JPH0640636Y2 - 製紙用スクリーン - Google Patents
製紙用スクリーンInfo
- Publication number
- JPH0640636Y2 JPH0640636Y2 JP3434589U JP3434589U JPH0640636Y2 JP H0640636 Y2 JPH0640636 Y2 JP H0640636Y2 JP 3434589 U JP3434589 U JP 3434589U JP 3434589 U JP3434589 U JP 3434589U JP H0640636 Y2 JPH0640636 Y2 JP H0640636Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screen
- agitator
- raw material
- basket
- papermaking
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、製紙用設備で異物混入の多いパルプ原料その
他製紙原料調整ラインなどの製紙原料から不純物を効果
的に除去し、離解除塵するためスクリーンバスケットを
備えたプレッシャースクリーンに関するものである。
他製紙原料調整ラインなどの製紙原料から不純物を効果
的に除去し、離解除塵するためスクリーンバスケットを
備えたプレッシャースクリーンに関するものである。
一般に、パルププラント,古紙処理など製紙用設備にお
いては原料の精選、即ち原料となる繊維懸濁液中の異物
その他のごみ排除のためにスクリーンが用いられ、処理
能力をあげるために密閉ケーシング内のスクリーンバス
ケットに内側から外側に向って原料を圧入する内圧式又
はその反対の原料流れをする外圧式のプレッシャースク
リーンとして用いられ、さらに有用繊維の効果的回収と
作業効率とを高めるために、該スクリーンバスケットに
沿ってブレードのあるアジテータを回転自在に配備する
ことが知られている。
いては原料の精選、即ち原料となる繊維懸濁液中の異物
その他のごみ排除のためにスクリーンが用いられ、処理
能力をあげるために密閉ケーシング内のスクリーンバス
ケットに内側から外側に向って原料を圧入する内圧式又
はその反対の原料流れをする外圧式のプレッシャースク
リーンとして用いられ、さらに有用繊維の効果的回収と
作業効率とを高めるために、該スクリーンバスケットに
沿ってブレードのあるアジテータを回転自在に配備する
ことが知られている。
この種のスクリーンでは、スクリーンバスケットに形成
したスリット或いは丸孔で有用繊維を通過させて回収
し、不純物などの異物を不通過物とし処理するが、パル
ププラントにおいて異物混入が多い原料の場合には、
石,大きな木片,未蒸解ノットなどがスクリーンバスケ
ットのスクリーンプレートとアジテータとの間に喰い込
み、オーバーロードとなって操業不安定を起こしたり、
バスケットの破損,損傷を惹起しやすく、また紐状のゴ
ミ類がアジテータに巻きついて同様な悪結果となるし、
入口側原料が粗いと出口側原料もその粗さに準じて汚く
なり除塵効果も悪化する傾向があり、しかもアジテータ
でスクリーンをクリーニングしても目詰りしやすくスク
リーン本来の機能が低下して処理効率があげられないな
ど問題があった。殊に従来では粗選スクリーンと精選ス
クリーンとをシリーズに数次の段数を重ねて最終の排出
リジェクト量を少なくすることが行われているが、スク
リーンリジェクト量が多くなって設備も大きくなりコス
トアップにつながり、設備的にもコスト高となる欠点が
あった。
したスリット或いは丸孔で有用繊維を通過させて回収
し、不純物などの異物を不通過物とし処理するが、パル
ププラントにおいて異物混入が多い原料の場合には、
石,大きな木片,未蒸解ノットなどがスクリーンバスケ
ットのスクリーンプレートとアジテータとの間に喰い込
み、オーバーロードとなって操業不安定を起こしたり、
バスケットの破損,損傷を惹起しやすく、また紐状のゴ
ミ類がアジテータに巻きついて同様な悪結果となるし、
入口側原料が粗いと出口側原料もその粗さに準じて汚く
なり除塵効果も悪化する傾向があり、しかもアジテータ
でスクリーンをクリーニングしても目詰りしやすくスク
リーン本来の機能が低下して処理効率があげられないな
