JPH0645046B2 - カロ−ゼル型巻取装置 - Google Patents

カロ−ゼル型巻取装置

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JPH0645046B2
JPH0645046B2 JP60027202A JP2720285A JPH0645046B2 JP H0645046 B2 JPH0645046 B2 JP H0645046B2 JP 60027202 A JP60027202 A JP 60027202A JP 2720285 A JP2720285 A JP 2720285A JP H0645046 B2 JPH0645046 B2 JP H0645046B2
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strip
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strip steel
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進夫 長坂
哲也 樋口
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、帯鋼圧延設備における帯鋼をコイルとして巻
き取るカローゼル型巻取装置に関する。
〔発明の背景〕 帯鋼の圧延装置においては、特公昭51−33787号公報
に示されたようなカローゼル型巻取装置を用いて帯鋼を
コイルとして巻き取るようにしている。第4図はこのカ
ローゼル型巻取装置を備えた帯鋼圧延設備の一部を示し
たものである。
第4図において帯鋼10は、レベラ12を出た後、表面
処理装置14に導かれる。表面処理装置14は、コイル
の長期保存や最終製品として出荷するために、帯鋼10
の表面に防錆油を塗布する。表面処理装置14を出た帯
鋼10は、シヤー16を通過した後、案内用デフレクタ
ローラ18とベルトガイド20とにより進行方向が変え
られ、カローゼル型巻取機22に帯鋼コイル24として
巻き取られる。
カローゼル型巻取機22は、特公昭51−33787号公報
に示されるごとく、円筒状の巻取機本体である巻取ハウ
ジング26の端面対称位置に、軸方向に移動可能な一対
の巻取胴A,Bを有している。そして、巻取ハウジング
26は、外周面に歯部を有するリングギヤが取り付けら
れ、このリングギヤと噛み合う回転装置28により回転
させられるようになつている。
一般に、カローゼル型巻取機22における巻取作業は、
第5図に示すようにデフレクタローラ18に近い方の巻
取胴Aにベルトラツパ30を用いて帯鋼10を巻き付け
る。そして、巻取胴Aに巻いた帯鋼コイル24がスリツ
プなどを生じない安定した状態になつた後、回転装置2
8により巻取ハウジング26を矢印32の方向に回転さ
せ、巻取胴Aを定常巻取位置である巻取胴Bの位置に移
行させ、帯鋼10を帯鋼コイル24として所定の長さ巻
き取る。帯鋼コイル24が所定の大きさになつたときに
は、シヤー16により帯鋼10を切断し、払出装置34
によりカローゼル型巻取機22から取りはずし、払い出
すようになつている。
ところで、巻取胴Aが第5図に示すごとくA′を経てB
に移る場合、帯鋼10のデフレタクローラ18に巻き付
く巻付角がθ→θ→θと変化する。特に、巻取胴
AがA′の位置にきたときは、巻付角が大きく減少す
る。しかも、帯鋼10には、表面処理装置14において
防錆油が塗布されているため、摩擦抵抗が減少し、帯鋼
10がスリップしやすく、幅方向にずれるいわゆるテレ
スコープ現象を生ずる。
通常、帯鋼巻取機は、帯鋼コイル24の端面を揃える端
面形状制御装置を備えている。しかしこの端面形状制御
装置は、帯鋼10とデフレクタローラ18との間にすべ
りがないことを条件に制御しており、帯鋼10とデフレ
クタローラ18との間にすべりが生ずると、端面形状の
制御が不能となつて、帯鋼コイルの端面形状が著しく不
揃いとなる。この端面形状の不揃い(テレスコープ現
象)は、帯鋼コイル24の出荷、梱包工程において帯鋼
コイル24にバンドがけをする際や、帯鋼コイル24の
搬送途中において端面を傷付けることになる。このた
め、帯鋼コイル24の最終使用者は、端面削除機などに
より傷付いた端面を削除しなければならず、不経済なば
かりでなく、作業工程が増加する。したがつて、帯鋼の
巻取工程におけるテレスコープ現象は、絶対に発生させ
てはならないものである。
そこで、デフレクタローラ18とカローゼル型巻取機2
2との上下間隔を大きくし、デフレクタローラ18の巻
付角を大きくとる方法が採用されている。しかし、この
場合、通板性が悪くなるばかりでなく、作業性の関係か
らデフレクタローラ18の位置を作業床よりあまり高く
することができない。このため、デフレクタローラ18
とカローゼル型巻取機22との高さ方向における差を大
きくするためには、巻取機の位置を下げる必要があり、
基礎の掘り下げ量を大きくしなければならない。また、
巻取機の位置を下げると、払出装置34のストロークが
大きくなるなど設備費が割高になる欠点がある。
一方、デフレクタローラ18の表面摩擦抵抗を大きくす
るため、不織布を用いたローラを使用する方法をとる場
合がある。この不織布ローラは、不織布を何層にも重ね
たものであり、表面処理剤がロールにしみ込むため、表
面処理を必要としない帯鋼を巻き取る場合、ローラを交
換しなければならない欠点がある。すなわち、表面処理
装置14を備えた帯鋼圧延設備は、全帯鋼に表面処理を
施すのでなく、一般に表面処理を必要としない帯鋼を生
産する場合が多い。このため、表面処理を必要としない
帯鋼を生産する場合、表面処理剤がしみ込んだローラを
そのつど交換する必要がある。この交換作業は、高所に
おける危険な作業であり、狭い場所においておこなわな
ければならず、多くの交換作業時間を必要とし、生産能
率を著しく低下させる原因になつていた。そこで、デフ
レクタローラ18に洗浄機を設け、デフレクタローラ1
8を洗浄することが考えられるが、巻取胴を移動させる
際に巻付角が小さくなり、帯鋼がスリツプしやすいとい
う現象を完全になくすことができず、一層の改善が望ま
れていた。
〔発明の目的〕
本発明はデフレクタローラの表面に表面処理剤が付着し
た場合においても、帯鋼のスリツプを防止して巻き取る
ことができるカローゼル型巻取装置を提供することを目
的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、回転可能に設けた巻取機本体と、巻取機本体
の端面に取り付けた複数の巻取胴と、巻取機本体を回転
させる回転手段と、巻取機本体に隣接し、巻取機本体よ
り所定間隔下側レベルに配置し、帯鋼を巻取胴へ導くデ
フレクタローラとを有するカローゼル型巻取装置におい
て、1つのデフレクタローラを回転可能に支持する支持
手段と、支持手段を昇降させる昇降手段とを設けたこと
を特徴とするものである。
〔発明の実施例〕
本発明に係るカローゼル型巻取装置の好ましい実施例
を、添付図面に従つて詳説する。なお、前記従来技術に
おいて説明した部分に対応する部分については、同一の
符号を付し、その説明を省略する。
第1図は、本発明に係るカローゼル型巻取装置の正面図
である。第1図において、デフレクタローラ18は、軸
受箱36に回転自在に支持されている。軸受箱36は、
ベース上に設けたローラフレーム38内に収納され、下
部にジヤツキ40が接続されている。ローラフレーム3
8は、第2図及び第3図に示すごとく、収納部42の内
側面にガイド溝44が形成されており、このガイド溝4
4に軸受36の凸部46が摺動自在に嵌入している。収
納部42の底面には軸受箱36に接続したジヤツキ40
が固定してある。
上記のごとく構成した実施例の作用は、次のとおりであ
る。
前記したごとく帯鋼10は、デフレクタローラ18を介
してカローゼル型巻取機22のデフレクタローラ18に
近い巻胴Aに導かれ、ベルトラツパ30により巻胴Aに
巻き付けられる。そして、帯鋼コイル24にすべりなど
が生じない安定状態になると、図示しないモータにより
回転装置28を回転させ、巻取ハウジング26を矢印3
2の方向へ徐々に回転させる。このとき、モータの回転
数が図示しないパルス検出器により検出され、同じく図
示しない制御装置により回転装置28の回転角、すなわ
ち巻取ハウジング26の回転角が算出され、巻胴Aの位
置が求められる。そして、制御装置は電動または油圧の
ジヤツキ40を駆動し、軸受36をガイド溝44に沿つ
て徐々に上昇させることにより、デフレクタローラ18
を巻胴Aの位置に同調させて上昇させる。巻取ハウジン
グ26がさらに回転し、巻胴Aが最高位置A′から定常
巻取位置Bに移るに従い、デフレクタローラ18もa′
から初期のaの位置に戻り、帯鋼10を帯鋼コイル24
として巻き取る。この間、第1図のBの位置にあつた巻
胴は、第1図のAの位置に移り、次のコイルの巻取準備
状態において待機する。
このように、巻胴の上昇に伴い、巻胴と同調させてデフ
レクタローラ18を上昇させることにより、基礎の掘り
下げ量を大きくせずに帯鋼10のデフレクタローラ18
における一定の巻付角を確保することができ、帯鋼10
の幅方向におけるスリップを防止することができる。し
たがつて、帯鋼コイル24の端面形状制御の精度がよく
なり、端面形状の良好な帯鋼コイルを得ることができ
る。この結果、従来発生していた帯鋼コイルの端面傷を
なくすことができ、端面傷取工程をなくすことができる
ばかりでなく、材料の歩留まりを向上することができ
る。
〔発明の効果〕
以上に説明したごとく、本発明によれば、デフレクタロ
ーラに表面処理剤が付着した状態においても、帯鋼に幅
方向のスリツプが生ぜず、端面形状の良好な帯鋼コイル
を得ることができる。また、デフレクタローラを単独で
構成することにより、支持手段が単純な機構となり経済
的である。そして上側のデフレクタローラが無いため帯
鋼先端の通板が容易になり通板速度を大きくして生産性
を向させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るカローゼル型巻取装置の実施例の
正面図、第2図は前記実施例のデフレクタローラ部の一
部拡大平面図、第3図は前記実施例のデフレクタローラ
部の拡大正面図、第4図は従来のカローゼル巻取装置を
備えた帯鋼圧延設備の一部を示す概略構成図、第5図は
従来のカローゼル型巻取装置の巻胴の移動に伴う帯鋼の
デフレクタローラにおける巻付角の変化を示す図であ
る。 10…帯鋼、18…デフレクタローラ、22…カローゼ
ル型巻取機、24…帯鋼コイル、26…巻取ハウジン
グ、28…回転装置、36…軸受箱、40…ジヤツキ、
A,B…巻取胴。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能に設けた巻取機本体と、該巻取機
    本体の端面に取り付けた複数の巻取胴と、前記巻取機本
    体を回転させる回転手段と、前記巻取機本体に隣接し、
    前記巻取機本体より所定間隔下側レベルに配置し、帯鋼
    を前記巻取胴へ導くデフレクタローラとを有するカロー
    ゼル型巻取装置において、1つの前記デフレクタローラ
    を回転可能に支持する支持手段と、該支持手段を昇降さ
    せる昇降手段とを設けたことを特徴とするカローゼル型
    巻取装置。
JP60027202A 1985-02-14 1985-02-14 カロ−ゼル型巻取装置 Expired - Lifetime JPH0645046B2 (ja)

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JPS61186121A JPS61186121A (ja) 1986-08-19
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