JPH064046U - 表装材接合用複合化接着シート及び音響機器用穴開き表装材 - Google Patents

表装材接合用複合化接着シート及び音響機器用穴開き表装材

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JPH064046U
JPH064046U JP4603392U JP4603392U JPH064046U JP H064046 U JPH064046 U JP H064046U JP 4603392 U JP4603392 U JP 4603392U JP 4603392 U JP4603392 U JP 4603392U JP H064046 U JPH064046 U JP H064046U
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JP
Japan
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adhesive
layer
surface material
adhesive sheet
hot melt
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Withdrawn
Application number
JP4603392U
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English (en)
Inventor
勉 鵜川
浩一 小泉
Original Assignee
東洋ケミテック株式会社
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Publication date
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Publication of JPH064046U publication Critical patent/JPH064046U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホットメルト接着剤が粘着剤と融合してその
粘着力が落ちることを防止した表装材接合用複合化接着
シート及びそのシートを用いた音響機器用穴開き表装材
の提供。 【構成】 ホットメルト接着剤層と裏面に離型紙を貼着
した粘着剤層との間にプラスチックスフィルムの層を設
ける。またこの接着シートに多数の穴を開け、ホットメ
ルト接着剤層に表面材の織布を加熱圧着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、加熱圧着する場合にホットメルト接着剤と粘着剤が融合して粘着力 が失われることのない表装材接合用複合化接着シート、およびこの積層シートに 多数の穴を規則的に開け、織布とホットメルト接着された音響機器用穴開き表装 材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来機器類に織布等の表面材を接着する場合、接着剤が一般に使用される。し かし通常の液状接着剤を用いると、織布等の目から接着剤が浸み出して表装外観 を損なうことが多い。これに対してホットメルト接着剤を用いると、上記の表装 外観を損なうこともなく、液状接着剤のように作業環境の衛生上の問題も解消さ れる。しかしホットメルト接着剤による接着は加熱圧着が必要であり、被装体が 平面または平面に近い場合に限られ、異形の表面を有する被装体に使用すること は極めて難しい。また、織布、皮革等の表面材に直接粘着剤層を設けたものは、 表面材を通して粘着剤が空気に触れて接着力が劣化する。
【0003】 そこで図3に示すような、ホットメルト接着剤層1と粘着剤層3(その反対面 は離型紙4で保護されている)とからなる複合化接着シートが用いられているが この接着シートにもなお以下のような問題がある。 上記の接着シートは、例えば図4のように織布、皮革等の表面材5をホットメ ルト接着材層1に重ねて加熱圧着することにより接着しておき、使用時に離型紙 4を剥がして被装体に粘着剤層を圧着すれば簡便に表装材を被装体に接着するこ とができる。 しかしながら、上記のように表面材5をホットメルト接着剤層1に加熱圧着す る場合、高温下で加圧されるためホットメルト接着剤1と粘着剤3とが溶融して 融合し合い、粘着剤の粘着力が著しく減殺される問題が生じている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記接着シートにおける問題を解消し表面材をホットメルト接着剤に 接着するとき、粘着剤の粘着力が減殺されることのない複合化接着シートを提供 することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、ホットメルト接着剤層と裏面に離型紙を 貼着した粘着剤層との間にプラスチックスフィルムの層を設けたことを特徴とす る表装材接合用複合化接着シートである。 さらに本考案は、上記の表装材接合用複合化接着シートの好ましい実施態様の 一つとして、上記表装材接合用複合化接着シートに多数の穴を設け、該シートの ホットメルト接着剤の層に表装用織布が加熱圧着により接着された音響機器用穴 開き表装材を提供する。
【0006】
【作用】
本考案の表装材接合用複合化接着シートは前記の構成を有するため、ホットメ ルト接着剤に表装材を加熱圧着したとき、プラスチックスフィルムの層により粘 着剤とホットメルト接着剤との融合が防止され粘着剤の粘着力が減殺されること がなく、かつ屈曲を有する被装体の表面にも極めて簡便に貼着することができる 。 また本考案の音響機器用穴開き表装材は放音及び吸音の作用を有する多数の穴 が設けられているため、スピーカーやマイクロホンの前面に貼着したとき音の透 過性及び立体感、音質感等の音響特性の非常によい表装材である。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例についてより具体的に説明する。 本考案によって構成される表装材接合用複合化接着シートは、図1に示すよう に、ホットメルト接着剤の層1と粘着剤の層3との間にプラスチックスフィルム の層2が積層されてなり、粘着剤の層3の露出面には離型紙4が貼着され、粘着 剤が空気に触れて劣化するのが防止される。
