JPH0643145Y2 - 保冷用詰め物 - Google Patents

保冷用詰め物

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JPH0643145Y2
JPH0643145Y2 JP1989068249U JP6824989U JPH0643145Y2 JP H0643145 Y2 JPH0643145 Y2 JP H0643145Y2 JP 1989068249 U JP1989068249 U JP 1989068249U JP 6824989 U JP6824989 U JP 6824989U JP H0643145 Y2 JPH0643145 Y2 JP H0643145Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、保冷用詰め物に関し、更に詳しくは、冷媒保
持用の高吸液性ポリマー粒子が吸液性成形基体に固定さ
れてなる保水材が容器内に収容されている該詰め物に関
する。
(従来の技術とその課題) 従来、吸液性ポリマーの保水性に着目し、吸液性ポリマ
ー粒子に冷媒を保持させることで、保冷効果の持続性、
及び冷媒の外部への滲出防止を提供することのできる保
冷剤が、例えば、特開昭62−267386や特開昭62−240377
に開示されている。又、こうした保冷剤は、飛散又は流
出、更には保液及び解凍時に接着性のベタツキが生ずる
ので、保集性及び取り扱い性を向上させるため、袋中に
収容されて保冷用として実用に供されている。
この種の物品は一般に、袋中に水を導入し吸液性ポリマ
ー粒子に保水させた後に冷凍して使用されるが、水の導
入手段としては、逆止弁等を介して密封袋内に水を導入
する弁タイプと、水中に浸漬することで袋に設けた多数
の微細孔又はスリットを介して水を導入するディップタ
イプの二つの構造に大別される。弁タイプのものにおい
ては、弁にかかる分だけコストアップにつながるだけで
なく、1個ごとに水を供給する必要があり、その複数個
に一度に水を供給させることができないという欠点があ
る。一方、ディップタイプにおいては、その複数個に一
度に水を供給することができるが、吸液前後における吸
液性ポリマー粒子の漏れを防止するため大きな孔はあけ
られず、そのため給水に時間を要する、また、吸液性ポ
リマー粒子が塊状化し吸水が不均一になるなどの欠点を
有する。
他方、従来のこの種の物品においては、その複数個を能
率的に同時に冷却するため、それらを互いに積み重ねて
冷却装置内に入れることが可能なように構成する配慮が
なされていない。
本考案の目的は、前記問題を以下に述べる比較的簡単な
手段により解決することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するための本考案に係る詰め物は、冷媒
保持用の保冷材と、該保冷材が収容された容器とからな
る保冷用詰め物を前提とする。
本考案の基本的構成は、前記前提構成において、前記保
冷材が吸液性基体に吸液性ポリマー粒子が実質的に均一
に存在するように形成されており、前記容器が実質的に
扁平であって、前記詰め物を互いに重ね合わせるための
少なくとも相対向する二つの平面を有し、前記容器の少
なくとも一つの平面の少なくとも中央域が液不透過性面
域となっているとともに該面域以外の面域が液透過性面
域となっており、前記液不透過性面域がこれと対向する
前記保冷材の片面を覆っていることを特徴とする。
(実施例) 図面を参照して、本考案に係る保冷用詰め物の実施態様
を説明すると、以下のとおりである。
第1図及び第2図において、保冷用詰め物は、方形のシ
ート又はマット状に形成された保冷材10と、この保冷材
10を収容する扁平な容器11とからなっている。保冷材10
は、吸液性(又は透液性、以下同じ)基体12に吸液性ポ
リマー粒子13を固定した構成を有する。こうした保冷材
としては、ティッシュ等で吸液性ポリマー粒子をサンド
イッチしてシート化したものなどでもよいが、吸液性基
体、特に繊維質基体内に吸液性ポリマー粒子が均一分散
固定されたものが吸液の均一化という面で好ましい。
ここに、吸液性ポリマー粒子が繊維質基体内に固定され
ているとは、好ましくは略球状粒子の吸液性ポリマーが
基体構成繊維の一部を包みこむ状態で、吸液性ポリマー
粒子と構成繊維が物理的に一体に係合している形態をい
