JPH0643886Y2 - ディスクデッキのディスク挿入完了検出機構 - Google Patents

ディスクデッキのディスク挿入完了検出機構

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JPH0643886Y2
JPH0643886Y2 JP7118589U JP7118589U JPH0643886Y2 JP H0643886 Y2 JPH0643886 Y2 JP H0643886Y2 JP 7118589 U JP7118589 U JP 7118589U JP 7118589 U JP7118589 U JP 7118589U JP H0643886 Y2 JPH0643886 Y2 JP H0643886Y2
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俊夫 水口
友文 高島
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Denso Ten Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 CDディスクデッキに種類の異なった、例えば直径12cmの
CDディスク及び直径8cmのCDディスクを挿入した場合の
ディスクの挿入完了をレバー機構によって検出する。ま
ず、ターンテーブル上に挿入された小さな直径のディス
クの外周部と当接可能な初期位置に挿入完了検出ピンを
設ける。大きな直径のディスクが挿入されたときには、
挿入中のディスクと係合して移動可能なレバーによって
この挿入完了検出ピンを動かし、大きな直径のディスク
の外周部と当接可能な位置にもってくる。このようにし
て、種類の異なったディスクが挿入されても、挿入完了
検出ピンはターンテーブル上の所定位置にきたディスク
と係合できる。ディスクはローディングの最終過程で挿
入完了検出ピンを押し、よって挿完レバーを介して被駆
動レバーを移動させ、クランプ等の後続動作を開始する
ことができる。
〔産業上の利用分野〕
本考案はディスクデッキのディスク挿入完了検出機構に
関する。
〔従来の技術〕
従来から直径12cmのCDディスクが使用されていたが、最
近では直径8cmのCDディスクも使用されるようになって
きており、よって直径の異なったCDディスクにともに対
応できるCDディスクデッキが求められている。CDディス
クデッキにおいては、CDディスクをトレーにのせてター
ンテーブルに運ぶトレー方式と、トレーを使用しないで
CDディスクを直接にデッキの挿入口に挿入するスロッイ
ン方式とがある。スロットイン方式のCDディスクデッキ
においては、発光部と受光部とからなる光センサを用い
てCDディスクの挿入完了、即ちローディングの完了を検
出していた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、CDディスクデッキに種類の異なったCDディスク
を使用できるようにした場合、各CDディスクの挿入完了
検出のために2組の光センサを設けることが必要であ
り、部品点数が増え、且つコストアップになる。また、
CDディスクデッキの内部のスペースはかなり制限されて
おり、CDディスクの挿入完了検出のために2組の光セン
サを適切な位置に設けることは難しいことが少なくな
い。さらに、CDディスクデッキ内で多数の光センサを用
いると、CDディスクデッキ外部から内部に入っている光
の影響を受けやすく、且つCDディスクデッキ内部でも他
の部品に対する光の乱反射があるために、誤検出の可能
性があり、そのための対策をたてるために構造が複雑に
なるという問題があった。
本考案の目的は、ディスクの挿入完了の検出が、ディス
クのローディングからクランプ等への後続動作に移行す
るために必要であることに着目し、種類の異なったディ
スクの挿入完了を挿入完了検出ピンとレバー機構を利用
して検出できるようにしたディスクデッキのディスク挿
入完了検出機構を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によるディスクデッキのディスク挿入完了検出機
構は、ディスクの挿入口とターンテーブルとの間のディ
スク挿入通路の途中に配置された、小さな直径のディス
クが挿入されたときに実質的に移動せず且つ大きな直径
のディスクが挿入されたときに該ディスクと接触して移
動可能なディスク係合手段と、該ディスク係合手段に連
結され、大きな直径のディスクが挿入されたときに該デ
ィスク係合手段と連動して該挿入通路に対してほぼ横方
向に移動可能なスライドレバーと、該スライドレバーに
連結された中間伝達レバーと、該中間伝達レバーに設け
た第1の支点のまわりで回転可能な挿完レバーと、該挿
完レバーの一端側に取りつけられ、ターンテーブル上に
挿入された小さな直径のディスクの外周部と当接可能な
初期位置に配置された挿入完了検出ピンと、該挿完レバ
ーの他端側に第2の支点によって相対回転可能に連結さ
れた被駆動レバーとを備え、小さな直径のディスクが挿
入されたときに該挿入完了検出ピンが該ディスクと係合
することによって該挿完レバーが該第1の支点のまわり
で回転して該被駆動レバーを移動させ、大きな直径のデ
ィスクが挿入されたときに該ディスク係合手段から該ス
ライドレバー及び該中間伝達レバーを介して該挿完レバ
ーを該第2の支点のまわりで回転させることによって該
挿入完了検出ピンを大きな直径のディスクの外周部と係
合する位置にもたらし、そして該挿入完了検出ピンが大
きな直径のディスクの外周部と係合することによって該
挿完レバーが該第1の支点のまわりで回転して該被駆動
レバーを移動させるようにしたことを特徴とするもので
ある。
〔作用〕
挿入完了検出ピンはターンテーブル上に挿入された小さ
な直径のディスクの外周部と当接可能な初期位置にあ
る。従って、小さな直径のディスクが挿入されたときに
は、同ディスクが挿入完了検出ピンと係合し、挿完レバ
ーが第1の支点のまわりで回転して被駆動レバーを移動
させる。大きな直径のデイスクがで挿入されたときに
は、まずディスク係合手段が同ディスクと係合し、ディ
スク係合手段が移動してスライドレバー及び中間伝達レ
バーを介して挿完レバーを第2の支点のまわりで回転さ
せる。よって挿入完了検出ピンが大きな直径のディスク
の外周部と係合する位置にもたらされる。それから、挿
入完了検出ピンが大きな直径のディスクの外周部と係合
することによって挿完レバーが第1の支点のまわりで回
転し、被駆動レバーを移動させる。このようにして、1
個の挿入完了検出ピンで異なったディスクの挿入完了を
検出できる。
〔実施例〕
以下本考案を実施例に基いて説明する。
第1図はCDディスクデッキの内部を示す平面図である。
CDディスクデッキはほぼ矩形状の底部ホルダ10を含む。
底部ホルダ10のほぼ中央には円板状のクランパ12が配置
され、この円板状クランパ12の真下にターンテーブル14
が配置される。第1図には直径の異なった2種類のCDデ
ィスク16S,16Lがターンテーブル14上に支持された位置
で破線によって示されている。CDディスク16Sは例えば
直径8cmであり、CDディスク16Lは例えば直径12cmであ
る。CDディスク16S,16Lは演奏時に1個ずつターンテー
ブル14に支持され、円板状のクランパ12によってクラン
プされる。円板状のクランパ12はアーム18によって支持
され、アーム18は枢着ピン20によってターンテーブル14
のホルダ22に支持される。クランパ12のアーム18及びタ
ーンテーブル14のホルダ22は通常底部ホルダ10に対して
フローティング状に支持され、クランパ12は例えばアー
ム18のガイド部18aをスライダ等のアクチュエータによ
って上下作動させることによってターンテーブル14に対
してわずかに角度をつけて持ち上げた非クランプ位置、
及びディスクを挟んでターンテーブル14と密着するクラ
ンプ位置にもたらすことができる。
CDディスク16S,16Lは挿入口24から矢印INの方向に挿入
されるようになっている。挿入口24とターンテーブル14
との間に駆動ローラ26が設けられ、駆動ローラ26の上方
には滑りのよいガイドプレートが設けられる。駆動ロー
ラ26は図示しない歯車で回転され、CDディスク16S,16L
を駆動ローラ26とガイドプレートの間を通してターンテ
ーブル14へ運ぶ。駆動ローラ26はアーム28によって支持
され、アーム28を昇降させることによって、ガイドプレ
ートと協働してCDディスク16S,16Lを送ることができる
上方位置と、挿入後にCDディスク16S,16Lから離れる下
方位置とにもたらされる。
第1図に示されるように、第1及び第2のディスク係合
ピン30,32がディスクの挿入口24の近くでディスク挿入
通路に対して横方向に間隔を開けて配置される。第1図
は第1及び第2のディスク係合ピン30,32が初期位置に
ある状態を示しており、この初期位置において、小さい
方のCDディスク16Sは第1及び第2のディスク係合ピン3
0,32の間を通過できるが、大きい方のCDディスク16Lは
第1及び第2のディスク係合ピン30,32と接触し、これ
らのディスク係合ピン30,32を押し開きながら通過する
ようになっている。第1及び第2のディスク係合ピン3
0,32が大きい方のCDディスク16Lによって移動したとき
の位置が破線30a,32aによって示されている。さらに、
第3及び第4のディスク係合ピン34,36がターンテーブ
ル14寄りに設けられる。
小ディスク用の位置決めピン40,42がターンテーブル14
に支持されたときの小さい方のCDディスク16Sの外周部
と当接する位置に設けられる。小ディスク用の位置決め
ピン40,42は後で説明する位置決めレバーに支持され、
小さい方のCDディスク16Sの外周部と当接する位置から
ターンテーブル14に支持されたときの大きい方のCDディ
スク16Lの外周部よりもさらに外側の位置40a,42aへ移動
可能である。また、大ディスク用の位置決めピン44,46
が大きい方のCDディスク16Lの外周部と当接する位置に
設けられる。さらに、ディスクの挿入完了を検出する挿
入完了検出ピン48が設けられ、これはターンテーブル14
に支持される直前の小さい方のCDディスク16Sの外周部
と当接するところに初期位置を有し、さらにこの初期位
置からターンテーブル14に支持されたときの小さい方の
CDディスク16Sの外周部と当接する位置、並びにターン
テーブル14に支持される直前の大きい方のCDディスク16
Lの外周部と当接する位置、及びターンテーブル14に支
持されたときの大きい方のCDディスク16Lの外周部と当
接する位置、並びにそのCDディスク16Lの外周部よりも
外側の位置へと順に移動可能である。
第2図は第1図のクランパ12及び駆動ローラ26等の作動
領域の上方に配置される水平な上部ホルダ10aに設けた
レバー機構を示す図である。上記した第1、第2、第
3、及び第4のディスク係合ピン30,32,34,36、位置決
めピン40,42、並びに挿入完了検出ピン48は関連する各
レバーに下向きに取りつけられ、上部ホルダ10aに設け
た関連する各穴を通過して第1図に示した作動領域に達
する。
第2図及び第3図を参照すると、ディスク係合レバー5
0,52が挿入口24の直ぐ近くにディスク挿入方向INに対し
て横方向に配置される。ディスク係合レバー50,52はそ
れぞれの外端部に下向きに第1及び第2のディスク係合
ピン30,32を支持している。これらのディスク係合レバ
ー50,52はほぼ一直線上に配置され、それぞれの内端部
が相互に摺動可能に重ねられるようになっている。これ
らのディスク係合レバー50,52の重ね合わせた部分の上
に小さな係止レバー54が重ねられる。さらに、各ディス
ク係合レバー50,52の外端部には旋回レバー56,58が取り
つけられる。旋回レバー56,58は旋回レバー56,58の第1
及び第2のディスク係合ピン30,32に回転可能に取りつ
けられる。第1及び第2のディスク係合ピン30,32は旋
回レバー56,58よりも下方に延びてディスクと係合可能
である。第3及び第4のディスク係合ピン34,36は旋回
レバー56,58の他端に下向きに取りつけられたものであ
る。また、スプリング60,62が各旋回レバー56,58と上部
ホルダ10aとの間にそれぞれ設けられる。これらのスプ
リング60,62の第1の作用はディスク係合レバー50,52を
相互に近接する方向に戻すことであり、第2の作用は旋
回レバー56,58をディスク係合レバー50,52に対して付勢
することである。
第3図に示されるように、ディスク係合レバー50,52は
それぞれスリット50a,50b,50c、及び52a,52b,52cを有す
る。左側のディスク係合レバー50の右端から2つ目のス
リット50cはテーパーで連続する2段スリットであり、
同様に右側のディスク係合レバー52の左端側のスリット
52cもテーパーで連続する2段スリットである。また、
係止レバー54は右端部側に穴54aを有し、左端部側に下
向きのピン54bを有する。一方、上部ホルダ10aには、3
本の支持ピン10b,10c,10dが両端部及び中央部に上向き
に立てられ、且つ穴10e,10f,10g,10h,10iが設けられ
る。穴10e,10f,10g,10hは各ディスク係合ピン30,32,34,
36を下側の作動領域に通す穴である。
左側のディスク係合レバー50のスリット50a,50bは上部
ホルダ10aの支持ピン10b,10dと係合され、右側のディス
ク係合レバー52のスリット52a,52bは上部ホルダ10aの支
持ピン10c,10dと係合される。それから、係止レバー54
の右端部側の穴54aが上部ホルダ10aの支持ピン10dと係
合される。従って、ディスク係合レバー50,52はそれぞ
れ2本のピンとスリットとの係合によって直線方向に運
動するように案内され、係止レバー54は支持ピン10dを
中心として旋回可能である。そして、係止レバー54の左
端部側の下向きのピン54bが上下に重ねられたディスク
係合レバー50,52のスリット50c,52cに共通に挿入され
る。
この構造は、ディスク係合レバー50,52をいずれか単独
で外向きに動かそうとしても両者とも動かすことができ
ないが、両ディスク係合レバー50,52を同時に相互に遠
ざかるように動かそうとするときにのみ両者を移動させ
ることができるためのものである。従って、小さい方の
CDディスク16Sを挿入するときには、同ディスクが片側
にずれて一方のディスク係合ピン30,32と接触しても、
ディスク係合レバー50,52は移動せずに初期位置に維持
される。従って、この場合にはディスク係合ピン30,32
はディスクのセンタリングガイドの作用を有する。大き
い方のCDディスク16Lが挿入されると同ディスクが両デ
ィスク係合ピン30,32と接触するので、両ディスク係合
レバー50,52が相互に遠ざかるように移動することがで
きる。
第4図は第2図の左側のディスク係合レバー50と旋回レ
バー56を底面側から示す図である。旋回レバー56には上
部ホルダ10aの支持ピン10bと係合可能な凹形状の係止部
56aが設けられている。反対側のディスク係合レバー52
と旋回レバー58の作用も同様である。大きい方のCDディ
スク16Lが矢印INの方向に挿入される場合を説明する
と、両ディスク係合レバー50,52は上記したように相互
に遠ざかるように動かされる。最初は、第4図の(A)
に示されるように、CDディスク16Lの先行側の外周部分
が第1及び第2のディスク係合ピン30,32と接触し、デ
ィスク係合レバー50は上部ホルダ10aの支持ピン10bに対
して矢印Lで示される方向に動く。第3のディスク係合
ピン34がCDディスク16Lと接触していない間は旋回レバ
ー56はディスク係合レバー50とともに矢印Lで示される
方向に動く。CDディスク16Lが進むにつれて、第4図の
(B)に示されるように、CDディスク16Lが第3のディ
スク係合ピン34と接触し、ディスク係合レバー50は第1
のディスク係合ピン30とともに矢印Lで示される方向に
動き、且つ旋回レバー56がディスク係合レバー50上で時
計回り方向に旋回する。それから、第4図の(C)に示
されるように、ディスク係合レバー50は矢印Rで示され
