JPH0644042A - マグニチュードコンパレータ - Google Patents
マグニチュードコンパレータInfo
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- JPH0644042A JPH0644042A JP19834192A JP19834192A JPH0644042A JP H0644042 A JPH0644042 A JP H0644042A JP 19834192 A JP19834192 A JP 19834192A JP 19834192 A JP19834192 A JP 19834192A JP H0644042 A JPH0644042 A JP H0644042A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 冗長性があり、かつ素子数の少ない回路構成
のマグニチュードコンパレータを提供すること。 【構成】 A=Σ2i-1 ai ,B=Σ2i-1 bi (但
し、Σはi=1〜nで、ai =0,1、bi =0,1)
で表わされるnビットの2つの2進数A,Bの大小を比
較するマグニチュードコンパレータにおいて、入力端子
Iと出力端子OをAのiビット目ai を入力とするトラ
ンジスタQ10で接続する直列状態と、入力端子Iと出
力端子Oを短絡し該短絡点と電源間をトランジスタQ1
0で接続する並列状態との2つの状態を、Bのiビット
目bi の値により制御されるスイッチ(Q11〜13及
びインバータ14)を用いて切り換える単位回路の複数
個からなり、該単位回路を5段カスケードに接続して構
成されることを特徴としている。
のマグニチュードコンパレータを提供すること。 【構成】 A=Σ2i-1 ai ,B=Σ2i-1 bi (但
し、Σはi=1〜nで、ai =0,1、bi =0,1)
で表わされるnビットの2つの2進数A,Bの大小を比
較するマグニチュードコンパレータにおいて、入力端子
Iと出力端子OをAのiビット目ai を入力とするトラ
ンジスタQ10で接続する直列状態と、入力端子Iと出
力端子Oを短絡し該短絡点と電源間をトランジスタQ1
0で接続する並列状態との2つの状態を、Bのiビット
目bi の値により制御されるスイッチ(Q11〜13及
びインバータ14)を用いて切り換える単位回路の複数
個からなり、該単位回路を5段カスケードに接続して構
成されることを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、nビットの2つの2進
数の大小を比較するマグニチュードコンパレータに係わ
り、特に産業用,民生用のLSIに使用されるマグニチ
ュードコンパレータに関する。
数の大小を比較するマグニチュードコンパレータに係わ
り、特に産業用,民生用のLSIに使用されるマグニチ
ュードコンパレータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、A=Σ2i-1 ai ,B=Σ2i-1
bi (但し、Σはi=1〜nで、ai=0,1、bi =
0,1)で表わされるnビットの2進数A,Bに対し、
例えばA>Bという論理を判定する場合、次のような基
本回路を組み合わせて構成される。
bi (但し、Σはi=1〜nで、ai=0,1、bi =
0,1)で表わされるnビットの2進数A,Bに対し、
例えばA>Bという論理を判定する場合、次のような基
本回路を組み合わせて構成される。
【0003】第1に、各ビット毎にai >bi を判定す
る回路で、これはai ・/bi の論理をとる。なお、
[/X]は信号Xの反転出力を示している。第2に、同
じく各ビット毎にai =bi を判定する回路で、これは
ai ・bi +/ai ・/bi の論理をとる。そして第3
に、ai ・/bi =qi ,ai ・bi +/ai ・/bi
=pi とすると、各ビットのqi ,pi を受けて、qn
+(pn ・qn-1 )+(pn ・pn-1 ・qn-2 )+…+
(pn ・pn-1 ・pn-2 …p2 ・q1 )の論理をとる回
路である。通常は、以上のような3つの回路を組み合わ
せて回路を構成するが、場合によってはai ・/bi な
どは他の2つの回路に含まれる論理で代用することがあ
る。
る回路で、これはai ・/bi の論理をとる。なお、
[/X]は信号Xの反転出力を示している。第2に、同
じく各ビット毎にai =bi を判定する回路で、これは
ai ・bi +/ai ・/bi の論理をとる。そして第3
に、ai ・/bi =qi ,ai ・bi +/ai ・/bi
=pi とすると、各ビットのqi ,pi を受けて、qn
+(pn ・qn-1 )+(pn ・pn-1 ・qn-2 )+…+
(pn ・pn-1 ・pn-2 …p2 ・q1 )の論理をとる回
路である。通常は、以上のような3つの回路を組み合わ
せて回路を構成するが、場合によってはai ・/bi な
どは他の2つの回路に含まれる論理で代用することがあ
る。
【0004】このような考えを適用した従来のマグニチ
ュードコンパレータの例を図6に示す。図6の回路は、
前記の第1の回路を第3の回路に組み込み、各ビットの
piをとる回路2〜5と、qn +(pn ・an-1 ・/b
n-1 )+(pn ・pn-1 ・an-2 ・/bn-2 )+…+
(pn ・pn-1 …p2 ・a1 ・/b1 )をとる回路6の
2つの回路で構成される。なお、1ビット目だけはa1
・/b1 =q1 をとる回路1が形成されている。
ュードコンパレータの例を図6に示す。図6の回路は、
前記の第1の回路を第3の回路に組み込み、各ビットの
piをとる回路2〜5と、qn +(pn ・an-1 ・/b
n-1 )+(pn ・pn-1 ・an-2 ・/bn-2 )+…+
(pn ・pn-1 …p2 ・a1 ・/b1 )をとる回路6の
2つの回路で構成される。なお、1ビット目だけはa1
・/b1 =q1 をとる回路1が形成されている。
【0005】しかしながら、この種の回路にあっては次
のような問題があった。即ち、図6では先に述べた3つ
の基本回路若しくはこれに相当する回路が必要である
が、例えばai ・bi +/ai ・/bi の論理では多数
の素子が必要となり、CMOS回路を例にすると10素
子程度が必要である。また、qn +(pn ・qn-1 )+
(pn ・pn-1 ・qn-2 )+…+(pn ・pn-1 ・p
n-2 …p2 ・q1 )をとる回路については、A,Bのビ
ット数の拡張に対しての冗長性がなく配線が複雑であ
り、さらにビット数が増加した場合には素子数が指数関
数的に増加する。従って、回路規模が大きくなり、また
簡単にビットの拡張ができない。
のような問題があった。即ち、図6では先に述べた3つ
の基本回路若しくはこれに相当する回路が必要である
が、例えばai ・bi +/ai ・/bi の論理では多数
の素子が必要となり、CMOS回路を例にすると10素
子程度が必要である。また、qn +(pn ・qn-1 )+
(pn ・pn-1 ・qn-2 )+…+(pn ・pn-1 ・p
n-2 …p2 ・q1 )をとる回路については、A,Bのビ
ット数の拡張に対しての冗長性がなく配線が複雑であ
り、さらにビット数が増加した場合には素子数が指数関
数的に増加する。従って、回路規模が大きくなり、また
簡単にビットの拡張ができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、nビ
ットの2つの2進数の大小を比較するマグニチュードコ
ンパレータにおいては、多数の論理回路が必要で回路規
模が大きくなり、また簡単にビットの拡張ができないと
いう問題があった。
ットの2つの2進数の大小を比較するマグニチュードコ
ンパレータにおいては、多数の論理回路が必要で回路規
模が大きくなり、また簡単にビットの拡張ができないと
いう問題があった。
【0007】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、冗長性があり、かつ素
子数の少ない回路構成のマグニチュードコンパレータを
提供することにある。
ので、その目的とするところは、冗長性があり、かつ素
子数の少ない回路構成のマグニチュードコンパレータを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、次のような構成を採用している。即ち本発
明は、A=Σ2i-1 ai ,B=Σ2i-1 bi (但し、Σ
はi=1〜nで、ai=0,1、bi =0,1)で表わ
されるnビットの2つの2進数A,Bの大小を比較する
マグニチュードコンパレータにおいて、入力端子と出力
端子をAのiビット目ai を入力とするトランジスタで
接続する直列状態と、入力端子と出力端子を短絡し該短
絡点と電源間をトランジスタで接続する並列状態との2
つの状態を、Bのiビット目bi の値により制御される
スイッチを用いて切り換える単位回路の複数個からな
り、該単位回路をn段カスケードに接続して構成される
ことを特徴としている。
に本発明は、次のような構成を採用している。即ち本発
明は、A=Σ2i-1 ai ,B=Σ2i-1 bi (但し、Σ
はi=1〜nで、ai=0,1、bi =0,1)で表わ
されるnビットの2つの2進数A,Bの大小を比較する
マグニチュードコンパレータにおいて、入力端子と出力
端子をAのiビット目ai を入力とするトランジスタで
接続する直列状態と、入力端子と出力端子を短絡し該短
絡点と電源間をトランジスタで接続する並列状態との2
