JPH064369B2 - アンチロール装置 - Google Patents

アンチロール装置

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JPH064369B2
JPH064369B2 JP60088387A JP8838785A JPH064369B2 JP H064369 B2 JPH064369 B2 JP H064369B2 JP 60088387 A JP60088387 A JP 60088387A JP 8838785 A JP8838785 A JP 8838785A JP H064369 B2 JPH064369 B2 JP H064369B2
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roll
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忠 城
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/32Details
    • F16F9/44Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction
    • F16F9/46Means on or in the damper for manual or non-automatic adjustment; such means combined with temperature correction allowing control from a distance, i.e. location of means for control input being remote from site of valves, e.g. on damper external wall

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アンチロール装置に関し、特に、アンチロー
ル機能を発揮する等して車輌の姿勢制御を可とすると共
に、ショックアブソーバとしての減衰機能の発揮も可と
し得るようにしたアンチロール装置に関する。
〔従来の技術〕
車輌の走行安定性を向上させるために、アンチロール装
置が車輌に装備されることは周知であるとともに、従来
より、種々のアンチロール装置が提案されている。そし
て、これら従来の車高調整装置は、車輌の急旋回時に車
輌の一側が大きく沈み沈むロール現象を防止するため
に、その沈み込み作用を受けるアンチロールユニットに
大きい反力を生じさせることとして、アンチロール機能
を発揮させるものとして提案されている。
例えば、その一例として第7図に示すようなアンチロー
ル装置の提案がある。すなわち、この従来の提案に係る
アンチロール装置は、左右一対のアンチロールユニット
1,1を有すると共に、各アンチロールユニット1を構
成するシリンダ1a内にはピストン部1bによって区画
形成された上方室Aおよび下方室Bを有し、かつ、一方
の上方室Aは他方の下方室Bと、また、一方の下方室B
は他方の上方室Aとそれぞれ所謂タスキ状に連通されて
いるものである。そして、各シリンダ1a内上端にはガ
ス室Gを有し、各アンチロールユニット1はその上端を
車体側に連結し、下端を車軸側に連結しているものであ
る。
これによって、例えば、左右のアンチロールユニット
1,1が同位相で収縮する時は、各上方室Aはピストン
ロッド1cの侵入体積分だけガス室Gを圧縮することと
なる。このとき、ガス室Gはピストンロッド1cの侵入
体積分だけ圧縮されることとなるので、各ピストンロッ
ド1cに発生する反力は小さいものであり、車輌の通常
走行時にあって、その乗心地を悪化させることはない。
そして、左右のアンチロールユニット1,1が逆位相で
伸縮するとき、すなわち、車輌が急旋回をする場合等の
とき、例えば、図中右方のアンチロールユニット1が収
縮し左方のアンチロールユニットが伸長するときは、右
方の上方室Aは自からの圧縮の上に、左方の下方室Bか
らの圧縮も受けることとなり、このとき右方のガス室G
は極めて大きい圧縮を受ける。すなわち、極めて大きい
反力を発生させることができ、アンチロール機能を発揮
し、車輌の走行安定性が得られることとなる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前記従来の提案によるときは、所謂タス
キ状に通路を形成しなければならないので、車輌への装
備にあって取付スペース上の規制を受け易くなる欠点が
あると共に、この従来例のアンチロール装置は、本来的
にはアンチロール機能を発揮させるためにだけで、車輌
に装備されることとなるので、車輌の乗心地良化のため
のショックアブソーバは別途車輌に装備されなければな
らない不都合を生じさせる。そして、各アンチロールユ
ニット1における上方室Aと下方室Bとは、互いに独立
したものとし形成されるため、ピストン部1bにおける
油漏れや、シリンダ1a外部への油漏れがあると、上方
室Aおよび下方室B内における油量の変化あるいはガス
室Gにおける容積変化が招来されることとなり、その結
果、反発力の特性が変化することとなる危惧がある。そ
してさらに、アンチロールユニット1の温度が上昇する
と、当該アンチロールユニット1内の油が膨張してガス
室を圧縮し、わずかでもロール現象すなわち逆位相を生
じた時には、大きな反力が生じるようになるとともに、
同位相時でも大きい反力が発生し易くなり、車輌の乗心
地が悪化したり、アンチロールユニット1の耐久性が低
下したりする不都合もある。
〔発明の目的〕
そこで本発明は、必要なときにアンチロール機能を発揮
する等して車輌の姿勢制御を可とすると共に、ショック
アブソーバとしての減衰機能の発揮も可とすることがで
き車輌の乗心地や操縦安定性を改良できるアンチロール
装置を新たに提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本発明の構成を、シリン
ダ内を上方室と下方室に区画するピストン部に一方弁と
しての伸側バルブを配設し、この伸側バルブを通して上
方室を下方室に連通すると共に、下方室を通路によって
シリンダの外周に設けたリザーバ室に連通し、さらに、
このリザーバ室を途中にチェックバルブをもつ戻り通路
で上方室に連通する一方、上記下方室をリザーバ室に連
通する通路の途中に切換バルブを配設し、この切換バル
ブで下方室をリザーバ室とアキュムレータとに選択的に
連通し得るように構成したことを特徴とするとしたもの
である。
以下、図示した実施例に基づいて本発明を説明する。
第1図に示すように、本発明に係るアンチロール装置
は、アンチロールユニット10を有してなる。
当該アンチロールユニット10は、その下端が車軸(図
示せず)側に連結されると共に、その上端が車体(図示
せず)側に連結されることを可とするように、上下端に
ブラケット11,12を有している。そして、このアン
チロールユニット10は、シリンダ13内に挿通された
ピストンロッド14の先端に配設されたピストン部15
を有し、当該ピストン部15によって区画形成されたシ
リンダ13内の上方室Aと下方室Bとを有している。そ
してまた、このアンチロールユニット10は、上記ピス
トン部15に逆止弁を有する一方弁としての伸側バルブ
16を有すると共に、シリンダ13の下底部にはベース
シート部17を有している。このベースシート部17に
は、逆止弁を有する圧側バルブ18とチェックバルブ1
9を有している。そしてさらに、このアンチロールユニ
ット10は、上記シリンダ13外部にアウターチューブ
20によって上記シリンダ13を囲むように形成された
リザーバ室Cを有している。なお、このリザーバ室Cの
上端内部はガス室Gとされているものである。
上記本実施例に係るアンチロールユニット10におい
て、シリンダ13の下底部のベースシート部17に圧側
バルブ18が形成されていることとされているが、これ
に代えて、当該圧側バルブ18の配設を省略するもので
あってもよい。
上記リザーバ室Cは、上記上方室Aおよび下方室Bと
は、通路21を介する以外、互いに連通されていない。
すなわち、当該通路21は、上記下方室Bとの連通を可
とするベースシート部内油室B′と上記リザーバ室Cと
を連通すると共に、当該通路21には上記上方室Aに連
通する戻り通路22が連結されているもので、上記通路
21および戻り通路22を介して、リザーバ室Cと上方
室Aおよび下方室Bとの連通が可とされているものであ
る。
なお、上記戻り通路22中には、リザーバ室C側から上
方室A側への油の通過を可とするチェックバルブ23が
配設されている。
上記通路21には、アキュムレータQが切換バルブ24
を介して連結されている。当該切換バルブ24は外部信
号25によって切換作動されて上記通路21内と上記ア
キュムレータQ内との連通を可とするように形成されて
いる。そして、上記外部信号の入力がなくなると、図示
する平常使用状態に切り戻されるように形成されてい
る。
なお、前記ベースシート部内油室B′と切換バルブ24
との間の通路21中にあって、当該通路21から分岐通
路21′が延設されており、当該分岐通路21′は上記切換
バルブ24に連通されている。そして、上記分岐通路に
は、ベースシート部内油室B′からアキュムレータQへ
向けて油の通過を不可とするチェックバルブ26が配設
されている。
以上のように構成された本発明に係るアンチロール装置
の作動について説明する。
先ず、アンチロールユニット10が収縮するとき、ピス
トン部15の下降によって、下方室B内の油はベースシ
ート部17の圧側バルブ18を通過し、ベースシート部
内油室B′を介して通路21内に流入する。そして、上
記圧側バルブ18を油が挿通するときに所望の圧側減衰
力が発生することとなる。そしてまた、通路21内の油
は、切換バルブ24を介してリザーバ室C内に流入す
る。
なお、上方室A内において、ピストンロッド14の下降
分に相当する油は、リザーバ室Cから戻り通路22を介
して流入されることとなる。
上記圧側工程にあるときに、上記アンチロールユニット
10が、例えば、車輌のロール現象等で大きく圧縮され
ることとなるときには、上記ロール現象に起因する外部
信号25の入力があり、切換バルブ24が切換作動され
ることとなる。
これによって、下方室B内から通路21内に流入した油
は、切換バルブ24を介してアキュムレータQ内に流入
されることとなり、従って、アキュムレータQ内ガス室
Q1のガス圧に呼応してアンチロールユニット10の大き
い沈み込みが防止されることとなる。
次に、アンチロールユニット10が伸長されるとき、ピ
ストン部15はシリンダ13内を上昇し、上方室Aの油
はピストン部15の伸側バルブ16を通過して下方室B
内に流入する。そして、上記伸側バルブ16を油が通過
するときに、所望の伸側減衰力が発生する。そしてま
た、このピストン部15の上昇によって、ピストンロッ
ド14の上昇分だけの油は、リザーバ室Cから通路2
1、ベースシート部17内油室B′およびベースシート
部17のチェックバルブ19を介して下方室B内に補充
されることとなる。
上記アンチロールユニット10が、例えば、車輌のロー
ル現象等で揺り返しを受けて大きく伸張されようとして
いるときには、上記ロール現象に起因する外部信号25
の入力によって切換バルブ24が切換動作されているの
で、下方室B内には、上記リザーバCからの油の流入に
加えて上記アキュムレータQからの油が流入されること
となって、上記アンチロールユニット10の伸長が促進
されることとなる。すなわち、ロール現象によって路面
から浮き上がろうとしている車輪を路面に接地させてお
き、接地抵抗が得られるようになるものである。
すなわち、切換バルブ24が図示する状態にあるときに
は、アンチロールユニット10は、所謂ショックアブソ
ーバとしてのみ機能し、切換バルブ24が外部信号によ
って切り換えられることとなると、シリンダ13内下方
室BとアキュムレータQ内との連通が図られることとな
り、アンチロールユニット10の大きい沈み込みが防止
されることとなるように形成されているものである。
第2図は、本発明に係る他の実施例に係るアンチロール
装置を示すもので、前記第1図に示す実施例の一部変形
に当る。
すなわち、アンチロールユニット10のベースシート部
17には、下方室Bとベースシート部内油室B′とを連
通する通孔17′が形成され、前記した実施例における圧
側バルブ18およびチェックバルブ19の上記ベースシ
ート部17への配設が省略されているものである。そし
て、上記圧側バルブ18は、本実施例においては絞りか
らなる減衰バルブ18′として通路21中に配設されてい
るとするものである。
すなわち、減衰バルブ18′は、シリンダ13内下方室B
とリザーバ室Cとを連通する通路21中であって、切換
バルブ24とリザーバ室Cとを連通する通路21部分中
に配設されているものである。
これによって、ベースシート部17に圧側バルブ18が
ある場合に較べて、切換バルブ24の切換作動時に下方
室B内の油圧が上昇することとなっても、ベースシート
部17に圧側バルブ18が配設されておらず、所謂ベー
スバルブ部における圧力負荷の危惧を排除できることと
なる。
なお、上記減衰バルブ18′は、アンチロールユニット1
0の伸側および圧側のいずれの行程時も油の通過を可と
するが、上記切換バルブ24の切換作動時には、上記減
衰バルブ18′を介しての油の通過はない。
第3図は、本発明に係るアンチロール装置のさらに他の
実施例を示すものであって、所謂ハイカット機能を発揮
できるように形成されているものである。
すなわち、ピストン部15には、伸側バルブ16と共
に、圧側リリーフ弁15′が配設されている。当該圧側リ
リーフ弁15′は、下方室B内の油圧をパイロット圧とし
てその作動時には、下方室B内の油を上方室A内に流入
させるように形成されている。そして、上記圧側リリー
フ弁15′の作動時の設定圧は、切換バルブ24が切換作
動されて下方室B内とアキュムレータQ内とが連通状態
となって、しかもアンチロールユニット10が大きく沈
み込まれようとしているときのアキュムレータQ内ガス
室Q1の内圧より大なるものとされている。
従って、車輌のロール現象によってアンチロールユニッ
ト10が大きく沈み込むのをアキュムレータQによって
防止するが、所謂ゴツゴツ感の発生につながり却って車
輌の乗心地を悪化することとなったり、あるいは、内圧
上昇による所謂機械損傷の危惧があったりする場合に、
上記圧側リリーフ弁15′の作動によってアンチロール機
能の増大を防ぐことが、可能となる。
第4図は、本発明に係るアンチロール装置のさらに他の
実施例を示すものであって、本実施例においては、前記
切換バルブ24に代えて、簡素化した切換バルブ24′を
配設することとしたものである。そして、当該簡素化し
た切換バルブ24′を配設することに伴って、分岐通路2
1′は切換バルブ24′と並列するように、通路21間に
配設されていると共に、アキュムレータQは上記切換バ
ルブ24′を介さず通路21と連結されている。ただ、ア
キュムレータQの入口は、固定絞り27が形成されてい
て、また、アキュムレータQ自体におけるガス室Q1にお
けるガス圧は、リザーバ室C内におけるガス室Gのガス
圧より大なるものとして設定されている。
すなわち、この第4図におけるアキュムレータQは、第
5図にも示すように、ガス室Q1内にはフリーピストンQ2
が収装されており、かつ、当該フリーピストンQ2は油室
Q3を確保するように形成されていて、高圧に設定された
ガス圧が維持されるようになっている。
なお、固定絞り27は、アキュムレータQを形成するハ
ウジングに通路21と油室Q3との連通を可とする通孔と
して設定されて通過流量を制限している。
上記第4図に示す実施例においては、以上のように形成
されているので、切換バルブ24′の切換作動前には、下
方室Bからリザーバ室Cへの通路21を介しての油がア
キュムレータQ内に流入することはなく、所謂通常のシ
ョックアブソーバとして機能する。
しかし、切換バルブ24′が切換作動されると、アンチロ
ールユニット10の大きい圧縮に対して、通路21内の
油がアキュムレータQ内に流入することとなって、ガス
室Q1の高いガス圧に呼応する大きい反力が得られること
となる。
すなわち、上記実施例にあって、通常のショックアブソ
ーバとしての作動を要求するときには、ガス室Q1とガス
室Gの圧力差のため、通路21内の油はアキュムレータ
Q内に流入する虞れはなく、また、アンチロール機能等
を発揮させるときには、上記アキュムレータQ内に油が
流入されることとなる。
前記した各実施例におけるように構成された本発明に係
るアンチロール装置は、四輪車輌へ装備されたときに
は、以下のようにして制御されることとなる。
すなわち、第6図に示すように、複数のセンサ30,3
1,32,33からの各信号はコントローラ34に入力
され、コントローラ34からの信号は変換器35に入力
される。そして、当該変換器35からの信号によって、
各アンチロールユニット10における切換バルブの切換
作動がなされることとなる。
なお、コントローラ34には上記各センサに加えてマニ
ュアルセレクトスイッチ36による信号も入力されるこ
ととしてもよい。また、上記コントローラ34には、電
源37が連結されている。
そして、上記変換器35には、パワー源38が連結され
ており、切換バルブの切換作動力が小さい場合には、パ
ワー源38は電気として、ソレノイドにより切換作動を
させることとする。そして、切換作動力が大きい場合や
ソレノイドの使用が困難であるときは、変換器35によ
って、電気から他のパワーに変換して作動させることと
する。なお、エアブレーキやエアサスペンションを装備
する等している車輌にあっては、パワー源38として、
圧縮空気を利用することとしてもよく、パワーステアリ
ング装備車輌にあっては、パワー源38として油圧を利
用することとしてもよい。
従って、今、車輌が第6図中反時計方向に急回転するこ
ととなると、図中フロント側およびリヤ側の各右側のア
ンチロールユニット10が大きく沈み込むこととなり、
所謂ロール現象を生じることとなっても、例えば、ステ
アリングセンサ30からの入力信号、スピードセンサ3
1からの入力信号により、コントローラ34、変換器3
5を介して、上記各右側のアンチロールユニット10に
アンチロール機能を発揮すべく切換バルブの切換作動が
行なわれることとなり、上記ロール現象の発生を防止す
ることとなる。
また、車輌が急ブレーキ操作によってフロント側が大き
く沈み込むこととなるノーズダイブ現象に際しては、ブ
レーキセンサ32による入力信号によって、フロント側
の左右各アンチロールユニット10の圧縮に際して大き
い反力が発生され、アンチノーズダイブ機能を発揮する
こととなる。
さらに、車輌が急発進する際にリヤ側が大きく沈み込む
スクオート現象が招来されることとなるときには、加速
センサ33の入力信号によって、リヤ側左右の各アンチ
ロールユニット10が大きい反力を受けることとなり、
アンチスクオート機能が発揮されることとなる。
さらにまた、車輌の悪路走行時等には、マニュアルセレ
クトスイッチ36に入力による手動操作によって、各ア
ンチロールユニット10を高反力状態にすることとして
もよい。
前記したところは、いずれも、所望の時に、アンチロー
ル機能を発揮し、大きい反力状態を得るようにした例に
ついて述べたが、平常時に大きい反力状態とし、所望時
に、ショックアブソーバ機能を発揮し得るように構成す
るものであってもよい。この場合には、制御系統の断線
等の故障の場合にも少なくともショックアブソーバとし
ては機能されることとなる利点がある。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、以下に述べるような独特
な効果を奏し得るのである。
すなわち、切換バルブでアンチロールユニットの下方室
をアキュムレータ側に連通しておくことにより、当該ア
ンチロールユニットをアンチロール装置として機能させ
ることができ、また、下方室をリザーバ室への連通に切
り換えることにより、当該アンチロールユニットをその
まま一方向流れのショックアブソーバとして機能させる
ことができる。
また、各アンチロールユニットは、車輌の前後および左
右の車輪に対してそれぞれ配設され、かつ、各々独立し
た油圧系統を備え、しかも、アキュムレータはアンチロ
ール時においてのみ使用されるので、オイルリークによ
りアンチロール装置としての特性に変化をきたす恐れも
なくなる。
さらに、リザーバ室とアキュムレータとは分離されてい
るので、リザーバ室におけるガス圧設定とアキュムレー
タ内のガス圧設定とをそれぞれ独立して行うことがで
き、アンチロール装置とショックアブソーバとしての機
能を効果的に発揮させることができる利点をも有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るアンチロール装置を示
す図、第2図、第3図および第4図はそれぞれ他の実施
例に係るアンチロール装置を示す図、第5図は第4図に
おけるアキュムレータの実施例を示す図、第6図はブロ
ック図、第7図は従来のアンチロール装置を示す図であ
る。 10・・・アンチロールユニット、13・・・シリン
ダ、14・・・ピストンロッド、15・・・ピストン
部、16・・・伸側バルブ、17・・・ベースシート
部、18・・・圧側バルブ、21・・・通路、22・・
・戻り通路、24・・・切換バルブ、A・・・上方室、
B・・・下方室、C・・・リザーバ室、G・・・ガス
室、Q・・・アキュムレータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ内を上方室と下方室に区画するピ
    ストン部に一方弁としての伸側バルブを配設し、この伸
    側バルブを通して上方室を下方室に連通すると共に、下
    方室を通路によってシリンダの外周に設けたリザーバ室
    に連通し、さらに、このリザーバ室を途中にチェックバ
    ルブをもつ戻り通路で上方室に連通する一方、上記下方
    室をリザーバ室に連通する通路の途中に切換バルブを配
    設し、この切換バルブで下方室をリザーバ室とアキュム
    レータとに選択的に連通し得るように構成したことを特
    徴とするアンチロール装置。
JP60088387A 1985-04-24 1985-04-24 アンチロール装置 Expired - Lifetime JPH064369B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5373724A (en) * 1976-12-14 1978-06-30 Honda Motor Co Ltd Steering wheel suspension system for vehicle
JPS5651609U (ja) * 1979-09-27 1981-05-07

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