JPH0641271B2 - 自動二輪車の車体構造 - Google Patents

自動二輪車の車体構造

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JPH0641271B2
JPH0641271B2 JP15494585A JP15494585A JPH0641271B2 JP H0641271 B2 JPH0641271 B2 JP H0641271B2 JP 15494585 A JP15494585 A JP 15494585A JP 15494585 A JP15494585 A JP 15494585A JP H0641271 B2 JPH0641271 B2 JP H0641271B2
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power
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利行 佐藤
忠史 高山
篤志 松田
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は自動二輪車の車体構造に関する。
(従来の技術) 自動二輪車では、エンジンや減速装置などで構成される
動力ユニットが車体フレームに取り付けられ、後輪がこ
の動力ユニットにより駆動されて、車両が走行可能とさ
れている。
上記車体フレームには、その主フレームが操向軸管から
水平線に対して大きい傾角で後下方に向って延出され、
この主フレームの後端に縦長の動力ユニットの下部が連
結されたものがある(例えば、この出願人の出願(S5
8.5.19)に係る特願昭58−88315号明細書および
図面)。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、エンジンには気化器やエアクリーナなどの補
機が取り付けられるが、エンジンの吸気は上記補機から
下方に流してエンジンに吸入させることが性能上好まし
い。そのため、これら補機は、通常、エンジンの上方に
配設される。この場合、車体の外観体裁上、上記補機を
車体フレームの枠内に配設して外観されないようにする
ことが好ましいが、上記従来構成では主フレームのほと
んどの部分はエンジンの下方に位置するため、上記補機
を車体フレーム内に配設することは困難である。
また、上記従来構成では、補機はエンジンの後方に設け
られているため、この補機における吸気がエンジンのシ
リンダにより加熱されるおそれがあり、この場合にはエ
ンジンにおける充填効率が低下するおそれが生じてく
る。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなされたもの
で、エンジンの性能を良好に保つために補機をこのエン
ジンの上方に位置させた場合において、この補機を車体
フレーム内に配置して車体の外観上の体裁を向上させる
と共に、エンジンにおける充填効率が低下しないように
することを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするところ
は、後下り形状の主フレームの前後中途部に動力ユニッ
トの上部を連結し、気化器などエンジン用補機を動力ユ
ニットよりも前方の主フレーム内に設け、同上エンジン
のシリンダを動力ユニットの後面側に突出させた点にあ
る。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
1は自動二輪車で、2はその車体フレームである。この
車体フレーム2は操向軸管3と、この操向軸管3から後
方に突設され後下り形状とされる主フレーム4とを有し
ている。この主フレーム4は板金製で断面箱形に形成さ
れた左右一対のフレーム部材5,5で構成される。
上記操向軸管3にはフロントフォーク6が支承され、こ
のフロントフォーク6には前輪7やハンドル8が支持さ
れる。また、上記主フレーム4の後端には後輪9の車軸
10が支持され、この後輪9には外装式の変速装置11
が設けられている。
上記後輪9を駆動する縦長の動力ユニット12が設けら
れる。この動力ユニット12の上部は上記主フレーム4
の前後中途部に連結され、この動力ユニット12の下部
と主フレーム4の後端とはリヤフレーム13で連結され
ている。14はシート、15はバッテリである。
上記動力ユニット12について詳しく説明すると、この
動力ユニット12は強制空冷式2サイクルエンジン16
と動力伝達装置17とで構成される。
上記エンジン16は軸心縦向きのクランク軸19を支承
するクランクケース20と、このクランクケース20の
後面から後方に突設されるシリンダ21とを有し、上記
クランク軸19の下端にはフライホイールマグネト22
が取り付けられる。
上記動力伝達装置17は上記クランクケース20の下端
に連結される動力伝達ケース24を有し、この動力伝達
ケース24内には上記クランク軸19と同軸上でこのク
ランク軸19に連動される遠心クラッチ25や遊星歯車
手段26が連設される。
上記動力伝達ケース24の下部には軸心が車幅方向に延
びる筒状の出力軸27が支承される。この出力軸27に
は出力鎖車28が取り付けられ、前記変速装置11はこ
の出力鎖車28にチェーン29により連動連結される。
また、この出力軸27と上記遊星歯車手段26の出力軸
26aとはベベルギヤ手段30で連動連結される。即
ち、出力軸27にはベベルギヤ31が取り付けられ、遊
星歯車手段26の出力軸26aにはこのベベルギヤ31
に噛み合うベベルピニオン32が取り付けられている。
また、上記ベベルギヤ31から出力軸27への動力伝達
のみを許容する第1ワンウェイクラッチ34が設けられ
る。
従って、エンジン16からの動力は遠心クラッチ25や
遊星歯車手段26を介してベベルギヤ手段30に伝達さ
れ、ここで、第1ワンウェイクラッチ34を介して出力
