JPH0640890B2 - 治療用カプセル - Google Patents

治療用カプセル

Info

Publication number
JPH0640890B2
JPH0640890B2 JP59082662A JP8266284A JPH0640890B2 JP H0640890 B2 JPH0640890 B2 JP H0640890B2 JP 59082662 A JP59082662 A JP 59082662A JP 8266284 A JP8266284 A JP 8266284A JP H0640890 B2 JPH0640890 B2 JP H0640890B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
treatment room
patient
compressor
room
treatment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59082662A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60225557A (ja
Inventor
文雄 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOYO IRIYOU KK
TOYO IRYO KK
Original Assignee
TOYO IRIYOU KK
TOYO IRYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TOYO IRIYOU KK, TOYO IRYO KK filed Critical TOYO IRIYOU KK
Priority to JP59082662A priority Critical patent/JPH0640890B2/ja
Publication of JPS60225557A publication Critical patent/JPS60225557A/ja
Publication of JPH0640890B2 publication Critical patent/JPH0640890B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、気候条件を任意に設定するとともに、この
気候条件の変化に応じて、患者の心身の状態を測定表示
する治療用カプセルに関する。
これまでにアイソレイション・タンクといわれるものが
従来から知られている。
このアイソレイション・タンクは、その中に入れた液体
中に身体を浮ばせるとともに、当該タンク内を真暗闇に
する。このように真暗闇になったタンクの中で身体を漂
わせていると、自己反省、自己再生が体験でき、心身と
もに完全にリラックスするもので、このアイソレイショ
ン・タンクは、上記リラックスした状態を人工的に創出
するものである。
このようにしたアイソレイション・タンクは、そのタン
ク内の環境条件が固定的であり、例えば、患者の症状に
応じた環境を創出することができない。当然のこととし
て、その中の環境条件を変化させたときの患者の反応等
に応じて、さらに、その環境条件を再調整することなど
できない。
したがって、上記従来のアイソレイション・タンクで
は、患者の症状に応じた治療ができない欠点があった。
この発明は、密閉可能にしたカプセル本体内の気候条件
を任意に設定できるようにするとともに、その気候条件
の変化に対する患者の反応を検出し、しかもその生体情
報を当該患者に知らせ、自己の精神状態を認識しうるよ
うにした治療用カプセルの提供を目的にする。
図示の実施例におけるカプセル本体Aは、治療室Tと制
御室Cとを備えている。
そして、上記治療室Tには扉10を設けているが、第3図
に示すように、この扉10の一端を、本体Aに設けたブラ
ケット11に回動自在に支持するとともに、この支持部に
はガススプリング12を作用させている。したがって、扉
10のハンドル13を持って、上記支持部を中止に回動すれ
ば、治療室Tが開かれ、また、扉10を閉じれば当該治療
室を密閉できる。
このようにした治療室Tには、患者が座る椅子Xを設け
ているが、その具体的な構成は次の通りである。
すなわち、上記治療室Tの床14には一対の支持板15を固
定するとともに、この支持板15の上側は、床14と平行に
した水平部15aと、この水平部15aをやや立ち上がらせた
傾斜部15bとを備え、これら水平部15a及び傾斜部15bの
それぞれの内側には、第4図に示すように、レール16、1
7を設けている。
そして、前記椅子Xの座席部18及び背もたれ部19の裏面
には支持片20、21を設け、これら支持片20、21に設けた回
転体22、23を、上記レール16、17にはめている。さらに上
記一方の支持片20に設けた回転体22には、調整棒24の一
端を連結しているが、この調整棒24はモータ25と連動し
て、往復動作するようにしている。したがって、モータ
