JPH0642461A - 往復動圧縮機 - Google Patents
往復動圧縮機Info
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- JPH0642461A JPH0642461A JP4215679A JP21567992A JPH0642461A JP H0642461 A JPH0642461 A JP H0642461A JP 4215679 A JP4215679 A JP 4215679A JP 21567992 A JP21567992 A JP 21567992A JP H0642461 A JPH0642461 A JP H0642461A
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- Japan
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- suction
- seat plate
- diameter rod
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- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンロード機構のプッシュロッドにより押動
される吸込弁の弁体の接触面積を大きくすると共に、プ
ッシュロッドの位置ずれを防止し、弁板の破損を防止
し、往復動圧縮機の寿命を延ばす。 【構成】 アンロード機構32のプッシュロッド33の
形状を、大径ロッド部33A,小径ロッド部33Bおよ
び環状段部33Cから構成し、吸込弁37の弁体を、両
端がボルト38,38により弁座板4に固定された馬蹄
状の薄板で形成し、この弁板39の中間部に小径ロッド
部33Bが挿嵌される挿嵌穴40を形成する。また、ス
トッパ部となる段部3にも小径ロッド部33Bが案内さ
れるガイド穴31を形成する。プッシュロッド33の環
状段部33Cにより弁板39を開弁させる。
される吸込弁の弁体の接触面積を大きくすると共に、プ
ッシュロッドの位置ずれを防止し、弁板の破損を防止
し、往復動圧縮機の寿命を延ばす。 【構成】 アンロード機構32のプッシュロッド33の
形状を、大径ロッド部33A,小径ロッド部33Bおよ
び環状段部33Cから構成し、吸込弁37の弁体を、両
端がボルト38,38により弁座板4に固定された馬蹄
状の薄板で形成し、この弁板39の中間部に小径ロッド
部33Bが挿嵌される挿嵌穴40を形成する。また、ス
トッパ部となる段部3にも小径ロッド部33Bが案内さ
れるガイド穴31を形成する。プッシュロッド33の環
状段部33Cにより弁板39を開弁させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば空気圧縮機とし
て好適に用いられる往復動圧縮機に関し、特に、ロード
運転とアンロード運転の制御を行なうアンロード機構を
有した往復動圧縮機に関する。
て好適に用いられる往復動圧縮機に関し、特に、ロード
運転とアンロード運転の制御を行なうアンロード機構を
有した往復動圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】図13ないし図17に従来技術の往復動
圧縮機を示す。
圧縮機を示す。
【0003】図中、1は略円筒状に形成されたシリンダ
を示し、該シリンダ1の外周側には複数の放熱フィン1
A,1A,…が設けられている。また、該シリンダ1の
上端部1Bはその外形が図14および図15に示す後述
の弁座板4に対応して略正方形状をなし、後述のシリン
ダヘッド9および弁座板4がボルト2,2,…(1個の
み図示)により固着されている。
を示し、該シリンダ1の外周側には複数の放熱フィン1
A,1A,…が設けられている。また、該シリンダ1の
上端部1Bはその外形が図14および図15に示す後述
の弁座板4に対応して略正方形状をなし、後述のシリン
ダヘッド9および弁座板4がボルト2,2,…(1個の
み図示)により固着されている。
【0004】3は前記シリンダ1の上端部1B側で、そ
の端面内周に形成されたストッパ部としての段部を示
し、該段部3は後述する吸込弁13の弁板15の弁開度
を規制する構成となっている。
の端面内周に形成されたストッパ部としての段部を示
し、該段部3は後述する吸込弁13の弁板15の弁開度
を規制する構成となっている。
【0005】4はシリンダ1の上端部1B上に設けられ
た弁座板を示し、該弁座板4は図14および図15に示
す如く略正方形状の平板として形成され、後述のピスト
ン12との間でシリンダ1内に圧縮室5を画成する。そ
して、該弁座板4には圧縮室5と連通するように、ピス
トン12の円軌道の外周に沿って3個の長円状の吸込穴
6,6,6およびピストン12内に位置する4個の吐出
穴7,7,…とが形成されている。また、該弁座板4に
は各角隅部に位置して4個のボルト挿通穴8,8,…が
形成され、該各ボルト挿通穴8にはシリンダヘッド9を
弁座板4を介してシリンダ1の上端部1B端面に螺着す
るボルト2が挿通される。
た弁座板を示し、該弁座板4は図14および図15に示
す如く略正方形状の平板として形成され、後述のピスト
ン12との間でシリンダ1内に圧縮室5を画成する。そ
して、該弁座板4には圧縮室5と連通するように、ピス
トン12の円軌道の外周に沿って3個の長円状の吸込穴
6,6,6およびピストン12内に位置する4個の吐出
穴7,7,…とが形成されている。また、該弁座板4に
は各角隅部に位置して4個のボルト挿通穴8,8,…が
形成され、該各ボルト挿通穴8にはシリンダヘッド9を
弁座板4を介してシリンダ1の上端部1B端面に螺着す
るボルト2が挿通される。
【0006】9はシリンダ1上に弁座板4を介して搭載
されたシリンダヘッドを示し、該シリンダヘッド9には
弁座板4との間でシリンダヘッド9内を吸込室10と吐
出室11とに画成する隔壁9Aが形成されている。ま
た、該シリンダヘッド9には吸込ポート9Bと吐出ポー
ト9Cとが形成され、吸込ポート9Bは吸込室10を介
して各吸込穴6と連通し、吐出ポート9Cは吐出室11
を介して各吐出穴7と連通するようになっている。さら
に、吸込室10側には後述するアンロード機構19が取
付けられる取付穴9Dが形成されている。
されたシリンダヘッドを示し、該シリンダヘッド9には
弁座板4との間でシリンダヘッド9内を吸込室10と吐
出室11とに画成する隔壁9Aが形成されている。ま
た、該シリンダヘッド9には吸込ポート9Bと吐出ポー
ト9Cとが形成され、吸込ポート9Bは吸込室10を介
して各吸込穴6と連通し、吐出ポート9Cは吐出室11
を介して各吐出穴7と連通するようになっている。さら
に、吸込室10側には後述するアンロード機構19が取
付けられる取付穴9Dが形成されている。
【0007】12はシリンダ1内に摺動可能に挿嵌さ
れ、ピストンリング12A,ライダリング12Bが装着
されたピストンを示し、該ピストン12は連接棒12C
を介してクランク軸(図示せず)に連結され、このクラ
ンク軸を電動モータ等の駆動源で回転させることにより
ピストン12はシリンダ1内を往復動する。そして、該
ピストン12はシリンダ1内を往復動する吸込行程にお
いては、吸込弁13を開弁させて吸込室10内の空気を
圧縮室5内へと吸込み、吐出行程においては、吸込弁1
3を閉弁し、後述の吐出弁16を開弁させて圧縮室5か
ら吐出室11内に圧縮空気を吐出させる。
れ、ピストンリング12A,ライダリング12Bが装着
されたピストンを示し、該ピストン12は連接棒12C
