JP3408039B2 - 電子レンジ調理用シート - Google Patents
電子レンジ調理用シートInfo
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Description
を調理する際に用いられる調理用シートに関し、更に詳
しくは、液体の吸収性に優れると共に、液体の逆戻りが
起こりにくい調理用シートに関する。
ら生ずる水分等の液体を吸収するための吸水シートに関
する技術としては、例えば、実開昭61−74429号
公報、実開昭2−29722号公報及び特開昭3−28
9455号公報に記載のもの等が知られている。
1−74429号公報は、化学繊維製の透水性不織布
と、パルプ製の吸水性乾式不織布とを接着してなる吸水
マットを開示している。かかる吸水マットにおいては、
食品から出る水分は、上記化学繊維製の透水性不織布を
通して上記パルプ製の吸水性乾式不織布に吸収される。
その結果、食品は上記パルプ製の吸水性乾式不織布とは
直接接触せず、食品の鮮度が劣化しないようになされて
いる。
層された低密度の薄葉紙の両面に不織布が一体化された
吸水シートを開示している。かかる吸水シートは、米飯
等の高温食品を弁当箱等の容器に詰め込んだ場合に、あ
る程度の熱量及び水分を吸収し、且つその湿度を保持
し、食品の風味や純度を保持するために用いられるもの
であり、弁当箱のふたの内面に張り付けた状態で使用さ
れるものである。
疎水性シートと緩衝層とが積層されてなるシートであっ
て、特定の耐水度及び通気度を有するものを開示してい
る。かかるシートは、折り詰め弁当等の容器において、
容器内壁での結露による食品の風味低下を防止するため
に用いられるものである。かかるシートにおいては、そ
の耐水度を特定の範囲にすることにより、吸収した水分
の逆戻りを防止すると共に、その通気度を特定の範囲に
することにより、食品から発生する水蒸気を上記緩衝層
全体に拡散せしめている。
食品から生ずる水分等の液体を吸収し、且つ保持する機
能を有するが、その構造としては、単に疎水性のシート
と吸水性のシートとを積層し、両者が分離しない程度に
接着せしめたものであり、嵩高い構造のものとはいえな
いので、多量の液体を吸収したような場合には、最早液
体を保持することはできず、食品側への液体の逆戻りが
生じてしまう。更に、上記先行技術における吸水シート
は、食品との当接面がフラットなので、その全面で食品
と接触することとなる。従って、上記液体の逆戻りが生
じた場合には、逆戻りした液体は吸水シートと食品との
接触部の全面から食品に再吸収され、食品の風味等の低
下が一層増長される。特に、電子レンジを用いた食品の
加熱等の調理の際に、これらの吸水シートを用いると、
食品の風味等の低下が著しい。冷凍パン等のように水分
の微妙な変化に対して風味が大きく変化するような食品
を解凍・加熱するような場合には、なおさらである。こ
の場合、シート表面を親水性にすれば冷凍パン等の食品
から出る水分は液体・蒸気の区別無しに吸収されるが、
食品のベタつきを完全に解消することはできない。一
方、シート表面を撥水性にすると水蒸気は透過して逆戻
りしないので好都合ではあるものの、液体の水は吸収さ
れない。そのため、シート表面近くで結露水が発生した
りすると、食品をベタつかせる原因となる。
いた食品の調理に用いられる場合にも、液体の吸収性に
優れると共に液体の逆戻りが起こりにくく、水蒸気を透
過させて食品表面での結露を防止し且つ表面近くに発生
した水分をも吸収することが可能な調理用シートを提供
することにある。
ートの構造に関して鋭意検討したところ、特定の素材か
らなる複数のシートを特定の構造となるように積層する
ことによって、水蒸気の透過性が高まり結露水と食品と
の接触が防止され、更に液体の吸収性が向上すると共
に、液体の逆戻りを防止し得ることを知見した。
であり、食品と電子レンジの載置板との間に載置して用
いられる電子レンジ調理用シートであって、熱可塑性繊
維を主体とする不織布からなる撥水性シートと吸水性シ
ートとを積層し、それらを多数の密着部を設けて一体化
させると共に該密着部の間に非密着部が存するように
し、該非密着部に空隙が形成されていると共に該密着部
が上記調理用シートの両面に凹部を形成しており、該撥
水性シートが食品と当接するように載置されることを特
徴とする電子レンジ調理用シートを提供することによ
り、上記目的を達成したものである。
ば、上記撥水性シートを構成する繊維と上記吸水性シー
トを構成する繊維とが密着されることにより、該撥水性
シート表面に存在する液体の水を該吸水性シートに吸収
させることが可能となり、液体・蒸気の状態を問わず水
を吸収することができる。また、上記非密着部に空隙を
形成することにより、食品から発生する蒸気が放散し易
くなり食品近くに発生する結露水を低減させることがで
きる。更に、上記密着部において、上記撥水性シートの
表面に凹部を形成させることにより、液体の透過部位と
食品とが接しないようにすることができる。
