JPH0644700U - 冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出装置 - Google Patents
冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出装置Info
- Publication number
- JPH0644700U JPH0644700U JP8204492U JP8204492U JPH0644700U JP H0644700 U JPH0644700 U JP H0644700U JP 8204492 U JP8204492 U JP 8204492U JP 8204492 U JP8204492 U JP 8204492U JP H0644700 U JPH0644700 U JP H0644700U
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- supply duct
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- Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
- Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 設備や維持コストが安価な冷蔵設備用空気補
給ダクトのドレン排出装置を提供する。 【構成】 空気冷却器2を設置した床面5に、床面5の
下の通路7と連通する無底の容器8を配設すると共に、
容器8内に空気冷却器2に取り付けたパイプ10の先端
部を突出させ、かつ空気補給ダクト3に接続させたドレ
ンパイプ4の出口部を容器8に接続させる。
給ダクトのドレン排出装置を提供する。 【構成】 空気冷却器2を設置した床面5に、床面5の
下の通路7と連通する無底の容器8を配設すると共に、
容器8内に空気冷却器2に取り付けたパイプ10の先端
部を突出させ、かつ空気補給ダクト3に接続させたドレ
ンパイプ4の出口部を容器8に接続させる。
Description
【0001】
本考案は、冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出装置、特に、主としてフル ーツ等を運搬する冷蔵運搬船の船艙内に新鮮な空気を供給する冷蔵設備用空気補 給ダクトのドレン排出装置に関する。
【0002】
例えば、フルーツを冷蔵運搬船によって海上輸送する場合、冷蔵運搬船の船艙 内を0℃以下、特に、0℃〜−1℃程度の弱低温に保持しているが、フルーツが 呼吸しているため、船艙内に外部の新鮮な空気を補給する必要がある。 そこで、図5に示すように、船艙20内の空気を、矢印A1 で示すように、循 環ファン1によって空気冷却器2内に導入する際、空気補給ダクト3から空気冷 却器2内に外部の新鮮な空気A2 を補給している。
【0003】 一方、空気補給ダクト3内に生じたドレンは、空気補給ダクト3に接続された ドレンパイプ4を通ってデッキ6上に排出されるようになっているが、空気冷却 器2が設置されている空気冷却室21内の床面5より下部は、−1℃程度に冷え ているため、矢印Tで示すドレンパイプ4の出口部でドレンが氷結してドレンパ イプ4の出口部を閉塞することがある。その結果、行き場の無くなったドレンが 空気補給ダクト3から空気冷却器2のまわりに飛散して空気冷却室21内の床面 5が氷結するという問題があった。
【0004】 最近、この種の例としては、キウイをニュージランドからヨーロッパに運搬す る際に、ドレンパイプの閉塞に起因する空気冷却器室内の床面の氷結についての 報告がなされている。 一方、0℃〜−1℃の程度の弱低温で運搬する果物には、洋梨、リンゴ、ブド ウ、アンズ、キウイなど多数の種類があり、上記と同様の問題が発生することが 十分に予想されるため、ドレンパイプの氷結やドレンの飛散等を防止する必要性 が高まっている。基本的には、ドレンパイプの氷結を防止すれば良いことになる が、その場合、その設備や維持コストが高くなる虞がある。
【0005】
本考案は、かかる従来の問題を克服するためになされたものであり、その目的 は、設備や維持コストが安価な冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出装置を提 供することにある。
【0006】
上記の目的を達成するため、本考案の冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出 装置の一つは、空気冷却器を設置した床面に、該床面の下の通路と連通する無底 の容器を配設すると共に、該容器内に前記空気冷却器に取り付けたパイプの先端 部を突出させ、かつ空気補給ダクトに接続させたドレンパイプの出口部を前記容 器に接続させたことを特徴とする。
【0007】 このように、空気冷却器を設置した床面に、該床面の下の通路と連通する無底 の容器を配設すると共に、該容器内に前記空気冷却器に取り付けたパイプの先端 部を突出させ、かつ空気補給ダクトに接続させたドレンパイプの出口部を前記容 器に接続させたことにより、安価な設備や維持コストで空気冷却室内のドレンパ イプの氷結を未然に防止できる。
【0008】 また、本考案の冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出装置の他一つは、空気 補給ダクトの直下にドレントラップを配設すると共に、該ドレントラップとデッ キに配設されているヒーター付排水管とを断熱材で保温したドレンパイプによっ て接続させたことを特徴とする。 このように、空気補給ダクトの直下にドレントラップを配設すると共に、該ド レントラップとデッキに配設されているヒーター付排水管とを断熱材で保温した ドレンパイプによって接続させたことにより、前者と同様、安価な設備や維持コ ストで空気冷却室内のドレンパイプの氷結を未然に防止できる。
【0009】
以下、図面により本考案の実施例を説明する。 図1は、本考案に係る冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出装置の一実施例 を示す一部側面図、図2は図1の要部拡大断面図であり、従来と同様に、主とし てフルーツを運搬する冷蔵運搬船の船艙20には、空気冷却器2によって所定温 度(0〜−1℃)に冷却された新鮮な空気が空気冷却器2から床面5とデッキ6 との間の通路7を通って供給されるようになっている。その他、従来と同じ部品 には、同じ符号を付している。
【0010】 また、この実施態様においては、空気冷却器2を設置した床面5に、その下側 の通路7と連通する無底の容器8を配設し、この容器8内にバルブ9を介して空 気冷却器2の上部側面に取り付けたパイプ10の先端部を突出させている。さら に、空気補給ダクト3に接続させたドレンパイプ4の出口部を容器8の側部に接 続させている。
【0011】 そして、上記バルブ9を「開」にすると、空気冷却器2内の空気冷却用パイプ 11を通過する前の空気冷却器2内の空気、つまり、空気冷却器2から吹き出す 冷却空気A3 に比べて温度が約1℃〜1. 5℃高い空気A4 がパイプ8を通って 有孔床面5に設置した容器8内に噴射する。そして、パイプ8から噴射される微 温空気A4 のエゼクター効果によって空気補給ダクト3に接続するドレンパイプ 4からドレンが強制的に排出され、ドレンパイプ4の出口部の凍結が未然に防止 される。
【0012】 一方、図3は、本考案に係る冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出装置の他 の一実施例を示す一部断面側面図、図4は図3の要部拡大断面図であり、従来と 同様に、主としてフルーツを運搬する冷蔵運搬船の船艙20には、空気冷却器2 によって所定温度(0〜−1℃)に冷却された新鮮な空気が空気冷却器2から床 面5とデッキ6との間の通路7を通って供給されるようになっている。その他、 従来と同じ部品には、同じ符号を付している。
【0013】 この実施態様では、空気補給ダクト3の直下に保温材12で保温されたドレン トラップ13を配設すると共に、ドレントラップ13とデッキ6に配設されてい るヒーター内蔵の排水管(スカッパーパイプ)14とを断熱材12で保温したド レンパイプ4によって接続させている。また、排水管14の下端部は、ビルジタ ンク15内に配設され、ドレンパイプ4および排水管14を経てビルジタンク1 5内に流入したドレンはポンプ16によって船外に排出されるようになっている 。図中、符号17は、電熱ヒーターを示している。
【0014】 なお、ドレントラップ13には、冷凍品を搭載した時、冷気が空気補給ダクト 3のドレンパイプ4から排水管14に進入するのを防止するために、フロート弁 18を設けることが望ましい。 上記のように、空気補給ダクト3に接続されたドレントラップ13やドレンパ イプ4は、保温材12によって保温されていることと、排水管14が電熱ヒータ ー17を内蔵していることと相まってドレンパイプ4内でのドレンの凍結を防止 することができる。
【0015】
上記にように、本考案によれば、安価な設備を追加するだけでよく、しかも、 空気冷却器内の冷却前の空気や既存の熱源を利用できるので、安価な設備や維持 コストで空気冷却室内のドレンパイプの氷結を未然に防止できるようになった。
【図1】本考案に係る冷蔵設備用空気補給ダクトのドレ
ン排出装置の一実施例を示す一部断面側面図である。
ン排出装置の一実施例を示す一部断面側面図である。
【図2】図1の要部拡大断面図である。
【図3】本考案に係る冷蔵設備用空気補給ダクトのドレ
ン排出装置の他の一実施例を示す一部断面側面図であ
る。
ン排出装置の他の一実施例を示す一部断面側面図であ
る。
【図4】図3の要部拡大断面図である。
【図5】従来の冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出
装置の一部断面側面図である。
装置の一部断面側面図である。
2 空気冷却器 3 空気補給ダクト 4 ドレンパイプ 5 床面 6 デッキ 7 冷却空気用通路 8 容器 10 パイプ 12 断熱材 13 ドレントラップ 14 ヒーター付排水管
Claims (2)
- 【請求項1】 空気冷却器を設置した床面に、該床面の
下の通路と連通する無底の容器を配設すると共に、該容
器内に前記空気冷却器に取り付けたパイプの先端部を突
出させ、かつ空気補給ダクトに接続させたドレンパイプ
の出口部を前記容器に接続させたことを特徴とする冷蔵
設備用空気補給ダクトのドレン排出装置。 - 【請求項2】 冷蔵設備用空気補給ダクトの直下にドレ
ントラップを配設すると共に、該ドレントラップとデッ
キに配設されているヒーター付排水管とを断熱材で保温
したドレンパイプによって接続させたことを特徴とする
冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992082044U JP2589003Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992082044U JP2589003Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644700U true JPH0644700U (ja) | 1994-06-14 |
JP2589003Y2 JP2589003Y2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=13763522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992082044U Expired - Lifetime JP2589003Y2 (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | 冷蔵設備用空気補給ダクトのドレン排出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589003Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60116184U (ja) * | 1984-01-13 | 1985-08-06 | 三洋電機株式会社 | 低温庫 |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP1992082044U patent/JP2589003Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60116184U (ja) * | 1984-01-13 | 1985-08-06 | 三洋電機株式会社 | 低温庫 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2589003Y2 (ja) | 1999-01-20 |
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