JPH0640329A - 蓋開閉機構をもつた槽自動搬送車 - Google Patents
蓋開閉機構をもつた槽自動搬送車Info
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- JPH0640329A JPH0640329A JP16865592A JP16865592A JPH0640329A JP H0640329 A JPH0640329 A JP H0640329A JP 16865592 A JP16865592 A JP 16865592A JP 16865592 A JP16865592 A JP 16865592A JP H0640329 A JPH0640329 A JP H0640329A
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- tank
- lid
- station
- carrying vehicle
- carrier
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種のパイプレス生産システムの多品種少量
生産の製品を自動的に、安価に、効率よく、計画的に、
しかも安全に生産することを目的としている。 【構成】 主コンピユタ−の指令に従って本線の必要と
する分岐点で停止する蓋開閉機構をもつた槽自動搬送車
と、この槽自動搬送車に載置されており前記分岐点より
支線に案内されて、支線末端の各ステ−シヨンで生産工
程順の作業を受け最後のステ−シヨンで洗浄工程を受け
る槽を搬送する槽搬送車とよりなることを特徴とするも
のである。
生産の製品を自動的に、安価に、効率よく、計画的に、
しかも安全に生産することを目的としている。 【構成】 主コンピユタ−の指令に従って本線の必要と
する分岐点で停止する蓋開閉機構をもつた槽自動搬送車
と、この槽自動搬送車に載置されており前記分岐点より
支線に案内されて、支線末端の各ステ−シヨンで生産工
程順の作業を受け最後のステ−シヨンで洗浄工程を受け
る槽を搬送する槽搬送車とよりなることを特徴とするも
のである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フアインケミカル分
野、特に潤滑油、食品、薬品、塗料、化粧品、接着剤等
の多品種少量生産に使用されるものであつて、それらの
パイプレス生産システムに好適な蓋開閉機構をもつた槽
自動搬送車に関するものである。
野、特に潤滑油、食品、薬品、塗料、化粧品、接着剤等
の多品種少量生産に使用されるものであつて、それらの
パイプレス生産システムに好適な蓋開閉機構をもつた槽
自動搬送車に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、潤滑油、食品、薬品、塗料、化粧
品、接着剤等の多品種少量生産はバッチプロセスでおこ
なわれておる。この従来のバッチプロセスは、工程順に
従つてタンクが配設されており、例えば原料仕込みタ
ンク→攪はん・反応タンク→製品払い出しタンクと
配設されており、しかも原料仕込みタンクのスタート
から製品払い出しタンクのゴールまで配管で結ばれて
いた。そして、原料は最初に原料仕込みタンクに投入
されて、それから次のタンクへと配管を介して移送さ
れ、最終の製品に仕上げられて製品払い出しタンクよ
り払い出されるのである。すなわち、一つのプロセスで
はそのプロセス独自のタンク間に配管が必要となつてい
た。また、それぞれのタンク間には独自の配管が敷設さ
れており、これらの配管を介して原料仕込み、添加剤の
注入、加熱或は冷却のための高温スチームや冷却水の送
入、反応促進剤の注入、製品の払い出し等が行われてい
たのである。
品、接着剤等の多品種少量生産はバッチプロセスでおこ
なわれておる。この従来のバッチプロセスは、工程順に
従つてタンクが配設されており、例えば原料仕込みタ
ンク→攪はん・反応タンク→製品払い出しタンクと
配設されており、しかも原料仕込みタンクのスタート
から製品払い出しタンクのゴールまで配管で結ばれて
いた。そして、原料は最初に原料仕込みタンクに投入
されて、それから次のタンクへと配管を介して移送さ
れ、最終の製品に仕上げられて製品払い出しタンクよ
り払い出されるのである。すなわち、一つのプロセスで
はそのプロセス独自のタンク間に配管が必要となつてい
