JPH0641891A - 製紙用パルプを希釈するための再利用の水の処理方法 - Google Patents

製紙用パルプを希釈するための再利用の水の処理方法

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JPH0641891A
JPH0641891A JP7304491A JP7304491A JPH0641891A JP H0641891 A JPH0641891 A JP H0641891A JP 7304491 A JP7304491 A JP 7304491A JP 7304491 A JP7304491 A JP 7304491A JP H0641891 A JPH0641891 A JP H0641891A
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recycled
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JP7304491A
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ポミエル ジャン−クロード
Christian Rousset
ルセ クリスチャン
Jean-Luc Fuentes
ファンテ ジャン−リュク
Gerard Goma
ゴーマ ジェラール
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Cellulose du Pin SA
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
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    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】その排水性を改良するために、排水されるべき
製紙用パルプを希釈するための再利用の水の処理方法の
提供。 【構成】セルラーゼおよび/またはヘミセルラーゼ並び
に/あるいは、セルロース繊維の成分の全てまたは一部
に作用を有する他の酵素を含む酵素の調製試料を再利用
の水に作用させる。再利用の水の処理へのこの方法の適
用は、より特別には故紙を基材とする製紙用パルプを希
釈するために用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、製紙工業、特に、出発物質とし
て、少なくとも部分的に、再利用の製紙用繊維または故
紙を用いる製紙工業に関する。
【0002】製紙工業は、ますます出発物質として再利
用の製紙用繊維または故紙を用いてきている。製紙用機
械で用いられる前に、故紙は、多くの精製処理を受けな
ければならない。従って、一般に、紙が細断され、紙
が、およそ2〜4%の乾燥物質を含むパルプの形態で去
る、パルパー中に故紙が導入される。次いで、このパル
プをおよそ30〜35%の濃度にプレス下に濃縮し、次い
で、パラフィンを分散させるためにより特別に役立つ加
熱処理を行う。次いで、前記パルプをおよそ3%の濃度
の乾燥物質に希釈し、次いで精製場に通過させる。ここ
で、それは、種々の処理を、特に、薬剤、例えば、凝集
したパラフィン、塑性物質、砂などを含有するそれから
排除する目的で湿式サイクロン処理を行う。パルプがよ
り希釈されるほど、前記精製処理がより有効になり、な
ぜならば、パルプが、一般に、これらの処理を受ける時
におよそ1%の濃度の乾燥物質に希釈されるからであ
る。
【0003】これらの精製処理を行った後、再びパルプ
をおよそ5%の濃度に濃縮濾過器中に通過させることに
よって濃縮し、次いで、製紙用機械上で用いられるのを
待って貯蔵される。
【0004】濃縮濾過器中に通過させることによる濃縮
は、前記濾過器、一般には回転濾過器を通して過剰の水
を排水することによって起こる。濾過器の排水能力が大
きくなるほど、それは、より有効となる。
【0005】しかしながら、パルパーにおける、および
次の精製処理のための両方の上記の希釈は、本質的に故
紙処理回路から、所望により、部分的には製紙用機械の
クロス下の水から得られる再利用の水の供給を通して起
こる。前記再利用の水には、微粉およびフィブリル、す
なわち、極めて小さい製紙用繊維が含まれているので、
水は、高い、例えば40を超えるショッパー−リーグラー
度 (゜SR) を有している。
【0006】製紙用パルプのショッパー−リーグラー度
(゜SR) は、標準NFQ 50 003によって規定された条件下
に懸濁液から分離される水の能力を示す。0〜100 の規
模において、高い程度のSR値は、懸濁液の部分におい
て低い排水速度を示し、一方低い値は、速い排水速度を