を介してクランク軸(図示せず)に連結され、このクラ
ンク軸を電動モータ等の駆動源で回転させることにより
ピストン12はシリンダ1内を往復動する。そして、該
ピストン12はシリンダ1内を往復動する吸込行程にお
いては、吸込弁13を開弁させて吸込室10内の空気を
圧縮室5内へと吸込み、吐出行程においては、吸込弁1
3を閉弁し、後述の吐出弁16を開弁させて圧縮室5か
ら吐出室11内に圧縮空気を吐出させる。
【0008】13は各吸込穴6を開,閉すべく弁座板4
の下面側に取付けられた吸込弁を示し、該吸込弁13は
両端側が短尺なボルト14,14により前記弁座板4の
下面に固着され、薄板により馬蹄状に形成されたリード
弁体となる弁板15からなり、ピストン12の往復動時
に弁座板4の下面に離,着座させることにより、吸込室
10を圧縮室5内に各吸込穴6を介して連通、遮断させ
る。そして、該吸込弁13の弁板15は開弁時に先端側
がシリンダ1の段部3に当接され、弁開度としてのリフ
ト量が規制される。
の下面側に取付けられた吸込弁を示し、該吸込弁13は
両端側が短尺なボルト14,14により前記弁座板4の
下面に固着され、薄板により馬蹄状に形成されたリード
弁体となる弁板15からなり、ピストン12の往復動時
に弁座板4の下面に離,着座させることにより、吸込室
10を圧縮室5内に各吸込穴6を介して連通、遮断させ
る。そして、該吸込弁13の弁板15は開弁時に先端側
がシリンダ1の段部3に当接され、弁開度としてのリフ
ト量が規制される。
【0009】16,16,…は各吐出穴7を開,閉すべ
く、吐出室11内に位置して弁座板4の上面側に取付け
られた吐出弁を示し、該各吐出弁16は各吐出穴7の周
囲に位置して弁座板4の上面側に形成された弁座部に
離,着座すべく、基端側がそれぞれボルト17,17,
…により固着された長尺な弁板18とからなる。
く、吐出室11内に位置して弁座板4の上面側に取付け
られた吐出弁を示し、該各吐出弁16は各吐出穴7の周
囲に位置して弁座板4の上面側に形成された弁座部に
離,着座すべく、基端側がそれぞれボルト17,17,
…により固着された長尺な弁板18とからなる。
【0010】19は中央の吸込穴6の上方に位置してシ
リンダヘッド9の取付穴9Dに取付けられたアンロード
機構を示し、該アンロード機構19は取付穴9Dの上側
開口部を施蓋すべく螺着され、信号エアが供給される接
続部19Aと、前記取付穴9D内に摺動可能に挿嵌さ
れ、段付円柱状に形成されたプッシュロッド20とから
大略構成されている。
リンダヘッド9の取付穴9Dに取付けられたアンロード
機構を示し、該アンロード機構19は取付穴9Dの上側
開口部を施蓋すべく螺着され、信号エアが供給される接
続部19Aと、前記取付穴9D内に摺動可能に挿嵌さ
れ、段付円柱状に形成されたプッシュロッド20とから
大略構成されている。
【0011】ここで、前記プッシュロッド20は前記接
続部19Aとの間にエア室21を画成するアンロードピ
ストンとなる大径ロッド部20Aと、該大径ロッド部2
0Aの先端側に形成された小径ロッド部20Bとからな
り、該小径ロッド部20Bの先端部20Cが吸込弁13
の弁板15を押動する接触面となる。
続部19Aとの間にエア室21を画成するアンロードピ
ストンとなる大径ロッド部20Aと、該大径ロッド部2
0Aの先端側に形成された小径ロッド部20Bとからな
り、該小径ロッド部20Bの先端部20Cが吸込弁13
の弁板15を押動する接触面となる。
【0012】また、前記プッシュロッド20の大径ロッ
ド部20Aの基端側外周には、前記取付穴9Dとプッシ
ュロッド20との間を液密にシールするOリング22,
プッシュロッド20を上側に付勢する付勢ばね23がそ
れぞれ装着される環状凹部20D,20Eが形成されて
いる。
ド部20Aの基端側外周には、前記取付穴9Dとプッシ
ュロッド20との間を液密にシールするOリング22,
プッシュロッド20を上側に付勢する付勢ばね23がそ
れぞれ装着される環状凹部20D,20Eが形成されて
いる。
【0013】そして、前記アンロード機構19において
は、信号エアが接続部19Aを介してエア室21に供給
されると、図17に示すように、その圧力により付勢ば
ね23に抗してプッシュロッド20は下側に押動され、
圧縮機の起動時等にプッシュロッド20の小径ロッド部
20Bの先端部20Cで吸込弁13の弁板15を段部3
に向けて押動し、該吸込弁13を開弁状態に保持する。
これによって、圧縮機をアンロード運転させる。
は、信号エアが接続部19Aを介してエア室21に供給
されると、図17に示すように、その圧力により付勢ば
ね23に抗してプッシュロッド20は下側に押動され、
圧縮機の起動時等にプッシュロッド20の小径ロッド部
20Bの先端部20Cで吸込弁13の弁板15を段部3
に向けて押動し、該吸込弁13を開弁状態に保持する。
これによって、圧縮機をアンロード運転させる。
【0014】なお、24,25は弁座板4の上,下面に
装着され、シリンダヘッド9とシリンダ1との間を液密
にシールするシール部材としてのガスケットをそれぞれ
示している。さらに、26は前記弁座板4とシリンダヘ
ッド9とを固定する固定ボルトである。
装着され、シリンダヘッド9とシリンダ1との間を液密
にシールするシール部材としてのガスケットをそれぞれ
示している。さらに、26は前記弁座板4とシリンダヘ
ッド9とを固定する固定ボルトである。
【0015】このように構成される従来技術では、ロー
ド運転時には、電動モータ等の駆動源(図示せず)でク
ランク軸を回転駆動し、シリンダ1内でピストン12を
往復動させると、例えばエアフィルタ(図示せず)等を
介して吸込ポート9Bから外部の空気が吸込まれ、この
空気は吸込弁13の開弁時に吸込室10から吸込穴6を
介して圧縮室5内へと吸込まれる。そして、圧縮室5内
の空気はピストン12により圧縮されつつ、各吐出弁1
6の弁板18を上向きに押上げるようにして開弁させ、
各吐出穴7から吐出室11内へと圧縮空気となって吐出
される。
ド運転時には、電動モータ等の駆動源(図示せず)でク
ランク軸を回転駆動し、シリンダ1内でピストン12を
往復動させると、例えばエアフィルタ(図示せず)等を
介して吸込ポート9Bから外部の空気が吸込まれ、この
空気は吸込弁13の開弁時に吸込室10から吸込穴6を
介して圧縮室5内へと吸込まれる。そして、圧縮室5内
の空気はピストン12により圧縮されつつ、各吐出弁1
6の弁板18を上向きに押上げるようにして開弁させ、
各吐出穴7から吐出室11内へと圧縮空気となって吐出
される。
【0016】この場合、シリンダ1内でピストン12が
往復動する吸込行程では各吐出弁16が閉弁して吸込弁
13が開弁し、吐出行程では吸込弁13が閉弁して各吐
出弁16が開弁するから、該各吐出弁16の開,閉弁に
応じて圧縮空気は吐出室11内へと順次吐出され、吐出
ポート9Cにエア導管等を介して接続されるエアタンク
(いずれも図示せず)内に貯留される。
往復動する吸込行程では各吐出弁16が閉弁して吸込弁
13が開弁し、吐出行程では吸込弁13が閉弁して各吐
出弁16が開弁するから、該各吐出弁16の開,閉弁に
応じて圧縮空気は吐出室11内へと順次吐出され、吐出
ポート9Cにエア導管等を介して接続されるエアタンク
(いずれも図示せず)内に貯留される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、3個の吸込穴6を1枚の馬蹄状の弁板15
で開閉する吸込弁13を構成しているから、ピストン1