た。また、それぞれのタンク間には独自の配管が敷設さ
れており、これらの配管を介して原料仕込み、添加剤の
注入、加熱或は冷却のための高温スチームや冷却水の送
入、反応促進剤の注入、製品の払い出し等が行われてい
たのである。
【0003】
【発明が解決しようとする問題】従来のバッチプロセス
では、それぞれのタンク間はパイプで接続されているの
で一つの品種の生産が終了するとその度毎にタンク並び
にパイプを洗浄する必要があり、大量の洗浄液を必要と
し非常に不経済で、かつ、安全面でも問題があつた。そ
して、洗浄時間中は、生産ラインはストップし、他の製
品を生産するための配管の取り付け、取り換えにも時間
を要し、その作業は危険でもあつた。これらのことは、
生産的効果に悪影響を与えていた。したがつて、品種が
数百にも及ぶ潤滑油、食品、塗料、化粧品、接着剤等の
多品種少量生産は、従来のバッチプロセスにはなじまな
いものであつた。そこで、本発明者等は永年にわたる試
行錯誤の結果パイプを殆ど使用しない図2に示されるよ
うに従来のバッチプロセスの原料仕込みタンクを、A
原料仕込みステーシヨンとし、同様に攪はん・反応タ
ンクを、B攪はん・反応ステーシヨンとし、さらに製
品払い出しタンクを、C製品払い出しステーシヨンと
し、新たに槽を洗浄するためのDステーシヨンを付設し
たものを考案したのである。すなわち、槽はA原料仕込
みステーシヨン→B攪はん・反応ステーシヨン→C製品
払い出しステーシヨン→D洗浄ステーシヨンと移動し、
最後に洗浄された槽は次の製品の生産に備えるようにし
たパイプレス生産システムを開発して、前述の問題点を
解消したものであつて、本発明は、このパイプレス生産
システムに好適な蓋開閉機構をもつた槽自動搬送車を提
供しようとするものである。
では、それぞれのタンク間はパイプで接続されているの
で一つの品種の生産が終了するとその度毎にタンク並び
にパイプを洗浄する必要があり、大量の洗浄液を必要と
し非常に不経済で、かつ、安全面でも問題があつた。そ
して、洗浄時間中は、生産ラインはストップし、他の製
品を生産するための配管の取り付け、取り換えにも時間
を要し、その作業は危険でもあつた。これらのことは、
生産的効果に悪影響を与えていた。したがつて、品種が
数百にも及ぶ潤滑油、食品、塗料、化粧品、接着剤等の
多品種少量生産は、従来のバッチプロセスにはなじまな
いものであつた。そこで、本発明者等は永年にわたる試
行錯誤の結果パイプを殆ど使用しない図2に示されるよ
うに従来のバッチプロセスの原料仕込みタンクを、A
原料仕込みステーシヨンとし、同様に攪はん・反応タ
ンクを、B攪はん・反応ステーシヨンとし、さらに製
品払い出しタンクを、C製品払い出しステーシヨンと
し、新たに槽を洗浄するためのDステーシヨンを付設し
たものを考案したのである。すなわち、槽はA原料仕込
みステーシヨン→B攪はん・反応ステーシヨン→C製品
払い出しステーシヨン→D洗浄ステーシヨンと移動し、
最後に洗浄された槽は次の製品の生産に備えるようにし
たパイプレス生産システムを開発して、前述の問題点を
解消したものであつて、本発明は、このパイプレス生産
システムに好適な蓋開閉機構をもつた槽自動搬送車を提
供しようとするものである。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は、本線と、分
岐点より分岐し生産工程により定まる所定数の支線と、
各支線の末端に配管され主コンピユターの指令に従つて
生産工程の工程順に槽中で作業を行わしめるステーシヨ
ンと、さらに生産工程の最終工程後の洗浄工程を行う最
後の支線の末端に設けられたステーシヨンと、前記本線
に案内されて前記主コンピユターの指令に従つて移動し
必要とする分岐点で停止する槽自動搬送車と、前記主コ
ンピユターの指令に従つて前記槽の蓋を上方に移動して
蓋を開くと共に蓋を保持している前記槽自動搬送車と、
その後前記槽自動搬送車に載置されている前記分岐点と
前記ステーシヨンの間の支線に案内されて前記主コンピ
ユターの指令に従つて移動停止する槽搬送車とよりな
り、前記槽搬送車の槽は槽中で各ステーシヨンで必要な
生産工程の工程順に作業を受け、最後のステーシヨンで
槽は洗浄工程を受けることを特徴とする蓋開閉機構をも
つた槽自動搬送車の構成である。
岐点より分岐し生産工程により定まる所定数の支線と、
各支線の末端に配管され主コンピユターの指令に従つて
