JPH0641730Y2 - 造管用溶接機のガス供給装置 - Google Patents
造管用溶接機のガス供給装置Info
- Publication number
- JPH0641730Y2 JPH0641730Y2 JP663689U JP663689U JPH0641730Y2 JP H0641730 Y2 JPH0641730 Y2 JP H0641730Y2 JP 663689 U JP663689 U JP 663689U JP 663689 U JP663689 U JP 663689U JP H0641730 Y2 JPH0641730 Y2 JP H0641730Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas supply
- pipe
- welded
- inert gas
- gas
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Arc Welding In General (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、筒状にまるめられた被溶接物の開口部を溶接
して管を形成する造管用溶接機において、被溶接物の溶
接箇所に円滑に不活性ガスを供給するためのガス供給装
置に関する。
して管を形成する造管用溶接機において、被溶接物の溶
接箇所に円滑に不活性ガスを供給するためのガス供給装
置に関する。
「従来の技術」 従来、板材を筒状にまるめ、その開口部を溶接して管を
形成する場合には、不活性ガスアーク溶接が用いられて
いる。この場合、第２図に示すように、筒状にまるめら
れて板材の溶接箇所に不活性ガス（アルゴンガス）を供
給するために、脚部１を備えたガス供給体２を筒状の被
溶接物３の内部にいれ、溶接機４によって溶接されてい
る箇所の下方に位置させて不活性ガスを噴出することに
より、溶接箇所を不活性ガス雰囲気に保つようにしてい
る。
形成する場合には、不活性ガスアーク溶接が用いられて
いる。この場合、第２図に示すように、筒状にまるめら
れて板材の溶接箇所に不活性ガス（アルゴンガス）を供
給するために、脚部１を備えたガス供給体２を筒状の被
溶接物３の内部にいれ、溶接機４によって溶接されてい
る箇所の下方に位置させて不活性ガスを噴出することに
より、溶接箇所を不活性ガス雰囲気に保つようにしてい
る。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、上述したようにして、被溶接物３の開口
部５を溶接していく場合には、不活性ガスが、筒状の被
溶接物３の内部を通って逃げると共に、開口部５から外
部に逃げるために、多量の不活性ガスが必要で極めて不
経済であるという問題があった。また、溶接箇所を十分
に不活性ガス雰囲気に保つことが難しいため、溶接部の
品質を一定水準以上に保持するのに技術を要するという
問題がある。
部５を溶接していく場合には、不活性ガスが、筒状の被
溶接物３の内部を通って逃げると共に、開口部５から外
部に逃げるために、多量の不活性ガスが必要で極めて不
経済であるという問題があった。また、溶接箇所を十分
に不活性ガス雰囲気に保つことが難しいため、溶接部の
品質を一定水準以上に保持するのに技術を要するという
問題がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、溶接に必要となる不活性ガスの消費量
を低減できると共に、溶接箇所を不活性ガス雰囲気に容
易に保つことができて、溶接部を良好な品質に維持する
ことができる造管用溶接機のガス供給装置を提供するこ
とにある。
とするところは、溶接に必要となる不活性ガスの消費量
を低減できると共に、溶接箇所を不活性ガス雰囲気に容
易に保つことができて、溶接部を良好な品質に維持する
ことができる造管用溶接機のガス供給装置を提供するこ
とにある。
「課題を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本考案は、筒状にまるめら
れた被溶接物の内部に装着される一対のシール材と、こ
れらのシール材のうち一方のシール材を貫通してこのシ
ール材寄りの位置から両シール材間に不活性ガスを供給
するガス供給管と、このガス供給管の基端に設けられた
ヘッダと、このヘッダに連結され、かつ上記不活性ガス
の圧力を調整する調圧槽とを備えたものである。
れた被溶接物の内部に装着される一対のシール材と、こ
れらのシール材のうち一方のシール材を貫通してこのシ
ール材寄りの位置から両シール材間に不活性ガスを供給
するガス供給管と、このガス供給管の基端に設けられた
ヘッダと、このヘッダに連結され、かつ上記不活性ガス
の圧力を調整する調圧槽とを備えたものである。
「作用」 本考案の造管用溶接機のガス供給装置にあっては、一対
のシール材を筒状にまるめられた被溶接物の内部に装着
し、ガス供給管によって不活性ガスを供給することによ
り、外部に逃げる不活性ガスの量を抑制すると共に、調
圧槽によって、被溶接物内の両シール材で仕切られた空
間の不活性ガスの圧力を調整する。
のシール材を筒状にまるめられた被溶接物の内部に装着
し、ガス供給管によって不活性ガスを供給することによ
り、外部に逃げる不活性ガスの量を抑制すると共に、調
圧槽によって、被溶接物内の両シール材で仕切られた空
間の不活性ガスの圧力を調整する。
「実施例」 以下、第１図に基づいて本考案の一実施例を説明する。
図中符号10は被溶接物であり、この被溶接物10は板材を
筒状にまるめ、端面どうしを対向させたものである。そ
して、上記被溶接物10の両端面間の開口部11が溶接機４
によって溶接されるようになっている。また、上記被溶
接物10の内部には、一対のシール材12,13が所定間隔離
間して配置されており、一方のシール材12を貫通して、
不活性ガス（アルゴンガス）を供給するガス供給管14が
設けられている。そして、このガス供給管14のガス出口
15は、上記シール材12寄りに設けられている。さらに、
上記ガス供給管14の基端にはヘッダ16が連結されてお
り、このヘッダ16内には図示しないアルゴンガス供給源
からアルゴンガスが供給されている。さらにまた、上記
ヘッダ16に連結された連通管17は、水槽18内に浸漬され
ており、この浸漬深さを調整することにより、上記ガス
供給管14で、両シール材12,13間に供給されるアルゴン
ガスの圧力を調整し得るようになっている。
筒状にまるめ、端面どうしを対向させたものである。そ
して、上記被溶接物10の両端面間の開口部11が溶接機４
によって溶接されるようになっている。また、上記被溶
接物10の内部には、一対のシール材12,13が所定間隔離
間して配置されており、一方のシール材12を貫通して、
不活性ガス（アルゴンガス）を供給するガス供給管14が
設けられている。そして、このガス供給管14のガス出口
15は、上記シール材12寄りに設けられている。さらに、
上記ガス供給管14の基端にはヘッダ16が連結されてお
り、このヘッダ16内には図示しないアルゴンガス供給源
からアルゴンガスが供給されている。さらにまた、上記
ヘッダ16に連結された連通管17は、水槽18内に浸漬され
ており、この浸漬深さを調整することにより、上記ガス
供給管14で、両シール材12,13間に供給されるアルゴン
ガスの圧力を調整し得るようになっている。
上記のように構成されたガス供給装置にあっては、所定
間隔離間して配置された一対のシール材12,13を筒状に
まるめられた被溶接物10の内部に装着すると共に、ガス
供給管14のガス出口15を溶接機４の下方に位置させた状
態で、アルゴンガスをヘッダ16を介してガス供給管14内
に供給して、ガス出口15から噴出させる一方、溶接機４
によって上記被溶接物10の開口部11の溶接を行う。
間隔離間して配置された一対のシール材12,13を筒状に
まるめられた被溶接物10の内部に装着すると共に、ガス
供給管14のガス出口15を溶接機４の下方に位置させた状
態で、アルゴンガスをヘッダ16を介してガス供給管14内
に供給して、ガス出口15から噴出させる一方、溶接機４
によって上記被溶接物10の開口部11の溶接を行う。
この場合、一方のシール材12寄りに設けられたガス出口
15を溶接機４の下方に位置させていると共に、一対のシ
ール材12,13及び、溶接機４によって溶接された溶接部1
9により閉塞されているから、溶接に伴って、被溶接物1
0と、溶接機４及びガス出口15とが相対的に移動してい
く間に、外部に漏れるアルゴンガスは被溶接物10の開口
部11からに限られる。従って、アルゴンガスの消費量を
低減することができる。その上、水槽18内に浸漬されて
いる連通管17の深さを調整することにより、両シール材
12,13間のアルゴンガスの圧力を所定の値に保持できる
から、溶接部19の品質を一定水準に維持できる。
15を溶接機４の下方に位置させていると共に、一対のシ
ール材12,13及び、溶接機４によって溶接された溶接部1
9により閉塞されているから、溶接に伴って、被溶接物1
0と、溶接機４及びガス出口15とが相対的に移動してい
く間に、外部に漏れるアルゴンガスは被溶接物10の開口
部11からに限られる。従って、アルゴンガスの消費量を
低減することができる。その上、水槽18内に浸漬されて
いる連通管17の深さを調整することにより、両シール材
12,13間のアルゴンガスの圧力を所定の値に保持できる
