JPH0645281A - 配線形成方法及び半導体装置、及びこれに用いることができるスパッタ方法及びスパッタ装置 - Google Patents

配線形成方法及び半導体装置、及びこれに用いることができるスパッタ方法及びスパッタ装置

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JPH0645281A
JPH0645281A JP19337592A JP19337592A JPH0645281A JP H0645281 A JPH0645281 A JP H0645281A JP 19337592 A JP19337592 A JP 19337592A JP 19337592 A JP19337592 A JP 19337592A JP H0645281 A JPH0645281 A JP H0645281A
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JP
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sputtering
wiring
aluminum
forming
based material
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Application number
JP19337592A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Taguchi
充 田口
Shingo Kadomura
新吾 門村
Tetsuya Tatsumi
哲也 辰巳
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンタクト抵抗の上昇を伴わずにアルミニ
ウムスパイクを防止する。アスペクト比の大きい微細
な接続孔も、これを良好に埋め込んで、配線構造を形成
する。堆積速度速く、効率良くスパッタを行う。 【構成】 基体1上に形成した接続孔2にバリアメ
タル層3を形成し、接続孔にサイドウォール4を形成
し、アルミニウム系材料5を成膜して配線を形成する。
基体上に形成した接続孔にサイドウォールを形成し、
超音波振動を付与しながらアルミニウム系材料を成膜し
て配線を形成する。スパッタ技術において、高密度プ
ラズマをスパッタチャンバの壁近傍に形成し、この部分
にターゲットを設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、配線形成方法及び半導
体装置、及びこの配線形成方法及び半導体装置の製造に
用いることができるスパッタ方法及びスパッタ装置に関
する。本発明は微細な接続孔が形成された基体上に配線
構造を形成する場合について利用することができ、ま
た、このような配線構造を有する半導体装置の分野にお
いて利用することができる。
【0002】
【従来の技術】電子部品、例えば半導体装置であるLS
I等の素子は、その微細化がますます進行している。
【0003】特に、近年のVLSI、ULSIにおいて
は、デザインルールの縮小に伴う電気的接続孔(コンタ
クトホール)の高アスペクト比化が顕著になって来てい
る。
【0004】配線は例えば、スパッタリング法を用いて
アルミニウム系材料を被着させることにより形成されて
いる。しかし上記したような高アスぺクト比化された接
続孔を埋め込むには充分な段差被覆性(ステップカバレ
ージ)が達成されにくく、断線を生じる原因になってい
る。
【0005】そこで、段差被覆性の不足を改善するため
の対策として、近年高温スパッタリング法が提案されて
いる。この技術は、スパッタリング中に、配線を形成す
べき半導体ウエハー等の基体を例えば約500℃の高温
に加熱し、基板に付着したAl粒子が熱によって表面流
動するように、もしくはそれに近い状態にすることによ
って、高アスペクト比のコンタクトホールにも良好にA
l系材料を埋め込むようにしたものである。
【0006】ところで、高温スパッタリング法によるA
l埋め込みは、Alの下地材料によって、埋まる場合と
埋まらない場合とがある。埋まる場合は、下地とAl系
材料との濡れ性が良い場合である。例えばTiはAlと
濡れ性が良い材料であり、これを下地材料として用いる
と、Alの表面流動性が高まり、アスペクト比の高いコ
ンタクトホールを埋め込むことができる。
【0007】ところが、Alの下地にTiを用いた場合
でも、アスペクト比が1以上の領域では前述のカバレー
ジの低下によって、平坦部に対して側壁に充分な厚さの
Tiを形成できなくなり、Alの埋め込みが不安定にな
る。この現象は以下のように説明される。接続孔におい
て酸素を含む絶縁膜や合金膜がTiと接した構造の場合
には、Tiと酸素がAl成膜時の高温で反応して酸化チ
タン(TiOX )を形成する。Ti厚さが充分であれば
Ti層の表面に酸素が拡散することはないが、Tiが非
常に薄い場合には酸素がTi表面にまで拡散し、TiO
X となる。Al高温スパッタの際、下地がTiOX にな
っているとAlの反応性が低下し、Alをホール内に埋
め込むことができなくなる。
【0008】対策として、これまでに以下に述べる方法
が提案されている。一つは、下地がTiの場合に接続孔
側壁にSiN膜を形成する方法である。これは、Tiと
絶縁膜中の酸素の反応をSiNのバリアー効果によって