生産工程の工程順に槽中で作業を行わしめるステーシヨ
ンと、さらに生産工程の最終工程後の洗浄工程を行う最
後の支線の末端に設けられたステーシヨンと、前記本線
に案内されて前記主コンピユターの指令に従つて移動し
必要とする分岐点で停止する槽自動搬送車と、前記主コ
ンピユターの指令に従つて前記槽の蓋を上方に移動して
蓋を開くと共に蓋を保持している前記槽自動搬送車と、
その後前記槽自動搬送車に載置されている前記分岐点と
前記ステーシヨンの間の支線に案内されて前記主コンピ
ユターの指令に従つて移動停止する槽搬送車とよりな
り、前記槽搬送車の槽は槽中で各ステーシヨンで必要な
生産工程の工程順に作業を受け、最後のステーシヨンで
槽は洗浄工程を受けることを特徴とする蓋開閉機構をも
つた槽自動搬送車の構成である。
【0005】
【発明の作用】上記の構成により、まず槽自動搬送車
は、本線に案内されて原料仕込みステーシヨンの支線の
分岐点に停止させ、それから槽の蓋を上方に移動させて
蓋を開くと共に槽を保持している槽自動搬送車から、槽
自動搬送車に載置されている槽搬送車を支線に案内して
原料仕込みステーシヨンに移動させ、その槽の中に原料
仕込みステーシヨンで原料を仕込み、槽搬送車の槽は、
原料仕込みを完了する。そして、槽搬送車は、原料仕込
みステーシヨンで原料を仕込んだ槽を乗せ、支線に案内
されて分岐点に待機している槽自動搬送車に載置され
る。その後、槽自動搬送車は、槽の蓋を下方に移動して
蓋を閉じ、本線に案内されて次の工程の攪はん・反応ス
テーシヨンの分岐点に至り停止する。ここで、前述の如
く、槽の蓋を上方に移動して蓋を開き、この分岐点より
原料を仕込んだ槽を載置した槽搬送を次の工程のステー
シヨンに運ぶことになる。ここで、原料を仕込んだ槽搬
送車は、攪はん・反応ステーシヨンに到達するのであ
る。そして、槽搬送車の槽中の原料は、攪はん・反応操
作で処理されることになる。処理の終了槽搬送車は、支
線を介して前記分岐点に戻る。ここで槽搬送車は槽自動
搬送車に載置されて、槽自動搬送車は、槽の蓋を下方に
移動して槽の蓋を閉じて、さらに必要とする操作を受け
るために次のステーシヨンに本線に案内されて移動す
る。以下同様の動作を繰り返えして製品払い出しステー
シヨンで製品を払い出して生産工程は終了する。製品を
払い出した槽は同様の動作を行って最後に洗浄ステーシ
ヨンで洗浄されて再使用に備えられる。これらの槽自動
搬送車や槽搬送車の移動停止、槽の蓋の開閉、ステーシ
ヨンの工程制御、槽の洗浄等は全て主コンピユターの指
令に従つて行われる。
は、本線に案内されて原料仕込みステーシヨンの支線の
分岐点に停止させ、それから槽の蓋を上方に移動させて
蓋を開くと共に槽を保持している槽自動搬送車から、槽
自動搬送車に載置されている槽搬送車を支線に案内して
原料仕込みステーシヨンに移動させ、その槽の中に原料
仕込みステーシヨンで原料を仕込み、槽搬送車の槽は、
原料仕込みを完了する。そして、槽搬送車は、原料仕込
みステーシヨンで原料を仕込んだ槽を乗せ、支線に案内
されて分岐点に待機している槽自動搬送車に載置され
る。その後、槽自動搬送車は、槽の蓋を下方に移動して
蓋を閉じ、本線に案内されて次の工程の攪はん・反応ス
テーシヨンの分岐点に至り停止する。ここで、前述の如
く、槽の蓋を上方に移動して蓋を開き、この分岐点より
原料を仕込んだ槽を載置した槽搬送を次の工程のステー
シヨンに運ぶことになる。ここで、原料を仕込んだ槽搬
送車は、攪はん・反応ステーシヨンに到達するのであ
る。そして、槽搬送車の槽中の原料は、攪はん・反応操
作で処理されることになる。処理の終了槽搬送車は、支
線を介して前記分岐点に戻る。ここで槽搬送車は槽自動
搬送車に載置されて、槽自動搬送車は、槽の蓋を下方に
移動して槽の蓋を閉じて、さらに必要とする操作を受け
るために次のステーシヨンに本線に案内されて移動す
る。以下同様の動作を繰り返えして製品払い出しステー
シヨンで製品を払い出して生産工程は終了する。製品を
払い出した槽は同様の動作を行って最後に洗浄ステーシ
ヨンで洗浄されて再使用に備えられる。これらの槽自動
搬送車や槽搬送車の移動停止、槽の蓋の開閉、ステーシ
ヨンの工程制御、槽の洗浄等は全て主コンピユターの指
令に従つて行われる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の蓋開閉機構をもった槽自動搬