つの状態を、Bのiビット目bi の値により制御される
スイッチを用いて切り換える単位回路の複数個からな
り、該単位回路をn段カスケードに接続して構成される
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】2つの2進数A=Σ2i-1 ai ,B=Σ2i-1
bi について、Bのとり得る値の各々を固定としてAを
入力する場合、A>Bの論理を得るためには例えば3ビ
ットでは(表1)のように表わすことができる。
bi について、Bのとり得る値の各々を固定としてAを
入力する場合、A>Bの論理を得るためには例えば3ビ
ットでは(表1)のように表わすことができる。
【0010】
【表1】
【0011】(表1)から分かるように、これらの論理
式は全てai と(ai-1 より下位ビットの論理式)との
論理積、又は論理和をとるという形を階層的に繰り返し
た構造となっている。また、論理積とするか論理和とす
るかはbi の値によって決まる。本発明では、ai とa
i-1 から下位のビットで構成される論理の2つを入力し
て、bi の値により論理積をとる状態と論理和をとる状
態を切り換えるようにした回路をカスケードに接続した
構造となっている。
式は全てai と(ai-1 より下位ビットの論理式)との
論理積、又は論理和をとるという形を階層的に繰り返し
た構造となっている。また、論理積とするか論理和とす
るかはbi の値によって決まる。本発明では、ai とa
i-1 から下位のビットで構成される論理の2つを入力し
て、bi の値により論理積をとる状態と論理和をとる状
態を切り換えるようにした回路をカスケードに接続した
構造となっている。
【0012】このように本発明によれば、単位回路をカ
スケードに接続するのみでマグニチュードコンパレータ
を構成でき、かつ単位回路は比較的簡易な論理回路で構
成できるので、装置構成の簡略化をはかることができ
る。さらに、ビット数を拡張する場合、ビット数の増大
分だけ単位回路の数を増やせばよいので、冗長性も極め
て高いものとなる。
スケードに接続するのみでマグニチュードコンパレータ
を構成でき、かつ単位回路は比較的簡易な論理回路で構
成できるので、装置構成の簡略化をはかることができ
る。さらに、ビット数を拡張する場合、ビット数の増大
分だけ単位回路の数を増やせばよいので、冗長性も極め
て高いものとなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0014】図1〜図3は本発明の第1の実施例に係わ
るマグニチュードコンパレータを説明するためのもの
で、図1は単位回路の構成を示し、図2は2つの状態に
おける等価回路を示し、図3は単位回路をカスケード接
続した構成を示している。
るマグニチュードコンパレータを説明するためのもの
で、図1は単位回路の構成を示し、図2は2つの状態に
おける等価回路を示し、図3は単位回路をカスケード接
続した構成を示している。
【0015】図1に示す単位回路は、nチャネルMOS
FETとインバータで構成されている。即ち、入力端子
Iと出力端子Oとの間にトランジスタQ11が接続さ
れ、入力端子Iと電源端子(接地端子)との間にはトラ
ンジスタQ12,Q13が直列に接続されている。Q1
2,Q13の接続点と出力端子Oとの間には、トランジ
スタQ10が接続されている。そして、このQ10のゲ
ートにはA端子が接続されている。また、B端子はQ1
2のゲートに接続されると共に、インバータ14を介し
てQ11,Q13のゲートにそれぞれ接続されている。
FETとインバータで構成されている。即ち、入力端子
Iと出力端子Oとの間にトランジスタQ11が接続さ
れ、入力端子Iと電源端子(接地端子)との間にはトラ
ンジスタQ12,Q13が直列に接続されている。Q1
2,Q13の接続点と出力端子Oとの間には、トランジ
スタQ10が接続されている。そして、このQ10のゲ
ートにはA端子が接続されている。また、B端子はQ1
2のゲートに接続されると共に、インバータ14を介し
てQ11,Q13のゲートにそれぞれ接続されている。
【0016】このような構成において、B端子が“0”
の場合は、Q11とQ13がオン、Q12がオフとな
り、図2(a)に示すように、入力端子Iと出力端子O
が短絡され、入力端子I及び出力端子Oの接続点と電源
端子との間にQ10が接続された状態となる。これは、
入力端子Iが“1”又はA端子が“1”のときに出力端
子が“1”となることから、OR回路となっている。ま
た、B端子が“1”の場合は、Q11とQ13がオフ、
Q12がオンとなり、図2(b)に示すように、入力端
子Iと出力端子Oとの間にQ10が接続された状態とな
る。これは、入力端子Iが“1”でかつA端子が“1”
で出力端子Oが“1”となることから、AND回路とな
っている。