防ぐ方法である。もう一つの方法は、Ti/TiN/T
i構造の下地とし、その上にAlを高温スパッタリング
で埋め込む方法である。絶縁膜中の酸素の拡散はTiN
で抑制され、その上のTiは酸化せず、Alを高温スパ
ッタで埋め込むことができる。
【0009】上記した問題は、Alに限らず、Alを含
む合金や、これらを主成分とするAl系材料には共通し
た問題である。
【0010】問題解決のための上記各種手段は有効では
あるが、その手段だけであると、必ずしも満足すべき効
果は得られない。例えばスループットの低下をもたら
し、あるいは実効的な酸素拡散バリアー効果が充分でな
いことがある。
【0011】一方、配線構造の形成前の場合において、
堆積速度を高め、スパッタの効率を上げることが望まれ
ている。
【0012】また、上述した半導体装置等の微細化に伴
い、次のような問題も生じている。即ち、例えばSi拡
散層とアルミニウム配線とのコンタクト部分における、
いわゆるアルミニウムスパイクが問題となって来てい
る。アルミニウムスパイクとは、Siがアルミニウム中
に拡散し、これに伴ってアルミニウムがSi拡散層につ
き抜けて侵入する現象である。これを解決する手段とし
て、アルミニウム配線層の下にTiN、TiONまたは
TiW等のバリアメタルを形成する方法が広く用いられ
ている。例えば図7に示すのは、Si基板等の基体1の
Si拡散層11上に形成した接続孔2にアルミニウム5
を埋め込んで接続をとる構造であるが、アルミニウム5
とSi拡散層11との間にTiNやTiON等のバリア
メタル3を形成して、アルミニウムスパイクを防止する
ようにしている。図7中、12はSiO2 から成る層間
絶縁膜である。
【0013】この構造ではTiN等のバリアメタル3が
アルミニウム中へのSiの拡散を防止し、これによりア
ルミニウムがSi拡散層中へ入り込むことを抑えるので
ある。
【0014】しかし上記構造においては、接続孔のホー
ルコーナー部でのバリア性が弱く、この部分でアルミニ
ウムスパイクが起こりやすいという問題点がある。これ
は以下の理由による。図8に示すように、バリアメタル
3を構成するTiN等の膜の結晶粒は柱状となってお
り、この結晶粒は結晶の位置する表面に対して垂直な方
向に成長する。このため、接続孔2のホールのコーナー
部では、側壁と底面から成長して来たそれぞれの結晶粒
がある角度でぶつかり、この部分に低密度のシームAが
形成される。このシームAとなった部分はSiの拡散経
路となり易く、アルミニウムスパイクBが発生し易くな
る。
【0015】この問題を解決する一つの方法として例え
ば、July 1991/solid state t
echnology/日本版/July,1991の2
3〜34頁記載の「ULSI用バリアメタル:そのプロ
セスと信頼性」、特に26頁に示されているように、図
9の如くTiW等のバリアメタル3aを形成後、SOG
21等を接続孔2に埋め込み、その上からアルミニウム
配線層5を形成し、アルミニウムをホールコーナー部に
接触させないことによりスパイクを防ぐという手段があ
る(3bはSOG21の上に形成したTiW等のバリア
メタルである)。しかし、この方法ではコンタクト抵抗
が高くなるという欠点がある。
【0016】以上のことから、接続孔のコンタクトコー
ナー部でのアルミニウムスパイクを防ぐことができ、し
かもコンタクト抵抗を上昇させない解決手段が強く望ま
れている。
【0017】
【発明の目的】本出願の発明は、上述したような従来技
術の各種の問題点を解決しようとするものである。
【0018】第1の目的は、アルミニウム系材料により
配線を形成する場合に、コンタクト抵抗の上昇を伴うこ
となくアルミニウムスパイクを防止できる配線形成方法
を提供せんとするものであり、また、このような配線構
造を有する半導体装置を提供せんとすることである。
【0019】第2の目的は、アルミニウム系材料により
配線を形成する場合に、基体上にアスペクト比の大きい
微細な接続孔が形成されている場合も、これを良好に埋
め込んで、配線構造を形成できる配線形成方法を提供せ
んとするものであり、また、このような配線構造を有す
る半導体装置を提供せんとすることである。
【0020】第3の目的は、上記したような配線構造
や、その他の構造を、スパッタ手段を用いて形成する場
合に、堆積速度を速く、効率良くスパッタを行うことが
できるスパッタ方法、及びスパッタ装置を提供せんとす
ることである。
【0021】
【問題点を解決するための手段】本出願の請求項1の発
明は、基体上に形成した接続孔にバリアメタル層を形成
し、その後該接続孔にサイドウォールを形成し、更にア
ルミニウム系材料を成膜して配線を形成することを特徴
とする配線形成方法であって、これにより上記第1の目
的を達成するものである。
【0022】本出願の請求項2の発明は、サイドウォー
ルはシリコン酸化物またはシリコン窒化物により形成す
ることを特徴とする請求項1に記載の配線形成方法であ
って、これにより上記第1の目的を達成するものであ
る。
【0023】本出願の請求項3の発明は、アルミニウム
材料の成膜は高温スパッタによって行うことを特徴とす
る請求項1または2に記載の配線形成方法であって、こ
れにより上記第1の目的を達成するものである。
【0024】本出願の請求項4の発明は、サイドウォー