ど問題があった。殊に従来では粗選スクリーンと精選ス
クリーンとをシリーズに数次の段数を重ねて最終の排出
リジェクト量を少なくすることが行われているが、スク
リーンリジェクト量が多くなって設備も大きくなりコス
トアップにつながり、設備的にもコスト高となる欠点が
あった。
本考案は、これら従来の問題点を排除しようとするもの
で、有用繊維と異物とを著しく効率よく分離し、かつ、
粗大異物の破細化を予防し、スクリーンのクリーニング
処理も簡便でスクリーンの分離機能をも大幅に向上させ
能率的な精選処理が容易にできるスクリーンを構成簡単
で安価な形態で提供することを目的とするものである。
で、有用繊維と異物とを著しく効率よく分離し、かつ、
粗大異物の破細化を予防し、スクリーンのクリーニング
処理も簡便でスクリーンの分離機能をも大幅に向上させ
能率的な精選処理が容易にできるスクリーンを構成簡単
で安価な形態で提供することを目的とするものである。
本考案は、原料流入口1と流出口2のあるケーシング3
内を前記原料流入口1に連なる原料粗選室11と、前記流
出口2に連なる精選物質室12と粗選室13とに区画形成す
る円筒形スクリーンバスケット5と、該円筒形スクリー
ンバスケット5に沿って回転自在に設けられるアジテー
タ7とを備えた製紙用スクリーンにおいて、前記円筒形
スクリーンバスケット5の外周に間隔をおいて外筒スク
リーン4を設け、この外筒スクリーン4に沿って回転す
るアジテータ6を配備すると共に、前記外筒スクリーン
4の内外区画室にテール排出口8,9を設けたことを特徴
とする製紙用スクリーンである。
内を前記原料流入口1に連なる原料粗選室11と、前記流
出口2に連なる精選物質室12と粗選室13とに区画形成す
る円筒形スクリーンバスケット5と、該円筒形スクリー
ンバスケット5に沿って回転自在に設けられるアジテー
タ7とを備えた製紙用スクリーンにおいて、前記円筒形
スクリーンバスケット5の外周に間隔をおいて外筒スク
リーン4を設け、この外筒スクリーン4に沿って回転す
るアジテータ6を配備すると共に、前記外筒スクリーン
4の内外区画室にテール排出口8,9を設けたことを特徴
とする製紙用スクリーンである。
本考案の実施例を第1図を参照して説明すると、原料流
入口1と流出口2のあるケーシング3内を前記原料流入
口1に連なる原料粗選室11と、前記流出口2に連なる精
選物質室12とに区画形成する円筒形スクリーンバスケッ
ト5と、該円筒形スクリーンバスケット5に沿って回転
自在に設けられるアジテータ7とを備えた製紙用スクリ
ーンにおいて、前記円筒形スクリーンバスケット5の外
周に間隔をおいて外筒スクリーン4を設け、スクリーン
バスケット5との二重バスケットスクリーンから構成
し、前記外筒スクリーン4に沿って回転するアジテータ
6を配備すると共に、前記外筒スクリーン4の内外区画
室にテール排出口8,9を設けた製紙用スクリーンとして
ある。
入口1と流出口2のあるケーシング3内を前記原料流入
口1に連なる原料粗選室11と、前記流出口2に連なる精
選物質室12とに区画形成する円筒形スクリーンバスケッ
ト5と、該円筒形スクリーンバスケット5に沿って回転
自在に設けられるアジテータ7とを備えた製紙用スクリ
ーンにおいて、前記円筒形スクリーンバスケット5の外
周に間隔をおいて外筒スクリーン4を設け、スクリーン
バスケット5との二重バスケットスクリーンから構成
し、前記外筒スクリーン4に沿って回転するアジテータ
6を配備すると共に、前記外筒スクリーン4の内外区画
室にテール排出口8,9を設けた製紙用スクリーンとして
ある。
この場合、前記外筒スクリーン4は、内筒スクリーンと
なるスクリーンバスケット5のスクリーン目より粗い粗
選用スクリーンとしたもの、例えば2.5〜10の丸孔又
は0.5〜1.0mmのものであって、前記原料粗選室11と粗選
室13とを区画するもので、スクリーンバスケット5の一
端部側の一部分を二重スクリーンとしたもので粗選用ス
クリーンの処理能力は大きいので、外筒スクリーン4は
小型化して例えば内筒スクリーンとなるスクリーンバス
ケット5の1/2〜1/3倍として動力消費を極力少なくして
ある。この場合、粗選用の前記外筒スクリーン4の高さ
が精選用の内筒スクリーンとなるスクリーンバスケット
