14aを透明
ガラス板、他方の窓板14bをスモークガラス板にする
等、適宜自由な組合せが可能であり、更に、その構造
上、室外側の窓板14bをガラス板にしつつ、室内側の窓
板14aをガラス板以外の板材にする等、自由な板材の取
付けが可能である。
立した存在であるから、例えば、一方の窓板14aを透明
ガラス板、他方の窓板14bをスモークガラス板にする
等、適宜自由な組合せが可能であり、更に、その構造
上、室外側の窓板14bをガラス板にしつつ、室内側の窓
板14aをガラス板以外の板材にする等、自由な板材の取
付けが可能である。
第1図は本考案の第1実施例を示す要部拡大断面図、第
2図は本考案の第2実施例を示す要部拡大断面図であ
る。 1…サッシ、2…凹溝、5…額縁部、9…窓板支持部、
10…支持面、11a、11b…弾性挟持片、14a、14b…窓板、
18…差込片、19…差込溝。
2図は本考案の第2実施例を示す要部拡大断面図であ
る。 1…サッシ、2…凹溝、5…額縁部、9…窓板支持部、
10…支持面、11a、11b…弾性挟持片、14a、14b…窓板、
18…差込片、19…差込溝。
Claims (1)
- 【請求項1】サッシ(1)の凹溝(2)に嵌入される弾
性額縁部(5)と、該額縁部(5)の内周部であって前
記凹溝(2)の外方に位置する窓板支持部(9)と、該
窓板支持部(9)上で窓板(14)を挟持する一対の弾性
挟持片(11a)(11b)とを構成して成り、前記弾性挟持
片(11a)(11b)の間において窓板支持部(9)が複数
の窓板(14a)(14b)を間隔をおいて支持せしめる概ね
平坦な支持面(10)を構成し、該支持面(10)の側部を
開閉自在とすべく前記一対の弾性挟持片(11a)(11b)
のうち少なくとも窓の室内側に位置する一方の弾性挟持
片(11a)を窓板支持部(9)に対して着脱自在に固着
して成るものにおいて、 前記額縁部(5)及び窓板支持部(9)が弾性材により
形成されると共に、該弾性材の室内側の側部に開口せし
めた開口部から前記支持面(10)の下方に延びる差込溝
(19)を形成して成り、 前記一方の弾性挟持片(11a)が前記差込溝(19)に着
脱自在に差込まれる差込片(18)を備えて成ることを特
徴とする窓枠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986069516U JPH0645597Y2 (ja) | 1986-05-09 | 1986-05-09 | 窓枠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986069516U JPH0645597Y2 (ja) | 1986-05-09 | 1986-05-09 | 窓枠装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62182382U JPS62182382U (ja) | 1987-11-19 |
JPH0645597Y2 true JPH0645597Y2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=30910317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986069516U Expired - Lifetime JPH0645597Y2 (ja) | 1986-05-09 | 1986-05-09 | 窓枠装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645597Y2 (ja) |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5353910Y2 (ja) * | 1973-08-17 | 1978-12-23 | ||
JPS5214625U (ja) * | 1975-07-19 | 1977-02-02 | ||
JPS5671883U (ja) * | 1979-11-08 | 1981-06-13 | ||
JPS5910319Y2 (ja) * | 1980-04-21 | 1984-03-31 | ホクセイアルミニウム株式会社 | 飾縁付の障子 |
JPS57150192U (ja) * | 1981-03-17 | 1982-09-21 | ||
JPS5883590U (ja) * | 1981-12-01 | 1983-06-06 | アイカ工業株式会社 | 板体のはめ止め構造 |
-
1986
- 1986-05-09 JP JP1986069516U patent/JPH0645597Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62182382U (ja) | 1987-11-19 |
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