JPH0643218A - 環境エミュレーションによるテスト発生 - Google Patents

環境エミュレーションによるテスト発生

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JPH0643218A
JPH0643218A JP5104621A JP10462193A JPH0643218A JP H0643218 A JPH0643218 A JP H0643218A JP 5104621 A JP5104621 A JP 5104621A JP 10462193 A JP10462193 A JP 10462193A JP H0643218 A JPH0643218 A JP H0643218A
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JP
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emulation
test
model
signal
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JP5104621A
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Burnell G West
ジー. ウエスト バーネル
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SHIYURUNBERUJIE TECHNOL Inc
Schlumberger Technologies Inc
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SHIYURUNBERUJIE TECHNOL Inc
Schlumberger Technologies Inc
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    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/317Testing of digital circuits
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    • G01R31/3181Functional testing
    • G01R31/319Tester hardware, i.e. output processing circuits
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高速で信頼性の高い論理回路装置のテスト方
法を案出する。 【構成】 欠陥を有することのない「良好な」モデル及
び欠陥を選択的に導入した「欠陥状態とさせることの可
能な」モデルに対し、同一のパターンのテストベクトル
を使用してこれら二つのモデルを動作させ、これら二つ
のモデルの出力信号における差によって欠陥検知を表わ
す。各シーケンスの欠陥に対してテストパターンを繰返
し与え、テストパターンが欠陥の検知を可能とする範囲
を決定する。欠陥状態とさせることの可能なエミュレー
ションを行い、その出力をロジック回路の出力と比較す
ることにより装置テスト及び装置デバッグを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、環境エミュレーション
によるテストパターン発生及び実行技術に関するもので
ある。更に詳細には、本発明は、改良した欠陥検知カバ
レッジ即ち適用範囲を有するテストパターンの発生を容
易とするために集積回路装置及びその意図した動作環境
のエミュレーションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】設計検証前に集積回路(IC)装置を製
造することは、最初の物品の製造にかかるコストのため
に許容可能なものではない。この問題を解消せんとする
従来の試みでは、回路レベルシミュレータ、スイッチレ
ベルシミュレータ、ゲートレベルシミュレータ、レジス
タ転送レベル及び挙動シミュレータ、これらの全ての特
徴を結合した混合型シミュレータが使用されていた。複
雑な設計を形成し且つ検査することはいまだに最も大き
な開発コストである。
【0003】シミュレーションは何時間も又は何日もか
かる場合があるが、複雑な装置を原始的な態様で動作さ
せるに過ぎない。多くの装置は、シミュレーションによ
って検知されることのない性能上の欠陥を有している。
なぜならば、シミュレーションはその様な欠陥を露呈す
るのに必要な条件を有するものではなかったからであ
る。装置がなすべきことを行なうか否かは、その装置が
システム内において製造され且つ検査されるまでは未知
である。システムプロトタイプ組立体のコストは証明さ
れていない設計にリスクをかけることとなる。
【0004】図1はICをベースとしたシステムの設計
において従来使用されていた方法論を示している。最初
の着想100からスタートして、概念記述102が用意
され、エルゴノミック条件及び環境条件104,106
が確立され、且つシステム仕様及びアーキテクチャ10
8,110が画定される。ソフトウエア条件及びサブシ
ステム条件112,114が定義され、それから、シス
テムソフトウエア仕様、電気的仕様及び機械的仕様11
6,118,120が開発される。ソフトウエアモジュ
ール定義、開発、テスト及び集積化122,124,1
68,128が行なわれる。
【0005】部品定義130がシステム仕様116,1
18に次いで行なわれ、且つ機械的設計、組立て条件1
32が機械的仕様120から開発される。部品定義13
0に続いて部品設計、設計検証及び製造134,13
6,138が行なわれる。部品テスト仕様140が部品
定義及び設計130,134に鑑みて開発される。部品
テスト及び特性付け142が製造された部品に関して行
なわれる。集積化したソフトウエア、テストし且つ特性
付けした部品、及びシステム機械的設計の全てが最終的
なシステムインテグレーション144へ移行する。
【0006】この方法論は少なくとも二つの弱点を有し
ている。第一に、部品定義−製造サイクルは、製造前の
設計精度を検証するために必要とされる解析的作業及び
製造時間のために時間がかかるものである。第二に、シ
ステムインテグレーションが行なわれるまでソフトウエ
ア−ハードウエア検証は存在しておらず、従って部品と
該部品を駆動するソフトウエアとの間の相互作用は新た
な部品のリードタイムにより遅延される。
【0007】現在では、シミュレーション以外に、ロジ
ックエミュレーションも可能である。ハードウエアエミ
ュレーションは、同等のシミュレーションよりも数百万
倍も高速で実施することが可能であり、システム速度に
おいて設計の機能性を証明するのに十分な速さで実行す
ることも可能である。例えば、エミュレーションは、パ
ソコンのビデオグラフィックディスプレイプロセサをエ
ミュレートするために使用されていた。フライトシミュ
レーションプログラムがパソコン上で稼動されている間
に、ディスプレイプロセサのゲートアレイエミュレーシ
ョンが実時間で動作されてスクリーンディスプレイを発
生していた。エミュレーションモデル内の波形が別のデ
ィスプレイスクリーン上に与えられ、その意図した環境
においてディスプレイプロセサの動作をモニタすること
を可能としていた。
【0008】図2はターゲットシステム200内の特定
用途向けIC(ASIC)のインサーキットエミュレー
ション用の従来のエミュレーションシステムを示してい
る。エミュレーションシステム210(例えば、アメリ
カ合衆国、カリフォルニア州、マウンテンビューのクイ
ックターンシステムズインコーポレイテッドから販売さ
れているRPMエミュレーションシステム(商標名))
がケーブル組立体220と共にシステム200へ接続し
ており、ASICを置換している。ASIC設計はコン
ピュータ補助エンジニアリング(CAE)ワークステー
ション230からエミュレーションシステム210内へ
ロードされる。
【0009】エミュレーションシステムハードウエア2
10(図3)は、再書込み可能なCMOSゲートアレイ
300からなるマトリクスを有している。組立体220
は、ゲートアレイ300からバッファポッド320への
ケーブル315と、ASICソケット330へ接続する
ためのアダプタ325と、ポッド320をアダプタ32
5へ接続するケーブル335とを有している。ゲートア
