JPH0641604A - 圧粉成形装置における圧粉成形体の製造方法 - Google Patents

圧粉成形装置における圧粉成形体の製造方法

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JPH0641604A
JPH0641604A JP19567092A JP19567092A JPH0641604A JP H0641604 A JPH0641604 A JP H0641604A JP 19567092 A JP19567092 A JP 19567092A JP 19567092 A JP19567092 A JP 19567092A JP H0641604 A JPH0641604 A JP H0641604A
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JP
Japan
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powder
die
core rod
punch
lower punch
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Application number
JP19567092A
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English (en)
Inventor
Kazunori Shibata
和憲 柴田
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形された圧粉成形体を型から押し出す際
に、該圧粉成形体にクラックが発生せず、またコアーロ
ッドの復帰動作を確実にすることのできる圧粉成形体の
製造方法を提供する。 【構成】 型8と、型8の下方位置に設けられ、上下方
向に型8と相対移動可能な下パンチ10と、下パンチ1
0に上下方向に移動可能に支持されるとともに、下方に
設けられたロッドシリンダ30により上方に向けて付勢
されたコアーロッド12と、型8の上方位置に上下駆動
可能に設けられ、下方に向けて突出する突起部14が形
成された上パンチ16とを備えた圧粉成形装置におい
て、コアーロッド12を上方に付勢するロッドシリンダ
30の圧力を、粉末体の圧縮時から押出時にかけては弱
状態とし、押出終了時から充填時にかけては強状態とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テーパー穴や段付穴
を有するスローアウェイチップ等の製造に供される圧粉
成形体を製造する際に用いられる圧粉成形装置の改良に
関し、さらに詳述すれば、このような圧粉成形装置にお
いて圧粉成形体に生ずるクラックを防止することのでき
る圧粉成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図3及び図4は、従来のこの種の圧粉成
形装置を示すものである。これらの図に示す圧粉成形装
置は、略中心部に厚さ方向に沿って段付穴2が形成され
たスローアウェイチップ用の圧粉成形体4を製造するた
めのものであり、成形空間6の形成された型(ダイプレ
ート)8と、型8の下方位置に設けられた下パンチ10
と、この下パンチ10に上下方向に移動可能に支持され
たコアーロッド12と、型8の上方位置に設けられ、下
部押圧部(先端部)に、前記圧粉成形体4の段付穴2の
形状に対応する突起部14が形成された上パンチ16と
を備えて構成されている。なお、上パンチ16の突起部
14とコアーロッド12は、上下方向に互いの軸線を一
致させて配置されている。
【0003】下パンチ10は、固定配置された下パンチ
プレート18上に固定して設けられ、この下パンチプレ
ート18に対して昇降駆動される引き下げプレート20
には、前記型8がシャフト20a,20aを介して連結
されており、これにより型8と下パンチ10とは上下方
向に相対移動可能となっている。
【0004】また、引上プレート20の上部にはロッド
シリンダ22が固設され、このロッドシリンダ22内に
配置されたピストン23には、前記コアーロッド12の
下部が連結されている。ロッドシリンダ22内は、ピス
トン23を上向きに付勢すべく所定の圧力に設定されて
おり、これによりコアーロッド12は引き下げプレート
20に対して上向きに所定の圧力で付勢されている。ロ
ッドシリンダ22及びピストン23は、コアーロッド1
2を上向きに付勢する付勢手段を構成している。
【0005】一方、型8の上方には、上下方向に駆動さ
れる駆動部に、エアーシリンダ24が連結して設けられ
ている。このエアーシリンダ24内に配置されたピスト
ン26には、型8に対して上下方向に移動を拘束された
上パンチプレート28が連結されており、さらにこの上
パンチプレート28に、前記上パンチ16の基端部が連
結されている。
【0006】上記構成に係る圧粉成形装置において圧粉
成形体を製造するには、まず、コアーロッド12を突出
