JPH0644547Y2 - 通電加熱装置における電極の固定構造 - Google Patents

通電加熱装置における電極の固定構造

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JPH0644547Y2
JPH0644547Y2 JP1989032531U JP3253189U JPH0644547Y2 JP H0644547 Y2 JPH0644547 Y2 JP H0644547Y2 JP 1989032531 U JP1989032531 U JP 1989032531U JP 3253189 U JP3253189 U JP 3253189U JP H0644547 Y2 JPH0644547 Y2 JP H0644547Y2
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久 吉田
宏登 吉田
裕昭 吉野
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Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば母材間の抵抗発熱を利用して溶接等
の加工を行う通電加熱装置における電極の固定構造に関
する。
〔従来の技術〕
例えば通電加熱装置では、第5図に示すように、装置本
体50の固定ベース52に下型としての電極54が設置され、
これに対向して駆動シャフト56で昇降駆動される可動ベ
ース58に上型としての電極60が設置される。各電極54,6
0の対向面には、被加工物62を把持可能にその形状や大
きさに対応した把持溝54a,60aが分割態様で形成されて
いる。装置本体50には各電極54,60に対向してもう一対
の電極が設置されており、2組の電極間で被加工物62を
把持した状態で通電がなされ、抵抗発熱を利用した突き
合わせによる圧接加工が行われる。また、装置本体50に
は焼鈍電極64,66が設置されており、被加工物62が鋼材
等の場合にはこれらの電極によって焼なまし加工が行わ
れる。
そして従来、各電極54,60の装置本体50への固定は、そ
れぞれ固定ベース52、可動ベース58にボルトで固定する
構造となっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、被加工物の形状や径が異なる場合には、それ
ぞれの形状や径の大きさに対応した把持溝を有する電極
を設定する必要があるが、上述のような構造のもので
は、取替えを行う場合、その都度ボルトの取り外しや締
め付けを行う必要があるため煩雑で作業性が悪い。ま
た、装置における電極の設置部分は作業域が極めて狭く
しかも通電域であることから作業上の危険性も大きい。
また、実公昭54-9846号公報に記載されているように、
電極ホルダに取付けた台形断面の締付片により電極を電
極ホルダに押圧して保持するようにしたものが提案され
ているが、締付片を複数カ所締付けボルトで締結する構
造のため電極の着脱に手間がかかり、また締付片と電極
との当接が両者の製作誤差や取付誤差等によって片当た
り状態となる問題を生じる。
そこで本考案は、装置本体への電極の着脱が容易で、し
かも確実に固定することのできる通電加熱装置の電極の
固定構造を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的のため、本考案の通電加熱装置における電極の
固定構造は、固定部材は装置本体に回転可能に設置され
たカム部材と前記電極本体部への当接面を有し前記カム
部材の回転によって移動可能に設置された押え部材とか
ら構成され、前記カム部材は装置本体側に支持された回
転軸とこの回転軸に固定された板カムとを備え、前記押
え部材は水平片部と垂直片部とを備えたL字状に折り曲
げられた平板で形成されて前記水平片部には前記板カム
の回転に対応して進退移動できるように前記回転軸に対
する案内溝が形成されているとともに前記垂直片部には
前記板カムとの当接面と前記電極本体部との当接面とが
表裏に対応して形成され、前記カム部材の回転をもって
前記電極本体部を装置本体に押圧して保持するようにし
たことを特徴とする。
〔作用〕
この考案によれば、カム部材を回転させることにより押
え部材を介しての装置本体に対する電極本体部の押圧保
持状態が解除され、電極本体部の取り外しが可能とな
る。
また、電極本体部を装置本体に当てがった状態でカム部
材を回転させることにより、押え部材の移動によって電
極本体部は装置本体に押圧保持され、装置本体に対する
電極本体部の固定状態が得られる。
押え部材の移動時には、その水平片部の案内溝がカム部
材の回転軸で進退方向に案内され、その際カム部材の回
転軸回りに押え部材が揺動して、押え部材の電極本体部
への当接面の傾きが電極本体部の側面と平行状態となる
ように修正される。
〔実施例〕
第1図及び第2図はこの考案の一実施例を示す。
通電加熱装置等の装置本体2には段差を有するベース部
材4が止めねじ6で固定されており、ベース部材4の上
段部には透孔8aを有する支持部材8が止めねじ10で固定
されている。ベース部材4と支持部材8間には固定部材
12が設置されており、この固定部材12は透孔8aを介して
回転可能に設置されたカム部材14と、このカム部材14の
下方に設置された押え部材16とから成っている。
カム部材14は、上端部が透孔8aから突出する高さを有す
る回転軸18と、この回転軸18の下方部に固定された板カ
ム20とから成っており、板カム20にはその両側に突縁部
20a,20bが形成され、また、回転軸18の上端部は六角ス
パナで回転できるように六角柱状に形成されている。
押え部材16は平板部材をL字状に折り曲げて形成されて
おり、その垂直片部16aには板カム20との当接面と電極
本体部22との当接面とが表裏に対応して形成されてい
る。また、押え部材16の水平片部16bには、板カム20の
回転に対応して直進移動できるように回転軸18に対する
案内溝16cが形成されている。
電極本体部22には、その上面に被加工物の形状や大きさ
に対応する把持溝22aが形成され、先端部側にはチップ2
2bが分割態様で形成されて止めねじ24で固定されてい
る。また、電極本体部22の装置本体2に当接する側面に
はキー溝22cが形成されており、キー26によって装置本
体2に対する位置決めができるようになっている。
電極本体部22を装置本体2に位置決めした状態でカム部
材14を例えば矢印R方向に回転させると、第2図に示す
ように、板カム20の回転に伴って押え部材16が電極本体
部22側へ直進移動し、その垂直片部16aが電極本体部22
の側面に当接する。電極本体部22は、カム20の突縁部20
aあるいは20bの最外端が押え部材16に当接する位置で装
置本体2に強固に押圧保持される。
また、電極本体部22が固定されている状態でカム部材14
を左右いずれかの方向に回転させることにより、押圧保
持状態が解除され、電極本体部22を取り外すことができ
る。
従って、電極本体部22の着脱を簡単な操作で容易に行う
ことができるので、電極取替え作業の能率向上を図るこ
とができるとともに、作業上の安全性の向上を図ること
ができる。
なお、固定部材12による押圧保持のみで電極本体部22を
装置本体2に強固に固定できるが、この例のようにキー
26で位置決めすることにより、ずれを防止でき固定強度
をさらに高めることができる。
また、カム部材14をベース部材4に対して垂直に設置し
たが、水平に設置しても同様の効果が得られる。
次に第3図は、上面に把持溝28aを有する焼鈍電極28を
固定部材12と電極本体部22間に配置して両者を同時に押
圧保持して固定した例を示す。このようにすることによ
り、個別に固定される電極本体部22並びに焼鈍電極28を
簡単な操作で迅速且つ容易に着脱可能とすることがで
き、焼鈍電極を備えた装置における電極取替え作業の能
率を大幅に向上させることができる。
また、固定部材12の押圧保持による固定形態は、上型と
しての電極本体部22あるいは下型としての電極本体部22
のいずれに対しても対応できるが、特に上型としての電
極本体部22を固定する場合には第4図に示すような固定
構造とすることもできる。
電極本体部22の上面には止めねじ30によって係止片32が
固定されており、また装置本体2には係止片32に対応し
て案内溝34が形成され、電極本体部22は装置本体2にス
ライドによる着脱もって脱落不能に係止できるようにな
っている。電極本体部22の長手方向における装置本体2
の側面には断面T字状の案内溝36aを有するガイド部材3
6が設置されており、このガイド部材36にはねじ部38aを
有するノブ38が係合されている。ノブ38には支持部材40
が螺合されており、支持部材40には電極本体部22の側面
に当接する当接部材42が固定されている。
電極本体部22を装置本体2にスライドさせて係止した
後、ノブ38等をスライドさせて電極本体部22の側面の所
定位置に対応させ、ノブ38を回して固定する。これによ
り、電極本体部22は水平方向のずれを当接部材42によっ
