JPH0645110A - アレスタ素子積層体およびその製造方法 - Google Patents

アレスタ素子積層体およびその製造方法

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JPH0645110A
JPH0645110A JP19732592A JP19732592A JPH0645110A JP H0645110 A JPH0645110 A JP H0645110A JP 19732592 A JP19732592 A JP 19732592A JP 19732592 A JP19732592 A JP 19732592A JP H0645110 A JPH0645110 A JP H0645110A
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JP
Japan
Prior art keywords
arrester
laminated
resin mold
elements
element laminate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19732592A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Suzuki
崇夫 鈴木
Takahiro Shinohara
▲たか▼弘 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0645110A publication Critical patent/JPH0645110A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】アレスタ素子積層体の部品の種類と加工工数を
減らし、コストを低減させるとともに信頼性を向上させ
る。 【構成】アレスタ素子1が導電性のクッション層10を
介して直列に積層され、その全体が樹脂モールド層11
によって一体モールドされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高圧用のアレスタ、
特にガス絶縁密閉開閉装置 (GIS) 内に配されるアレ
スタおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】GIS内には主回路を過電圧から保護す
るためのアレスタが配されている。主回路電圧が高電圧
なので、複数のアレスタ素子を直列に積層して用いられ
ている。図2は従来のアレスタ素子積層体の構成例を示
す断面図である。円板状のアレスタ素子1が酸化亜鉛部
1Aとその両側の電極部1B、1Cより形成され、この
アレスタ素子1が複数個直列に積層された状態で絶縁筒
3内に収納されている。絶縁筒3の一方端 (図2では左
端) には端子金具4が絶縁筒3の内壁のねじ部3Aにね
じ込まれて固着されている。一方、絶縁筒3の他方端
(図2では右端) も端子金具5が絶縁筒3の内壁のねじ
部3Bにねじ込まれている。左端のアレスタ素子1と端
子金具5との間には押え金具6と圧縮スプリング7とが
介装されている。
【0003】図2において、圧縮スプリング7の反発力
によってアレスタ素子1同士、およびアレスタ素子1と
端子金具4、5との接触を良好にしている。アレスタ素
子1は、それが組み込まれるGISの定格電圧に応じて
必要な数だけ積層される。アレスタ素子1を直列に積層
することによって端子金具4、5間の耐電圧を高めるこ
とができる。絶縁筒3は積層されるアレスタ素子1の数
によってその軸方向長が決まる。端子金具4、5がそれ
ぞれGISの高圧側、低圧側に接続される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の装置は積層されたアレスタ素子を支持す
るための部品の種類が多くコスト高であるという問題が
あった。アレスタ素子を積層状態に支持するとともに、
素子相互の電気的な接触を良好にするために、絶縁筒、
圧縮スプリング、押え金具などの多種類の部品が用いら
れコスト高になっていた。また、両端の端子金具も絶縁
筒のねじ部にねじ込ますためのねじ加工を必要としコス
ト高となっていた。さらに、端子金具と絶縁筒とがねじ
止めによって固着されているので、使用中にねじが緩む
という可能性もあった。
【0005】この発明の目的は、部品の種類と加工工数
を減らしてコストを低減させるとともに、ねじ止めの部
分をなくして信頼性を高めることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明によれば、導電性のクッション層を介して
直列に積層された複数のアレスタ素子が樹脂モールド層
内に一体モールドされてなるものとする。また、この発
明の方法によれば、アレスタ素子を導電性のクッション
層を介して直列に積層し、この積層された複数のアレス