送車の一実施例を図に基づいて説明する。図1は槽自動
搬送車の斜視図を表しており符号1は槽自動搬送車であ
つて、その上部中央には槽3を載置した槽搬送車2が乗
せられており、通常の状態では、槽3の蓋4は図示の如
く閉じられている。蓋4の開閉は、槽自動搬送車1の前
後に配設された柱状フレーム5、5内に設けられた蓋開
閉機構によつてなされる。
送車の一実施例を図に基づいて説明する。図1は槽自動
搬送車の斜視図を表しており符号1は槽自動搬送車であ
つて、その上部中央には槽3を載置した槽搬送車2が乗
せられており、通常の状態では、槽3の蓋4は図示の如
く閉じられている。蓋4の開閉は、槽自動搬送車1の前
後に配設された柱状フレーム5、5内に設けられた蓋開
閉機構によつてなされる。
【0007】本発明の蓋開閉機構をもつた槽自動搬送車
は、本線GLと、本線GLの分岐点より分岐し生産工程
により定まる所定数の支線glと、各支線glの末端に
配設され主コンピユター(図示せず。)の指令に従つて
生産工程の工程順に槽3中で作業を行なわしめるステー
シヨンA、B、Cと、さらに生産工程の最終工程後の洗
浄工程を行なう最後の支線の末端に設けられたステーシ
ヨンDと、前記本線GLに案内されて前記主コンピユタ
ーの指令に従つて移動し必要とする分岐点で停止する槽
自動搬送車1と、前記主コンピユターの指令に従つて前
記槽3の蓋4を上方に移動して蓋4を開くと共に蓋4を
保持している前記槽自動搬送車1と、その後前記槽自動
搬送車1に載置されている前記分岐点と前記ステーシヨ
ンA、B、C、D間の支線glに案内されて前記主コン
ピユターの指令に従つて移動停止する槽搬送車2とより
なり、前記槽搬送車2の槽3は槽3中で各ステーシヨン
A、B、Cで必要な生産工程の工程順に作業を受け、最
後のステーシヨンDで槽3は洗浄工程で洗浄操作を受け
ることを特徴とする構成をもつている。
は、本線GLと、本線GLの分岐点より分岐し生産工程
により定まる所定数の支線glと、各支線glの末端に
配設され主コンピユター(図示せず。)の指令に従つて
生産工程の工程順に槽3中で作業を行なわしめるステー
シヨンA、B、Cと、さらに生産工程の最終工程後の洗
浄工程を行なう最後の支線の末端に設けられたステーシ
ヨンDと、前記本線GLに案内されて前記主コンピユタ
ーの指令に従つて移動し必要とする分岐点で停止する槽
自動搬送車1と、前記主コンピユターの指令に従つて前
記槽3の蓋4を上方に移動して蓋4を開くと共に蓋4を
保持している前記槽自動搬送車1と、その後前記槽自動
搬送車1に載置されている前記分岐点と前記ステーシヨ
ンA、B、C、D間の支線glに案内されて前記主コン
ピユターの指令に従つて移動停止する槽搬送車2とより
なり、前記槽搬送車2の槽3は槽3中で各ステーシヨン
A、B、Cで必要な生産工程の工程順に作業を受け、最
後のステーシヨンDで槽3は洗浄工程で洗浄操作を受け
ることを特徴とする構成をもつている。
【0008】槽自動搬送車1が本線GLに案内されて移
動している間は蓋4は閉じられている。これは蓋4によ
つて槽3を密閉して槽3の内容物のこぼれ防止や蒸気拡
散防止の働きをし、内容物による移動中の危険を防止す
る。柱状フレーム5 は槽3の前後を保護し、蓋4の
上下動の案内として働くものである。さらに、その上部
に配設された蓋開閉機構の保護カバーとしての役割を果
たすものである。そして、主コンピユターの指令に従つ
て前記槽自動搬送車1は案内軌道である本線GLを移動
し、位置決めセンサーの働きとあいまつて必要とするス
テーシヨンA、B、C、Dの分岐点に正しく停止するも
のである。
動している間は蓋4は閉じられている。これは蓋4によ
つて槽3を密閉して槽3の内容物のこぼれ防止や蒸気拡
散防止の働きをし、内容物による移動中の危険を防止す
る。柱状フレーム5 は槽3の前後を保護し、蓋4の
上下動の案内として働くものである。さらに、その上部
に配設された蓋開閉機構の保護カバーとしての役割を果
たすものである。そして、主コンピユターの指令に従つ
て前記槽自動搬送車1は案内軌道である本線GLを移動
し、位置決めセンサーの働きとあいまつて必要とするス
テーシヨンA、B、C、Dの分岐点に正しく停止するも
のである。
【0009】なお、本実施例では本線GLは案内軌道で
あるが、無軌道タイプの地下に埋設された案内ケーブル