から、溶接部19の品質を一定水準に維持できる。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案は、筒状にまるめられた被
溶接物の内部に装着される一対のシール材と、これらの
シール材のうち一方のシール材を貫通してこのシール材
寄りの位置から両シール材間に不活性ガスを供給するガ
ス供給管と、このガス供給管の基端に設けられたヘッダ
と、このヘッダに連結され、かつ上記不活性ガスの圧力
を調整する調圧槽とを備えたものであるから、一対のシ
ール材を筒状にまるめられた被溶接物の内部に装着し、
ガス供給管によって不活性ガスを供給することにより、
外部に逃げる不活性ガスの量を抑制できて、不活性ガス
の消費量を低減することができると共に、調圧槽によっ
て、被溶接物内の両シール材で仕切られた空間の不活性
ガスの圧力を調整することにより、溶接部の品質を一定
にかつ良好に保つことができる。
溶接物の内部に装着される一対のシール材と、これらの
シール材のうち一方のシール材を貫通してこのシール材
寄りの位置から両シール材間に不活性ガスを供給するガ
ス供給管と、このガス供給管の基端に設けられたヘッダ
と、このヘッダに連結され、かつ上記不活性ガスの圧力
を調整する調圧槽とを備えたものであるから、一対のシ
ール材を筒状にまるめられた被溶接物の内部に装着し、
ガス供給管によって不活性ガスを供給することにより、
外部に逃げる不活性ガスの量を抑制できて、不活性ガス
の消費量を低減することができると共に、調圧槽によっ
て、被溶接物内の両シール材で仕切られた空間の不活性
ガスの圧力を調整することにより、溶接部の品質を一定
にかつ良好に保つことができる。
第１図は本考案の一実施例を示す概略構成図、第２図は
従来の不活性ガス供給装置を示す概略構成図である。 10……被溶接物、11……開口部、12,13……シール材、1
4……ガス供給管、15……ガス出口、16……ヘッダ、18
……水槽（調圧槽）。
従来の不活性ガス供給装置を示す概略構成図である。 10……被溶接物、11……開口部、12,13……シール材、1
4……ガス供給管、15……ガス出口、16……ヘッダ、18
……水槽（調圧槽）。
Claims (1)
- 【請求項１】筒状にまるめられた被溶接物の開口部を溶
接して管を形成する造管用溶接機において、 造管中の被溶接物の内部に装着される一対のシール材
と、これらのシール材のうち一方のシール材を貫通して
このシール材寄りの位置から両シール材間に不活性ガス
を供給するガス供給管と、このガス供給管の基端に設け
られたヘッダと、このヘッダに連結され、かつ上記不活
性ガスの圧力を調整する調圧槽とを具備したことを特徴
とする造管用溶接機のガス供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP663689U JPH0641730Y2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 造管用溶接機のガス供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP663689U JPH0641730Y2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 造管用溶接機のガス供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0297970U JPH0297970U (ja) | 1990-08-03 |
| JPH0641730Y2 true JPH0641730Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31210975
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP663689U Expired - Lifetime JPH0641730Y2 (ja) | 1989-01-24 | 1989-01-24 | 造管用溶接機のガス供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0641730Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-01-24 JP JP663689U patent/JPH0641730Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0297970U (ja) | 1990-08-03 |
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