う。また、均一分散されているとは、吸液性基体の単位
体積、又は単位面積当りの吸液性ポリマー粒子の付着量
がどの個所においても一定であることに限定されず、吸
液性基体内にドット状又はストライプ状に規則的パター
ンで吸液性ポリマー粒子が固定されたものも含み、吸液
性基体全体として吸液性ポリマー粒子が均一分散された
状態で固定されていることをいう。
吸液性ポリマー粒子は、自重の数十倍〜数百倍の水を吸
収するもので、例えば、デンプン系、ポリアクリル酸塩
系、ポリビニルアルコール系、ポリエステル系等、従
来、実用に供されているものの粉末を使用することがで
きる。
吸液性ポリマー粒子が施こされる吸液性繊維質基体とし
ては、カードまたはエアレイウエブ、ティッシュペーパ
ー、不織布等を使用することができる。パルプ繊維・レ
ーヨン繊維等の親水性繊維、ポリエステル・ポリプロピ
レン等の疎水性繊維、これらの混繊又は複合したものを
ゆるく成形又はヒートセットにおり安定化成形したもの
が好ましい。
繊維質基体へ高吸液性ポリマー粒子を分散固定するに
は、具体的には、アクリル酸又はアクリル酸/メタクリ
ル酸の混合物のアルカリ金属塩又はアンモニウム塩を主
成分とするモノマー水溶液を、繊維質基体に施こした
後、水溶性ラジカル重合開始剤の作用下で重合させる。
モノマー水溶液は、スプレー噴霧・コーター塗布等によ
り繊維質基体に含浸させることができる。
モノマー水溶液の繊維質基体中への透過・拡散はモノマ
ー水溶液の表面張力、繊維質基体の坪量・密度、及び構
成繊維の水溶液に対する接触角等に依存し、これらが相
まってモノマー水溶液、ひいては生成ポリマーの繊維質
基体中での分布・付着状態が決められる。又、繊維質基
体の弾性圧縮回復率も重要な因子である。
モノマー水溶液を均一分散した状態で付着させるには、
重量15〜50g/m2で、圧縮回復率が少なくとも30%の繊維
質基体の使用が好ましい。
水に対する接触角が70〜110゜の範囲内の疎水性繊維を
少なくとも部分的に含む繊維質基体は圧縮弾性回復率が
向上するとともに、モノマー水溶液ひいてはポリマー粒
子が球状に付着し、繊維質基体全体に均一分散された状
態で固定される。
熱融着性繊維を混繊してヒートセットすると、圧縮弾性
回復率の向上とともに、強度・保型性に優れた繊維質基
体が構成される。具体的には、ポリエステル系繊維45%
未満の熱融着性繊維を混繊し、ゆるく成形されてなるウ
エブをヒートセットして構成した比容積(嵩)1.5cc/g
以下の繊維質基体を使用することができる。
繊維質基体へ吸液性ポリマー粒子を分散固定する別の具
体例としては、モノマー水溶液中に繊維を分散混合した
後重合させるか、又はこの重合混合物を粉砕若しくは解
繊したものをシート状に成形し、更には、加熱により熱
融着結合させる方法などが挙げられる。
上記例で製造された保冷材10の上下面又はその一方にテ
ィッシュペーパー・粉砕パルプ等からなる拡散シート14
を繊維質基体12と共に圧縮して一体に積層することが好
ましく、こうした保冷材10においては、分散固定された
ポリマー粒子13に液体が万遍なく運ばれ、保液量、ひい
ては保冷能が向上することが判明した。
上記の保冷材10を収容する扁平な容器11は、上下面を構
成する液透過性シート15,16の外周縁17がヒートシール
で閉じられている。
扁平な容器11の両面が不織布からなる液透過性シート1
5,16で形成されることで、その両面全域が液透過性面域
18となっている。この扁平な容器11を用いた保冷用具を
水などの冷媒液体中に浸漬すると、液体が容器内に急速
に流入し、保冷材10に吸収される。保冷材10を構成する
吸液性ポリマー粒子13は、繊維質基体12に固定されてい
るので、吸液前後における扁平な容器11外への流出は起
こらず、均一に吸液する。保冷用詰め物は、次いで冷凍
庫等の冷却装置内に入れられ、保液した吸液性ポリマー
粒子が冷却された後に保冷材として使用に供される。液
透過性面域18を形成するシート15,16としては、液透過
性だけでなく適度な強度を有するものが好ましく、耐水
圧200〜300mmH2O以下の不織布の他、液透過性の高い開
孔プラスチックシート又はフィルム、それらのラミネー
トなどが用いられるが、不織布の使用が好ましい。不織
布としては、スパンレース、スパンボンド、メルトボン
ド、乾式不織布などを使用できる。
不織布を表面活性剤で処理すると、低い水圧作用下にお