2の移動により開閉を繰返すようになっている。
来技術では、3個の吸込穴6を1枚の馬蹄状の弁板15
で開閉する吸込弁13を構成しているから、ピストン1
2の移動により開閉を繰返すようになっている。
【0018】即ち、ピストン12が下側に移動する吸込
行程においては、弁板15は段部3に当接し、各吐出弁
16の弁板18は閉弁する。一方、ピストン12が上側
に移動する吐出行程においては、吸込弁13の弁板15
は圧縮室5内の圧力上昇により弁座板4に押付けられて
閉弁し、各吐出弁16の弁板18は開弁する。
行程においては、弁板15は段部3に当接し、各吐出弁
16の弁板18は閉弁する。一方、ピストン12が上側
に移動する吐出行程においては、吸込弁13の弁板15
は圧縮室5内の圧力上昇により弁座板4に押付けられて
閉弁し、各吐出弁16の弁板18は開弁する。
【0019】また、アンロード機構19を作動させたと
きのアンロード運転時には、図17に示すようにプッシ
ュロッド20の小径ロッド部20Bの先端部20Cによ
り、中央に位置する吸込穴6の弁板15を点接触に近い
形で押圧し、弁板15を段部3に当接させ、開弁状態に
するようになっている。
きのアンロード運転時には、図17に示すようにプッシ
ュロッド20の小径ロッド部20Bの先端部20Cによ
り、中央に位置する吸込穴6の弁板15を点接触に近い
形で押圧し、弁板15を段部3に当接させ、開弁状態に
するようになっている。
【0020】このように、弁板15への押圧はプッシュ
ロッド20の先端部20Cの点接触により行なっている
から、特にアンロード機構19を作動させたときには、
プッシュロッド20からの力が弁板15の一点に集中し
て該弁板15を破損するという問題がある。
ロッド20の先端部20Cの点接触により行なっている
から、特にアンロード機構19を作動させたときには、
プッシュロッド20からの力が弁板15の一点に集中し
て該弁板15を破損するという問題がある。
【0021】さらに、アンロード機構19のプッシュロ
ッド20はシリンダヘッド9の取付穴9D内に摺動可能
に挿嵌されているが、プッシュロッド20の先端部20
Cでは位置ずれを起こし易く、プッシュロッド20が位
置ずれを起こした場合には、弁板15の破損をより促進
するという問題がある。
ッド20はシリンダヘッド9の取付穴9D内に摺動可能
に挿嵌されているが、プッシュロッド20の先端部20
Cでは位置ずれを起こし易く、プッシュロッド20が位
置ずれを起こした場合には、弁板15の破損をより促進
するという問題がある。
【0022】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は吸込弁の弁板とアンロード機構
のプッシュロッドとの接触面を広げることにより、弁板
の破損を防止できる往復動圧縮機を提供することを目的
としている。
されたもので、本発明は吸込弁の弁板とアンロード機構
のプッシュロッドとの接触面を広げることにより、弁板
の破損を防止できる往復動圧縮機を提供することを目的
としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために第1の発明が採用する構成の特徴は、アンロード
機構のプッシュロッドは、大径ロッド部と、該大径ロッ
ド部の先端側に位置する小径ロッド部と、該小径ロッド
部と大径ロッド部との間に形成され、吸込弁の弁体表面
に当接することにより該弁体をストッパ部に向けて押動
する環状段部とから構成し、前記吸込弁の弁体は、両端
側が弁座板に固定される薄板状の弁板により形成し、該
弁板の中間部には前記プッシュロッドの小径ロッド部が
挿嵌される挿嵌穴を形成すると共に、前記ストッパ部に
はプッシュロッドの小径ロッド部が案内されるガイド穴
を形成したことにある。
ために第1の発明が採用する構成の特徴は、アンロード
機構のプッシュロッドは、大径ロッド部と、該大径ロッ
ド部の先端側に位置する小径ロッド部と、該小径ロッド
部と大径ロッド部との間に形成され、吸込弁の弁体表面
に当接することにより該弁体をストッパ部に向けて押動
する環状段部とから構成し、前記吸込弁の弁体は、両端
側が弁座板に固定される薄板状の弁板により形成し、該
弁板の中間部には前記プッシュロッドの小径ロッド部が
挿嵌される挿嵌穴を形成すると共に、前記ストッパ部に
はプッシュロッドの小径ロッド部が案内されるガイド穴
を形成したことにある。
【0024】また、第2の発明が採用する構成の特徴
は、アンロード機構のプッシュロッドは、大径ロッド部
と、該大径ロッド部の先端側に位置する小径ロッド部
と、該小径ロッド部と大径ロッド部との間に形成され、
吸込弁の弁体表面に当接することにより該弁体をストッ
パ部に向けて押動する環状段部とから構成し、前記吸込
弁の弁体は、先端側が自由端となって互いに対向し、基
端側が前記吸込弁から離れた位置で弁座板にそれぞれ固
定された一対の薄板状の弁板により形成し、該各弁板の
自由端に前記プッシュロッドの小径ロッド部を挿通する
と共に、前記ストッパ部にはプッシュロッドの小径ロッ
ド部が案内されるガイド穴を形成したことにある。
は、アンロード機構のプッシュロッドは、大径ロッド部
と、該大径ロッド部の先端側に位置する小径ロッド部
と、該小径ロッド部と大径ロッド部との間に形成され、
吸込弁の弁体表面に当接することにより該弁体をストッ
パ部に向けて押動する環状段部とから構成し、前記吸込
弁の弁体は、先端側が自由端となって互いに対向し、基
端側が前記吸込弁から離れた位置で弁座板にそれぞれ固
定された一対の薄板状の弁板により形成し、該各弁板の
自由端に前記プッシュロッドの小径ロッド部を挿通する
と共に、前記ストッパ部にはプッシュロッドの小径ロッ
ド部が案内されるガイド穴を形成したことにある。
【0025】さらに、前記吸込弁には、前記弁板のリフ
ト量を規制するリテーナを設け、該リテーナには前記プ
ッシュロッドの小径ロッド部を案内するガイド穴を形成
してもよい。
ト量を規制するリテーナを設け、該リテーナには前記プ
ッシュロッドの小径ロッド部を案内するガイド穴を形成
してもよい。
【0026】
【作用】上記構成により、第1の発明では、吸込弁の弁
体を1枚の弁板により構成し、プッシュロッドの大径ロ
ッド部と小径ロッド部との間に形成された環状段部で前
記弁板を押動することにより、プッシュロッドと弁板と
の接触面積を広げることができると共に、ストッパ部の
ガイド穴に小径ロッド部を案内することにより、プッシ
ュロッドの位置ずれを防止できる。
体を1枚の弁板により構成し、プッシュロッドの大径ロ
ッド部と小径ロッド部との間に形成された環状段部で前
記弁板を押動することにより、プッシュロッドと弁板と
の接触面積を広げることができると共に、ストッパ部の
ガイド穴に小径ロッド部を案内することにより、プッシ
ュロッドの位置ずれを防止できる。
【0027】また、第2の発明では、吸込弁の弁体を一
対の弁板により構成し、プッシュロッドの大径ロッド部
と小径ロッド部との間に形成された環状段部で前記各弁
板の先端側を押動することにより、プッシュロッドと弁
板との接触面積を広げることができると共に、ストッパ
部のガイド穴に小径ロッド部を案内することにより、プ
ッシュロッドの位置ずれを防止できる。
対の弁板により構成し、プッシュロッドの大径ロッド部
と小径ロッド部との間に形成された環状段部で前記各弁
板の先端側を押動することにより、プッシュロッドと弁
板との接触面積を広げることができると共に、ストッパ
部のガイド穴に小径ロッド部を案内することにより、プ
ッシュロッドの位置ずれを防止できる。
