JPH0640866A - ジヒドロキシインドールによりヘアダイされた毛髪の酸性後トリートメント方法 - Google Patents

ジヒドロキシインドールによりヘアダイされた毛髪の酸性後トリートメント方法

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JPH0640866A
JPH0640866A JP13070493A JP13070493A JPH0640866A JP H0640866 A JPH0640866 A JP H0640866A JP 13070493 A JP13070493 A JP 13070493A JP 13070493 A JP13070493 A JP 13070493A JP H0640866 A JPH0640866 A JP H0640866A
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dhi
dyed
citric acid
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ウォルフラム レゼック
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Bristol Myers Squibb Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ジヒドロキシインドールによりヘアダイされ
た毛髪の色をより自然に見える色に変化させる方法を提
供する。 【構成】 ヘアダイされた毛髪を酸性溶液によって有効
時間トリートメントし、そのトリートメントされた毛髪
をすすぐ工程を含む、ジヒドロキシインドールによりヘ
アダイされた毛髪の色を変化させる方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジヒドロキシインドー
ルまたは金属触媒作用を受けたジヒドロキシインドール
系(以下、まとめて「DHI」と称する)によりヘアダ
イされた毛髪を、酸性溶液を使用してトリートメントす
ることにより、当該毛髪の色を変化させる方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】毛髪をDHIによりヘアダイすることに
は多くの利点がある:DHIは強い毛髪の色を生じさ
せ、DHIは毛髪にダメージを与えない比較的マイルド
な毛髪トリートメントであり、またDHIは天然顔料、
メラニンのプレカーサーである(これは消費者を喜ばせ
る1つの特徴である)。DHIを使用して毛髪をヘアダ
イすることの主な欠点は、それは灰色または黒色以外の
色を生じさせることができないことである。ほとんどの
天然の毛髪色は、DHIにより生じる色よりも暖色で、
赤の色あいを有している。従って、DHI染料を使用し
て、天然に見える毛髪色を得る要請が当業者間に存在し
ている。
【0003】DHI染料によりそのような毛髪色を得る
ために多くの試みがなされている。フランス国特許出願
第2 657 781 号(リチャード)は、DHIによりヘアダ
イされた毛髪に、最初に過マンガン酸カリウムを、次い
で還元剤(重硫酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、シュウ
酸、チオグリコール酸、クエン酸またはアスコルビン
酸)を与えることを含む、DHIによりヘアダイされた
毛髪の色を除去するかまたは薄くする方法を開示してい
る。しかしながら、その方法により生じた毛髪色は、少
なくとも一部は毛髪上に二酸化マンガンが沈着すること
によるものである。二酸化マンガンは、DHIトリート
メントにより生じた色をマスキングする着色剤である。
従って、本発明が、追加の着色剤を使用せずに酸性溶液
(それは還元剤でもよい)を使用して、DHIによりヘ
アダイされた毛髪の色をマスクする必要なしに天然に見
える毛髪の色を生じさせることは驚くべきことである。
さらに、過マンガン酸塩は、化粧品としては許容され得
ない着色剤である。それは、容易に着色する強い色の溶
液を生成し、そのために、それを使用する作業は非常に
困難である。対照的に、本発明の方法は、簡単で害もな
い。
【0004】米国特許第3,194,734 号(シームラーら)
は、DHIのメチル誘導体及び酸化剤を使用して、暖色
で天然の毛髪色の色あいを生じさせる方法及び組成物を
