JPH0643839B2 - 遠心フアン - Google Patents

遠心フアン

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JPH0643839B2
JPH0643839B2 JP61250739A JP25073986A JPH0643839B2 JP H0643839 B2 JPH0643839 B2 JP H0643839B2 JP 61250739 A JP61250739 A JP 61250739A JP 25073986 A JP25073986 A JP 25073986A JP H0643839 B2 JPH0643839 B2 JP H0643839B2
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JP
Japan
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ceramic tile
base plate
impeller
ceramic
main plate
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清司 長嶋
泰生 住吉
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、遠心ファン、殊に石炭焚きボイラにおけるガ
ス再循環ファンの如き摩耗性の高い流体を扱う遠心ファ
ンにおいて、その羽根車及び主板の耐摩耗技術に関す
る。
従来の技術 摩耗性の高い流体を扱う遠心ファンにおいては、その羽
根車(両吸込みファンでは主板を含めて)を流体による
摩耗から保護する必要がある。
特に大容量で高風圧の遠心ファン例えば石炭焚きボイラ
用ガス再循環ファンにおいては、どうしても吸込側軸方
向のガス流速が速くなり、また羽根車出口部では周速が
速くなるため、羽根車入口先端部の主板寄りとこれにつ
ながる主板部においてはガス中に含まれている灰との衝
突摩耗が激しく、また羽根車出口部においては灰とのす
べり摩耗が激しくなる。そして、これら羽根車及び主板
はファンの主要な強度部材であるため、その摩耗はファ
ンの寿命を縮める重大な要因となる。
このため、大容量、高風圧でかつ300℃を越える高温の
ガスを扱う石炭焚きボイラ用ガス再循環ファン等におい
ては、その羽根車及び主板の耐摩耗対策として耐摩耗性
に優れているセラミックタイルを使用することが考えら
れているが、取り扱うガスの温度が300℃以上であるこ
とから接着剤の使用が不可能であり、したがってセラミ
ックタイルを羽根車及び主板の表面に貼り付けることが
できないので、今日でも羽根車及び主板に薄い鋼板製の
ライナを取付け、このライナの表面に一定の間隔を置い
て硬化肉盛溶接を施す耐摩耗対策を採っている。
ただし、200℃以下のガスを扱うファンにおいては、従
来、その羽根車及び主板の表面にセラミックタイルを接
着剤により貼り付けて、耐摩耗対策を採っているものも
ある。
発明が解決しようとする問題点 以上述べた従来技術は、次のような問題がある。
すなわち、鋼板製ライナに硬化肉盛溶接を施す耐摩耗対
策では耐久性が短く、定期的に多額の費用をかけて補修
工事を行う必要があるとともに、硬化肉盛の補修時には
多量の入熱が伴うので鋼板製ライナの寿命が著しく低下
し、数回の硬化肉盛補修後には鋼板製ライナを含めて全
体を交換する必要がある。
また、セラミックタイルを貼り付ける耐摩耗対策では、
接着剤の強度及び強度の経年劣化に問題があり、そして
前述した如く、300℃以上のガスを取り扱うファンには
接着剤を使用できないという問題がある。
問題点を解決するための手段 本発明は、このような従来の問題点を解決するためにな
されたもので、多数の台形状のセラミックタイルをベー
スプレートの組込み面に複数列間隔を置いて配置すると
ともに、各セラミックタイルの底部をベースプレートの
組込み面に形成したあり溝に該組込み面に対して垂直方
向には不動でかつ水平方向には可動自在に係合する関係
で緩衝部材を介して組込んでセラミックライナを構成
し、このセラミックライナのベースプレートを遠心ファ
ンの羽根車及び主板の表面に取付けたものである。
作用 上記の手段によれば、遠心ファンの羽根車及び主板の表
面にセラミックタイルを接着剤を使用しないで取付け
て、耐摩耗性を向上させることができる。
また、各セラミックタイルは応力が集中しやすいルート
部をなくした台形状の形であるので、応力集中により損
傷する部分がなく、かつ台形のために摩耗性流体中の異
物を吹き飛ばすことができる。そして、各セラミックタ
イルとベースプレートとの間には緩衝部材が介装されて
いるので、両者の熱伸び差の発生を吸収できるととも
に、振動によるセラミックタイルのガタを防止できる。
実施例 以下図面を参照して、本発明の実施例について詳述す
る。
第1図は本発明を実施した遠心ファンの全体構造を示
し、1は吸込口、2は羽根車、3はロータ、4は主板、
5は側板であり、羽根車2、主板4及び側板5の各表面
の適所には本発明にしたがって多数のセラミックライナ
6が取付けられている。
第2図及び第3図は、このようなセラミックライナの一
例を示す。各セラミックライナ6は台形状のセラミック
タイル7を包含し、これらセラミックタイル7が鋼板製
のベースプレート8の組込み面に複数列間隔を置いて配
置されるとともに、各セラミックタイル7の底部がベー
スプレート8の組込み面に形成されているあり溝9に該
組込み面に対して垂直方向には不動でかつ水平方向には
可動自在に係合する関係で緩衝部材を介して組込まれて
いる。
この緩衝部材は、本実施例では、ベースプレート8のあ
り溝9の底部に形成した孔10に挿入されたばね11と鋼球
12とによって構成されている。
以上の如く構成されたセラミックライナ6は、それか
ら、そのベースプレート8が羽根車2(及び主板)の表
面にボルト締め又は溶接等によって取付けられる。
第4図は緩衝部材の他の例を示し、第2図及び第3図に
示した孔10を貫通して形成し、この孔の中にばね11と鋼
球12とを入れて締付ねじ13により締付けるようにしたも
のである。
また、第5図は緩衝部材の更に他の例を示し、セラミッ
クタイル7とベースプレート8のあり溝9との間の隙間
に厚みが0.1〜0.3mm程度の黒鉛系又は耐熱性繊
維系のシート材等から成るクッション材14を挿入したも
のである。
発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば、遠心ファンの羽
根車及び主板の表面に接着剤を使用することなしにセラ
ミックタイルを取付けることができる。したがって、30
0℃を越える高温ガスを扱う石炭焚きボイラ用ガス再循
環ファンの如き遠心ファンにもセラミックタイルを使用
して耐摩耗性を飛躍的に向上させることができ、よって
長期間使用可能な遠心ファンを提供することができる。
また、各セラミックタイルは羽根車及び主板とは別体の
ベースプレートに組込まれるので、セラミックタイルの
ベースプレートへの組込みを作業の容易な場所及び位置
で行うことができるとともに、セラミックタイルを羽根
車及び主板の必要個所のみに取付けることができる。
更に、各セラミックタイルは応力が集中しやすいルート
部をなくした台形状の形であるので、応力集中により損
傷する部分がなく、かつ材料加工にかかる費用と手間を
少なくすることができる。また、このようにセラミック
タイルは台形のために、摩耗性流体中の灰粒子、金属
片、ゴミ等の異物を吹き飛ばすことができ、したがって
セラミックタイルの列間のベースプレート部分、すなわ
ちセラミックタイルがない部分に異物が直接衝突するこ
とはなく、該部分の摩耗を防止することができる。
更に、各セラミックタイルとベースプレートとの間には
緩衝部材が介装されているので、遠心ファンが運転中に
温度が上がり、セラミックタイルとベースプレートとの
間に熱伸び差が発生しても、緩衝部材により吸収してセ
ラミックタイルの損傷を防止することができる。また、
緩衝部材は羽根車の振動のためにセラミックタイルがガ
タつくのを防止し、これによりセラミックタイルとベー
スプレートとの衝突を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した遠心ファンの一例を示す全体
構造の斜視図、第2図はその羽根車及び主板に取付けら
れるセラミックライナの一例を示す要部の断面斜視図、
第3図は第2図の一部詳細図、第4図及び第5図は該セ
ラミックライナの他の異なる二列を示す断面図である。 1……吸込口、2……羽根車、3……ロータ、4……主
板、5……側板、6……セラミックライナ、7……セラ
ミックタイル、8……ベースプレート、9……あり溝、
10……孔、11……ばね、12……鋼球、13……締
付けねじ、14……クッション材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の台形状のセラミックタイルをベース
    プレートの組込み面に複数列間隔を置いて配置するとと
    もに、各セラミックタイルの底部をベースプレートの組
    込み面に形成したあり溝に該組込み面に対して垂直方向
    には不動でかつ水平方向には可動自在に係合する関係で
    緩衝部材を介して組込んでセラミックライナを構成し、
    このセラミックライナのベースプレートを羽根車及び主
    板の表面に取付けたことを特徴とする遠心ファン。
JP61250739A 1986-10-23 1986-10-23 遠心フアン Expired - Fee Related JPH0643839B2 (ja)

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JPS63106399A JPS63106399A (ja) 1988-05-11
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JP2010190251A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Akebono Brake Ind Co Ltd パッド装着機構
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JPS6098791U (ja) * 1984-07-24 1985-07-05 株式会社荏原製作所 羽根車
JPS6098794U (ja) * 1984-07-25 1985-07-05 株式会社荏原製作所 羽根車

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