る方向に戻り始め、旋回レバー56が第4図において時計
回り方向に旋回し続ける。すると、第4図の(D)に示
されるように、旋回レバー56の凹形状の係止部56aが上
部ホルダ10aの支持ピン10bと係合するようになる。旋回
レバー56はこの位置で旋回できなくなり、ディスク係合
レバー50もその位置で停止する。従って、ディスク係合
レバー50は初期位置よりも外側の第2の位置で維持され
ることになる。CDディスク16Lの排出時には逆に第4図
の(D)から(A)の過程を経て旋回レバー56の凹形状
の係止部56aが上部ホルダ10aの支持ピン10bと整列しな
い位置へ来る。従って、ディスク係合レバー50は初期位
置へ戻ることができる。
第3図を参照すると、上部ホルダ10a上にはフォトトラ
ンジスタ等の光センサの受光部64が配置され、これらは
例えば中央の穴10iから見えるようになっている。光セ
ンサの受光部64の上方には関連する発光部(図示せず)
がホルダ10上にあり、CDディスク16S,16Lがこれらの光
センサの受光部64と発光部との間を通過したときに、駆
動ローラ26(第1図)の駆動用電動機(図示せず)を作
動させる。CDディスク16S,16Lがターンテーブル14上に
達したことは1個の挿入完了検出ピン48(第1図)によ
って検出され、そこでクランパ12がクランプ位置へ下降
され、且つ駆動ローラ26も下方位置へ下降される。かく
して演奏が開始される。本考案の特徴であるこの挿入完
了検出ピン48を支持し、移動させるレバー機構について
は後で詳細に説明する。
さらに、上部ホルダ10aの中央の穴10iの壁面には、光セ
ンサの受光部64とは別にスイッチ66が配置されている。
左側のディスク係合レバー50にはスイッチ係合突起部50
dがスイッチ66の作動片と向き合うように配置される。
左側のディスク係合レバー50が初期位置にあるときには
スイッチ係合突起部50dがスイッチ66の作動片を押し、
左側のディスク係合レバー50が左側へ移動したときには
スイッチ係合突起部50dがスイッチ66の作動片から離れ
るようになっている。このスイッチ66は大きい方のCDデ
ィスク16Lが挿入されたことを判別する信号を発生する
とともに、大きい方のCDディスク16Lが排出されるとき
に駆動ローラ26の電動機を停止させるためのものであ
る。
次に第2図を参照して挿入完了検出ピン48を支持し、移
動させるレバー機構について説明する。このレバー機構
は同時に小ディスク用の位置決めピン40,42を支持し、
移動させる機構と一緒に構成されている。各レバー間の
連結の詳細は第5図から第7図に示される。
第2図を参照すると、スライドレバー70がディスク係合
レバー50,52と平行に移動可能に設けられる。スライド
レバー70の右下端部には第3のディスク係合ピン36と係
合する長穴係合部70aが設けられ、従ってスライドレバ
ー70は右側の旋回レバー58を介して右側のディスク係合
レバー52に連結される。
第2図及び第5図を参照すると、このスライドレバー70
の上に部分的に重ねて、三つ星状の中間伝達レバー72と
ほぼ真っ直ぐなロック解除レバー74が配置される。中間
伝達レバー72の形状は第7図にも示されている。中間伝
達レバー72の三つの星の左側の一端部が上部ホルダ10a
に設けた支点72aの回りで回転可能に取り付けられる。
ロック解除レバー74は中間伝達レバー72の右下側の一端
部に設けた支点74aの回りで回転可能に取り付けられ
る。そして、中間伝達レバー72の支点74aの下側の端部
及びロック解除レバー74の下側の端部にはそれぞれ下向
きのピン72b,74bが設けられる。なお、下向きのピン72
b,74bとは図面の表面に垂直に延びて、他のレバーと係
合できるものを意味し、これに対して、各レバーの左、
或いは上下側の端部とは図面の表面上で見た方向を意味
するものとする。
スライドレバー70の上方の部分には2個のほぼ平行なV
字形の溝70b,70cが設けられる。各V字形の溝70b,70cは
それぞれL部分及びS部分からなる。中間伝達レバー72
とロック解除レバー74の下向きのピン72b,74bはそれぞ
れスライドレバー70のV字形の溝70b,70cに挿入され
る。中間伝達レバー72とロック解除レバー74の下向きの
ピン72b,74bは、使用時に、大きい方のCDディスク16Lが
挿入されたときに各V字形の溝70b,70cの左側のL部分
と係合し、小さい方のCDディスク16Sが挿入されたとき
に右側のS部分と係合するようになっている。さらに、
ロック解除レバー74の上端には下向きのピン74cが設け
られる。
第2図を参照すると、スプリング75がロック解除レバー
74とスライドレバー70との間に配置される。スプリング
75はロック解除レバー74を時計回り方向に付勢するとと
もに、ロック解除レバー74及び支点74aを介して中間伝
達レバー72を時計回り方向に付勢する。また、スプリン
グ75は中間伝達レバー72を時計回り方向に付勢すること
によって次に説明する位置決めレバー78及び挿完レバー
82を初期位置へ戻す作用もする。
第2図に示されるように、ベルクランク状の位置決めレ
バー76,78が上部ホルダ10aの上面で各レバーの最下層に
配置される。位置決めレバー76,78がそれぞれ小ディス
ク用の下向きの位置決めピン40,42を支持している。位
置決めレバー76,78はそれぞれ上部ホルダ10aの上側の左
