JPH0644249Y2 - 高圧引込用開閉器 - Google Patents

高圧引込用開閉器

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JPH0644249Y2
JPH0644249Y2 JP1987050920U JP5092087U JPH0644249Y2 JP H0644249 Y2 JPH0644249 Y2 JP H0644249Y2 JP 1987050920 U JP1987050920 U JP 1987050920U JP 5092087 U JP5092087 U JP 5092087U JP H0644249 Y2 JPH0644249 Y2 JP H0644249Y2
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遊星 小塚
二三男 伊藤
勇 江口
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Energy Support Corp
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Energy Support Corp
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【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は高圧引込用開閉器に係り、詳しくは開閉操作
制御回路に低圧電源を供給するためのトランスを内蔵し
た高圧引込用開閉器に関するものである。
(従来の技術) 近年、この種の高圧引込用開閉器においては第5図に示
すように本体ケース51内には開閉部A,B,Cを開閉操作す
る開閉操作手段Mを設けるとともに、同開閉操作手段M
を駆動する制御回路52を内蔵させて、過電流ロック等の
機能を有するものが望まれている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、この種の開閉器は第5図に示すように前記制
御回路52用の低圧電源を地下マンホール内に設けたトラ
ンスTから取っていたため、本体ケース51下部が水没す
ると前記トランスTも浸水してしまうという問題があ
り、それゆえ必然的に、高価な防水型トランスを使用し
なければならず製作コストが高くなるという問題があっ
た。
又、各種のケーブルが混在する小スペースであるマンホ
ール内で前記トランスTの一次側と各開閉部A,B,Cの共
通母線とを接続しなければならず、本体ケース51の前面
開口部からその接続箇所の視認がしずらく、駆動電源供
給のための接続作業が煩雑化するという問題もあった。
さらに、又、前記変圧器を開閉器ケース内に配置する構
成とした場合には、変圧器内部に生じた故障(内部短絡
等)が開閉器を介して幹線あるいは分岐線に事故波及す
ることや、故障変圧器の破壊が他の開閉器内装部品に影
響を及ぼすことも考えられ、速やかに故障変圧器を切離
す対策も必要である。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は前記問題点を解決するためになされたもので
あって、本体ケース内を上下に区画する支持板の上方に
開閉部と同開閉部の開閉操作手段とを収納する機械室を
設け、前記支持板の下方には前記開閉部に対し接続され
るケーブル端末を収納するケーブル接続室を設けてなる
高圧引込用開閉器において、前記機械室内には前記開閉
操作手段を駆動する開閉操作制御回路に二次側が接続さ
れるトランスを配設するとともに、同トランスの一次側
に接続される固定電極と前記開閉部の共通母線に接続さ
れる固定電極とを機械室内からケーブル接続室内へ前記
支持板を貫通して隣合うように突設し、ケーブル接続室
内にて前記両固定電極間を限流ヒューズを備えた接続コ
ネクタを介して接続したことを要旨としている。
(作用) 即ち、トランスは本体ケース下部の水没時にも浸水のお
それがない。又、機械室から支持板を貫通してケーブル
接続室内へ突設した両固定電極は本体ケースの前面開口
部から容易に視認され、両固定電極間を接続コネクタに
より接続すると、同接続コネクタを介してトランスの一
次側には高圧電源が供給され、同トランスの二次側から
開閉操作制御回路に低圧電源が供給される。さらに、
又、トランスに内部短絡等による故障にて開閉部の共通
母線側から過大入力がなされた場合には、接続コネクタ
に設けた限流ヒューズが速やかに溶断して遮断動作す
る。
(実施例) 以下、この考案を具体化した一実施例を第1図から第4
図に従って説明する。
図面中1は歩道等に立設された高圧引込用開閉器であっ
て、箱形の本体ケース2の前面開口部3には開閉扉(図
示しない)が設けられている。4は前記本体ケース2の
中央やや下側寄りに固定された支持板であって、同支持
板4の上側は機械室5、下側はケーブル接続室6となっ
ている。
前記機械室5には開閉操作手段としての上部機構部M1,M
2の外部操作ハンドル(図示しない)による開閉動作に
て、各回路開閉部A,B,Cの可動電極(図示しない)を内
蔵する開閉蓋7A,7B,7Cが各回路毎に三相一斉に開閉操作
可能に配置されている。
なお、前記図示右方の上部機構部M2と開閉部Cとから過
電流ロック機構付開閉器が構成されている。T1は前記機
械室5の右側にあたる支持板4上面に対し配置されたト
ランスケースであって、トランスTが内蔵されるととも
に、その上部に設けられた過電流ロック機構付開閉器制
御回路Nに対しその二次側が接続されて低圧電源を供給
するようになっている。
