JPH0640172A - 疎水化カチオン染料及びこれを用いた熱転写インクリボン - Google Patents

疎水化カチオン染料及びこれを用いた熱転写インクリボン

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JPH0640172A
JPH0640172A JP4217137A JP21713792A JPH0640172A JP H0640172 A JPH0640172 A JP H0640172A JP 4217137 A JP4217137 A JP 4217137A JP 21713792 A JP21713792 A JP 21713792A JP H0640172 A JPH0640172 A JP H0640172A
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謙吾 伊東
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正信 肥田
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香織 伊佐治
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写方式における画像形成材料として従来
用いることができなかったカチオン染料を使用可能なも
のとし、これにより転写時の感度、得られる画像の色相
及び耐光性を改善できるようにする。 【構成】 親水性カチオン染料のハロゲン等の対イオン
を、スルホコハク酸アニオン、例えばジエチルヘキシル
ヘキシルスルホコハク酸アニオン、アルキルベンゼンス
ルホン酸アニオン、例えばドデシルベンゼンスルホン酸
アニオン、アルキル硫酸アニオン、例えばラウリル硫酸
アニオン又はせっけんアニオンなどの有機アニオンと交
換することにより、カチオン染料に疎水性を付与する。
この疎水化カチオン染料を含有するインク層3を耐熱滑
性層1を有する支持体2上に積層することにより熱転写
インクリボン10とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱転写方式により画像
形成する場合に使用できる疎水化カチオン染料及びそれ
を用いた熱転写インクリボンに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオ信号から画像をハードコピ
ーするためのビデオプリンタの開発が進展している。
【0003】この場合、画像の形成は熱転写方式にした
がって行われており、具体的には、ポリエチレンテレフ
タレート基材と、疎水性のバインダーポリマーに染料を
混合或いは溶解させたインク層とからなるインクリボン
の当該インク層と、疎水性ポリマーからなる染料受容層
が合成紙に積層された構成の被転写体の当該染料受容層
とを重ね合せ、インクリボン側からサーマルヘッド等に
より画像信号に応じて加熱し、インク層中の分散染料を
染料受容層に熱移行させて画像を形成している。
【0004】このような熱転写方式で使用する熱転写イ
ンクリボン用の染料としては、昇華性を有することが画
像形成原理上好ましいとされていたが、最近の材料構成
を考慮した研究動向によれば、昇華性よりも熱拡散性が
重要視されている。また、熱転写インクリボンのインク
層に用いる疎水性ポリマーとの相溶性や、被転写材の疎
水性ポリマーからなる染料受容層に対する染着性、更
に、熱転写時に実用感度の達成程度等も重要な要素とな
る。このため熱転写インクリボン用の染料としては分散
染料が用いられるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱転写
インクリボン用染料として分散染料を用いた場合、転写
の際の感度、画像の色相及び耐光性の点において、実用
上、十分ではないという問題があった。
【0006】このため、特有の鮮明さ、高着色性、良好
な耐光性を有するアクリル繊維染色用の染料として知ら
れているカチオン染料を、熱転写インクリボン用の染料
として用いることも考えられる。しかし、カチオン染料
はアクリル基質上ではすぐれた耐光および湿潤堅ろう度
を示すが、それ自体は親水性であるため、熱転写インク
リボンのインク層のバインダーとして用いられる一般的
なブチラール樹脂等の中に、均一かつ安定して保持させ
ておくことは困難であり、従ってカチオン染料を用いて
熱転写インクリボンを構成することができない。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点を