開示している。米国特許第4,822,375 号(ラングら)
は、DHI誘導体を使用して、暖色で天然の毛髪色の色
あいを生じさせる方法及び組成物を開示している。
【0005】米国特許第5,011,500 号(グローリアー
ら)は、ニトロ染料のような合成染料物質と組合せたイ
ンドール誘導体を使用して、暖色で天然の毛髪色の色あ
いを生じさせる方法及び組成物を開示している。米国特
許第5,021,067 号(グローリアー)は、DHIと1のア
ミノ基において二置換された少なくとも1のp−フェニ
レンジアミン(合成染料物質)とを使用して、暖色で、
天然の毛髪色の色あいを生じさせる方法及び組成物を開
示している。
【0006】米国特許第5,053,053 号(ドラビーら)
は、DHIと少なくとも1のキノン誘導体(合成染料物
質)とを使用して、暖色で、天然の毛髪色の色あいを生
じさせる方法及びキットを開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、メラ
ニンを生じさせる生合成経路に関わらないDHI誘導体
または追加のマスキング着色剤を使用せずに、DHIに
よりヘアダイされた毛髪の色を、より天然に見える色に
なるように変化させる方法を提供することにある。
【0008】本発明のその他の目的は、より天然に見え
る色になるように、DHIによりヘアダイされた毛髪の
色を変化させるためのマイルドでダメージを与えない方
法を提供することにある。本発明のその他の目的は、よ
り天然の色になるように、DHIによりヘアダイされた
毛髪の色を変化させる簡単な方法を提供することにあ
る。
【0009】本発明のその他の目的は、DHIによりヘ
アダイされた毛髪の色を変化させることによって、広範
囲の天然の毛髪の色あいを生じさせる方法を提供するこ
とにある。本発明によれば、ヘアダイされた毛髪を酸性
溶液により有効時間トリートメントし、次いで、そのト
リートメントされた毛髪をすすぐ工程を含む、ジヒドロ
キシインドールまたは金属触媒作用を受けたジヒドロキ
シインドール系により、ヘアダイされた毛髪の色を変化
させる方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘアダイされ
た毛髪を酸性溶液により有効時間トリートメントし、次
いでそのトリートメントされた毛髪をすすぐ工程を含
む、ジヒドロキシインドールまたは金属触媒作用を受け
たジヒドロキシインドール系によりヘアダイされた(染
められた)毛髪の色を変化させる方法を提供する。この
方法は、DHIによりヘアダイされた毛髪に特徴的な黒
/暗灰色の毛髪色を、マスキング毛髪着色剤を使用せず
に暖色で天然に見える毛髪色に変化させる。
【0011】メラニンは、それが有する色を毛髪に与え
る顔料である。人の年齢に応じて、メラニンは毛髪から
徐々に落ちて、毛髪を灰色またはときには白色に変え
る。DHIはメラニンが落ちてしまった毛髪をヘアダイ
するためによく用いられている。本発明の方法は、DH
Iによりヘアダイされた灰色または白色の毛髪に対して
特に有効である。
【0012】クエン酸、アスコルビン酸、乳酸、ナフタ
レンスルホン酸または塩酸を含むいずれのタイプの酸
も、本発明において使用されることができる。しかしな
がら、クエン酸及びアスコルビン酸が好ましく、クエン
酸が最も好ましい。本発明の方法において使用されるマ
イルドな酸性溶液は、約0.1%〜約5%の範囲の濃度
において有効である。酸性溶液の好ましい濃度は、使用
される酸の強度に従って変化し得る。しかしながら、酸
性溶液の濃度は、約2%であることが一般的に好まし
い。
【0013】この酸性溶液のpHは、pH約2〜pH約7の範
囲であることができる。しかしながら、この酸性溶液は
pH約2〜3であることが好ましい。全体の酸性溶液はマ
イルドで毛髪にダメージを与えないものでなければなら
ない。しかしながら、pHが低く濃度が高い酸性溶液は最
も望ましい毛髪色を生成し得る。従って、当業者は酸の
タイプ、酸性溶液の濃度及び酸性溶液のpHを注意深く選
択して、毛髪にダメージを与えずに得られる毛髪色を最
適にしなければならない。
【0014】有効トリートメント時間(本発明の方法の
望ましい結果を達成するために酸性溶液が毛髪上に留ま
る時間量)は、使用される酸性溶液及び望む結果のタイ
プによって変化し得る。一般的に、有効トリートメント
