JPH064556U - 冷凍サイクルのアキュムレータの構造 - Google Patents

冷凍サイクルのアキュムレータの構造

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JPH064556U
JPH064556U JP049190U JP4919092U JPH064556U JP H064556 U JPH064556 U JP H064556U JP 049190 U JP049190 U JP 049190U JP 4919092 U JP4919092 U JP 4919092U JP H064556 U JPH064556 U JP H064556U
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JP
Japan
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container
refrigerant
pipe
accumulator
oil return
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Application number
JP049190U
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English (en)
Inventor
一範 浅沼
Original Assignee
オリオン機械株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 冷凍サイクルのアキュムレータにおいて圧縮
機の起動時にアキュムレータから圧縮機に液バックしな
いようにする。 【構成】 冷凍サイクルにおけるアキュムレータ容器1
において、冷媒入口パイプ2を容器1の底部に、冷媒出
口パイプ6を容器1の天井部にそれぞれ接続するととも
に、容器1内に螺旋状に折り曲げた油戻りパイプ10の
一端を容器1内底部近くに開口させ、油戻りパイプ10
の他端を冷媒出口パイプ6内に突っこんで開口させる。
冷媒入口パイプ2から吹き出された冷媒及びオイルの混
合物により容器1の底部に滯留しているオイル及び冷媒
は攪拌され冷媒の気化が促進され、出口パイプ6を介し
て圧縮機に至り、液状の冷媒及びオイルは油戻りパイプ
10の下端より吸い上げられ、螺旋状パイプを旋回する
間に容器内蒸気と熱交換して気化され、冷媒出口パイプ
6に流れこみ圧縮機に至り液バックは防止できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧縮機、凝縮器、減圧手段、蒸発器及びアキュムレータと冷媒管を 介して循環接続される冷凍サイクルにおけるアキュムレータの構造改良に関する ものである。最近圧縮機メーカーでは、信頼性重視の傾向が強まり、圧縮機の使 用条件も従来より厳しいものに代わりつつあり、起動時の液バック(起動直後に 起こる負圧現象によって出口パイプから一瞬液を吸い上げてしまう現象のこと) について従来20秒以内、40cc以下であった仕様が、現在では液バック0という仕 様に変わったところもある。このような液バック現象を防ぐためのアキュムレー タの構造である。
【0002】
【従来技術】
従来のこの種のアキュムレータとしては、図3に示すようにアキュムレータ容 器1の天井部付近に入口パイプ2の先端部2aが位置するようにして,該入口パ イプ2から冷媒を吹き出すようにし、該入口パイプ2の下方にメッシュ3及び邪 魔板4からなるスクリーン5を配置し、該スクリーン5の下方に冷媒出口パイプ 6の先端6aが位置するようにパイプ6を直立させ、該パイプ6の底部付近に直 径約1mm程度のオリフィス8を穿孔し、該オリフィス8からオイルが戻るように 構成したものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の出口パイプの下方にオリフィスを穿孔したもので は、オリフィスによりオイルが戻すことができるが、オイルと共に液体冷媒も戻 ることになりこれが液バックの原因となっていた。 また、液バックを最小限に抑えるためにオリフィスの穴の径を小さくすれば良 いが、加工精度を良くしなければならないという問題や、穴が小さいために目詰 まりしやすいといった不都合がある。 