25と連動して調整棒24を往復動させれば、それにともな
って回転体22、23がレール16、17に沿って移動し、上記椅
子Xの傾斜角を調整する。
このように椅子Xの座席部18と背もたれ部19とをスライ
ドさせて、当該椅子を回動させるようにしたのは、狭い
治療室Tのスペースを有効に使うためである。つまり、
上記のような構成にすれば、当該椅子を回動しても、そ
の座席部18と背もたれ部19の回動軌跡を小さい半径に押
さえることができるので、それだけ狭い治療室Tを有効
に使用できることになる。
そして、上記支持片21には、肘掛け部26のアーム26aの
一端を連結しているが、この肘掛け部26は、椅子Xの傾
斜角に関係なく、常に水平に維持されるようにしてい
る。
また、この椅子Xの前方には、モータ27と連動して往復
動作する調整棒28を設けるとともに、この調整棒28の先
端に膝乗せ部29を固定している。したがって、モータ27
を駆動して膝乗せ部29の位置を調整すれば、患者の体型
に差があっても、最リラックスした状態で、患者を座ら
せることができる。また、この膝乗せ部29に膝を乗せた
状態で、当該膝乗せ部29を前方に強く押し出せば、その
患者の下半身が牽引されたと同じになるので、実質的な
牽引治療も可能になる。
さらに、背もたれ部19の先端にも、モータ30に連動して
往復動作する調整棒31を設け、この調整棒31の先端に枕
部32を固定している。したがって、この場合にも、モー
タ30を駆動して、枕部32の位置を自由に調整できる。
そして、上記背もたれ部19には、それにバイブレータの
押圧部33を突出させ、背もたれ部19に背中を寄りかから
せた患者の身体を、マッサージできるようにしている。
このようにした治療室Xの床14の後側部分にはヒータ34
と薫り発生器34aを設けるとともに、このヒータの前方
には超音波加湿器35を設けている。
また、上記床14の前側部分にはケース36を設けている
が、このケース36内は、第2図からも明らかなように、
階段状に二段にしている。
そして、このケース36の下段には、一対の赤外線ランプ
37を内装し、このケース36に形成したスリット38から、
患者の足の裏に向けて赤外線を照射できるようにしてい
る。
また、ケース36の上段には、赤ランプ39、緑ランプ40及
び青ランプ41を並列に設けるとともに、これら各ランプ
39〜41の光を、治療室Tの前壁42に照射するようにして
いる。そして、これら各ランプの配色等を調整すること
によって、当治療室T内を任意の色調に変化させられる
ようにしている。
上記ケース36の一側には、ブロワー43を設け、このブロ
ワー43によって、患者に対する風圧刺激をおこなうとと
もに、このブロワー43には上記各ランプを冷却する機能
も保持させている。
なお、上記治療室Tには、4つのスピーカー44を設け、
それらスピーカー44から音楽や暗示的な会話あるいは説
明等を流せるようにしている。
一方、前記制御室Cには、コンプレッサー45を設けると
ともに、このコンプレッサーからの圧縮空気を乾燥及び
冷却させるドライヤー46を設けている。
そして、このコンプレッサー45からの圧縮空気は、空気
流入孔47から治療室Tに供給されるとともに、この治療
室Tに設けた空気流出孔48を経由して、再びコンプレッ
サー45に戻るようにしているが、その具体的な回路構成
は、第7図に示すとおりである。
すなわち、コンプレッサー45と治療室Tの空気流入孔47
とを供給通路51で接続するとともに、コンプレッサー45
と治療室Tの空気流出孔48とを戻り通路52で接続してい
る。
そして、上記供給通路51の最上流には、排気通路53を接
続するとともに、この排気通路53に電磁開閉弁54を接続
している。また、排気通路53の下流側に上記ドライヤー
46及び電磁開閉弁55を順次接続するとともに、上記ドラ
イヤー46のドレン通路56に電磁開閉弁57を接続してい
る。
上記戻り通路52の最上流には換気用排気通路58を接続
し、この排気通路58に電磁開閉弁59を接続している。そ
して、この排気通路58の下流側には電磁開閉弁60を接続
し、さらにその下流側に吸気用通路61を接続するととも
に、この吸気用通路61に電磁開閉弁62を接続している。
いま、電磁開閉弁55、62だけを開いてコンプレッサー45
を駆動すれば、コンプレッサー45からの圧縮空気が、ド
ライヤー46を経由して治療室Tに供給されるので、当該
治療室の気圧を高くできる。また、電磁開閉弁54、60の
みを開けば、当該治療室Tの空気が排気通路53から積極
的に放出されるので、治療室T内の気圧を低くできる。
さらに、電磁開閉弁55、59、62のみを開けば、治療室Tか
ら流出した空気が換気用排気通路58を経由して放出され
るとともに、コンプレッサー45には吸気用通路61からの
空気が吸込まれので、治療室T内の換気ができる。
上記のようにコンプレッサー45からの圧縮空気の流れを
制御することよって、治療室T内の換気と気圧の調整と