解決しようとすることであり、熱転写方式における画像
形成材料として従来用いることができなかったカチオン
染料を使用可能なものとし、これにより転写時の感度、
得られる画像の色相及び耐光性を改善できるようにする
ことを目的とする。
【0008】
【問題点を解決するための手段】本発明者は、カチオン
染料のハロゲン等の対イオンを有機アニオンと交換する
ことにより、カチオン染料に疎水性を付与することがで
き、しかもフルカラーで画像を形成するために必要なイ
エロー、マゼンタ、シアンの各色について、特定の染料
が優れた階調性を有することを見出し、この発明を完成
させるに至った。
【0009】即ち、本発明はイエロー染料として、式
(1)
【0010】
【化4】 (式中、R1、R2、R3及びR4は、独立的に水素原
子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、シクロアル
キル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ
基、アラルキル基、アラルコキシ基、アルケニル基、ア
ルケノキシ基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ
基又はアシル基であり、これらは置換されていてもよ
く、Zは対イオンである)のジアザカルボシアニン系
カチオン染料の対イオンを、有機アニオンと交換するこ
とにより得られる疎水化カチオン染料を提供する。ここ
で、有機アニオンと交換する前のカチオン染料の例とし
ては、C.I.Basic Yellow 28、51
等や特公昭47−4881号公報等に記載の染料をあげ
ることができる。
【0011】また、本発明は別のイエロー染料として、
C.I.Basic Yellow21、36、67又
は73のカチオン染料の対イオンを、有機アニオンと交
換することにより得られる疎水化カチオン染料を提供す
る。
【0012】また、本発明はマゼンタ染料として、式
(2)
【0013】
【化5】 (式中、R21、R22、R23、R24及びR25
は、独立的に水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アル
キル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アリール
基、アリールオキシ基、アラルキル基、アラルコキシ
基、アルケニル基、アルケノキシ基、アルコキシカルボ
ニル基、アシルオキシ基又はアシル基であり、これらは
置換されていてもよく、またR24とR25とは互いに
連結して環を形成してもよく、Zは対イオンである)
のヘミシアニン系カチオン染料の対イオンを、有機アニ
オンと交換することにより得られる疎水化カチオン染料
を提供する。ここで、有機アニオンと交換する前のカチ
オン染料の例としては、C.I.Basic Red
13、14、C.I.Basic Violet 7、
16、C.I.48025、48030等や、USP3
379723、特公昭34−694号公報、特公昭40
−19951号公報、特公昭45−28024号公報、
特公昭50−7087号公報、特開昭50−14972
3号公報等に記載の染料をあげることができる。
【0014】更に、この発明はシアン染料として、式
(3a)又は(3b)
【0015】
【化6】 (式中、R31、R32、R33、R34、R35、R
36、R37、R38、R39、R310、R311及
びR312は、独立的に水素原子、ハロゲン原子、シア
ノ基、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、
アリール基、アリールオキシ基、アラルキル基、アラル
コキシ基、アルケニル基、アルケノキシ基、アルコキシ
カルボニル基、アシルオキシ基又はアシル基であり、こ
れらは置換されていてもよく、またR31とR32、R
33とR34、R37とR38、R39とR310、R
310とR311、及びR311とR312とはそれぞ
れ互いに連結して環を形成してもよく、Zは対イオン
である)のオキサジン系カチオン染料の対イオンを、有
機アニオンと交換することにより得られる疎水化カチオ
ン染料を提供する。ここで、有機アニオンと交換する前
のカチオン染料の例としては、C.I.Basic B
lue 3、6、10、12、49、75、87、9
5、96、101、104、107、108、114、
122、124、141、151、155、C.I.5
1015等や、特公昭45−25788号公報、同47
−13638号公報、BP13565/90、BP18