レイ300へ接続されているアダプタ340は、既存の
IC(例えば、マイクロプロセサ、周辺機器、メモリ及
び高速ロジック)をASICの機能的エミュレーション
内に設けることを可能としている。励起発生器345が
ゲートアレイ330内に書込まれたロジックを実行し、
且つロジックアナライザ350がその結果発生する動作
を解析する。制御プロセサ355がワークステーション
230をゲートアレイ300とインターフェースさせ
る。
【0010】ワークステーション230はエミュレーシ
ョンソフトウエア365が書込まれているプロセサ36
0と、モニタ370と、ディスクドライブ375と、テ
ープドライブ380とを有している。その他の装置又は
データ源への接続は、データバス385(例えばSCS
Iバス)及び/又はネットワークバス390(例えば、
イーサーネットTCP/IPバス)を介して行なわれ
る。
【0011】エミュレーションソフトウエア365がA
SIC設計データ400及びASIC設計キッドデータ
405(図4)を受取り、且つネットリストの分析/拡
大(410)、区画の配置及び経路付け(415)、エ
ミュレーションハードウエア210へのエミュレーショ
ン(420)のダウンロード、テストベクトルフォーマ
ット430及びASIC設計データ400からのテスト
ベクトルの変換(425)、及び励起発生器345及び
ロジックアナライザ350の制御(435)を行なうた
めの機能を有している。
【0012】図5は従来の設計プロセスにおけるエミュ
レーションの使用状態を示している。エミュレートされ
る装置500(例えば、開発中のASIC)が、装置I
−O境界505を介して装置入力及び出力515,52
0により意図した環境510と通信を行なう。外部励起
525が環境510へ印加される。
【0013】ターゲットシステムのエミュレーションが
シミュレーションによるよりも装置の動作についてより
豊富な検査を行なうことを可能とする。なぜならば、そ
れは、シミュレーションよりも5桁又はそれ以上の大き
さの速さであるハードウエア速度において稼動するから
である。シミュレーションの場合には、ソフトウエアモ
デルが形成され且つプログラムが実行されて、それが該
モデルを介してのデータの流れを例示し且つ相互接続す
る。エミュレーションの場合には、ハードウエア要素を
プログラミングすることにより回路をモデル化させる。
【0014】しかしながら、装置の従来のエミュレーシ
ョン及びその環境はテストベクトルを確立する上での欠
点を有している。装置のタイミングが無視され、従って
エミュレーションモデルは実際の装置においては存在す
ることのない競合条件を発生する場合があり、又はその
逆も真である。シミュレーションは不定(「X」)状態
を発生し且つ装置初期化を設計する場合の助けとなる
が、一方エミュレーションでは、実際のハードウエアと
同じく、この様な「X」状態を有するものではない。
又、テストのカバレッジ即ち適用範囲を決定するための
本来的な「欠陥(障害)モデル」技術は存在しない。
【0015】フォールトシミュレーション即ち欠陥シミ
ュレーションは、通常、装置が設計され且つ製造テスト
が計画された後に開始される。シミュレーションでの欠
陥適用範囲を確立することは非常に長い時間がかかり、
製造テストは欠陥適用範囲が確立されることのないもの
に対して使用される。製造テストの弱点は、現場におけ
る欠陥性の装置として表われる。
【0016】テストされるべき回路の複雑性に基づいた
目安を使用して、テストを完全に評価することなしにそ
の回路をテストすることが可能であるか否かを決定す
る。より複雑な回路は、この様な発見的推論に基づいた
テスト決定をより信頼性の少ないものとさせる。設計者
は、テストを行ない、回路全体をより複雑なものとさせ
且つ冗長なテスト可能特徴を組込む目的のために回路を
付加する。設計プロセスの一部として製造テストを費用
効果的に発生し且つ評価し、製造を行なう前に回路のテ
スト可能性を確保することが望ましい。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した如
き、従来技術の欠点を解消し、高速で且つより信頼性の
高い論理回路装置のテスト技術を提供することを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明に基づく、環境エ
ミュレーションによるテストパターン発生及び実行は、
テスト開発、テスト評価及びデバッグ、テスト品質(欠
陥適用範囲)測定、及び装置デバッグに対して必要な時
間を減少させる。
【0019】好適実施形態においては、ロジック(論
理)回路用のテストパターンの発生及び評価が、該論理
回路をエミュレートすることにより向上される。二つの
エミュレーションが形成され、即ち、一つのエミュレー
ションはフォールト即ち欠陥を有することのない「良好
な」モデルであり、他方のエミュレーションは選択的に
欠陥を発生させることの可能な「欠陥可能」モデルであ
る。欠陥を該欠陥可能モデルに導入する。同一のパター
ンのテストベクトルを両方のモデルへ印加することによ
りこれら二つのモデルを並列的に動作させる。そのパタ
ーンは、意図した動作環境のエミュレーションにより発
生させることが可能である。これら二つのモデルの出力
信号における差は、その欠陥が検知されたことを表わ
す。そのテストパターンを一連(シーケンス)の可能な
欠陥に対して適用し、そのテストパターンが欠陥検知を
可能とする範囲を決定する。欠陥が検知されたテストベ
クトルを識別する欠陥辞書エントリ、欠陥検知を表わす
出力信号差、及び検知された欠陥のログ(記録)を記録
することが可能である。
【0020】欠陥をモデル化し、ハードウエア時間にお
いて該欠陥を逐次的に活性化させ、欠陥辞書エントリを
捜し出し、且つ標準的な自動化テスト装置(ATE)に
容易に適用可能な形態でテストプログラム用のロジック
パターンを抽出するための技術を記載する。
【0021】好適な方法は、ラッチアップ、短絡したノ
ード、中断されたネットなどのタイプの欠陥を導入する
ことが可能である。欠陥エミュレーション時間は欠陥シ
ミュレーションよりも著しく短く、完璧な欠陥適用範囲
解析及び広範で種々の欠陥モデルを行なうことを可能と
する。約10,000個のゲートを有する特定の装置に
対する欠陥適用範囲は、各欠陥に対して完全なエミュレ
ーションテストを行ないながら32,000個を超える
欠陥を装置エミュレーション内に注入することにより決
定される。このプロセスは、完全なる装置の欠陥等級付
けを行ない且つ欠陥辞書を発生するのに数分しかかから
ず、それはシングルスタックアット(single−s
tuck−at)欠陥注入でのシミュレーションを使用
した場合に約30乃至60時間かかるのと比較して著し
く短い。
【0022】又、欠陥を有する可能性のある装置のデバ
ッグは、その装置をエミュレーションモデルのうちの一
つと置換することにより簡単化される。テストパターン
をその装置及びそのエミュレーションモデルへ印加す
る。その装置の出力信号を該パターンの各ベクトルに対
して、エミュレーションモデルの出力信号と比較する。
エミュレーションモデルが欠陥のないものであり且つ出
力信号において差が検知されない場合には、その装置は
欠陥を有するものではないと仮定される。その比較の結
果差が示される場合には、欠陥辞書を参照して、マッチ
ングするエントリを捜し出し、その装置における欠陥の
性質を決定する。一つの種類を超えた種類の欠陥が同一
の欠陥辞書エントリを有する場合には、そのテストパタ
ーンを改訂してそれらの欠陥を区別することを可能とす
る。改訂されたテストパターンをその装置に印加すると
共にエミュレーションモデルへ印加しそれらの結果を再
度比較する。この場合には、好適には、エミュレーショ
ンモデル内にその装置内に存在することが疑われる欠陥
を導入して欠陥の識別を容易化させる。
【0023】
【実施例】本発明の好適実施例によれば、装置エミュレ
ーションと環境エミュレーションとを結合してその意図
した環境においてのターゲット装置(例えば、開発中の
ASIC)の挙動即ち動作をモデル化させる。市販され
ているゲートアレイエミュレーション技術、例えばクイ
ックターンRPMエミュレーションシステムなどを使用
することが可能である。エミュレーション期間中にモニ
タされる活動パターンを標準的な自動テスト装置(AT
E)用のテストベクトルセットへ変換させる。この様な
エミュレーションは、初期化及びテストカバレッジ(テ
スト適用範囲)における問題に対する解決手段を提供し