5の高さの略々1/2として、スクリーンバスケット5の
一端側に片寄せ配備し、粗選部と精選部との原料通過能
力が等しくなるようにするのがよい。
なるスクリーンバスケット5のスクリーン目より粗い粗
選用スクリーンとしたもの、例えば2.5〜10の丸孔又
は0.5〜1.0mmのものであって、前記原料粗選室11と粗選
室13とを区画するもので、スクリーンバスケット5の一
端部側の一部分を二重スクリーンとしたもので粗選用ス
クリーンの処理能力は大きいので、外筒スクリーン4は
小型化して例えば内筒スクリーンとなるスクリーンバス
ケット5の1/2〜1/3倍として動力消費を極力少なくして
ある。この場合、粗選用の前記外筒スクリーン4の高さ
が精選用の内筒スクリーンとなるスクリーンバスケット
5の高さの略々1/2として、スクリーンバスケット5の
一端側に片寄せ配備し、粗選部と精選部との原料通過能
力が等しくなるようにするのがよい。
また、前記アジテータ6,7としては、ランナー16の外周
部に設けたアジテータ6と、該アジテータ6から隔離し
て、その内周部に設けたアジテータ7とからなり、該ア
ジテータ6は粗選用の前記外筒スクリーン4の内周に位
置し、アジテータ7は精選用のスクリーンバスケット5
の外周に位置して回転摺動する構成としたロータから成
る外圧式スクリーンに構成してあるが、内圧式スクリー
ンのときには内外周位置が前例と逆になる。さらに前記
テール排出口8が、粗選テール排出路に連なるものであ
って、サイクロン形の遠心クリーナ10に連結され、該遠
心クリーナ10に前記原料供給路14に循環する返送路15を
備えた、原料中の粗大異物の石,ノットなどを遠心クリ
ーナ10で除去し、異物を除いたリジェクトは返送路15で
原料供給路14に循環し、異物類はダンパバルブ17,18を
間歇的に開閉して系外に廃棄するが、タイマー(図示せ
ず)で間歇的に一度に開いて軽いものも一緒に排出する
ようにすることもできる。
部に設けたアジテータ6と、該アジテータ6から隔離し
て、その内周部に設けたアジテータ7とからなり、該ア
ジテータ6は粗選用の前記外筒スクリーン4の内周に位
置し、アジテータ7は精選用のスクリーンバスケット5
の外周に位置して回転摺動する構成としたロータから成
る外圧式スクリーンに構成してあるが、内圧式スクリー
ンのときには内外周位置が前例と逆になる。さらに前記
テール排出口8が、粗選テール排出路に連なるものであ
って、サイクロン形の遠心クリーナ10に連結され、該遠
心クリーナ10に前記原料供給路14に循環する返送路15を
備えた、原料中の粗大異物の石,ノットなどを遠心クリ
ーナ10で除去し、異物を除いたリジェクトは返送路15で
原料供給路14に循環し、異物類はダンパバルブ17,18を
間歇的に開閉して系外に廃棄するが、タイマー(図示せ
ず)で間歇的に一度に開いて軽いものも一緒に排出する
ようにすることもできる。
図中20は案内筒で、一緒に向かって径が漸減するコーン
状の案内筒としてスクリーンバスケット5の内周側に配
備されて精選物質室12を区画し、原料の旋回流過速度が
ほぼ同等となるようにするのがよい。21は回転軸、22は
駆動輪、23は給水部で必要に応じ設けられる。24は脱気
部で選択的に備えられる。25は補強用リブである。
状の案内筒としてスクリーンバスケット5の内周側に配
備されて精選物質室12を区画し、原料の旋回流過速度が
ほぼ同等となるようにするのがよい。21は回転軸、22は
駆動輪、23は給水部で必要に応じ設けられる。24は脱気
部で選択的に備えられる。25は補強用リブである。
なお、前記外筒スクリーン4よりスクリーンバスケット
5はスリット目または孔径を小さく異ならしめるか適宜
選び、その内外周にある室12,13に有用繊維導出口をそ
れぞれ設けてある。
5はスリット目または孔径を小さく異ならしめるか適宜
選び、その内外周にある室12,13に有用繊維導出口をそ
れぞれ設けてある。
この実施例では、前記ケーシング3としてはケ−シング
内に繊維懸濁液を接線方向に給液する原料流入口1と接
線方向または軸方向に連続的に排出するリジェクト排出
用の排出口9及びスクリーニング後の紙料の有用繊維導
出用の流出口2とを備えた密閉円筒体を用い、同心円上
に前記スクリーンバスケットの外筒スクリーン4とスク