8はエポキシ樹脂等の絶縁性の合成樹脂にて形成された
基台であって、前記支持板4上面に対し各相互いに分離
して並設されている。8a,8bは前記基台8上面に対をな
して突設された円筒状の案内筒であって、それぞれ三相
三回路分設けられており、対をなすそれぞれの案内筒8
a,8bには固定電極としての分岐電極10、共通電極11が内
蔵され、その上方には消弧筒9が配置されている。そし
て、前記各案内筒8a,8bの分岐電極10と共通電極11に対
し前記開閉蓋7A,7B,7C内に設けられた雄形の可動電極
(図示せず)が接離されるようになっている。
12は前記各対の案内筒8a,8bの内図示左方の案内筒8aの
下部に対し上下方向に埋設固定された導電体であって、
その上端は前記分岐電極10に接続されている。なお、12
aは前記導電体12の内一番右側に設けられた導電体であ
って、他の導電体12よりも若干長く下方まで延出されて
いる。13は前記各導電体12,12aの中間部を被覆する筒状
被覆体、14は各導電体12,12aの下端部に設けられた接続
端子であって前記筒状被覆体13より下方に突出されてい
る。そして、左側の接続端子14から順にそれぞれ電源側
ケーブル端末L1、負荷側ケーブル端末L2、需要家引込用
ケーブル端末L3が接続されている。
15は前記需要家引込用の導電体12aを被覆する筒状被覆
体13の支持板4より下方位置に対し各相毎に環装された
電流変成器(CT)、16は同じく各相共通に環装された零
相電流変成器(ZCT)である。そして、前記電流変成器1
5又は零相電流変成器16が過電流あるいは地絡時に流れ
る零相電流を検出すると、その出力信号に基づいて前記
過電流ロック機構付開閉器制御回路Nは上部機構部M2を
過電流ロック駆動又は地絡電流遮断するようになってい
る。
17は前記基台8の前側に埋設された共通母線であって、
前記各共通電極11の基端部が同共通母線17に設けた接続
部17aに対して固着されることにより電気的に接続され
ている。18はトランス引込用接続導体であって、前記基
台8のうち手前側二相分の基台8内にそれぞれ埋設され
た前記共通母線17の右端を延設して設けた右端部19と電
気的に接続されている。
21は前記トランス引込用接続導体18の下面にあたる基台
8より突設されたコネクタ用案内部であって、外径円錐
台状に形成されるとともに、その基端部外周には周回状
の係合溝21aが凹設されている。そして、前記コネクタ
用案内部21の中心部には前記トランス引込用接続導体18
と連結された雄形の固定電極22中央部及び基端部が配設
されている。23は前記コネクタ用案内部21の右方にあた
る支持板4下面より突設された前記コネクタ用案内部21
と同様のコネクタ用案内部であって、その基端部外周に
は係合溝23aが凹設されている。このコネクタ用案内部2
3中央に配設した雄形の固定電極24の基端は支持板4上
面に配設されたトランスTの一次側に対し接続されてい
る。
25は前記両コネクタ用案内部21,23に対し両端部が連結
されるU字状の接続コネクタであって、前記両固定電極
22,24を電気的に接続している。26は前記コネクタ25の
中央部に設けられた限流ヒューズであって、前記限流ヒ
ューズ26の両端部には支持部材27が連結され、同支持部
材27外端には前記固定電極22及び固定電極24に対しそれ
ぞれ嵌合離脱可能に設けた雌形の接続端子28が固定され
ている。
そして、前記限流ヒューズ26は過大入力が前記固定電極
22から入力されると溶断して過大入力が前記固定電極24
側へ入力されるのを阻止するようになっている。
30は絶縁性の合成ゴムよりなる絶縁部であって、前記限
流ヒューズ26を絶縁モールドするとともに、その両端部
には前記接続端子28を内蔵しコネクタ用案内部21,23に
嵌合する円筒状の案内筒31を形成している。32は前記案
内筒31の先端部内周面に設けた係合突部であって、前記
コネクタ用案内部21,23に設けた係合溝21a,23aに対し案
内筒31の弾性に抗して係入離脱可能となっている。な
お、34は前記絶縁部30外面を被覆する半導電性の合成ゴ
ムよりなる被覆部である。
上記構成により前記トランスTの一次側は共通電極11、
右端部19、トランス引込用接続導体18、固定電極22、接
続コネクタ25、固定電極24を介して電気的に接続され単
相の高圧電源が供給されるようになっている。又、前記
接続コネクタ25はコネクタ用案内部21,23に対し容易に
着脱可能となるとともに、支持台4下面ぎりぎりまで水
没することがあっても両固定電極22,24が浸水すること
はない。
さて、上記のように構成された高圧引込用開閉器1の作
用について説明する。
開閉部Aが投入された状態においては、コネクタ25等を
介してトランスTの一次側には高圧電源が接続される。
そして、前記トランスTから二次側の低圧電源を供給さ
れた開閉器制御回路Nは電流変成器15又は零相電流変成
器16が過電流あるいは地絡電流を検出し、その出力信号
が入力されると、過電流ロック動作を行うように上部機
構部M1,M2を駆動する。
そして、前記接続コネクタ25内に設けた限流ヒューズ26
は万が一固定電極22側から過大入力が入力された場合で
も溶断して遮断するため、固定電極24に接続されたトラ
ンスTの一次側、及び、同一次側から電力が供給される
二次側と接続された開閉器制御回路Nには過大入力が入
力されることがなく、トランスT及び開閉器制御回路N
は保護される。
さらに、絶縁モールドしたコネクタ25を用いて各開閉部
A,B,Cの共通電極11とトランスTを接続したため、高圧
の充電部が露出することがなく、又、コネクタ25の着脱
が容易であるとともに、トランスTの一次側に対する電