が可能になる。
さらに、上記治療室Tには、患者の脈拍や血圧及び脳波
の出力状況等を検出する生体情報帰還装置を設けるとと
もに、椅子Xに座った患者が最も見やすい前壁42に、上
記測定結果を表示する表示盤49を設けている。
また、上記制御室Cには、上記生体情報帰還装置からの
情報に応じて、各要素をコントロールするコンピュータ
部50を設け、この生体情報帰還装置からの情報を治療用
にフィードバックできるようにしている。
上記のようにした治療室T内では、ヒータ34とドライヤ
ー46とで気温条件を、超音波加湿器35とドライヤー46と
で湿度条件を、また上記コンプレッサー45によって気圧
条件を設定するとともに、上記ランプ39〜41で色調を調
整することによって、いろいろな気候条件を創出でき
る。
したがって、患者が最もリラックスして爽快感を味わえ
る気候条件を創出すれば、日常の環境条件を変化させる
ことで、精神的に不安定な心身症等のいろいろな症状を
治療できるようになる。
また、上記コンピュータ部50にあらかじめ治療用プログ
ラムを記憶させ、そのプログラムに沿った治療も可能な
ようにしている。
例えば、患者毎に特定したカードによって自動的にプロ
グラムを選択できるようにしておけば、まず体型に応じ
た椅子Xの調整等の準備段階を経て、治療の進行状況等
を説明をして患者の恐怖感を取除きつつ、目的に応じた
環境条件を創出できる。
さらに、上記生体情報帰還装置によって、治療室T内の
気候条件の変化による患者の反応を測定し、それを上記
表示盤49に表示するとともに、その生体情報を当該患者
に知らせ、自己の精神状態を認識させられる。このよう
に治療室T内の気候条件に応じた自己の精神状態を認識
できれば、どのような気候条件のもとで最もリラックス
できるかがわかるとともに、そのリラックスした状態を
意識的に創出するための自己トレーニングもできる。
特に、脳波の一種であるα波の出力状況を上記表示盤49
に常時表示すると、どのような状況のもとでα波が出力
するかを、患者が知ることができる。このようなことが
解ると、患者は自分でそのα波が出力する精神状況をコ
ントロールできるようになるので、その治療効果が一層
向上する。
以上の説明から明らかなように、この発明は、カプセル
本体に制御室と治療室とを区画するとともに、この治療
室を封鎖可能にし、しかも、この治療室にヒータ、加湿
器、ドライヤー等からなる空調手段及び発光色が赤、
青、緑の3種のサンプを設け、かつ、上記制御室にはコ
ンプレッサーを設け、このコンプレッサーと上記治療室
とでエアー回路を構成し、そのエアー回路にはドライヤ
ーと複数の電磁開閉弁とを設け、これら電磁開閉弁を開
閉して、治療室の気圧を上下させたり、強制換気させた
りし、しかも、生体情報帰還装置を設けて、この生体情
報帰還装置からの情報をフィードバックさせる構成にし
た点に特徴を有する。
このようにした治療用カプセルによれば、上記治療室を
密閉して空調手段を動作すれば、当該治療室内の温度や
湿度を自由に設定できる。また、複数のランプは、赤、
青、緑というように三原色を発光できるので、その光を
調節しながら色合いを選択して照射すれば、密閉した治
療室内の雰囲気を自由に選べる。しかも、制御室内のコ
ンプレッサーを駆動して当該治療室内の気圧を上下させ
たり、あるいはその治療室を強制換気したりできる。
このように治療室内の温度や湿度等の気候条件を自由に
設定できるとともに、色調を異にしたランプでその雰囲
気も変えられるので、患者が精神的に最も安定する環境
条件を選択でき、患者の症状に応じた治療を可能にな
る。
さらに、治療室内の気候条件の変化による患者の生体情
報を患者に知らせることができるので、どのような気候
条件のもとで、最もリラックスできるかを患者自身がわ
かるとともに、そのリラックスした状態を意識的に創出
するための自己トレーニングもできる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の実施例を示すもので、第1図は斜視
図、第2図は第1図II-II線断面図、第3図は内部機構
を省略した第2図III-III線断面図、第4図は椅子の側
面図、第5図は椅子を省略した第2図V−V線断面図、
第6図は制御室の断面図、第7図は配管図である。 A…カプセル本体、T…治療室、C…制御室、34…ヒー
ター、35…加湿器、45…コンプレッサー、46…ドライヤ
ー、50…コンピュータ部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カプセル本体に制御室と治療室とを区画す
    るとともに、この治療室を封鎖可能にし、しかも、この
    治療室にヒータ、加湿器、ドライヤー等からなる空調手
    段及び発光色が赤、青、緑の3種のランプを設け、か
    つ、上記制御室にはコンプレッサーを設け、このコンプ
    レッサーと上記治療室とでエアー回路を構成し、そのエ
    アー回路にはドライヤーと複数の電磁開閉弁とを設け、