リーンバスケット5とロータとなるアジテータ6,7とを
内装させたスクリーンとしてあって、外筒スクリーン4
で粗選したのちのリジェクトはスクリーンバスケット5
内の精選物質室12に入り高速回転するアジテータ7にて
撹拌され良質の原料はスクリーンプレートを通過してア
クセプト原料となるが、スクリーンプレートの目詰まり
はアジテータ7による加圧・負圧の交互作用により防止
される。
内に繊維懸濁液を接線方向に給液する原料流入口1と接
線方向または軸方向に連続的に排出するリジェクト排出
用の排出口9及びスクリーニング後の紙料の有用繊維導
出用の流出口2とを備えた密閉円筒体を用い、同心円上
に前記スクリーンバスケットの外筒スクリーン4とスク
リーンバスケット5とロータとなるアジテータ6,7とを
内装させたスクリーンとしてあって、外筒スクリーン4
で粗選したのちのリジェクトはスクリーンバスケット5
内の精選物質室12に入り高速回転するアジテータ7にて
撹拌され良質の原料はスクリーンプレートを通過してア
クセプト原料となるが、スクリーンプレートの目詰まり
はアジテータ7による加圧・負圧の交互作用により防止
される。
また、前記アジテータ6,7はランナー16と一体或いは芯
軸に嵌合キー止めした分割用又は一体型の回転軸に順に
配列固着されたものでもよく、原料回流用として液移送
方向に傾斜することもあるブレードをアジテータとして
ロータの外周に複数突設し、さらにリブ状のブレードを
多数突設し、未離解片を解離するようにしてもよい。
軸に嵌合キー止めした分割用又は一体型の回転軸に順に
配列固着されたものでもよく、原料回流用として液移送
方向に傾斜することもあるブレードをアジテータとして
ロータの外周に複数突設し、さらにリブ状のブレードを
多数突設し、未離解片を解離するようにしてもよい。
なお、前記回転軸21は回転駆動部に連絡する伝動用部
材、例えば駆動輪22,プーリーその他の機械要素を介し
て、又は直接モータに連結されて駆動される。実施例で
は竪型スクリーンとしてあるが、横型スクリーンに構成
したタイプとすることも選んでできるし、必要に応じ洗
滌水を補給する形態とすることもでき、有用繊維の回収
率と除塵効率とを有効に行うことができる。
材、例えば駆動輪22,プーリーその他の機械要素を介し
て、又は直接モータに連結されて駆動される。実施例で
は竪型スクリーンとしてあるが、横型スクリーンに構成
したタイプとすることも選んでできるし、必要に応じ洗
滌水を補給する形態とすることもでき、有用繊維の回収
率と除塵効率とを有効に行うことができる。
〔作用〕 しかして、繊維懸濁液の原料を原料流入口8からケーシ
ング3内の原料粗選室11に供給し、外筒スクリーン4を
通過させて精選室13に入れ、さらに、スクリーンバスケ
ット5内の内側に導入され、外筒スクリーン4とスクリ
ーンバスケット5に沿って回転するアジテータ6,7で原
料の流速増加と共に、有用繊維をスクリーンから各室へ
通過させスクリーンプレートの洗滌作用を連続的に行う
と共に、リジェクトを精選物質室12側へ移送されるが、
この異物を分離除去した原料はテール排出口9より連続
的に導出し、さらに異物を含むリジェクトは精選室13の
ゾーンで未離解片をアジテータ6,7でほぐし、有用繊維
としてスクリーンから精選室物質室12へ回収し、テール
排出口9を経て次工程に送られるが、スクリーンリジェ
クト量を可及的に少なくして連続方式で運転して効果的
な解離除塵処理が行うことができる。
ング3内の原料粗選室11に供給し、外筒スクリーン4を
通過させて精選室13に入れ、さらに、スクリーンバスケ
ット5内の内側に導入され、外筒スクリーン4とスクリ
ーンバスケット5に沿って回転するアジテータ6,7で原
料の流速増加と共に、有用繊維をスクリーンから各室へ
通過させスクリーンプレートの洗滌作用を連続的に行う
と共に、リジェクトを精選物質室12側へ移送されるが、
この異物を分離除去した原料はテール排出口9より連続
的に導出し、さらに異物を含むリジェクトは精選室13の
ゾーンで未離解片をアジテータ6,7でほぐし、有用繊維
としてスクリーンから精選室物質室12へ回収し、テール
排出口9を経て次工程に送られるが、スクリーンリジェ
クト量を可及的に少なくして連続方式で運転して効果的