ける液透過性が顕著に向上する。液透過性の高い不織布
は同時に保液性も高く、こうした不織布から構成した容
器を用いた保冷用詰め物を複数個重ねて冷却装置内に入
れた場合に、不織布中の残液凍結時に容器同士がくっつ
き合って、個々の保冷用詰め物を分離できなくなること
がある。このため、こうした保冷用詰め物にあっては、
冷却前に乾燥させて不織布中の残液を取り除く手間を要
し、好ましくない。
従って、第3図に示す保冷用具においては、前記手間を
省くため、扁平な容器11の上面がプラスチックシート又
はフィルムなどの液不透過性シート15aで、かつ、下面
が前記液透過性シート16で形成されることで、それぞれ
の面が、液不透過性面域19と、液透過性面域18とになっ
ている。その他は第1図及び第2図の態様と同じであ
る。
こうした構成を有する複数個の保冷用詰め物は、それら
を能率的に同時に冷却するため、液透過性面域18と液不
透過性面域19とが当接するように積み重ねた場合、液不
透過性面域19は含水せず水切れが比較的良好であるか
ら、これと当接する液透過性面域18が水を含んでいて
も、これが凍結して扁平な容器11同士がくっつくという
こともなくなり、該液透過性面域が不織布で形成されて
いる場合でも、該不織布の乾燥の手間が省ける。
第4図乃至第6図における保冷用詰め物においては、第
3図における保冷用詰め物とほぼ同様な目的から、扁平
な容器11は、その両上下面が前記液透過性シート15,16
で形成され、かつ、該容器に収容された保冷材10の下面
を被覆する面域およびこの面域から該袋の長さ方向へ延
びる面域にプラスチックシート又はフィルムなどの液不
透過性シート20が配置され、その長さ方向両端20aが両
シート15,16の間にそれぞれ介在してその周端がヒート
シールされることで、それぞれの面が、液透過性面域18
と、液透過性面域18a及び液不透過性面域19aとになって
いる。その他は第1図及び第2図の態様と同じである。
第7図及び第8図における保冷用詰め物においても、第
3図における保冷用詰め物とほぼ同様な目的から、扁平
な容器11は、その両上下面が前記液透過性シート15,16
で形成され、かつ、該容器に収容された保冷材10の少な
くとも上面を被覆する面域にだけプラスチックシート又
はフィルムなどの液不透過性シート21が配置されること
で、それぞれの面が、液透過性面域18a及び液不透過性
面域19aと、液透過性面域18とになっている。
第9図乃至第11図における保冷用詰め物においても、第
3図における保冷用詰め物とほぼ同様な目的から、扁平
な容器11は、その上面が前記液透過性シート15で形成さ
れ、その下面がプラスチックシート又はフィルムなどの
液不透過性シート16aで形成され、かつ、その上面の液
透過性シート15の内面であって、前記容器に収容された
保冷材10の上面を被覆する面域およびこの面域から該容
器の長さ方向へ延びる面域にプラスチックシート又はフ
ィルムなどの液不透過性シート22が配置されているとと
もに、その長さ方向縁22aが両シート15,16aの間に介在
してこれらがヒートシールされることで、上面が液透過
性面域18a及び液不透過性面域19aと、下面が液不透過性
面域19とになっている。その他は第1図及び第2図の態
様と同じである。
第12図乃至第14図における保冷用詰め物においても、第
3図における保冷用詰め物とほぼ同様な目的から扁平な
容器11が、プラスチックシートから成形された上面開放
の容体23と、蓋体24とからなり、かつ、蓋体24は、繊維
不織布25と、その適宜幅の両側域を残してその内面に接
合されたプラスチックシート又はフィルムどの液不透過
性シート26とからなっている。扁平な容器11は、容体23
の内部に前記保冷材10が収容され、該容体の長さ方向両
端フランジ27と蓋体24の長さ方向両端28との間に液不透
過性シート26の長さ方向両端26aが介在してこれらを含
む周端がヒートシールされることで閉じられている。従
って、扁平な容器11は、蓋体24の両側域が液透過性面域
18aになっており、その他は液不透過性面域19a,19にな
っている。その他は第1図及び第2図の態様と同じであ
る。
第4図乃至第14図における保冷用詰め物から理解される
ように、液不透過性シート20,21,22,26は、該詰め物の
複数個が互いに重ねられる該詰め物の少なくとも上面又
