JPH0643692Y2 - 回転ハンドル部の防水・防塵構造 - Google Patents
回転ハンドル部の防水・防塵構造Info
- Publication number
- JPH0643692Y2 JPH0643692Y2 JP9004589U JP9004589U JPH0643692Y2 JP H0643692 Y2 JPH0643692 Y2 JP H0643692Y2 JP 9004589 U JP9004589 U JP 9004589U JP 9004589 U JP9004589 U JP 9004589U JP H0643692 Y2 JPH0643692 Y2 JP H0643692Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- washer
- waterproof
- housing cover
- dustproof structure
- ring
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、回転ハンドル部の防水・防塵構造に関する。
より詳しくは、測量機のように野外で使用される装置の
合焦ハンドル部や微動ハンドル部の防水・防塵構造に関
する。
より詳しくは、測量機のように野外で使用される装置の
合焦ハンドル部や微動ハンドル部の防水・防塵構造に関
する。
(従来技術) 測量機のように野外で使用される装置にあっては、その
視準望遠鏡の合焦ハンドルや、視準望遠鏡を水平および
/または鉛直軸回りに微少回動させるための微動ハンド
ル部の防水・防塵が必要である。
視準望遠鏡の合焦ハンドルや、視準望遠鏡を水平および
/または鉛直軸回りに微少回動させるための微動ハンド
ル部の防水・防塵が必要である。
このため従来の構造は、回転ハンドル部の回転軸が挿出
される装置筐体カバーの開口と回転軸との間隙からの塵
や水滴の侵入を防止するために、回転軸に金属製平ワッ
シャを嵌め込んで、前記間隙を塞ぐ構造や、回転軸にゴ
ム製のOリングを嵌め込んで前記間隙を塞ぐ構造が知ら
れている。
される装置筐体カバーの開口と回転軸との間隙からの塵
や水滴の侵入を防止するために、回転軸に金属製平ワッ
シャを嵌め込んで、前記間隙を塞ぐ構造や、回転軸にゴ
ム製のOリングを嵌め込んで前記間隙を塞ぐ構造が知ら
れている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述した従来の回転軸に金属製平ワッシャを嵌め込む構
造においては、間隙が平ワッシャによって完全に満たさ
れず、充分な防水・防塵効果が得られないという問題が
あった。
造においては、間隙が平ワッシャによって完全に満たさ
れず、充分な防水・防塵効果が得られないという問題が
あった。
一方、上述した回転軸にゴム製のOリングを嵌め込む構
造においては、Oリングと筐体カバーとの間の摩擦抵抗
が大きく、回転ハンドルを回動させる力が大きくなって
操作性が悪く、特に高精度の操作を要する装置に不適で
あるという問題があった。
造においては、Oリングと筐体カバーとの間の摩擦抵抗
が大きく、回転ハンドルを回動させる力が大きくなって
操作性が悪く、特に高精度の操作を要する装置に不適で
あるという問題があった。
本考案は従来の防水・防塵構造のこのような欠点を解消
するためになされたものであって、その目的とするとこ
ろは、防水・防塵効果が高く、かつ回転ハンドル部を小
さい回転操作力で回転させる事ができ、操作性の優れた
新規な回転ハンドル部の防水・防塵構造を提供すること
にある。
するためになされたものであって、その目的とするとこ
ろは、防水・防塵効果が高く、かつ回転ハンドル部を小
さい回転操作力で回転させる事ができ、操作性の優れた
新規な回転ハンドル部の防水・防塵構造を提供すること
にある。
(考案の構成) 本考案は、装置筐体カバーに形成された開口から挿出さ
れた回転ハンドル軸体と、前記筐体カバーの内面に摺接
する、表面が低摩擦係数材からなる摺接ワッシャと、前
記摺接ワッシャと前記回転軸の軸周面とに圧接するOリ
ングと、前記Oリングを平ワッシャを介して常時前記筐
体カバー内面方向に押圧する押圧手段とから構成された
ことを特徴とする回転ハンドル部の防水・防塵構造であ
る。
れた回転ハンドル軸体と、前記筐体カバーの内面に摺接
する、表面が低摩擦係数材からなる摺接ワッシャと、前
記摺接ワッシャと前記回転軸の軸周面とに圧接するOリ
ングと、前記Oリングを平ワッシャを介して常時前記筐
体カバー内面方向に押圧する押圧手段とから構成された
ことを特徴とする回転ハンドル部の防水・防塵構造であ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例の測量機の視準望遠鏡の合焦ハン
ドル部の防水・防塵構造を図に基づいて詳述する。
ドル部の防水・防塵構造を図に基づいて詳述する。
図において、OLは対物レンズ、Lは合焦レンズ、Eは正
立プリズム光学系、IPは接眼レンズで、これらの光学要
素により視準望遠鏡Tを構成している。
立プリズム光学系、IPは接眼レンズで、これらの光学要
素により視準望遠鏡Tを構成している。
合焦レンズLは、レンズ筒17に組み込まれている。レン
ズ筒17にはピン15が螺着されており、このピン15はガイ
ド筒16に形成されたガイド溝16aと合焦駆動軸12に形成
されたカム溝14とに挿入されている。ガイド筒16は固着
手段(図示せず)により本体(図示せず)に固着されて
おり、合焦駆動軸12は軸受18に回動自在に軸支されてい
る。
ズ筒17にはピン15が螺着されており、このピン15はガイ
ド筒16に形成されたガイド溝16aと合焦駆動軸12に形成
されたカム溝14とに挿入されている。ガイド筒16は固着
手段(図示せず)により本体(図示せず)に固着されて
おり、合焦駆動軸12は軸受18に回動自在に軸支されてい
る。
合焦駆動軸12の一端部は、測量機筐体カバー10に形成さ
れた開口19から筐体外に挿出されその先端部に合焦操作
ハンドル11が取り付けられている。この合焦操作ハンド
ル11を回転操作することにより合焦駆動軸12は回転さ
れ、その回転力からはカム溝14、及びガイド溝16aによ
りピン15の直線運動に変換され合焦レンズLをその光軸
Oに沿って移動させる。
れた開口19から筐体外に挿出されその先端部に合焦操作
ハンドル11が取り付けられている。この合焦操作ハンド
ル11を回転操作することにより合焦駆動軸12は回転さ
れ、その回転力からはカム溝14、及びガイド溝16aによ
りピン15の直線運動に変換され合焦レンズLをその光軸
Oに沿って移動させる。
筐体カバー10の内面にはテフロン加工された平ワッシャ
1が摺接するように合焦駆動軸12に緩挿されている。合
焦駆動軸12の軸周面13には、ゴム製のOリング2が嵌め
られており、周接線Pで軸周面13に圧接している。上記
テフロン加工ワッシャ41はポリアセタール樹脂等の低摩
擦係数のもので形成してもよい。
1が摺接するように合焦駆動軸12に緩挿されている。合
焦駆動軸12の軸周面13には、ゴム製のOリング2が嵌め
られており、周接線Pで軸周面13に圧接している。上記
テフロン加工ワッシャ41はポリアセタール樹脂等の低摩
擦係数のもので形成してもよい。
合焦駆動軸12には、また、平ワッシャ3及び周方向に波
状形成されたウェーブワッシャ4とが緩挿されている。
平ワッシャ3は、ウェーブワッシャ4とOリング2との
間に間挿された状態となり、ウェーブワッシャ4の後面
は軸受18の側面に当接する。このため、ウェーブワッシ
ャ4の弾発力は、常時平ワッシャ3を介してOリング2
とテフロン加工ワッシャ1を押圧し、さらにテフロン加
工ワッシャ1を筐体カバー10の内面10aに押圧するよう
に作用する。なお、上記ウェーブワッシャ4はコイルバ
ネに代えることもできる。
状形成されたウェーブワッシャ4とが緩挿されている。
平ワッシャ3は、ウェーブワッシャ4とOリング2との
間に間挿された状態となり、ウェーブワッシャ4の後面
は軸受18の側面に当接する。このため、ウェーブワッシ
ャ4の弾発力は、常時平ワッシャ3を介してOリング2
とテフロン加工ワッシャ1を押圧し、さらにテフロン加
工ワッシャ1を筐体カバー10の内面10aに押圧するよう
に作用する。なお、上記ウェーブワッシャ4はコイルバ
ネに代えることもできる。
以上の構成により、合焦駆動軸12と筐体カバー10の開口
19との間隙は、周接線Pに押圧されたOリング2及びウ
ェーブワッシャ4の弾発力によってOリング2を介して
内面10aに押圧されるテフロン加工ワッシャ1により完
全に密封される。従って、水滴や塵の測量機内部への侵
入は完全に防止される。
19との間隙は、周接線Pに押圧されたOリング2及びウ
ェーブワッシャ4の弾発力によってOリング2を介して
内面10aに押圧されるテフロン加工ワッシャ1により完
全に密封される。従って、水滴や塵の測量機内部への侵
入は完全に防止される。
一方、合焦のために合焦操作ハンドル11を介して合焦駆
動軸12を回転させると、合焦駆動軸12と一緒にOリング
2及びテフロン加工ワッシャ1が回転するが、テフロン
加工ワッシャ1は表面が低摩擦係数材からなるから、筐
体カバー10との間の摩擦係数は極めて小さく小さな回転
力によって合焦操作ハンドル11を回転させることができ
る。
動軸12を回転させると、合焦駆動軸12と一緒にOリング
2及びテフロン加工ワッシャ1が回転するが、テフロン
加工ワッシャ1は表面が低摩擦係数材からなるから、筐
体カバー10との間の摩擦係数は極めて小さく小さな回転
力によって合焦操作ハンドル11を回転させることができ
る。
(考案の効果) 本考案によれば、装置筐体カバーに設けられた開口と、
ここに挿入された軸体との間隙が、低摩擦係数材からな
る摺接ワッシャとOリングとによって塞がれ、また装置
筐体カバーと軸体との当接部には上記低摩擦係数材から
なる摺接ワッシャが介在しているから、回転ハンドル部
の防水・防塵効果は極めて高く、かつ回転ハンドルは非
常に小さな回転操作力で回転させることができる効果を
有する。
ここに挿入された軸体との間隙が、低摩擦係数材からな
る摺接ワッシャとOリングとによって塞がれ、また装置
筐体カバーと軸体との当接部には上記低摩擦係数材から
なる摺接ワッシャが介在しているから、回転ハンドル部
の防水・防塵効果は極めて高く、かつ回転ハンドルは非
常に小さな回転操作力で回転させることができる効果を
有する。
図は本考案の実施例の回転ハンドル部の防水・防塵構造
の断面図である。 1……テフロンワッシャ 2……Oリング 3……平ワッシャ 4……ウェーブワッシャ 10……筐体カバー 10a……内面 11……合焦操作ハンドル 12……合焦駆動軸 13……軸周面 14……カム溝 15……ピン 16……ガイド筒 16a……ガイド溝 17……レンズ筒 18……軸受 19……開口 L……合焦レンズ IP……接眼レンズ OL……対物レンズ E……正立光学系 P……周接線
の断面図である。 1……テフロンワッシャ 2……Oリング 3……平ワッシャ 4……ウェーブワッシャ 10……筐体カバー 10a……内面 11……合焦操作ハンドル 12……合焦駆動軸 13……軸周面 14……カム溝 15……ピン 16……ガイド筒 16a……ガイド溝 17……レンズ筒 18……軸受 19……開口 L……合焦レンズ IP……接眼レンズ OL……対物レンズ E……正立光学系 P……周接線
Claims (3)
- 【請求項1】装置筺体カバーに形成された開口から挿出
された回転ハンドル軸体と、 前記筺体カバーの内面に摺接する、表面が低摩擦係数材
からなる摺接ワッシャと、 前記摺接ワッシャと前記回転軸の軸周面とに圧接するO
リングと、 前記Oリングを平ワッシャを介して常時前記筺体カバー
内面方向に押圧する押圧手段とから構成されたことを特
徴とする回転ハンドル部の防水・防塵構造。 - 【請求項2】前記摺接ワッシャは、テフロン加工ワッシ
ャであることを特徴とする請求項1項に記載の回転ハン
ドル部の防水・防塵構造。 - 【請求項3】前記押圧手段は、ウェーブワッシャである
ことを特徴とする請求項1項または2項に記載の回転ハ
ンドル部の防水・防塵構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9004589U JPH0643692Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 回転ハンドル部の防水・防塵構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9004589U JPH0643692Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 回転ハンドル部の防水・防塵構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0328420U JPH0328420U (ja) | 1991-03-20 |
JPH0643692Y2 true JPH0643692Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31639589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9004589U Expired - Fee Related JPH0643692Y2 (ja) | 1989-07-31 | 1989-07-31 | 回転ハンドル部の防水・防塵構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643692Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008000562A (ja) * | 2006-06-22 | 2008-01-10 | Chiyoko Nakano | 毛屑フィルム |
-
1989
- 1989-07-31 JP JP9004589U patent/JPH0643692Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0328420U (ja) | 1991-03-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |