JPH0639835Y2 - 活水器 - Google Patents

活水器

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JPH0639835Y2
JPH0639835Y2 JP1989015696U JP1569689U JPH0639835Y2 JP H0639835 Y2 JPH0639835 Y2 JP H0639835Y2 JP 1989015696 U JP1989015696 U JP 1989015696U JP 1569689 U JP1569689 U JP 1569689U JP H0639835 Y2 JPH0639835 Y2 JP H0639835Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、水道水等の浄化を行う活水器に関する。
〔従来の技術〕
いわゆる“おいしい水”を作る洗浄器、活水器には種々
のタイプのものがあるが、その一例を第7図に示すと、
図中1はABS樹脂の成形品による筒状のハウジングで、
卓上型のものとしてハウジング1の側面下部に給水ホー
ス継手2を設け、またハウジング1に天面中央に蛇口3
を立ち上げている。
第8図は内部機構を示すもので、前記ハウジング1内に
はカートリッジとして、外筒4、内筒6からなる二重壁
筒の浄化材収納容器7を着脱自在に収める。外筒4は円
筒形胴部4aの上下をキャップ形式の底板8と固着される
天板9とで閉塞し、該胴部4aの上部にハウジングとの連
通孔10を形成し、内部に高純度ヤシガラ活性炭11を浄化
材として充填した。
また、内筒6は円筒形胴部6aの下面をキャップ形式の底
板12で閉塞し、上面を前記天板9で閉塞して胴部6aの下
部に外筒4との連通孔13を形成し、内部の下部に高純度
ヤシガラ活性炭11を収め、その上に天然のサンゴを粉砕
したコーラルサンドに銀を特殊コーティングした銀・ソ
メライト15をフィルター14で区画して収め、上端は天板
9を貫通して前記蛇口3に連通させた。
給水ホース継手2には通常の水道蛇口からの給水ホース
16を接続し、ここからハウジング1内に水道水を流入さ
せると、水は矢印で示すようにハウジング1内を上昇
し、連通孔10から外筒4に入り、この外筒4内で下降し
て高純度ヤシガラ活性炭11を通過する。
さらに、連通孔13を通り内筒6に入り、活性炭11→フィ
ルター14→銀・ソメライト15→フィルター14と通過して
内筒6を出て蛇口3から供給される。
このような経路を経ることで、水は高純度ヤシガラ活性
炭11やフィルター14や銀・ソメライト15で、残留塩素や
悪臭カルキが発性物質トリハロメタン等が除去され、バ
クテリア等有害微生物の殺菌、減菌が行われて、浄化さ
れる。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来の活水器では、ハウジング内のカートリ
ッジとしての浄化材収納容器を外筒と内筒からなる二重
壁筒構造とし、各筒内に浄化材を収納することで単筒タ
イプのものに比べて、浄化材の配置面積を多くとれる
が、それでも限界があり完全な水の活性を行うには不十
分であった。
さらに、浄化材収納容器での浄化機能も比較的早い時期
に低下し易く、カートリッジの交換頻度も多い。
また、卓上型のものとして流し台の上に置かなければな
らず、場所を取り、邪魔になることもある。
本考案は前記従来例の不都合を解消し、浄化材の配置面
積をより多く取れるようにして、浄化能力を高め、その
結果カートリッジの交換期間を長くできる活水器、及び
キッチンの流し台内に収まるので、邪魔にならず、体裁
も良い活水器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、筒状の密閉圧力容器
をハウジングとして、このハウジング内に外筒、中筒、
内筒からなる三重壁筒の浄化材収納容器を収め、外筒は
下部にハウジングとの連通孔を、中筒は上部に外筒との
連通孔を、内筒は下部に中筒との連通孔をそれぞれ形成
し、内筒上端をハウジング天面中央に設けた出水継手に
接続し、該ハウジング天面周縁近くにハウジングと外筒
間に連通する給水継手を設けたこと及びキッチンの流し
台内に収める活水器として、流し台内の給水配管からの
分岐管に給水継手を接続し、出水継手に接続する出水配
管を流し台上に導出して出水栓を接続したことを要旨と