は下面の液透過性シートの少なくとも中央面域に配置さ
れていることで、所期の目的を達成することができる。
ここに、液不透過性面域とは、厳密な意味での液不透過
性をいうのではなく、耐水圧が高く、該面域を介しての
液体の流入・流出が自由でなく、その区域に液体が残り
にくく構成されているものも含む。例えば、図示例のよ
うに、不織布の内面にプラスチックシート又はフィルム
が部分的に重ね合せられた面域は、流入水圧により両者
が密着され実質上部液不透過性となり、とりわけ不織布
が疎水性の場合には、不織布中の残液はプラスチックシ
ート又はフィルムが位置する面域とその他の面域とでは
異なる。このため、こうした面域が当接するように保冷
用詰め物を積み重ねて冷却しても、該面域における液が
凍結して容器同士がくっつくいう問題は改善される。場
合によっては、プラスチックシート又はフィルムと不織
布は全面又はパター状に接合されてもよい。
図示例からも理解されるように、本考案において、容器
とは、可撓性又は剛性材料から作られていて、その複数
個を縦又は横方向に安定的に重ね合せることができるよ
うに、少なくとも相対向する二つの面が実質的に平面に
形成されている形態(若干湾曲していても、相対向する
二つの面を平面に変形させることができる形態を含む)
を有する袋状、箱状等の容器をいう。
保冷材10の体積と扁平な容器11の容積とは、前者が吸液
し冷凍して体積が増大したとき、前者が後者の内部に充
分に収まり得る大きさに形成されることが望ましい。そ
うでない場合には、後者の強度によっては、前者の体積
の増大で保冷用詰め物が変形するようなことがある。
なお、液不透過性シール20,21,22,26は、場合によって
は、アルミニウム箔に替えられてもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、吸液前後における吸液性ポリマー粒子
の漏れがないとともに、従来のものに比較して短時間で
給水することができ、しかも全域に亙って吸液性ポリマ
ー粒子が均一に吸液することができ、従って、吸液・冷
凍等の作業を高能率で遂行することができるとともに、
優れた保冷効果を奏することができる保冷用詰め物を提
供することができる。
又、吸液した複数個の保冷用詰め物を重ねて冷却装置内
に配置した場合に、それらの外面を形成する袋等の容器
表面の残水が凍結してそれらの外袋袋同士がくっつき合
うことで、使用時に、それぞれを分離することができな
くなることを未然に防止することができる保冷機能を有
する詰め物を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施態様にかかる保冷用詰め物の平
面図。 第2図は、第1図2−2線断面図。 第3図は、第2図に相当する、本考案の他の実施態様に
かかる保冷用詰め物の断面図。 第4図は、本考案の更に他の実施態様にかかる保冷用詰
め物の平面図。 第5図は、第4図5−5線断面図。 第6図は、第4図6−6線断面図。 第7図は、本考案の更に又他の実施態様にかかる保冷用
詰め物の平面図。 第8図は、第7図8−8線断面図。 第9図は、本考案の更に又他の実施態様にかかる保冷用
詰め物の平面図。 第10図は、第9図10−10線断面図。 第11図は、第9図11−11線断面図。 第12図は、本考案の更に又他の実施態様にかかる保冷用
詰め物の平面図。 第13図は、第12図13−13線断面図。 第14図は、第12図14−14線断面図。 10:保冷材、11:容器、12:吸液性基体、13:吸液性ポリマ
ー粒子、18,18a:液透過性面域、19,19a:液不透過性面
域、20,21,22,26:プラスチックシート又はフィルム

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒保持用の保冷材と、該保冷材が収容さ
    れた容器とからなる保冷用詰め物において、前記保冷材
    は吸液性基体に吸液性ポリマー粒子が実質的に均一に存
    在するように形成されており、前記容器は実質的に扁平
    であって、前記詰め物を互いに重ね合わせるための少な
    くとも相対向する二つの平面を有し、前記容器の少なく
    とも一つの平面の少なくとも中央域が液不透過性面域と
    なっているとともに該面域以外の面域が液透過性面域と
    なっており、前記液不透過性面域がこれと対向する前記