時間は、約1分間から数分である。一般的に溶液が毛髪
上に留まる時間が長いと、それだけ良い毛髪色が得られ
るが、毛髪上に溶液が約1時間より長く留まっても、そ
れ以上良い結果はほとんど得られない。
【0015】使用される酸のタイプ、その酸の濃度、そ
の酸のpH及びその酸性溶液が毛髪上に留まる時間量を変
えることによって、広範囲の天然に見える毛髪色を本発
明の方法により得ることができる。本発明の方法は、最
初のDHIヘアダイトリートメントから種々の時間間隔
をおいて実施することができる。本方法の結果は、DH
Iヘアダイの直後に行われるか、またはDHIヘアダイ
の数日後に行われるかを問わず、実質的に等しい。
【0016】本発明の方法は、硫酸銅のような金属触媒
作用を受けたジヒドロキシインドール系により予備トリ
ートメントされた毛髪またはされていない毛髪において
等しく有効である。
【0017】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明す
る。しかしながら、これらは本発明を限定するものでは
ないことを理解されたい。
【0018】実施例1 DHIによりヘアダイされた髪房の全体の色変化に与え
る種々のタイプの酸性溶液の影響
【0019】英国特許第2 132 642 B 号に開示されてい
るようにして、ドメオ(DeMeo)の混合された中間灰色の
髪房を、硫酸銅溶液によりトリートメントし、DHI組
成物によりヘアダイした。次いで、これらの髪房を下記
の種々の酸性溶液により後トリートメントした。酸性溶
液の全てが有効であり、後トリートメントされた全ての
髪房が黒色から種々の暖色の茶色の色あいに変化した
が、クエン酸及びアスコルビン酸が最も有効であった。
これらを比較した結果を下記表1に示す。
【0020】
【表1】 表1 番号 トリートメント条件 ハンターの色値 L a b E 1.1 対照(DHIヘアダイされた 17.53 0.16 -0.35 - 髪房) 1.2 0.25Mクエン酸 22.57 1.73 1.99 5.77 pH2.03、10分間 1.3 0.25Mクエン酸 24.82 2.22 3.24 8.38 pH2.03、60分間 1.4 0.25Mクエン酸 24.31 2.51 3.55 8.17 pH2.03、24時間 1.5 対照(DHIヘアダイされた 17.20 0.19 -0.43 - 髪房) 1.6 0.25Mアスコルビン酸 25.78 2.29 3.75 9.77 pH2.06、10分間 1.7 0.25Mアスコルビン酸 25.78 3.01 4.18 10.14 pH2.06、60分間 1.8 0.25M乳酸 21.18 1.19 1.45 4.51 pH2.06、10分間 1.9 0.25M乳酸 22.05 1.71 2.46 5.85 pH2.06、60分間 1.10 0.1M2−ナフタレンスルホン酸 19.25 0.61 0.39 2.25 pH2.01、10分間 1.11 0.1M2−ナフタレンスルホン酸 19.30 0.77 0.67 2.44 pH2.01、60分間 1.12 0.1NHCl 24.16 2.50 3.19 8.18 pH1.0、10分間 1.13 0.1NHCl 24.55 2.77 3.67 8.80 pH1.0、60分間
【0021】ハンターの値は、反射光の基準であり、3
つのパラメーター:L、a及びbを使用して毛髪色を表
わす。L=0のとき、毛髪色は黒であり、L=100の
とき、毛髪色は白である。「a」が大きいほど、毛髪色
は赤みがかっており;「a」が小さいほど、毛髪色は緑
色がかっている。また「b」が大きいほど、毛髪色は黄
色がかっており;「b」が小さいほど、毛髪色は青色が
かっている。Eは全体の色の変化であり、下記式を使用
して算出される。
【0022】 E=((ΔL)2 +(Δa)2 +(Δb)2 1/2
【0023】実施例2 DHIによりヘアダイされた髪房の全体の色変化に与え
るクエン酸溶液のpHの影響 英国特許第2 132 642 B 号に開示されているようにし
て、ドメオ(DeMeo)の混合された中間灰色の髪房を、硫
酸銅溶液によりトリートメントし、DHI組成物により
ヘアダイした。次いで、これらの髪房をクエン酸及び水
酸化カリウムを含む種々のpHを有する溶液により後トリ
ートメントした。酸性溶液の全てが有効であったが、最
も良い結果は、最低のpHにおいて得られた。これらを比