源引込構造が簡単となる。
このように、この高圧引込用開閉器1においては本体ケ
ース2内部にトランスTを内蔵したため、トランスTの
ためのスペースを前記高圧引込用開閉器1外部に確保す
る必要がなく、スペースを省略できる。又、高圧引込用
開閉器1の設置時において本体ケース2内部に過電流ロ
ック機構付開閉器制御回路Nに対し低圧電源を供給する
ための低圧電源引込工事を行う必要がない。さらに、支
持板4より上面にトランスTを配置したことにより、開
閉器1下部が水没してもトランスTが浸水することがな
いので、乾式のトランスTを用いて実施できるため、コ
ストが安くすむ。
なお、この考案は前記実施例に限定されるものではな
く、本考案の趣旨から逸脱しない範囲で任意に変更して
もよい。
考案の効果 以上詳述したように本考案においては従来の地下マンホ
ール内はもとより地上において本体ケースの下部が水没
した場合でもトランスが浸水するおそれはなく、高価な
防水型トランスを用いる必要もないので製作コストを低
減することができる。又、トランスの一次側に接続され
る固定電極と各開閉部の共通母線に接続される固定電極
とが支持板の下面からケーブル接続室内へ突設状態にて
位置決め配置されるので、本体ケースの前面開口部から
容易に視認され、かつ、それら両固定電極間の接続作業
は機械室よりもスペース的に余裕のあるケーブル接続室
側から接続コネクタの着脱により行われるので、駆動電
源供給のための接続作業を迅速かつ容易に行なうことが
できる。さらに、トランスに内部短絡等による故障にて
開閉部の共通母線側から過大入力がなされると、速やか
に前記接続コネクタ内に設けた限流ヒューズが遮断動作
して開閉器共通母線からこのトランスを切り離すことに
より、事故波及を阻止できるといった産業利用上優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案を具体化した高圧引込用開閉器の全体
正面図、第2図は同じく要部切欠断面図、第3図は同じ
く要部平面図、第4図は回路を示す略図、第5図は従来
の高圧引込用開閉器を示す図である。 2……本体ケース、5……機械室、6……ケーブル接続
室、17……共通母線、22,24……固定電極、25……接続
コネクタ、26……限流ヒューズ、A,B,C……開閉部、L1,
L2,L3……ケーブル端末、M1,M2……開閉操作手段、N…
…開閉操作制御回路、T……トランス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01H 85/04 7161−5G (56)参考文献 特開 昭58−46818(JP,A) 実開 昭61−194924(JP,U) 実開 昭63−156509(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケース内を上下に区画する支持板の上
    方に開閉部と同開閉部の開閉操作手段とを収納する機械
    室を設け、前記支持板の下方には前記開閉部に対し接続
    されるケーブル端末を収納するケーブル接続室を設けて
    なる高圧引込用開閉器において、 前記機械室内には前記開閉操作手段を駆動する開閉操作
    制御回路に二次側が接続されるトランスを配設するとと
    もに、同トランスの一次側に接続される固定電極と前記
    開閉部の共通母線に接続される固定電極とを機械室内か
    らケーブル接続室内へ前記支持板を貫通して隣合うよう
    に突設し、ケーブル接続室内にて前記両固定電極間を限
    流ヒューズを備えた接続コネクタを介して接続したこと
    を特徴とする高圧引込用開閉器。
JP1987050920U 1987-04-02 1987-04-02 高圧引込用開閉器 Expired - Lifetime JPH0644249Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987050920U JPH0644249Y2 (ja) 1987-04-02 1987-04-02 高圧引込用開閉器

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Publication Number Publication Date
JPS63160010U JPS63160010U (ja) 1988-10-19
JPH0644249Y2 true JPH0644249Y2 (ja) 1994-11-14

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ID=30874719

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JP1987050920U Expired - Lifetime JPH0644249Y2 (ja) 1987-04-02 1987-04-02 高圧引込用開閉器

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Family Cites Families (6)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5212796U (ja) * 1975-07-16 1977-01-28
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JPS63160010U (ja) 1988-10-19

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