【0008】 このホットメルト接着剤の層1に用いられる接着剤としては、軟化点が60〜 130℃程度の一般に市販されているホットメルト接着剤であればよく特に限定 はない。 上記ホットメルト接着剤の層の厚さは特に限定されない。一般に用いられる5 0〜200μm程度は好ましい厚さである。
【0009】 次に本考案に用いられるプラスチックスフィルムは、ホットメルト接着剤と粘 着剤とを分離して、表装材をホットメルト接着剤に加熱圧着するとき両者が融合 するのを防止する役割を担うもので、軟化温度が、ホットメルト接着剤の軟化温 度より高いポリマー材料からなるものが好ましい。例えばポリエチレン、ポリプ ロピレン、ナイロン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、セルロース等が挙げられ る。
【0010】 プラスチックフィルムの厚さとしては、20〜100μmの範囲が好ましい。 フィルムの厚さが20μmより薄いと、フィルム自体の機械的強度が弱くなり、 表装体のホットメルト接着の際の加熱圧着時破損が生じ、本考案の目的が達せら れなくなることがあり、またフィルムの厚さが100μmを越えると、屈曲を有 する被装体表面に貼着する時の追随性の自由度が減少するため何れも好ましくな い。
【0011】 本考案に用いられる粘着剤は特に限定されない。一般に常温感圧性接着剤とし て市販されているものを使用することができる。厚さも特に限定はない。 上記粘着剤は空気に触れると次第に酸化劣化を起こすものが少なくないので、 粘着剤の露出面(プラスチックスフィルムに接する面の反対側の面)を保護する ため離型紙が貼着される。離型紙としては一般にはく離紙と称されるものを用い ることができる。
【0012】 次に本考案の表装材用複合化接着シートの好ましい実施態様の一例として、音 響機器用穴開き表装材を図2に示す。図2において1乃至4は上記図1と同様で ある。5は織布等の表面材、6は規則的に設けられた穴である。この穴6の形状 は任意である。例えば、丸形、四角形、菱形、三角形等およびこれらに装飾的要 素を加味した形等各種の形の穴を開けて用いられる。この穴開き接着シートのホ ットメルト接着剤の層1に織布等の表面材5をホットメルト接着剤の溶融温度以 上に加熱圧着して音響機器用表装材とする。図2に示した穴開き表装材は、前記 のように放音及び吸音の作用を有し、裏面の離型紙4を剥がしてスピーカーやマ イクロホンの前面に貼着したとき音の透過性、立体感、音質感等の良好な音響特 性を示す。穴は規則的に配列されるように開けることが好ましく、また穴の大き さは任意であるが、余り小さ過ぎたり、または大き過ぎると音響効果を損なうの で好ましくない。
【0013】
【考案の効果】
本考案による表装材接合用複合化接着シートは、ホットメルト接着剤と粘着剤 とがプラスチックスフィルム層で遮断されているので、表面材を加熱圧着すると き両者が融合して粘着剤の粘着力が落ちることなく、従って反対側の離型紙を剥 がして、任意の形の被装体に貼着することができる表装材となる。 また、本考案による音響機器用穴開き表装材は、多数の穴が放音及び吸音作用 を有し、スピーカーやマイクロホンの表装に用いた場合、音の透過性がよく、音 の立体感、音質感を高める効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る表装材接合用複合化接着シート
【図2】本考案に係る音響機器用穴開き表装材
【図3】従来の表装材接合用接着シート
【図4】従来の表装材
【符号の説明】
1 ホットメルト接着剤層 2 プラスチックスフィルム 3 粘着剤層 4 離型紙 5 表面材 6 穴

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホットメルト接着剤層と裏面に離型紙を
    貼着した粘着剤層との間にプラスチックスフィルムの層
    を設けたことを特徴とする表装材接合用複合化接着シー
    ト。
  2. 【請求項2】 ホットメルト接着剤層と裏面に離型紙を
    貼着した粘着剤層との間にプラスチックスフィルムの層
    を設けた表装材接合用複合化接着シートに多数の穴を開
    け、該接着シートのホットメルト接着剤層に表面材の織
    布が加熱圧着されてなる音響機器用穴開き表装材。
JP4603392U 1992-06-09 1992-06-09 表装材接合用複合化接着シート及び音響機器用穴開き表装材 Withdrawn JPH064046U (ja)

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JP (1) JPH064046U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030186B1 (ja) * 1969-02-15 1975-09-29
JPS512980B1 (ja) * 1970-03-30 1976-01-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5030186B1 (ja) * 1969-02-15 1975-09-29
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Legal Events

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Effective date: 19961003