623/90、USP2741605、USP4948
38、FP211035、GP62367、GP632
38、GP68557、GP68558、GP6982
0、GP71250等に記載の染料をあげることができ
る。
【0016】また、本発明は、上述したいずれかの疎水
化カチオン染料に加えて、支持体及びその上に積層され
たインク層からなる熱転写インクリボンにおいて、該イ
ンク層が上述の疎水化カチオン染料を含有することを特
徴とする熱転写インクリボンも提供する。
【0017】本発明において使用する有機アニオンとし
ては、親水性のカチオン染料の対イオンと交換して染料
を疎水化することのできるものを使用する。このような
有機アニオンとしては、以下に示すようなアニオン性界
面活性剤のイオンを使用することができる。なお、これ
らの有機アニオンは親水性カチオン染料の対イオンと交
換する前は、アルカリ金属などの塩として入手可能であ
る。 (1)カルボン酸アニオン類 (1a)せっけん(RCOO) (1b)N−アシルアミノ酸(RCON−COO) (1c)アルキルエーテルカルボン酸(RO(C
O)COO) (2)スルホン酸アニオン類 (2a)アルキルスルホン酸(RSO ) (2b)アルキルベンゼンスルホン酸(式(4))
【0018】
【化7】 (2c)アルキルナフタレンスルホン酸(式(5))
【0019】
【化8】 (2d)スルホコハク酸(式(6))
【0020】
【化9】 (2e)α−オレフィンスルホン酸 (2f)N−アシルスルホン酸(−CON−SO ) (3)硫酸エステルアニオン類 (3a)硫酸化油 (3b)アルキル硫酸(ROSO ) (3c)アルキルエーテル硫酸(RO(CO)
SO ) (3d)アルキルアリールエーテル硫酸(式(7))
【0021】
【化10】 (3e)アルキルアミド硫酸(RCONH−OS
) (4)リン酸エステルアニオン類 (4a)アルキルリン酸(式(8)、(9))
【0022】
【化11】 (4b)アルキルエーテルリン酸(式(10)、(1
1))
【0023】
【化12】 (4c)アルキルアリールエーテルリン酸 (なお、上述の有機アニオンにおいて、入手容易性とコ
ストの点からR、Ra及びRbは好ましくは炭素数5〜
20の直鎖又は分枝アルキル基もしくはアルケニル基で
ある)。
【0024】このような有機アニオンの中でも、(2
d)のスルホコハク酸アニオン、例えばジエチルヘキシ
ルスルホコハク酸アニオン、(2b)のアルキルベンゼ
ンスルホン酸アニオン、例えばドデシルベンゼンスルホ
ン酸アニオン、(3b)のアルキル硫酸アニオン、例え
ばラウリル硫酸アニオン又は(1a)のせっけんアニオ
ンを好ましく使用することができる。
【0025】本発明の疎水化カチオン染料は、親水性の
カチオン染料の水溶液中に、撹拌下で上述したような有
機アニオンを含有する塩類の水溶液を滴下し、得られた
混合溶液をトルエンその他の有機溶媒によって抽出し、
有機層から溶媒を除去することことにより水に不溶もし
くは難溶性の残査として得ることができる。
【0026】本発明の疎水化カチオン染料は疎水性であ
るので、従来の親水性のカチオン染料を用いることがで
きないような疎水性の樹脂に均一かつ安定的に混合する
ことができる。例えば、本発明の疎水化カチオン染料
は、熱転写インクリボンのインク層の疎水性ポリマーバ
インダーと均一かつ安定的に混合することができるの
で、熱転写インクリボン用の染料として好適である。
【0027】従って、支持体及びその上に積層されたイ
ンク層からなる熱転写インクリボンにおいて、該インク
層がこの発明の疎水化カチオン染料を含有する熱転写イ
ンクリボンも本発明の一部である。
【0028】本発明の熱転写インクリボンのインク層
は、本発明の疎水化カチオン染料のみから構成されても
よいが、必要に応じて、他の成分、例えば疎水性ポリマ
ーバインダー、溶融温度調節剤、可塑剤、溶剤、粘結
剤、本発明の疎水化カチオン染料以外の顔料または染料
等を含んでいてもよい。
【0029】また、本発明の熱転写インクリボンの支持
体としては、例えばポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ナイロンフィルム、トリアセチルセルロースフィル
ム、防湿セロファン紙、コンデンサ紙、薄葉紙、布等を
用いることができる。
【0030】本発明の熱転写インクリボンは常法により
製造することができ、例えば、支持体に、本発明の疎水
化カチオン染料を含有するインク組成物をワイヤーバー
コーターを用いて塗布することにより製造することがで
きる。
【0031】本発明の熱転写インクリボンを用いて被転
