JPH0643883U - ディスクカートリッジ - Google Patents
ディスクカートリッジInfo
- Publication number
- JPH0643883U JPH0643883U JP8589492U JP8589492U JPH0643883U JP H0643883 U JPH0643883 U JP H0643883U JP 8589492 U JP8589492 U JP 8589492U JP 8589492 U JP8589492 U JP 8589492U JP H0643883 U JPH0643883 U JP H0643883U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- shaped notch
- notch portion
- shutter
- disk cartridge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】ディスクカートリッジに設けられるV形ノッチ
部のバリの発生をなくす。 【構成】ウィンドウ部を設けた上ケースと下ケースとか
らなるケース2内にディスク状媒体を回転可能に収納
し、前記ウィンドウ部を開閉するシャッタをケース2に
摺動自在に備え、該シャッタの開閉操作用ピンが当接す
るケース前側面にロック用のV形ノッチ部11を備えた
ディスクカートリッジであって、該V形ノッチ部11の
周辺部12をケースの板厚より薄肉とすると共に、ケー
ス外周リブ20より厚みの薄いリブでV形ノッチ部11
を囲成したことで、V形ノッチ部11への樹脂の流れを
低減させてV形ノッチ部11のバリ発生を改善し、ディ
スクカートリッジでのV形ノッチ部11の近傍に成形用
ゲート15があっても、V形ノッチ部11への圧力,樹
脂の余分な流れをなくし、バリの発生をなくし、成形性
と生産性とを著しく良好にし、品質を大巾に向上でき
る。
部のバリの発生をなくす。 【構成】ウィンドウ部を設けた上ケースと下ケースとか
らなるケース2内にディスク状媒体を回転可能に収納
し、前記ウィンドウ部を開閉するシャッタをケース2に
摺動自在に備え、該シャッタの開閉操作用ピンが当接す
るケース前側面にロック用のV形ノッチ部11を備えた
ディスクカートリッジであって、該V形ノッチ部11の
周辺部12をケースの板厚より薄肉とすると共に、ケー
ス外周リブ20より厚みの薄いリブでV形ノッチ部11
を囲成したことで、V形ノッチ部11への樹脂の流れを
低減させてV形ノッチ部11のバリ発生を改善し、ディ
スクカートリッジでのV形ノッチ部11の近傍に成形用
ゲート15があっても、V形ノッチ部11への圧力,樹
脂の余分な流れをなくし、バリの発生をなくし、成形性
と生産性とを著しく良好にし、品質を大巾に向上でき
る。
Description
【0001】
本考案は、フレキシブルディスク、ハードディスクなどディスク状媒体をケー ス内に回転可能に収納したディスクカートリッジに関するものである。
【0002】
一般に、情報記録担体としてのフレキシブルディスク或いはハードディスクは 傷つきやすいし、ゴミやほこりがつきやすいために、シャッタのあるケースに収 納されたディスクカートリッジとして取扱われ、かつ記録・再生機器にセッティ ングされやすく構成されている。 従来、この種のディスクカートリッジでは、上ケースと下ケースとを別個に成 形し、ディスク状媒体を内装して上ケースと下ケースとを融着して構成されてい て、ディスクカートリッジをハード側に装入すると、ケース上のシャッタが操作 用ピンで開方向に摺動されるが、ケースに設けたウィンドウ部の開状態を維持す るためにシャッタ開閉操作用ピンが当接するケース前側面にロック用のV形ノッ チ部が形成されている。
【0003】
ところが、このディスクカートリッジでは、図5に示すように、シャッタ操作 用ピンの当接するケースcの前側面に設けられるV形ノッチ部dの近傍はケース cの板厚tより厚いリブeと、該リブeより若干薄く板厚tより厚い板厚t1 と からなり、V形ノッチ部dの凹角部fは角張っていて、さらに凹部の近傍にゲー トgが位置されていて成形されているため、部厚い補強された肉厚形態となって いて、成形時に樹脂の余分な流れがあってバリが発生しやすく商品価値を低下さ せるし、品質上問題があった。 本考案は、これら従来の欠点を排除しようとするもので、ディスクカートリッ ジでのV形ノッチ部の近傍に成形用ゲートがあっても、V形ノッチ部への圧力樹 脂の余分な流れをなくし、バリの発生をなくし、成形性と生産性とを著しく良好 にし、品質を大巾に向上できる構成簡単で、安価な形態のディスクカートリッジ を提供することを目的とするものである。
【0004】