シートの好ましい実施形態を図面を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の電子レンジ調理用シートの第
1の実施形態を表す斜視図であり、図2は、図1に示す
電子レンジ調理用シートのA−A線要部断面図である。
ト10は、撥水性シート12と吸水性シート14とが積
層されてなる。上記調理用シート10の使用時において
は、上記撥水性シート12は食品と当接し、一方、上記
吸水性シート14は、電子レンジの載置板(例えば、タ
ーンテーブル等)に当接するようになされる。従って、
食品から生じた水分は、該撥水性シート12を通して迅
速に上記吸水性シート14に吸収される。
理用シート10には、上記撥水性シート12と上記吸水
性シート14とが密着した多数の密着部16が設けられ
ている。該密着部16は、両シートを一体化させること
ができる手段、例えば、エンボス加工(ロールエンボス
や超音波エンボス)、接着剤及び超音波接着の密着手段
等によって密着されている。本実施形態の密着部16に
おいては、上記撥水性シート12及び上記吸水性シート
14を構成する材料、例えば繊維等がエンボス加工によ
り圧縮され密着しており、該密着により上記撥水性シー
ト12と上記吸水性シート14とが一体化するようにな
されている。その結果、上記密着部16は、後述する非
密着部よりもその厚さが小さくなるようになされてい
る。
記調理用シート10の全面にわたって断続的且つ規則的
に設けられている。本実施形態においては、上記密着部
16の形成パターンは格子点状である。この場合、該格
子点状のエンボス列間の間隔Mは、上記撥水性シート1
2からの液滴取込性及び該撥水性シート12と上記吸水
性シート14との接合性の点から1〜30mmであるこ
とが好ましく、2〜15mmであることが更に好まし
い。一方、上記列内における隣り合うエンボスの間隔N
も、上記間隔Mの場合と同様の理由により、1〜30m
mであることが好ましく、2〜15mmであることが更
に好ましい。なお、本実施形態においては、Mは5mm
であり、Nは7mmである。
形状が楕円形(米粒形)をなしている。この場合、その
長軸長は、0.5〜10mmであることが好ましく、短
軸長は、0.5〜10mmであることが好ましい。本実
施形態においては、長軸長は2.5mmであり、短軸長
は1.4mmである。なお、上記密着部16は、図1に
示す以外の形状、例えば円形(ドット状)や矩形であっ
てもよい。上記密着部16が円形(ドット状)である場
合には、その径は0.5〜10mmであることが好まし
い。一方、上記密着部16が矩形である場合には、その
長辺長は0.5〜10mmであることが好ましく、短辺
長は、0.5〜10mmであることが好ましい。
状のエンボスによって形成されている場合、上記調理用
シート10全体の面積に対して上記密着部16が占める
全面積は、上記撥水性シート12によって発現する撥水
性及び該撥水性シート12からの吸液性の点から5〜5
0%であることが好ましく、5〜25%であることが更
に好ましい。また、各密着部16(エンボス)の面積
は、0.25〜100mm2 であることが好ましい。
8において上記撥水性シート12が上記調理用シート1
0の平面方向に対してなす角θは、上記撥水性シート1
2によって発現する撥水性及び該撥水性シート12から
の吸液性の点から30〜90度であることが好ましく、
更に好ましくは45〜90度である。
6の間には上記撥水性シート12及び上記吸水性シート
14とが密着していない非密着部18が存している。上
記非密着部18においては、上記撥水性シート12及び
上記吸水性シート14は、密着されておらず、空隙20
が形成されるようになされている。その結果、上記非密
着部18は、上記密着部16に比して嵩高の状態にあ
る。即ち、本実施形態においては、図2に示すように、
上記撥水性シート12と上記吸水性シート14との間に
は空隙20が形成されており、両シートは互いに接触し
ていない状態にある。このように、上記非密着部18に
おいては、上記撥水性シート12と上記吸水性シート1
4とは、空間的に遮断されているので、上記撥水性シー
ト12を通して上記吸水性シート14に吸収された液体
の逆戻りが効果的に防止される。また、かかる空隙によ
り、食品から発生する蒸気が放散し易くなる。なお、上
記撥水性シート12上に重量のある食品が載置された場
合にも、該食品の重みにより上記非密着部18が潰れて
液体の逆戻りが起こらないようにするために、該非密着
部18は上記撥水性シート12及び上記吸水性シート1
4の保形性が高くなるようになされていることが好まし
い。この目的のために、上記撥水性シート12及び上記
吸水性シート14をエンボス加工する際に、これらのシ
ートを加熱して、これらのシートを構成する繊維等を熱
融着・固化させることが好ましい。
は、本実施形態の調理用シート10の両面(即ち、上記
撥水性シート12及び上記吸水性シート14の表面)に
おいて、上記非密着部18に対して窪んでおり、凹部2
2、22’を形成している。上記密着部16は液透過性
を発現する部位であるので、上記調理用シート10の表
面に存在する液滴を吸収するが、該密着部16が上記凹