軸27に伝達される。そして、この動力は出力鎖車28
やチェーン29を介して変速装置11に伝達され、ここ
で所望の速度に変速されて後輪9に伝達される。
一方、前記出力軸27内にはこれと同軸上にペダル軸3
5が回動自在に支承される。このペダル軸35の両端に
ペダル36が取り付けられ、このペダル36は前記シー
ト14上のライダーにより踏動操作される(第1図中矢
印A)。また、上記ペダル軸35から出力軸27への動
力伝達のみを許容する第2ワンウェイクラッチ37が設
けられる。
従って、ペダル36からの動力はペダル軸35に伝達さ
れ、ここで、第2ワンウェイクラッチ37を介して出力
軸27に伝達される。そして、この動力は上記と同様に
出力鎖車28やチェーン29、更には変速装置11を介
して後輪9に伝達される。
上記の場合、エンジン16からの動力がペダル軸35側
に伝達されることは第2ワンウェイクラッチ37によっ
て防止される。また、ペダル36からの動力がベベルギ
ヤ手段30側に伝達されることは第1ワンウェイクラッ
チ34によって防止される。
次に、前記主フレーム4に対する動力ユニット12の連
結部について説明すると、上記主フレーム4の前後中途
部には倒立U字状のブラケット板39が設けられる。こ
のブラケット板39の両側は上記主フレーム4の中途部
における左右フレーム部材5,5に第1ボルト40にて
ねじ止めされる。そして、このブラケット板39の両側
下端に第2ボルト41によりクランクケース20の上部
両側がねじ止めされている。
前記エンジン16用の補機としてクランクケース20の
上面に第1吸気管43を介して気化器44が連結され、
また、この気化器44に第2吸気管45を介してエアク
リーナ46が連結される。そして、これら気化器44や
エアクリーナ46はシート14の前方で左右フレーム部
材5,5間に配置される。47は排気管でこの管路には
サイレンサ47aが設けられ、このサイレンサ47aは
シート14の後方で車体フレーム2に支持されている。
この場合、シリンダ21は後方に突出しているため、サ
イレンサ47aに対する排気管47のパイピングは容易
にすることができる。また、48は潤滑油タンクであ
る。
前記シート14は主フレーム4の前後中途部に支持手段
49により上下位置調整自在に支持される。
上記支持手段49は左右フレーム部材5,5に架設され
るクロスメンバ50と、このクロスメンバ50に支持さ
れる軸心縦向きの支持パイプ51とで構成される。ま
た、上記シート14は樹脂製のシート本体52と、この
シート本体52の下面に突設された摺動パイプ53とで
構成される。
そして、上記摺動パイプ53は支持パイプ51に軸方向
摺動自在に嵌入される。また、上記支持パイプ51には
締結ハンドル54が設けられ、この締結ハンドル54を
回動操作すれば支持パイプ51の上部が摺動パイプ53
の外周面を挟み付け、もしくはこれを緩めることができ
るようにされている。これによってシート本体52はそ
の上下方向の位置が調整されると共に、所定位置で固定
可能とされる。
上記シート14の上下位置調整範囲において、シート本
体52が最下位置に固定されるとき、このシート本体5
2を嵌入させる嵌入部56が上記主フレーム4上に形成
される。そして、シート本体52が嵌入部56に嵌入さ
れるとき、シート本体52の上面がこれより前方に位置
する主フレーム4の上面に対し面一となるようにされて
いる。
(発明の効果) この発明によれば、操向軸管と後輪の車軸とを結ぶ後下
り形状の主フレームを設け、この主フレームの前後中途
部にエンジンを有する動力ユニットの上部を連結したた
め、この主フレームの前部はエンジンの上方に位置する
こととなる。従って、エンジンの性能を良好に保つため
に補機をこのエンジンの上方に位置させた場合におい
て、この補機を上記主フレーム内に設けることができる
のであり、よって、補機の外観されることが抑制され
て、車体の外観上の体裁を向上させることができる。
また、補機が動力ユニットの前方に設けられているのに
対して、エンジンのシリンダが動力ユニットの後面側に
突出されているため、補機における吸気がシリンダによ
り加熱されることは抑制される。よって、吸気が加熱さ
れることによりエンジンの充填効率の低下という不都合
の発生は防止される。また、エンジンによる熱影響が回
避されるため、補機を構成する気化器のセッティングが
し易くなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図は自動二輪車の全
体側面図、第2図は第1図の部分拡大断面図、第3図は
第2図のIII−III線矢視断面図、第4図は同第2図のIV
−IV線矢視断面図である。 1……自動二輪車、2……車体フレーム、3……操向軸
管、4……主フレーム、9……後輪、10……車軸、1
2……動力ユニット、21……シリンダ、44……気化
器(補機)、46……エアクリーナ(補機)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操向軸管と後輪の車軸とを結ぶ後下り形状
    の主フレームを設けると共に、エンジンを有して上記後
    輪を駆動する動力ユニットを設けた自動二輪車の車体構
    造において、上記主フレームの前後中途部に動力ユニッ
    トの上部を連結し、気化器などエンジン用補機を動力ユ
    ニットよりも前方の主フレーム内に設け、同上エンジン
    のシリンダを動力ユニットの後面側に突出させたことを
    特徴とする自動二輪車の車体構造。
JP15494585A 1985-07-12 1985-07-12 自動二輪車の車体構造 Expired - Fee Related JPH0641271B2 (ja)

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