JPH0643873B2 - パイロット操作逆止め弁 - Google Patents

パイロット操作逆止め弁

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JPH0643873B2
JPH0643873B2 JP1072694A JP7269489A JPH0643873B2 JP H0643873 B2 JPH0643873 B2 JP H0643873B2 JP 1072694 A JP1072694 A JP 1072694A JP 7269489 A JP7269489 A JP 7269489A JP H0643873 B2 JPH0643873 B2 JP H0643873B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、制御流れ時の流通流体に絞り作用を与えるパ
イロット操作逆止め弁に関する。
〔従来の技術〕
この種の弁が実公昭54−25595に記載されてい
る。この弁は、パイロットピストンでポペット弁付を弁
座から離座させる制御流れ時に、ポペット弁体のパイロ
ットピストンと反対側に設けた調整ねじの軸方向移動に
よりポペット弁体の離座量を制限することでパイロット
ピストンの停止位置を定め、パイロットピストン先端部
に設けられて制御流れ時の流通流体に絞り作用を与える
絞り部の開度をパイロットピストン停止位置に応じて調
整するよう設けている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながらこの構成では、自由流れ時にもポペット弁
体の離座量が調整ねじによって制限されるため、自由流
れにおける大流量流通時にポペット弁体が十分離座でき
ず、抵抗が大きくなる問題点がある。
本発明は、自由流れ時におけるポペット弁体離座量が絞
り部の開度調整で制限されないようにして、ポペット弁
体が大きい離座量をとることを可能にし大流量流通時の
抵抗増大を防止できるパイロット操作逆止め弁を得よう
とするものである。
〔問題点を解消するための手段〕
このため本発明は、弁本体に形成して負荷ポートに連通
すると共に弁座を介して給排ポートに連通する弁孔と、
負荷ポートからの圧力の作用を受けて弁座へ着座し負荷
ポートから給排ポートへの流通を阻止すると共に給排ポ
ートからの圧力の作用を受けて弁座から離座し給排ポー
トから負荷ポートへの自由流れを得るよう弁孔内へ軸方
向移動自在に収容して設けたポペット弁体と、パイロッ
ト圧力の作用を受けて移動しポペット弁体を弁座から所
定量離座せしめ負荷ポートから給排ポートへ流通する制
御流れを得るパイロットピストンとを備えたパイロット
操作逆止め弁であって、弁本体に螺合された調整ねじ部
材の回動操作により軸方向へ移動される調整筒体をポペ
ット弁体と摺動自在に嵌合して弁孔内に収容すると共
に、制御流れ時に負荷ポートからの流体を弁座を介して
給排ポートへまた自由流れ時に弁座を介して給排ポート
からの流体を負荷ポートへそれぞれ流通させる流通室
と、負荷ポートからの圧力をポペット弁体に作用してポ
ペット弁体を着座方向へ押圧させる作用室とを弁孔内に
形成し、流通室と負荷ポート間には、調整筒体の軸方向
移動によって開度が調整されてパイロットピストンによ
りポペット弁体が弁座より所定量離座された際に流通流
体に絞り作用を与える。絞り部と、パイロットピストン
による所定量の離座より大きくポペット弁体が弁座より
離座することにより絞り部による絞り作用を解消するよ
う流通室と負荷ポート間の流通面積を拡大する絞り解消
部とをそれぞれ設け、作用室を流通室と負荷ポート間に
設けられる絞り部の自由流れ時における下流側へ連通し
て、この絞り部を介することなく負荷ポートからの圧力
を作用室へ導くようにしている。
〔作用〕
このような構成によれば、絞り部は流通室と負荷ポート
間に設けられていて調整筒体の軸方向移動によって開度
が調整されるから自由流れ時のポペット弁体離座量とは
関係なく絞り部の開度を調整することができる。このた
め、ポペット弁体は絞り部の開度調整で制限されること
なく自由流れ時に大きい離座量をとることが可能とな
り、従来例の如き、大流量流通時の抵抗増大を防止でき
る。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面により説明する。第1図に
おいて、1は本体で、長手方向に、左右対称状の設置孔
2を貫通している。設置孔2には、両端にねじ部2A,
2Bを有し、中央寄りに、それぞれ切換弁Dに接続する
給排ポート3,4が連通形成され、また、給排ポート
3,4の外側に複動形のシリンダCに接続する負荷ポー
ト5,6が連通形成されている。7は内端に弁座8を形
成する小径筒部7Aを設けた筒体で、ねじ部2Aに螺着
する筒体9によって設置孔2の左側に嵌着している。そ
して両筒体7,9内には、弁座8を介して給排ポート3
に連通し、また筒体7の複数の通孔7Bを介して負荷ポ
ート5に連通する、一連の弁孔10が形成されている。
弁孔10内には、外端に一体的に結合した調整ねじ部材
11Aを筒体9のねじ孔部9Aに螺合して外部からの操
作で調整ねじ部材11Aが回動されることで軸方向移動
するよう、調整筒体11が摺動自在に収容されると共
に、弁座8に対し離座、着座して弁座8を開閉するよう
軸方向移動するポペット弁体12が給排ポート3からの
油圧力で離座方向に押圧作用されるよう、調整筒体11
の内孔部11Bに摺動自在に嵌合して収容されている。
13はポペット弁体12を着座方向に押圧するばねであ
る。14は設置孔2の右端を閉じるようねじ部2Bに螺
着した栓体であって、本体1、筒体7,9と共に弁本体
Vを形成している。設置孔2の中央部には、ポペット弁
体12に当接する押し部15Aを有したパイロットピス
トン15が摺動自在に嵌合しており、パイロットピスト
ン15は、給排ポート4から負荷ポート6へ流通する圧
油の圧力をパイロット圧力として受けてポペット弁体1
2を所定量離座するよう、筒体7の内端に当接するまで
移動可能である。通孔7Bが開口する筒体7の内周と調
整筒体11の内端とで、調整筒体11を軸方向へ移動さ
せる調整ねじ部材11Aの回動に応じた開度となる絞り
部Xが形成される。そして、弁孔10内は、絞り部Xを
介して負荷ポート5に連通され、かつ、ポペット弁体1
2の離座により弁座8を介して給排ポート3に連通され
る流通室16が形成されると共に、絞り部Xを介するこ
となく、通路17を介して負荷ポート5に連通され、負
荷ポート5からの油圧力をポペット弁体12に着座方向
に作用している作用室18が形成されている。調整筒体
11には、半径方向に複数の通孔11Cが設けられ、常
時はポペット弁体12の外周面によって通孔11Bを閉
じているが、ポペット弁体12の内端が通孔11Cに達
する程、前述のパイロットピストン15による所定量の
離座よりも大きくポペット弁体12が離座すると、通孔
11Cは、通孔7Bを介して流通室16と負荷ポート5
間を連通するよう開かれて流通室16と負荷ポート5間
の流通面積を拡大し絞部Xによる絞り作用を解消できる
解消部Yが、ポペット弁体12と通孔11Cにより形成
されている。なお、19は調整ねじ部材11Aを固定す
るロックナットである。
第1図の実施例の作動を説明する。図示状態では、給排
ポート3、4は切換弁DでタンクTに接続され、ポペッ
ト弁体12が弁座8に着座し、負荷ポート5,6が接続
した図示しない複動形のアクチユエータは停止保持され
ている。このとき絞り部Xは、絞り作用が得られない最
大開度状態であり、調整ねじ部材11Aの回動で調整筒
体11を右方に移動し、絞り部Xの開度を適宜な値に調
整する。そして、切換弁Dで給排ポート4を油圧源P
に、給排ポート3をタンクTに接続すると、給排ポート
4、負荷ポート6からアクチユエータに供給される圧油
の圧力を受けるパイロットピストン15が筒体7の内端
に当接するまで左方に移動し、ポペット弁体12を所定
量弁座8から離座させる。このため負荷ポート5は絞り
部X、弁座8を介して給排ポート3に連通して、制御流
れ状態が得られ、このとき、絞り部Xによる絞り作用を
受けてシリンダCはメータアウト制御されて下降する。
再び両給排ポート3,4をタンクTに接続するとポペッ
ト弁体12はばね13と負荷ポート5の圧により弁座8
に着座し、シリンダCが停止保持される。そして、給排
ポート3を油圧源Pに、給排ポート4をタンクTに接続
すると、給排ポート3に導入される圧油の圧力を受けて
ポペット弁体12はばね13と作用室18内の圧力によ
る押圧に抗し弁座8から離座し、給排ポート3から負荷
ポート5へ流通する自由流れ状態が得られる。ここで、
ポペット弁体12の離座によって流通が生じるとき、負
荷ポート5へは絞り部Xをへて流通することにより、絞
り作用で絞り部X前位が圧力上昇し、作用室18は、絞
り部X後位の負荷ポート5の圧力が導入されているた
め、ポペット弁体12は、前記圧力上昇した給排ポート
3からの圧油によって強く押圧され、絞り部Xの絞り作
用を解消すべく大きく離座して左方へ移動し絞り解消部
Yにおいて、通孔11Cが開かれる。そして、流通室1
6から負荷ポート5へは、通孔11Cを介しても流通さ
れることにより大流量が流通し、シリンダCは絞り部X
の絞り作用を受けずに高速で上昇する。
なお、前記自由流れ状態において、絞り部Xの開度が十
分大きく実質的に絞り作用を生じない場合や、給排ポー
ト3、負荷ポート5を介してシリンダCに給供する流量
を別途絞り弁でメータイン制御したり、負荷ポート6、
給排ポート4を介してタンクに排出する流量を別途絞り
弁でメータアウト制御する場合で、アクチュエータへの
供給流量が絞り部Xで実質的な絞り作用を生じない程度
に設定される場合には、絞り作用に伴なう前記の如き圧
力上昇が生じなく、圧力上昇によりポペット弁体12が
強く押圧され大きく離座する前記の事態が生じなくて、
通孔11Cは開かない。
第2図から第7図はそれぞれ他の実施例を示し、第1図
と同等部分には同符号を付し、異なった点について順次
説明する。
第2図の実施例は、弁孔10内には、筒体9のねじ部9
Aに螺着した調整ねじ部材11Aに外端が当接する調整
筒体11が摺動自在に収容されて調整ねじ11Aの回動
に応じて軸方向に移動自在となっている。調整筒体11
には、ポペット弁体12が、そのランド12Aによって
摺動自在に、収容されている。そしてポペット弁体12
が、パイロットピストン15によって所定量弁座8から
離座されるとき、ランド12A内端と通孔11Cとで、
調整ねじ部材11Aの回動に応じた開度の絞り部Xが形
成されると共に、ポペット弁体12の、前記所定量以上
の離座によって一層大きく通孔11Cを開くことができ
るようにして、絞り解消部Yを設けている。そして、制
御流れ時には、図示の閉じている通孔11Cが開かれて
絞り部Xが形成され、自由流れ時に、制御流れ時よりも
大きくポペット弁体12が離座すると通孔11Cが一層
開いて、第1図の実施例と同様の作用効果が得られる。
第3図の実施例では、弁孔10には、調整筒体11を摺
臂自在に収容し調整ねじ部材11Aの回動に応じて軸方
向に移動するようにし、調整筒体11の内端と、筒体7
に複数設けた通孔70とで、調整ねじ部材11Aの回動
に応じた開度の絞り部Xを形成している。そして、調整
筒体11に摺動自在に嵌合したポペット弁体12に、筒
体7内で弁孔10内面と摺動するランド12Aを設け、
複数の通孔71で負荷ポート5に連通する筒体7内周の
環状溝72を、ポペット弁体12の着座時とパイロット
ピストン15によって所定量ポペット弁体12が離座さ
れる制御流れ時にはランド12Aが環状溝72を閉じ、
所定量よりさらに大きくポペット弁体12が離座される
とランド12Aが環状溝72を開くようにして、絞り解
消部Yが設けている。30はパイロットピストン15作
動のためのパイロットポートである。
この作動において、図示状態は、負荷ポート5が、自重
で下降方向に負荷される単動式のシリンダCに接続さ
れ、また、切換弁Dにより、給排ポート3がパイロット
ポート30と共にタンクTに接続している。このとき、
ポペット弁12は、作用室18の圧力及びばね13によ
り弁座8に着座され、シリンダCは停止保持されてい
る。ここでパイロットポート30を油圧源Pに接続する
と、パイロットピストン15が左方に移動し、ポペット
弁体12を所定量、弁座8から離座し、制御流れ状態と
なり、負荷ポート5から給排ポート3をへてタンクへの
流通が絞り部Xによる絞り作用をうけ、シリンダCはメ
ータアウト制御のもとに下降する。また図示状態より、
給排ポート3を油圧源Pに接続すれば、ポペット弁体1
2が給排ポート3から流入する圧油によって離座されて
自由流れ状態となり、第1図の場合同様、作用室18に
絞り部X後位の負荷ポート5の圧力が導入されることか
ら、ポペット弁体12は、制御流れ時よりも一層大きく
離座して環状溝72が開かれ、絞り部Xの絞り作用が解
消されてシリンダCは上昇作動する。なお自由流れ時
に、絞り部Xの開度が絞り作用を生じない程十分大きか
ったり、別途シリンダCへの供給流量が絞り部Xで実質
的に絞り作用が得られない程度に設定される場合には、
通孔71は開かれない。
第4図の実施例は、本体1の弁孔10内面にランド12
Aで摺動するポペット弁体12に、径方向の通孔12C
を複数有して調整筒体11が嵌合する嵌合孔12Dを設
け、筒体9内周に設けて、複数の通孔9Bにより作用室
18に連通している環状溝9Cと、調整筒体11に複数
設けた通孔11Dにより、調整ねじ部材11Aの回動に
応じた開度が得られる絞り部Xを形成して制御流れ時に
は作用室18から絞り部X、調整筒体11内部をへて嵌
合孔12D、通孔12C、さらに弁座8をへて負荷ポー
ト5から給排ポート3に流通するようにしている。そし
て、調整筒体11に、径方向に複数設けた通孔11E
と、複数の通孔12Eで作用室18に連通して嵌合孔1
2D内周に設けた環状溝12Fによりポペット弁体12
が制御流れ時より一層大きく離座すると、嵌合孔12D
内面で閉じられていた通孔11Eが環状溝12Fに連通
するよう開かれる絞り解消部Yを形成している。
そして、第5図の実施例は、制御流れ時のパイロットピ
ストン15によるポペット弁体12の所定量の離座によ
り、通孔11Eが調整ねじ部材11Aの回動に応じた開
度で環状溝12Fに開かれるようにして絞り部Xを形成
すると共に、所定量以上の離座により通孔11Eが一層
大きく環状溝12Fに開かれて絞り解消部Yをも形成す
るよう、第4図の実施例を変更したものである。
また、第6図の実施例は、制御流れ時よりも一層大きく
ポペット弁体12が離座すると、ランド12Aにより、
弁孔10内面に設けて負荷ポート5に連通する環状溝1
0Aが開かれることにより絞り解消部Yを形成するよ
う、第4図の実施例を変更したものである。
これら第4図、第5図、第6図の実施例でも、第3図の
実施例と同様の作用効果が得られる。第7図の実施例
は、第1図の実施例に付加して、給排ポート4、負荷ポ
ート6間にも、第1図で詳述した給排ポート3、負荷ポ
ート5間に介在している弁機構と同様の部品で構成され
て同様に作動する弁機構を設けたもので、給排ポート
3,4を油圧源に接続しないとき、図示の如く各ポペッ
ト弁体12,112は弁座8,108に着座して、負荷
ポート5,6が接続する複動形のアクチユエータは停止
保持される。そして、給排ポート4を油圧源に給排ポー
ト3をタンクに接続すると、ポペット弁体112は供給
される圧油による離座して給排ポート4、負荷ポート6
間に自由流れ状態となり、またポペット弁体12はパイ
ロットピストン15により離座されて負荷ポート5、給
排ポート3間は制御流れ状態となって、絞り部Xにより
アクチユエータはメータアウト制御されて一方に作動す
る。また、給排ポート3を油圧源に給排ポート3をタン
クに接続すると、ポペット弁体12は供給される圧油で
離座して給排ポート3、負荷ポート5間は自由流れ状態
となり、ポペット弁体112は、パイロットピストン1
5で離座されて、負荷ポート6、給排ポート4間は制御
流れ状態となり、絞り部100Xによりアクチュエータ
はメークアウト制御されて他方へ作動する。なお、アク
チユエータへの供給流量はメータアウト制御する排出側
の絞り部Xあるいは100Xで規制されるから、絞り解
消部100YあるいはYの通孔111Cあるいは11C
は、供給側における絞り部100XあるいはXの開度
が、規制された供給流量に対し大きくて実質的に絞り作
用をなさない場合には自由流れとなるポペット弁体11
2あるいは12は大きく離座せずに開かないが、そうで
ない場合には開かれる。
なお、各実施例とも、油圧用のものを示したが、水圧等
の適宜な液圧用や、空気圧等の気体圧用とすることもで
きる。
〔発明の効果〕
このように本発明では、制御流れ時の流通流体に絞り作
用を与える絞り部は、流通室と負荷ポート間に設けられ
ていて調整筒体の軸方向移動によって開度が調整される
ので、絞り部の開度を自由流れ時におけるポペット弁体
の弁座からの離座量とは関係なく調整でき、ポペット弁
体は絞り部の開度調整で、制限されることなく自由流れ
時に大きい離座量をとることが可能となり、大流量流通
時の抵抗増大を防止できる。
なお、実公昭62−17663号公報に記載のように、
ポペット弁体と弁座を含めた逆止め弁機構を弁孔内に軸
方向移動自在に設置し、制御流れの際のパイロットピス
トンにより弁座から離座されるポペット弁体の離座量が
逆止め弁機構の軸方向移動に応じ変化されるようにし
て、弁座においてその開度がポペット弁体の離座量に応
じ変化する絞り部を形成するものであっても、自由流れ
時におけるポペット弁体離座量は絞り部の開度調整によ
り格別制限されることはない。しかしこの場合、ポペッ
ト弁体は自由流れに際し絞り作用を与えないよう弁座を
大きく開く必要上、ポペット弁体の離座量の小さい狭い
範囲でしか絞り部に利用できないうえ、ポペット弁体の
離座量変化に対する弁座の開度変化が大きくなり、絞り
部の細かい開度調整が困難で開度の調整作業がしずらい
ものとなるが、本発明では、絞り部は、弁座での開度を
利用せずに流通室と負荷ポート間に設けられるので、自
由流れの際の弁座開放とは直接関係なく好適な絞り作用
を与えることができるよう形成でき、細かい開度調整の
しやすい絞り部を得ることができる。
また、ポペット弁体と、絞り部の開度を設定するための
調整筒体とを、嵌合状態で配設しているから、全体を小
形状とすることができる。さらに負荷ポートからの圧力
でポペット弁体を着座方向に押圧作用するための作用室
を、絞り部を介することなく負荷ポートに連通している
ため、自由流れにおいて、ポペット弁体が弁座から離座
して生じる流通に絞り部が絞り作用を与えると、これに
伴い絞り部前位に生じる上昇圧力によってポペット弁体
を強く離座方向に押圧して絞り解消部により絞り作用が
解消される位置へと大きく離座させることができて、自
由流れ時の流通に絞り部による絞り作用を与えないよう
にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を、第2図から第7図はそれ
ぞれ他の実施例を示す縦断面図である。 3,4……給排ポート、5,6……負荷ポート、8,1
08……弁座、12,112……ポペット弁体、15……
パイロットピストン、10……弁孔、11……調整筒
体、11A……調整ねじ部材、16……流通室、18……
作用室、X……絞り部、Y……絞り解消部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁本体に形成して負荷ポートに連通すると
    共に弁座を介して給排ポートに連通する弁孔と、負荷ポ
    ートからの圧力の作用を受けて弁座へ着座し負荷ポート
    から給排ポートへの流通を阻止すると共に給排ポートか
    らの圧力の作用を受けて弁座から離座し給排ポートから
    負荷ポートへの自由流れを得るよう弁孔内へ軸方向移動
    自在に収容して設けたポペット弁体と、パイロット圧力
    の作用を受けて移動しポペット弁体を弁座から所定量離
    座せしめ負荷ポートから給排ポートへ流通する制御流れ
    を得るパイロットピストンとを備えたパイロット操作逆
    止め弁であって、弁本体に螺合された調整ねじ部材の回
    動操作により軸方向へ移動されるポペット弁体と摺動自
    在に嵌合して弁孔内に収容すると共に、制御流れ時に負
    荷ポートからの流体を弁座を介して給排ポートへまた自
    由流れ時に弁座を介して給排ポートからの流体を負荷ポ
    ートへそれぞれ流通させる流通室と、負荷ポートからの
    圧力をポペット弁体に作用してポペット弁体を着座方向
    へ押圧させる作用室とを弁孔内に形成し、流通室と負荷
    ポート間には、調整筒体の軸方向移動によって開度が調
    整されてパイロットピストンによりポペット弁体が弁座
    より所定量離座された際に流通流体に絞り作用を与える
    絞り部と、パイロットピストンによる所定量の離座より
    大きくポペット弁体が弁座より離座することにより絞り
    部による絞り作用を解消するよう流通室と負荷ポート間
    の流通面積を拡大する絞り解消部とをそれぞれ設け、作
    用室を流通室と負荷ポート間に設けられる絞り部の自由
    流れ時における下流側へ連通して、この絞り部を介する
    ことなく負荷ポートからの圧力を作用室へ導くようにし
    たことを特徴とするパイロット操作逆止め弁。
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