JPH0641613Y2 - ▲ろ▼過素子 - Google Patents

▲ろ▼過素子

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JPH0641613Y2
JPH0641613Y2 JP1988167710U JP16771088U JPH0641613Y2 JP H0641613 Y2 JPH0641613 Y2 JP H0641613Y2 JP 1988167710 U JP1988167710 U JP 1988167710U JP 16771088 U JP16771088 U JP 16771088U JP H0641613 Y2 JPH0641613 Y2 JP H0641613Y2
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JP
Japan
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fold
valley
folded
folding width
maximum
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Application number
JP1988167710U
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JPH0291604U (ja
Inventor
秀彦 堀部
隆浩 中島
Original Assignee
株式会社土屋製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は内燃機関などのエアクリーナに好適な折りた
たみタイプの過素子に関する。
(従来の技術) 例えば内燃機関の吸入空気を浄化するためのエアクリー
ナには、紙や不織布からなるシート条の材をひだ折
り加工して、第4図イのように菊花形筒状の過素子1
となし、その内側にガイドと補強を兼ねた多孔の内筒2
を嵌挿し、上,下端には環状または盲状の端板3,4を接
着剤により気密に装着し、過素子1の外側から内側に
向けて外気を通過させて浄化するようにした筒形の過
エレメント、または同図ロのようにひだ折り加工した
材を一定長さに切断して波状平坦な過素子1′とな
し、その両端部を紙製のみぞ形板2′で密封すると共に
前後端に金属製のみぞ形板3′を装着し、外気を過素
子1′の上方または下方から下側または上側に通過させ
て浄化するようにした角形の過エレメントが広く用い
られている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、この種のエレメントでは過素子1(1′)
の各ひだ折り片1aの山部1bまたは谷部1cに、第4図ハの
ように山部1bでは外側にふくらむようなエンボス部5
と、谷部1cではへこむようなエンボス部6とを複数交互
に設け、これらのエンボス部5,6によって各ひだ折り片1
aの外面および内面同士の間に空気が流れる隙間を作る
ようにするか、または、各ひだ折り片の外側に、ふくら
み高さがひだの山部が最大で、谷部で最小になる折り幅
方向の膨出部を設ける(実開昭61-121912号参照)よう
にしているが、これまでの過素子の前者では、各ひだ
折り片1aの山部1bと谷部1cに局限されてエンボス部5,6
が設けられているために、ひだ折り片1aの幅が小さいう
ちは余り支障は起きないが、過面積を向上させるべく
ひだ折り片1aの幅を大きくすると隣り合うひだ折り片1a
の頂角がハ図鎖線のように小さくなって隙間が狭まると
共に腰が弱くなって形くずれを起し、ひだ折り片1a同士
が密着し、過性能を著しく低下させてしまう。
一方、後者では各ひだ折り片の外側には折り幅方向の膨
出部の存在によって一定の隙間ができるにしても、その
膨出部は平坦なシート状材をエンボス加工により突出
成形したもので、すなわち、シート状材が伸ばされて
いるので、材に亀裂が生じたり、肉薄部ができたりし
て、その部分から塵埃が素通りする恐れがある。
そこで、この考案はひだ折り片の折り幅を大きくしたに
しても使用時にひだ折り片が密着する恐れなく、寿命や
過効率を向上させることのできる過素子を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的のもとにこの考案は、エアクリーナにおける
過素子として、ひだ折りした材の各ひだ折り片に、折
り幅方向の3本の線と1本の端線を組としたすじ目によ
り断面が三角形状をなすように折り加工して、外側への
ふくらみ高さが山部で最大で谷部において最小になり、
山部において連なる両側のもので山側皿状部を作る折り
幅いっぱいの膨出部と、折り幅方向の3本の線と1本の
端線を組としたすじ目により断面が三角形状をなすよう
に折り加工して、内側へのへこみ深さが谷部で最大で山
部において最小になり、谷部において連なる両側のもの
で谷側皿状部を作る折り幅いっぱいの凹条部を単独にま
たは交互に一定の間隔で所要数形成したことを特徴とす
るるものであり、使用状態において各ひだ折り片の外
側,内側において膨出部または凹条部同士が当接してひ
だ折り片の全幅にわたって一定の隙間が形成される。
(実施例) 第1図イ,ロはこの考案の一実施例を示すものであり、
11はシート状の紙または不織布をひだ折り加工した所
要長さの過素子であって、各ひだ折り片11aに外側へ
のふくらみ高さが山部11bにおいて最大で、谷部11cに至
って最小になる折り幅方向の膨出部12と、内側へのへこ