そこで本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み為されたもので、液バックを極力 抑えることができ、目詰まりを起こしにくい構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち本考案は、圧縮機、凝縮器、減圧手段、蒸発器及びアキュムレータと 冷媒管を介して循環接続される冷凍サイクルにおけるアキュムレータにおいて、 容器の底部と冷媒入口パイプを接続すると共に容器の天井部と冷媒出口パイプと を接続したものからなり、前記容器内に螺旋状に折り曲げた油戻りパイプを容器 底部から天井部へ向けて施設すると共に、該油戻りパイプの一端を容器の底部に 配置し、油戻りパイプの他端を冷媒出口パイプ内に配置した冷凍サイクルのアキ ュムレータの構造により本目的を達成する。 またもう一つの考案は圧縮機、凝縮器、減圧手段、蒸発器及びアキュムレータ と冷媒管を介して循環接続される冷凍サイクルにおけるアキュムレータにおいて 、アキュムレータの冷媒入口パイプの先端をアキュムレータ容器の底部付近まで 配置すると共に冷媒出口パイプの先端部をアキュムレータ容器の天井付近まで配 置したものからなり、前記容器内に螺旋状に折り曲げた油戻りパイプを容器の底 部から天井部へ向けて施設すると共に、該パイプの一端を容器の底部に配置し、 油戻りパイプの他端を前記冷媒出口パイプの先端部と連結させた冷凍サイクルの アキュムレータの構造により本目的を達成する。
【0005】
【作用】
本考案にかかる考案では、圧縮機で圧縮された冷媒は凝縮器にて液状にされ、 減圧手段を介して圧力が調整された後に、冷媒を液から気体に変化させることに より蒸発潜熱で冷却を行い、さらにほとんど気体となった冷媒をアキュムレータ に導き、液体の状態で戻った冷媒を気化させてからオイルと共に圧縮機に戻すよ うにしている。 そして、第1の考案のアキュムレータでは、容器の底部に冷媒入口パイプが接 続されている関係から冷媒は天井部に向け吹き出され、液体は下方に滞留し、気 体は上方の冷媒出口パイプから圧縮機に送られる。容器下方に滞留する冷媒は下 から吹き上げる冷媒により撹拌され、冷媒は気化を促進される。また液体のオイ ル及び冷媒は、螺旋状のオイル戻りパイプを介して吸い上げられる。しかし螺旋 状のオイル戻りパイプを旋回している間に冷媒は気化する。 第2の考案のアキュムレータでは冷媒入口パイプの先端を容器の底部まで伸ば している関係からアキュムレータ容器内に滞留している冷媒及びオイルを撹拌す ることにより、冷媒の気化を促進する。気化した冷媒は出口パイプを介して圧縮 機に誘導されるが、容器内のオイル及び冷媒は底部に先端部を有する螺旋状の油 戻りパイプを介して冷媒出口パイプの先端まで吸い上げられるので圧縮機にオイ ルが戻る。しかし冷媒は、螺旋状のパイプを旋回する間に気化するので気化され た状態で圧縮機に戻る。尚、本発明では油戻りパイプの径を太くしているものの その立上り高さを高くして抵抗を持たせている。
【0006】
【実施例】
以下に本考案を図示された実施例に従って詳細に説明する。 図1において1は、断熱材で覆われたアキュムレータ容器であり、該容器2の底 部は冷媒入口パイプ2と接続され、容器2の天井部と冷媒出口パイプ6とが接続 されている。該容器1内には、内径3mm程度で、長さ50cm程度の熱伝導性に優れ た素材からなる油戻りパイプ10が螺旋状に配置されており、パイプ10の一端は容 器底部近傍に配置され、パイプ10の他端は冷媒出口パイプ6の内部に挿入されて いる。
【0007】 次に図2に示すものは、第2実施例を示すもので、容器の天井部から突き抜け 容器1の底部近傍に先端2aが位置するように設置された冷媒入口パイプ2と、 容器1の底部から嵌挿され、先端が容器1の天井付近に位置するように配置され た冷媒出口パイプ6とからなり、前記容器1内に下端が容器の底部付近位置し、 上端が天井部付近の出口パイプ6と接続された螺旋状の油戻りパイプ10が配設さ れたものからなる。 尚、第1、第2実施例のものはいずれも冷媒パイプ2,6は断熱材で覆われて いる。
