JPH0642891Y2 - 内装材のポケット構造 - Google Patents

内装材のポケット構造

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JPH0642891Y2
JPH0642891Y2 JP1988103045U JP10304588U JPH0642891Y2 JP H0642891 Y2 JPH0642891 Y2 JP H0642891Y2 JP 1988103045 U JP1988103045 U JP 1988103045U JP 10304588 U JP10304588 U JP 10304588U JP H0642891 Y2 JPH0642891 Y2 JP H0642891Y2
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JP
Japan
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interior material
back plate
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bulging portion
bulging
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JP1988103045U
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JPH0224719U (ja
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誠 田村谷
出 菅沼
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Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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Kasai Kogyo Co Ltd
Nissan Motor Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えば自動車用ドア等に設けられる内装材
のポケット構造に関する。
従来の技術 例えば、自動車用ドアに用いられる内装材にはポケット
部を有するものがある。
この一例を第6〜8図によって説明すると、ポケット部
1は、内装材本体2に膨出部3を形成すると共にこの膨
出部3の上部に開口部4を設け、上記内装材本体2の裏
面に平板5を係止具6で固定して形成されている。
そして、上記平板5を取り付けた後に、内装材本体2の
周縁に表皮7を折り返している(この種の技術として
は、例えば特公昭60-12257号公報に示されている)。
考案が解決しようとする課題 内装材本体2と平板5との接合部分にはV字状の大きな
溝8が形成されてしまうため、ここにゴミあるいは貨幣
が詰まった場合に取り出し難いという問題がある。
また、平板5と内装材本体2とを係止具6で固定するた
めの止め代L1及び表皮7の折り返し代L2が必要となるた
め最低限L1+L2=Lだけの寸法を確保しなければならず
ポケット部1の底が高くなって(第8図に実線で示す)
ロードマップ9等を入れた場合に折れ曲がったりして使
用し難くくなるという問題がある。
そこで、この考案はゴミ等が詰まり難くく、かつ底高さ
を低く抑えて収納品の取り出しを行い易くすることがで
きる内装材のポケット構造を提供するものである。
課題を解決するための手段 表皮が付く内装材本体の一部に室内側に張り出す膨出部
を形成し、この膨出部の上部に開口部を形成すると共に
膨出部の下部に、少なくとも上記開口部の長さに渡って
車室内側に円弧中心をもつアール部を設け、このアール
部の中途に膨出部全体を裏から覆う裏板の下端を当接さ
せて、裏板の下端裏面と内装材本体下端裏面とが略面一
となるようにして上記裏板下端と内装材本体下端とを表
皮を折り返して接着し、表皮の折り返し部と内装材本体
のアール部とで形成されたくさび状部に裏板下端を保持
させた状態で裏板下端を内装材本体に固定した。
作用 膨出部の下部に設けられたアール部の中途に裏板の下端
を当接させてポケット内に溝部の形成を回避すると共に
裏板下端と内装材本体下端とを表皮を折り返して接着
し、製造工程の削減とポケット部の底高さを低くする。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面と共に前記従来の構成
と同一部分に同一符号を付して詳述する。
第1〜5図において、自動車用ドアに用いられる内装材
本体2にはその下部に車室内側に張り出す膨出部3が形
成されると共にこの膨出部3の上部に開口部4が設けら
れている。
上記内装材本体2の周縁にはドアインナパネル10面に沿
うフランジ部11が形成され、上記膨出部3の下部におい
ては、フランジ部11と膨出部3との間に車室内側に円弧
中心をもつアール部12が設けられている。
上記アール部12の形成長さSは、上記開口部4の形成長
さをS1としたときS1<Sなる関係が成立するように設定
されている。尚、13はサイドシルを示す。
そして、上記アール部12の中途に、裏板14の下端を当接
させ、裏板14の下端裏面と内装材本体2の下端裏面とが
略同一となるようにした状態で、内装材本体2に被覆さ
れた表皮7で、内装材本体2のフランジ部11と裏板14の
下端とを包み込み、両者が同時接着される。
このとき、表皮7の折り返し部7aとアール部12とで形成
されるくさび状部Kに裏板14の下端が仮り保持された状
態となる。