でもよい。ステーシヨンA、B、C、Dの分岐点に正し
く停止すると、支線glと槽自動搬送車1の案内レール
gl′は正しく整合される。(図1、2参照。)
あるが、無軌道タイプの地下に埋設された案内ケーブル
でもよい。ステーシヨンA、B、C、Dの分岐点に正し
く停止すると、支線glと槽自動搬送車1の案内レール
gl′は正しく整合される。(図1、2参照。)
【0010】次いで蓋開閉機構が主コンピユターの指令
に従つて作動することになる。前記柱状フレーム5、5
内の上部に構設された架台6上に定着されたモータmが
あり、モータmと同時に歯車61が設けられており、こ
の歯車61に噛み合う歯車62が設けられており、この
歯車62と同軸に偏心カム63が前後の前記柱状フレー
ム5、5内の両側の外側寄りに四個取り付けられてい
る。
に従つて作動することになる。前記柱状フレーム5、5
内の上部に構設された架台6上に定着されたモータmが
あり、モータmと同時に歯車61が設けられており、こ
の歯車61に噛み合う歯車62が設けられており、この
歯車62と同軸に偏心カム63が前後の前記柱状フレー
ム5、5内の両側の外側寄りに四個取り付けられてい
る。
【0011】一方槽3の蓋4には、前後の柱状フレーム
5、5に架橋された架橋部材41が固定されており、架
橋部材41の前後端の裏面には外端に転子42と、転子
42の内側にローラー43が軸受けを介して取り付けら
れている。そして、転子42は前後両側寄りの前記偏心
カム63に常に当接されており、ローラー43は柱状フ
レーム5の内側に施設された四個の縦案内ガイド44に
常にされている。(図3、4参照。)
5、5に架橋された架橋部材41が固定されており、架
橋部材41の前後端の裏面には外端に転子42と、転子
42の内側にローラー43が軸受けを介して取り付けら
れている。そして、転子42は前後両側寄りの前記偏心
カム63に常に当接されており、ローラー43は柱状フ
レーム5の内側に施設された四個の縦案内ガイド44に
常にされている。(図3、4参照。)
【0012】したがつて、主コンピユターの指令に従つ
てモーターmが作動すると実線の蓋4の閉じた状態から
二点鎖線の蓋4の開いた状態になり、蓋4は、そのまま
槽自動搬送車1に保持されることになる。すなわち、モ
ーターmリ回転は歯車61を回転させ、続いて歯車62
が回転し、同軸の偏心カム63が立ちあがる。すると偏
心カム63に当接した転子42によつて前後左右の4点
で支持され蓋4の架橋部材41を、四個の縦案内ガイド
44に当接されたローラー43の案内によつて円滑に安
定状態で上昇させて蓋4を開くことになる。さらに、モ
ーターmを回転させたり、逆転させれば架橋部材41を
円滑に安定状態で下降させ蓋4を閉じることになる。そ
の後、主コンピユターの指令に従つて槽自動搬送車1と
槽搬送車2の前後の係合機構11を解き、槽3と槽自動
搬送車1をフリーにする。そして、槽搬送車2の上昇第
22によつて槽3を上方向に移動させる。(図3の二点
鎖線の位置参照。)
てモーターmが作動すると実線の蓋4の閉じた状態から
二点鎖線の蓋4の開いた状態になり、蓋4は、そのまま
槽自動搬送車1に保持されることになる。すなわち、モ
ーターmリ回転は歯車61を回転させ、続いて歯車62
が回転し、同軸の偏心カム63が立ちあがる。すると偏
心カム63に当接した転子42によつて前後左右の4点
で支持され蓋4の架橋部材41を、四個の縦案内ガイド
44に当接されたローラー43の案内によつて円滑に安
定状態で上昇させて蓋4を開くことになる。さらに、モ
ーターmを回転させたり、逆転させれば架橋部材41を
円滑に安定状態で下降させ蓋4を閉じることになる。そ
の後、主コンピユターの指令に従つて槽自動搬送車1と
槽搬送車2の前後の係合機構11を解き、槽3と槽自動
搬送車1をフリーにする。そして、槽搬送車2の上昇第
22によつて槽3を上方向に移動させる。(図3の二点
鎖線の位置参照。)
【0013】かくして、槽搬送車2は両側上部に対設さ
れた2組の車輪21により支障なく本線GL上の槽自動
搬送車1の案内レールgl′から支線glに移行するこ
とになる。本実施例では本線GLに対して直角方向に支
線glが分岐しているが、例えば、工場の敷地等の関係
から本線GLに対して45度や60度の角度で支線gl
が分岐しても可能な構成としてもよいことはいうまでも
ない。なお、符号13は本線の軌条GLの側部に当設す