【0008】 以上述べた構成において本考案にかかる実施例のアキュムレータでは、冷媒入 口パイプ2を介して吹き出された冷媒及びオイルの混合物により容器1の底部に 滞留しているオイル及び冷媒は撹拌され、冷媒の気化が促進される。 その結果気化された冷媒は、冷媒出口パイプを介して圧縮機(図示せず)に導 かれ、液体の状態の冷媒及びオイルは、容器底部付近に下端を有する螺旋状の油 戻りパイプ10により吸い上げられていく。パイプ10に吸い上げられた液状の冷媒 は、螺旋状のパイプ10を旋回する間に容器内空気と熱交換して気化させられ、気 化した状態で冷媒出口パイプ6に流れ込み、該パイプ6を介して圧縮機に送られ る。 またオイルは、気化することなく油戻りパイプ10により吸い上げられ、前 記冷媒出口パイプ6を介して圧縮機に送られる。
【0009】 そして本実施例にかかるアキュムレータでは、起動当初においてアキュムレー タに滞留した液体の冷媒が液バックしようとするときに、一般に油戻りパイプの 高さが15cm程度あるので、11mmHg/cm2程度の圧力差がなければ吸引することがで いない状態となる。
【0010】
【効果】
以上述べたように本考案にかかるアキュムレータでは、従来のものと異なり冷 媒入口パイプ出口を容器の底部近傍に配置すると共に、内部に油戻りパイプを螺 旋状で下端が底部で上端を天井部の冷媒出口パイプと連結するように構成してい るので、冷媒の気化が促進されると共に、冷凍サイクル起動時における液バック を極力抑えることができる。 また油戻りパイプを内蔵型とし容器内に設置しているのでガス漏れ等を抑える こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 アキュムレータの第1実施例を示す縦断面図
である。
【図2】 アキュムレータの第2実施例を示す縦断面図
である。
【図3】 従来技術を示すアキュムレータの縦断面図で
ある。
【符号の説明】
1 容器 2 冷媒入口パイプ 2a 先端 3 メッシュ 4 邪魔板 5 スクリーン 6 冷媒出口パイプ 6a 先端 8 オリフィス 10 油戻りパイプ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、減圧手段、蒸発器及び
    アキュムレータと冷媒管を介して循環接続される冷凍サ
    イクルにおけるアキュムレータにおいて、容器の底部と
    冷媒入口パイプを接続すると共に容器の天井部と冷媒出
    口パイプとを接続したものからなり、前記容器内に螺旋
    状に折り曲げた油戻りパイプを容器底部から天井部へ向
    けて施設すると共に、該油戻りパイプの一端を容器の底
    部に配置し、油戻りパイプの他端を冷媒出口パイプ内に
    配置したことを特徴とする冷凍サイクルのアキュムレー
    タの構造。
  2. 【請求項2】 圧縮機、凝縮器、減圧手段、蒸発器及び
    アキュムレータと冷媒管を介して循環接続される冷凍サ
    イクルにおけるアキュムレータにおいて、アキュムレー
    タの冷媒入口パイプの先端をアキュムレータ容器の底部
    付近まで配置すると共に冷媒出口パイプの先端部をアキ
    ュムレータ容器の天井付近まで配置したものからなり、
    前記容器内に螺旋状に折り曲げた油戻りパイプを容器の
    底部から天井部へ向けて施設すると共に、該パイプの一
    端を容器の底部に配置し、油戻りパイプの他端を前記冷
    媒出口パイプの先端部と連結させたことを特徴とする冷
    凍サイクルのアキュムレータの構造。
  3. 【請求項3】 容器内に配置された油戻りパイプの内径
    が2mm以上であり、長さが 500mm以上である請求項1又
    は2記載の冷凍サイクルのアキュムレータの構造。
JP049190U 1992-06-18 1992-06-18 冷凍サイクルのアキュムレータの構造 Expired - Lifetime JPH064556U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0223557U (ja) * 1988-08-01 1990-02-16
JP2013245836A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Daikin Industries Ltd 冷凍装置
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