    保冷材の少なくとも片面を覆っていることを特徴とする
    前記詰め物。
  2. 【請求項2】前記容器の内部に液体を導入するため、該
    容器における前記液不透過性面域と同じ面に液透過性面
    域が形成されている請求項1記載の保冷用詰め物。
  3. 【請求項3】前記容器の内部に液体を導入するため、該
    容器における前記液不透過性面域と異なる面に液透過性
    面域が形成されている請求項1記載の保冷用詰め物。
  4. 【請求項4】前記吸液性基体が繊維質素材からなる請求
    項1記載の保冷用詰め物。
  5. 【請求項5】前記液透過性面域が繊維不織布からなる請
    求項1記載の保冷用詰め物。
  6. 【請求項6】前記液不透過性面域がプラスチックシート
    又はフィルムからなる請求項1記載の保冷用詰め物。
  7. 【請求項7】前記液不透過性面域が液透過性不織布の内
    面及びこれと対向する前記保冷材の片面との間に液不透
    過性プラスチックシート又はフィルムが重ね合せられて
    なる請求項1載の保冷用詰め物。
  8. 【請求項8】吸液性繊維質基体に吸液性ポリマー粒子が
    実質的に均一に存在するように一体に固定されてシート
    状又はマット状に成形された少なくとも1個の冷媒保持
    用の保冷材が、少なくとも相対向する第1平面及び第2
    平面を有する扁平な袋状容器に収容されており、前記第
    1平面が液透過性繊維不織布で形成されているとともに
    該不織布の少なくとも両側域を残してその中央域の内面
    に液不透過性プラスチックシート又はフィルムが配置さ
    れており、前記液不透過性プラスチックシート又はフィ
    ルムがこれと対向する前記保冷材の少なくとも大部分を
    覆っており、前記第2平面が液不透過性プラスチックシ
    ート又はフィルムで形成されている保冷用詰め物。
  9. 【請求項9】吸液性繊維質基体に吸液性ポリマー粒子が
    実質的に均一に存在するように一体に固定されてシート
    状又はマット状に成形された少なくとも1個の冷媒保持
    用の保冷材が、少なくとも第1平面及びこれと対向する
    第2平面を有する実質的に扁平な箱型容器に収容されて
    おり、前記容器の第1平面が液透過性繊維不織布で形成
    されているとともに該不織布の少なくとも両側域を残し
    てその中央域の内面に液不透過性プラスチックシート又
    はフィルムが配置されており、前記液不透過性プラスチ
    ックシート又はフィルムがこれと対向する前記保冷材の
    少なくとも大部分を覆っており、前記第2平面及び他の
    面が液不透過性プラスチックシート又はフィルムで形成
    されている保冷用詰め物。
JP1989068249U 1988-07-02 1989-06-12 保冷用詰め物 Expired - Lifetime JPH0643145Y2 (ja)

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EP89401881A EP0350377B1 (fr) 1988-07-02 1989-06-30 Emballage réfrigérant comprenant un support réfrigérant à base de particules de polymères absorbant les liquides
NO892729A NO300102B1 (no) 1988-07-02 1989-06-30 Kjölepakke
ES89401881T ES2054054T3 (es) 1988-07-02 1989-06-30 Embalaje refrigerante incluyendo un soporte refrigerante a base de particulas de polimeros capaces de absorber liquidos.
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JPH0634308Y2 (ja) * 1987-09-11 1994-09-07 株式会社日本触媒 食品容器

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