JPH0639815Y2 - 塗装用台車 - Google Patents

塗装用台車

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JPH0639815Y2
JPH0639815Y2 JP11047389U JP11047389U JPH0639815Y2 JP H0639815 Y2 JPH0639815 Y2 JP H0639815Y2 JP 11047389 U JP11047389 U JP 11047389U JP 11047389 U JP11047389 U JP 11047389U JP H0639815 Y2 JPH0639815 Y2 JP H0639815Y2
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JP
Japan
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bumper
vehicle body
painting
jig
coating
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Expired - Lifetime
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JP11047389U
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English (en)
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JPH0354762U (ja
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啓 林
博実 木村
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Mazda Motor Corp
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Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、基台上に自動車の車体を支持し、該車体の塗
装に用いられる塗装用台車の改良に関するものである。
(従来の技術) 自動車の車体の塗装ラインにおいて、例えば実開昭60-1
93262号公報に記載されるように、自動車の車体を塗装
用台車の基台上に載置し、該車体を塗装用台車にて搬送
しつつ、車体の塗装を行うことは知られている。
また、車体に取付けられる大型の外装品としてのバンパ
ーはかなり大きいことから、例えば特開昭60-251968号
公報に記載されるように、車体の塗装とは別に、別の塗
装用台車に載置されて搬送され、バンパー単独で塗装が
行われるのが通例である。
すなわち、従来の車体とバンパーとの塗装は、第11図に
示すように、車体は、ステップS101で塗装用台車に載置
され、ステップS102で電着塗装され、ステップS103で中
塗り塗装され、ステップS104で上塗り塗装される一方、
バンパーは、車体とは別のラインにおいて、ステップS1
05で成形され、ステップS106で脱脂され、別の塗装用台
車に載置され、ステップS107でプライマー塗装され、ス
テップS108で上塗り塗装され、しかしてステップS109
で、上塗り塗装されたバンパーが、上塗り塗装された車
体に組付けられるようになっている。
そこで、車体と、バンパーとの塗装を同一ラインで行う
ことにより、塗装工程の効率化を図ることが考えられ
る。
(考案が解決しようとする課題) ところで、そのようにする場合、車体とバンパー等の大
型の外装品とを同一の塗装用台車に載置することが考え
られる。
しかしながら、省スペースの点からは、車体に対し大型
の外装品を近接配置することが望ましいが、そのように
すると、互いに接近する部分の塗装をうまく行えない。
また、車体も大型の外装品も無理なく塗装が行えるよう
な配置が可能な大きさの台車にすると、スペース上問題
がある。
本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、スペース的
に不利となることなく、車体とバンパー等の大型の外装
品との塗装を同一ラインで行うことができる塗装用台車
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、基台上に自動車
の車体を支持し、該車体の塗装に用いられる塗装用台車
を前提とし、上記基台上に上記支持された車体に近接し
てバンパー等の大型の外装品を支持する治具が配設さ
れ、上記治具が、上記外装品を上下に昇降させる昇降手
段及び前後に回動させる回動手段を有することを特徴と