右端部に設けた支点76a,78aの回りで回転可能であり、
且つ相互の中央側重ね合わせ部分に設けたピン78bとス
リット76bとの係合関係によって同期して作動するよう
に連結されている。中間伝達レバー72の右上側の端部に
設けたピン72cが右側の位置決めレバー78の支点78aを越
えた位置に連結され、よって中間伝達レバー72を反時計
まわり方向に動かすことによって位置決めレバー78を反
時計まわり方向に動かし、小ディスク用の位置決めピン
42を小さい直径のCDディスク16Sの外周部に当接する位
置から大きい直径のCDディスク16Lの外周部の外側に大
きく逃がすことができる。
第2図及び第6図に示されるように、ロックレバー80が
位置決めレバー78と中間伝達レバー72との間の層に配置
される。ロックレバー80は水平なガイドスリット80aを
有し、上部ホルダ10aの図示しないピンにそってスライ
ドレバー70と平行に移動するように案内される。ロック
レバー80の左端部には下向きのピン80bが設けられ、右
端部には作動用係合溝80cが設けられる。この作動用係
合溝80cを形成する左側の壁面はなだらかな曲面として
形成される。一方、位置決めレバー78には支点78aを中
心とする円弧状のスリット78cが設けられ、円弧状のス
リット78cの端部には円弧から直線状に上向きに曲げら
れたロック部78dが形成される。ロックレバー80の左端
部の下向きのピン80bはこの円弧状のスリット78cに挿入
される。ロックレバー80が右側に移動した位置にある
と、下向きのピン80bがロック部78dと係合して位置決め
レバー78をロックするようになっている。
ロック解除レバー74の先端の下向きのピン74cがこの作
動用係合溝80cに係合され、ロック解除レバー74が第6
図で反時計まわり方向に回転するときにロックレバー80
を左方向に押してロック解除位置にもたらす。ロック解
除位置においては、ロックレバー80の下向きのピン80b
が位置決めレバー78のロック部78dから外れて円弧状の
スリット78cに位置するようになる。なお、ロック解除
レバー74が反時計まわり方向に回転した後で、中間伝達
レバー72が反時計まわり方向に回転するようになってい
る。この中間伝達レバー72の反時計まわり方向の回転は
(支点74aが中間伝達レバー72に設けられているので)
ロック解除レバー74全体を上方に持ち上げさせる。従っ
て、ロックレバー80の下向きのピン80bが位置決めレバ
ー78の円弧状のスリット78cに入ると、ロック解除レバ
ー74の先端の下向きのピン74cが作動用係合溝80cを形成
する左側のなだらかな曲面を越えて上方に移動し、実質
的にロックレバー80を拘束しなくなる。このため、位置
決めレバー78が回転するときに、ロックレバー80の下向
きのピン80bは円弧状のスリット78c内で自由に水平方向
に動くことができ、位置決めレバー78の円滑な運動を許
容するようになっている。ロック解除レバー74は時計ま
わり方向に回転するようにスプリング75の作用を受けて
おり、ロックレバー80のロック位置よりもわずかに左側
で作動用係合溝80cの上方の位置に待機する。従って、
ディスクの排出時に中間伝達レバー72が時計まわり方向
に回転すると、ロック解除レバー74が下降しつつ時計ま
わり方向に回転し、作動用係合溝80cの左側のなだらか
な曲面に沿って作動用係合溝80cに係合し、ロックレバ
ー80をロック位置にもたらす。
さらに、第2図及び第6図を参照すると、ロックレバー
80は電動機によってディスク挿入方向に駆動されるスラ
イドレバー90に設けた作動片90aによって移動されるよ
うになっている。作動片90aは先端に中間伝達レバー72
用の駆動部90bを有し、側面にロックレバー80用の駆動
部90cを有する。ロックレバー80用の駆動部90cはテーパ
ーで形成される。ロックレバー80用の駆動部90cはロッ
ク解除レバー74の先端の下向きのピン74cと係合可能で
ある。スライドレバー90が第6図で上方に移動するとき
に駆動部90cがロック解除レバー74を反時計まわり方向
に回転させ、よってロックレバー80を左方向に押し、ロ
ックレバー80をロック解除位置にもたらす。
さらに、第7図に示されるように、中間伝達レバー72の
右上方に延びるアーム部分には下向きの支点(第1の支
点)82aが設けられており、且つ比較的に剛性のワイヤ7
4eが同アーム部分に固定されている。上記スライドレバ
ー90の作動片90aの先端の駆動部90bはこのワイヤ74eに
当接することができるようになっている。この駆動部90
bがこのワイヤ74eに当接すると中間伝達レバー72が反時
計まわり方向に回転する。それによって位置決めレバー
78を外向きに回転させる。
挿完レバー82が上部ホルダ10aの内面に沿って設けられ
る。挿完レバー82は中間伝達レバー72に設けた支点(第
1の支点)82aの回りで回転可能である。この挿完レバ
ー82はその一端側に下向きの挿入完了検出ピン48を支持
し、他端側に上向きのピン82bを支持している。挿完レ
バー82の上向きのピン82bはスライドレバー90と平行に
設けた被駆動レバー84(第2図)の長穴に挿入され、挿
完レバー82と被駆動レバー84との相対的な回転を許容す
る第2の支点となる。
第2図及び第8図を参照すると、被駆動レバー84は上部
ホルダ10aから垂直上向きに配置された垂直側部壁(図
示せず)の上面に沿って移動可能に設けられ、スライド