写体にカラー画像を形成するには、熱転写インクリボン
のインク層と被転写体の染料受容層とを一時的に対面さ
せ、インクリボンの支持体側から、プリンターのサーマ
ルヘッドまたはレーザー光線等を用いて画像形成部分を
加熱し、インク層の染料成分が昇華または熱拡散し被転
写体の染料受容層に移行させればよい。
【0032】
【作用】本発明の疎水化カチオン染料は、親水性カチオ
ン染料の対イオンを有機アニオンと交換することにより
疎水性とするので、非水溶媒及び疎水性ポリマーへの相
溶性を高めることが可能となる。従って、熱転写インク
リボン用の染料として使用可能となる。
【0033】
【実施例】次に本発明を実施例によって更に詳細に説明
する。
【0034】実施例1(C.I.Basic Yell
ow 28 ジエチルヘキシルスルホコハク酸塩の合
成) エタノールを用いるソックスレー抽出処理により硫酸ナ
トリウム等の添加物を除去したアクリル繊維染色用のジ
アザカルボシアニン系カチオン染料C.I.Basic
Yellow 28(商品名;カヤクリルゴールデン
イエローGL:日本化薬株式会社製)1gを100ml
の水に溶解した。この染料溶液を撹拌しながら、その中
へ2重量%ジエチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム
水溶液50gを滴下することにより対イオンを有機アニ
オン(ジエチルヘキシルスルホコハク酸アニオン)で交
換した。
【0035】この溶液を減圧下で濃縮乾固し、得られた
残存物へトルエンを加えて染料を抽出した。この染料の
トルエン溶液をろ過し、未反応物および副反応物(無機
塩)をろ別した。ろ液を減圧下で濃縮乾固した。その結
果、濃いオレンジ色を示すタール状の標題の疎水化カチ
オン染料を約1.6g得た。
【0036】この疎水化カチオン染料を水−トルエン相
中に入れ、振とうしたところ、染料はほとんどトルエン
相にとどまった。一方、有機アニオン交換処理を施さな
い染料は、同様の操作を行ってもほとんど水相にとどま
ったことから、上記の処理により、有機溶媒との相溶性
が飛躍的に改善されたことが分かる。
【0037】(熱転写インクリボンの作製)次に得られ
た疎水化カチオン染料を用いて図1に示す熱転写インク
リボン10を以下のように作製した。
【0038】まず、片面に耐熱滑性層1設けた厚さ6μ
mのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを
支持体2とし、この支持体2の耐熱滑性層1を設けた側
とは反対の側に下記組成の熱転写用インク組成物をワイ
ヤーバーコーティングにより、25g/mの割合で塗
布、乾燥した。これにより、図1に示すようなPETフ
ィルムからなる支持体2上に膜厚約1μmのインク層3
を有する熱転写インクリボン10を得た。
【0039】熱転写用インク組成物 本発明疎水化カチオン染料 1重量部 ポリビニルブチラール 1重量部 (6000−CS、電気化学工業株式会社製) トルエン 12重量部 メチルエチルケトン 12重量部 次に、上述の工程により得た熱転写インクリボン10を
リボンカセット(図示せず)に装着して、カラービデオ
プリンタ(商品名;CVP−G500:ソニー株式会社
製)を用い、染料受容層が塩化ビニル酢酸ビニル共重合
体樹脂からなる印画紙(商品名;UPC−3010:ソ
ニー株式会社製)、染料受容層がポリエステル樹脂から
なる印画紙(商品名;VPM−30ST:ソニー株式会
社製)及び染料受容層がセルロースエステル樹脂からな
る印画紙(商品名;VPM−30STA:ソニー株式会
社製)にそれぞれ単色で印画した。その結果、良好なイ
エローの色相を呈し、かつ階調性に富んだ画像が得られ
た。
【0040】また、図2にこのインクリボンのいわゆる
動的感度(発色)特性を示す。尚、グラフの横軸の階調
(STEP)は、画像記録のために加えるエネルギーを
段階的に表したものである。同図に示されるように、本
実施例で作製したインクリボンは、いずれの印画紙に対
しても熱転写による階調印画が可能であった。
【0041】実施例2(C.I.Basic Yell
ow 28 ドデシルベンゼンスルホン酸塩の合成) 実施例1と同様に、1gのC.I.Basic Yel
low 28とドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
1gとを反応させ、標題の疎水化カチオン染料の結晶約
1.8gを得た。この疎水化カチオン染料を水−トルエ
ン相中に入れ、振とうしたところ、染料はほとんどトル
エン相にとどまったことから、有機イオン交換処理によ