部を形成していることにより、吸収された液体の食品へ
の逆戻りが防止される。また、上記撥水性シート12上
に食品が載置された場合、該撥水性シート12と食品と
の接触面積が減少するので、食品の表面は湿潤すること
がなく水分の低い状態を保つことができる。更に、上記
吸水性シート14に吸収された液体が毛管現象で上昇し
た場合には、上記撥水性シート12が液体をバリアし、
液体の逆戻りが防止される。上記凹部22、22’の深
さD、D’は、食品と液透過性部位である上記密着部1
6とが接しなようにし、また食品から発生する蒸気が放
散し易いようにするために、上記調理用シート10の全
厚に対して75%以下(DとD’との和)であることが
好ましく、50%以下(DとD’との和)であることが
更に好ましい。なお、図2に示すように、本実施形態に
おいては、上記調理用シート10の面のうち、上記撥水
性シート12側の面に存する凹部22の深さと、上記吸
水性シート14側の面に存する凹部22の深さとは同じ
でもよく又は異なっていてもよい。
厚さが0.5mm以上であることが食品のベタつき発生
を防ぐ観点から好ましく、1mm以上であることが更に
好ましい。また、本発明の電子レンジ調理用シートは、
その坪量が、15〜300g/m2 であることが好まし
く、20〜200g/m2 であることが更に好ましい。
上記坪量が15g/m2 に満たないと保形性が低下した
り、吸水能力が不足する場合があり、 300g/m2
を超えるとコスト高となるので、上記範囲内とすること
が好ましい。
は、JIS L−1096A法による通気度が5cc/
cm2 /sec以上であることも好ましい。かかる通気
度を有することによって、食品から発生する水蒸気を十
分に放散させ、上記吸水性シート14に吸収させること
ができるので好ましい。上記通気度は10cc/cm2
/sec以上であることが更に好ましい。
構成する上記撥水性シート12及び上記吸水性シート1
4についてそれぞれ説明する。
と、該撥水性シートとしては、透水性及び透湿性を有
し、且つ保水性を有さない材質のものを使用することが
好ましく、そのような材質としては、熱可塑性繊維を主
体とするからなる不織布が用いられる。かかる不織布と
しては、例えばスパンボンド不織布、カード法不織布、
メルトブロー不織布、スパンレース不織布、ニードルパ
ンチ不織布等が挙げられるがこれらに制限されるもので
はない。上記撥水性シートの坪量は7〜100g/m2
であることが好ましく、厚さ(0.5g/cm2加重
下)は0.1〜1mmであることが好ましい。
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリア
ミド等の繊維や、これらの複合繊維(芯鞘型繊維、サイ
ド・バイ・サイド繊維)等を用いることができる。更
に、これら熱可塑性繊維をレーヨン等と混紡したものか
ら不織布を形成してもよい。これらの繊維は長繊維フィ
ラメントでもよく又はステープルファイバーでもよい。
また、これらの繊維の繊度は0.1〜10デニールであ
ることが好ましい。
ートは多数の開孔を有している。これにより、食品から
生じた水分の上記吸水性シートへの透過速度が一層高く
なる。この場合、上記開孔は、その径が0.5〜10m
mであることが好ましい。また、上記撥水性シートにお
ける開孔率は1〜30%であることが好ましい。水分の
透過を更に一層迅速にするために、上記開孔を上記撥水
性シートのうちの、上記非密着部となるべき部分にのみ
設けることも好ましい。
と、該吸水性シートとしては、液体を吸収・保持し得る
ものであればその材質に特に制限はない。該吸水性シー
トとして好ましいものには、例えばパルプ100%から
抄紙された紙や、パルプに熱融着性接着繊維を混合して
抄紙された紙等がある。この場合、上記パルプとして
は、針葉樹パルプ(NBKP)や、これをマーセル化し
て、その断面を円形にしたマーセル化パルプ等を好まし
く用いることができる。また、上記熱融着性接着繊維
は、熱により溶融して上記吸水性シートの湿潤強度を高
めるために用いられるものであり、その例としてはPE
T、ビニロン、ポリエチレン、ポリプロピレン繊維等が
挙げられる。上記吸水性シートの坪量は8〜200g/
m2 であることが好ましく、厚さ(0.5g/cm2 加
重下)は0.1〜5mmであることが好ましい。
第2の実施形態を図3及び図4を参照して説明する。本
実施形態は参考例であり、本発明の範囲外である。図3
は、本発明の電子レンジ調理用シートの第2の実施形態
を表す斜視図(図1相当図)であり、図4は、図3に示
す電子レンジ調理用シートのA−A線要部断面図(図2
相当図)である。なお、図3及び図4に示す本発明の電
子レンジ調理用シートの第2の実施形態において、上記
第1の実施形態と同じ点については特に詳述しないが、
上記第1の実施形態に関して詳述した説明が適宜適用さ
れる。また、図3及び図4において、図1及び図2と同
じ部材については同じ符号を付した。
ト10においては、密着部16は、該調理用シート10
の全面にわたって設けられており、格子状エンボス加工
によって連続的に形成されている。この場合、格子列の
ピッチLは、上記撥水性シート12からの液滴取込性及
び該撥水性シート12と上記吸水性シート14との接合
性の点から1〜30mmであることが好ましく、3〜3
0mmであることが更に好ましい。また、上記格子の幅
は、上記ピッチLの場合と同様の理由により、1〜30
mmであることが好ましく、3〜30mmであることが
更に好ましい。
シート10全体の面積に対して上記密着部16(エンボ
ス)が占める全面積は、上記撥水性シート12によって
発現する撥水性及び該撥水性シート12からの吸液性の
点から5〜50%であることが好ましく、5〜25%で
あることが好ましい。
おける非密着部18は、上記格子状エンボスの交差によ
り菱形をなしている。更に、該非密着部18は、図4に
示すように、平坦な吸水性シート14と凹凸模様が付さ
れた撥水性シート12における凸部によって形成されて
いる。かかる構造を有する非密着部18においても、上
記撥水性シート12と上記吸水性シート14との間に空
隙20が形成されており、両シートは互いに接触してい
ない状態にある。従って、上記非密着部18において
は、上記撥水性シート12と上記吸水性シート14と
は、空間的に遮断されており、上記撥水性シート12を
通して上記吸水性シート14に吸収された液体の逆戻り
が効果的に防止される。
8において上記撥水性シート12が上記調理用シート1
0の平面方向に対してなす角θは、上記撥水性シート1
2によって発現する撥水性及び該撥水性シート12から
の吸液性の点から30〜90度であることが好ましく、
更に好ましくは45〜90度である。
は、本実施形態の調理用シート10の一方の面(即ち、
上記撥水性シート12の表面)において、上記非密着部
18に対して窪んでおり、凹部22を形成している。そ
の結果、上記撥水性シート12上に食品が載置された場
合、該撥水性シート12と食品との接触面積が減少する
ので、食品の表面は湿潤することがなく水分の低い状態
を保つことができる。また、かかる空隙により、食品か
ら発生する蒸気が放散し易くなる。この場合、上記凹部
22の深さDは、食品と液透過性部位である上記密着部
16とが接しなようにし、また食品から発生する蒸気が
放散し易いようにするために、上記調理用シート10の
全厚に対して75%以下であることが好ましく、50%
以下であることが更に好ましい。
第3の実施形態を図5を参照して説明する。本実施形態
は参考例であり、本発明の範囲外である。図5は、本発
明の電子レンジ調理用シートの第3の実施形態の要部断
面図(図4相当図)である。なお、図5に示す本発明の
電子レンジ調理用シートの第3の実施形態において、上
記第1及び第2の実施形態と同じ点については特に詳述
しないが、上記第1及び第2の実施形態に関して詳述し
た説明が適宜適用される。また、図5において、図4と
同じ部材については同じ符号を付した。
トの第3の実施形態は、上記第2の実施形態とほぼ同様
であり、異なる点は、上記撥水性シート12及び上記吸
水性シート14がそれぞれ2プライである点である。こ
のように、上記撥水性シート12及び上記吸水性シート
14をマルチプライとすることによって、液体の吸収量
を増大させることができると共に、液体の逆戻りを一層
効果的に防止することができる。なお、本実施形態にお
いては、上記撥水性シート12及び上記吸水性シート1
4がそれぞれ2プライとなっているが、本発明はかかる
実施形態に限定されるものではなく、例えば3プライ以
上でもよい。また、上記撥水性シート12及び上記吸水
性シート14の何れか一方のみが2プライでもよい。即
ち、上記撥水性シート12及び/又は上記吸水性シート
14がマルチプライシートであることが好ましい。
第4の実施形態を図6を参照して説明する。ここで、図
6は、本発明の電子レンジ調理用シートの第4の実施形
態の要部断面図(図2相当図)である。なお、図6に示
す本発明の電子レンジ調理用シートの第4の実施形態に
おいて、上記第1〜第3の実施形態と同じ点については
特に詳述しないが、上記第1〜第3の実施形態に関して
詳述した説明が適宜適用される。また、図6において、
図2と同じ部材については同じ符号を付した。
トの第4の実施形態は、上記第1の実施形態とほぼ同様
であり、撥水性シート12と吸水性シート14とを積層
し、多数の密着部16を設けると共に、該密着部16の
間に断面が略六角形の空隙を有する非密着部18を設け
ている。そして、第4の実施形態の電子レンジ調理用シ
ートが、上記第1の実施形態と異なる点は、上記吸水性
シート14が2プライである点である。このように、上
記吸水性シート14をマルチプライとすることによっ
て、上記第3の実施形態と同様に、液体の吸収量を増大
させることができると共に、液体の逆戻りを一層効果的
に防止することができる。また、上記吸水性シート14
のうち、上記撥水性シート12に密着する側のシートと
して、化繊リッチな混抄紙から構成される接着層14a
を用いると共に、電子レンジの載置板と当接する側のシ
ートとして、パルプから構成される吸水性向上層14b
を用いることにより、上記撥水性シート12と上記吸水
性シート14との一体性(形状安定性)を一層向上させ
ることが可能となり、吸水性も一層向上する。上記接着
層14aとしては、例えば、化繊として、PET、ビニ
ロン、ポリエチレン、ポリプロピレン繊維等を10〜1
00重量%含み、残部が針葉樹パルプ(NBKP)やマ
ーセル化パルプ、架橋パルプ等である混抄紙等を挙げる
ことができる。一方、上記吸水性向上層14bとして
は、主に針葉樹パルプ(NBKP)やマーセル化パルプ
等から構成される紙を挙げることができる。なお、上記
接着層14aと上記吸水性向上層14bとは、両者間に
空隙が存在しないように密着していることが好ましい。
シート14が2プライとなっているが、本発明はかかる
実施形態に限定されるものではなく、例えば3プライ以
上でもよい。この場合、2プライ又は3プライ以上のそ
れぞれのシートは、同じ材質から形成されていてもよく
又は異なる材質から形成されていてもよい。更に、上記
撥水性シート12及び上記吸水性シート14の双方が2
プライまたは3プライ以上でもよい。
第5の実施形態を図7を参照して説明する。ここで、図
7は、本発明の電子レンジ調理用シートの第5の実施形
態の要部断面図(図2相当図)である。なお、図7に示
す本発明の電子レンジ調理用シートの第5の実施形態に
おいて、上記第1〜第4の実施形態と同じ点については
特に詳述しないが、上記第1〜第4の実施形態に関して
詳述した説明が適宜適用される。また、図7において、
図2と同じ部材については同じ符号を付した。
トの第5の実施形態は、上記第1の実施形態とほぼ同様
であり、異なる点は、上記吸水性シート14の下面、即
ち、該吸水性シート14が、電子レンジの載置板と当接
する面に、第3のシートとしての裏面シート15が更に
積層され、上記撥水性シート12及び上記吸水性シート
14と共に一体化されている点である。該裏面シート1
5と該吸水性シート14とは密着しており、両者の間に
空隙は存在していない。そして、かかる電子レンジ調理
用シートは、その使用に際して、該裏面シート15が電
子レンジの載置板と当接するように載置される。該裏面
シート15は、不織布又は化繊リッチな混抄紙から構成
されている。本発明の電子レンジ調理用シートが該裏面
シート15を更に具備することにより、例えば、該電子
レンジ調理用シート上にパン等を重ねてパッキングし、
これを冷蔵庫中に保存した場合に、該電子レンジ調理用
シートが氷結して食品が冷蔵庫から取り出せなくなるこ
とを効果的に防止することができる。なお、上記裏面シ
ート15を構成する上記不織布としては、例えば、上記
撥水性シート12を構成する不織布と同様のものを用い
ることができる。一方、上記裏面シート15を構成する
化繊リッチな上記混抄紙としては、例えば、化繊とし
て、PET、ビニロン、ポリエチレン、ポリプロピレン
繊維等を50〜100重量%含み、残部が針葉樹パルプ
(NBKP)やマーセル化パルプ、架橋パルプ等である
混抄紙等を挙げることができる。
を、その好ましい実施形態に基づいて説明したが、本発
明の電子レンジ調理用シートは上記実施形態には限定さ
れず、種々の変更形態が可能である。例えば、図5に示
す第3の実施形態においては、吸収性シート14とし
て、図6に示す第4の実施形態において用いられている
接着層14a及び吸収性向上層14bの組み合わせを用
いてもよい。また、図4〜図6に示す第2〜第4の実施
形態においては、吸収性シート14の下面に、図7に示
す第5の実施形態において用いられている裏面シート1
5を更に積層し、上記撥水性シート12及び上記吸水性
シート14と共に一体化してもよい。
の電子レンジ調理用シートにおける上記撥水性シート1
2を2枚組み合わせて、又は単独で用いて電子レンジ調
理用シートを構成してもよい。図8及び図9に示す電子
レンジ調理用シートについて更に詳述すると、図8に示
す電子レンジ調理用シートにおいては、上記撥水性シー
ト12が2枚組み合わせて用いられており、更に両シー
トが密着した多数の密着部16と、該密着部16の間に
存在し且つ断面が略六角形の空隙を有する非密着部18
とが設けられている。このような構成は、本発明の電子
レンジ調理用シートにおける上記第1の実施形態と同様
であり、該第1の実施形態に関して詳述した説明が適宜
適用される。一方、図9に示す電子レンジ調理用シート
は、上記撥水性シート12が単独で用いられており、且
つ断面が略台形の凸部24,24・・及び断面が逆台形
の凹部26,26・・が交互に配されるような表面凹凸
形状を有している。図8及び図9に示す電子レンジ調理
用シートにおいても、電子レンジで食品を調理する際
に、該食品から生じる液体の逆戻りが防止されるので、
水分を大量に発生するような食品の調理に有用である。
しかしながら、本発明の電子レンジ調理用シートを用い
る方が、一層良好な結果が得られることはいうまでもな
い。
好ましい製造方法を図10〜図12を参照して説明す
る。ここで、図10は、上記第1の実施形態の電子レン
ジ調理用シートを製造するための装置を表す模式図であ
り、図11は、上記第2の実施形態の電子レンジ調理用
シートを製造するための装置を表す模式図であり、図1
2は、上記第2の実施形態の電子レンジ調理用シートを
製造するための別の装置を表す模式図である。
の電子レンジ調理用シートを製造するための方法につい
て説明すると、この方法においては4本のロール30、
31、32、33を用いる。これらのロールはすべて図
1に示す格子点状のパターンに相当するパターンが刻ま
れた彫刻ロールであり、同期して回転するようになされ
ている。また、上記ロール30及び32と、上記ロール
32及び33とは、それぞれ対をなし彫刻パターンが噛
み合わせ式になっており、上記ロール31及び32がそ
れぞれ雄ロールであり、上記ロール30及び33がそれ
ぞれ雌ロールである。更に、雄ロールである、上記ロー
ル31及び32は、ロール表面に彫刻された凸部どうし
が互いに接するように位相の調節がなされている。ま
た、これら4本のロールはすべてヒートロールとなって
いる。なお、この場合、ロールの温度は通紙速度やシー
トの材質等にもよるが、25〜250℃であることが好
ましい。
ート10の製造に際しては、まず、撥水性シート12が
上記ロール30及び31の間に挿通され、凹凸のエンボ
ス模様が付与される。この場合、図10に示すように、
エンボス模様が付与された後の上記撥水性シート12
は、上記ロール31に抱き込まれた状態で上記ロール3
1及び32間に挿通される。なお、上記エンボス模様の
付与においては、上述の通り、上記ロール30及び31
がヒートロールなので、上記撥水性シート12を構成す
る繊維は熱及び圧力により圧縮・融着され、エンボス加
工される前に比して固くなっている。これにより、上記
調理用シート上に重みのある食品を載置した場合であっ
ても、該食品の重みにより非密着部の空隙が潰れること
が起こりにくくなり(保形性が高まり)、液体の逆戻り
が一層効果的に防止される。
撥水性シート12の挿通方向と同方向から上記ロール3
2及び33の間に挿通され、上記撥水性シート12と同
様に凹凸のエンボス模様が付与される。この場合、図1
0に示すように、エンボス模様が付与された後の上記吸
水性シート14は、上記撥水性シート12と同様に、上
記ロール32に抱き込まれた状態で上記ロール31及び
32間に挿通される。なお、上記撥水性シート12と同
様に、上記吸水性シート14を構成する繊維は熱及び圧
力により圧縮・融着され、エンボス加工される前に比し
て固くなっている。
トは、上記ロール31及び32間に挿通される直前にて
互いに重ね合わされる。この場合、上述の通り、上記ロ
ール31及び32は、ロール表面に彫刻された凸部どう
しが互いに接するように位相合わせがなされているの
で、上記撥水性シート12の凸部と上記吸水性シート1
4の凸部とが互いに接するように重ね合わされる。かか
る重ね合わせの状態で両シートが上記ロール31及び3
2間に挿通されると、上記凸部がどうしが重ね合わされ
た部分が両ロール31及び32によって強固に圧縮され
ると共に、繊維が加熱され溶融して、図2に示す密着部
16が形成される。そして、該密着部16の間には、上
記ロール31及び32による圧縮を受けていない非密着
部18が存することとなる。
の電子レンジ調理用シートを製造するための方法につい
て説明すると、この方法においては3本のロール34、
35、36を用いる。これらのロールのうち、ロール3
4及び35は、図3に示す菱形格子状のパターンに相当
するパターンが刻まれた彫刻ロールであり、ロール36
は平滑ロールである。そして、これら3本のロールは同
期して回転するようになされている。また、上記ロール
34と35とは対をなし彫刻パターンが噛み合わせ式に
なっており、ロール34が雌ロールであり、ロール35
が雄ロールである。更に、これら3本のロールはすべて
ヒートロールとなっている。なお、この場合、ロールの
温度は通紙速度やシートの材質等にもよるが、25〜2
50℃であることが好ましい。
ート10の製造に際しては、まず、撥水性シート12が
上記ロール34及び35の間に挿通され、凹凸のエンボ
ス模様が付与される。この場合、図11に示すように、
エンボス模様が付与された後の上記撥水性シート12
は、上記ロール35に抱き込まれた状態で上記ロール3
5及び36間に挿通される。なお、上記エンボス模様の
付与においては、上述の通り、上記ロール34及び35
がヒートロールなので、上記撥水性シート12を構成す
る繊維は熱及び圧力により圧縮・融着され、エンボス加
工される前に比して固くなっている。これにより、上記
調理用シート上に重みのある食品を載置した場合であっ
ても、該食品の重みにより非密着部の空隙が潰れること
が起こりにくくなり(保形性が高まり)、液体の逆戻り
が一層効果的に防止される。
ート12の挿通方向と反対の方向から上記ロール35及
び36間に挿通される。そして、上記撥水性シート12
及び上記吸水性シート14は、上記ロール35及び36
間に挿通される直前にて互いに重ね合わされる。この場
合、上記撥水性シート12の凸部と上記吸水性シート1
4とが接するように重ね合わされる。かかる重ね合わせ
の状態で両シートが上記ロール34及び35間に挿通さ
れると、上記撥水性シート12の凸部と上記吸水性シー
ト14との接触部分が両ロール31及び32によって強
固に圧縮されると共に、繊維が加熱され溶融して、図4
に示す密着部16が形成される。そして、該密着部16
の間には、上記ロール34及び35による圧縮を受けて
いない非密着部18が存することとなる。
の電子レンジ調理用シートを製造するための別法につい
て説明すると、この方法はいわゆる超音波エンボスと呼
ばれる方法である。即ち、本方法においては彫刻ロール
40と、該彫刻ロール40に対向する面が平滑である超
音波振動子41とを用いて上記調理用シート10を製造
する。
シート14とを予め重ね合わせておき、かかる重ね合わ
せの状態で、両シートを上記彫刻ロール40と上記超音
波振動子との間に挿通する。この場合、上記撥水性シー
ト12は上記彫刻ロール40に当接するように挿通され
る。上記彫刻ロール40には図3に示す菱形格子状のパ
ターンに相当するパターンが刻まれている。上記超音波
振動子41は、両シートの挿通方向と直角な方向におい
て微小な高速往復運動をしており、かかる往復運動によ
り両シートが押圧される結果、エンボス加工が施され、
かかるエンボス部分が密着部16となる。この場合、上
記超音波振動子41において、上記彫刻ロール40に対
向する面は、上述の通り平滑なので、該面に当接する上
記吸水性シート14には、エンボス加工による凹部は明
確には形成されない。一方、上記彫刻ロール40に当接
する上記撥水性シート12は、該彫刻ロール40の表面
に刻まれた凹凸模様によって、強く押圧されエンボス加
工による明確な凹部が形成される。その結果、図4に示
すような密着部及び非密着部を有する電子レンジ調理用
シートが製造される。
用シートを更に詳細に説明する。しかしながら、本発明
の範囲は、かかる実施例に限定されないことはいうまで
もない。
ロピレンスパンボンド不織布(三井石油化学製シンテッ
クス、坪量22g/m2 、繊度2デニール)を用い、吸
水性シートとして、断面が円形のマーセル化パルプ(ポ
ロセニア−J、ITT RAYONIERINC.製)
とPP−MDPE複合繊維(ダイワボウ製NBF繊維、
繊度2デニール、ステープル長51mm)とを混抄した
紙(坪量40g/m2 )を用いた。これら両シートを図
10に示す装置を用いてエンボス加工し、図1に示す電
子レンジ調理用シートを得た。得られた電子レンジ調理
用シートの厚さは1.30mmであった。この電子レン
ジ調理用シートについて通気度を測定すると共に、下記
の方法によりウエットバック(逆戻り)量を測定した。
また、この電子レンジ調理用シートを用いて、冷凍パン
を電子レンジによって解凍し、解凍後のパンのドライ感
を下記の方法により測定したれらの結果を表1に示す。
装置を用いて電子レンジ調理用シートのウエットバック
量を測定した。即ち、ガラス板60上にスポイトで1c
cの水を滴下し、その上に電子レンジ調理用シート10
(65mm×65mm)を、その吸水性シート側が上記
ガラス板60に当接するように載置した。該調理用シー
ト10上に、予め重量を測定しておいた濾紙62(この
濾紙62は上記調理用シート10よりも大きい)を重
ね、更にその上に54gの樹脂プレート64(100m
m×100mm)を置いて5分間放置した。5分経過
後、濾紙62の重量変化を測定し、該変化値をウエット
バック量とした。 <パンのドライ感>得られた電子レンジ調理用シートを
用いて、冷凍パンを電子レンジにて加熱した。加熱後、
電子レンジからパンとシートを取り出し、その後モニタ
ー5人のうち2人以上がベタつきを感じずにパンを放置
できる時間(分)でパンのドライ感を表した。
シートを更に積層し、撥水性シート及び吸水性シートと
共に一体化する以外は実施例1と同様の操作により図7
に示す電子レンジ調理用シートを製造した。得られた電
子レンジ調理用シートについて実施例1と同様の測定を
行った。その結果を表1に示す。
着層及び吸水性向上層の組み合わせからなる吸水性シー
トを用いる以外は実施例1と同様の操作により図6に示
す電子レンジ調理用シートを製造した。得られた電子レ
ンジ調理用シートについて実施例1と同様の測定を行っ
た。その結果を表1に示す。
トを用いず吸水性シートのみを用いて、実施例1と同様
の測定を行った。その結果を表1に示す。
性シート及び吸水性シートからなり、特定の構造を有す
る本発明の電子レンジ調理用シートはウエットバック量
も少なく、また水分の微妙な変化に対して風味が大きく
変化する冷凍パンの解凍においてもドライ感が維持され
ている。これに対して、吸水性シートのみを用いて冷凍
パンを解凍すると、この吸水性シートのみではウエット
バック量が極めて大きいので、解凍時に生じた水分が逆
戻りしてパンがふやけてしまい、パンのドライ感を維持
することができなかった。
電子レンジで食品を調理する際に、該食品から生じる液
体の吸収性に優れると共に、液体の逆戻りが防止される
電子レンジ調理用シートが提供される。かかる電子レン
ジ調理用シートは、水分の微妙な変化に対して風味が大
きく変化するような食品の調理(例えば、冷凍パンの解
凍及び加熱)や、水分を大量に発生するような食品の調
理に特に有用である。
形態を表す斜視図である。
要部断面図である。
形態(参考例)を表す斜視図(図1相当図)である。
要部断面図(図2相当図)である。
形態(参考例)を表す要部断面図(図4相当図)であ
る。
形態を表す要部断面図(図2相当図)である。
形態を表す要部断面図(図2相当図)である。
ンジ調理用シートの厚さ方向断面図である。
シートの厚さ方向断面図である。
製造するための装置を表す模式図である。
製造するための装置を表す模式図である。
製造するための別の装置を表す模式図である。
を測定するための装置を表す模式図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 食品と電子レンジの載置板との間に載置
して用いられる電子レンジ調理用シートであって、熱可塑性繊維を主体とする不織布からなる 撥水性シート
と吸水性シートとを積層し、それらを多数の密着部を設
けて一体化させると共に該密着部の間に非密着部が存す
るようにし、該非密着部に空隙が形成されていると共に
該密着部が上記調理用シートの両面に凹部を形成してお
り、該撥水性シートが食品と当接するように載置される
ことを特徴とする電子レンジ調理用シート。 - 【請求項2】 上記密着部がエンボス加工による密着で
ある、請求項1記載の調理用シート。 - 【請求項3】 上記エンボス加工が格子点状のエンボス
加工であり、エンボス列間の間隔が1〜30mmであ
り、該列内における隣り合うエンボスの間隔が1〜30
mmである、請求項2記載の調理用シート。 - 【請求項4】 上記エンボス加工が格子状のエンボス加
工であり、該格子列の間隔が1〜30mmである、請求
項2記載の調理用シート。 - 【請求項5】 上記凹部の深さが上記調理用シートの全
厚に対して75%以下である、請求項1〜4の何れかに
記載の調理用シート。 - 【請求項6】 JIS L−1096A法による通気度
が5cc/cm 2 /sec以上である、請求項1〜5の
何れかに記載の調理用シート。 - 【請求項7】 上記撥水性シートが多数の開孔を有す
る、請求項1〜6の何れかに記載の調理用シート。 - 【請求項8】 上記撥水性シート及び/又は上記吸水性
シートがマルチプライシートである、請求項1〜7の何
れかに記載の調理用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32337095A JP3408039B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-12-12 | 電子レンジ調理用シート |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-217840 | 1995-08-25 | ||
JP21784095 | 1995-08-25 | ||
JP32337095A JP3408039B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-12-12 | 電子レンジ調理用シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09123325A JPH09123325A (ja) | 1997-05-13 |
JP3408039B2 true JP3408039B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=26522236
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32337095A Expired - Lifetime JP3408039B2 (ja) | 1995-08-25 | 1995-12-12 | 電子レンジ調理用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3408039B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009131537A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Lion Corp | 調理補助シート |
-
1995
- 1995-12-12 JP JP32337095A patent/JP3408039B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009131537A (ja) * | 2007-11-30 | 2009-06-18 | Lion Corp | 調理補助シート |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09123325A (ja) | 1997-05-13 |
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