JPH0643106U - 壁パネルに対する管の防振取付構造及び防振具 - Google Patents

壁パネルに対する管の防振取付構造及び防振具

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JPH0643106U
JPH0643106U JP8850192U JP8850192U JPH0643106U JP H0643106 U JPH0643106 U JP H0643106U JP 8850192 U JP8850192 U JP 8850192U JP 8850192 U JP8850192 U JP 8850192U JP H0643106 U JPH0643106 U JP H0643106U
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JP
Japan
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pipe
insertion hole
vibration
wall panel
mounting structure
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Application number
JP8850192U
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Inventor
康裕 白井
Original Assignee
株式会社イナックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】管に発生した振動を壁パネルに伝達させ難くす
ること。 【構成】壁パネル1に穿設した挿通孔2へ管3が挿通さ
れ、管挿通孔2の周縁部2aを管3のフランジ部3a及
びロックナット4で挟圧し、フランジ部3a及びロック
ナット4の一方又は両方と管挿通孔2の周縁部2aとの
間に、管3を外嵌するゴム等の防振素材から形成された
筒状基部11bを備えた防振具11を介在させて、前記
挟圧を行っていること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ユニットバス室又はシステムトイレ室等の壁面を構築する壁パネル に対する管の取付構造に係るものであって、管の振動を壁パネルに伝達させない 防振取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ユニットバス室又はシステムトイレ室等の壁面を構築する壁パネルには 、化粧鋼板を成形した鋼板パネル又はけい酸カルシウム板にタイルを貼着したタ イルパネル等がある。該壁パネルは、室外から室内へ水道管又は給湯管等の管を 導入するように、管を貫通させた箇所がある。そして、該管は、室内側で管端へ 接合した水栓等が移動しないように、壁パネルに取り付けてある。
【0003】 前記壁パネルに対する管の取付構造は、図5に示す如く、壁パネル1に穿設し た挿通孔2へ管3が挿通され、該管挿通孔2の周縁部2aを管3のフランジ部3 a及びロックナット4で挟圧したものである。管挿通孔2の周縁部2aと管3の フランジ部3aとの間には、ワッシャー5及びパッキン6を挟んである。更に、 管挿通孔2の周縁部2aとロックナット4との間には、スプリングワッシャー7 を挟んである。管3の管端3bには、水栓8が接合されている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記管の取付構造は、ワッシャー5、パッキン6及びスプリングワッ シャー7が薄い又は硬質であるため、水栓8の止水により管3に発生したウオタ ーハンマー等による振動が壁パネル1へ伝達される。壁パネル1へ伝達した振動 は、壁パネル1を振動させて室内に騒音を発生させる問題を招く。
【0005】 本考案は、上記問題を解決するために、管に発生した振動を壁パネルに伝達さ せ難い壁体に対する管の防振取付構造及び防振具の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る配管の防振取付構造(以下、「本案構造」という)は、壁パネル に穿設した挿通孔へ管が挿通され、該管挿通孔の周縁部を管のフランジ部及びロ ックナットで挟圧した管の取付構造において、前記フランジ部及びロックナット の一方又は両方と前記管挿通孔の周縁部との間に、前記管を外嵌するゴム等の防 振素材から形成された厚肉の筒状基部を備えた防振具を介在させて、前記挟圧を 行っていることである。
【0007】 本考案に係る防振具(以下、「本案具」という)は、壁パネルに穿設した管挿 通孔の周縁部に管を取り付けるための防振具であって、ゴム等の防振素材から形 成され、管挿通孔が穿設された厚肉の筒状基部と、該筒状基部の管挿通孔周縁部 から延設された薄肉の筒状延長部とを備えたことである。
【0008】
【作用】
本案構造において、防振具の筒状基部を介してフランジ部及びロックナットで 管挿通孔の周縁部を挟圧してあるので、管は壁パネルに取り付けられる。管に発 生した振動は、壁パネルに伝達するとき、防振具の筒状基部で減退される。
【0009】 本案具において、管を筒状基部で外嵌した状態で壁パネルに取り付けることが できる。筒状延長部は、薄肉であるため、管挿通孔と管との間隙に挿入すること が可能となり、管と管挿通孔の内周面との接触を妨げる。管に発生した振動は、 壁パネルに伝達するとき、筒状基部及び筒状延長部で減退される。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説明する。 (第1実施例) 図1乃至図3は、本案構造及び本案具の第1実施例を示すものであって、図1 は断面図、図2は構成部材を分離して示す斜視図、図3は防振具の別態様を示す 縦断面図である。
【0011】 本実施例における改良は、図1及び図2に示す如く、管3のフランジ部3aと 壁パネル1の管挿通孔2の周縁部2aとの間に防振具11を介在させたことであ る。管3は、ワッシャー15及び防振具11並びにスプリングワッシャー7を介 して、管挿通孔2の周縁部2aをフランジ部3a及びロックナット4で管挿通孔 2の周縁部2aを挟圧することにより、壁パネル1に取り付けられている。
【0012】 上記防振具11は、ゴム,発泡合成樹脂等の防振素材(例えば、ゴム硬度が5 0より軟質のもの)から成形され、管挿通孔11aが穿設され、厚肉(例えば、 肉厚T1が10mm以上で且つ長さL1が10mm以上)の筒状基部11bと、 筒状基部11bの管挿通孔周縁部11b−1から延設された薄肉(例えば、肉厚 T2が1〜2mmで長さL2が1〜10mm)の筒状延長部11cとを備えてい る。
【0013】 なお、前記防振具11は、図3に示す別態様の如く、その端面11dに環状の 凹溝11eが必要に応じて設けられることがある。また、前記管3は、図示は省 略したが、フランジ部3aと管本体3bとを別体に形成し、管本体3bの雄捩子 部3cにフランジ部3aを螺着することもある。
【0014】 ウオーターハンマー等で管3に発生した振動は、壁パネル1に伝達するとき、 防振具11の筒状基部11bで減退(例えば、5dB以上)される。従って、管 3の振動があったとしても、壁パネル1は、人に不快感となる騒音を発生するこ とはない。
【0015】 (第2実施例) 図4は、本案構造の第2実施例を示す断面図である。本実施例が前記第1実施 例と異なる所は、管挿通孔2の周縁部2aとロックナット4との間に、筒状の防 振具12を介在させた点である。防振具12は、ゴム,発泡合成樹脂等の防振素 材(例えば、ゴム硬度が50より軟質のもの)から形成される。なお、防振具1 1及び防振具12は、一体に形成することもある。
【0016】 (その他の実施例) 図示は省略したが、壁パネル1の管挿通孔2の周縁部2aとロックナット4と の間に防振具11を介在させたこと、更に管3のフランジ部3aと壁パネル1の 管挿通孔2の周縁部2aとの間に防振具12を介在させることもある。
【0017】
【考案の効果】
以上、詳述の如く、本案構造及び本案具は、管から壁パネルに伝達する振動を 著しく減退されることができるため、騒音の無い室を提供できる実用的効果を有 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案構造及び本案具の第1実施例を示す断面図
である。
【図2】同実施例において構成部材を分離して示す斜視
図である。
【図3】別態様の防振具の縦断面図である。
【図4】本案構造の第2実施例を示す断面図である。
【図5】従来の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1…壁パネル 2…挿通孔 2a…周縁部 3…管3 3a…フランジ部 4…ロックナット 11…防振具 11b…筒状基部 11c…筒状延長部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁パネルに穿設した挿通孔へ管が挿通さ
    れ、該管挿通孔の周縁部を管のフランジ部及びロックナ
    ットで挟圧した管の取付構造において、前記フランジ部
    及びロックナットの一方又は両方と前記管挿通孔の周縁
    部との間に、前記管を外嵌するゴム等の防振素材から形
    成された筒状基部を備えた防振具を介在させて、前記挟
    圧を行っていることを特徴とする壁体に対する管の防振
    取付構造。
  2. 【請求項2】 壁パネルに穿設した管挿通孔の周縁部に
    管を取り付けるための防振具であって、ゴム等の防振素
    材から形成され、管挿通孔が穿設された厚肉の筒状基部
    と、該筒状基部の管挿通孔周縁部から延設された薄肉の
    筒状延長部とを備えたことを特徴とする防振具。
JP8850192U 1992-11-10 1992-11-10 壁パネルに対する管の防振取付構造及び防振具 Pending JPH0643106U (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5539623B2 (ja) * 1977-01-22 1980-10-13
JPS6023515B2 (ja) * 1980-02-18 1985-06-07 株式会社東芝 酸化物圧電材料
JPH026897B2 (ja) * 1984-07-03 1990-02-14 Hasegawa Komuten Kk

Patent Citations (3)

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