な解離除塵処理が行うことができる。
本考案は、円筒形スクリーンバスケットと、該円筒形ス
クリーンバスケットに沿って回転自在に設けられるアジ
テータとを備えた製紙用スクリーンにおいて、前記円筒
形スクリーンバスケットの外周に間隔をおいて外筒スク
リーンを設け、この外筒スクリーンに沿って回転するア
ジテータを配備すると共に、前記外筒スクリーンの内外
区画室にテール排出口を設けたことにより、ケーシング
内でのリジェクトを重複してスクリーンにかけスクリー
ニング能力を著しく向上させ、粗大異物の除去を容易に
し、異物の破損を少なくし、能率良いスクリーン作業が
可能で異物濃縮度もアップできると共に、スクリーンリ
ジェクト量を少なくし、スクリーンも設備を簡単にする
ほか、スクリーンリジェクトの未離解片をスクリーン本
体内において出来る丈ほぐし、更にほぐされた原料は同
一の機械において出口側に抜き出し、テールへの繊維分
混入が少なくなって有用繊維の回収率も高められ、後工
程の離解機の設置も軽減できるためランニングコストも
節減でき構成も簡単で、しかも金属片,石など粗大異物
は外筒スクリーンで紙料より分離され除去されると共
に、後処理室への粗大異物侵入が阻止され、各種の弊害
が防止され、内筒スクリーンに接近して設けられるアジ
テータで未離解片の離解も効果的にでき、精選効率も大
幅に向上すると共に、スクリーンバスケットやアジテー
タ部材の損傷や変形を生じさせるおそれもなく、高濃度
で精度の良いスクリーニングを可能し、オーバーロード
で操業不安定となることなく、処理原料に合ったスクリ
ーニングができるので取扱い容易で操業性を大幅に向上
でき、スクリーンバスケットの保護と原料の汚れも著し
く少なくない、などの実用上の効果がある。
クリーンバスケットに沿って回転自在に設けられるアジ
テータとを備えた製紙用スクリーンにおいて、前記円筒
形スクリーンバスケットの外周に間隔をおいて外筒スク
リーンを設け、この外筒スクリーンに沿って回転するア
ジテータを配備すると共に、前記外筒スクリーンの内外
区画室にテール排出口を設けたことにより、ケーシング
内でのリジェクトを重複してスクリーンにかけスクリー
ニング能力を著しく向上させ、粗大異物の除去を容易に
し、異物の破損を少なくし、能率良いスクリーン作業が
可能で異物濃縮度もアップできると共に、スクリーンリ
ジェクト量を少なくし、スクリーンも設備を簡単にする
ほか、スクリーンリジェクトの未離解片をスクリーン本
体内において出来る丈ほぐし、更にほぐされた原料は同
一の機械において出口側に抜き出し、テールへの繊維分
混入が少なくなって有用繊維の回収率も高められ、後工
程の離解機の設置も軽減できるためランニングコストも
節減でき構成も簡単で、しかも金属片,石など粗大異物
は外筒スクリーンで紙料より分離され除去されると共
に、後処理室への粗大異物侵入が阻止され、各種の弊害
が防止され、内筒スクリーンに接近して設けられるアジ
テータで未離解片の離解も効果的にでき、精選効率も大
幅に向上すると共に、スクリーンバスケットやアジテー
タ部材の損傷や変形を生じさせるおそれもなく、高濃度
で精度の良いスクリーニングを可能し、オーバーロード
で操業不安定となることなく、処理原料に合ったスクリ
ーニングができるので取扱い容易で操業性を大幅に向上
でき、スクリーンバスケットの保護と原料の汚れも著し
く少なくない、などの実用上の効果がある。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断面図であ
る。 1……原料流入口、2……流出口、3……ケーシング、
4……外筒スクリーン、5……スクリーンバスケット、
6,7……アジテータ、8,9……テール排出口、10……遠心
クリーナー、11……原料粗選室、12……精選物質室、13
……精選室、14……原料供給路、15……返送路、16……
ランナ。
る。 1……原料流入口、2……流出口、3……ケーシング、
4……外筒スクリーン、5……スクリーンバスケット、
6,7……アジテータ、8,9……テール排出口、10……遠心
クリーナー、11……原料粗選室、12……精選物質室、13
……精選室、14……原料供給路、15……返送路、16……
ランナ。
Claims (6)
- 【請求項1】原料流入口(1)と流出口(2)のあるケ