【0028】さらに、吸込弁に弁体の弁開度を規制する
リテーナを設け、該リテーナにガイド穴を形成し、該ガ
イド穴にプッシュロッドの小径ロッド部を案内させるこ
とにより、プッシュロッドの位置ずれを防止する。
リテーナを設け、該リテーナにガイド穴を形成し、該ガ
イド穴にプッシュロッドの小径ロッド部を案内させるこ
とにより、プッシュロッドの位置ずれを防止する。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図12に
基づき説明する。なお、実施例では前述した図13ない
し図17に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
基づき説明する。なお、実施例では前述した図13ない
し図17に示す従来技術と同一の構成要素に同一の符号
を付し、その説明を省略するものとする。
【0030】図1ないし図4は本発明の第1の実施例を
示している。
示している。
【0031】図中、31はシリンダ1の段部3に位置し
て、軸方向に形成されたガイド穴を示し、該ガイド穴3
1は後述するプッシュロッド33の小径ロッド部33B
を案内するようになっている。
て、軸方向に形成されたガイド穴を示し、該ガイド穴3
1は後述するプッシュロッド33の小径ロッド部33B
を案内するようになっている。
【0032】32は本実施例によるアンロード機構を示
し、該アンロード機構32は従来技術のアンロード機構
19とほぼ同様に、弁座板4に形成された吸込穴6のう
ち中央の吸込穴6の上方に位置して形成された取付穴9
Dに設けられ、該取付穴9Dの上側開口部を施蓋し、信
号エアが供給される接続部32Aと、前記取付穴9D内
に摺動可能に挿嵌され、段付円柱状に形成されたプッシ
ュロッド33とから大略構成されている。
し、該アンロード機構32は従来技術のアンロード機構
19とほぼ同様に、弁座板4に形成された吸込穴6のう
ち中央の吸込穴6の上方に位置して形成された取付穴9
Dに設けられ、該取付穴9Dの上側開口部を施蓋し、信
号エアが供給される接続部32Aと、前記取付穴9D内
に摺動可能に挿嵌され、段付円柱状に形成されたプッシ
ュロッド33とから大略構成されている。
【0033】ここで、前記プッシュロッド33は前記接
続部32Aとの間にエア室34を画成するアンロードピ
ストンとなる大径ロッド部33A、該大径ロッド部33
Aの先端側に位置する小径ロッド部33Bと、該小径ロ
ッド部33Bと大径ロッド部33Aとの間に形成され、
後述する吸込弁37の弁板39を押動する接触面となる
環状段部33Cとからなっている。
続部32Aとの間にエア室34を画成するアンロードピ
ストンとなる大径ロッド部33A、該大径ロッド部33
Aの先端側に位置する小径ロッド部33Bと、該小径ロ
ッド部33Bと大径ロッド部33Aとの間に形成され、
後述する吸込弁37の弁板39を押動する接触面となる
環状段部33Cとからなっている。
【0034】また、前記プッシュロッド33の大径ロッ
ド部33Aの基端側外周には、前記取付穴9Dとプッシ
ュロッド33との間を液密にシールするOリング35,
プッシュロッド33を上側に付勢する付勢ばね36が装
着される環状凹部33D,33Eが形成されている。
ド部33Aの基端側外周には、前記取付穴9Dとプッシ
ュロッド33との間を液密にシールするOリング35,
プッシュロッド33を上側に付勢する付勢ばね36が装
着される環状凹部33D,33Eが形成されている。
【0035】さらに、本実施例によるプッシュロッド3
3は従来技術のプッシュロッド20に比べ大径ロッド部
33Aの軸方向寸法が長くなるように形成され、その寸
法は図3に示すようにアンロード機構32を作動させな
いときには、環状段部33Cは弁座板4から下側に突出
しない程度の長さとなり、図4に示すようにアンロード
機構32を作動させたときには、環状段部33Cにより
弁板39を下側に押動する程度の長さに設定されてい
る。一方、小径ロッド部33Bの先端側は弁板39の挿
嵌穴40を介して前記ガイド穴31に常時挿通されてい
る。
3は従来技術のプッシュロッド20に比べ大径ロッド部
33Aの軸方向寸法が長くなるように形成され、その寸
法は図3に示すようにアンロード機構32を作動させな
いときには、環状段部33Cは弁座板4から下側に突出
しない程度の長さとなり、図4に示すようにアンロード
機構32を作動させたときには、環状段部33Cにより
弁板39を下側に押動する程度の長さに設定されてい
る。一方、小径ロッド部33Bの先端側は弁板39の挿
嵌穴40を介して前記ガイド穴31に常時挿通されてい
る。
【0036】37は各吸込穴6を開,閉すべく弁座板4
の下面側に位置して設けられた本実施例の吸込弁を示
し、該吸込弁37は両端側が短尺なボルト38,38に
より前記弁座板4の下面に固着され、薄板により馬蹄状
に形成されたリード弁体となる弁板39から構成されて
いるものの、本実施例による弁板39の中間部には前記
プッシュロッド33の小径ロッド部33Bが挿嵌される
挿嵌穴40が穿設されている。
の下面側に位置して設けられた本実施例の吸込弁を示
し、該吸込弁37は両端側が短尺なボルト38,38に
より前記弁座板4の下面に固着され、薄板により馬蹄状
に形成されたリード弁体となる弁板39から構成されて
いるものの、本実施例による弁板39の中間部には前記
プッシュロッド33の小径ロッド部33Bが挿嵌される
挿嵌穴40が穿設されている。
【0037】そして、前記吸込弁37はシリンダ1内で
ピストン12が往復動する吸込行程においては、弁板3
9が弁座板4から離座して段部3に当接することにより
開弁し、吐出行程においては、弁板39は弁座板4に着
座して閉弁するようになっている。
ピストン12が往復動する吸込行程においては、弁板3
9が弁座板4から離座して段部3に当接することにより
開弁し、吐出行程においては、弁板39は弁座板4に着
座して閉弁するようになっている。
【0038】即ち、アンロード機構32を作動させない
通常の圧縮運転時(ロード運転時)には、図3に示すよ
うに、弁板39の挿嵌穴40にプッシュロッド33の小
径ロッド部33Bが挿嵌され、弁板39は、小径ロッド
部33Bが挿嵌されたままの状態で弁座板4と段部3と
の間をピストン12の往復動に伴って移動し、開,閉弁
を繰返す。
通常の圧縮運転時(ロード運転時)には、図3に示すよ
うに、弁板39の挿嵌穴40にプッシュロッド33の小
径ロッド部33Bが挿嵌され、弁板39は、小径ロッド
部33Bが挿嵌されたままの状態で弁座板4と段部3と
の間をピストン12の往復動に伴って移動し、開,閉弁
を繰返す。
【0039】一方、アンロード機構32を作動させたア
ンロード運転時には、図4に示すように、接続部32A
を介してエア室34に信号エアが供給され、プッシュロ
ッド33が下側に移動する。そして、弁板39の挿嵌穴
40付近の上側をプッシュロッド33の環状段部33C
が下側に押動することにより、弁座板4から弁板39を
離座させ、該弁板39を段部3に当接させ各吸込穴6を
介して吸込室10と圧縮室5とを連通させる。
ンロード運転時には、図4に示すように、接続部32A
を介してエア室34に信号エアが供給され、プッシュロ
ッド33が下側に移動する。そして、弁板39の挿嵌穴
40付近の上側をプッシュロッド33の環状段部33C
が下側に押動することにより、弁座板4から弁板39を
離座させ、該弁板39を段部3に当接させ各吸込穴6を
介して吸込室10と圧縮室5とを連通させる。
【0040】本実施例による往復動圧縮機は上述の如き
構成を有するもので、その基本的作動については従来技