較した結果を下記表2に示す。
【0024】
【表2】 表2 番号 トリートメント条件 ハンターの色値 L a b E 2.1 トリートメントされていない 39.72 0.18 6.52 - 混合された中間灰色の毛髪 2.2 対照(DHIによりヘアダイ 18.91 0.33 -0.10 - された髪房) 2.3 0.25Mクエン酸/NaOH 23.33 1.96 2.04 5.17 pH2.02、3分間 2.4 0.25Mクエン酸/NaOH 23.63 2.27 2.63 5.79 pH2.02、10分間 2.5 0.25Mクエン酸/NaOH 22.76 1.30 1.44 4.26 pH4.07、3分間 2.6 0.25Mクエン酸/NaOH 22.33 1.46 1.58 3.97 pH4.07、10分間 2.7 0.25Mクエン酸/NaOH 17.57 0.28 -0.23 1.35 pH6.18、3分間 2.8 0.25Mクエン酸/NaOH 18.47 0.48 -0.01 0.47 pH6.18、10分間
【0025】実施例3 DHIによりヘアダイされた髪房の全体の色変化に与え
るクエン酸溶液によるトリートメント時間の影響 英国特許第2 132 642 B 号に開示されているようにし
て、ドメオ(DeMeo)の混合された中間灰色の髪房を、硫
酸銅溶液によりトリートメントし、DHI組成物により
ヘアダイした。次いで、これらの髪房をpH2.13にお
いてクエン酸により、時間を変化して後トリートメント
した。酸性溶液の全てが有効であったが、最も良い結果
は、溶液が毛髪上に長時間留まった場合に得られた。こ
れらを比較した結果を下記表3に示す。
【0026】
【表3】 表3 番号 トリートメント条件 ハンターの色値 L a b E 3.1 0.1Mクエン酸 22.79 0.68 1.49 3.12 pH2.13、1分間 3.2 0.1Mクエン酸 26.06 1.11 2.46 6.47 pH2.13、3分間 3.3 0.1Mクエン酸 27.36 1.72 3.20 8.06 pH2.13、10分間
【0027】表1及び2に示されるデータは、一般的
に、酸性溶液がDHIヘアダイされた毛髪上に長く留ま
るほど、溶液の効果が大きいことを示している。しかし
ながら、表1に示されるデータは、DHIによりヘアダ
イされた毛髪上に当該溶液を1時間以上長く留まらせて
も、追加の利益は得られないことを示している。
【0028】実施例4 DHIによりヘアダイされた髪房の全体の色変化に与え
るクエン酸溶液の濃度の影響 英国特許第2 132 642 B 号に開示されているようにし
て、ドメオ(DeMeo)の混合された中間灰色の髪房を硫酸
銅溶液によりトリートメントし、DHI組成物によりヘ
アダイした。次いで、これらの髪房を種々の濃度のクエ
ン酸溶液により後トリートメントした。全ての濃度のク
エン酸溶液が有効であり、全ての後トリートメントされ
た髪房の色が黒色から種々の暖色系の茶色の色あいに変
化したが、クエン酸の濃度が高いほど、効果が大きかっ
た。これらを比較した結果を下記表4に示す。
【0029】
【表4】 表4 番号 トリートメント条件 ハンターの色値 L a b E 4.1 対照(DHIヘアダイされた 17.61 0.32 -0.44 - 髪房) 4.2 2%クエン酸 20.19 0.65 0.45 2.75 pH2.3 4.3 1%クエン酸 19.38 0.38 -0.09 1.81 pH2.8 4.4 0.3%クエン酸 17.18 0.21 -0.24 0.49 pH4.4
【0030】実施例5 DHIによりヘアダイされた髪房の全体の色変化に与え
る最初のDHIヘアダイトリートメントからの時間間隔
の影響 英国特許第2 132 642 B 号に開示されているようにし
て、ドメオ(DeMeo)の混合された中間灰色の髪房を、硫
酸銅溶液によりトリートメントし、DHI組成物により
ヘアダイした。次いで、これらの髪房を最初のDHIヘ
アダイトリートメントからの種々の時間間隔における種
々の酸性溶液により後トリートメントした。結果は、本
発明の方法は、毛髪が最初にヘアダイされてから多数日
間有効であることを示している。これらを比較した結果
を下記表5に示す。
【0031】