レバー90は被駆動レバー84の下方で同垂直側部壁の内部
側に配置される。被駆動レバー84は同側部壁の外面に沿
って垂下する脚部84aを有し、同側部壁の外面には欠け
歯歯車92が取りつけられている。欠け歯歯車92には被駆
動レバー84のい脚部84aと当接可能な突起92aが設けられ
る。さらに、図示しない電動機によって駆動される駆動
歯車94が欠け歯歯車92と隣接して設けられ、ピニオン96
が欠け歯歯車92の内面側に欠け歯歯車92と同軸に設けら
れる。一方、スライドレバー90にはピニオン96と係合す
るラック90dが設けられる。また、被駆動レバー84はス
プリング98によって初期位置へ戻るように付勢されてい
る。
欠け歯歯車92は最初はその欠歯部が駆動歯車94と隣接す
る位置にあり、被駆動レバー84が第2図で下向き(第8
図で左向き)に移動したときに脚部84aが突起92aと当接
し、欠け歯歯車92を少し回転させて欠け歯歯車92の有歯
部が駆動歯車94と係合するようにする。このため、駆動
歯車94が欠け歯歯車92を回転させ、ピニオン96とラック
90dとの係合によってスライドレバー90を第2図で上向
き(第8図で右向き)に移動させる。欠け歯歯車92が回
転すると、脚部84aは突起92aと当接しなくなり、被駆動
レバー84は停止する。しかし、脚部84aの先端と欠け歯
歯車92の軸心部に設けたカム機構との係合によって被駆
動レバー84が所定の遅延時間後に再び移動せしめられる
ようになっている。
スライドレバー90には上記した作動片90aの下方に水平
なピン90e(第6図)が取りつけられており、この水平
なピン90eが第1図を参照して説明したクランパ12のア
ーム18のガイド部18aと係合可能である。よって、スラ
イドレバー90が移動を開始するとクランパ12がディスク
を挟んでターンテーブル14と密着するクランプ位置にも
たらされる。また、スライドレバー90には斜めのスリッ
ト90f(第8図)が設けられ、この斜めのスリット90fが
第1図を参照して説明した駆動ローラ26のアーム28に設
けたピン(図示せず)と係合し、駆動ローラ26を下方位
置に下降させる。
次にディスク挿入完了検出機構及び位置決め機構の作動
について説明する。各レバーは薄板材料で形成され、非
常に制限された高さの空間内で作動可能である。
小さい方のCDディスク16Sが挿入されるときには、ディ
スク係合ピン30,32及びディスク係合レバー50,52は移動
せず、よってスライドレバー70は第2図に示すように左
側の位置にあり、小ディスク用の位置決めピン40,42は
小さい方のCDディスク16Sの外周部と当接する位置にあ
り、ロックレバー80は右側のロック位置にある。小さい
方のCDディスク16Sは駆動ローラ26によって運ばれ、タ
ーンテーブル上の所定の位置に達すると小ディスク用の
位置決めピン40,42と当接してセンタリングされ、ロー
ディングを完了する。
センタリングが完了すると、クランプ等の後続動作を行
うとともに、小ディスク用の位置決めピン40,42を逃が
すようになっている。このため、小さい方のCDディスク
16Sがターンテーブル14上の所定の位置に達する直前
に、小さい方のCDディスク16Sが初期位置にある挿入完
了検出ピン48を押すようになっている。すると挿入完了
検出ピン48は小さい方のCDディスク16Sの外周部が小デ
ィスク用の位置決めピン40,42と当接する位置まで動
く。よって挿完レバー82が中間伝達レバー72に設けた支
点(第1の支点)82aの回りで回転し、被駆動レバー84
を第2図で下向きに移動させる。被駆動レバー84の移動
によってスライドレバー90が上向きに駆動され、この間
にセンタリングを完了する。スライドレバー90が上向き
に移動すると、クランパ12がクランプ位置にもたらさ
れ、駆動ローラ26が下方位置に下降せしめられる。この
ように、挿入完了検出ピン48及び関連するレバー機構に
よって、ディスクのローディングの検出からクランプ等
の後続動作が円滑に連続して行われる。
同時に、スライドレバー90に設けた作動片90aの駆動部9
0cがロック解除レバー74を反時計まわり方向に回転さ
せ、よってロックレバー80を左方向に移動させ、ロック
レバー80をロック解除位置にもたらす。それから、スラ
イドレバー90の作動片90aの先端の駆動部90bが中間伝達
レバー72に取りつけたワイヤ74eに当接し、よって中間
伝達レバー72を反時計まわり方向に回転させ、それによ
って位置決めレバー78を外向きに回転させる。従って、
小ディスク用の位置決めピン40,42が第1図に破線で示
されるように大きい方のCDディスク16Lの外周部の外側
まで逃げる。
また、被駆動レバー84は所定の遅延時間の後で再び移動
し、よって挿完レバー82を時計まわり方向に回転させ、
挿入完了検出ピン48を大きい方のCDディスク16Lの外周
部の外側まで逃がす。スライドレバー90が図示しないス
イッチと係合したときに電動機が停止され、排出時まで
スライドレバー90の作動片90aの先端の駆動部90bが中間
伝達レバー72に取りつけたワイヤ74eを押圧した状態が
維持される。
なお、この作動の間に、スライドレバー70は動かない
が、ロック解除レバー74及び中間伝達レバー72は反時計
まわり方向に回転する。このときに、中間伝達レバー72
とロック解除レバー74の各ピン72b,74bはスライドレバ
ー70に設けた各V字形の溝70b,70cのS部分に入り、所
