JPH0644936U - 床 材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 床材で形成される床の外観が継ぎ目によって
損なわないようにする。 【構成】 矩形に形成される基材１の短手端部の上面に
短手端部と略平行な木目を有する化粧単板２を取り付け
る。化粧単板２の木目が床材Ａの短手端部と平行である
ために床材Ａの短手端部同士の接合部分の継ぎ目６が化
粧単板２の木目の一部に見え、継ぎ目６を目立たなくす
ることができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、家屋等に敷設される床材に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

床材Ａは図２（ａ）、（ｂ）に示すように、合板等を矩形に形成した基材１の 上面に矩形に形成した複数枚の化粧単板３をそれぞれの長手方向が平行になるよ うに縦横に配設し、接着剤等で接着して形成してある。また基材１の両短手端部 には全長に亘って雄実４と雌実５がそれぞれ設けてあると共に基材１の両長手端 部にも全長に亘って雄実と雌実（何れも図示省略）がそれぞれ設けてある。この 床材Ａは短手端部に設けた雌実５に雄実４を差し込みながら長手方向に連ねると 共に長手端部に設けた雌実に雄実を差し込みながら短手方向に連ねることによっ て床を形成することができるものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし上記のような床材Ａ（特に化粧単板３が乱貼り柄である場合）を敷設す ると、床材Ａの短手端部同士の接合部分の継ぎ目６が非常に目立って外観を損ね るものであった。 本考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、継ぎ目によって床の外観を損 なわない床材を提供することを目的とするものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案に係る床材は、矩形に形成される基材１の短手端部の上面に短手端部と 略平行な木目を有する化粧単板２を取り付けて成ることを特徴とするものである 。

【０００５】

【作用】

矩形に形成される基材１の短手端部の上面に短手端部と略平行な木目を有する 化粧単板２を取り付けたので、化粧単板２の木目が床材Ａの短手端部と平行であ るために床材Ａの短手端部同士の接合部分の継ぎ目６が化粧単板２の木目の一部 に見え、継ぎ目６を目立たなくすることができる。

【０００６】

【実施例】

以下本考案を実施例によって詳述する。 基材１は例えば１尺×６尺の寸法の矩形状の合板等で形成してあり、図１（ｂ ）に示すように両短手端部には全長に亘って雄実４と雌実５がそれぞれ設けてあ ると共に基材１の両長手端部にも全長に亘って雄実と雌実（何れも図示省略）が それぞれ設けてある。また基板１の両短手端部の上面と略中央部の上面には正方 形で木目が基板１の短手端部とほぼ平行である化粧単板２が取り付けてあり、そ れ以外の基板１の上面には矩形で木目が基板１の長手方向とほぼ平行である化粧 単板３が取り付けてある。そしてこのように形成される床材Ａは、短手端部に設 けた雌実５に雄実４を差し込みながら長手方向に連ねて床下地材の上に敷設する と共に長手端部に設けた雌実に雄実を差し込みながら短手方向に連ねて床下地材 の上に敷設することによって図１（ａ）に示すように床を形成することができる ものである。

【０００７】 上記のように形成した床は、床材Ａの短手端部同士の接合部分の継ぎ目６が化 粧単板２の木目の一部に見えて目立たなくなるものである。

【０００８】

【考案の効果】

上記のように本考案は、矩形に形成される基材の短手端部の上面に短手端部と 略平行な木目を有する化粧単板を取り付けたので、化粧単板の木目が床材の短手 端部と平行であるために床材の短手端部同士の接合部分の継ぎ目が化粧単板の木 目の一部に見え、継ぎ目を目立たなくすることができ、継ぎ目によって床の外観 を損ねないものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例の（ａ）は平面図、（ｂ）は
断面図である。

【図２】従来例の（ａ）は平面図、（ｂ）は断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 基板 ２ 化粧単板 Ａ 床材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 矩形に形成される基材の短手端部の上面
   に短手端部と略平行な木目を有する化粧単板を取り付け
   て成る床材。