させた状態で下パンチ10を型8の成形位置に静止さ
せ、型8の開口部上方から成形用の粉末体(例えば炭化
タングステン、炭化チタン、炭化タンタル、コバルトの
粉末等)を成形空間6内に充填する。
【0007】ついで上パンチ16を降下させ、型8、下
パンチ10、コアーロッド12及び上パンチ16で画成
される密閉空間で粉末体を加圧圧縮して固化せしめ、圧
粉成形体4を形成する(図3の状態)。
【0008】しかる後、上パンチ16を上方に移動させ
るとともに、下パンチ10の上面を型8の上面と一致さ
せるように型8を降下せしめ(図4)、圧粉成形体4を
型8内から上方に押し出す。押し出された圧粉成形体4
は、図示しない搬送機構により次の焼結行程へ搬送され
てゆく。以後、同様の動作を繰り返すことにより、連続
的に圧粉成形体4が製造されてゆく。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の圧粉成形装置に
おいて、成形された圧粉成形体4を型8から押し出す
際、圧粉成形体4はエアーシリンダ24の作用により、
上パンチ16で上部から適度な圧力で押さえ付けられつ
つ、型8から抜き出される。このエアーシリンダ24の
作用により、圧粉成形体4はクラックを生ずることな
く、型8から抜き出されるようになっている。
【0010】そして、上記圧粉成形体4の押し出し時に
おいて、上パンチ16が圧粉成形体4を押さえつける圧
力を一定にするように、圧粉成形体4の加圧面積に合わ
せてエアーシリンダ24内の空気圧が調整されている。
【0011】ところで、上記従来の圧粉成形装置におい
ては、上述のように、ロッドシリンダ22内の、コアー
ロッド12を上方に付勢する圧力(空気圧)は一定とさ
れている。この圧力を余り高く設定すると、その分、コ
アーロッド12が上パンチ16を突き上げ、これにより
上パンチ16が圧粉成形体4を押さえつける力が不十分
となって、圧粉成形体4にクラックが生ずる恐れがあっ
た。
【0012】また、逆にロッドシリンダ22内の圧力を
低くすると、コアーロッド12の復帰が不十分となっ
て、上パンチ16、型8、下パンチ10及びコアーロッ
ド12を破損する原因となる。本発明は、上記の如き課
題を解決することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、貫通孔を有す
る圧粉成形体を製造するための圧粉成形装置であって、
型と、前記型の下方位置に設けられ、上下方向に前記型
と相対移動可能な下パンチと、前記下パンチに上下方向
に移動可能に支持されるとともに、下方に設けられた付
勢手段により上方に向けて付勢されたコアーロッドと、
前記型の上方位置に上下駆動可能に設けられ、下部押圧
部の、前記コアーロッドと対向する部位に、下方に向け
て突出する突起部が形成された上パンチとを備え、粉末
体を、前記型、前記下パンチ、前記コアーロッド及び前
記上パンチによって画成される空間に充填した後、圧縮
して前記圧粉成形体を形成し、これを上方に押し出し、
再び次の粉末体の充填を行う圧粉成形装置において、前
記コアーロッドを上方に付勢する前記付勢手段の付勢力
を、前記粉末体の圧縮時から押出時にかけては弱状態と
し、押出終了時から充填時にかけては強状態とすること
を特徴とするものである。
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。なお、本実施例に係る圧粉成形体の製造方法
において用いられる圧粉成形装置の各構成要素は、大部
分において前述の図3及び図4に示したものと同一であ
るため、同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0015】図1は本実施例に係る圧粉成形体の製造方
法を示す側断面図であり、図2は同実施例に係る圧粉成
形装置の各要素の昇降動作を示すサイクル線図である。
本実施例に用いられる圧粉成形装置が前述の図3及び図
4に示した従来のものと異なる点は、コアーロッド12
をピストン23を介して上方に向けて付勢するロッドシ
リンダ30に関する構造である。
【0016】即ち、本実施例におけるロッドシリンダ3
0は、前述のロッドシリンダ22と異なり、該ロッドシ
リンダ30内の空気圧力を段階的に制御する制御手段
(図示省略)に連結されていることを特徴とする。本実
施例においてはロッドシリンダ30内の圧力は、高圧状
態(強状態)と低圧状態(弱状態)の2段階に制御され
る。以下、図1及び図2を参照して、圧粉成形体の製造
方法について説明する。
【0017】まず、粉末体の充填時においては、上述の
従来の圧粉成形装置と同様に、上パンチ16を上方に離
間させた状態において、コアーロッド12を下パンチ1
0から突出させ(図2のおよそ10゜〜60゜の範
囲)、該下パンチ10を型8の成形位置に静止させる。
このとき、ロッドシリンダ30内の圧力は高圧状態(4
〜10kg/cm2)とする。
【0018】そして、型8の開口部上方から成形用の粉
末体32を成形空間6内に充填する(図1(A)の状