み深さが谷部11cにおいて最大で山部11bに至って最小に
なる折り幅方向の凹条部13とが一定の間隔をおいて交互
に形成され、同図ロのように隣り合うひだ折り片11aの
外側においては膨出部12同士が当接すると共に内側にお
いては凹条部13同士が当接して、各ひだ折り片11aの外
面の間および内面の間に折り幅の全幅にわたって一定の
隙間が形成されている。
しかして、上記の過素子11は次のようにして作られ
る。すなわち、第2図イのようにシート状の材mを原
反ロールRから一定速度で繰り出し、上下一対のすじ付
けロールr1,r2によって材mの長手方向に同図ロのよ
うに所要の折りひだ11a′の間隔で、山ひだ線11b′と谷
ひだ線11c′とを交互にすじ付けすると共に、山ひだ線1
1b′と谷ひだ線11c′の間には折り幅方向の3本の線と
1本の短い端線を組とし、山ひだ線11b′側を底辺とし
谷ひだ線11c′側を頂点とする三角形を呈するような膨
出用すじ12′と、谷ひだ線11c′側を底辺とし山ひだ線1
1b′側を頂点とする三角形を呈するような凹条用すじ1
3′とを交互に一定の間隔をおいてすじ付けし、次い
で、このすじ付け材mを上下のガイド板からなり前方
程進行速度が遅くなるようにしたプリータP内に送り込
むことにより、第1図のようにひだ折りすると同時に各
ひだ折り片11aの面に膨出部12と凹条部13とを表出す
る。
その際、各山部11bには両側のひだ折り片11a上の膨出部
12に連なる山側皿状部12aが作られると共に谷部11cには
両側のひだ折り片11aの凹条部11cに連なる谷側皿状部13
aが作られる。
そして、上記過素子11を菊花形筒状に形成して第4図
イのような筒形の過エレメントとするか、一定長さに
切断して同図ロのような角形の過エレメントとする
か、あるいは側板を用いずにひだ折り片11aの両側部を
接着してポケット状とした角形の過エレメントとして
使用される。
また、第3図イは各ひだ折り片11aにその全幅にわたる
外側にわたる外側への膨出部12だけを設けるようにした
例であり、同図ロは各ひだ折り片11aに全幅にわたる内
側への凹条部13だけを設けるようにした例を示すもので
あり、これらの場合には、外向きの膨出部12または内向
きの凹条部13の存在によってひだ折り片11aの外側また
は内側に隙間がくし歯状に形成されることになる。尤
も、これらのものでは使用時にひだ折り片11aの内側同
士または外側同士が接近する傾向を持つが、通常、この
種の材には図示のように材の幅方向に凹凸する多数
のコルゲート14が設けられているので、ひだ折り片11a
の内側または外側同士が接近したにしても空気の流れは
確保される。
(考案の効果) この考案は円筒形または角形の過エレメント用のひだ
折りタイプの過素子として、上述のように構成されて
いるので、隣り合うひだ折り片の相互の間に折り幅の全
幅にわたる充分な隙間を確実に作ることができ、空気の
流れが円滑となり、ひだ折り片の幅を大きくしたにして
も、腰が強く、従来のように使用時にひだ折り片同士が
密着するようなことがなく、過性能を向上させること
ができる。
そして、膨出部および凹条部はエンボス成形によること
なく、シート状材を所定のすじ目にしたがいひだ折た
り加工して形成されているので、材に無理な変形をと
もなわず、材に亀裂や肉薄部を作る恐れなく、それら
の部分から塵埃が素通りしてしまうような過素子とし
て致命的な不具合は生じない。
【図面の簡単な説明】 第1図イはこの考案に係る過素子を若干伸ばした状態
の斜視図。 同図ロはその一部の側面図。 第2図イはその作り方を示す説明図。 同図ロは材にすじ付けをした一部の平面図。 第3図イ,ロはそれぞれ変更例の一部の斜視図。 第4図イは従来の過素子を用いた円筒形過エレメン
トの斜視図。 同図ロは従来の角形過エレメントの斜視図。 同図ハは従来の過素子の単片の斜視図。 図中、 11……過素子、11a……ひだ折り片 11b……山部、11c……谷部 12……膨出部、12a……山側皿状部 13……凹条部、13a……谷側皿状部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ひだ折りした材の各ひだ折り片11aに、
    折り幅方向の3本の線と1本の端線を組としたすじ目に
    より断面が三角形状をなすように折り加工して、外側へ
    のふくらみ高さが山部11bで最大で谷部11cにおいて最小
    になり、山部11bにおいて連なる両側のもので山側皿状
    部12aを作る折り幅いっぱいの膨出部12と、折り幅方向
    の3本の線と1本の端線を組としたすじ目により断面が
    三角形状をなすように折り加工して、内側へのへこみ深
    さが谷部11cで最大で山部11bにおいて最小になり、谷部
    11cにおいて連なる両側のもので谷側皿状部13aを作る折
    り幅いっぱいの凹条部13を単独にまたは交互に一定の間
    隔で所要数形成したことを特徴とする過素子。
JP1988167710U 1988-12-27 1988-12-27 ▲ろ▼過素子 Expired - Lifetime JPH0641613Y2 (ja)

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JPH0291604U JPH0291604U (ja) 1990-07-20
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