    これら電磁開閉弁を開閉して、治療室の気圧を上下させ
    たり、強制換気させたりし、しかも、生体情報帰還装置
    を設けて、この生体情報帰還装置からの情報をフィード
    バックさせる構成にした治療用カプセル。
JP59082662A 1984-04-24 1984-04-24 治療用カプセル Expired - Lifetime JPH0640890B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59082662A JPH0640890B2 (ja) 1984-04-24 1984-04-24 治療用カプセル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59082662A JPH0640890B2 (ja) 1984-04-24 1984-04-24 治療用カプセル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60225557A JPS60225557A (ja) 1985-11-09
JPH0640890B2 true JPH0640890B2 (ja) 1994-06-01

Family

ID=13780644

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59082662A Expired - Lifetime JPH0640890B2 (ja) 1984-04-24 1984-04-24 治療用カプセル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0640890B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4553367B2 (ja) * 2005-03-31 2010-09-29 株式会社仲田コーティング 酸素保持容器
JP2007151676A (ja) * 2005-12-01 2007-06-21 Air Press:Kk 高圧空気供給装置及び収容ボックス
JP6081767B2 (ja) 2011-10-25 2017-02-15 諒 黒沢 治療装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5027905B2 (ja) * 1971-08-06 1975-09-11
JPS5432171B2 (ja) * 1971-09-25 1979-10-12
JPS5955536U (ja) * 1982-10-01 1984-04-11 株式会社羽生田鉄工所 高圧室用酸素加湿器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60225557A (ja) 1985-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1124822C (zh) 治疗组件
US5259553A (en) Interior atmosphere control system
US20120101517A1 (en) Acupressure massage pillow
CN1547446A (zh) 淋浴间组合式身体烘干器
US6428466B1 (en) Spa capsule
KR20030071774A (ko) 데이터 저장부를 가지는 의자 또는 침대 부재
JPH0640890B2 (ja) 治療用カプセル
JP7378016B2 (ja) 送風装置
US20060136020A1 (en) Silhouette control
JP3400754B2 (ja) 椅子型マッサージ機
JPS60225556A (ja) 治療用カプセル
JPH0552361A (ja) 香り供給装置付き空気調和機
KR20040069674A (ko) 사우나겸 안마기능을 갖는 안락의자
KR100403337B1 (ko) 심리치료를 위한 향기선택 및 그 비율의 자동조절장치와그 방법
JP2549469B2 (ja) 瞑想室装置
WO2020059394A1 (ja) 仮眠システム
KR200292356Y1 (ko) 심리치료를 위한 향기선택 및 그 비율의 자동조절장치
RU61563U1 (ru) Релаксационный комплекс (wellness-студия "эвант")
JPH10127720A (ja) マッサージ機の操作器
JP2024007714A (ja) マッサージ装置、及び、マッサージ装置の制御方法
JPH03158172A (ja) 風量連続制御機構付きリフレッシュ装置
CN211188251U (zh) 一种坐灸器
JPH062877A (ja) 酸素供給装置付き空気調和機
JPH10127723A (ja) マッサージ機の操作器
CN115884458A (zh) 照明系统及休息室