る側輪であり、槽自動搬送車1の脱線を防ぐものであ
る。槽自動搬送車1の本線GL上の走行は、槽自動搬送
車1の後部に取り付けられたケーブルベヤ12によつて
給電されたモーターmが回転すると、モーターMと同軸
のスプロケツト14が回転し、駆動輪16と同軸のスプ
ロケット15が鎖17を介して回転して走行するわけで
ある。当然、槽搬送車2の案内レールgl′と支線gl
上の走行もケーブルベヤ(図示せず。)によつて給電さ
れた駆動走行装置によつてなされる。そして、槽自動搬
送車1と槽搬送車2の移動停止、全ての動作は主コンピ
ユターによつて制御コントロールされる。
れた2組の車輪21により支障なく本線GL上の槽自動
搬送車1の案内レールgl′から支線glに移行するこ
とになる。本実施例では本線GLに対して直角方向に支
線glが分岐しているが、例えば、工場の敷地等の関係
から本線GLに対して45度や60度の角度で支線gl
が分岐しても可能な構成としてもよいことはいうまでも
ない。なお、符号13は本線の軌条GLの側部に当設す
る側輪であり、槽自動搬送車1の脱線を防ぐものであ
る。槽自動搬送車1の本線GL上の走行は、槽自動搬送
車1の後部に取り付けられたケーブルベヤ12によつて
給電されたモーターmが回転すると、モーターMと同軸
のスプロケツト14が回転し、駆動輪16と同軸のスプ
ロケット15が鎖17を介して回転して走行するわけで
ある。当然、槽搬送車2の案内レールgl′と支線gl
上の走行もケーブルベヤ(図示せず。)によつて給電さ
れた駆動走行装置によつてなされる。そして、槽自動搬
送車1と槽搬送車2の移動停止、全ての動作は主コンピ
ユターによつて制御コントロールされる。
【0014】この時、槽搬送車2の槽3は蓋4がないの
で事後の各ステーシヨンA、B、Cでの、例えば原料仕
込みスペース、攪はん機器挿入スペースが十分にとれ、
これらの作業が容易になるものである。そして、各ステ
ーシヨンA、B、Cに到着して生産工程の工程順に槽3
中で作業をおこなわせることになる。作業が終了した槽
搬送車2は前記分岐点の槽自動搬送車1に引き戻り、槽
自動搬送車1上に槽搬送車2が載置される。ここで、槽
搬送車2の上昇第22で槽3を図3の二点鎖線の位置か
ら実線位置まで下降させ、槽3の前後を槽自動搬送車1
の係合機構11で係合されて槽自動搬送車1に固定させ
る。したがつて、槽3は安定した状態で載置されること
になる。
で事後の各ステーシヨンA、B、Cでの、例えば原料仕
込みスペース、攪はん機器挿入スペースが十分にとれ、
これらの作業が容易になるものである。そして、各ステ
ーシヨンA、B、Cに到着して生産工程の工程順に槽3
中で作業をおこなわせることになる。作業が終了した槽
搬送車2は前記分岐点の槽自動搬送車1に引き戻り、槽
自動搬送車1上に槽搬送車2が載置される。ここで、槽
搬送車2の上昇第22で槽3を図3の二点鎖線の位置か
ら実線位置まで下降させ、槽3の前後を槽自動搬送車1
の係合機構11で係合されて槽自動搬送車1に固定させ
る。したがつて、槽3は安定した状態で載置されること
になる。
【0015】その後、槽自動搬送車1の蓋開閉機構によ
り槽3の蓋4を閉じる。そして、槽自動搬送車1は槽3
を閉じた状態で本線GLに案内されて次の分岐点に至り
前述と同様の操作を行ない、次のステーシヨンで槽搬送
車2の槽3中で生産工程順の作業をおこなうことにな
る。最後に製品払い出しステーシヨンCにおいて製品を
払い出し空になつた槽3は、同様に槽自動搬送車1と槽
搬送車2によつて洗浄ステーシヨンDに運ばれ洗浄操作
を受けて再使用に備えることになる。
り槽3の蓋4を閉じる。そして、槽自動搬送車1は槽3
を閉じた状態で本線GLに案内されて次の分岐点に至り
前述と同様の操作を行ない、次のステーシヨンで槽搬送
車2の槽3中で生産工程順の作業をおこなうことにな
る。最後に製品払い出しステーシヨンCにおいて製品を
払い出し空になつた槽3は、同様に槽自動搬送車1と槽
搬送車2によつて洗浄ステーシヨンDに運ばれ洗浄操作
を受けて再使用に備えることになる。
【0016】
【発明の効果】本発明の構成では、槽を配管で接続する
必要がないので、生産する製品の品種を変える毎に配管
全体を洗浄する必要がなく、最終ステーシヨンで槽を洗
浄するだけであるからその洗浄費用も少なくて済み、し
かも作業時間の短縮が可能となり、安価に製品を提供す