ルがシリコン窒化物により形成したものである請求項1
ないし3のいずれかに記載の配線形成方法であって、こ
れにより上記第1の目的を達成するものである。
【0025】本発明において、サイドウォールとは、接
続孔への側壁に形成された絶縁物を言う。
【0026】本出願の請求項1の発明の構成について、
本発明の実施の一例を示す図1ないし図4を参照して説
明すると、次のとおりである。
【0027】請求項1の発明に係る配線形成方法は、基
体1(図示例では半導体基板)上に形成した接続孔2
(図1)にバリアメタル層3を形成し(図2)、その後
該接続孔2にサイドウォール4を形成し、更にアルミニ
ウム系材料5を成膜して配線を形成する(図4)もので
ある。
【0028】本出願の請求項5の発明は、半導体基板上
に形成した接続孔にバリアメタル層を形成し、更にサイ
ドウォールを形成し、更にアルミニウム系材料を成膜し
て形成した配線構造を備えることを特徴とする半導体装
置であって、これにより上記第1の目的を達成するもの
である。
【0029】即ち、本出願の請求項5の発明の半導体装
置は、図4に例示するように、半導体基板1上に形成し
た接続孔2にバリアメタル層3を形成し、更にサイドウ
ォール4を形成し、更にアルミニウム系材料5を成膜し
て形成した配線構造を備えることを特徴とするものであ
る。
【0030】本出願の請求項6の発明は、基体上に形成
した接続孔に、アルミニウム系材料と濡れ性の良い材料
層を形成し、その後超音波振動を付与しながらアルミニ
ウム系材料を成膜して配線を形成することを特徴とする
配線形成方法であって、これにより上記第2の目的を達
成するものである。
【0031】本出願の請求項7の発明は、アルミニウム
系材料と濡れ性の良い材料は、アルミニウム−チタン合
金であることを特徴とする請求項6に記載の配線形成方
法であって、これにより上記第2の目的を達成するもの
である。
【0032】本出願の請求項8の発明は、アルミニウム
系材料の成膜は高温スパッタによって行うことを特徴と
する請求項6または7のいずれかに記載の配線形成方法
であって、これにより上記第2の目的を達成するもので
ある。
【0033】本出願の請求項9の発明は、基体上に形成
した接続孔にサイドウォールを形成し、更に超音波振動
を付与しながらアルミニウム系材料を成膜して配線する
ことを特徴とする配線形成方法であって、これにより上
記第2の目的を達成するものである。
【0034】本出願の請求項10の発明は、サイドウォ
ールはシリコン酸化物またはシリコン窒化物により形成
することを特徴とする請求項9に記載の配線形成方法で
あって、これにより上記第2の目的を達成するものであ
る。
【0035】本出願の請求項11の発明は、アルミニウ
ム系材料の成膜は高温スパッタによって行うことを特徴
とする請求項9または10に記載の配線形成方法であっ
て、これにより上記第2の目的を達成するものである。
【0036】本出願の請求項12の発明は、サイドウォ
ールがシリコン窒化物により形成したものである請求項
9ないし11のいずれか記載の配線形成方法であって、
これにより上記第2の目的を達成するものである。
【0037】本出願の請求項13の発明は、超音波振動
波は、基体支持部に超音波振動子を組み込むことにより
付与することを特徴とする請求項6ないし12のいずれ
か記載の配線形成方法であって、これにより上記第2の
目的を達成するものである。
【0038】本出願の請求項14の発明は、振動子とし
て、圧電振動子、電歪振動子、磁歪振動子のいずれかを
用いることを特徴とする請求項13に記載の配線形成方
法であって、これにより上記第2の目的を達成するもの
である。
【0039】本出願の請求項15の発明は、半導体基板
上に形成した接続孔に、アルミニウム系材料と濡れ性の
良い材料もしくはサイドウォールを形成し、更に超音波
振動を付与しながらアルミニウム系材料を成膜して形成
した配線構造を備えることを特徴とする半導体装置であ
って、これにより上記第2の目的を達成するものであ
る。
【0040】本出願の請求項16の発明は、アルミニウ
ム系材料またはチタン系材料をスパッタにより形成する
スパッタ方法において、高密度プラズマをスパッタチャ
ンバの壁近傍に形成し、この部分にターゲットを設置す
ることを特徴とするスパッタ方法であって、これにより
上記第3の目的を達成するものである。
【0041】本出願の請求項17の発明は、プラズマの
生成に永久磁石を用いたECRを使用することを特徴と
する請求項16記載のスパッタ方法であって、これによ
り上記第3の目的を達成するものである。
【0042】本出願の請求項18の発明は、スパッタチ
ャンバの壁近傍に形成した高密度プラズマは、円筒状に
形成したものである請求項16または18記載のスパッ
タ方法であって、これにより上記第3の目的を達成する
ものである。
【0043】本出願の請求項19の発明は、アルミニウ
ム系材料またはチタン系材料をスパッタにより形成する
スパッタ装置において、高密度プラズマをスパッタチャ
ンバの壁近傍に形成し、この部分にターゲットを設置す
る構成としたスパッタ装置であって、これにより上記第
3の目的を達成するものである。
【0044】本出願の請求項20の発明は、プラズマの
生成に永久磁石を設けたECRを使用する構成とした請
求項19に記載のスパッタ装置であって、これにより上
記第3の目的を達成するものである。