示す。
【0007】従って、濃縮濾過器に達する希釈されたパ
ルプは、高い程度のSRを有しており、これは、排水能
力および濃縮濾過器の操作を影響する。所与のパルプ流
速に対しては、SRの程度が高いほど濾過器を去るパル
プがあまり濃縮されない。濃縮濾過器を去るパルプを満
足な濃度で保持するために、その際に、流速、その結
果、再利用の繊維に基づくパルプの製造を減少させるこ
とが必要である。
【0008】本発明は、前記の不利な点を除去する。本
発明は、排水されるべき製紙用パルプを希釈するために
用いられる再利用の水の処理方法であって、再利用の
水、その結果、前記の再利用の水で希釈されたパルプの
SR度を低下させることを可能にする方法を提供する。
【0009】本発明の方法によれば、製紙用パルプを希
釈するために用いられた再利用の水中に、セルラーゼお
よび/またはヘミセルラーゼ並びに/あるいはセルロー
ス繊維の成分の全てまたは部分上に作用を有する他の酵
素を含む酵素の調製試料を作用させ、再利用の水のショ
ッパー−リーグラー度を低下させ、その結果、前記水で
希釈された製紙用パルプの排出能力を改良させる。
【0010】本発明の有利な特徴のひとつによれば、再
利用の水の、酵素の調製試料による処理は、その汚染物
が除去されるべきであり、次いで、回転濃縮濾過器中に
通過させる製紙用パルプを希釈することを目的とする、
再利用の水の処理である。
【0011】適当な酵素の調製試料は、セルラーゼ、お
よび/またはヘミセルラーゼ並びに/あるいは他の酵
素、例えば、エステラーゼ、マナマーゼ(manamase)など
を含むもの全てである。
【0012】C1 活性、Cx 活性およびキシラナーゼ活
性を有する酵素の調製試料の使用の方が好ましい。これ
らの3種の活性は、酵素の国際命名法によって規定さ
れ、問題の酵素の調製試料の粉末1ミリグラムあたりの
国際システム単位で規定され、表されることができる。
1 活性は、組織のしっかりした純セルロース上に与え
られることのできるセルビオヒドロラーゼの作用であ
る。この活性は、セルビオースの成分によって現れ、国
際システムは、参照基質としてAVICEL基質を採用した。
x 活性は、改質セルロース、例えば、カルボキシメチ
ルセルロースに与えられ、カルボキシメチルセルロース
の粘度の低下または還元活性の増加によって定量され
る。キシラナーゼ活性は、結合キシランの加水分解を可
能にする。
【0013】本発明による処理のために用いられる酵素
の量は、再利用の水によって希釈されるべきパルプの量
に関して、すなわち、連続作用プロセスにおけるパルプ
生産量に関して表されることができる。
【0014】従って、再利用の水は、0.1〜20kg(実質
的に0.1〜20l)の量の酵素の調製試料を1時間あたり
1000kgのドライパルプ生産速度に対して導入することに
よって処理される。これらの量は、粉末1ミリグラムあ
たり 0.168 USIのC1 活性、粉末1ミリグラムあたり3.
91 USIのCx 活性、および粉末1ミリグラムあたり31US
Iのキシラナーゼ活性をMAXAZYME CL 2000粉末に対して
有する酵素の調製試料に相当する。
【0015】酵素の作用は、一般に反応媒体のpHに依存
する。例えば、微生物、トリコデルマ−ビリダエ(Trich
oderma viridae)から誘導した酵素の調製試料から生成
させたものを用いる場合、酸性のpHを有する媒体下に置
くことが好ましい。酸、例えば硫酸を添加することによ
って、それを適当にするために媒体のpHを改良すること
が必要であろう。
【0016】変形においては、媒体のpHに適応する酵素
を用いることが可能である。特に、pHが5〜9である場
合には、有利には、カビのフミコラ−インゾレン (Humi
cola insolens) および細菌のセルロモナ (Cellulomona
s) から誘導されたもののうちから選ばれた酵素、例え
ば、カビのフミコラ−インゾレンに対しては CBS 3926
9, CBS 14 764, ATCC 16 454, ATCC 26 908, ATCC 34 6
27および細菌のセルロモナに対してはUDA 8 200, FIMI
11 341, UDA 11 494に寄託された系統から得られた酵素
を含む酵素の調製試料を用いることが可能である。
【0017】本発明により用いられる酵素の量は、処理
時間、すなわち、酵素と再利用の水の接触時間で、本質
的に再利用サイクルの時間に相当する時間にもまた依存
する。再利用サイクルのこの時間は、製紙工場の機械設
備および/または故紙処理用プラント、特に、パルプの
流速および再利用の水が通過する大桶の大きさに依存す
る。一般に、サイクルの時間は、およそ10〜20分であ
る。
【0018】再利用の水のSR度は、本発明による処理
の結果として数点および平均して10点だけ低下する 本発明による酵素によって処理された再利用の水の使用
は、かなりの程度まで、すなわち、数点だけ濃縮濾過器
に入るパルプのSR度を低くすることを可能にする。
【0019】濃縮濾過器に関しては、濾過器を去る同じ
パルプ濃度のための高い生産速度、あるいは同じ流速の
ための高い濃度のいずれかが存在する。濾過器の効率
は、全ての場合において改良される。
【0020】本発明による処理の他の利点は、それが、
濃縮濾過器から出口で得られたパルプのSR度を低くす
ることを可能にすることである。パルプに関するこのS
R度の低下は、再利用の繊維に基づく場合にパルプの精
製をより著しくもたらすことを可能にし、低い品質の出
発物質を用いることを可能にすることができる。
【0021】再利用の水の処理によって得られるパルプ
のSR度のこの低下は、少なくとも部分的に既に得られ
た故紙に基づくパルプを用いる、製紙用懸濁液からのシ
ートの形成の間の排水をもまた改良することができる。
【0022】本発明の他の特徴によれば、再利用の水
の、酵素の調製試料による処理は、所望の濃度で上部ま
たはヘッドタンクにそれを運ぶために製紙用パルプを希
釈するために役立つ処理である。製紙用パルプは、新し
い、または再利用のセルロース繊維あるいはこれらの繊
維の混合物を基材とすることができる。従って、本発明
のこの特徴の下では、再利用の水は、クロス下の水であ
る。後者には、故紙を基材とするパルプを希釈するため
の前記の方法において用いられる再利用の水の場合での
ように、微粉およびフィブリルが含まれている。クロス
下のこの水は、従って、高いSR度を有している。上部
タンク中の懸濁液を希釈するためのその使用は、必要な
らば、例えば欧州特許262,040 に記載されているように
酵素調製試料によって有利に処理された、懸濁液のSR
度の低下を導く。
【0023】再利用のクロス下の水の、酵素の調製試料
による処理は、再利用の水に含まれている粒子上の酵素
の作用時間が適当であるならば、有利である。この必要
な作用時間を得るために、本発明によれば再利用のクロ
ス下の水を1個以上の適当な大きさの大桶に通して再利
用回路に向かわせることができる。
【0024】その結果、製紙用パルプを希釈するための
再利用の水の発明による処理は、次いでその希釈された
形態で排水されるべきであるが、製紙または厚紙、例え
ば濃縮濾過器、クロスなどの間に用いられる種々の手段
の排水能力に改良をもたらす。
【0025】本発明の有利な特徴のひとつによれば、酵
素の調製試料によるクロス下の水および/またはその精
製のためのパルプの希釈のための処理と、同じ酵素を用
いることができる他の酵素の調製試料による製紙用組成
物の処理であることのできる、再利用の水の処理を組み
合わせる。製紙用組成物の処理は、例えば、欧州特許26
2,040 に記載されているが、この明細書は、ここに参考
文献として引用される。
【0026】2つの処理の組み合せは、製紙用パルプの
機械加工性および排水手段の効率を著しく改良する。
【0027】
【実施例】本発明の他の利点および特徴を以下の例から
得ることができる。参照例 これは、故紙からパルプを生産するためにプラントにお
いてパルプを希釈するために用いられる再利用の水に、
本発明による酵素処理を用いない故紙を基材とするパル
プの生産の工業的な例である。
【0028】故紙を6メートルトン/時間の速度でパル
パーに導入した。パルパーを去る場合、およそ3%の乾
燥物質を含むパルプが収集された。このパルプを次いで
プレス中に通過させることによっておよそ30%の濃度に
濃縮し、次いでパラフィンを分散させるために加熱処理
を行った。次いで、このパルプを再利用の水の供給によ
っておよそ3%の濃度に希釈し、その結果、貯蔵大桶ま
でパルプで、あるいは直接異なる精製処理場、特に湿式
サイクロン処理場に移すことができるようにした。パル
プをサイクロン中に通過させるために、再利用の水の供
給によって、さらにおよそ1%の濃度に希釈した。異な
る精製処理を希釈したパルプに行う場合に、後者を回転
濃縮濾過器に供給し、その結果、濾過器を通して水を排
水することによっておよそ1〜5%にパルプを濃縮させ
るようにした。このようにして濃縮したパルプを次いで
製紙用機械上で用いるのを待って貯蔵することができ
る。排水した水をおよそ 120m3 大桶中に再利用のため
に回収した。この水を再びパルパー中での新しいパルプ
の希釈、および続く熱処理、先行する湿式サイクロン処
理のために再利用した。大桶中の再利用の水のSR度
は、およそ43であり、濃縮濾過器に入る希釈したパルプ
のSR度は、およそ40であった。
【0029】例1 再利用の水が通る 120m3 の大桶中に11リットル/時間
の速度で酵素の調製試料を導入したことを除き、参照例
と同じ手順を用いた。この酵素調製試料は、セルラーゼ
を基材とし、商品名「LIFTASE A 40」の下に BIOPULPイ
ンターナショナルから市販されている。
【0030】大桶中の再利用の水のpHは、前もって、硫
酸の添加によっておよそ5のレベルに低くした。大桶中
の再利用の水の計算した滞留時間は、およそ14分間であ
った。製造用プラントサイクルが平衡に達したとき、濃
縮濾過器を入る、および去る濃度を測定した。入る場合
には、濃度はなおおよそ1%であったが、一方去る場合
には、パルプの濃度は6%になっていた。従って、この
増加は、参照例と比較しておよそ20%である。SR度の
測定値は、大桶中の再利用の水には32であり、濃縮濾過
器を入る希釈されたパルプには33であった。濃縮濾過器
に入るパルプのレベルにおいても低下があり、これは、
良好な排水を示す。
【0031】例2 その酵素の調製試料を他の調製試料、すなわちFrenchカ
ンパニーRAPIDASEによって市販されているMAXAZYNM CL
2000粉末の水溶液に変えたことを除き、例1の操作手順
に従った。
【0032】例1と同じ、故紙を基材とするパルプの生
産流速に対して、大桶中のpH4.5の再利用の水に10リッ
トル/時間の酵素の調製試料を添加した。回路が平衡に
達したとき、濃縮濾過器に入る、および去るパルプの濃
度を測定した。入る場合および濾過器の上流では、乾燥
物質濃度は、およそ1%であった。濃縮濾過器を去る場
合では、乾燥物質濃度は5.8%であった。
【0033】従って、また一度、参照例よりも濃縮濾過
器でより良好なパルプの排水がみられた。濃縮濾過器を
去る濃度と比べて、計算した改良は、およそ16%であっ
た。
【0034】参照例2 この例は、工業用製紙用機械の使用に関する。出発繊維
組成物は、95重量%の回収ボール箱および5重量%の雑
誌過大物質から構成する。パルパーによって、3%の再
利用の繊維を有する水性懸濁液を連続的に形成させた。
この懸濁液を異なる通常の貯蔵大桶および精製器中に通
した。
【0035】次いで、正確な排水性および最大の生産量
の最良の可能な折衷を得るために、9.5g/lの濃度に
即に移した後に、この懸濁液を上部タンクに供給した。
得られた生産量は、ライニング紙の3.89メートルトン/
時間であった。
【0036】例3 再利用のクロス下の水を、製紙用機械クロスおよびヘッ
ドタンク間に置いた 400m3 の大桶中に10l/時間の酵
素の調製試料LIFTASE A 40を導入することによって処理
したことを除き、参照例2と同じ手順を採用した。大桶
中に再利用の水が通るに計算した時間は、およそ15分間
であった。大桶を去る再利用のクロス下の水は、上部タ
ンクのちょうど上流で7.8g/lの濃度にするために参
照例2の製紙用パルプを希釈するために用いた。再利用
の繊維の水性懸濁液を、 250m/分の速度で動く製紙用
機械のクロス中に注入した。4.10メートルトン/時間の
ラインニング紙の生産量が得られた。
【0037】参照例2と比較して、セルラーゼを含む酵
素の調製試料によるクロス下の水の処理から得られる利
点、すなわち、より大きいヘッドタンクの希釈および機
械速度の増加、すなわち、生産性改良を明らかにみるこ
とが可能である。
【0038】例4 この例において、本発明による酵素の調製試料を用いて
例3のクロス下の水および製紙用組成物の両方の処理を
行った。
【0039】この目的のために、MULTIFECT L 250(商
標)下にFINNISH SUGAR CO LTDから市販されている溶液
から生産された乾燥紙1.2リットル/メートルトンの速
度で、セルラーゼおよびヘミセルラーゼを基材とする酵
素の調製溶液または、商標名LIFTASE A 40の下に公知の
酵素調製試料を用いて、45℃およびpH6に前記繊維懸濁
液がなったときに、参照例2で記載した製紙用懸濁液を
大桶中で処理した。
【0040】反応は、およそ30分を示す、大桶中への通
過時間の間に行われた。次いで、処理された懸濁液を、
酵素の調製試料によって例4のように処理されたクロス
下の水を9.5g/lの濃度に希釈した後に、上部タンク
に供給した。水性懸濁液を 260m/分の速度で動く製紙
用機械のクロス上に注入した。生産速度は、4.30t/h
に達した。
【0041】従って、例4と比較して、どちらも酵素の
調製試料によるクロス下の水のおよび製紙用組成物の処
理を組み合せた結果として製紙用機械の生産にさらに改