術によるものと格別差異はない。
構成を有するもので、その基本的作動については従来技
術によるものと格別差異はない。
【0041】然るに、本実施例では、アンロード機構3
2を作動させるアンロード運転時には、プッシュロッド
33に形成した環状段部33Cにより弁板39を押動す
るように構成したから、該弁板39を押動する接触面積
は環状段部33Cの面積となって、大きく確保すること
ができ、プッシュロッド33からの力が弁板39の一点
に集中するのを防止して分散することができる。そし
て、該弁板39の破損を確実に防止することができる。
2を作動させるアンロード運転時には、プッシュロッド
33に形成した環状段部33Cにより弁板39を押動す
るように構成したから、該弁板39を押動する接触面積
は環状段部33Cの面積となって、大きく確保すること
ができ、プッシュロッド33からの力が弁板39の一点
に集中するのを防止して分散することができる。そし
て、該弁板39の破損を確実に防止することができる。
【0042】さらに、アンロード機構32のプッシュロ
ッド33の小径ロッド部33Bは、ストッパ部となる段
部3に形成されたガイド穴31により案内されているか
ら、前記プッシュロッド33の位置ずれを確実に防止で
き、弁板39の破損を効果的に防止できる。
ッド33の小径ロッド部33Bは、ストッパ部となる段
部3に形成されたガイド穴31により案内されているか
ら、前記プッシュロッド33の位置ずれを確実に防止で
き、弁板39の破損を効果的に防止できる。
【0043】従って、吸込弁37の弁板39の損傷を確
実に防止でき、結果的には往復動圧縮機の寿命を著しく
延ばすことができる。
実に防止でき、結果的には往復動圧縮機の寿命を著しく
延ばすことができる。
【0044】次に、図5ないし図7は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例の特徴は、吸込弁の弁体を、一対
の薄板状の弁板により構成したことにある。なお、前述
した第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
施例を示し、本実施例の特徴は、吸込弁の弁体を、一対
の薄板状の弁板により構成したことにある。なお、前述
した第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を付
し、その説明を省略するものとする。
【0045】図中、41は本実施例による弁座板を示
し、該弁座板41はシリンダ1の上端部1B上に設けら
れ、従来技術の弁座板4とほぼ同様に略正方形状の平板
として形成されている。また、該弁座板41は、圧縮室
5と吸込室10とを連通させるように、ピストン12の
円軌道の外周に沿って形成された2個の長円状の吸込穴
42,42と、該各吸込穴42の間に位置して形成され
たプッシュロッド33の大径ロッド部33Aが挿通され
るロッド挿通穴43と、圧縮室5と吐出室11とを連通
させるように形成された4個の吐出穴44,44,…と
からなる。さらに、該弁座板41には各角隅部に位置し
て4個のボルト挿通穴45,45,…が形成され、該各
ボルト挿通穴45にはシリンダヘッド9を弁座板41を
介してシリンダ1の上端部1B端面に螺着するボルト2
が挿通される。
し、該弁座板41はシリンダ1の上端部1B上に設けら
れ、従来技術の弁座板4とほぼ同様に略正方形状の平板
として形成されている。また、該弁座板41は、圧縮室
5と吸込室10とを連通させるように、ピストン12の
円軌道の外周に沿って形成された2個の長円状の吸込穴
42,42と、該各吸込穴42の間に位置して形成され
たプッシュロッド33の大径ロッド部33Aが挿通され
るロッド挿通穴43と、圧縮室5と吐出室11とを連通
させるように形成された4個の吐出穴44,44,…と
からなる。さらに、該弁座板41には各角隅部に位置し
て4個のボルト挿通穴45,45,…が形成され、該各
ボルト挿通穴45にはシリンダヘッド9を弁座板41を
介してシリンダ1の上端部1B端面に螺着するボルト2
が挿通される。
【0046】46は本実施例による吸込弁を示し、該吸
込弁46は各吸込穴42を開,閉すべく前記弁座板41
の下面側に位置して設けられ、該吸込弁46は各基端側
が短尺なボルト47,47により前記弁座板41の下面
に固着され、先端側が自由端となって互いに対向して馬
蹄状に形成されたリード弁体となる一対の弁板48,4
8から構成され、該各弁板48の先端側にはプッシュロ
ッド33の小径ロッド部33Bが挿通される凹部48
A,48Aがそれぞれ形成されている。
込弁46は各吸込穴42を開,閉すべく前記弁座板41
の下面側に位置して設けられ、該吸込弁46は各基端側
が短尺なボルト47,47により前記弁座板41の下面
に固着され、先端側が自由端となって互いに対向して馬
蹄状に形成されたリード弁体となる一対の弁板48,4
8から構成され、該各弁板48の先端側にはプッシュロ
ッド33の小径ロッド部33Bが挿通される凹部48
A,48Aがそれぞれ形成されている。
【0047】そして、このように構成される吸込弁46
の各弁板48はアンロード機構32が作動するアンロー
ド運転時には、図7に示すようにプッシュロッド33の
環状段部33Cにより押動され、各弁板48を段部3に
当接させることにより吸込弁46を開弁するようになっ
ている。また、各弁板48の凹部48Aをプッシュロッ
ド33の小径ロッド部33Bに挿通させることにより、
各弁板48の位置ずれを図るようになっている。
の各弁板48はアンロード機構32が作動するアンロー
ド運転時には、図7に示すようにプッシュロッド33の
環状段部33Cにより押動され、各弁板48を段部3に
当接させることにより吸込弁46を開弁するようになっ
ている。また、各弁板48の凹部48Aをプッシュロッ
ド33の小径ロッド部33Bに挿通させることにより、
各弁板48の位置ずれを図るようになっている。
【0048】かくして、このように構成される本実施例
でも、吸込弁46の各弁板48をプッシュロッド33の
環状段部33Cにより押動させることができるから、前
記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができ
る。
でも、吸込弁46の各弁板48をプッシュロッド33の
環状段部33Cにより押動させることができるから、前
記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を得ることができ
る。
【0049】次に、図8ないし図12は本発明の第3の
実施例を示し、本実施例の特徴は、吸込弁に弁体の弁回
動を規制するリテーナを設け、該リテーナにはプッシュ
ロッドの小径ロッド部を案内するガイド穴を形成したこ
とにある。なお、前述した第1の実施例と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
実施例を示し、本実施例の特徴は、吸込弁に弁体の弁回
動を規制するリテーナを設け、該リテーナにはプッシュ
ロッドの小径ロッド部を案内するガイド穴を形成したこ
とにある。なお、前述した第1の実施例と同一の構成要
素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0050】図中、51は本実施例による弁座板を示
し、該弁座板51はシリンダ1の上端部1B上に設けら
れ、従来技術の弁座板4とほぼ同様に略正方形状の平板
として形成されている。また、該弁座板51は、圧縮室
5と吸込室63とを連通させるように、ピストン12の
