JPH064469Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH064469Y2
JPH064469Y2 JP1989126518U JP12651889U JPH064469Y2 JP H064469 Y2 JPH064469 Y2 JP H064469Y2 JP 1989126518 U JP1989126518 U JP 1989126518U JP 12651889 U JP12651889 U JP 12651889U JP H064469 Y2 JPH064469 Y2 JP H064469Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cassette
rough surface
tape cassette
rough
tape
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989126518U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0366077U (ja
Inventor
孝行 上原
一夫 稲葉
保 斎藤
一雄 笹沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taiyo Yuden Co Ltd filed Critical Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、視覚的に柔軟な印象を与え、手触りが快適
な粗面加工を施したケースを備えたテープカセットに関
するものである。
〔従来の技術〕 従来、この種の磁気テープカセットにおいて、カセット
ハーフの内・外表面に入射光を異方向に反射しうるため
の、例えば、ダイヤモンドカット状の均質な凹凸部を形
成して不透明状化させると共に、外観上の高級感を期待
するものとしては、実開昭61-156070号公報(公知例
1)によって開示されており、又、同様の実公昭49-490
4号公報(公知例2)のものでは、その第3図に示すよ
うにテープカートリッジの上面板6および下面板7を透
明合成樹脂で一体成形し、透視部6′、を除くこの各上
・下面板6,7の表面を成型金型のサイドブラスト処理
によって、粗面状で内部透視ができないように不透明に
したものであり、その目的とするところは、透視部
6′、が一体的に構成されていて破損しにくく、また、
不透明部により日光の直射を防止して、磁気テープの変
形を回避できるものであるとする点にある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記した公知例1のものにあっては、その凹凸部は、明
細書と図面の記載から見て、例えばダイヤモンドカット
状などの均質状の単純化された凹凸部にすぎないもので
あるため、看者にとっては入射光の異方向への反射光
は、透視性を失わせ、クリスタル状の硬質感を印象付け
られるものであり、又、公知例2のものにあっては、粗
面加工を施していない透視部6′、からカートリッジ内
部を透視できるばかりでなく、粗面状部により、不透明
状とした遮光効果も存するものといえる。
ところで、一般的に成型金型のサイドブラストや放電加
工処理によれば、粗面加工された合成樹脂材Aの表面
は、第4図に示すように凹凸状表面Bが概ね均質な形状
に加工され、その凹凸の粗密の程度については、吹き付
ける砂粒の大きさや、放電電流の調整によって自在に、
変更調節できるものであるが、凹凸状表面Bが粗大状で
ある場合には、外観上光沢を帯びて観察者にとっては冷
たく、硬い印象を与え、また、これが微細な凹凸状表面
であれば、恰も不透明合成樹脂材かと錯覚する程に透視
できないばかりか、平面的で立体感もなく、手触りで
も、平滑加工の場合と変りなく感じられるものであっ
て、いずれの場合も、単純に粗面加工を施こすだけで
は、外観上の優美さや、触覚に訴える暖かい快適感を与
えることができないという問題点があった。
〔問題点を解決する手段、作用〕
この考案は、前記の如き従来の技術によっては未解決の
問題点を解消しうるものを提供するものであって、構成
上その特徴とするところは、カセットハーフ体の少なく
とも片面に粗大状と、微細状の複数種の凹凸を複合状に
形成して、粗面状なしたテープカセットにかかるもので
あるから、照射光を乱反射させることになって外観的に
ソフトな印象を与えずにはおかないばかりでなく感触的
にも異質の凹凸が却って快適に感ぜられ、しかも、十分
その滑り止め効果を発揮できるものであって、利用者の
安堵感を催しうるものが提供できるものである。
〔実施例〕
次に、この考案をその実施例を示す第1,2図に基づい
て説明する。
第2図(イ)に示すようにこの実施例においては、テー
プカートリッジ1のカセットハーフ体11,12(仮想
線によって組立工程以前の接着面を示す)の表面に2種
類の粗面状部X,Yを形成するものである。
即ち、透明合成樹脂からなるカセットハーフ体11,1
2の成型に用いる金型の表面に第一工程としては、エッ
チング加工もしくは放電加工によって、粗状に粗面加工
を施こして粗い粗面状部を形成し、ひき続いてサイドブ
ラスト加工により、微細な粗面加工を施こして微細な粗
面状部を形成するものであり、この両工程の粗面加工を
施こした金型による成型加工により、第1図(イ)に示