【0045】本出願の請求項21の発明は、スパッタチ
ャンバの壁近傍に形成した高密度プラズマは、円筒状に
形成したものである請求項19または20に記載のスパ
ッタ方法であって、これにより上記第3の目的を達成す
るものである。
【0046】
【作用】本出願の請求項1〜5の発明によれば、サイド
ウォールが存在するため、アルミニウム系材料5が接続
孔2のコーナー部に接触しない。よってこの部分でのA
lスパイクを防ぐことが出来、バリア性が向上する。
【0047】コンタクト抵抗の上昇はほとんど問題とな
らないレベルであり、バリアメタル形成後SOG等を完
全に埋め込む従来の技術にくらべ有利である。
【0048】サイドウォール材料としてSiNを用いる
のは好ましい態様であり、かつ高温スパッタAl埋め込
みを行うことにより、バリア性の向上と同時に良好なA
l埋め込みが可能となる。
【0049】本出願の請求項6〜15の発明によれば、
超音波振動を付与しながらアルミニウム系材料の成膜を
行うとともに、接続孔にはアルミニウム系材料と濡れ性
の良い材料等を形成しておくので、超音波付与による良
好な接続孔への充填効果と、アルミニウム系材料と濡れ
性の良い材料による良好な接合力とが相乗的に機能し
て、接続孔への十分な埋め込みと良好な成膜が達成され
る。このとき、高温スパッタの手法を用いると、一段と
効果的である。
【0050】本出願の請求項16〜21の発明による
と、高密度プラズマをチャンバ壁の近傍に形成し、この
部分にターゲットを設置するので、高密度プラズマによ
るスパッタ成膜を効率良く行うことができ、接続孔内へ
の埋め込みを含む、各種配線形成等を、高速度で実施で
き、効率の良い良好なスパッタを達成できる。
【0051】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を説明
する。但し当然のことではあるが、本発明は以下の実施
例により限定されるものではない。
【0052】実施例1 図1〜図4を参照する。この実施例は、Al配線のバリ
アメタルとしてTiON等の膜を用いる場合に、TiO
Nを成膜後SiO2 等の絶縁物によりサイドウォールを
形成し、その後Al配線層を成膜するAl配線形成法で
あり、また、これによって配線を形成して、集積化した
半導体装置を得るものである。本実施例により、コンタ
クト抵抗の上昇は問題とならない程度に抑えた上で、接
続孔のホールコーナー部におけるAlスパイクを防ぐこ
とができる。
【0053】基体1であるSi半導体基板上に、素子分
離・拡散層形成等所定の加工を施した後、PSG等の絶
縁膜により層間膜12を成膜し、通常のフォトレジスト
工程及びRIE工程により、この層間膜12のSi拡散
層11上に該当する部分に接続部2を開口する。ここ
で、層間膜12の膜厚は500nm、接続孔2のホール
径は0.5μmとした。これにより図1の構造を得た。
【0054】次に、マグネトロンスパッタ法によりバリ
アメタル層の成膜を行う。まず、Ti31を30nm成
膜する。このTi31は、低コンタクト抵抗を得るため
に必要である。続いてTiON32を、100nm成膜
する。これにより、図2に示すようにTi31とTiO
N32とから成るバリアメタル層3を備えた構造を得
た。これらの膜は真空中で連続的に形成される。以下に
それぞれの成膜条件の1例を示す。 Ti成膜条件 DCパワー 4kW プロセスガス Ar 100SCCM スパッタ圧力 0.4Pa 基板加熱 150℃ TiON成膜条件 DCパワー 5kW プロセスガス Ar 70SCCM N2 −6%O2 30SCCM スパッタ圧力 0.4Pa 基板加熱 150℃
【0055】ここで、TiONの代わりに、他の柱状結
晶構造を持つ膜、例えばTiN、TiW等を用いた場合
でも、本発明は同様に有効である。
【0056】次に、Siの酸化膜もしくは窒化膜を堆積
する。本実施例ではプラズマCVD法によりSiNを1
00nm成膜した。以下に成膜条件の1例を示す。 SiN成膜条件 ガス系 SiH4 /NH3
2 流 量 180/500/720SCCM 成長温度 250℃ 圧力 300mTorr
【0057】次に、RIE工程によりSiNをエッチバ
ックし、図3に示すような形状に仕上げ、サイドウォー
ル4を形成した。以下にエッチング条件の1例を示す。 SiNエッチング条件 ガス系 CHF3 /O
2 流量 75/25SCCM RFパワー 600W 圧力 5.3Pa
【0058】次にマグネトロンスパッタ法により、Al
成膜を行う。本実施例ではAl系材料として、Al−1
wt%Siターゲットを用いた。また膜厚は500nm
とした。以下に成膜条件の1例を示す。 AlSi成膜条件 DCパワー 20kW プロセスガス Ar 100SCCM スパッタ圧力 0.4Pa 基板加熱 150℃
【0059】以下の方法により、図4に示すコンタクト
が形成される。このコンタクト構造では、コンタクトホ
ールのコーナー部にAl系材料5が接触していないの
で、この部分でのAlスパイクを避けることができ、通
常のコンタクト構造に比べバリア性が向上する。また、
ホール内にサイドウォール4を形成することによるホー
ル底部でのAlの接触面積の減少はわずかであり、コン
タクト抵抗の上昇は問題とならないレベルである。
【0060】実施例2 この実施例は、本発明を高温スパッタAl埋め込みに適
用し、Alのカバレッジを改善した場合の例である。
【0061】コンタクトホール開口、バリアメタルのス
パッタ成膜を行う。これらの条件は実施例1と全く同様
で良い。
【0062】次にSiN成膜を行い、エッチバックによ
りサイドウォール4を形成する(図5)。この形成条件
も実施例1と同様である。但し本実施例の場合には、こ
のサイドウォールに用いる材料をSiO2 等ではなくS
iNとすることが、後の工程における良好なAl埋め込
みのために重要である。SiNサイドウォール4を形成
したコンタクト構造が良好なAl埋め込みのために有効
であることについては、本発明者等により既に提案がな
されている。
【0063】次に、スパッタ法によりTi、AlSi成
膜を行う。まず、通常のスパッタ法によりTi33を5
0nm成膜する。高温スパッタAl埋め込みにおいて良
好な埋め込みを行うためには、このようにAlの下地に
Ti等のAlとの濡れ性の良い材料を用いる必要があ
る。この後、大気開放することなく連続的に、Al−S
iを高温スパッタ成膜する。本実施例においてもターゲ
ット材料としてはAl−1wt%Siを用い、膜厚は5
00nmとした。以下にそれぞれの成膜条件の1例を示
す。 Ti成膜条件 DCパワー 4kW プロセスガス Ar 100SCCM スパッタ圧力 0.4Pa 基板加熱 150℃ AlSi成膜条件 DCパワー 10kW プロセスガス Ar 100SCCM スパッタ圧力 0.4Pa 基板加熱 500℃
【0064】尚、AlSi成膜時に、基板加熱以外にR
F450V程度のバイアスが併用される場合もある。
【0065】以上の方法により図6に示すようなコンタ
クトが形成される。このコンタクト構造においても、実
施例1と同じ理由で接続孔3のホールコーナー部に置け
るAlスパイクを防げるので、バリア性が向上する。ま
た、ホール底部でのTi接触面積の減少によるコンタク
ト抵抗の上昇はわずかである。更に本実施例において
は、サイドウォール材料としてSiNを用いているの
で、SiO2 等と異なり、これによりAl下地のTiの
酸化を防ぐことができ、良好なAl埋め込みが可能とな
るという効果も同時に生じる。
【0066】実施例3 本実施例は、半導体装置を製造する際に、マグネトロン
スパッタリング装置を利用して金属膜や絶縁膜等を成膜
する場合に本出願の請求項6〜8の発明を適用したもの
で、特に、コンタクトホール埋め込みに応用されるAl
の高温スパッタ装置を利用した場合にこれらの発明を適
用したものである。
【0067】本実施例は、高温スパッタ時にスパッタ膜
形成材料である半導体基板ウエハーを振動させることが
良好な結果に結び付くことを見い出し、この知見に基づ
いて、請求項6の発明、特に請求項7,8,13,14
の発明を適用して、高温スパッタ装置においてウエハー
ステージに超音波振動子を組み込み、更には、その振動
子として、圧動振動子や電歪振動子、磁歪振動子のいず
れかを用いて、これを具体化するようにしたものであ
る。
【0068】図10に、本実施例に用いたDCマグネト
ロンスパッタ装置の概略を示す。従来からの通常のスパ
ッタリング装置では、図11に示すように、ターゲット
26に反応ガスイオンを衝突させてターゲット粒子を弾
き飛ばし、弾き飛ばしたターゲット粒子を基板ウエハー
28の面に付着させて、スパッタ膜を形成する。その
際、高温スパッタ装置においては、ステージ22を高温
加熱しておくことで、ターゲット粒子を熱によって表面
流動させる。
【0069】これに対し、本実施例で用いる図10のス
パッタ装置では、ステージ22の部分に、超音波振動子
29として水晶よりなる圧電振動子を埋め込み、ここに
DC電圧を印加することでステージ22に超音波振動を
与え、これにより基板ウエハー8に超音波振動を付与す
るようにした。振動子による超音波振動が、ステージの
加熱効果とも相俟って、ターゲット粒子の表面流動性を
より促進させるので、埋め込み特性が大幅に向上する。
図10、図11中、21はスパッタチャンバー、23は
ホルダー、24はクライオポンプ、25はバルブカバ
ー、27はマグネトロンカソードである。
【0070】以下、図10の構造の装置を用いた実際の
Al埋め込み例を示す。図12は基板1上に第1層配線
41を形成した後、層間絶縁膜42を形成し、通常のリ
ソグラフィー技術及びRIE技術で接続孔43を開孔し
た後の図である。なお、第1層配線41としてはA1−
1%Si500nm /TiON100nm /Ti30nmの3層構造
を採用し(図中、各々符号41a/41b/41cで示
す)、層間絶縁膜42にはPSG 700nmを用いた。
【0071】接続孔43形成後、図13に示すように、
Al系材料と濡れ性の良い材料層44としてバリアメタ
ル層を兼ねるTi/TiON/Tiを、以下の条件で連
続成膜した。 Ti;DCマグネトロンスパッタ法(ターゲットはT
i) ガス : Ar=40SCCM 圧力 : 0.67 Pa DC電力 : 4kW 基板温度 : 150℃ 膜厚 : 30nm TiON;DCマグネトロンスパッタ法(ターゲットは
Ti) ガス : Ar−60%N2 =40SCCM 圧力 : 0.67 Pa DC電力 : 8kW 基板温度 : 150℃ 膜厚 : 70nm Ti;DCマグネトロンスパッタ法(ターゲットはT
i) ガス : Ar=40SCCM 圧力 : 0.67 Pa DC電力 : 4kW 基板温度 : 150℃ 膜厚 : 30nm