するものである。
〔作用〕
請求項第1項記載の本考案によれば、給水継手から密閉
圧力容器としてのハウジング内に入る水は、このハウジ
ング内を下降してから連通孔を介して外筒内に入り、外
筒内を上昇し外筒内の浄化材を通過して連通孔を介して
中筒内に入る。
この水は、中筒内を下降して中筒内の浄化材を通過して
連通孔を介して内筒内に入り、さらにこの内筒内を上昇
して内筒内の浄化材を通過して出水継手より蛇口等に導
かれる。
このようにハウジング内に入る水は、外筒、中筒、内筒
からなる三重壁筒間の浄化材を順次に通過することで充
分浄化され、しかもハウジングは密閉圧力容器であるの
で高圧でハウジング内に水を入れ、この圧を利用して長
い浄化材流路を通すことが可能となる。
請求項第2記載の本考案によれば、活水器自体がキッチ
ンの流し台内に収まり、外に出ないので邪魔になること
もない。
また、活水器付の流し台としてシステムキッチンの一貫
を担うに適するものとなる。
さらに、通常の蛇口の手前の流し台内の給水配管からの
分岐管に給水継手を接続して圧の高い給水配管から水を
ハウジング内に導き入れるものであるので、活水器を通
ることで水の出が悪くなることもない。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説明する。
第1図は本考案の活水器の1実施例を示す縦断正面図
で、前記従来例を示す第7図と同一構成要素には同一参
照符号を付したものである。
図中1はハウジングであるが、これは第2図に示すよう
に本体部1aとその上部に結合する蓋部1bとからなるステ
ンレス製の筒状の密閉圧力容器として構成した。これら
本体部1aと蓋部1bとはフランジ同士で気密に接合し、か
つこの接合部の外周を金属製締付バンド17で固定して気
密性を保持するようにする。
図中7はカートリッジ式の浄化材収納容器で、これは合
成樹脂製でも良く、第3図に示すように外筒4、中筒
5、内筒6からなる三重壁筒構造のものとする。
このうち、外筒4と中筒5とは円筒形胴部4a及び円筒形
胴部5aの上下をキャップ形式の底板8と天板9とで共通
に閉塞し、第4図に示すように外筒4の下部である底板
8にハウジング1との連通孔10を形成し、また中筒5の
円筒形胴部5aの上部に外筒4との連通孔13を形成した。
内筒6はパイプ状のもので、下端を開口してここを中筒
5との連通孔18とし、また内筒6の上端は出水口19によ
り天板9の中央を貫通突出する。
これら連通孔10,13,18はいずれも浄化材の流入を防止す
るためステンレスメッシュ20で覆うが、連通孔18では該
ステンレスメッシュ20は筒状に形成した。
ハウジング1の蓋部1bの天面中央に出水継手21を設け、
これを内筒6の上端の出水口19と接続し、また該蓋部1b
の天面周縁近くにハウジングと外筒間に連通する給水継
手22を設けた。
このようなカートリッジ式の浄化材収納容器7に収める
浄化材としては種々のものが考えられるが、一例として
外筒4内には高純度ヤシガラ活性炭11を収め、中筒5内
には下部に特殊活性炭23を、その上に高純度ヤシガラ活
性炭11を、さらにその上に二酸化鉄塩等を主材とするセ
ラミックボール24を、またその上に天然のサンゴを粉砕
したコーラルサンドに銀を特殊コーティングした銀・ソ
メライト15を収め、内筒6内には前記セラミックボール
24を収めるようにした。
第5図、第6図は前記活水器をキッチンの流し台25内に
収める場合である。
図中26は流し台25のシンク、27は通常の蛇口であり、蛇
口27には給水配管28と給湯配管29とが流し台25内を通り
接続されるが、この給水配管28の途中を分岐し、該分岐
管30を前記活水器の給水継手22に接続し、出水継手21に
接続する出水配管31を流し台25上に導出して出水栓32を
接続した。
なお、必要に応じて分岐管30の途中に特殊な減圧逆止片
33を設けるようにすれば、活水器へは給水配管28の圧に
かかわらず一定の水圧で水が流れることになり、マンシ
ョン等で階高に関係なく常に一定水量の水が得られる。
図中34は給水配管28と給湯配管29とに設ける止水栓、35
は活水器の下方に置く水受皿である。
次に、使用法及び動作について説明すると、給水配管28
の分岐管30から活水器の給水継手22を介してハウジング
1内に入る水は、このハウジング1内を下降してから底
板8の連通蓋10を介して外筒4内に入り、外筒4内を上
昇し高純度ヤシガラ活性炭11の浄化材を通過して連通蓋
13を介して中筒5内に入る。
この水は、中筒5内を下降して中筒5内の浄化材である
銀・ソメライト15、セラミックボール24、高純度ヤシガ
ラ活性炭11、特殊活性炭23を順次通過して連通孔18を介
して内筒6内に入り、さらにこの内筒6内を上昇して内
筒6内のセラミックボール24を通過して出水継手21に接
続する出水配管31により流し台25上に導びかれ、出水栓
32から給水される。
このようにハウジング1内に入る水は、カートリッジ式
の浄化材収納容器7で外筒4、中筒5、内筒6からなる
三重壁筒間の浄化材を順次に通過することで充分浄化さ
れ、しかもハウジング1は密閉圧力容器であるので高圧
でハウジング内に水を入れ、この圧を利用して長い浄化
材流路を通すことが可能となる。
浄化材収納容器7の交換は長期間単位でよいが、この考
案作業を行うには止水栓34を閉じ、締付バンド17を解放
して本体部1aと蓋部1bとを分離すればよく、その際の配
管内の溜まり水は水受皿35で受けられる。
また、以上の実施例は流し台に組み込むものとして説明
したが、従来の卓上型としても使うことが出来、さら
に、水道水の浄化のみならず、大型化して汚水その他の
浄化にも適用可能である。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の活水器は、従来と比べて浄化
材の配置面積をより多く取れるようにして、浄化能力を
高め、その結果カートリッジの交換期間を長くできるも
のである。
また、キッチンの流し台内に収めたので、外に出ないの
で邪魔になることもなく体裁も良い。そして、活水器付
の流し台としてシステムキッチンの一貫を担うに適する
ものとなる。
さらに、通常の蛇口の手前の流し台内の給水配管からの
分岐管に給水継手を接続して圧の高い給水配管から水を
ハウジング内に導き入れるものであるので、活水器を通
ることで水の出が悪くなることもないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は考案の活水器1実施例を示す縦断正面図、第2
図は同上一部切欠いた正面図、第3図は浄化材収納容器
の一部切欠いた正面図、第4図は同上底面図、第5図は
本考案の活水器を組込んだ流し台の縦断正面図、第6図
は同上縦断側面図、第7図は従来例を示す正面図、第8
図は同上内部機構を示す斜視図である。 1…ハウジング、1a…本体部 1b…蓋部、2…給水ホース継手 3…蛇口、4…外筒 4a,5a,6a…胴部 5…中筒、6…内筒 7…浄化材収納容器、8,12…底板 9…天板、10,13,18…連通孔 11…高純度ヤシガラ活性炭 14…フィルター、15…銀・ソメライト 16…給水ホース、17…締付バンド 19…出水口、20…ステンレスメッシュ 21…出水継手、22…給水継手 23…特殊活性炭、24…セラミックボール 25…流し台、26…シンク 27…蛇口、28…給水配管 29…給湯配管、30…分岐管 31…出水配管、32…出水栓 33…減圧逆止弁、34…止水栓 35…水受皿

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状の密閉圧力容器をハウジングとして、
    このハウジング内に外筒、中筒、内筒からなる三重壁筒
    の浄化材収納容器を収め、外筒は下部にハウジングとの
    連通孔を、中筒は上部に外筒との連通孔を、内筒は下部
    に中筒との連通孔をそれぞれ形成し、内筒上端をハウジ
    ング天面中央に設けた出水継手に接続し、該ハウジング
    天面周縁近くにハウジングと外筒間に連通する給水継手
    を設けたことを特徴とする活水器。
  2. 【請求項2】キッチンの流し台内に収める活水器とし
    て、流し台内の給水配管からの分岐管に給水継手を接続
    し、出水継手に接続する出水配管を流し台上に導出して
    出水栓を接続したことを特徴とする請求項第1項記載の
    活水器。
JP1989015696U 1989-02-13 1989-02-13 活水器 Expired - Lifetime JPH0639835Y2 (ja)

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