ることができる多品種少量生産に適応するものである。
本線、支線並びに各ステーシヨンの配置は平面的な配置
のみならず立体的な配置も可能とするものであり、立地
条件に左右されないものである。また、主コンピユター
の指令に従つてそれぞれのステーシヨンの工程制御がな
されており、しかも槽自動搬送車、蓋開閉機構、槽搬送
車の諸動作も主コンピユターの指令に従つて作動される
から工程制御や諸動作も正確であり、各ステーシヨンは
全体的に調和して管理総括され高度の自動化ができ安全
性も非常に高いものであり、生産性の向上にも寄与する
ものである。主コンピユターによれば複数の生産工程も
最適スケジュールで工程制御が可能となり、将来の各種
パイプレス生産システムの多品種少量生産に適応するも
のである。
必要がないので、生産する製品の品種を変える毎に配管
全体を洗浄する必要がなく、最終ステーシヨンで槽を洗
浄するだけであるからその洗浄費用も少なくて済み、し
かも作業時間の短縮が可能となり、安価に製品を提供す
ることができる多品種少量生産に適応するものである。
本線、支線並びに各ステーシヨンの配置は平面的な配置
のみならず立体的な配置も可能とするものであり、立地
条件に左右されないものである。また、主コンピユター
の指令に従つてそれぞれのステーシヨンの工程制御がな
されており、しかも槽自動搬送車、蓋開閉機構、槽搬送
車の諸動作も主コンピユターの指令に従つて作動される
から工程制御や諸動作も正確であり、各ステーシヨンは
全体的に調和して管理総括され高度の自動化ができ安全
性も非常に高いものであり、生産性の向上にも寄与する
ものである。主コンピユターによれば複数の生産工程も
最適スケジュールで工程制御が可能となり、将来の各種
パイプレス生産システムの多品種少量生産に適応するも
のである。
【図1】 本発明による蓋開閉機構をもつた槽自動搬送
車の一実施例を示す斜視図である。
車の一実施例を示す斜視図である。
【図2】 同じく全体の配置を示す説明図である。
【図3】 同じく蓋開閉機構をもつた槽自動搬送車の一
部を断面で示す側面図である。
部を断面で示す側面図である。
【図4】 同じく図3の正面図である。
【図5】 同じく図3の平面図である。
1・・・槽自動搬送車 11・・・係合機構 12・・・ケーブルベヤ 13・・・側輪 14・・・スプロケット 15・・・スプロケット 16・・・駆動車輪 17・・・鎖 2・・・槽搬送車 21・・・車輪 22・・・上昇台 3・・・槽 4・・・蓋 41・・・架橋部材 42・・・転子 43・・・ローラー 44・・・縦案内ガイド 5・・・柱状フレーム 6・・・架台 61・・・歯車 62・・・歯車 63・・・偏心カム A・・・ステーシヨン B・・・ステーシヨン C・・・ステーシヨン D・・・ステーシヨン GL・・・本線 gl・・・支線 gl′・・・案内レール M・・・モーター m・・・モーター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 充 千葉県千葉市美浜区真砂1−12−7−410 (72)発明者 渡辺 久夫 千葉県船橋市緑台2−11−1−201
Claims (1)
- 【請求項1】 本線と、本線の分岐点より分岐し生産工
程により定まる所定数の支線と、各支線の末端に配設さ
れ主コンピユターの指令に従って生産工程の工程順に槽
中で作業を行なわしめるステーシヨンと、さらに生産工
程の最終工程後の洗浄工程を行なう最後の支線の末端に
設けられたステーシヨンと、前記本線に案内されて前記
主コンピユターの指令に従つて移動し必要とする分岐点
で停止する槽自動搬送車と、前記主コンピユターの指令
に従つて前記槽の蓋を上方に移動して蓋を開くと共に蓋
を保持している前記槽自動搬送車と、その後前記槽自動
搬送車にてい載置されている前記分岐点と前記ステーシ
ヨン間の支線に案内されて前記主コンピユターの指令に
従つて移動停止する槽搬送車とよりなり、前記槽搬送車
の槽は槽中で各ステーシヨンで必要な生産工程の工程順
に作業を受け、最後のステーシヨンで槽は洗浄工程を受
けることを特徴とする蓋開閉機構をもつた槽自動搬送車