り、有機溶媒との相溶性が飛躍的に改善されたことが分
かる。
【0042】また、実施例1と同様に、得られた疎水化
カチオン染料を用いて熱転写インクリボンを作製し、同
様の印画試験を行ったところ、良好なイエローの色相を
呈し、かつ階調性に富んだ画像が得られた。図3に、こ
のインクリボンのいわゆる動的感度(発色)特性を示
す。同図に示されるように、本実施例で作製したインク
リボンは、印画紙への熱転写による階調印画が可能であ
った。
【0043】実施例3(C.I.Basic Yell
ow 28 ラウリル硫酸塩の合成) 実施例1と同様に、1gのC.I.Basic Yel
low 28とラウリル硫酸ナトリウム1gとを反応さ
せ、標題の疎水化カチオン染料の結晶約1.5gを得
た。この疎水化カチオン染料を水−トルエン相中に入
れ、振とうしたところ、染料はほとんどトルエン相にと
どまったことから、有機イオン交換処理により、有機溶
媒との相溶性が飛躍的に改善されたことが分かる。
【0044】また、実施例1と同様にして、この疎水化
カチオン染料を用いて熱転写インクリボンを作製し、同
様の印画試験をおこなったところ、良好なイエローの色
相を呈し、かつ階調性に富んだ画像が得られた。図4
に、このインクリボンのいわゆる動的感度(発色)特性
を示す。同図に示されるように、本実施例で作成したイ
ンクリボンは、印画紙への熱転写による階調印画が可能
であった。
【0045】実施例4(C.I.Basic Yell
ow 51 ラウリル硫酸塩の合成) 実施例1と同様に、C.I.Basic Yellow
51(商品名:Diacryl Yellow 3G
−N;三菱化成ヘキスト株式会社製)1gとラウリル硫
酸ナトリウム1gとを反応させ、標題の疎水化カチオン
染料の結晶約1.5gを得た。この疎水化カチオン染料
を水−トルエン相中に入れ、振とうしたところ、染料は
ほとんどトルエン相にとどまったことから、有機イオン
交換処理により、有機溶媒との相溶性が飛躍的に改善さ
れたことが分かる。
【0046】また、実施例1と同様にして、この疎水カ
チオン化染料を用いて熱転写インクリボンを作成し、同
様の印画試験をおこなったところ、良好なレモンイエロ
ーの色相を呈し、かつ階調性に富んだ画像が得られた。
図5に、このインクリボンのいわゆる動的感度(発色)
特性を示す。同図に示されるように、本実施例で作製し
たインクリボンは、印画紙への熱転写による階調印画が
可能であった。
【0047】実施例5(C.I.Basic Yell
ow 21 ラウリル硫酸塩の合成) 実施例1と同様に、C.I.Basic Yellow
21(商品名;Aizen Cathilon Ye
llow 7GLH:保土谷化学工業株式会社製)1g
とラウリル硫酸ナトリウム1gとを反応させ、標題の疎
水化カチオン染料の結晶約1.6gを得た。この疎水化
カチオン染料を水−トルエン相中に入れ、振とうしたと
ころ、染料はほとんどトルエン相にとどまったことか
ら、有機イオン交換処理により、有機溶媒との相溶性が
飛躍的に改善されたことが分かる。
【0048】また、実施例1と同様にして、この疎水カ
チオン化染料を用いて熱転写インクリボンを作成し、同
様の印画試験をおこなったところ、良好なレモンイエロ
ーの色相を呈し、かつ階調性に富んだ画像が得られた。
図6に、このインクリボンのいわゆる動的感度(発色)
特性を示す。同図に示されるように、本実施例で作製し
たインクリボンは、印画紙への熱転写による階調印画が
可能であった。
【0049】実施例6(C.I.Basic Yell
ow 36 ジエチルヘキシルスルホコハク酸塩の合
成) 実施例1と同様に、(C.I.Basic Yello
w 36(商品名;Aizen Cathilon Y
ellow K−3RLH:保土谷化学工業株式会社
製)1gとジエチルヘキシルコハク酸ナトリウム1gと
を反応させ、タール状の標題の疎水化カチオン染料を約
1.8g得た。この疎水化カチオン染料を水−トルエン
相中に入れ、振とうしたところ、染料はほとんどトルエ
ン相にとどまったことから、有機イオン交換処理によ
り、有機溶媒との相溶性が飛躍的に改善されたことが分
かる。
【0050】また、実施例1と同様にして、この疎水化
カチオン染料を用いて熱転写インクリボンを作成し、同
様の印画試験を行ったところ、良好なイエロー色相を呈
し、かつ階調性に富んだ画像が得られた。図7に、この
インクリボンのいわゆる動的感度(発色)特性を示す。
同図に示されるように、本実施例で作成したインクリボ
ンは、印画紙への熱転写による階調印画が可能であっ
た。
【0051】実施例7(C.I.Basic Yell