ている。
【0024】本発明の好適方法では、上述した従来技術
の設計プロセスに対する修正を行なうものである。図6
は図1の左下部分に対応するものであるが、本発明に基
づいてその内容が修正されている。尚、これらのプロセ
スにおいての同様のステップには同様の参照番号を付し
てある。
【0025】矢印600は、ソフトウエアモジュール開
発124がシステムエミュレーション605と緊密に統
合されている状態を示している。矢印610は、ソフト
ウエアモジュール開発124がカスタム部品設計134
と統合されている状態を示している。矢印615は、ソ
フトウエアモジュールテスト126が部品設計検証13
6と緊密に統合即ち集積化されていることを表わしてい
る。矢印625は、部品テスト仕様620が緊密に部品
設計検証136と一体化されていることを表わしてい
る。矢印630は、部品設計検証625がシステムエミ
ュレーション605と緊密に一体化されており、システ
ムの観点において設計変更を評価することを可能として
いる。この場合の利点の一つは、不必要であるか又は不
適切にテストされる回路部分を設計プロセスにおける早
期の段階に発見することが可能であるということであ
る。能率化した設計及び製造テスト期間中における完全
な欠陥適用範囲を確保するために、プロセス期間中に設
計及び/又はテストを修正することが可能である。
【0026】図7を参照すると、ターゲット環境の簡単
化したエミュレーションモデル700が形成され、それ
は装置のエミュレーション705と環境のエミュレーシ
ョン710とを有している。装置設計は、ストローブク
ロック信号725に応答してテスト制御システム720
から環境710へ励起715を与えることにより装置設
計をその環境においての機能性についてテストする。装
置エミュレーション705を環境710により励起さ
せ、その意図した環境において動作する実際の装置の如
くに装置入力/出力境界740を介して装置入力730
を受取り且つ装置出力735を発生する。
【0027】機能性の目的が達成されると、以下の主要
なステップを有するテスト発生手順が開始される。
【0028】(1)テストシーケンス活動の形成 (2)装置初期化検証 (3)欠陥適用範囲の測定(必要に応じテストシーケン
ス活動を修正) (4)その結果得られるテストベクトルの獲得 装置初期化、欠陥適用範囲測定、及び最終的なテスト開
発は、以下の説明から理解される如く、分離可能なタス
クである。
【0029】好適なテスト発生手順は従来のアプローチ
とは異なっている。第一に、テストベクトル発生の前に
欠陥適用範囲を測定する。装置をテストするために使用
されるテストベクトルセットは、全てのロジック設計欠
陥を捜し出し且つ発生する可能性のある製造欠陥を捜し
出すのに十分なだけ完全に装置を環境エミュレーション
が動作させることが決定されるまで、記述されることは
ない。第二に、そのテストを完全に「欠陥等級付け」
(そのテストにより検知される装置内の全ての可能な欠
陥の百分率の決定)に対して必要な時間は著しく減少さ
れる。第三に、環境エミュレーション方法は、テストが
発生中であっても設計欠陥を識別する可能性がある。
【0030】テストシーケンス活動は、環境エミュレー
ションモデルを駆動する一つ又はそれ以上の高レベルの
イベントから構成されている。これらのイベントは、簡
単な「STARTボタンの押し下げ」とすることが可能
であり、又は一連のイベント(インタラプト、データパ
ターンシーケンスなど)を有することが可能である。テ
ストシーケンス活動の各イベントは、数百又は数千個の
標準的テストベクトルを発生する場合がある。
【0031】図8はどの様にしてこのことが行なわれる
かを示している。欠陥エミュレーションモデル800は
環境エミュレーション700の周りに構成されている。
テストシーケンス活動発生器805は、環境励起810
をエミュレートされる環境710へ供給し、該環境は装
置I/O境界740を超えての装置入力及び出力信号7
30,735を介してエミュレートされる装置705と
相互作用を行なう。エミュレートされる装置705は欠
陥状態とされない「良好な」装置エミュレーションであ
り、それはターゲット装置の意図した設計に基づいて動
作を行なう。
【0032】選択的に欠陥状態とされる能力を有するタ
ーゲット装置の第二エミュレーション815は、欠陥状
態とされないターゲット装置エミュレーション705と
並列的に動作する。「欠陥状態とされる」装置エミュレ
ーション815と「良好な」装置エミュレーション70
5は同一の装置入力730により駆動される。欠陥セレ
クタ825からの欠陥カウント信号820に応答して、
欠陥が装置エミュレーション815内に選択的に導入さ
れる。
【0033】「良好な」エミュレーション705の出力
信号735が、XORゲート835により表わされる排
他的OR動作において「欠陥状態とされる」エミュレー
ション815の出力信号830と結合されて、比較信号
840を発生する。「欠陥状態とされる」エミュレーシ
ョン815内に導入される与えられた欠陥の場合、比較
信号840は、エミュレートされた環境においての「良
好な」装置エミュレーションと「欠陥状態とされる」装
置エミュレーションの同時的な動作期間中に、「良好
な」エミュレーション705からの出力信号735と
「欠陥状態とされる」エミュレーション815からの出
力信号830との間に発生する差を表わす。欠陥セレク
タ825は、好適には、次の欠陥信号845に応答し
て、欠陥カウント信号820をインクリメントすること
により、シーケンシャルに「欠陥状態とされる」装置8
15内に欠陥を導入する。次の欠陥信号845は、「O
R」演算において三つの信号、即ち欠陥状態とされる装
置815からの欠陥なし信号850、XORゲート83
5からのテスト中断信号855、及びテストシーケンス
発生器805からのテスト完了信号860を結合するこ
とにより発生される。欠陥状態とされる装置815から
の欠陥なし信号850は、現在の欠陥カウント信号82
0により「欠陥状態とされる」装置815内に何ら欠陥
が導入されることがなかったことを表わし、そのこと
は、例えば、ターゲット装置の欠陥状態とされる動作条
件及び欠陥状態とされない動作条件を有するシーケンス
を介して欠陥カウント信号820がインクリメントされ
る場合に発生する場合がある。この場合には、一連の
「シーケンス」フォールトにおける次の欠陥へジャンプ
することにより時間が節約される。テスト中断信号85
5は、「欠陥状態とされる」装置815における現在の
欠陥に対して欠陥条件が検知されたことを表わす。この
場合には、テストシーケンスを終了させ且つ次の欠陥へ
ジャンプすることにより時間が節約される。テスト中断
信号855は、好適には、比較信号840と同一である
か又はそれから派生されるものである。テスト完了信号
860は、その欠陥が検知されることなしに、「欠陥状
態とされる」装置815における現在の欠陥に対してテ
ストシーケンスが完了されたことを表わす。
【0034】環境励起810を構成するイベントは、装
置I/O境界740を超えて装置入力730及び装置出
力735において相継ぐロジックパターン変化を発生さ
せる。装置I/O境界740を横断してのロジック状態
の各変化は、カウンタ870の出力信号865をインク
リメントさせる。出力信号865は装置I/O境界74
0を横断してのロジック状態の各変化を個別的に識別す
る「ベクトルカウント」である。導入される各欠陥に対
して、欠陥カウント信号820、比較信号840及びベ
クトルカウント信号865が欠陥辞書875内にエント
リとして記録される。
【0035】「欠陥状態とさせた」装置エミュレーショ
ン815内に欠陥をシーケンシャルに即ち逐次的に導入
し且つその結果を意図した動作環境のエミュレーション
における欠陥状態とさせない装置エミュレーション50
0と比較することにより、欠陥辞書870を形成する。
欠陥辞書は、存在する場合に、環境エミュレーション動
作シーケンスのどのベクトルにおいて、装置の出力信号
内に各欠陥が示されているかを表わす。
【0036】図9はどの様にして実際の装置(エミュレ
ートした装置ではなく)が環境エミュレーションにより
テストすることが可能であるかを示している。テストエ
ミュレーションモデル900は環境エミュレーションモ
デル905の周りに構成されている。テスト制御発生器
910が環境励起915をエミュレートされる環境92
0へ供給し、該環境920は装置I/O境界940を超
えての入力及び出力信号930,935により装置エミ
ュレーションモデル925と相互作用を行なう。モデル
925は、好適には、欠陥状態とさせることの可能なモ
デルであり、その中に欠陥セレクタ945により選択的
に欠陥を導入させることが可能である。モデル925
は、最初は、欠陥状態とされていない「良好な」装置エ
ミュレーションであり、それは欠陥が導入されない場合
には、ターゲット装置の意図した設計に従って動作す
る。
【0037】実際のテスト中の装置(DUT)950が
モデル925と並列的に動作され、それらは両方とも装
置入力信号930により駆動される。モデル925の出
力信号935及びDUT950の出力信号960が欠陥
検知器955へ供給される。欠陥検知器955は、装置
950の出力ピンにおいての出力信号935と信号96
0との間の差を表わす比較信号965を発生させる
(「不合格」パターン)。欠陥検知タイミングは、テス
ト制御発生器910からのストローブクロック信号97
0の制御下にある。
【0038】テスト制御発生器910(又は図8におけ
る如くエミュレートされる環境)内のカウンタ980か
らのベクタカウント信号975が、一つのシーケンスの
うちのどのテストベクトルが現在環境エミュレーション
905へ印加されているかを表わす。欠陥検知器955
は、ログ(記録)信号985を発生し、それは一つの欠
陥を検知すると、データログ990内のベクトルカウン
ト信号975及び比較信号965の記録動作をトリガす
る。
【0039】データログ990は、DUT950の性能
を解析するために使用される。DUT950をテストす
る場合に得られる結果は、欠陥辞書870におけるエン
トリと比較して、DUT950の環境エミュレーション
テスト動作期間中に検知される欠陥の性質を決定する。
DUT出力信号960は、各テストベクトルに対して、
モデル出力信号935と比較される。エミュレーション
モデル925が欠陥状態とされず且つ何ら出力信号の差
が検知されない場合には、DUT950がこのテストベ
クトルパターンで検知可能な種類の欠陥を有するもので
ないと仮定される。その比較が差を示す場合には、欠陥
辞書がチェックされて、マッチする不合格パターンエン
トリを捜し出し、DUTにおける欠陥の性質を決定す
る。欠陥辞書が同一の不合格パターンを発生する複数個
の欠陥を識別する場合には、そのテストベクトルパター
ンがデバッグの目的のために改訂されてこれらの欠陥を
識別することを可能とする。典型的には、プロダクショ
ン(製造)テスト用のテストベクトルパターンを考案し
て、不合格パターンを個別的に識別することなしに全て
の欠陥タイプが検知されることを確保する。
【0040】この改訂したテストパターンを該装置及び
欠陥状態とさせることの可能なエミュレーションモデル
へ印加し、且つその結果を再度比較し、この場合には、
好適には該装置内に存在する疑いのある欠陥がエミュレ
ーションモデル内に導入されて該欠陥の性質の識別を容
易とさせる。一連の疑いのある欠陥を相継いで欠陥状態
とさせることの可能なエミュレーションモデル内に導入
し、且つDUT内の実際の欠陥のさらなる特性付けを行
なうために各々に対してテストベクトルシーケンスを再
度実行させることが可能である。
【0041】本発明の原理は、例えば図10の簡単化し
た概略図において1000で示した64×64クロスポ
イントマルチプレクサ(mux)の構成に適用すること
が可能である。このmuxはカスタム回路であって、そ
れは64個の出力の何れか又は全てに対して64個の入
力の何れかの経路付けを行なう。このタスクはATEプ
ロダクション(製造)テストを発生するためのものであ
る。
【0042】全てのテストベクトルを抽出するためにm
uxを十分に実行するために一連(シーケンス)の環境
動作が確立されねばならない。与えられた装置に対して
この目的を達成するためにより多くの環境エミュレーシ
ョンが必要とされる場合があるが、この例における装置
を完全に実行するために単一の簡単化した環境が計画さ
れる。約12個の相継ぐ環境励起イベントが約14,0
00個のベクトルのテストパターンを発生するものと予
測される。各イベントは以下の如き作用を行なう。
【0043】(1)CPUレジスタ書込みシーケンスを
エミュレートすることによるターゲット装置の初期化。
【0044】(2)擬似的ランダムデータ経路エクササ
イザ(実行器)用のスタート値の確立。
【0045】(3)データ経路エクササイザからデータ
バーストの発生。
【0046】これらのイベントは、例えば励起発生器3
45などのパターン発生器により画定される。
【0047】mux1000は、数回エミュレートさ
れ、その場合に毎回テスト発生プロセスにおける各ステ
ップに対して形成される特別のゲートモデルを使用す
る。二つのタイプのゲートモデルを使用することが可能
であり、即ちそれらのモデルはX状態モデルと欠陥状態
とすることが可能なモデルである。簡単なゲートレベル
ロジックモデルを使用してその環境をエミュレートす
る。
【0048】ターゲット装置の説明:Mux1000は
64本の入力線(IN00−63)と64本の出力線
(OUT00−63)を有している。入力ラッチ回路1
002が各入力線に対して設けられており、それはラッ
チ1004と出力ドライバ1006とを有している。各
出力線に対する出力ラッチ回路1008は、出力ラッチ
1028を駆動する選択的にアドレス可能な8:1ドラ
イバ1026へデータを供給する8個の選択的にアドレ
ス可能な8:1ドライバ1010−1024からなるバ
ンクを有している。
【0049】入力イネーブルゲート1030は、ドライ
バ1032を介してイネーブル信号を供給し、入力線I
N00−63上のデータを、入力イネーブル信号(IE
N0,IEN1)に応答して入力イネーブル(IEN)
時間においてそれぞれの入力ラッチ回路1002内へラ
ッチさせる。出力イネーブルゲート1034は、入力ラ
ッチ回路1002からのデータを、出力イネーブル(O
EN)時間において選択した出力線(OUT00−6
3)内にイネーブルさせる。ラッチされた入力(IN0
0−63)及び出力(OUT00−63)線は、データ
分配パイプラインのステージを表わしている。入力線上
のデータの経路付けを行なうそれぞれの出力線が、選択
された出力線に対して選択された入力線のアドレスを選
択レジスタ1036内に書込むことにより選択される。
書込みイネーブル信号WR、チップイネーブル信号CE
及びストローブ信号STBが低状態である場合には、ラ
インADRS0:5上の出力信号に対応してデコーダ1
024がラッチ1038をイネーブルさせる。データバ
スラインDB0:5上の入力線アドレスがイネーブルさ
れたラッチ1038内に供給されて、適宜のドライバ1
010−1026をイネーブルさせる。読取りイネーブ
ル信号RD、チップイネーブル信号CE及びストローブ
信号STBが全て低状態である場合には、デコーダ10
46がラインADRS0:5上に表われる出力線アドレ
スをデコードする。mux1000の出力線が接続され
ているmux1000の入力線を表わす対応するラッチ
1038におけるデータが、ゲート1040及び105
0を介してデータバス出力線DBOUT0:5へ供給さ
れる。
【0050】環境の説明:Mux1000は高ピン数メ
モリチップATEシステムにおけるユーザが特定したピ
ンに対してアルゴリズミックパターン発生器(APG)
パターンの経路付けを行なう。この環境は、ピン選択情
報を書込むためのCPUを有している。図11のブロッ
ク図は、mux1000の意図した環境を示している。
ロジックパターン(PTRM−1など)が、パターン選
択ロジック1100によりmux1000の12ビット
Xアドレス線、12ビットYアドレス線、8ビットZア
ドレス線及び32ビットデータ(D)線への経路付けが
行なわれる。これらのパターンは、DUTの条件により
決定される。パターン選択ロジック1100からのアド
レス線及びデータ線は、mux1000によって、メモ
リDUT1110のピンへ接続されているテスタ110
5のピンドライバチャンネル内へマップされる。Mux
1000はCPUコントローラ1115の制御下にあ
る。図11の環境はmux1000を完全に実行させる
のに必要なものよりも一層複雑であり、且つAPGを擬
似的ランダムパターン発生器(PRG)として機能する
64ビットフィードバックシフトレジスタ1202で置
き換え且つmux1000へアドレス信号及びデータ信
号を供給することによりエミュレーション(図12)に
対して簡単化させることが可能である。CPUコントロ
ーラ1204は、入力イネーブル信号及び出力イネーブ
ル信号を供給し且つmux動作を制御する。レジスタ1
202は(負向)入力イネーブルパルスの上昇端上でク
ロック動作され、従ってそれはmux1000の入力レ
ジスタがラッチされた後にのみ状態変化を開始させる。
環境エミュレーションは擬似的ランダムパターンを形成
し且つそれらをmux1000を介して伝播させる。特
別の場合には、レジスタ1202を他のパターン発生源
(例えば、カウンタ)と置換させることが可能である。
【0051】テストはmux1000を介しての全ての
可能な接続を保証せねばならないので、主要なエミュレ
ーション問題はCPU1204の制御タスクに存在して
いる。CPU1204の制御メカニズムは、パターン選
択ロジック1100(図11)の如くに動作せねばなら
ず、例えば、一つのmux入力を全てのmux出力へ経
路付けを行ない、二つのmux入力を交番動作させ、又
は種々の態様で全てのmux入力を全てのmux出力へ
分布させる。これら全ての動作は、CPU1204の制
御下にある読取り及び/又は書込みプロセスにより同期
される。
【0052】図13はCPU制御部分1204のブロッ
ク図である。バスサイクル発生器/カウンタ1300が
エミュレーション動作が開始された場合に読取りサイク
ル又は書込みサイクルの何れがイネーブルされるかを決
定する外部「モード」ビット(MODE1及びMODE
2)により制御される。エミュレーション動作は、初期
化の後に信号ENBLによりCPUクロック1302が
イネーブルされる場合に開始される。「モード」ビット
及び信号ENBLは、環境励起810に対応しており、
且つ格納されたセットアップデータからの励起発生器3
45(図3)により発生される。幾つかの異なった励起
パターンが励起発生器345により発生され、その各々
は例えば読取り−書込みサイクルを実行するためのCP
Uコマンドなどの環境イベントを表わしている。
【0053】データバス発生器1304は、データバス
線DB0:5上の活動パターンを発生するためにカウン
タを有している。アドレスバス発生器1306はアドレ
スバス線ADRS0:5上に活動パターンを発生するカ
ウンタを有している。データバス線DB0:5は、アド
レスバス線ADRS0:5上に選択されたmux出力へ
接続されるべきmux入力を選択するために使用され
る。初期化期間中に、データバス発生器1304及びア
ドレスバス発生器1306が発生器345からの環境励
起と共に、実行されるべき条件を決定する励起発生器3
45からのスタートカウント及びカウントレートの値で
ロードされる。例えば、一つの条件は、mux入力のm
ux出力への種々の割当が動作可能であるかどうかをチ
ェックすることである。データバス発生器1304及び
データバス発生器1306の異なったカウントレート値
が、何本のmux出力線が各選択されたmux入力線へ
接続されるか、即ち各データバス変化に対して幾つのア
ドレスバス変化が発生するかを決定する。発生器130
4,1306のスタートカウント値は、どのmux出力
線が最初に選択されたmux入力線へ接続されるかを決
定する。バスサイクル発生器/カウンタ1300が、信
号WR,CE,STB,RDを供給し、データバス信号
DB0:5を駆動する発生器1304及びアドレス信号
ADRS0:5を供給する発生器1306を駆動し、且
つCOUNT COMPLETE信号を制御プロセサ3
55(図3)へ供給してテストシーケンスの終了を知ら
せる。
【0054】装置初期化:プロダクション(製造)回路
の場合と同じく、装置エミュレーションの初期的(パワ
ーオン)状態は、通常、予測不可能なプロセスパラメー
タに依存する。エミュレーションの初期的状態は、ほと
んど確実にそれがモデル化する回路の初期的状態と一致
するものではない。その装置構成が適切な初期化回路を
組込んでいる場合には、初期化は問題となることはな
い。そうでない場合には、適切な初期化を確保するため
の方法を使用することが可能である。一つの方法は、エ
ミュレーションに適用された場合に装置の構成の全ての
ロジック要素を初期化するロジックシーケンスを画定す
ることである。
【0055】別の方法は、状態情報と共に初期化情報を
格納し且つ伝播させることの可能な拡大モデル(例え
ば、ゲート、ラッチ及びフリップフロップのもの)を使
用して装置をエミュレートすることである。初期化の問
題は二つの形態をとり、即ち(1)不知の内部状態、及
び(2)不定状態データの伝播である。装置の初期化を
検証するために、X状態モデルがロジック信号と共に伝
播する「データ有効」項を組込む。X状態モデルは、装
置入力が状態を有する内部回路又はフィードバックを有
する回路から来る場合において必要とされるに過ぎない
が、全てのセルに対して使用することが可能である。図
15はエミュレータラッチ1502,1504から構成
された単一ラッチのX状態モデル1500を示してい
る。ラッチ1502の「D」入力線及び「Q」出力線は
一次データ入力線及び出力線として作用する。Data
Out Valid(データ出力有効)信号は、信号
Enableによるエミュレーションのスタート時に低
状態へリセットされる。なぜならば、データラッチの出
力は、データがそれにラッチ入力されるまで知ることが
できないからである。信号Enableが高状態へ移行
すると、Data In(データ入力)がData O
ut(データ出力)へ伝播し且つData InVal
id(データ入力有効)がData Out Vali
d(データ出力有効)へ伝播する。従って、Data
Inが高状態である場合には何時もData In V
alidが高状態である場合には、Data Out
Validは高状態に止どまる。
【0056】図16は、ORゲート1602,1604
及びANDゲート1606,1608,1610から構
成されている単一のORゲートのモデル1600を示し
ている。D1及びD2は一次入力である。D1及びD2
に対する値が特定される場合に、DOは有効である。D
1又はD2が高状態であると、DOは高状態である。例
えば、D1が有効であるとして知られており(信号D1
Vが高状態にあることによって表わされる)且つD1が
高状態である場合には、ANDゲート1606が信号D
Oが有効であることを知らせるORゲート1604を介
してデータ出力有効信号DOVを供給する。DOVがモ
デル1600の下流側の次のゲートへパスされて、信号
DOが有効であること、例えば不定ではないことを表わ
す。D2が高状態であるが有効であるか知られていない
場合(例えば、エミュレータハードウエアがパワーアッ
プされた場合)、D2Vは低状態である。なぜならば、
D2は、意図的に高状態へ駆動されていないからであ
る。D1が高状態から低状態へ移行する場合には、DO
Vも高状態から低状態へ移行し、ORゲート1602か
らの信号DOは有効なものとして信用することができな
いことを表わす。図17は、モデル1600と同様の態
様で動作する単一のANDゲート(ANDゲート170
2,1704,1706,1708とドライバ171
0,1712と、ORゲート1714とで構成されてい
る)の初期化モデル1700を示している。
【0057】データ有効信号の機能は、モデル150
0,1600,1700の全てにおいて同一であり、デ
ータ条件がロジック装置に亘って有効であるか否かを表
わす。一次入力信号を受取るゲートのDOV信号は、そ
の入力の全てが既知であるので、真である。各ラッチの
DOV項は、エミュレーションのスタートにおいてリセ
ットすることにより偽状態へセットされる。テストシー
ケンスが進行するに従い、全てのDOV信号が真状態で
ある点に到達し、その点において、装置全体の状態が既
知となる。図15−17のプリミティブ即ち原素からか
又は同様の態様でより複雑な要素が構成される。このプ
ロセスは、二状態エミュレータを三状態エミュレータへ
変換している。環境又は装置エミュレーションが開始す
る前に、システムリセットが発生し、従って格納要素又
はそれらからの伝播と関連する全てのDOV項がFAL
SE(偽状態)となる。初期化を有するエミュレーショ
ンは、通常のエミュレーションよりもより多くのハード
ウエア要素を必要とするが、実行時間のペナルティはな
い。一次入力により駆動されるゲートは拡大モデルを必
要とすることはない。
【0058】欠陥エミュレーション:ターゲット回路の
二つのコピー(エミュレーションモデル)を形成する。
第一コピー(「良好な」エミュレーションモデル)は標
準的なロジックモデルから構成されている。第二コピー
(「欠陥状態とすることの可能な」エミュレーションモ
デル)が修正され、従ってその著しいサブセットが欠陥
状態とすることの可能なモデルで例示される。欠陥エミ
ュレーションの場合、「全ての可能な」欠陥を組込んだ
各セルのロジックモデルが使用される。この例の目的の
ためには、四つの異なった欠陥タイプが使用され、即ち
短絡されたスタックアット(stuk−at)ONE
と、短絡されたスタックアットZERO、開放スタック
アットONE、及び開放スタックアットZEROであ
る。短絡された欠陥は装置出力において存在し、従って
ネット上の全てのものがその欠陥を見る。開放欠陥は装
置入力におけるものであり、従ってその装置のみがその
欠陥を見る。
【0059】図18は、これらの欠陥タイプの何れかを
選択的に注入することを可能とする欠陥注入器1800
を示している。「スタックアット(stuk−at)」
ラインSA0及びSA1が両方ともLOW即ち低状態に
ある場合には、出力は入力に従う。「スタックアット」
ラインSA1がHIGH即ち高状態にある場合には、出
力は強制的にHIGH即ち高状態とされる。「スタック
アット」ラインSA0がHIGH即ち高状態であると、
その出力は強制的にLOW即ち低状態とされる。結果注
入器1800のコピーが欠陥注入が所望される場所にお
いて装置のエミュレーション内に導入される。例えば、
mux1000の各ゲートに対して、相継いでそのゲー
トにおいて可能な欠陥の各々を活性化させるためのデコ
ーダと共に、上述したタイプの全ての可能な欠陥を組込
んだ欠陥モデルを形成する。mux1000の詳細な構
成において10個の異なったロジックセルが存在してお
り、各セルは多数の可能なスタックアット欠陥を有して
いる。以下の表は、mux1000の各セルに対してセ
ルタイプ、スタックアット欠陥の数、使用カウント数、
及び全欠陥数をリストしている。
【0060】 セル セルタイプ スタックアット欠陥 使用カウント 全欠陥数 1 and2aaag 8 70 560 2 or02aaag 8 3 24 3 or08aaag 20 54 1080 4 oai21iig 14 2 28 5 and4haag 12 18 216 6 bufhhaag 6 129 774 7 bufhhiig 6 74 444 8 mux8haag 36 576 20736 9 dec24eig 14 272 3808 10 laalaag 8 518 5180 図19は入力線「i1」及び「i2」において欠陥注入
器1902,1904を有しており且つ出力線「t」及
び「c」において欠陥注入器1906,1908を有す
るmux1000のANDゲート「and2aaag」
の欠陥モデルを示している。入力線FSEL,FS0,
FS1,FS2及び出力線F0−F7を有するデコーダ
1910が、適宜の欠陥コマンドをデコーダ1910へ
供給することにより任意の可能な欠陥を導入することを
可能としている。その他の欠陥注入技術を使用すること
も可能である。
【0061】ある場合には、環境及び「良好な」装置モ
デルと全ての可能な欠陥を有する「欠陥状態とされた」
装置モデルとを同時的にエミュレートするのに十分なゲ
ートをゲートアレイが有するものではないことがある。
この場合には、一連の「欠陥状態とされた」装置モデル
を順次プログラムすることが可能であり、各「欠陥状態
とされた」装置モデルは「欠陥状態とされた」セルモデ
ルから構成されるそのセルの異なったサブセットと「良
好な」セルモデルから構成される残部とを有している。
最初の「欠陥状態とされた」装置モデルは、第一サブセ
ットのセルの全ての可能な欠陥を逐次的に注入するため
に使用される。次いで、エミュレーションを再度プログ
ラムし、従って第二サブセットのセルの全ての可能な欠
陥を逐次的に注入するために第二の「欠陥状態とされ
た」装置モデルを使用し、且つ全ての可能な欠陥の検査
が行なわれるまで同様の動作を行なう。再プログラミン
グ時間は小さく、従ってシミュレーションと比較された
場合に、エミュレーションの効率は高い状態を維持して
いる。
【0062】図20はどの様にして欠陥がシーケンシャ
ルに即ち逐次的に導入されるかを示したANDゲートの
欠陥状態とさせることの可能なエミュレーションモデル
2000を示している。ANDゲート2002はその入
力線i1,i2において欠陥注入器2004,2006
を有しており且つその出力線Oにおいて欠陥注入器20
08を有している。欠陥カウントデコーダ2010は、
セレクタ825(図8)内のカウンタ2012からの欠
陥カウントがインクリメントされる場合に、欠陥注入器
を逐次的に活性化させる。デコーダ2010は、イネー
ブルを有する3線乃至8線デコーダであり、それは記録
維持のために各欠陥の数値的割当を可能とする。デコー
ダ2014は、複数個の回路に対しての欠陥注入を可能
とするために付加的なカウンタビットをデコードする。
【0063】欠陥注入デコード動作は、各欠陥モデルデ
コーダを2の羃へ拡大させ且つ使用していないカウント
を「欠陥なし」出力信号と関連付けることにより簡単化
される。その一例を以下に示す。
【0064】 欠陥カウント 欠陥条件 00 i2が0にスタック 01 i2が1にスタック 02 i1が0にスタック 03 i1が1にスタック 04 Oが0にスタック 05 Oが1にスタック 06 欠陥なし 07 欠陥なし 欠陥カウント06及び07は欠陥を活性化させるために
は必要ではないので、それらはORゲート2016へ供
給され、該ゲートは「欠陥なし」出力信号を与える。O
Rゲート2016は二つの欠陥出力の場合へ接続するこ
とが可能な状態(スイッチ2018及びスイッチ202
0により)として示してあり、モデル化される回路がそ
の特定の欠陥に露呈されない場合には、これらの欠陥を
特定のモデルの場合においてディスエーブルさせること
が可能であることを表わしている。入力欠陥の場合は、
同様にディスエーブルさせることが可能である。他の欠
陥状態とさせることの可能な回路モデルからの欠陥なし
信号と結合されて、ORゲート2016の「欠陥なし」
出力信号は、欠陥検知解析によりエミュレーションテス
トシーケンスをアボート即ち中断するために使用され
る。
【0065】エミュレーションシステムの動作:エミュ
レーション及び選択したロジックアナライザ接続をエミ
ュレーションハードウエア内にローディングした後に、
モードビット及びその他の初期化値がセットされ且つC
PUクロック1302(図13)がイネーブルされて動
作を開始する。CPUクロック1302は信号ENBL
によりゲート動作され、バスサイクル発生器/カウンタ
1300及びその他の回路の同期的動作を確保する。m
ux1000のエミュレーションモデルのデータ経路ラ
ッチクロック動作も、バスサイクル発生器/カウンタ回
路1300により駆動され、従ってデータ流れプロセス
はmux経路選択と適切に同期される。バスサイクル制
御は読取り(RD)、書込み(WR)、ストローブ(S
TB)、チップイネーブル(CE)信号を発生し且つエ
ミュレートされるmux選択レジスタの各々を所定の値
で相継いでロードしmuxデータ経路を活性化させる。
【0066】エミュレーションシーケンスに対するタイ
ミング線図を図14に示してある。このシーケンスは、
「スタートボタン」の押し下げに対応するイネーブル信
号ENBL1402により開始される。初期化シーケン
ス1404が、muxエミュレーションの64個の全て
の選択レジスタを、独立したアドレスコードデータ値で
書込み、読戻し経路を使用してその値を検証し、次いで
各レジスタに対してデータ値の補元を書込み且つその補
元値を検証する。このことは、mux選択レジスタの各
入力がmuxの只一つの出力にのみ接続し且つ全てのプ
ログラムビットが機能することを確保する。この初期化
シーケンスの後に、muxエミュレーションの各出力は
muxエミュレーションの別の入力経路へ接続される。
次いで、フィードバックシフトレジスタ1202によっ
て、データバースト1406(1024個の擬似的ラン
ダム発生器サイクルを有している)がmuxエミュレー
ションへ供給され、それは全ての内部mux入力が接続
されていることを確保することに近付く。ある特定のデ
ータ経路に対して、1024サイクルの間何ら変化が発
生しないことが可能であるので、その経路上のスタック
アットフォールト(stuck−at−fault)条
件はこの段階においては検知されない。この欠陥カバレ
ッジの証明は、欠陥シミュレーション時間まで繰延べら