態)。なお、本実施例においては下パンチ10は常に固
定され、下パンチ10と型8との相対運動は型8の上下
動によって行われる。
【0019】上記の粉末体32の充填と同時に、上パン
チ16を徐々に降下させる。そして、型8、下パンチ1
0、コアーロッド12及び上パンチ16から画成される
密閉空間内で、充填された粉末体32を圧縮し、段付穴
2を有する圧粉成形体4を成形する(図1(B)の状
態)。このとき、突起部14がコアーロッド12を押し
下げる手前(図2のおよそ60゜付近)で、シリンダロ
ッド30内の圧力を低圧状態(0.5〜3kg/c
2)に切り換え、以後、圧粉成形体4の押出時にかけ
て(図2の320゜付近まで)、低圧状態を保持する。
【0020】上記のようにして圧粉成形体4が製造され
た後、図2の220゜前後から型8を降下せしめ(図1
(C)の状態)、250゜前後で型8の上面と下パンチ
10の上面を一致せしめ、圧粉成形体4を型8の上方に
押し出す。この押出時において、上パンチ16は、エア
ーシリンダ24により圧粉成形体4を適度な圧力で下方
に押さえつけながら、漸次上昇する。なお、図2におい
て斜線部Xは、上パンチ16がエアーシリンダ24によ
り時間遅れを伴って上昇する状態を示している。
【0021】圧粉成形体4を型から押し出した後も上パ
ンチ16は漸次上昇し、次のサイクルの0゜付近まで上
昇する。上パンチ16が完全にコアーロッド12から離
間した状態(図2の320゜付近)において、ロッドシ
リンダ30内の圧力を高圧状態に切り換え(図1(D)
の状態)、コアーロッド12を次の粉末体の充填に備え
て復帰させる。なお、型8から押し出された圧粉成形体
4は、図示しない搬送機構により次の焼結行程へ搬送さ
れてゆく。以後、同様の動作を繰り返すことにより、連
続的に圧粉成形体4が製造されてゆく。
【0022】上記のような圧粉成形体4の製造方法によ
れば、コアーロッド12を上方に向けて付勢するロッド
シリンダ30の圧力を、圧粉成形装置の動作タイミング
と同期させて多段階に制御することにより、押出時にお
いては上パンチ16が圧粉成形体4を押さえつける力を
充分な大きさとして圧粉成形体4のクラックの発生を防
止することができるとともに、コアーロッド12の復帰
動作の不良を解消し、型8、上パンチ16、下パンチ1
0及びコアーロッド12の破損を防止することができ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る圧
粉成形装置における圧粉成形体の製造方法によれば、コ
アーロッドを上方に付勢する付勢手段の付勢力を、粉末
体の圧縮時から押出時にかけては弱状態とし、押出終了
時から充填時にかけては強状態とするものであるので、
押出時において上パンチが圧粉成形体を押さえつける力
を充分な大きさとし、圧粉成形体のクラックの発生を防
止することができるとともに、コアーロッドの復帰動作
を確実として、型、上パンチ、下パンチ及びコアーロッ
ドの破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る圧粉成形装置における
圧粉成形体の製造方法を示す側断面図である。
【図2】同実施例に係る圧粉成形装置の各要素の昇降動
作を示すサイクル線図である。
【図3】従来の圧粉成形装置を示す側断面図である。
【図4】同従来の圧粉成形装置を示す側断面図である。
【符号の説明】
8 型 10 下パンチ 12 コアーロッド 14 上パンチの突起部 16 上パンチ 23 ピストン 30 ロッドシリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通孔を有する圧粉成形体を製造するため
    の圧粉成形装置であって、 型と、前記型の下方位置に設けられ、上下方向に前記型
    と相対移動可能な下パンチと、前記下パンチに上下方向
    に移動可能に支持されるとともに、下方に設けられた付
    勢手段により上方に向けて付勢されたコアーロッドと、
    前記型の上方位置に上下駆動可能に設けられ、下部押圧
    部の、前記コアーロッドと対向する部位に、下方に向け
    て突出する突起部が形成された上パンチとを備え、 粉末体を、前記型、前記下パンチ、前記コアーロッド及
    び前記上パンチによって画成される空間に充填した後、
    圧縮して前記圧粉成形体を形成し、これを上方に押し出
    し、再び次の粉末体の充填を行う圧粉成形装置におい
    て、 前記コアーロッドを上方に付勢する前記付勢手段の付勢
    力を、前記粉末体の圧縮時から押出時にかけては弱状態
    とし、押出終了時から充填時にかけては強状態とするこ
    とを特徴とする圧粉成形装置における圧粉成形体の製造
    方法。
JP19567092A 1992-07-22 1992-07-22 圧粉成形装置における圧粉成形体の製造方法 Pending JPH0641604A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991102