ow 67 ラウリル硫酸塩の合成) 実施例1と同様に、C.I.Basic Yellow
67(商品名;Kayacryl Yellow 3
RL:日本化薬株式会社製)1gとラウリル硫酸ナトリ
ウム1gとを反応させ、タール状の標題の疎水化カチオ
ン染料を約1.8gを得た。この疎水化カチオン染料を
水−トルエン相中に入れ、振とうしたところ、染料はほ
とんどトルエン相にとどまったことから、有機イオン交
換処理により、有機溶媒との相溶性が飛躍的に改善され
たことが分かる。
【0052】また、実施例1と同様にして、この疎水化
カチオン染料を用いて熱転写インクリボンを作成し、同
様の印画試験を行ったところ、良好なイエロー色相を呈
し、かつ階調性に富んだ画像が得られた。図8に、この
インクリボンのいわゆる動的感度(発色)特性を示す。
同図に示されるように、本実施例で作成したインクリボ
ンは、印画紙への熱転写による階調印画が可能であっ
た。
【0053】実施例8(C.I.Basic Yell
ow 73 ラウリル硫酸塩の合成) 実施例1と同様に、C.I.Basic Yellow
73(商品名;Aizen Cathilon Ye
llow CD−RLH:保土谷化学工業株式会社製)
1gとラウリル硫酸ナトリウム1gとを反応させ、ター
ル状の標題の疎水化カチオン染料を約1.8gを得た。
この疎水化カチオン染料を水−トルエン相中に入れ、振
とうしたところ、染料はほとんどトルエン相にとどまっ
たことから、有機イオン交換処理により、有機溶媒との
相溶性が飛躍的に改善されたことが分かる。
【0054】また、実施例1と同様にして、この疎水化
カチオン染料を用いて熱転写インクリボンを作成し、同
様の印画試験を行ったところ、良好なイエロー色相を呈
し、かつ階調性に富んだ画像が得られた。図9に、この
インクリボンのいわゆる動的感度(発色)特性を示す。
同図に示されるように、本実施例で作成したインクリボ
ンは、印画紙への熱転写による階調印画が可能であっ
た。
【0055】実施例9(C.I.Basic Red
14 ドデシルベンゼンスルホン酸塩の合成) 実施例1と同様に、C.I.Basic Red 14
(商品名;AizenCathilon Brilli
ant Red 4GH;保土谷化学工業株式会社製)
1gとドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1gとを
反応させ、濃い赤紫色タール状の標題の疎水化カチオン
染料を約1.6gを得た。この疎水化カチオン染料を水
−トルエン相中に入れ、振とうしたところ、染料はほと
んどトルエン相にとどまったことから、有機イオン交換
処理により、有機溶媒との相溶性が飛躍的に改善された
ことが分かる。
【0056】また、実施例1と同様にして、この疎水化
カチオン染料を用いて熱転写インクリボンを作成し、同
様の印画試験を行ったところ、良好なイエロー色相を呈
し、かつ階調性に富んだ画像が得られた。図9に、この
インクリボンのいわゆる動的感度(発色)特性を示す。
同図に示されるように、本実施例で作成したインクリボ
ンは、印画紙への熱転写による階調印画が可能であっ
た。
【0057】実施例10(C.I.Basic Red
13 ジエチルヘキシルコハク酸塩の合成) 実施例1と同様に、C.I.Basic Red 13
(商品名;AizenCathilon Pink F
GH;保土谷化学工業株式会社製)1gとジエチルヘキ
シルスルホコハク酸ナトリウム1gとを反応させ、ター
ル状の標題の疎水化カチオン染料約1.8gを得た。こ
の疎水化カチオン染料を水−トルエン相中に入れ、振と
うしたところ、染料はほとんどトルエン相にとどまった
ことから、対イオン交換処理により、有機溶媒との相溶
性が飛躍的に改善されたことが分かった。また、実施例
1と同様にして、この疎水化カチオン染料を用いて熱転
写インクリボンを作成し、同様の印画試験を行ったとこ
ろ、良好なマゼンタの色相を呈し、かつ階調性に富んだ
画像が得られた。図11に、このインクリボンのいわゆ
る動的感度(発色)特性を示す。同図に示されるよう
に、本実施例で作成したインクリボンは、印画紙への熱
転写による階調印画が可能であった。
【0058】実施例11(C.I.Basic Vio
let 7 ドデシルベンゼンスルホン酸塩の合成) 実施例1と同様に、C.I.Basic Violet
7(商品名;Aizen Cathilon Red
6BH;保土谷化学工業株式会社製)1gとドデシル
ベンゼンスルホン酸ナトリウム1gとを反応させ、標題
の疎水化カチオン染料を約1.8gを得た。この疎水化