良がみられた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−リュク ファンテ フランス国,33140 ビラナブ ドルノン, レ ベルジェル ドゥ クアン, 3 (72)発明者 ジェラール ゴーマ フランス国,31520 トラモンビル−サン −アニュ,リュ ドゥ サラ 20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その排出性を改良するために排出される
    べき製紙用パルプを希釈するために用いられる再利用の
    水の処理方法であって;セルラーゼおよび/またはヘミ
    セルラーゼ並びに/あるいは、セルロース繊維の成分の
    全てまたは一部に作用を有する他の酵素を含む酵素の調
    製試料を再利用の水に作用させることを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】 酵素の調製試料を、精製され、次いで濃
    縮濾過器を通るべき製紙用パルプを希釈するための再利
    用の水に作用させることを特徴とする、請求項1記載の
    方法。
  3. 【請求項3】 酵素の調製試料を製紙用機械の再利用の
    クロス下の水に作用させ、クロス上へのその付着の前に
    製紙用組成物を希釈するために用いることを特徴とす
    る、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 酵素の調製試料を少なくとも1個の再利
    用の水が通る大桶に作用させることを特徴とする、請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 処理された再利用の水によって希釈され
    るべき製紙用パルプが再利用の繊維または故紙を基材と
    するパルプであることを特徴とする、請求項1〜4のい
    ずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 酵素の調製試料が、希釈されるべき製紙
    用パルプの乾燥量に基づき0.1〜20kg/メートルトンの
    速度で、再利用の水中に導入され、酵素の調製試料がMA
    XAZYNE CL 2000粉末に対して粉末の 0.168 USI/mgのC
    1 活性、粉末の3.91 USI/mgのCx 活性、および粉末の
    31 USI/mgのキシラナーゼ活性を有することを特徴とす
    る、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 酵素の調製試料が、微生物のトリコデル
    マ−ビリダエ(Trichoderma viridae)、アスパージルス
    −ニガー(Aspergillus niger)、フミコラ−インゾレン
    ス (Humicola insolens) およびセルロモナズ (Cellul
    omonas) から誘導されたもののうちから選ばれた酵素を
    含むことを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1項に
    記載の方法。
  8. 【請求項8】 再利用の水の酵素処理が、製紙用パルプ
    の酵素の調製試料による処理と組み合わされることを特
    徴とする、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 酸を添加することによって大桶中の再利
    用の水を所望のpH値にすることを特徴とする、請求項4
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 再利用の水が通る大桶の体積が、酵素の
    調製試料による再利用の水の所望の処理時間の関数とし
    て決定されることを特徴とする、請求項4〜9のいずれ
    か1項に記載の方法。
JP7304491A 1990-04-06 1991-04-05 製紙用パルプを希釈するための再利用の水の処理方法 Pending JPH0641891A (ja)

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FR9004415A FR2660674B1 (fr) 1990-04-06 1990-04-06 Procede de traitement d'eaux recyclees destinees a diluer une pate papetiere.

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EP (1) EP0451031B1 (ja)
JP (1) JPH0641891A (ja)
AT (1) ATE122745T1 (ja)
CA (1) CA2039838A1 (ja)
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