本考案は、ウィンドウ部を設けた上ケースと下ケースとからなるケース内にデ ィスク状媒体を回転可能に収納し、前記ウィンドウ部を開閉するシャッタをケー スに摺動自在に備え、該シャッタの開閉操作用ピンが当接するケース前側面にロ ック用V形ノッチを備えたディスクカートリッジにおいて、該V形ノッチ部の周 辺を薄肉として、ケースの他の外周リブより厚みを薄くしたリブでV形ノッチを 囲成したことを特徴とするディスクカートリッジである。
【0005】
ディスクカートリッジをハード側に装入セットすると、ケース上のシャッタが 操作用ピンで開方向に摺動され、操作用ピンがV形ノッチ部に嵌入されて、ケー スに設けたウィンドウ部の開状態を維持し、記録再生ができ、さらにディスクカ ートリッジの取り出し時には、操作用ピンを動作させてV形ノッチ部から外せば 、カートリッジがハード側から排出されて取扱われるが、V形ノッチ部の周辺が ケース厚みより薄肉となっていて、ケースの他の外周リブより厚みを薄くしたリ ブでV形ノッチ部を囲成してあるので、成形時に圧力隔壁となるV形ノッチ部へ の圧力、樹脂の余分な流れをなくすことができ、バリの発生をなくして成形性並 びに品質向上に役立たせることができる。
【0006】
本考案の実施例を図1乃至図4で説明すると、ウィンドウ部3を設けた上ケー スと下ケースとからなるケース2内にディスク状媒体1を回転可能に収納し、前 記ウィンドウ部3を開閉するシャッタ4をケース2に摺動自在に備え、該シャッ タ4の開閉操作用ピンが当接するケース前側面にロック用V形ノッチ11を備え たディスクカートリッジであって、該V形ノッチ部11の周辺部12をケース2 の板厚tより薄い板厚t2 の薄肉として、ケースの他の外周リブ20の厚みt3 より薄くした厚みt4 のリブ14でV形ノッチ部11を囲成すると共に、V形ノ ッチ部11の凹部の角部を曲面13に形成し、さらにV形ノッチ部11の凹部の 近傍にあるゲート15により、ケース2として一体成形されている。
【0007】 この場合、前記V形ノッチ部11の近傍にあるゲート15のそばのケースコー ナーの環状リブ21が他の、ケースコーナーの環状リブ22、即ちケース2のメ ディア収納部9の周りに突設される他のコーナーの環状リブ22より厚くし、ゲ ート15からV形ノッチ部11と反対方向への樹脂の流れを良くして、V形ノッ チ部のバリの発生を改善するように役立てるように配慮されている。また、V形 ノッチ部11と反対方向でゲート部近傍に凸部を、例えば溶着リブ23を略T字 状の凸部に突設して、ゲート15からの樹脂流れをV形ノッチ部11と反対方向 への樹脂流れを良くしてもよい。 また、前記シャッタ4は、断面略コ字状でシャッタ板上に窓孔5が形成され、 前記ウィンドウ部3に合致されるように、シャッタスライドエリア6に摺動自在 に嵌装されている。
【0008】 図中、7はライナー、8はディスクハブ嵌合孔、9はメディア収納部、10は ディスクハブ、16はラベルエリア、17はケース溶着ボスである。
【0009】
本考案は、ウィンドウ部を設けた上ケースと下ケースとからなるケース内にデ ィスク状媒体を回転可能に収納し、前記ウィンドウ部を開閉するシャッタをケー スに摺動自在に備え、該シャッタの開閉操作用ピンが当接するケース前側面にロ ック用V形ノッチを備えたディスクカートリッジにおいて、該V形ノッチ部の周 辺を薄肉として、ケースの他の外周リブより厚みを薄くしたリブでV形ノッチ部 を囲成したことにより、ディスクカートリッジでのV形ノッチ部の近傍に成形用 ゲートがあっても、V形ノッチ部への圧力,樹脂の余分な流れをなくし、バリの 発生をなくし、成形性と生産性とを著しく良好にし、品質を大巾に向上でき、上 ケースと下ケースとの成形加工も、また組み立て作業も簡便で精度アップできて 量産対応が容易にできるなどの実用上の効果がある。
【図1】本考案の実施例を示す分離状態の斜視図であ
る。
る。
【図2】図1の下ケースの平面図である。
【図3】図2の例のa−a線における拡大縦断面図であ
る。
る。
【図4】図2のV形ノッチ部の拡大斜視図である。
【図5】従来例の下ケースを示し、Aは平面図、Bはb
−b線における拡大縦断面図である。
−b線における拡大縦断面図である。
1 ディスク状媒体 2 ケース 3 ウィンドウ部 4 シャッタ 11 V形ノッチ部 12 周辺部 13 曲面 14 リブ 15 ゲート 16 ケース外周リブ
Claims (3)
- 【請求項1】 ウィンドウ部を設けた上ケースと下ケー
スとからなるケース内にディスク状媒体を回転可能に収
納し、前記ウィンドウ部を開閉するシャッタをケースに
摺動自在に備え、該シャッタの開閉操作用ピンが当接す
るケース前側面にロック用V形ノッチを備えたディスク
カートリッジにおいて、該V形ノッチ部の周辺を薄肉と
して、ケースの他の外周リブより厚みを薄くしたリブで
V形ノッチを囲成したことを特徴とするディスクカート
リッジ。 - 【請求項2】 前記V形ノッチ部の近傍にあるゲートの
そばのケースコーナーの環状リブが、他のケースコーナ
ーの環状リブより厚く構成されている請求項1記載のデ
ィスクカートリッジ。 - 【請求項3】 前記V形ノッチ部の近傍にあるゲートの
そばでV形ノッチ部の方向と反対側に凸部を突設した請
求項1記載のディスクカートリッジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992085894U JP2592901Y2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | ディスクカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992085894U JP2592901Y2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | ディスクカートリッジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0643883U true JPH0643883U (ja) | 1994-06-10 |
JP2592901Y2 JP2592901Y2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=13871595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992085894U Expired - Lifetime JP2592901Y2 (ja) | 1992-11-20 | 1992-11-20 | ディスクカートリッジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2592901Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-20 JP JP1992085894U patent/JP2592901Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2592901Y2 (ja) | 1999-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0094087B1 (en) | Recording tape cartridge | |
EP0209892A2 (en) | Disc cartridge with a cleaning mechanism | |
JPH0643883U (ja) | ディスクカートリッジ | |
JPH09213043A (ja) | ディスクカートリッジ | |
US6577592B1 (en) | Disc cartridge | |
JPH0643881U (ja) | ディスクカートリッジ | |
US5793583A (en) | Magnetic disk cartridge | |
US5910941A (en) | Disc cartridge lid structure | |
JP2564392Y2 (ja) | 光ディスク用カートリッジ | |
JP2926015B2 (ja) | カートリッジ | |
US5018039A (en) | Disc cartridge with thick portion surrounding head insertion hole | |
JPS6141177Y2 (ja) | ||
JP3282192B2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
JP2665218B2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
JP2654421B2 (ja) | ディスクカートリッジ | |
JP2594767Y2 (ja) | 光ディスク | |
JPH0333986Y2 (ja) | ||
JP2595912Y2 (ja) | カートリッジ | |
JPH0624051Y2 (ja) | ディスクハブ | |
JPH0643882U (ja) | ディスクカートリッジ | |
JPH05182403A (ja) | 記録再生用カートリッジ | |
JPH10188517A (ja) | ディスクカートリッジ | |
JPH10106220A (ja) | テープカセット用リール | |
JPH0515174U (ja) | デイスクカートリツジ | |
JPH08185682A (ja) | ディスクカートリッジ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981110 |