の場合は、Q11とQ13がオン、Q12がオフとな
り、図2(a)に示すように、入力端子Iと出力端子O
が短絡され、入力端子I及び出力端子Oの接続点と電源
端子との間にQ10が接続された状態となる。これは、
入力端子Iが“1”又はA端子が“1”のときに出力端
子が“1”となることから、OR回路となっている。ま
た、B端子が“1”の場合は、Q11とQ13がオフ、
Q12がオンとなり、図2(b)に示すように、入力端
子Iと出力端子Oとの間にQ10が接続された状態とな
る。これは、入力端子Iが“1”でかつA端子が“1”
で出力端子Oが“1”となることから、AND回路とな
っている。
【0017】つまり、Q11,Q12,Q13及びイン
バータ14からなるスイッチによって、B端子の入力に
よりA端子を入力とするQ10がO端子とI端子の間に
直列に接続されるか並列に接続されるかをコントロール
するものとなっている。なお本実施例では、入力端子I
と出力端子Oにおいては、“1”をグランドレベル、
“0”をハイインピーダンス出力としている。また、A
端子とB端子及びインバータにおいては、“1”をトラ
ンジスタQ10,Q11,Q12,Q13がONする電
圧値、“0”をトランジスタQ10,Q11,Q12,
Q13がOFFする電圧値としている。
バータ14からなるスイッチによって、B端子の入力に
よりA端子を入力とするQ10がO端子とI端子の間に
直列に接続されるか並列に接続されるかをコントロール
するものとなっている。なお本実施例では、入力端子I
と出力端子Oにおいては、“1”をグランドレベル、
“0”をハイインピーダンス出力としている。また、A
端子とB端子及びインバータにおいては、“1”をトラ
ンジスタQ10,Q11,Q12,Q13がONする電
圧値、“0”をトランジスタQ10,Q11,Q12,
Q13がOFFする電圧値としている。
【0018】図3はこの単位回路を5段カスケードに接
続し、A>Bの論理をとる5ビットのマグニチュードコ
ンパレータを構成した例である。この場合、A>Bが真
であればGNDレベル“1”を出力し、偽であればハイ
インピーダンス“0”状態となる。
続し、A>Bの論理をとる5ビットのマグニチュードコ
ンパレータを構成した例である。この場合、A>Bが真
であればGNDレベル“1”を出力し、偽であればハイ
インピーダンス“0”状態となる。
【0019】このような構成において、最上位ビットに
おいてA端子が“1”でB端子が“0”であれば、出力
Qは“1”となり、Aの方がBよりも大きいことを意味
する。また、最上位ビットにおけるA端子及びB端子の
入力が同じ場合、即ちA=“1”,B=“1”又はA=
“0”,B=“0”の場合、最上位ビットの単位回路は
前段の単位回路の出力をそのまま出力することになる。
おいてA端子が“1”でB端子が“0”であれば、出力
Qは“1”となり、Aの方がBよりも大きいことを意味
する。また、最上位ビットにおけるA端子及びB端子の
入力が同じ場合、即ちA=“1”,B=“1”又はA=
“0”,B=“0”の場合、最上位ビットの単位回路は
前段の単位回路の出力をそのまま出力することになる。
【0020】ここで、前段の単位回路におけるA端子及
びB端子の入力がA=“1”,B=“0”の場合、前段
の単位回路の出力は“1”となり、最終的な出力Qも
“1”となる。逆に、前段の単位回路におけるA端子及
びB端子の入力がA=“0”,B=“1”の場合、前段
の単位回路の出力は“0”となり、最終的な出力Qも
“0”となる。また、前段の単位回路におけるA端子及
びB端子の入力が同じ場合、前段の単位回路は前々段の
単位回路の出力をそのまま出力することになり、これが
最終的な出力Qとなる。これ以前の単位回路においても
同様のことがいえる。
びB端子の入力がA=“1”,B=“0”の場合、前段
の単位回路の出力は“1”となり、最終的な出力Qも
“1”となる。逆に、前段の単位回路におけるA端子及
びB端子の入力がA=“0”,B=“1”の場合、前段
の単位回路の出力は“0”となり、最終的な出力Qも
“0”となる。また、前段の単位回路におけるA端子及
びB端子の入力が同じ場合、前段の単位回路は前々段の
単位回路の出力をそのまま出力することになり、これが
最終的な出力Qとなる。これ以前の単位回路においても
同様のことがいえる。
【0021】従って、5ビットの2つの2進数A,Bを
入力すれば、A>Bのとき出力Qが“1”となり、A<
Bのとき出力Qが“0”となり、A,Bの大小を判定す
ることができる。なお、A=Bのときの出力Qは最下位
ビットの単位回路の入力端子Iに“0”と“1”のいず
れを入力するかによってきまる。本実施例では最下位ビ
ットの単位回路の入力端子Iに“0”を入力しているの
で、A=Bのときは出力Qが“0”となる。つまり、本
