JPH0643348Y2 - コンクリート用目地構造 - Google Patents

コンクリート用目地構造

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JPH0643348Y2
JPH0643348Y2 JP8168889U JP8168889U JPH0643348Y2 JP H0643348 Y2 JPH0643348 Y2 JP H0643348Y2 JP 8168889 U JP8168889 U JP 8168889U JP 8168889 U JP8168889 U JP 8168889U JP H0643348 Y2 JPH0643348 Y2 JP H0643348Y2
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修 高橋
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白水興産株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、建造物の屋上や道路面、その他のコンクリ
ート層を形成するコンクリート用目地構造の改良に関す
る。
[従来の技術] 従来、この種のコンクリート用目地構造については、弾
性材から成る長尺な目地本体と、この目地本体の上端部
に沿って被着し、下向きに開放したコ字形断面を成すキ
ャップから成る目地材を使用したものが知られている
(例えば実公昭53-35932号公報、特開昭60-219305号公
報、実公昭61-33763号公報、実開昭64-18233号公報)。
そして、施工に際しては、基礎コンクリート層の上面に
目地材を桝目状に配設し、各桝目内にコンクリートを打
設していた。
[考案が解決しようとする課題] しかし、従来の構造では、目地材を互いに交叉する向き
に配設する際に、それ等のキャップ同志を交叉する向き
に互いに突合せて、キャップが互いに離れないように、
モルタル等で抑えておかなければならず、施工が面倒で
あるばかりでなく、モルタル等で抑えておいても、コン
クリートを打設する際に、突合せておいてキャップが互
いに離れてしまい、隙間が発生し易く、施工面を奇麗に
仕上げることが困難であるという問題点があった。
本考案は、上記した従来の技術の有するこのような問題
点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、キャップを交叉する向きに簡便に連結できるように
したコンクリート用目地構造を提供しようとするもので
ある。
[課題を解決するための手段] そこで、本考案は上記目的を達成するためのものであ
り、以下にその内容を図面に示した実施例を用いて説明
する。
請求項1に記載のコンクリート用目地構造は、交叉する
向きに配設される少なくとも一対の目地材(1)の間に
配置され、両目地材の交叉角度に沿って少なくともL字
形に屈曲すると共に、キャップと同じコ字形断面を成す
本体部(11)と、この本体部の両端部に夫々連設し、キ
ャップ(5)より一回り小さいコ字形断面を成し、交叉
する目地材のキャップの端部に夫々内嵌する少なくとも
一対の連結部(12)と、本体部の内面から下に垂設した
高さ調節可能な脚部(13)を備えた連結キャップ(10)
を使用したことを特徴とする。
請求項2に記載のコンクリート用目地構造は、第6図に
示すように、連結キャップ(10)の本体部(11)がT字
形に屈曲し、その3つの端部に連結部(12a〜12c)を夫
々形成したことを特徴とする。
請求項3に記載のコンクリート用目地構造は、第1〜5
図に示すように、連結キャップ(10)の本体部(11)が
十字形に屈曲し、その4つの端部に連結部(12a〜12d)
を夫々形成したことを特徴とする。
[作用] 請求項1に記載のコンクリート用目地構造によれば、連
結キャップ(10)をその脚部(13)により基礎面
(3′)に高さ調節可能に設置する(第2図)。
次に、連結キャップの両端部の各連結部(12)に、交叉
する向きに配設する目地材(1)のキャップ(5)の端
部を夫々外嵌する(第1図)。
本体部及び連結部は、キャップと同様に下面が開放した
コ字形断面を成し、又、目地本体(4)が弾性材である
ことから、交叉する向きに配設する目地本体を、各連結
部の開放端面から本体部まで、脚部を除いて、実装する
こともできる(第2図)。
請求項2に記載のコンクリート用目地構造によれば、キ
ャップ(5)を3方向からT字形に、又、請求項3に記
載のコンクリート用目地構造によれば、キャップ(5)
を4方向から十字形に夫々連結できる。
[実施例] 以下に本考案を図面に示した実施例に基づき説明する。
図中、1は目地材を示し、この目地材1は、第2図に示
すように、基礎コンクリート層2の表面に防水層3を敷
設して形成した基礎面3′の上に桝目状に配設し、各桝
目内にコンクリートを打設する。
上記目地材1は、第1図に示すように、弾性材より成る
長尺な目地本体4と、この目地本体4の上端部に沿って
被着し、下向きに開放したコ字形断面を成すキャップ5
と、目地本体4の下端部に適宜間隔で装着し、目地本体
4を前記基礎面3′の上に直立した状態で支持する支持
脚6を備える。
上記目地本体4は、長尺な帯形で、例えば発泡ポリエチ
レンで形成する。
前記キャップ5は、第2図に示すように、上壁7と、こ
の上壁7の左右両端から相対向して下向きに垂設し、目
地本体4の厚みより少し狭い間隔で対向する左右一対の
側壁8,8から構成し、例えば硬質塩化ビニールで長尺に
押出し形成する。又、キャップ5の上壁7の上面には、
第1図に示すように、テープ9を貼着し、このテープ9
はコンクリートの打設後に剥し、上壁7の上面にコンク
リートが付着するのを防止する。
前記支持脚6は、基礎面3′の上に載る比較的幅広の底
板6aと、この底板6aの上面から相対向して平行に延び、
目地本体4の厚みより少し狭い間隔で対向する左右一対
の支持片6b,6bから成り、例えばキャップ5と同様に比
較的硬質な樹脂で一体形成する。
図中は、10は十字形に交叉する向きに配設される4つの
キャップ5a〜5dを相互に連結する連結キャップ10を示
し、この連結キャップ10は、上面が十字形で、4つの端
部がキャップ5と同じコ字形断面を成す本体部11と、こ
の本体部11の4つの端部に夫々連設し、キャップ5より
一回り小さいコ字形断面を成し、各キャップ5a〜5dの端
部に夫々内嵌する4つの連結部12a〜12dと、本体部11の
下面から垂設した高さ調節可能な脚部13を備える。
上記本体部11は、略正四角形の基部11aと、この基部11a
の4辺l…から四方に十字形に延出した4つの延出片11
b…と、各延出片11bの両端部から相対向して垂設し、目
地本体4の厚みより少し狭い間隔で対向する各一対の側
片11c…から構成し、隣接する側片11c同志は、下端から
切欠いたスリット11d…で相互に分断する。
連結部12a〜12dは、各延出片11bと側片11cの開放端部
を、キャップ5の上壁7とその側壁8の肉厚分だけ薄肉
に成形することで、延出片11bの上面とキャップ5の上
壁7の上面、並び側片11cの外面とキャップ5の側壁8
の外面が夫々面一に突き合うようにする。
脚部13は、基部11aの下面のほゞ中央から一体に垂設し
たねじ軸14と、このねじ軸14に下からねじ込む別成形し
た脚体15から構成する。脚体15は、ねじ軸14にねじ込む
ねじ筒15aと、このねじ筒15aの外周から下向きに延びた
4本の脚片15b…から構成する。
本体部11は、脚体15を除き、適度な剛性と弾性を持った
樹脂で一体成形する。すなわち、本体部11は、第4,5図
に示すように、基部11aの4辺lにおいて、4つの延出
片11bを上向きに花弁形に屈曲させた状態で成形する。
この状態で成形するのは、本体部11は、その展開状態で
は成形が極めて困難であるためである。すなわち、本体
部11は、側面が四方向に開放すると共に、下面が開放
し、しかも下面からねじ軸14が垂設するので、成形用の
型が非常に複雑な構造になり、成形単価が高く付く。そ
こで、延出片11bを花弁形に屈曲させた状態で成形する
ことで、型(図示せず)を簡便にできるようにしたもの
である。尚、ねじ軸14については、後からねじを切るよ
うにしてもよい。
又、成形品は、展開状態の完成品と比較し、スペース効
率もよく、保管及び搬送も簡便にできる。
そして、使用する際に、現場等で、成形品の4つの延出
片11bを基部11aの4辺lにおいて、基部11aと平行に屈
曲させて展開する。
脚体15は、成形品のねじ軸14にねじ込んでもよいし、本
体部11を展開して使用する際に、ねじ込んでもよい。
又、展開状態の本体部11の基部11a及び延出片11bの上面
には、第1図に示すように、キャップ5と同様に、テー
プ9を貼着しておき、このテープ9はコンクリートの打
設後に剥し、連結キャップ10の上面にコンクリートが付
着するのを防止する。
次に、上記した各構成を有する目地本体4、キャップ
5、支持脚6及び連結キャップ10を使用して基礎面3′
の上にコンクリート層(図示せず)を形成するには、目
地本体4、キャップ5を使用長に切断した上、目地本体
4の上端部に沿ってキャップ5を被着し、支持脚6を介
して基礎面3′の上に桝目状に配設する。
次に、4つのキャップ5a〜5dが十字形に交叉する交叉箇
所には、先に展開状態とした連結キャップ10を配設す
る。連結キャップ10を配設するには、そのねじ軸14にね
じ込んだ脚体15を、形成するコンクリート層の厚みに応
じてねじ軸14に沿い高さ調節する。
そして、連結キャップ10の4つの連結部12a〜12dには、
4方から集る各キャップ5a〜5dを上から嵌め込んで連結
する。
目地本体4は、各キャップ5a〜5dの開放端面から一部突
出するようにしておき、キャップ5a〜5dに内嵌した連結
部12a〜12dの下向きのコ字状空間、及び延出片11bと側
片11cで囲まれる下向きのコ字状空間内にそれ等の開放
下面から、その弾力を利用して無理に挿入し、四方から
挿入した目地本体4の角が互いに突き合うようにする。
こうすることで、目地本体4の交叉箇所においても、コ
ンクリート層の連続性を断絶することができる。
第6,7図は、連結キャップ10の他の実施例を示すもの
で、第6図に示した実施例では、上面をT字形にし、3
つの端部に連結部12a〜12cを夫々形成し、キャップ5を
3方向から連結できるようにする。
第7図に示した実施例では、上面をL字形にし、2つの
端部に連結部12a,12bを夫々形成し、キャップ5を2方
向から連結できるようにする。
上記したようなT字形乃至はL字形の連結キャップ10を
使用することで、桝目状に配置する目地材1を種々の箇
所で自由に連結することができる。
[考案の効果] 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
請求項1に記載のコンクリート用目地構造によれば、交
叉する向きに配設するキャップ同志を連結キャップを介
して互いに簡便に連結できるばかりでなく、連結キャッ
プは脚部により施工面に高さ調節可能に設置できるの
で、施工が容易で、しかも施工面を奇麗に仕上げること
ができる。
請求項2に記載のコンクリート用目地構造によれば、キ
ャップを3方向からT字形に、又、請求項3に記載のコ
ンクリート用目地構造によれば、キャップを4方向から
十字形に夫々簡便に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は斜視図、
第2図は施工状態を示す断面図、第3図は連結キャップ
の斜視図、第4,5図は連結キャップの成形状態を示す斜
視図、第6,7図は連結キャップの他の実施例を示す斜視
図である。 1……目地材、4……目地本体、5……キャップ、10…
…連結キャップ、11……本体部、12……連結部、13……
脚部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】弾性材より成る目地本体と、この目地本体
    の上端部に被着し、下向きに開放したコ字形断面を成す
    キャップから成る目地材を使用したコンクリート用目地
    構造において、 交叉する向きに配設される少なくとも一対の目地材の間
    に配置され、両目地材の交叉角度に沿って少なくともL
    字形に屈曲すると共に、キャップと同じコ字形断面を成
    す本体部と、この本体部の両端部に夫々連設し、キャッ
    プより一回り小さいコ字形断面を成し、交叉する目地材
    のキャップの端部に夫々内嵌する少なくとも一対の連結
    部と、本体部の内面から下に垂設した高さ調節可能な脚
    部を備えた連結キャップを使用したことを特徴とするコ
    ンクリート用目地構造。
  2. 【請求項2】連結キャップの本体部がT字形に屈曲し、
    その3つの端部に連結部を夫々形成したことを特徴とす
    る請求項(1)に記載のコンクリート用目地構造。
  3. 【請求項3】連結キャップの本体部が十字形に屈曲し、
    その4つの端部に連結部を夫々形成したことを特徴とす
    る請求項(1)に記載のコンクリート用目地構造。
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