【0072】ここで、Tiは、基板とオーミックコンタ
クトをとるために用い、TiONは、バリアメタルとし
て用い、更にTiは、Alと濡れ性の良好な材料として
の特性を有する。それぞれの膜厚は、各条件で形成され
る推定値を示した。これにより図13の構造を得た。
【0073】しかる後、該サンプルを真空を破ること無
く、図10のAlスパッタチェンバーに搬入する。この
装置は、枚葉式のマルチチェンバー装置にしておく。
【0074】ここで、高温スパッタリング法でアルミニ
ウム材料45であるA1−1%Siを以下の条件で形成
する。 A1−1%Si;DCマグネトロンスパッタ法(ターゲ
ットはA1−1%Si) ガス : Ar=40SCCM 圧力 : 0.67 Pa DC電力 : 10kW 基板温度 : 500℃ 超音波振動子印加DC電力 : 100W
【0075】上記条件で成膜を行うが、このとき超音波
振動は、例えば、15〜1MHZ の周波数のものを、1
〜10Wで付与することができる。
【0076】従来技術では、Alスパッタ時の熱によっ
て、TiON膜中から拡散して来る酸素がTiを酸化さ
せるためにAlの濡れ性が悪化し、結果的にAlの流動
性が劣化するが、本実施例では、高温スパッタ時のステ
ージ22の超音波振動の効果で、Alの流動性の低下が
抑えられるため、図14に示すように、高アスペクト比
のコンタクトホール43に良好にAl系材料45(Al
−Si)を埋め込むことができた。
【0077】実施例4 本実施例では、図10の構造のDCグネトロンスパッタ
装置のウエハーステージ22に電歪振動子(誘電体の電
歪振動を利用した振動子)としてBaTiO3よりなる
強誘電体磁器を内蔵させ、ここに直流バイアス電圧を印
加できる構造とした。この装置を用いて、実施例3と同
様の構造のサンプルのAl埋め込みを行った。
【0078】ただし、図13に示す構造部分での、アル
ミニウム系材料と濡れ性の良い材料層44(バリアメタ
ル構造を兼ねる)は、Ti/TiON/Ti−10%A
lとした。
【0079】ここで用いたTi−10%Alは、接続孔
側壁でのTiの酸化を抑えることができるものであり、
この結果、アルミニウム系材料と極めて良好な濡れ性を
示す。
【0080】本実施例では、上記構造のサンプルのAl
埋め込みに、ウエハーステージの超音波振動を利用する
ことで、埋め込み特性の更なる改善をはかった。
【0081】以下実施の手順を示す。接続孔43の形成
及び、層44を構成する積層構造の内、TiONの形成
までは、実施例3と同様の工程を行った。
【0082】TiON成膜後、Ti−10%A1を、以
下の条件で成膜した。 Ti−10%A1;DCマグネトロンスパッタ法(ター
ゲットはTi−10%A1) ガス : Ar=40SCCM 圧力 : 0.67Pa DC電力 : 7kW 基板温度 : 150℃ 膜厚 : 30nm
【0083】しかる後、該サンプルを真空を破ること無
く図10の構造のAlスパッタチェンバーに移す。ここ
で、超音波振動付加高温スパッタリング法でAl−1%
Siを以下の条件で形成する。 Al−1%Si;DCマグネトロンスパッタ法(ターゲ
ットはAl−1%Si) ガス : Ar=40SCCM 圧力 : 0.67Pa DC電力 : 10kW 基板温度 : 450℃ 超音波振動子印加DC電力 : 200W
【0084】層44の上層のTi−10%Alの効果
で、埋め込みAlの濡れ性が改善され、更に超音波振動
子29を用いたステージ振動の効果で、高温スパッタA
lの流動性が促進される。基板温度が従来技術の500
℃から450℃と低温化しても、充分良好なAl埋め込
みを達成できた。
【0085】実施例によっても、高アスペクト比のコン
タクトホールへのAlの埋め込み特性が大幅に改善さ
れ、従来のような表面状態の影響を最小限に抑えたAl
系膜の高精度埋め込みを実現できる。
【0086】実施例5 本実施例においては、図10の構造の超音波振動付加型
高温スパッタ装置で、第1層目のAl膜上のコンタクト
ホールを埋め込む工程において、P−SiNよりなるC
VD膜を該ホール内に被覆し、しかる後エッチバックを
行って、該P−SiNよりなるサイドウォール層44′
をコンタクトホール側壁に残すようにした(図15)。
【0087】次に、実施例3と同様のTi/TiON/
Tiよりなる層44(アルミニウム系材料と濡れ性の良
い材料層)をスパッタ成膜する(図16)。
【0088】次に、Al系材料膜45としてAl膜を、
実施例3で用いた超音波振動付加型高温スパッタ装置
(図10)で、超音波付与高温スパッタする。条件は以
下のとおりとした。 Al−1%Si;DCマグネトロンスパッタ法(ターゲ
ットはAl−1%Si) ガス : Ar=40SCCM 圧力 : 0.67Pa DC電力 : 10kW 基板温度 : 450℃ 超音波振動子印加DC電力 : 200W
【0089】従来例では、高温スパッタ時の加熱によっ
て生じるコンタクトホール側壁のSiO2 からのO(酸
素)が、表面のTiを酸化することで、Alとの濡れ性
が悪化して、Al埋め込みが達成できないが、本実施例
では、SiNサイドウォール44′でのOの拡散抑制効
果と、超音波振動付加による高温スパッタ温度の低温化
(従来の500℃を450℃にしても可)の相乗効果に
よって、Tiの表面酸化は完全に防止され、良好なAl