ーシング(3)内を前記原料流入口(1)に連なる原料
粗選室(11)と、前記流出口(2)に連なる精選物質室
(12)と粗選室(13)とに区画形成する円筒形スクリー
ンバスケット(5)と、該円筒形スクリーンバスケット
(5)に沿って回転自在に設けられるアジテータ(7)
とを備えた製紙用スクリーンにおいて、前記円筒形スク
リーンバスケット(5)の外周に間隔をおいて外筒スク
リーン(4)を設け、この外筒スクリーン(4)に沿っ
て回転するアジテータ(6)を配備すると共に、前記外
筒スクリーン(4)の内外区画室にテール排出口(8)
(9)を設けたことを特徴とする製紙用スクリーン。 - 【請求項2】前記外筒スクリーン(4)が、内筒スクリ
ーンとなるスクリーンバスケット(5)のスクリーン目
より粗い粗選用スクリーンとしたものであって、前記原
料粗選室(11)と粗選室(13)とに区画するもので、ス
クリーンバスケット(5)の一端部側の一部分を二重ス
クリーンとしたものである請求項1記載の製紙用スクリ
ーン。 - 【請求項3】前記アジテータ(6)(7)が、ランナー
(16)の外周部に設けたアジテータ(6)と、該アジテ
ータ(6)から隔離して、その内周部に設けたアジテー
タ(7)とからなり、該アジテータ(6)は前記外筒ス
クリーン(4)の内周に位置し、アジテータ(7)は内
筒スクリーンの外周に位置して回転摺動する構成として
ロータから成る請求項1または2記載の製紙用スクリー
ン。 - 【請求項4】前記テール排出口(8)が、粗選テール排
出路に連なるものであって、サイクロン形の遠心クリー
ナ(10)に連結され、該遠心クリーナ(10)に前記原料
供給路(14)に循環する返送路(15)を備えた請求項2
または3記載の製紙用スクリーン。 - 【請求項5】粗選用の前記外筒スクリーン(4)の高さ
が精選用の内筒スクリーンとなるスクリーンバスケット
(5)の高さの略々1/2として、スクリーンバスケット
(5)の一端側に片寄せ配備した請求項2,3または4記
載の製紙用スクリーン。 - 【請求項6】前記スクリーンバスケット(5)が、一端
に向かって径が漸減するコーン状の案内筒(20)の外周
側に配備されて精選物質室(12)を区画した請求項2,3,
4または5記載の製紙用スクリーン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3434589U JPH0640636Y2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 製紙用スクリーン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3434589U JPH0640636Y2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 製紙用スクリーン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02125997U JPH02125997U (ja) | 1990-10-17 |
JPH0640636Y2 true JPH0640636Y2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=31538734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3434589U Expired - Fee Related JPH0640636Y2 (ja) | 1989-03-28 | 1989-03-28 | 製紙用スクリーン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640636Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-28 JP JP3434589U patent/JPH0640636Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02125997U (ja) | 1990-10-17 |
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