実施例では出力Qから、A>BかA≦Bかを判定するこ
とが可能となる。
入力すれば、A>Bのとき出力Qが“1”となり、A<
Bのとき出力Qが“0”となり、A,Bの大小を判定す
ることができる。なお、A=Bのときの出力Qは最下位
ビットの単位回路の入力端子Iに“0”と“1”のいず
れを入力するかによってきまる。本実施例では最下位ビ
ットの単位回路の入力端子Iに“0”を入力しているの
で、A=Bのときは出力Qが“0”となる。つまり、本
実施例では出力Qから、A>BかA≦Bかを判定するこ
とが可能となる。
【0022】このように本実施例によれば、図1に示す
トランジスタQ10〜Q13及びインバータ14からな
る単位回路をカスケードに接続するのみでマグニチュー
ドコンパレータを構成することができ、装置構成の簡略
化をはかることができる。また、ビット数を拡張する場
合、ビット数の増大分だけ単位回路の数を増やせばよい
ので、冗長性も極めて高いものとなる。
トランジスタQ10〜Q13及びインバータ14からな
る単位回路をカスケードに接続するのみでマグニチュー
ドコンパレータを構成することができ、装置構成の簡略
化をはかることができる。また、ビット数を拡張する場
合、ビット数の増大分だけ単位回路の数を増やせばよい
ので、冗長性も極めて高いものとなる。
【0023】図4及び図5は本発明の第2の実施例を説
明するためのもので、図4は図1の単位回路に対して、
相補型となるようにpチャネルMOSFETで構成した
回路を加えたものである。図5はこの回路をカスケード
に5段接続して5ビットのマグニチュードコンパレータ
を構成したものである。
明するためのもので、図4は図1の単位回路に対して、
相補型となるようにpチャネルMOSFETで構成した
回路を加えたものである。図5はこの回路をカスケード
に5段接続して5ビットのマグニチュードコンパレータ
を構成したものである。
【0024】なお、図4において、nチャネルのトラン
ジスタQ10〜Q13は第1の実施例と同様に接続さ
れ、これと相補的にpチャネルのトランジスタQ20〜
Q23が設けられている。そして、Q11は第1の入力
端子I1と第1の出力端子O1との間に、Q21は第2
の入力端子I2と第2の出力端子O2との間に接続され
ている。このような構成であれば、先に説明した第1の
実施例と同様の効果が得られるのは勿論のこと、消費電
流の低減をはかることができる。
ジスタQ10〜Q13は第1の実施例と同様に接続さ
れ、これと相補的にpチャネルのトランジスタQ20〜
Q23が設けられている。そして、Q11は第1の入力
端子I1と第1の出力端子O1との間に、Q21は第2
の入力端子I2と第2の出力端子O2との間に接続され
ている。このような構成であれば、先に説明した第1の
実施例と同様の効果が得られるのは勿論のこと、消費電
流の低減をはかることができる。
【0025】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。実施例では、5ビットの2進数に対
応するように単位回路を5段にカスケード接続したが、
カスケード接続する単位回路の数は比較すべき2進数の
ビット数に応じて適宜定めればよい。また、単位回路の
構成は図1又は図4に限定されるものではなく、入力端
子と出力端子をトランジスタで接続する直列状態と、入
力端子と出力端子を短絡し該短絡点と電源間をトランジ
スタで接続する並列状態との2つの状態をスイッチを用
いて切り換える構成であればよい。その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することがで
きる。
れるものではない。実施例では、5ビットの2進数に対
応するように単位回路を5段にカスケード接続したが、
カスケード接続する単位回路の数は比較すべき2進数の
ビット数に応じて適宜定めればよい。また、単位回路の
構成は図1又は図4に限定されるものではなく、入力端
子と出力端子をトランジスタで接続する直列状態と、入
力端子と出力端子を短絡し該短絡点と電源間をトランジ
スタで接続する並列状態との2つの状態をスイッチを用
いて切り換える構成であればよい。その他、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することがで
きる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、従
来の回路に比べて素子数が少なくかつ複雑な配線を用い
ていないため、小規模でかつ簡単にマグニチュードコン
パレータを構成できる。例として、図6に示す従来回路
をCMOSで構成した場合の素子数が102であるのに
対し、図4及び図5に示す本発明を応用したやはりCM
OS構成の回路では、同じビット数でも50素子で構成
することができる。