タ素子全体を樹脂モールドすることとする。
【0007】
【作用】この発明の構成によれば、アレスタ素子が導電
性のクッション層を介して直列に積層され、その全体が
樹脂モールドされた。この構成により、アレスタ素子の
積層に必要な部品はクッション層だけとなり、また、端
子金具と絶縁筒とのねじ加工も不要となる。さらに、ね
じ止めの部分がないのでねじの緩みがなくなり信頼性が
向上する。
【0008】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の実施例にかかるアレスタ素子積層体の
構成を示す断面図である。酸化亜鉛部1Aと両側の電極
部1B、1Cよりなる複数のアレスタ素子1が導電性の
クッション層10を介して積層され、さらに左右の両端
もクッション層10を介して端子金具8、9が配され、
全体が樹脂モールド層11内に一体モールドされてい
る。
【0009】図1において、クッション層10は例えば
カーボンの添加された導電性ゴムや発泡性の導電性プラ
スチックなどが用いられ、アレスタ素子1同士を導電接
続している。樹脂モールド層11はたとえば充填材の添
加されたエポキシ樹脂が用いられ、積層されたアレスタ
素子1を覆うとともに強固にそれらを支持する。アレス
タ素子1が複数個直列に接続されたものを樹脂モールド
すると、大抵の場合は樹脂の硬化収縮時に樹脂モールド
層が割れてしまう。アレスタ素子積層体の樹脂モールド
品を従来は製造することが全くできなかった。その理由
は、酸化亜鉛部1Aと樹脂モールド層11との熱膨張係
数が桁違いに異なるためである。一般に、樹脂モールド
層11の方が熱膨張係数が大きく、硬化時に高温から常
温に戻される過程で樹脂モールド層11が大きく収縮す
る。一方、内部にある酸化亜鉛部1Aはあまり収縮しな
いので、樹脂モールド層11に大きな応力が加わり亀裂
が生ずる。アレスタ素子が単体ならば、素子の体積が大
きくないので樹脂モールド層の収縮量も小さく、それほ
ど大きな応力が発生せず亀裂も生じにくい。従来から、
複数のアレスタ素子の積層体全体を樹脂モールドするこ
とは不可能であるとされ、図2のように絶縁筒3内にア
レスタ素子を収納する構造が採用されていた。
【0010】本発明者は、図1のようにアレスタ素子1
の間にクッション層10を介装することによって、樹脂
モールド層11の収縮を吸収することのできることを発
見した。硬化時に高温から常温に戻るときに、クッショ
ン層10が縮む (軸方向の方が収縮量が大) ので樹脂モ
ールド層11にかかる応力は非常に小さくなる。この構
成によって、はじめて亀裂の全く生じないモールド品を
製造することができた。しかも、樹脂モールド層11が
軸方向に大きく収縮するので、アレスタ素子1同士を押
しつける方向の力が働き、従来のアレスタ素子積層体で
必要であった圧縮スプリングは不要である。また、樹脂
モールドなので、従来必要であった端子金具8、9と絶
縁筒との固着用のねじ加工も不要である。さらに、ねじ
止め固着が樹脂モールドに変わったので、ねじの部分が
なくなり信頼性が向上する。
【0011】
【発明の効果】この発明は前述のように、アレスタ素子
が導電性のクッション層を介して直列に積層され、その
全体が樹脂モールドされた。この構成により、アレスタ
素子の積層に必要な部品はクッション層だけとなり、ま
た、端子金具と絶縁筒とのねじ加工も不要となるので、
コストが大幅に低減される。
【0012】さらに、ねじ止めの部分がないので信頼性
も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例にかかるアレスタ素子積層体
の構成を示す断面図
【図2】従来のアレスタ素子積層体の構成例を示す断面
【符号の説明】
1 アレスタ素子 1A 酸化亜鉛部 1B 電極部 1C 電極部 8 端子金具 9 端子金具 10 クッション層 11 樹脂モールド層

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性のクッション層を介して直列に積層
    された複数のアレスタ素子が樹脂モールド層内に一体モ
    ールドされてなることを特徴とするアレスタ素子積層
    体。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものを製造する方法であっ
    て、アレスタ素子を導電性のクッション層を介して直列
    に積層し、この積層された複数のアレスタ素子全体を樹
    脂モールドすることを特徴とするアレスタ素子積層体の
    製造方法。
JP19732592A 1992-07-24 1992-07-24 アレスタ素子積層体およびその製造方法 Pending JPH0645110A (ja)

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