定の形状に形成されたV字形の溝70b,70cのS部分内で
自由に運動し、よってこれらの部材間の運動の差を吸収
する。逆に、小さい方のCDディスク16Sを排出するとき
には、電動機の起動によってスライドレバー90を逆に作
動させる。すると、スライドレバー90の作動片90aが後
退するにつれて、スプリング75の作用によって、位置決
めレバー78、ロック解除レバー74及び中間伝達レバー72
は初期位置へ戻される。被駆動レバー84は途中までスラ
イドレバー90と連動し、スプリング98の作用によって初
期位置へ戻される。よって挿完レバー82も初期位置へ戻
る。
大きいCDディスクLが挿入されるときには、ディスク係
合ピン30,32及びディスク係合レバー50,52が大きいCDデ
ィスクLと係合しながら移動する。よってスライドレバ
ー70は右側の位置に移動する。このとき、中間伝達レバ
ー72とロック解除レバー74の各ピン72b,74bはスライド
レバー70に設けた各V字形の溝70b,70cのL部分の左側
の溝壁面に沿って移動し、それぞれ反時計まわり方向に
回転せしめられる。従って、ロック解除レバー74がロッ
クレバー80をロック解除位置にもたらし、中間伝達レバ
ー72が位置決めレバー78を外向きに回転させる。従っ
て、小ディスク用の位置ぎめピン40,42は大きい方のCD
ディスク16Lの外周部以上に相当する位置まで移動す
る。さらに、挿完レバー82も中間伝達レバー72とともに
回転する。
中間伝達レバー72が回転するときには、挿完レバー82の
回転中心は右端部の上向きのピン(第2の支点)82bに
なる。即ち、挿完レバー82は中間伝達レバー72に設けた
支点(第1の支点)82aの回りで回転可能であるが、そ
れは中間伝達レバー72が静止し且つ左側の挿入完了検出
ピン48が押された場合のことである。これに対して、中
間伝達レバー72が反時計まわり方向に回転し且つ被駆動
レバー84が静止している(スプリング98のばね力によっ
て動かない)と挿完レバー82は右端部の上向きピン(第
2の支点)82bを中心として回転するのである。このよ
うに、挿完レバー82が右側の上向きピン(第2の支点)
82bを中心として回転することによって左側の挿入完了
検出ピン48が大きい方のCDディスク16Lの外周部のわず
かに内寄りの位置に動かされる。
そして、大きい方のCDディスク16Lが大ディスク用の位
置決めピン44,46によって位置決め、即ちセンタリング
される。そこで、クランプ等の後続動作を行うととも
に、小ディスク用の位置決めピン40,42を逃がすように
なっている。大ディスク用の位置決めピン44,46はその
後で大きい方のCDディスク16Lがクランプされるときに
相対的に逃げるようになるために、大ディスク用の位置
決めピン44,46を積極的に逃がす必要はない。今度も、
小さい方のCDディスク16Sが挿入された場合と同様に、
大きい方のCDディスク16Lがターンテーブル14上の所定
の位置に達する直前に、大きい方のCDディスク16Lが所
定の位置へ移動していた挿入完了検出ピン48を押す。す
ると挿入完了検出ピン48は大きい方のCDディスク16Lの
外周部が大ディスク用の位置決めピン44,46と当接する
位置まで動く。この時点ではディスク係合レバー52及び
中間伝達レバー72は停止しており、ロック解除レバー74
はその先端の下向きピン74cがロックレバー80の上縁部
の上方になる位置にある。挿完レバー82は今度は中間伝
達レバー72に設けた支点(第1の支点)82aの回りで回
転する。よって被駆動レバー84が第2図で下向きに移動
し、被駆動レバー84の移動によってスライドレバー90が
上向きに駆動される。すると、スライドレバー90の作動
片90aの先端の駆動部90bが中間伝達レバー72に取りつけ
られたワイヤ74eに当接し、よって中間伝達レバー72を
反時計まわり方向にさらに回転させ、それによって位置
決めレバー78をさらに外向き(反時計まわり)に回転さ
せる。よって、小ディスク用の位置ぎめピン40,42を大
きい方のCDディスク16Lの外側まで逃がす。また、挿完
レバー82もさらに動かされ、挿入完了検出ピン48も大き
い方のCDディスク16Lの外側まで逃がされる。
この最後の動作の間に、スライドレバー70は静止し、ロ
ック解除レバー74及び中間伝達レバー72は反時計まわり
方向に回転する。従って、この場合には、中間伝達レバ
ー72とロック解除レバー74の各ピン72b,74bがスライド
レバー70に設けた各V字形の溝70b,70cのL部分内で自
由に運動し、よってこれらの部材間の運動の差を吸収す
る。そして、大きい方のCDディスク16Lが挿入されたと
きの各レバーの最終位置は、小さい方のCDディスク16S
が挿入されたときの各レバーの最終位置と同じである。
従って、大きい方のCDディスク16Lを排出するときに
も、小さい方のCDディスク16Sの排出の場合と同様に電
動機の起動によってスライドレバー90を逆に作動させ
る。すると、スライドレバー90の作動片90aが後退する
につれて、スプリング75の作用によって、位置決めレバ
ー78、ロック解除レバー74及び中間伝達レバー72は大き
い方のディスク16Lが挿入時にセンタリングされたとき
の位置まで戻される。そこからは、大きい方のディスク
16Lが挿入されたときとは逆に、ディスクの排出により
ディスク係合手段が大きい方のディスク16Lと係合しな