来の回路に比べて素子数が少なくかつ複雑な配線を用い
ていないため、小規模でかつ簡単にマグニチュードコン
パレータを構成できる。例として、図6に示す従来回路
をCMOSで構成した場合の素子数が102であるのに
対し、図4及び図5に示す本発明を応用したやはりCM
OS構成の回路では、同じビット数でも50素子で構成
することができる。
【図1】第1の実施例に係わるマグニチュードコンパレ
ータを説明するためのもので、単位回路をnチャネルM
OSFETとインバータで構成した例を示す図、
ータを説明するためのもので、単位回路をnチャネルM
OSFETとインバータで構成した例を示す図、
【図2】図1の回路におけるトランジスタの接続状態を
等価的に示す図、
等価的に示す図、
【図3】図1の単位回路を5段カスケードに接続した例
を示す図、
を示す図、
【図4】第2の実施例に係わるマグニチュードコンパレ
ータを説明するためのもので、単位回路を相補型となる
ように構成した例を示す図、
ータを説明するためのもので、単位回路を相補型となる
ように構成した例を示す図、
【図5】図4の単位回路を5段カスケードに接続した例
を示す図、
を示す図、
【図6】従来のマグニチュードコンパレータの回路構成
を示す図、
を示す図、
10〜13…nチャネルMOSFET、 14…インバータ、 20〜23…pチャネルMOSFET、 I,I1,I2…入力端子、 O,O1,O2…出力端子、 A…信号入力端子、 B…信号入力端子。
Claims (4)
- 【請求項1】 で表わされるnビットの2つの2進数の大小を比較する
回路であって、 入力端子と出力端子をAのiビット目ai を入力とする
トランジスタで接続する直列状態と、入力端子と出力端
子を短絡し該短絡点と電源間を前記トランジスタで接続
する並列状態との2つの状態を、Bのiビット目bi の
値により制御されるスイッチを用いて切り換える単位回
路の複数個からなり、該単位回路をn段カスケードに接
続して構成されることを特徴とするnビットのマグニチ
ュードコンパレータ。 - 【請求項2】前記スイッチは、トランジスタとインバー
タにより構成されることを特徴とする請求項1記載のマ
グニチュードコンパレータ。 - 【請求項3】前記単位回路は、入力端子と出力端子間を
第1のスイッチにより接続し、出力端子と前記トランジ
スタの一方の端子を接続し、前記トランジスタの他方の
端子と入力端子間に第2のスイッチを接続し、該トラン
ジスタと第2のスイッチの接続点と電源間を第3のスイ
ッチで接続し、第1及び第3のスイッチがONしかつ第
2のスイッチがOFFすることで並列状態となり、第1
及び第3のスイッチがOFFし第2のスイッチがONす
ることで直列状態となるよう構成したことを特徴とする
請求項1記載のマグニチュードコンパレータ。 - 【請求項4】前記Bのiビット目biによるスイッチの
ON,OFF特性が逆で、かつトランジスタが反対導電
型で、さらに極性が異なる電源を用いることで構成され
る互いに反対の特性を持つ2つの単位回路を1組として
用い、各単位回路を共にn段カスケードに接続し、最終
段の各単位回路の出力端子同士を接続し、相補型とした
ことを特徴とする請求項1記載のマグニチュードコンパ
レータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19834192A JPH0644042A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | マグニチュードコンパレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19834192A JPH0644042A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | マグニチュードコンパレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0644042A true JPH0644042A (ja) | 1994-02-18 |
Family
ID=16389514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19834192A Withdrawn JPH0644042A (ja) | 1992-07-24 | 1992-07-24 | マグニチュードコンパレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0644042A (ja) |
-
1992
- 1992-07-24 JP JP19834192A patent/JPH0644042A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |