JPH064317U - エンジン排熱回収装置 - Google Patents
エンジン排熱回収装置Info
- Publication number
- JPH064317U JPH064317U JP051032U JP5103292U JPH064317U JP H064317 U JPH064317 U JP H064317U JP 051032 U JP051032 U JP 051032U JP 5103292 U JP5103292 U JP 5103292U JP H064317 U JPH064317 U JP H064317U
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- engine
- thermoelectric generator
- generator unit
- cooling water
- heat absorber
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジンの排ガスにより一側が加熱される熱
発電ユニットの他側を、エンジン冷却液により効果的に
冷却して、熱発電ユニットによりエンジンの排熱を電力
として回収すると共に、冷却液によるエンジンの冷却を
良好ならしめる。 【構成】 熱発電ユニット14の下面に接合された加熱
器13にエンジン10の排ガスを導いて熱発電ユニット
14を加熱し、熱発電ユニット14の上面に接合された
吸熱器18にエンジン10から流出したエンジン冷却水
を送給して熱発電ユニット14を冷却することにより、
熱発電ユニット14に発電を行わせ、吸熱器18からラ
ジエータ15に冷却水を循環させる。
発電ユニットの他側を、エンジン冷却液により効果的に
冷却して、熱発電ユニットによりエンジンの排熱を電力
として回収すると共に、冷却液によるエンジンの冷却を
良好ならしめる。 【構成】 熱発電ユニット14の下面に接合された加熱
器13にエンジン10の排ガスを導いて熱発電ユニット
14を加熱し、熱発電ユニット14の上面に接合された
吸熱器18にエンジン10から流出したエンジン冷却水
を送給して熱発電ユニット14を冷却することにより、
熱発電ユニット14に発電を行わせ、吸熱器18からラ
ジエータ15に冷却水を循環させる。
Description
【0001】
本考案は、熱発電素子を用いた、とくに自動車におけるエンジン排熱回収装置 に関する。
【0002】
多数配列された熱発電素子を金属板で挟み、両金属板間に温度差を保持するこ とにより発電する熱発電ユニットをそなえた自動車の排熱回収装置が既に提案さ れているが、この場合には、図2に概略が示されているように、熱発電ユニット 1の上下に吸熱器2及び加熱器3が接合され、加熱器3にはエンジン4の高温排 ガスが導かれて、熱発電ユニット1を下面から加熱する一方、エンジン4の冷却 水用ラジエータ5に対してエンジン4及び吸熱器2が並列に配置され、ラジエー タ5により冷却された冷却水はポンプ6によってエンジン4と吸熱器2とに分け て送給され、吸熱器2に送給された冷却水が熱発電ユニット1の上面を冷却する ように構成されることにより、エンジン4の高温排ガスを利用して熱発電ユニッ ト1に発電させている。 なお、吸熱器2への冷却水通路にサーモスタットバルブ7が設置されていて、 エンジン4における冷却水が一定温度以下では全開し、上記冷却水が一定温度を 越えれば、吸熱器2へ送給される冷却水量を絞るように構成されている。
【0003】 しかしながら、上記装置においては、ラジエータ5により冷却された冷却水が エンジン4と吸熱器2とに分流しているため、エンジン4及び吸熱器2のそれぞ れにおける冷却水の流速が低下して、それらの熱伝導性能が低下する不具合があ り、また、ポンプ6がエンジン4の本体に組み込まれて一体となっている通常の 場合には、ポンプ6から吸熱器2へ冷却水通路を分岐させることは事実上困難で あった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、エンジンの排ガスにより一側が加熱される熱発電ユニットの他側を 、エンジン冷却液により効果的に冷却して、エンジンの排熱を電気エネルギとし て回収すると共に、冷却液によるエンジンの冷却を良好ならしめることを目的と している。
【0005】
このため、本考案にかかるエンジン排熱回収装置は、熱発電素子を挟む温度差 により発電する熱発電ユニット、同熱発電ユニットの一側に接合されてエンジン の高温排ガスが熱源として導かれる加熱器、上記熱発電ユニットの他側に接合さ れた吸熱器及びラジエータから順次エンジンと上記吸熱器を通り上記ラジエータ へエンジン冷却液が循環する流路をそなえている。
【0006】
従って、加熱器に導かれたエンジンの高温排ガスと吸熱器に送給されたエンジ ン冷却液との間の大きな温度差により、熱発電ユニットが定常的に効率よく発電 して、エンジン排ガス中の熱を電気エネルギとして回収することができると共に 、冷却液が循環するエンジンと吸熱器とが直列に配置されているため、エンジン 及び吸熱器に流れる冷却液量が多く、その流速が比較的大きくなるので、エンジ ン及び吸熱器における冷却液の冷却性能が容易に向上する。
【0007】
以下、本考案の実施例について具体的に説明する。 図1において、自動車に搭載されたエンジン10の高温排ガスは排気管11中 に配設された浄化触媒12を通って偏平な加熱器13に導かれ、さらに図示しな いマフラを経て大気に放出されるが、多数配列された熱発電素子を金属板で挟ん で構成された熱発電ユニット14の下面に加熱器13が接合されていて、加熱器 13内の高温排ガスにより熱発電ユニット14の下面が強く加熱されている。
【0008】 一方、ラジエータ15により冷却されたエンジン冷却水はポンプ16によりエ ンジン10に供給されてエンジン10を冷却した後、管路17によってエンジン 10と直列に配置された偏平な吸熱器18に送給され、吸熱器18が熱発電ユニ ット14の上面に接合されているため、吸熱器18内の冷却水は熱発電ユニット 14を通して上記高温排ガスの熱を吸収し、さらに管路17に設置された放熱フ ィン19によって適宜空冷されてから、電磁バルブ20を経てラジエータ15に 循環する。 なお、吸熱器18の出口側には冷却水温度センサ21が設置されていて、エン ジン10の暖機運転時のように冷却水が低温、例えば82°C以下のときには電 磁バルブ20を作動させて、冷却水が側路22によりラジエータ15をバイパス して、ポンプ16の吸い込み側に送給されるようになっている。
【0009】 上記装置においては、エンジン10の排ガスが浄化触媒12直後の加熱器13 に導かれ、加熱器13を介して熱発電ユニット14の下面を強く加熱することが できると共に、吸熱器18に送給された冷却水により吸熱器18を介して熱発電 ユニット14の上面が比較的低温に保たれて、熱発電ユニット14の下方から上 方へ伝熱される結果、熱発電ユニット14が発電して、自動車の図示しないラン プ類や電動ファン等へ電力が供給され、あるいは、図示しない搭載バッテリを充 電することによって、エンジン排ガスの熱を電気エネルギとして回収することが できる。
【0010】 このとき、エンジン10から流出した冷却水が吸熱器18に送給されて、吸熱 器18内を比較的高速で流れるため、吸熱器18による冷却水の冷却性能が良好 に保たれて、熱発電ユニット14によるエンジン10の排熱回収も効率良く行わ れ、また、ラジエータ15により冷却された冷却水の全量がポンプ16によりエ ンジン10に送給されて、エンジン10内を冷却水が高速で流れるため、冷却水 によるエンジン10の冷却性能も向上して、エンジン10の出力を容易に増大さ せることができる。
【0011】 しかも、加熱器13内には高温排ガスが車両の後方に向かって流れ、吸熱器1 8内には冷却水が車両の前方に向かって流れていて、熱発電ユニット14を挟ん で高低温の流体が互いに逆向きに流れているため、熱発電ユニット14における 上下温度差を均一化して、熱発電ユニット14における起電力の増大と熱発電ユ ニット14の寿命延長を図ることができる。
【0012】 また、熱発電ユニット14を通して加熱され、吸熱器18から流出した冷却水 は放熱フィン19によって空冷されるが、この冷却水がラジエータ15に循環し てきたとき、冷却水がエンジンから直接ラジエータへ循環する従来の装置に比較 して冷却水温度がなお高ければ、ラジエータ15における冷却水の冷却性能を一 層向上させることができる。
【0013】 さらに、エンジン10の始動時のように冷却水が低温のときには、吸熱器18 の出口側に設置された冷却水温度センサ21により電磁バルブ20が作動させら れ、冷却水が側路22によりラジエータ15をバイパスしてポンプ16の吸い込 み側に送給されると同時に、加熱器13内を流れるエンジン10の排ガスにより 、熱発電ユニット14を通して吸熱器18内の冷却水が積極的に加熱されるため 、エンジン10へ供給される冷却水の温度上昇が従来よりも早められるので、エ ンジン10の排ガス浄化機能を容易に高めることができる。
【0014】 また、ラジエータ15から流出してポンプ16により圧送される冷却水は順次 エンジン10及び吸熱器18に供給されて、従来のようにエンジンと吸熱器とに 冷却水の流れを分岐させる必要がないため、全体の構造が簡単となって各部の配 置も容易となる利点がある。 なお、前記実施例においては、冷却水管路の吸熱器下流側に放熱フィンを設置 しているが、冷却風の案内が容易ならば、吸熱器の外面、あるいは冷却水管路の 吸熱器上流側等に適宜放熱フィンを設置して、冷却水の冷却機能を高めることも できるものである。
【0015】
【考案の効果】 本考案にかかるエンジン排熱回収装置においては、加熱器に導かれたエンジン の高温排ガスと吸熱器に送給されたエンジン冷却液との間の大きな温度差により 、熱発電ユニットが定常的に効率よく発電して、エンジン排ガス中の熱を電気エ ネルギとして回収することができると共に、冷却液が循環するエンジンと吸熱器 とが直列に配置されているため、エンジン及び吸熱器に流れる冷却液量が多く、 その流速が比較的大きくなるので、エンジン及び吸熱器における冷却液の冷却性 能が容易に向上し、エンジンの性能と熱発電ユニットによる排熱回収特性とを同 時に改善させることができる。
【図1】本考案の実施例における概略配置図。
【図2】従来装置における概略配置図。
10 エンジン 13 加熱器 14 熱発電ユニット 15 ラジエータ 16 ポンプ 17 管路 18 吸熱器 20 電磁バルブ 21 冷却水温度センサ 22 側路
Claims (1)
- 【請求項1】 熱発電素子を挟む温度差により発電する
熱発電ユニット、同熱発電ユニットの一側に接合されて
エンジンの高温排ガスが熱源として導かれる加熱器、上
記熱発電ユニットの他側に接合された吸熱器及びラジエ
ータから順次エンジンと上記吸熱器を通り上記ラジエー
タへエンジン冷却液が循環する流路をそなえたエンジン
排熱回収装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP051032U JPH064317U (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | エンジン排熱回収装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP051032U JPH064317U (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | エンジン排熱回収装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH064317U true JPH064317U (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=12875473
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP051032U Withdrawn JPH064317U (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | エンジン排熱回収装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH064317U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006125375A (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-18 | Toyota Motor Corp | 車両用冷却装置 |
US7100369B2 (en) | 2003-05-06 | 2006-09-05 | Denso Corporation | Thermoelectric generating device |
JP2013031268A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Toyota Motor Corp | 熱電発電装置 |
KR101867458B1 (ko) * | 2012-03-20 | 2018-06-15 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 열전발전 시스템 |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP051032U patent/JPH064317U/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7100369B2 (en) | 2003-05-06 | 2006-09-05 | Denso Corporation | Thermoelectric generating device |
JP2006125375A (ja) * | 2004-11-01 | 2006-05-18 | Toyota Motor Corp | 車両用冷却装置 |
JP4511905B2 (ja) * | 2004-11-01 | 2010-07-28 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用冷却装置 |
JP2013031268A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Toyota Motor Corp | 熱電発電装置 |
KR101867458B1 (ko) * | 2012-03-20 | 2018-06-15 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 열전발전 시스템 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19961003 |