JPH0643012U - 水管橋 - Google Patents

水管橋

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Publication number
JPH0643012U
JPH0643012U JP7791492U JP7791492U JPH0643012U JP H0643012 U JPH0643012 U JP H0643012U JP 7791492 U JP7791492 U JP 7791492U JP 7791492 U JP7791492 U JP 7791492U JP H0643012 U JPH0643012 U JP H0643012U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
water
vacuum double
inner pipe
groove
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Pending
Application number
JP7791492U
Other languages
English (en)
Inventor
武男 神野
隆 東野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Zojirushi Corp filed Critical Zojirushi Corp
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Publication of JPH0643012U publication Critical patent/JPH0643012U/ja
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  • Bridges Or Land Bridges (AREA)
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 敷設工事が簡単でかつ安価であり、凍結を防
止する。 【構成】 真空二重パイプ3は、内パイプ4と、該内パ
イプ4の内側に挿通された外パイプ5と、該外パイプ5
の両端部と内パイプ4の間に装着された鏡板6とからな
り、内パイプ4と外パイプ5の間が真空断熱空間Sにな
っている。この真空二重パイプ3は、溝1と交差するよ
うに水位より上方に配設されている。内パイプ4の両端
は水道管2に接続され、真空二重パイプ3の両端部は溝
1の近傍の土中に埋設されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は溝を横断するように敷設される水管橋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図7に示すように、水道管2が用水路,小川等の溝1を横断する場合に は、まず水を堰止めてから、溝1の底を掘削して連絡管Pを敷設した後、該連絡 管Pの両端を水道管2に接続していた。このように、連絡管Pを溝1の底に埋設 するのは、寒冷時に内部の水が凍結するのを防止するためである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このように水道管2及び連絡管Pを敷設するには、水を堰止め て溝1を掘削しなければならないうえ、工事中堰止められた水を排水したり、連 絡管Pを敷設した後に溝1を補修しなければならず、工事が非常に困難で、多大 な費用と工数がかかっていた。 本考案はかかる問題点に鑑みてなされたもので、敷設工事が簡単でかつ安価で あり、凍結の虞れのない水管橋を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本考案に係る水管橋は、内パイプと、該内パイプの 外側に挿通された外パイプと、該外パイプの両端と前記内パイプの間に装着され た鏡板とからなり、内パイプと外パイプの間を真空にしてなる真空二重パイプを 溝と交差するように水位より上方に配設して、当該真空二重パイプの内パイプの 両端を水道管に接続し、当該真空二重パイプの両端部を溝の近傍の土中に埋設し たものである。
【0005】
【作用】
水道管から真空二重パイプの内パイプを通って流れる水は、真空二重パイプの 真空断熱構造によって外気に対して断熱されているため、凍結することなく流動 する。
【0006】
【実施例】
次に、本考案の実施例を添付図面に従って説明する。 図1において、1は用水路,川等の溝であり、2は溝に直交する方向に敷設さ れて土中に埋設された水道管、3は溝1の両側の水道管2,2を連結する真空二 重パイプである。真空二重パイプ3は、大略、内パイプ4と外パイプ5と鏡板6 とからなり、内パイプ4と外パイプ5の間に真空断熱空間Sを形成したものであ る。
【0007】 内パイプ4は、図2に示すように、2個のエルボ7を用いてU字型に形成され 、両端には前記水道管2との連結用の継手8が取り付けられ、中間の直管部には 振止め金具9が挿通されている。振止め金具9は、短管からなり、図3に示すよ うに、その一端側の周3箇所に外パイプ5の内面に近接する第1膨出部10を設 け、他端側の周3箇所(第1膨出部10から回転方向にずれた位置)に内パイプ 4の外面に近接する第2膨出部11を設けたものである。この振止め金具9によ り、内パイプ4が振れて外パイプ5に直接接触するのが防止される。また、振止 め金具9が内パイプ4又は外パイプ5に接触したとしても、それは第1膨出部1 0又は第2膨出部11との点接触であり、第1膨出部10から第2膨出部11ま での距離が長く確保されているため、内パイプ4と外パイプ5の間の熱伝導によ って断熱性が損なわれることはない。
【0008】 外パイプ5は、前記内パイプ4の外側に挿通され、2個のエルボ12によって U字型に形成されている。この外パイプ5の一端側には、内パイプ4と外パイプ 5の間の空間を真空排気処理する際の排気口であってその後に封止されたチップ 管13が接続されている。このチップ管13はチップカバー14で覆われるとと もに、さらにそのチップ管13を通る外パイプ5の外周部分がパイプカバー15 ,16によって覆われることにより十分に保護されている。外パイプ5の他端側 の内面には、ゲッター17が金具18にて取り付けられている。
