JPH0642350U - 車両用インナーシールの取付構造 - Google Patents

車両用インナーシールの取付構造

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Publication number
JPH0642350U
JPH0642350U JP084016U JP8401692U JPH0642350U JP H0642350 U JPH0642350 U JP H0642350U JP 084016 U JP084016 U JP 084016U JP 8401692 U JP8401692 U JP 8401692U JP H0642350 U JPH0642350 U JP H0642350U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner seal
trim
claw
bracket
mounting structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP084016U
Other languages
English (en)
Inventor
明夫 篠宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP084016U priority Critical patent/JPH0642350U/ja
Publication of JPH0642350U publication Critical patent/JPH0642350U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Seal Device For Vehicle (AREA)
  • Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライド機構を必要とせず、成形型の製作費
を低減させ、メンテナンスを容易にすることができる車
両用インナーシールの取付構造を提供することを目的と
する。 【構成】 トリム1の側面にインナーシール10を沿わ
せ、インナーシール10の一側に設けた爪15をトリム
1のインナーシールブラケット4の取付孔7に挿通した
後に、この爪15を折り曲げてインナーシール10をト
リム1に取付けるようにした車両用インナーシールの取
付装置において、取付孔7の下部を開放してスリットを
形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用インナーシールの取付構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
以下に従来の車両用インナーシールの取付構造について説明する。
【0003】 従来の車両用インナーシールの取付構造は、図6に示すように、インナーシー ル10のオーバーハング部12をトリム1の角部に沿わせてから、インナーシー ル10の芯金14から切り起こした爪15を、トリム1のインナーシールブラケ ット4に形成された取付孔7に挿通して、爪15の先端16を折り曲げ線16a に沿って折り曲げ、インナーシール10をトリム1に固着していた。
【0004】 このときインナーシール10はオーバーハング部12がトリム1の角部に当接 し、爪15の上辺15aがインナーシールブラケット4の取付孔7の上面に当接 してインナーシール10が位置決めされている。その反面、インナーシールブラ ケット4の取付孔7の下面と爪15との間には隙間が設けられていて、インナー シールブラケット4の取付孔7の下面はインナーシール10の固定及び位置決め には関与していない構造になっていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、インナーシールブラケット4を図8に示 すようなキャビ型21とコア型22とからなる成形型によってインジェクション 成形する際には、インナーシールブラケット4の取付孔7の下部にアンダーカッ ト部23を生じるため、この部分にスライド機構を設定せねばならず、スライド 型24の製作やメンテナンス等のためのコストがかかるなどの問題点を有してい た。
【0006】 本考案は上記従来の問題点を解決するもので、スライド機構を必要とせず、成 形型の製作費を低減させ、メンテナンスを容易にすることができる車両用インナ ーシールの取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案の車両用インナーシールの取付構造は、トリ ムの側面にインナーシールを沿わせ、インナーシールの一側に設けた爪をトリム のインナーシールブラケットの取付孔に挿通した後に、この爪を折り曲げてイン ナーシールをトリムに取付けるようにした車両用インナーシールの取付装置にお いて、取付孔の下部を開放してスリットを形成した構成を有している。
【0008】
【作用】
この構成によって、成形型にはアンダーカット部を生じることがないので、ス ライド機構を設ける必要がなく、型構造を簡略化できる。従って成形型の製作費 が低減され、メンテナンスが容易になる。
【0009】
【実施例】
以下本考案の一実施例について、図面を参照しながら説明する。尚、従来例で 示した部品と同じ部品には同符号を付してある。
【0010】 図1は本考案に係る車両用インナーシールの取付構造の一実施例を示す断面図 、図2はインナーシールブラケットの斜視図である。図において1はトリム、4 はインナーシールブラケット、10はインナーシールである。
【0011】 インナーシール10はトリム1に密着するインナーシール本体11を備え、イ ンナーシール本体11の表側の長手方向に複数の舌状のシール部13が形成され ている。シール部13の先端は図示しないドアガラスに接して外部からの雨水、 塵埃などをシールするようになっている。またインナーシール本体11には内部 に芯金14が埋設され、この芯金14の長手方向には適宜の間隔で複数の爪15 が切り起こされていて、インナーシール本体11の裏側に突出している。そして 爪15の先端部16はインナーシール10がトリム1に取付けられた後に、トリ ム1裏面で折り曲げらるようになっている。
【0012】 インナーシールブラケット4は断面コ字状で、その外面には芯材3や表皮2な どが貼着されて、これらでトリム1を形成している。またインナーシールブラケ ット4の側壁6にはインナーシール10を取付けるためのスリット8がインナー シール10の爪15に対応して適宜の間隔で穿設されている。
【0013】 インナーシール10をトリム1に取付ける際には、インナーシール10の上端 のオーバーハング部12をトリム1の角部に沿わせてから、爪15をインナーシ ールブラケット4のスリット8に挿通してインナーシール本体11をトリム1の 側壁5に密着させ、爪15の先端部16を折り曲げ線16aに沿ってインナーシ ールブラケット4側に折り曲げる。
【0014】 このとき、インナーシール10のオーバーハング部12がトリム1の角部に当 接し、爪15の上縁15aが前記スリット8の上辺に当接して、インナーシール 10のトリム1に対する上下方向の位置が規制されている。
【0015】 またインナーシールブラケット4を図3に示すようなキャビ型21とコア型2 2とからなる成形型によってインジェクション成形する際には、インナーシール ブラケット4のスリット8の部分にアンダーカット部を生じることがないので、 この部分にスライド機構を設ける必要がなく、型構造を簡略化できる。従って成 形型の製作費が低減され、メンテナンスが容易になる。
【0016】 また、他の実施例として図4に示すように、スリット8の下端をテーパカット すると、インナーシールブラケット4の表面に貼着された表皮2がこの部分で裏 面側に巻き込まれるので、貼着面積が増え表皮2の剥がれを防止することができ る。
【0017】 また図5に示すように、インナーシール10の、スリット8に対向する位置に に取付孔を設け、スリット8を利用してインナーシール10を鳩目17などによ って固定してもよい。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案は、トリムの側面にインナーシールを沿わせ、インナーシ ールの一側に設けた爪をトリムのインナーシールブラケットの取付孔に挿通した 後に、この爪を折り曲げてインナーシールをトリムに取付けるようにした車両用 インナーシールの取付装置において、取付孔の下部を開放してスリットを形成す ることにより、成形型にはアンダーカット部を生じることがないので、スライド 機構を設ける必要がなく、型構造を簡略化できる。従って成形型の製作費が低減 され、メンテナンスが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における車両用インナーシー
ルの取付構造を示す断面図である。
【図2】同インナーシールブラケットの斜視図である。
【図3】同インナーシールブラケットの成形型の断面図
である。
【図4】本考案の他の実施例における車両用インナーシ
ールの取付構造のインナーシールブラケットの斜視図で
ある。
【図5】本考案の他の実施例における車両用インナーシ
ールの取付構造を示す断面図である。
【図6】従来の車両用インナーシールの取付構造を示す
断面図である。
【図7】同インナーシールブラケットの斜視図である。
【図8】同インナーシールブラケットの成形型の断面図
である。
【符号の説明】
1 トリム 4 インナーシールブラケット 6 側壁 8 スリット 10 インナーシール 11 インナーシール本体 12 オーバーハング部 15 爪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トリムの側面にインナーシールを沿わせ、
    インナーシールの一側に設けた爪をトリムのインナーシ
    ールブラケットの取付孔に挿通した後に、この爪を折り
    曲げてインナーシールをトリムに取付けるようにした車
    両用インナーシールの取付装置において、取付孔の下部
    を開放してスリットを形成したことを特徴とする車両用
    インナーシールの取付構造。
JP084016U 1992-11-12 1992-11-12 車両用インナーシールの取付構造 Pending JPH0642350U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP084016U JPH0642350U (ja) 1992-11-12 1992-11-12 車両用インナーシールの取付構造

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JP084016U JPH0642350U (ja) 1992-11-12 1992-11-12 車両用インナーシールの取付構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0642350U true JPH0642350U (ja) 1994-06-03

Family

ID=13818777

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP084016U Pending JPH0642350U (ja) 1992-11-12 1992-11-12 車両用インナーシールの取付構造

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JP (1) JPH0642350U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH092073A (ja) * 1995-06-14 1997-01-07 Toyoda Gosei Co Ltd グラスラン

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH092073A (ja) * 1995-06-14 1997-01-07 Toyoda Gosei Co Ltd グラスラン

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