埋め込みを実現できた(図17)。
【0090】実施例6 本実施例は請求項16,19の発明を具体化したもので
あり、特に、請求項17,18,20,21の発明を具
体化したものである。
【0091】本実施例は、スパッタ手段を採用するに際
し、ECRを用いた高密度プラズマをターゲット近傍に
発生させる構成をとることにより、高密度プラズマ粒子
を効率良くターゲットに供給することを可能とし、堆積
速度を向上させたものである。
【0092】図18(a)は、永久磁石を用いたECR
スパッタ装置(2.45GHZ )である。本装置におい
ては、導波管61を介して供給されるマイクロ波、及び
永久磁石64によって生じる875Gの共鳴磁界によっ
て、チャンバー壁近傍に高密度(電子密度1012/cm3
以上)のプラズマ68が発生可能である。そしてこの部
分に円筒上にAlターゲット67が配され,スパッタが
行われ,ウエハ65へ堆積される。
【0093】図19(a)に示す従来のソレノイドコイ
ル69を用いたECR装置においては、プラズマ密度の
分布は図19(b)に示すようにチャンバ中心付近で高
くなっているため、ターゲット67をプラズマ密度の最
も高い部分に設置することは困難である(図19(a)
中、符号68′でプラズマを示す)。しかしながら図1
8(a)の本例の装置の場合には、図18(b)にも示
す通り、ターゲット67を、この最もプラズマが高密度
の部分(高密度プラズマ68の部分)に設置可能である
ため、はるかに効率的なスパッタを行える。これによ
り、堆積速度も速くなる。
【0094】本例ではこの装置を用い,以下の条件でA
lのスパッタ成膜を行う。 ガス : Ar=100SCCM ガス圧力 : 1.3Pa ウエハ温度 : 200℃ マイクロ波電力 : 850W
【0095】これにより図20(a)に示すように0.
4μm径(アスペクト比1.5)の接続孔2内へのAl
埋め込みを、図20(b)に示す如く良好に行うことが
できるとともに、堆積速度の低下も見られなかった。図
中1はSi基板、12は層間絶縁膜(SiO2 )、33
はバリアメタル機能を有するTiN、5はAl系材料と
してのAlである。
【0096】実施例7 本実施例も,実施例7と同様の発明を具体化したもので
ある。図18(a)に示すスパッタ装置はAlあるいは
Al−Si合金等のAl系材料以外に、これらAl系材
料に対するバリアメタルとして用いられるTiもしくは
TiN等の形成にも使用できる。
【0097】よって本実施例では、微小な接続孔へのT
iN膜形成に本出願の発明を適用した。
【0098】装置の実施例1とほぼ同様であり、図18
(a)に示すものであるが、ターゲット67のみをTi
に替えてある。これを用い、下記条件で成膜を行った。 ガス : Ar/N2 =80/20SCCM ガス圧力 : 1.3Pa ウエハ温度 : 200℃ マイクロ波電力 : 850W
【0099】これにより、図21(a)に示す接続孔2
1を備えた基板21上に、図21(b)に示す如く良好
なバリアメタル30の形成を、高速で行うことが可能と
なった。なお図21中、図20と同一の符号は、実施例
6におけると同様の構成部分を示す。
【0100】なお、上記実施例6,7において、各種構
成はその他任意にとれ、例えばスパッタ装置の磁石の配
置、装置、形状等は、適宜変更可能である。
【0101】実施例6,7では、特に、円筒状の高密度
プラズマを同じく円筒状のターゲット近傍に生成したの
で、堆積速度が向上するという効果が得られ、更にそれ
ばかりでなく、大口径化した場合の均一性向上にも有利
である。
【0102】
【発明の効果】本出願の発明によれば、アルミニウム系
材料により配線を形成する場合に、コンタクト抵抗を上
昇を伴うことなくアルミニウムスパイクを防止できる配
線形成方法を提供でき、また、このような配線構造を有
する半導体装置を提供できる。
【0103】また、本出願の発明によれば、アルミニウ
ム系材料により配線形成する場合に、基体上にアスペク
ト比の大きい微細な接続孔が形成されている場合も、こ
れを良好に埋め込んで配線構造を形成できる配線形成方
法を提供でき、また、このような配線構造を有する半導
体装置を提供できる。
【0104】また、本出願の発明によれば、上記したよ
うな配線構造や、その他の構造を、スパッタ手段を用い
て形成する場合に、堆積速度を速く、効率良くスパッタ
を行うことができるスパッタ方法、及びスパッタ装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の工程を示す図である(1)。
【図2】実施例1の工程を示す図である(2)。
【図3】実施例1の工程を示す図である(3)。
【図4】実施例1の工程を示す図である(4)。
【図5】実施例2の工程を示す図である(1)。
【図6】実施例2の工程を示す図である(2)。
【図7】従来の技術を示す図である。
【図8】従来技術の問題点を示す図である。
【図9】従来の技術を示す図である。
【図10】実施例3のスパッタ装置を示す構成図であ
る。
【図11】従来のスパッタ装置を示す構成図である。
【図12】実施例3の工程を示す図である(1)。
【図13】実施例3の工程を示す図である(2)。
【図14】実施例3の工程を示す図である(3)。
【図15】実施例5の工程を示す図である(1)。
【図16】実施例5の工程を示す図である(2)。
【図17】実施例5の工程を示す図である(3)。
【図18】実施例6のスパッタ装置である。
【図19】比較の従来のスパッタ装置である。
【図20】実施例6の工程を示す図である。
【図21】実施例7の工程を示す図である。
【符号の説明】
1 基体(半導体基板) 2 接続孔 3 バリアメタル層 4 サイドウォール 5 アルミニウム系材料膜 21 スパッタチャンバー 22 ステージ 23 ホルダー 24 クライオポンプ 25 バルブカバー 26 スパッタターゲット 27 マグネトロンカソード 28 基板 29 超音波振動子 41 第1配線層 42 層間絶縁膜 43 接続孔(コンタクトホール) 44 Ti,TiON,Ti,Al−1%Si 45 Ti−10%Al

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体上に形成した接続孔にバリアメタル層
    を形成し、 その後該接続孔にサイドウォールを形成し、 更にアルミニウム系材料を成膜して配線を形成すること
    を特徴とする配線形成方法。
  2. 【請求項2】サイドウォールはシリコン酸化物またはシ
    リコン窒化物により形成することを特徴とする請求項1
    に記載の配線形成方法。
  3. 【請求項3】アルミニウム系材料の成膜は高温スパッタ
    によって行うことを特徴とする請求項1または2に記載
    の配線形成方法。
  4. 【請求項4】サイドウォールがシリコン窒化物により形
    成したものである請求項1ないし3のいずれかに記載の
    配線形成方法。
  5. 【請求項5】半導体基板上に形成した接続孔にバリアメ
    タル層を形成し、 更にサイドウォールを形成し、 更にアルミニウム系材料を成膜して形成した配線構造を
    備えることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】基体上に形成した接続孔に、アルミニウム
    系材料と濡れ性の良い材料層を形成し、 その後超音波振動を付与しながらアルミニウム系材料を
    成膜して配線を形成することを特徴とする配線形成方
    法。
  7. 【請求項7】アルミニウム系材料と濡れ性の良い材料
    は、アルミニウム−チタン合金であることを特徴とする
    請求項6に記載の配線形成方法。
  8. 【請求項8】アルミニウム系材料の成膜は高温スパッタ
    によって行うことを特徴とする請求項6または7のいず
    れかに記載の配線形成方法。
  9. 【請求項9】基体上に形成した接続孔にサイドウォール
    を形成し、 更に超音波振動を付与しながらアルミニウム系材料を成
    膜して配線を形成することを特徴とする形成方法。
  10. 【請求項10】サイドウォールはシリコン酸化物または
    シリコン窒化物により形成することを特徴とする請求項
    9に記載の配線形成方法。
  11. 【請求項11】アルミニウム系材料の成膜は高温スパッ
    タによって行うことを特徴とする請求項9または10に
    記載の配線形成方法。
  12. 【請求項12】サイドウォールがシリコン窒化物により
    形成したものである請求項9ないし11のいずれかに記
    載の配線形成方法。
  13. 【請求項13】超音波振動は、基体支持部に超音波振動
    子を組み込むことにより付与することを特徴とする請求
    項6ないし12のいずれか記載の配線形成方法。
  14. 【請求項14】振動子として、圧電振動子、電歪振動
    子、磁気振動子のいずれかを用いることを特徴とする請
    求項13に記載の配線形成方法。
  15. 【請求項15】半導体基板上に形成した接続孔に、アル
    ミニウム系材料と濡れ性の良い材料もしくはサイドウォ
    ールを形成し、更に超音波振動を付与しながらアルミニ
    ウム系材料を成膜して形成した配線構造を備えることを
    特徴とする半導体装置。
  16. 【請求項16】アルミニウム系材料またはチタン系材料
    をスパッタにより形成するスパッタ方法において、 高密度プラズマをスパッタチャンバの壁近傍に形成し、
    この部分にターゲットを設置することを特徴とするスパ
    ッタ方法。
  17. 【請求項17】プラズマの生成に永久磁石を用いたEC
    Rを使用することを特徴とする請求項16に記載のスパ
    ッタ方法。
  18. 【請求項18】スパッタチャンバの壁近傍に形成した高
    密度プラズマは、円筒状に形成したものである請求項1
    6または17に記載のスパッタ方法。
  19. 【請求項19】アルミニウム系材料またはチタン系材料
    をスパッタにより形成するスパッタ装置において、 高密度プラズマをスパッタチャンバの壁近傍に形成し、
    この部分にターゲットを設置する構成としたスパッタ装
    置。
  20. 【請求項20】プラズマの生成に永久磁石を設けたEC
    Rを使用する構成とした請求項19に記載のスパッタ装
    置。
  21. 【請求項21】スパッタチャンバの壁近傍に形成した高
    密度プラズマは、円筒状に形成したものである請求項1
    9または20に記載のスパッタ方法。
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