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16865592A JPH0640329A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 蓋開閉機構をもつた槽自動搬送車 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16865592A JPH0640329A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 蓋開閉機構をもつた槽自動搬送車 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0640329A true JPH0640329A (ja) | 1994-02-15 |
Family
ID=15872053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16865592A Pending JPH0640329A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 蓋開閉機構をもつた槽自動搬送車 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0640329A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5568770A (en) * | 1994-05-25 | 1996-10-29 | Kuraray Engineering Co., Ltd. | Tank transportation system and production utilizing the same |
EP0867606A2 (en) | 1997-03-25 | 1998-09-30 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Configuration of operating panel for engine |
CN114220583A (zh) * | 2021-10-29 | 2022-03-22 | 华能核能技术研究院有限公司 | 一种球床式高温堆卡堵燃料元件贮存、转运装置 |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP16865592A patent/JPH0640329A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5568770A (en) * | 1994-05-25 | 1996-10-29 | Kuraray Engineering Co., Ltd. | Tank transportation system and production utilizing the same |
DE19518711B4 (de) * | 1994-05-25 | 2010-10-28 | Kuraray Engineering Co., Ltd., Kurashiki | Tanktransportsystem und dasselbe nutzendes Herstellungsverfahren |
EP0867606A2 (en) | 1997-03-25 | 1998-09-30 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Configuration of operating panel for engine |
US5937819A (en) * | 1997-03-25 | 1999-08-17 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Configuration of operating panel for an engine |
EP0867606B1 (en) * | 1997-03-25 | 2003-05-21 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Configuration of operating panel for engine |
CN114220583A (zh) * | 2021-10-29 | 2022-03-22 | 华能核能技术研究院有限公司 | 一种球床式高温堆卡堵燃料元件贮存、转运装置 |
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