円軌道の内周に沿って形成された2個の長円状の吸込穴
52,52と、該各吸込穴52の間に位置して形成さ
れ、プッシュロッド66の大径ロッド部66Aが挿通さ
れるロッド挿通穴53と、圧縮室5と吐出室64とを連
通させるように形成された4個の吐出穴54,54,…
とからなる。さらに、該弁座板51には各角隅部に位置
して4個のボルト挿通穴55,55,…が形成され、該
各ボルト挿通穴55には後述するシリンダヘッド62を
弁座板51を介してシリンダ1の上端部1B端面に螺着
するボルト2が挿通されている。
し、該弁座板51はシリンダ1の上端部1B上に設けら
れ、従来技術の弁座板4とほぼ同様に略正方形状の平板
として形成されている。また、該弁座板51は、圧縮室
5と吸込室63とを連通させるように、ピストン12の
円軌道の内周に沿って形成された2個の長円状の吸込穴
52,52と、該各吸込穴52の間に位置して形成さ
れ、プッシュロッド66の大径ロッド部66Aが挿通さ
れるロッド挿通穴53と、圧縮室5と吐出室64とを連
通させるように形成された4個の吐出穴54,54,…
とからなる。さらに、該弁座板51には各角隅部に位置
して4個のボルト挿通穴55,55,…が形成され、該
各ボルト挿通穴55には後述するシリンダヘッド62を
弁座板51を介してシリンダ1の上端部1B端面に螺着
するボルト2が挿通されている。
【0051】56は本実施例による吸込弁を示し、該吸
込弁56は各吸込穴52を開,閉すべく前記弁座板51
の下面側に位置して設けられ、該吸込弁56は両端側が
短尺なボルト57,57により前記弁座板51の下面に
固着され、薄板により馬蹄状に形成されたリード弁体と
なる弁板58および該弁板58の弁開度を規制するリテ
ーナ59から構成されている。
込弁56は各吸込穴52を開,閉すべく前記弁座板51
の下面側に位置して設けられ、該吸込弁56は両端側が
短尺なボルト57,57により前記弁座板51の下面に
固着され、薄板により馬蹄状に形成されたリード弁体と
なる弁板58および該弁板58の弁開度を規制するリテ
ーナ59から構成されている。
【0052】ここで、前記弁板58の中間部には、プッ
シュロッド66の小径ロッド部66Bが挿嵌する挿通穴
60が穿設されている。また、前記リテーナ59の中間
部には、段部3に位置決めされるストッパ部59Aが突
出して形成されると共に、プッシュロッド66の小径ロ
ッド部66Bが案内されるガイド穴61が穿設されてい
る。
シュロッド66の小径ロッド部66Bが挿嵌する挿通穴
60が穿設されている。また、前記リテーナ59の中間
部には、段部3に位置決めされるストッパ部59Aが突
出して形成されると共に、プッシュロッド66の小径ロ
ッド部66Bが案内されるガイド穴61が穿設されてい
る。
【0053】62は本実施例によるシリンダヘッドを示
し、該シリンダヘッド62は従来技術によるシリンダヘ
ッド9とほぼ同様に、前記弁座板51との間でシリンダ
ヘッド62内を吸込室63と吐出室64とに画成する隔
壁62A,吸込ポート62Bおよび吐出ポート62Cと
が形成されると共に、吸込室63側には後述するアンロ
ード機構65が設けられる取付穴62Dが前記弁座板5
1のロッド挿通穴53上に位置するように形成されてい
る。
し、該シリンダヘッド62は従来技術によるシリンダヘ
ッド9とほぼ同様に、前記弁座板51との間でシリンダ
ヘッド62内を吸込室63と吐出室64とに画成する隔
壁62A,吸込ポート62Bおよび吐出ポート62Cと
が形成されると共に、吸込室63側には後述するアンロ
ード機構65が設けられる取付穴62Dが前記弁座板5
1のロッド挿通穴53上に位置するように形成されてい
る。
【0054】65はアンロード機構を示し、該アンロー
ド機構65は第1の実施例のアンロード機構32と同様
に取付穴62Dの開口部を施蓋するように設けられた接
続部65Aと、前記取付穴62D内を摺動可能に挿嵌さ
れたプッシュロッド66とから構成されている。
ド機構65は第1の実施例のアンロード機構32と同様
に取付穴62Dの開口部を施蓋するように設けられた接
続部65Aと、前記取付穴62D内を摺動可能に挿嵌さ
れたプッシュロッド66とから構成されている。
【0055】ここで、前記プッシュロッド66は前記取
付穴62Dとの間にエア室67を画成するアンロードピ
ストンとなる大径ロッド部66A、該大径ロッド部66
Aの先端側に位置する小径ロッド部66Bと、該小径ロ
ッド部66Bと大径ロッド部66Aとの間に形成され、
前記吸込弁56の弁板58を押動する接触面となる環状
段部66Cとからなっている。
付穴62Dとの間にエア室67を画成するアンロードピ
ストンとなる大径ロッド部66A、該大径ロッド部66
Aの先端側に位置する小径ロッド部66Bと、該小径ロ
ッド部66Bと大径ロッド部66Aとの間に形成され、
前記吸込弁56の弁板58を押動する接触面となる環状
段部66Cとからなっている。
【0056】また、前記プッシュロッド66の大径ロッ
ド部66Aの基端側外周には、前記取付穴62Dとプッ
シュロッド66との間をシールするOリング68,プッ
シュロッド66を上側に付勢する付勢ばね69が装着さ
れる環状凹部66D,66Eが形成されている。
ド部66Aの基端側外周には、前記取付穴62Dとプッ
シュロッド66との間をシールするOリング68,プッ
シュロッド66を上側に付勢する付勢ばね69が装着さ
れる環状凹部66D,66Eが形成されている。
【0057】なお、70は弁座板51とシリンダ1の上
端部1Bとをシールするガスケットである。
端部1Bとをシールするガスケットである。
【0058】そして、このように構成されるアンロード
機構65を作動させるアンロード運転時には、図12に
示すようにプッシュロッド66の環状段部66Cにより
吸込弁56の弁板58は下側に押動され、該弁板58を
リテーナ59に当接させることにより吸込弁56を開弁
状態にするようになっている。
機構65を作動させるアンロード運転時には、図12に
示すようにプッシュロッド66の環状段部66Cにより
吸込弁56の弁板58は下側に押動され、該弁板58を
リテーナ59に当接させることにより吸込弁56を開弁
状態にするようになっている。
【0059】かくして、このように構成される本実施例
でも、吸込弁56の弁板58をプッシュロッド66の環
状段部66Cにより押動させるから、弁板58の接触面
積を広げることができると共に、小径ロッド部66Bは
リテーナ59に形成されたガイド穴61により案内され
るから、プッシュロッド66の位置ずれを防止すること
ができ、前記第1の実施例とほぼ同様の効果を得ること
ができる。
でも、吸込弁56の弁板58をプッシュロッド66の環
状段部66Cにより押動させるから、弁板58の接触面
積を広げることができると共に、小径ロッド部66Bは
リテーナ59に形成されたガイド穴61により案内され
るから、プッシュロッド66の位置ずれを防止すること
ができ、前記第1の実施例とほぼ同様の効果を得ること
ができる。
【0060】なお、前記第3の実施例においても吸込弁
56の弁板58を第2の実施例と同様に一対の弁板によ
り構成するようにし、この場合には、各弁板の自由端を
プッシュロッド66の環状段部66Cにより押動するよ
うにしてもよい。
56の弁板58を第2の実施例と同様に一対の弁板によ
り構成するようにし、この場合には、各弁板の自由端を
プッシュロッド66の環状段部66Cにより押動するよ
うにしてもよい。
【0061】また、前記各実施例においては、吸込弁3
7,46,56の弁板39,48,58の形状を馬蹄状
に形成したが、本発明はこれに限らず、「く」字状に形
成してもよく、この場合には、第3の実施例によるリテ
ーナ59についても、「く」字状に形成すればよい。
7,46,56の弁板39,48,58の形状を馬蹄状
に形成したが、本発明はこれに限らず、「く」字状に形
成してもよく、この場合には、第3の実施例によるリテ
ーナ59についても、「く」字状に形成すればよい。
【0062】
【発明の効果】以上詳述した通り第1の発明によれば、
吸込弁の弁体を押動させるアンロード機構のプッシュロ
ッドを、大径ロッド部,該大径ロッド部の先端側に形成
した小径ロッド部および該小径ロッド部と大径ロッド部
との間で吸込弁の弁体表面を押動する環状段部とから構
成し、前記吸込弁の弁体を薄板状の弁板により形成し、
該弁板の中間部に前記プッシュロッドの小径ロッド部が
挿嵌される挿通穴を形成すると共に、吸込弁の弁開度を
規制するストッパ部に小径ロッド部が案内されるガイド
穴を形成したから、プッシュロッドの環状段部により弁
板を広い接触面積で押動することができ、弁板の一点に
力が集中するのを分散することができる。さらに、スト
ッパ部のガイド穴によりプッシュロッドの位置ずれを防
止することができる。従って、吸込弁の弁板の損傷を確
実に防止でき、往復動圧縮機の寿命を著しく延ばすこと
ができる。
吸込弁の弁体を押動させるアンロード機構のプッシュロ
ッドを、大径ロッド部,該大径ロッド部の先端側に形成
した小径ロッド部および該小径ロッド部と大径ロッド部
との間で吸込弁の弁体表面を押動する環状段部とから構
成し、前記吸込弁の弁体を薄板状の弁板により形成し、
該弁板の中間部に前記プッシュロッドの小径ロッド部が
挿嵌される挿通穴を形成すると共に、吸込弁の弁開度を
規制するストッパ部に小径ロッド部が案内されるガイド
穴を形成したから、プッシュロッドの環状段部により弁
板を広い接触面積で押動することができ、弁板の一点に
力が集中するのを分散することができる。さらに、スト
ッパ部のガイド穴によりプッシュロッドの位置ずれを防
止することができる。従って、吸込弁の弁板の損傷を確
実に防止でき、往復動圧縮機の寿命を著しく延ばすこと
ができる。
【0063】一方、第2の発明によれば、吸込弁の弁体
を押動させるアンロード機構のプッシュロッドを、大径
ロッド部,該大径ロッド部の先端側に形成した小径ロッ
ド部および該小径ロッド部と大径ロッド部との間で吸込
弁の弁体表面を押動する環状段部とから構成し、吸込弁
の弁体を各基端側が弁座板に固定され、各自由端が前記
プッシュロッドの環状段部により押動する一対の薄板状
の弁板により形成し、さらに吸込弁の弁開度が規制され
るストッパ部に小径ロッド部が案内されるガイド穴を形
成したから、プッシュロッドの環状段部により各弁板の
自由端を広い接触面積で押動することができ、該各弁板
を押動する力が一点に集中するのを分散することができ
る。さらに、ストッパ部のガイド穴によりプッシュロッ
ドの位置ずれを防止することができる。従って、吸込弁
の弁板の損傷を確実に防止でき、往復動圧縮機の寿命を
著しく延ばすことができる。
を押動させるアンロード機構のプッシュロッドを、大径
ロッド部,該大径ロッド部の先端側に形成した小径ロッ
ド部および該小径ロッド部と大径ロッド部との間で吸込
弁の弁体表面を押動する環状段部とから構成し、吸込弁
の弁体を各基端側が弁座板に固定され、各自由端が前記
プッシュロッドの環状段部により押動する一対の薄板状
の弁板により形成し、さらに吸込弁の弁開度が規制され
るストッパ部に小径ロッド部が案内されるガイド穴を形
成したから、プッシュロッドの環状段部により各弁板の
自由端を広い接触面積で押動することができ、該各弁板
を押動する力が一点に集中するのを分散することができ
る。さらに、ストッパ部のガイド穴によりプッシュロッ
ドの位置ずれを防止することができる。従って、吸込弁
の弁板の損傷を確実に防止でき、往復動圧縮機の寿命を
著しく延ばすことができる。
【0064】さらに、前記吸込弁の弁体の弁開度の規制
をリテーナにより行なう場合でも、リテーナに小径ロッ
ド部を案内するガイド穴を形成することによりプッシュ
ロッドの位置ずれ防止を図ることができる。
をリテーナにより行なう場合でも、リテーナに小径ロッ
ド部を案内するガイド穴を形成することによりプッシュ
ロッドの位置ずれ防止を図ることができる。
【図1】本発明の第1の実施例による往復動圧縮機を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図2】図1中の弁座板および吸込弁を圧縮室からみた
平面図である。
平面図である。
【図3】図1中の矢示III −III 方向からみたアンロー
ド機構を作動させないロード運転状態を示す断面図であ
る。
ド機構を作動させないロード運転状態を示す断面図であ
る。
【図4】第1の実施例によるアンロード機構を作動させ
たアンロード運転状態を示す図3と同様の断面図であ
る。
たアンロード運転状態を示す図3と同様の断面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施例による弁座板および吸込
弁を圧縮室側からみた平面図である。
弁を圧縮室側からみた平面図である。
【図6】第2の実施例による図3と同様のアンロード機
構を作動させないロード運転状態を示す断面図である。
構を作動させないロード運転状態を示す断面図である。
【図7】第2の実施例によるアンロード機構を作動させ
たアンロード運転状態を示す図6と同様の断面図であ
る。
たアンロード運転状態を示す図6と同様の断面図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施例による往復動圧縮機を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図9】図8中の矢示IX−IX方向からみた断面図であ
る。
る。
【図10】第3の実施例による弁座板および吸込弁を圧
縮室側からみた平面図である。
縮室側からみた平面図である。
【図11】図8中の矢示XI−XI方向からみたアンロード
機構を作動させないロード運転状態を示す断面図であ
る。
機構を作動させないロード運転状態を示す断面図であ
る。
【図12】第3の実施例によるアンロード機構を作動さ
せたアンロード運転状態を示す図11と同様の断面図で
ある。
せたアンロード運転状態を示す図11と同様の断面図で
ある。
【図13】従来技術による往復動圧縮機を示す縦断面図
である。
である。
【図14】図13中の矢示XIV −XIV 方向からみた断面
図である。
図である。
【図15】従来技術による弁座板および吸込弁を圧縮室
側からみた平面図である。
側からみた平面図である。
【図16】図13中の矢示XVI −XVI 方向からみたアン
ロード機構を作動させないロード運転状態を示す断面図
である。
ロード機構を作動させないロード運転状態を示す断面図
である。
【図17】従来技術によるアンロード機構を作動させた
アンロード運転状態を示す図16と同様の断面図であ
る。
アンロード運転状態を示す図16と同様の断面図であ
る。
1 シリンダ 3 段部(ストッパ部) 4,41,51 弁座板 5 圧縮室 6,42,52 吸込穴 7,44,54 吐出穴 9,62 シリンダヘッド 10,63 吸込室 11,64 吐出室 12 ピストン 13,37,46,56 吸込弁 15,39,48,58 弁板(弁体) 16 吐出弁 32,65 アンロード機構 33,66 プッシュロッド 33A,66A 大径ロッド部 33B,66B 小径ロッド部 33C,66C 環状段部 40,60 挿通穴 31,61 ガイド穴 59 リテーナ
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダと、該シリンダの端部上に設け
られ、該シリンダ内に連通する吸込穴と吐出穴とが形成
された弁座板と、該弁座板を介してシリンダ上に搭載さ
れ、該弁座板との間で前記吸込穴に連通する吸込室およ
び前記吐出穴に連通する吐出室を画成したシリンダヘッ
ドと、前記シリンダ内を往復動し、前記弁座板との間に
圧縮室を画成したピストンと、該ピストンの往復動時に
前記弁座板の吸込穴を開,閉する弁体が前記弁座板に取
付けられ、前記吸込室と圧縮室とを吸込穴を介して連通
させる吸込弁と、該吸込弁の弁開度を規制すべく、前記
圧縮室側に位置して前記シリンダの端部に設けられたス
トッパ部と、前記ピストンの往復動時に前記弁座板の吐
出穴を開,閉すべく前記弁座板に取付けられ、前記圧縮
室と吐出室とを吐出穴を介して連通させる吐出弁と、前
記シリンダヘッドに設けられ、前記吸込弁を強制開弁す
べく該吸込弁の弁体を前記ストッパ部に向けて押動する
プッシュロッドを備えたアンロード機構とからなる往復
動圧縮機において、前記アンロード機構のプッシュロッ
ドは、大径ロッド部と、該大径ロッド部の先端側に位置
する小径ロッド部と、該小径ロッド部と大径ロッド部と
の間に形成され、前記吸込弁の弁体表面に当接すること
により該弁体を前記ストッパ部に向けて押動する環状段
部とから構成し、前記吸込弁の弁体は、両端側が前記弁
座板に固定される薄板状の弁板により形成し、該弁板の
中間部には前記プッシュロッドの小径ロッド部が挿嵌さ
れる挿嵌穴を形成すると共に、前記ストッパ部にはプッ
シュロッドの小径ロッド部が案内されるガイド穴を形成
したことを特徴とする往復動圧縮機。 - 【請求項2】 シリンダと、該シリンダの端部上に設け
られ、該シリンダ内に連通する吸込穴と吐出穴とが形成
された弁座板と、該弁座板を介してシリンダ上に搭載さ
れ、該弁座板との間で前記吸込穴に連通する吸込室およ
び前記吐出穴に連通する吐出室を画成したシリンダヘッ
ドと、前記シリンダ内を往復動し、前記弁座板との間に
圧縮室を画成したピストンと、該ピストンの往復動時に
前記弁座板の吸込穴を開,閉する弁体が前記弁座板に取
付けられ、前記吸込室と圧縮室とを吸込穴を介して連通
させる吸込弁と、該吸込弁の弁開度を規制すべく、前記
圧縮室側に位置して前記シリンダの端部に設けられたス
トッパ部と、前記ピストンの往復動時に前記弁座板の吐
出穴を開,閉すべく前記弁座板に取付けられ、前記圧縮
室と吐出室とを吐出穴を介して連通させる吐出弁と、前
記シリンダヘッドに設けられ、前記吸込弁を強制開弁す
べく該吸込弁の弁体を前記ストッパ部に向けて押動する
プッシュロッドを備えたアンロード機構とからなる往復
動圧縮機において、前記アンロード機構のプッシュロッ
ドは、大径ロッド部と、該大径ロッド部の先端側に位置
する小径ロッド部と、該小径ロッド部と大径ロッド部と
の間に形成され、前記吸込弁の弁体表面に当接すること
により該弁体を前記ストッパ部に向けて押動する環状段
部とから構成し、前記吸込弁の弁体は、先端側が自由端
となって互いに対向し、基端側が前記吸込弁から離れた
位置で前記弁座板にそれぞれ固定された一対の薄板状の
弁板により形成し、該各弁板の自由端に前記プッシュロ
ッドの小径ロッド部を挿通すると共に、前記ストッパ部
にはプッシュロッドの小径ロッド部が案内されるガイド
穴を形成したことを特徴とする往復動圧縮機。 - 【請求項3】 前記吸込弁には、前記弁板のリフト量を
規制するリテーナを設け、該リテーナには前記プッシュ
ロッドの小径ロッド部を案内するガイド穴を形成してな
る請求項1または2記載の往復動圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04215679A JP3084145B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 往復動圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04215679A JP3084145B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 往復動圧縮機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0642461A true JPH0642461A (ja) | 1994-02-15 |
JP3084145B2 JP3084145B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=16676369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04215679A Expired - Fee Related JP3084145B2 (ja) | 1992-07-20 | 1992-07-20 | 往復動圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084145B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5871165A (en) * | 1996-02-07 | 1999-02-16 | Daiwa Seiko, Inc. | Spinning reel for fishing |
JP2007154724A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Hitachi Ltd | 往復動圧縮機 |
CN110756343A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-02-07 | 福建省福鼎市金星通用机化油器有限公司 | 一种水雾两用弥雾机双化油器 |
-
1992
- 1992-07-20 JP JP04215679A patent/JP3084145B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5871165A (en) * | 1996-02-07 | 1999-02-16 | Daiwa Seiko, Inc. | Spinning reel for fishing |
US6073870A (en) * | 1996-02-07 | 2000-06-13 | Daiwa Seiko, Inc. | Spinning reel having a rolling type one-way clutch disposed between two front bearing supports |
JP2007154724A (ja) * | 2005-12-02 | 2007-06-21 | Hitachi Ltd | 往復動圧縮機 |
CN110756343A (zh) * | 2019-12-04 | 2020-02-07 | 福建省福鼎市金星通用机化油器有限公司 | 一种水雾两用弥雾机双化油器 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3084145B2 (ja) | 2000-09-04 |
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