がら初期位置に移動することにより、スライドレバー70
が左側の初期位置に移動する。これにより、ロック解除
レバー74、中間伝達レバー72は初期位置へ戻され、且つ
中間伝達レバー72に支点72bで係合している位置決めレ
バー82も初期位置へ戻される。被駆動レバー84は途中ま
でスライドレバー90と連動し、最終にスプリング98の作
用によって初期位置へ戻される。よって挿完レバー82も
初期位置へ戻る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、ディスクに応じ
て移動可能なスライドレバーと、該スライドレバーに連
結された中間伝達レバーと、該中間伝達レバーに設けた
第1の支点のまわりで回転可能な挿完レバーと、該挿完
レバーの一端側に取りつけられ、ターンテーブル上に挿
入された小さな直径のディスクの外周部と当接可能な初
期位置に配置された挿入完了検出ピンと、該挿完レバー
の他端側に第2の支点によって相対回転可能に連結され
た被駆動レバーとを備え、小さな直径のディスクが挿入
されたときに該挿完レバーが該第1の支点のまわりで回
転して該被駆動レバーを移動させ、大きな直径のディス
クが挿入されたときに該ディスク係合手段から該スライ
ドレバー及び該中間伝達レバーを介して該挿完レバーを
該第2の支点のわりで回転させることによって該挿入完
了検出ピンを大きな直径のディスクの外周部と係合する
位置にもたらし、そして該挿入完了検出ピンが大きな直
径のディスクの外周部と係合することによって該挿完レ
バーが該第1の支点のまわりで回転して該被駆動レバー
を移動させるようにしたので、1個の挿入完了検出ピン
及び関連するレバー機構で異なったディスクの挿入完了
を検出し、後続の動作をタイミングよく行うことがで
き、よって種類の異なったディスクに対応して確実に作
動するディスクデッキを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例のCDディスクデッキの内部を示
す平面図、第2図は第1図の作動領域の上方に配置され
るディスク挿入検出機構を示す平面図、第3図は第2図
のディスク係合レバーの詳細を示す分解平面図、第4図
はディスク係合レバーを係止する作用を説明する部分拡
大図、第5図は第2図のスライドレバー、中間伝達レバ
ー及びロック解除レバーを示す部分拡大分解図、第6図
は第2図の中間伝達レバー及び決めレバー、ロックレバ
ー及びロック解除レバーを示す部分拡大分解図、第7図
は第2図の位置決めレバー及び挿完レバーを示す部分拡
大分解図、第8図は被駆動レバー及びスライドレバーを
示す側面図である。 12……クランパ、14……ターンテーブル、 16S,16L……CDディスク、 24……挿入口、26……駆動ローラ、 30,32……ディスク係合ピン、 34,36……ディスク係合ピン、 40,42……位置決めピン、 44,46……位置決めピン、 48……挿入完了検出ピン、 50,52……ディスク係合レバー、 70……スライドレバー、72……中間伝達レバー、 74……ロック解除レバー、 76,78……位置決めレバー、 80……ロックレバー、82……挿完レバー、 84……被駆動レバー、90……スライドレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディスクの挿入口(24)とターンテーブル
    (14)との間のディスク挿入通路の途中に配置された、
    小さな直径のディスクが挿入されたときに実質的に移動
    せず且つ大きな直径のディスクが挿入されたときに該デ
    ィスクと接触して移動可能なディスク係合手段(30,32,
    34,36,50,52,56,58)と、該ディスク係合手段に連結さ
    れ、大きな直径のディスクが挿入されたときに該ディス
    ク係合手段と連動して該挿入通路に対してほぼ横方向に
    移動可能なスライドレバー(70)と、該スライドレバー
    に連結された中間伝達レバー(72)と、該中間伝達レバ
    ーに設けた第1の支点(82a)のまわりで回転可能な挿
    完レバー(82)と、該挿完レバーの一端側に取りつけら
    れ、ターンテーブル上に挿入された小さな直径のディス
    クの外周部と当接可能な初期位置に配置された挿入完了
    検出ピン(48)と、該挿完レバーの他端側に第2の支点
    (82b)によって相対回転可能に連結された被駆動レバ
    ー(84)とを備え、小さな直径のディスクが挿入された
    ときに該挿入完了検出ピンが該ディスクと係合すること
    によって該挿完レバーが該第1の支点のまわりで回転し
    て該被駆動レバーを移動させ、大きな直径のディスクが
    挿入されたときに該ディスク係合手段から該スライドレ
    バー及び該中間伝達レバーを介して該挿完レバーを該第
    2の支点のまわりで回転させることによって該挿入完了
    検出ピンを大きな直径のディスクの外周部と係合する位
    置にもたらし、そして該挿入完了検出ピンが大きな直径
    のディスクの外周部と係合することによって該挿完レバ
    ーが該第1の支点のまわりで回転して該被駆動レバーを
    移動させるようにしたディスクデッキのディスク挿入完
    了検出機構。
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