れる。
【0067】テストの残部に対して、mux1000に
おける多重化動作のレイヤの二レベル分離性は、各ラッ
チに対して00,11,22,33,44,55,6
6,77のオクタルコードを使用して、8サイクルの選
択及びデータ分布において完全なクロスポイント検証を
行なうことを可能とする。各値が全ての選択レジスタ
(ライン1408)内に書込まれ、次いでフィードバッ
クシフトレジスタ1202からの1024サイクルバー
ストの活動が実行される(ライン1410)。その様に
して構成されたテストシーケンスは、約14,000個
のテストベクタから構成される。この様なシーケンスを
VERILOGシミュレータにおいて実行する場合には
約15,000秒の時間がかかるものと推定される。こ
れと対照的に、クイックターンRPMエミュレーション
システムを使用するエミュレーションでこの様なシーケ
ンスを実行する場合には、100ミリ秒以下の時間であ
ると推定される。
【0068】二つのエミュレーションモデル、即ち「良
好な」モデルと「欠陥状態とすることの可能な」モデル
とが環境エミュレーションによって並列的に駆動され
る。「良好な」モデルは、環境エミュレーションに応答
するために使用される。「良好な」モデル内には欠陥は
導入されない。エミュレータゲートの使用可能性が制限
されているので、最初の「欠陥状態とすることの可能
な」モデルを構成するサブセットのセルモデルのみが欠
陥状態とさせることが可能である。「欠陥状態とさせる
ことの可能な」モデルに対するセレクタ及びそれらを活
性化するロジックは、両方とも環境エミュレーション内
に組込まれている。欠陥選択ロジックは、各完全なテス
トサイクルの後にインクリメントされる欠陥選択インデ
ックスカウンタによって駆動され、「欠陥状態とするこ
との可能な」モデルを論理的に次のスタックアットフォ
ールトへ前進させる。最初の「欠陥状態とさせることの
可能な」モデルの全ての欠陥をエミュレートした後に、
エミュレーションシステムを再度プログラムして、異な
った組の欠陥のエミュレーションのために改訂した「欠
陥状態とさせることの可能な」モデルを包含する。欠陥
当り平均で15msの時間が再プログラミングのために
必要であると推定される。
【0069】計画された環境エミュレーション活動シー
ケンスを各欠陥に対して実行する。これら二つのモデル
の出力信号を排他的OR(XOR)演算において結合さ
せ、活性化した欠陥が検知されたか否かを決定する。欠
陥選択インデックス、クロックサイクル数(テストベク
トル数)、及び欠陥検知時における不合格パターンを記
録する。この手順は、概念的には、従来の欠陥シミュレ
ーションと類似している。しかしながら、各相継ぐ欠陥
を活性化させ且つ完全な14,000個のベクトルから
なるパターンを実行するために必要な時間は100ミリ
秒+モデルローディングオーバーヘッドより短く、完全
なテスト等級付けプロセスは、約32,580個の欠陥
挿入の場合に1時間未満であると推定される。
【0070】エミュレーションは、テストベクトルセッ
トの増大及び検定プロセスをシミュレーションの場合よ
りも著しく時間のかからないものとしている。この例の
32,580個の可能な欠陥がシミュレーションにおい
て個別的に注入される場合には、テストパターンによっ
て各欠陥が検知されたことを検証するために費やされる
15,000秒のシミュレーションが必要とされると共
に、約120,000時間のシミュレーション時間が必
要とされる。欠陥シミュレーションは、勿論、この様な
態様で行なわれるものではなく、その代わりに例えば、
30乃至60時間のオーダーの処理を必要とすることが
推定されるアルゴリズムを使用する。
【0071】テストベクトル発生及び実行:欠陥カバレ
ッジ検証の後に、ターゲット装置の「良好な」エミュレ
ーションを使用していまや完全に検証され且つ容認され
たシーケンスの活動バーストを動作させ、且つ各ブロッ
クサイクルに対する装置I/O境界において表われる装
置エミュレーションの入力及び出力論理ベクトルを記録
することにより、実際のテストパターンを記録すること
が可能である。例えば、「良好な」装置エミュレーショ
ンが装置705(図7)にとって代わり、且つ装置I/
O境界740における装置入力730及び装置出力73
5が、環境710がテスト制御システム720により励
起される場合に、記録される。エミュレートされる装置
の入力ピン及び出力ピンの数が使用可能な記録能力を超
える場合には、ピンの活動は複数個の繰返しにおいて収
集することが可能である。記録されたロジックベクトル
シーケンスは、主要な努力を費やすことなしに、標準的
なATEへ直接的にポートさせることが可能である。
【0072】装置タイミング及び競合条件:エミュレー
ションは装置タイミングに対して効果的なものではな
い。書込み可能ゲートアレイを使用する回路エミュレー
ションは、ターゲット装置よりも10倍又はそれ以上遅
く動作する場合がある。多くの装置は潜在的な速度の問
題を有するものではないが(速度条件はエミュレーショ
ン処理速度よりも本来的に著しく低いものである)、タ
ーゲット装置の完全なる定格速度での動作の問題は顕著
なものとして残る。第一に、ソフトウエアにおける詳細
なタイミング解析が可能であり、且つ典型的に、タイミ
ングライブラリーモデルと関連した技術が必要とされる
が、完全なシミュレーションよりも著しく実行時間が短
い。第二に、特にタイミング解析のために設計された制
限型シミュレーションを使用して、製造した装置がター
ゲット速度で動作することを検証することが可能であ
る。最後に、その問題が特定の動作目標を達成するとい
うよりも速度の等級付けに過ぎない場合には、エミュレ
ーション検証に続いて装置を構築することが可能であ
り、且つ実行速度はビン処理目的のために決定すること
が可能である。何れの場合においても、製造テスト環境
における動作速度を確立するために従来のATEシステ
ムを使用することが可能であり、一方速度検証及びビン
処理のために従来のATEシステムを動作するために使
用されるべきテストベクトルセットを開発し且つ検証す
るために環境エミュレーションを使用することが可能で
ある。
【0073】エミュレーション技術を使用してタイミン
グテストベクトルセットを開発し且つ検証することが可
能である。従って、この(多分もっと短い)ベクトルセ
ットをシミュレータ上で稼動させて、タイミングマージ
ン及び可能な装置速度を確立することが可能である。例
えば、mux1000の場合、シャープに制限したベク
トルセットを有するVERILOGシミュレーションを
使用して装置のタイミングを有効評価することが可能で
ある。タイミング有効評価シミュレーションにおいて費
やされる実際の時間は大きなものではなく、且つシミュ
レーション環境が既に全体的なターゲット装置設計を証
明し且つターゲットタイミングベクトルセットを証明す
るまで、シミュレーションはスタートする必要はない。
環境モデル及び装置モデルのVERILOGシミュレー
ションへの変換は、標準的なベンダ供給ソフトウエアを
使用して実施することが可能である。
【0074】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ICをベースとしたシステムの設計において
従来使用される方法論を示した概略図。
【図2】 システムにおけるASICのエミュレーショ
ンに対する従来のエミュレーションシステムを示した概
略図。
【図3】 従来のインサーキットエミュレーションシス
テムの主要な要素を示した概略図。
【図4】 図3のシステムにおけるエミュレーションソ
フトウエア機能を示した概略図。
【図5】 従来の設計プロセスにおけるエミュレーショ
ンの使用状態を示した概略図。
【図6】 図1の従来の設計プロセスに対する修正を施
した本発明の好適実施例に基づく方法を示した概略図。
【図7】 本発明に基づく環境エミュレーション及び装
置エミュレーションを有するテストエミュレーションを
示した概略図。
【図8】 本発明に基づいて選択的に欠陥状態とさせる
ことの可能なエミュレーションモデルと欠陥状態とさせ
ないエミュレーションモデルを使用した欠陥エミュレー
ションを示した概略図。
【図9】 本発明に基づいて環境エミュレーションを使
用する実際のテストをテストする状態を示した概略図。
【図10】 64×64クロスポイントマルチプレクサ
を示した概略図。
【図11】 図10のマルチプレクサの意図した動作環
境を示した概略図。
【図12】 エミュレーションのために簡単化した図1
1の動作環境を示した概略ブロック図。
【図13】 図12のCPU制御部分を示した概略ブロ
ック図。
【図14】 本発明に基づいて図10乃至13のマルチ
プレクサ及び環境のエミュレーションシーケンスに対す
るタイミング線図を示した概略図。
【図15】 ラッチのX状態初期化モデルを示した概略
図。
【図16】 ORゲートの初期化モデルを示した概略
図。
【図17】 ANDゲートの初期化モデルを示した概略
図。
【図18】 エミュレーションモデルにおける四つのタ
イプの欠陥の何れかを選択的に注入するための欠陥注入
器を示した概略図。
【図19】 図10のクロスポイントマルチプレクサの
ANDゲートセルの欠陥状態とさせることの可能なエミ
ュレーションモデルを示した概略図。
【図20】 どの様にして欠陥を逐次的に導入すること
が可能であるかを示したANDゲートの欠陥状態とさせ
ることの可能なエミュレーションモデルを示した概略
図。
【符号の説明】
700 エミュレーションモデル 705 装置エミュレーション 710 環境エミュレーション 715 励起 720 テスト制御システム 725 ストローブクロック信号 730 装置入力 735 装置出力 740 装置入力/出力境界

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲット論理回路用のテスト発生方法
    において、 (a)前記論理装置の第一エミュレーションを形成し、 (b)前記論理装置の第二エミュレーションを形成し、
    尚前記第二エミュレーションは選択的に欠陥状態とさせ
    る能力を有しており、 (c)前記第二エミュレーション内に選択的に欠陥を導
    入し、 (d)前記第一エミュレーション及び第二エミュレーシ
    ョンへテストベクトルからなるパターンを印加しその際
    に前記第一エミュレーション及び第二エミュレーション
    を実行し、 (e)シリーズのうちの各テストベクトルに応答して前
    記第一エミュレーション及び第二エミュレーションによ
    り発生される出力信号を比較してその際に前記出力信号
    の間の差を検知することにより前記選択的に導入された
    欠陥を検知し、 (f)前記選択的に導入した欠陥の検知に基づいて前記
    第二エミュレーション内に導入された欠陥の記録を発生
    し、 (g)一連の選択的に導入した欠陥の各々に対して上記
    ステップ(c)乃至(f)を繰返し行なってその際に前
    記一連の欠陥のうちのどの欠陥が前記第一エミュレーシ
    ョン及び第二エミュレーションの出力信号の間の差を発
    生したかを表わす記録を発生する、上記各ステップを有
    することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、ステップ(f)は、
    更に、前記選択的に導入した欠陥が検知されるテストベ
    クトルからなるパターンのうちの一つのテストベクトル
    の識別を記録するステップを有していることを特徴とす
    る方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において、上記ステップ(f)
    は、更に、前記選択的に導入した欠陥の検知に基づいて
    前記出力信号の間の差を表わす信号を記録するステップ
    を有していることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 論理回路装置をテストする方法におい
    て、 (a)前記装置内の複数個の可能な欠陥の各々に対する
    エントリを有する欠陥辞書を用意し、前記各エントリは
    テストベクトルパターンが前記装置の入力ピンへ印加さ
    れた場合に前記装置の出力ピンにおいて前記欠陥が表示
    されるテストベクトルパターンのテストベクトル及び前
    記欠陥の性質を識別し、 (b)書込み可能ゲートアレイからなる複数個のゲート
    をプログラミングすることにより前記装置のエミュレー
    ションモデルを用意し、前記エミュレーションモデルは
    前記装置の入力ピン及び出力ピンに対応した入力線及び
    出力線を有しており、 (c)前記テストベクトルパターンを前記装置の入力ピ
    ン及び前記エミュレーションモデルの入力線へ印加して
    その際に前記装置及び前記エミュレーションモデルを動
    作させ、 (d)前記印加されたテストベクトルパターンの各テス
    トベクトルに対して、前記装置の出力ピンに表われる信
    号を前記エミュレーションモデルの出力線において表わ
    れる信号と比較して前記装置の出力ピンに表われる信号
    と前記エミュレーションモデルの出力線に表われる信号
    との間の差を表わす比較信号を発生し、 (e)前記差を検知した場合に、前記差が検知されたテ
    ストベクトルの識別及び前記比較信号を記録し、 (f)前記ステップ(e)において記録されたテストベ
    クトルの識別を前記欠陥辞書エントリのエントリと比較
    して前記差を発生することが可能な前記装置内の少なく
    とも一つの可能な欠陥の性質を決定する、上記各ステッ
    プを有することを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記ステップ(a)
    が、 (1)前記論理装置の欠陥状態とさせないエミュレーシ
    ョンモデルを形成し、 (2)前記論理装置の欠陥状態とさせることの可能なエ
    ミュレーションモデルを形成し、前記第二エミュレーシ
    ョンモデルは選択的に欠陥状態とさせる能力を有してお
    り、 (3)前記欠陥状態とすることの可能なエミュレーショ
    ンモデル内に一つの欠陥を選択的に導入し、 (4)テストベクトルからなるパターンを前記欠陥状態
    とさせないエミュレーションモデル及び前記欠陥状態と
    させることの可能なエミュレーションモデルへ印加し、
    その際に前記欠陥状態とさせないエミュレーションモデ
    ル及び前記欠陥状態とさせることの可能なエミュレーシ
    ョンモデルを動作させ、 (5)シリーズの各テストベクトルに応答して前記欠陥
    状態とされないエミュレーションモデル及び前記欠陥状
    態とさせることの可能なエミュレーションモデルにより
    発生される出力信号を比較し、その際に前記出力信号の
    間の差を検知することにより前記選択的に導入された欠
    陥を検知し、 (6)選択的に導入した欠陥を検知した場合に、前記欠
    陥状態とすることの可能なエミュレーションモデルの出
    力信号内に前記選択的に導入された欠陥が表示されてい
    るテストベクトルと前記欠陥状態とすることの可能なエ
    ミュレーションモデル内に導入した欠陥の性質とを識別
    する記録を発生し、 (7)一連の選択的に導入した欠陥の各々に対して上記
    ステップ(3)乃至(6)を繰返し行なってその際に前
    記欠陥辞書を発生する、上記各ステップを有することを
    特徴とする方法。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記欠陥辞書の各エ
    ントリが、更に、前記少なくとも一つの欠陥が表示され
    る場合に前記装置の出力ピンに表われる欠陥パターンの
    表示を有しており、本方法が、更に、 (g)前記ステップ(f)において決定された性質の欠
    陥を前記エミュレーションモデル内に導入しその際に欠
    陥状態としたエミュレーションモデルを発生し、 (h)前記装置の入力ピン及び前記欠陥状態としたエミ
    ュレーションモデルの入力線へテストベクトルパターン
    を印加し、その際に前記装置及び前記欠陥状態としたエ
    ミュレーションモデルを動作させ、 (i)前記ステップ(h)において印加したテストベク
    トルパターンの各テストベクトルに対して、前記装置の
    出力ピンに表われる信号を前記欠陥状態としたエミュレ
    ーションモデルの出力線に表われる信号と比較し、その
    際に前記装置の出力ピンに表われる欠陥パターンが前記
    欠陥状態としたエミュレーションモデルの出力線に表わ
    れる欠陥パターンと同一であるか否かを決定する、上記
    各ステップを有することを特徴とする方法。
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