す如くカセットハーフ体11,12の表面には粗・密2
種類の凹凸を具備する複合状の粗面部X,Yが形成され
るものである。
また、金型の表面に微細な凹状部を形成しておけば第1
図(ロ)にみるようにカセットハーフ体11,12に
は、微細な凸状粗面部Yが形成できるものである。
尚、この場合、第2図(イ)に示すようにカセットハー
フ体11,12の外表面について粗面加工を施こし、内
表面については同図(ロ)に示すように粗面加工を施こ
さないようにするか、同図(ハ)に示すように内表面に
ついても外表面と同様に粗面加工を施こすようにするこ
とによっても同様の効果を奏するものであることはいう
までもない。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したとおり、この考案にあっては、カセ
ットハーフ体表面上に複数種類の凹凸が複合して存在す
るように粗面化加工を施こしてなるテープカセットであ
るから、利用者がこの考案に係るテープカセットを外観
した際には、なによりもまず前記の複合状粗面の存在に
よって、光の乱反射現象により、視覚的に立体感を呈し
柔軟で優美に印象付けられ、思わず手に取ってみたくな
る衝動にかられるもので、実際に手で触れてみると、そ
の手触りが優しく感じられ、しかも程良く粗面状であっ
て不透明感も損なわれておらず、不用意に手指からテー
プカセットが滑落するおそれがないという優れたものが
得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ),(ロ)はこの考案にかかるカセットハー
フの一部拡大側面図、第2図(イ)はカセットケースの
一部斜視図、同図(ロ),(ハ)はカセットハーフの内
表面の一部平面図、第3図は公知のカートリッジの斜視
図、第4図は従来の粗面加工を施こしたカセットハーフ
の一部拡大側面をそれぞれ示すものである。 1……テープカセット 11,12……カセットハーフ体 X……粗状の粗面状部 Y……微細状の粗面状部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 笹沢 一雄 東京都台東区上野6丁目16番20号 松村ビ ル 太陽誘電株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−156070(JP,U) 実公 昭49−4904(JP,Y1)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカートリッジを構成するカセットハ
    ーフ体の少なくとも片側表面を粗大状の凹凸部を備えた
    粗面状に形成すると共に、前記の粗大状の凹凸部の表面
    に微細状の凹凸部を付設することにより、粗大状と微細
    状の凹凸部とが混在されてなる粗面状となしたことを特
    徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】前記カセットハーフ体が透明樹脂によって
    構成された請求項1記載のテープカセット。
JP1989126518U 1989-10-31 1989-10-31 テープカセット Expired - Lifetime JPH064469Y2 (ja)

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JP1989126518U JPH064469Y2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31 テープカセット

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JP1989126518U JPH064469Y2 (ja) 1989-10-31 1989-10-31 テープカセット

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Publication Number Publication Date
JPH0366077U JPH0366077U (ja) 1991-06-27
JPH064469Y2 true JPH064469Y2 (ja) 1994-02-02

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ID=31674324

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Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS494904U (ja) * 1972-04-14 1974-01-17
JPS61156070U (ja) * 1985-03-18 1986-09-27
JPS6273374U (ja) * 1985-10-23 1987-05-11
JPH0548304Y2 (ja) * 1987-01-16 1993-12-22
JPS63149475U (ja) * 1987-03-20 1988-10-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0366077U (ja) 1991-06-27

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