【0009】 鏡板6は、断面略U字形のリング状のもので、内パイプ4の外側に挿通されて 当該内パイプ4と外パイプ5の両端部とに接合され、真空空間Sを閉鎖している 。チップ管13側の鏡板6の外側はパイプカバー16から延設された部分16a によって覆われ、ゲッター17側の鏡板6の外側は独立したパイプカバー19に よって覆われている。
【0010】 前記構成の真空二重パイプ3を敷設するには、まず、水道管2の敷設路に沿っ て溝1の両側近傍まで一定の幅で地面を掘削し、この掘削部20の底に水道管2 を敷設する。次に、真空二重パイプ3を溝1の水面より上方になるように配設し て、その両端の内パイプ4の端部を、短管21及びエルボ22を介して水道管2 に接続する。この後、掘削部20に盛土して、真空二重パイプ3の両端が土中に 埋設されるようにする。 このように本考案の真空二重パイプ3を用いれば、従来のように水を堰止めて 溝1の底を掘削する必要がないため、工事が短時間でかつ安価に行える。
【0011】 水道管2内を流れる水は、溝1の手前側で立ち上がり、真空二重パイプ3の内 パイプ4を通って溝1の上方を越え、反対側に流れる。真空二重パイプ3の内パ イプ4を流れる水は、内パイプ4と外パイプ5の間の真空断熱空間Sによって外 気と断熱されているので、外パイプ5の外側に断熱材を巻付けなくても凍結する ことはない。また、真空二重パイプ3の両端部は土中に埋設されているので、こ の部分から凍結する虞れもない。
【0012】 なお、この実施例では、真空二重パイプ3のエルボ12部分が大気中に露出す るようにしているが、図4に示すように、水位に比べて溝1が深い場合は、水位 より上方の溝1の縁部を掘削して、真空二重パイプ3のエルボ12の部分も土中 に埋設されるようにしてもよい。
【0013】 また、真空二重パイプ3は、前記実施例のようなU字形に限るものではなく、 図5に示すように、その内パイプ4と外パイプ5の曲率半径が同じである円弧状 のものであってもよい。このものでは、外パイプ5を分割しなくても内パイプ4 に簡単に挿通することができるとともに、上方からの荷重に対し十分な強度を有 しているので、人が上に乗っても安全であるという利点がある。 さらに、図6に示すように、水道管2の敷設レベルが水位より高い場合には、 直線状の真空二重パイプ3を使用することができる。この場合、水位より上方の 溝1の縁を掘削する必要がある。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、真空二重パイプは溝の水位 より上方に配設されていて溝の底を掘削する必要がないため、工事が簡単で安価 となる。また、真空二重パイプは大気に露出しているが、内パイプと外パイプに より真空二重断熱構造になっているため、内パイプを流れる水は外気に対して断 熱され、凍結することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の第1実施例の水管橋の敷設状態を示
す断面図である。
【図2】 図1の真空二重パイプの一部破断拡大正面図
である。
【図3】 図2のI−I線断面図である。
【図4】 本考案の第2実施例の水管橋の敷設状態を示
す断面図である。
【図5】 本考案の第3実施例の水管橋の敷設状態を示
す断面図である。
【図6】 本考案の第4実施例の水管橋の敷設状態を示
す断面図である。
【図7】 従来の水道管の敷設状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…溝、2…水道管、3…真空二重パイプ、4…内パイ
プ、5…外パイプ、6…鏡板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内パイプと、該内パイプの外側に挿通さ
    れた外パイプと、該外パイプの両端と前記内パイプの間
    に装着された鏡板とからなり、内パイプと外パイプの間
    を真空にしてなる真空二重パイプを溝と交差するように
    水位より上方に配設して、当該真空二重パイプの内パイ
    プの両端を水道管に接続し、当該真空二重パイプの両端
    部を溝の近傍の土中に埋設したことを特徴とする水管
    橋。
JP7791492U 1992-11-12 1992-11-12 水管橋 Pending JPH0643012U (ja)

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JP7791492U JPH0643012U (ja) 1992-11-12 1992-11-12 水管橋

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JP7791492U JPH0643012U (ja) 1992-11-12 1992-11-12 水管橋

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JPH0643012U true JPH0643012U (ja) 1994-06-07

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ID=13647348

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JP7791492U Pending JPH0643012U (ja) 1992-11-12 1992-11-12 水管橋

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005098400A (ja) * 2003-09-25 2005-04-14 Daikin Ind Ltd ジョイント
JP2013533946A (ja) * 2010-06-18 2013-08-29 スピラックス‐サルコ リミテッド 断熱流体ダクト

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS634495B2 (ja) * 1981-04-21 1988-01-29 Ishikawajima Harima Heavy Ind
JPH03194298A (ja) * 1989-12-22 1991-08-23 Zojirushi Corp 真空二重管

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