て阻止され、この当接部材42による阻止状態と装置本体
2に対する係止状態をもって電極本体部22の固定が得ら
れる。
なお、当接部材42に代えて焼鈍電極を設置すれば、前記
例と同様に作業能率の大幅な向上を図ることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、押え部材を水平片部と垂直片部とを備
えたL字状に折り曲げられた平板で形成し、その水平片
部には板カムの回転に対応して進退移動できるようにカ
ム部材の回転軸に対する案内溝を設けているため、押え
部材がカム部材の回転によって電極本体部側へ押出され
る際にカム部材の回転軸回りに揺動できるので、電極本
体部の側面に押え部材が当接された時にその傾きが自動
的に修正されて片当たりを起こすことがない。
また、押え部材の垂直片部には板カムとの当接面と電極
本体部との当接面とを表裏に対応して形成しているた
め、板カムの押圧力を電極本体部へ効率よく伝達するこ
とができる。
このため、本考案によれば、カム部材の回転による簡単
な操作にもかからわず電極本体部を装置本体に確実に固
定することができ、電極取替作業の能率が向上するとと
もに、作業の容易化によって安全性が高まり、また、作
業コストの低減を図ることができる。
また、押え部材は水平片部の案内溝によりカム部材の回
転軸に浮動状態で支持されており曲げ等の変形力を受け
ることがないため、長期の使用で押え部材が変形して電
極本体部の固定機能に支障をきたすようなことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る通電加熱装置におけ
る電極の固定構造の平面図及び側面図、第2図はその押
圧保持状態の平面図及び側面図、第3図は焼鈍電極と共
に固定した例の平面図及び側面図、第4図は他の固定構
造を示す側面図及び正面図、第5図は従来の装置本体に
おける電極の設置形態を示す図である。 2……装置本体、12……固定部材 14……カム部材、16……押え部材 16a……垂直片部(当接面) 22……電極本体部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】通電加熱装置の装置本体2に固定部材12を
    介して電極本体部22を固定する通電加熱装置における電
    極の固定構造において、 前記固定部材12は装置本体2に回転可能に設置されたカ
    ム部材14と前記電極本体部22への当接面を有し前記カム
    部材14の回転によって移動可能に設置された押え部材16
    とから構成され、前記カム部材14は装置本体2側に支持
    された回転軸18とこの回転軸18に固定された板カム20と
    を備え、前記押え部材16は水平片部16bと垂直片部16aと
    を備えたL字状に折り曲げられた平板で形成されて前記
    水平片部16bには前記板カム20の回転に対応して進退移
    動できるように前記回転軸18に対する案内溝16cが形成
    されているとともに前記垂直片部16aには前記板カム20
    との当接面と前記電極本体部22との当接面とが表裏に対
    応して形成され、前記カム部材14の回転をもって前記電
    極本体部22を装置本体2に押圧して保持するようにした
    ことを特徴とする通電加熱装置における電極の固定構
    造。
JP1989032531U 1989-03-22 1989-03-22 通電加熱装置における電極の固定構造 Expired - Lifetime JPH0644547Y2 (ja)

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JPH02123387U JPH02123387U (ja) 1990-10-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS549846U (ja) * 1977-06-23 1979-01-23
JPS5973794U (ja) * 1982-11-08 1984-05-18 株式会社恵那金属製作所 ドラム用フツトペダルのフ−プクランプ装置

Also Published As

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JPH02123387U (ja) 1990-10-11

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