カチオン染料を水−トルエン相中に入れ、振とうしたと
ころ、染料はほとんどトルエン相にとどまったことか
ら、対イオン交換処理により、有機溶媒との相溶性が飛
躍的に改善されたことが分かった。
【0059】また、実施例1と同様にして、この疎水化
カチオン染料を用いて熱転写インクリボンを作成し、同
様の印画試験を行ったところ、良好なマゼンタの色相を
呈し、かつ階調性に富んだ画像が得られた。図12に、
このインクリボンのいわゆる動的感度(発色)特性を示
す。同図に示されるように、本実施例で作成したインク
リボンは、印画紙への熱転写による階調印画が可能であ
った。
【0060】実施例12(C.I.Basic Blu
e 75 ジエチルヘキシルコハク酸塩の合成) 実施例1と同様に、C.I.Basic Blue 7
5(商品名;Kayacryl Light Blue
4GSL:日本化薬株式会社製)1gとジエチルヘキ
シルコハク酸ナトリウム1gとを反応させ、濃い青緑色
タール状の標題の疎水化カチオン染料を約1.6gを得
た。この疎水化カチオン染料を水−トルエン相中に入
れ、振とうしたところ、染料はほとんどトルエン相にと
どまったことから、有機イオン交換処理により、有機溶
媒との相溶性が飛躍的に改善されたことが分かる。
【0061】また、実施例1と同様にして、この疎水化
カチオン染料を用いて熱転写インクリボンを作成し、同
様の印画試験をソニー株式会社製の印画紙(VPM−3
0STA)に対して行ったところ、良好なシアン色相を
呈し、かつ階調性に富んだ画像が得られた。図13に、
このインクリボンのいわゆる動的感度(発色)特性を示
す。同図に示されるように、本実施例で作成したインク
リボンは、印画紙への熱転写による階調印画が可能であ
った。
【0062】実施例13(C.I.Basic Blu
e 3 ドデシルベンゼンスルホン酸塩の合成) 実施例1と同様に、C.I.Basic Blue 3
(商品名;AizenCathilon Pure B
lue 5GH:保土谷化学工業株式会社製)1gとド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム1gとを反応さ
せ、標題の疎水化カチオン染料の結晶約1.8gを得
た。この疎水化カチオン染料を水−トルエン相中に入
れ、振とうしたところ、染料はほとんどトルエン相にと
どまったことから、対イオン交換処理により、有機溶媒
との相溶性が飛躍的に改善されたことが分かった。
【0063】また、実施例12と同様にして、この疎水
化カチオン染料を用いて熱転写インクリボンを作成し、
同様の印画試験を行ったところ、良好なシアンの色相を
呈し、かつ階調性に富んだ画像が得られた。図13に、
このインクリボンのいわゆる動的感度(発色)特性を示
す。同図に示されるように、本実施例で作成したインク
リボンは、印画紙への熱転写による階調印画が可能であ
った。
【0064】実施例14(C.I.Basic Blu
e 3 ラウリル硫酸塩の合成) 実施例1と同様に、C.I.Basic Blue 3
(商品名;AizenCathilon Pure B
lue 5GH:保土谷化学工業株式会社製)1gとラ
ウリル硫酸ナトリウム1gとを反応させ、標題の疎水化
カチオン染料の結晶約1.8gを得た。この疎水化カチ
オン染料を水−トルエン相中に入れ、振とうしたとこ
ろ、染料はほとんどトルエン相にとどまったことから、
対イオン交換処理により、有機溶媒との相溶性が飛躍的
に改善されたことが分かる。
【0065】また、実施例1と同様にして、この疎水化
カチオン染料を用いて熱転写インクリボンを作成し、同
様の印画試験をソニー株式会社製の印画紙(UPC−3
010)に対して行ったところ、良好なシアン色相を呈
し、かつ階調性に富んだ画像が得られた。図13に、こ
のインクリボンのいわゆる動的感度(発色)特性を示
す。同図に示されるように、本実施例で作成したインク
リボンは、印画紙への熱転写による階調印画が可能であ
った。
【0066】
【発明の効果】本発明のカチオン染料は疎水性であるた
め、疎水性のポリマーに十分かつ均一に混合でき、保存
安定性もよい。従って、本発明の疎水化カチオン染料と
疎水性のバインダーポリマーから熱転写インクリボンの
インク層を構成すると、転写時の感度、得られる画像の
色相、耐光性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱転写インクリボンの断面図である。
【図2】本発明のインクリボンの動的感度特性図であ
る。
【図3】本発明のインクリボンの動的感度特性図であ
る。
【図4】本発明のインクリボンの動的感度特性図であ
る。
【図5】本発明のインクリボンの動的感度特性図であ
る。
【図6】本発明のインクリボンの動的感度特性図であ
る。
【図7】本発明のインクリボンの動的感度特性図であ
る。
【図8】本発明のインクリボンの動的感度特性図であ
る。
【図9】本発明のインクリボンの動的感度特性図であ
る。
【図10】本発明のインクリボンの動的感度特性図であ
る。
【図11】本発明のインクリボンの動的感度特性図であ
る。
【図12】本発明のインクリボンの動的感度特性図であ
る。
【図13】本発明のインクリボンの動的感度特性図であ
る。
【符号の説明】
1 耐熱滑性層 2 支持体 3 インク層 10 熱転写インクリボン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(1) 【化1】 (式中、R1、R2、R3及びR4は、独立的に水素原
    子、ハロゲン原子、シアノ基、アルキル基、シクロアル
    キル基、アルコキシ基、アリール基、アリールオキシ
    基、アラルキル基、アラルコキシ基、アルケニル基、ア
    ルケノキシ基、アルコキシカルボニル基、アシルオキシ
    基又はアシル基であり、これらは置換されていてもよ
    く、Zは対イオンである)のジアザカルボシアニン系
    カチオン染料の対イオンを、有機アニオンと交換するこ
    とにより得られる疎水化カチオン染料。
  2. 【請求項2】 支持体及びその上に積層されたインク層
    からなる熱転写インクリボンにおいて、該インク層が請
    求項1記載の疎水化カチオン染料を含有することを特徴
    とする熱転写インクリボン。
  3. 【請求項3】 C.I.Basic Yellow 2
    1、36、67又は73のカチオン染料の対イオンを、
    有機アニオンと交換することにより得られる疎水化カチ
    オン染料。
  4. 【請求項4】 支持体及びその上に積層されたインク層
    からなる熱転写インクリボンにおいて、該インク層が請
    求項3記載の疎水化カチオン染料を含有することを特徴
    とする熱転写インクリボン。
  5. 【請求項5】 式(2) 【化2】 (式中、R21、R22、R23、R24及びR25
    は、独立的に水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、アル
    キル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、アリール
    基、アリールオキシ基、アラルキル基、アラルコキシ
    基、アルケニル基、アルケノキシ基、アルコキシカルボ
    ニル基、アシルオキシ基又はアシル基であり、これらは
    置換されていてもよく、またR24とR25とは互いに
    連結して環を形成してもよく、Zは対イオンである)
    のヘミシアニン系カチオン染料の対イオンを、有機アニ
    オンと交換することにより得られる疎水化カチオン染
    料。
  6. 【請求項6】 支持体及びその上に積層されたインク層
    からなる熱転写インクリボンにおいて、該インク層が請
    求項5記載の疎水化カチオン染料を含有することを特徴
    とする熱転写インクリボン。
  7. 【請求項7】 式(3a)又は(3b) 【化3】 (式中、R31、R32、R33、R34、R35、R
    36、R37、R38、R39、R310、R311及
    びR312は、独立的に水素原子、ハロゲン原子、シア
    ノ基、アルキル基、シクロアルキル基、アルコキシ基、
    アリール基、アリールオキシ基、アラルキル基、アラル
    コキシ基、アルケニル基、アルケノキシ基、アルコキシ
    カルボニル基、アシルオキシ基又はアシル基であり、こ
    れらは置換されていてもよく、またR31とR32、R
    33とR34、R37とR38、R39とR310、R
    310とR311、及びR311とR312とはそれぞ
    れ互いに連結して環を形成してもよく、Zは対イオン
    である)のオキサジン系カチオン染料の対イオンを、有
    機アニオンと交換することにより得られる疎水化カチオ
    ン染料。
  8. 【請求項8】 支持体及びその上に積層されたインク層
    からなる熱転写インクリボンにおいて、該インク層が請
    求項7記載の疎水化カチオン染料を含有することを特徴
    とする熱転写インクリボン。
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