ここで、上記裏板14の幅寸法は前記アール部12の形成長
さSと同一にしておけばよい。
そして、このようにして裏板14との間にポケット部1が
形成された内装材本体2は、ドアインナパネル10に設け
られたスクリューグロメット15に対してフランジ部11に
設けた取付部16を整合させて、取付ビス17によってドア
インナパネル10に取り付けられる。
上記実施例構造によれば、裏板14の下端を内装材本体2
のアール部12の中途に当接させているため、両者のコー
ナ部分に深い溝が形成されるようなことがなくしたがっ
てゴミあるいは貨幣等が詰まって取り出せなくなるよう
なことがない。
また、表皮7によって内装材本体2のフランジ部11およ
び裏板14の下端を包み込むようにして両者を取り付ける
ようにしているため、上記フランジ部11の幅寸法Lは内
装材本体2の外周カットの際に必要な最少寸法L0でよい
ものとなる(第5図参照)。
したがって、ポケット部1をより下方に設定でき(第8
図に破線で示す)ポケット部1の容量の拡大化を図るこ
とができ、更にロードマップ9等の出し入れが行い易く
なる。
また、表皮7の折り返し部7aにより内装材本体2と裏板
14とを接着固定するため、係止具を用いた従来に比較し
て、表皮7の折り返し同時接着により製造工数及び製造
時間の短縮化が図れ、コストダウンが可能となると共に
裏板14の下端が折り返し部7aとアール部12とで形成され
るくさび状部Kに挟まれることになり、したがって、裏
板14を確実に固定できる。
そして、上記裏板14の内装材本体2とは各々の下端表面
が略面一となるようにしてあるため、トリムの厚さ寸法
lを小さくできる分l1寸法が小さくなり乗降容易性が高
められる。尚、上記アール部12は取付部16に影響されず
一様に形成できるため裏板14の下端をアール部12に当接
させた際に両者間に不整合部分を生ずることはない。ま
た、膨出部3の立ち上がり角θを型抜きに必要な最小角
にすればポケット部1の容量を最大に確保できる。
考案の効果 以上説明してきたようにこの考案によれば、裏板と内装
材本体との間に深い溝が形成されるようなことがなく、
したがってゴミ、あるいは貨幣が詰まって取り出せなく
なるような不具合の発生を生じないという効果がある。
また、膨出部をより下方に設定できるため、収納容量の
拡大が図れ収納物の出し入れが容易となるという効果が
ある。
そして、裏板の内装材本体への取り付けを表皮を折り返
して接着するようにしているため、製造工数及び製造時
間の短縮化を図ることができ大幅なコストダウンを可能
とできると共に表皮の折り返し部とアーム部とで形成さ
れるくさび状部に裏板の下端が挾持されて保持されるた
め、裏板を確実に固定することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図はこの考案の実施例を示し、第1図は第4図
のI-I線に沿う断面図、第2図は第4図のII-IIに沿う断
面図、第3図は分解斜視図、第4図は全体斜視図、第5
図は他の態様を示す第1図相当断面図、第6図は従来技
術の第7図VI-VI線に沿う断面図、第7図は従来技術の
第4図に相当する全体斜視図、第8図は収納状況を示す
説明図である。 2……内装材本体、3……膨出部、4……開口部、7…
…表皮、7a……折り返し部、12……アール部、14……裏
板、K……くさび状部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】表皮が付く内装材本体の一部に室内側に張
    り出す膨出部を形成し、この膨出部の上部に開口部を形
    成すると共に膨出部の下部に、少なくとも上記開口部の
    長さに渡って車室内側に円弧中心をもつアール部を設
    け、このアール部の中途に膨出部全体を裏から覆う裏板
    の下端を当接させて、裏板の下端裏面と内装材本体下端
    裏面とが略面一となるようにして上記裏板下端と内装材
    本体下端とを表皮を折り返して接着し、表皮の折り返し
    部と内装材本体のアール部とで形成されたくさび状部に
    裏板下端を保持させた状態で裏板下端を内装材本体に固
    定したことを特徴とする内装材のポケット構造。
JP1988103045U 1988-08-03 1988-08-03 内装材のポケット構造 Expired - Lifetime JPH0642891Y2 (ja)

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JP1988103045U JPH0642891Y2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03 内装材のポケット構造

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0224719U JPH0224719U (ja) 1990-02-19
JPH0642891Y2 true JPH0642891Y2 (ja) 1994-11-09

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ID=31333508

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0439774Y2 (ja) * 1986-09-10 1992-09-17

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JPH0224719U (ja) 1990-02-19

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