【表5】 表5 番号 トリートメント条件 ハンターの色値 L a b E 5.1 対照(DHIヘアダイされた髪房)18.87 0.09 0.00 - クエン酸、0.25M、pH2.03、10分間: 5.2 ヘアダイ直後 25.61 2.69 3.82 8.17 5.3 ヘアダイ後1時間 21.26 1.46 1.65 3.21 5.4 ヘアダイ後5時間 19.76 1.13 1.08 1.74 5.5 ヘアダイ後10日間 21.09 1.27 2.20 3.34 アスコルビン酸、0.25M、pH2.06、10分間: 5.6 ヘアダイ直後 26.58 2.68 4.04 9.08 5.7 ヘアダイ後1時間 22.72 2.30 2.77 5.23 5.8 ヘアダイ後5時間 23.12 2.21 3.16 5.70 5.9 ヘアダイ後10日間 23.37 1.89 3.63 6.06
【0032】実施例6 DHIによりヘアダイされた白色の髪房の全体の色変化
に与えるトリートメント時間及びクエン酸溶液濃度の影
響 英国特許第2 132 642 B 号に開示されているようにし
て、ドメオ(DeMeo)の混合された中間灰色の髪房を、硫
酸銅溶液によりトリートメントし、DHI組成物により
ヘアダイした。次いで、これらの髪房を、種々の濃度の
クエン酸溶液により、時間を変化させて後トリートメン
トした。これらの比較の結果を下記表6に示す。
【0033】
【表6】 表6 番号 トリートメント条件 ハンターの色値 L a b E 6.1 トリートメントしていない 75.92 -2.14 11.47 - 白色の毛髪 6.2 対照(DHIヘアダイした髪房) 24.49 0.21 -3.02 - 6.3 0.1Mクエン酸、10分間 27.63 1.85 1.05 5.40 6.4 0.1Mクエン酸、20分間 29.96 2.43 1.92 7.70 6.5 0.1Mクエン酸、40分間 30.25 2.62 2.55 8.37 6.6 0.25Mクエン酸、10分間 32.34 3.25 2.70 10.18 6.7 0.25Mクエン酸、20分間 33.30 3.48 3.24 11.29 6.8 0.5Mクエン酸、10分間 30.72 3.05 2.72 8.93 6.9 0.5Mクエン酸、20分間 33.11 3.54 3.48 11.30
【0034】実施例7 酸性溶液により後トリートメントされるDHIによりヘ
アダイされた髪房の全体の色変化に与える硫酸銅予備ト
リートメントの影響 硫酸銅溶液によりトリートメントされていないが、DH
I組成物により15分間の長さのトリートメントで5回
ヘアダイされた、混合された中間灰色の髪房を、異なる
pHにおける種々の酸性溶液により、異なる時間量で後ト
リートメントした。効果は、硫酸銅溶液により後トリー
トメントされた髪房について示されたものと同じであ
る。これらの比較の結果を下記表7に示す。
【0035】
【表7】 表7 番号 トリートメント条件 ハンターの色値 L a b E 7.1 対照(DHIヘアダイされた髪房) 19.00 0.87 0.40 - 7.2 0.25Mクエン酸 22.30 2.56 2.26 4.15 pH2.03、10分間 7.3 0.25Mクエン酸 23.69 3.13 2.97 5.81 pH2.03、60分間 7.4 0.25Mアスコルビン酸 22.74 2.70 2.44 4.64 pH2.06、10分間 7.5 0.1NHCl 23.63 2.80 2.80 5.56 pH1.0、10分間
【0036】実施例8 従来技術のDHIマスキング着色剤によって得られる結
果との比較 ドメオ(DeMeO)の混合された中間灰色の3つの髪房(8
a.2、8a.3、8a.4)を、フランス国特許出願
第2 657 781 号の実施例6(硫酸銅、次いでDHIによ
る)に記載された方法を用いてヘアダイした。ヘアダイ
していない房8a.1を対照として使用した。硫酸銅及
びDHIによりトリートメントした後、髪房8a.2の
毛髪色は黒色であった。次いで、DHIによりヘアダイ
された髪房8a.3を、過マンガン酸塩染料組成物によ
りトリートメントしたところ、得られた髪房の毛髪色は
暗灰色/黒色であった。次いで、DHIによりヘアダイ
された髪房8a.4を、フランス国特許出願第2 657 78
1 号に記載されている過マンガン酸塩及びクエン酸の組
成物によりトリートメントしたところ、得られた髪房の
毛髪色は暗緑がかった茶色であった。髪房番号8a.4
における色の変化は、過マンガン酸塩による黄色毛髪色
の生成に負うところが大きい。これらの比較から得られ
たデータを表8に示す。
【0037】
【表8】 表8 番号 トリートメント条件 ハンターの色値 L a b 8a.1 未処理 29.4 0.2 6.0 8a.2 CuSO4 /DHI処理 9.8 0.1 0.9 8a.3 CuSO4 /DHI/過マンガン酸塩 14.3 1.0 1.1 処理 8a.4 CuSO4 /DHI/過マンガン酸塩/ 13.2 1.2 4.3 クエン酸処理
【0038】過マンガン酸塩の効果は、ドメオ(DeMeo)
の混合された中間灰色の髪房8b.2を、過マンガン酸
塩組成物によりトリートメントすることにより、及びド
メオ(DeMeo)の混合された中間灰色の髪房8b.3を、
過マンガン酸塩及びクエン酸の組成物によりトリートメ
ントすることにより示した。ドメオ(DeMeo)の混合され
た灰色の髪房8b.1を、対照として使用した。髪房8
b.2及び8b.3は、トリートメントにより黄色/緑
色になった。この黄緑色が、DHIによるヘアダイの結
果得られた黒色の上に重ねられたら、結果は、髪房8
a.4により観察された暗緑がかった茶色となるであろ
う。この比較から得られたデータを下記表9に示す。
【0039】
【表9】 表9 番号 トリートメント条件 ハンターの色値 L a b 8b.1 未処理 29.7 0.2 5.5 8b.2 過マンガン酸塩処理 13.9 2.6 4.0 8b.3 過マンガン酸塩/クエン酸処理 18.1 2.7 8.1
【0040】実施例9ドメオ(DeMeo)の混合された中間
灰色の髪房を、米国特許第5,011,500 号(グローリアー
ら)中に記載されたインドール誘導体により、及びその
中に記載されている合成染料物質の添加をせずに、その
中に記載されているヘアダイの方法を使用してトリート
メントする。次いで、これらの髪房をpH2.3の2%ク
エン酸溶液を使用して5分間後トリートメントする。こ
のトリートメントされた髪房の得られた毛髪色は、暖色
の色あいの茶色である。
【0041】本明細書中に記載された発明は、限定では
なく説明の目的で示された本明細書中の具体例以外によ
っても実施されることができ、また、本発明は特許請求
の範囲によってのみ限定されることは、当業者にとって
明らかである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘアダイされた毛髪を酸性溶液により有
    効時間トリートメントし、そのトリートメントされた毛
    髪をすすぐ工程を含む、ジヒドロキシインドールにより
    ヘアダイされた毛髪の色を変化させる方法。
  2. 【請求項2】 前記酸性溶液が、pH約2〜pH約7である
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記酸性溶液が、クエン酸、アスコルビ
    ン酸、酒石酸、乳酸、ナフタレンスルホン酸または塩酸
    を含む請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記酸性溶液が、約0.1%〜約5%の
    濃度を有する請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記ヘアダイされた毛髪が、前記酸性溶
    液により1時間以下トリートメントされる請求項1に記
    載の方法。
JP13070493A 1992-06-03 1993-06-01 ジヒドロキシインドールによりヘアダイされた毛髪の酸性後トリートメント方法 Pending JPH0640866A (ja)

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US07/892866 1992-06-03

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EP0573205B1 (en) 1998-03-18
MX9303267A (es) 1994-05-31
CA2095784A1 (en) 1993-12-04
AU3997193A (en) 1993-12-09
EP0573205A3 (en) 1995-04-12
DE69317468D1 (de) 1998-04-23
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