する。
(作用) 車体の外装品側の部分を塗装する場合には、外装品は昇
降手段によって上昇せしめられ、外装品の車体側の部分
を塗装する場合には、回動手段にて外装品が回動せしめ
られる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿って詳細に説明する。
塗装用台車を示す第1図において、1は塗装用台車で、
その基台2は、下側に4つの移動用ローラ3が取付けら
れた本体部4と、該本体部4の前後に連設された延長部
5,6とからなる。
上記本体部4の前後には、車体7の前後を支持する車体
受治具8,9がそれぞれ取付けられている。
一方、上記延長部5,6には、車体受治具8,9にて支持され
た車体7の前後に近接した位置でかつ通常時はバンパー
12,12が車体2と略同じ高さとなるように、バンパー受
治具10,11が配設されている。
上記バンパー受治具11は、第2図に詳細を示すように、
バンパー12を直接支持するバンパー受治具部13が、該バ
ンパー受治具部13の長手方向中央部より下方に延びるロ
ッド14,14を介して回動軸15に連結されることで、前後
方向に回動可能となっている。
上記回動軸15は、円筒状の軸受部材16に回転可能にかつ
摺動可能に挿通支承されている。
上記軸受部材16の一端部には大径部材17が固設され、該
大径部材17に扇形部材18の基部18aが固着され、該扇形
部材18の扇形状部分に複数の歯部18b,18b,……が形成さ
れている。また、大径部材17を貫通して突出する回転軸
15の端部には操作レバー21の軸部21a上端部が連結さ
れ、該操作レバー21を操作することで回転軸15が回転
し、その軸部21aを上記扇形部材18の歯部18b間に係合さ
せることで所定の回転角度位置にバンパー受治具部13が
保持されるようになっている。このようにして、バンパ
ー12を回動させる回動手段Aが構成されている。
なお、上記軸受部材16の他端部には、バランサー22が取
付けられている。
また、上記軸受部材16の中央部には、下方に延び半径方
向の貫通孔23a,23a,……が軸線方向において規則的に穿
孔された筒状部材23が固設され、該筒状部材23内には、
延長部6に上下方向に立設された支持軸24が摺動可能に
嵌挿されている。また、支持軸24にも、半径方向の貫通
孔24a,24a,……が形成され、該貫通孔24aと筒状部材23
の貫通孔23aとを一致させることにより両貫通孔23a,24a
に対してピン25を挿通して、バンパー受治具部13が所定
高さとなるようになっている。このようにして、バンパ
ー12を昇降する昇降手段Bが構成されている。
なお、バンパー受治具部13の高さの調整は上記筒状部材
23、支持軸24およびピン25による手段のほか、エアシリ
ンダによる手段を用いて行うようにしてもよい。
続いて、上記塗装用台車1を用いた塗装工程について第
3図並びに第4図乃至第10図に沿って説明する。
車体7については、従来と同様に、ステップS1で載置さ
れ、ステップS2で電着塗装され、ステップS3で中塗り塗
装され、ステップS4で上塗り塗装され、それからステッ
プS5でバンパー12を含めて各種外装品が組付けられる。
一方、バンパー12は、ステップS6で成形され、ステップ
S7で表面処理と導電化処理が行われる。すなわち、第4
図に示すように、脱脂槽13でバンパー12の脱脂と表面処
理が行われ、それから、第5図に示すように、噴射ノズ
ル32よりのシャワーにてバンパー12の水洗いが行われ、
第6図に示すように、作業者33にて導電性付与剤がスプ
レー34を用いて吹付けられる。
それから、第7図に示すように、中塗り塗装終了後の車
体7が載置された塗装用台車1にバンパー12が載置さ
れ、第8図に示すように、作業者35による車体7の上塗
りと同時にバンパー12の上塗りもスプレー36にて行われ
る。
このとき、バンパー12,12と車体7とが略同じ高さで載
置されているので、バンパー12から車体7へ、逆に車体
7からバンパーへスプレー36を移動させる際に該スプレ
ー36を上下に大きく移動させる必要がない。また、車体
7のバンパー12側の部分を塗装する場合には、バンパー
12は昇降手段Bによって上昇せしめられて、塗装が行わ
れる。すなわち、作業者35がピン25を抜き、支持軸24に
対して筒状部材23を上昇せしめ、車体7のバンパー12側
の部分を塗装する妨げとならない所定高さにバンパー12
がなったときに、筒状部材23と支持軸24の貫通孔23a,24
aにピン25を挿入して、バンパー12つまりバンパー受治
具部13を所定高さに保持し、その状態で車体7のバンパ
ー12側の部分を塗装するようになっている。また、逆の
動作を行うことで、バンパー受治具部13を下降させるこ
とができる。一方、バンパー12の車体7側の部分を塗装
する場合には、回動手段Aにてバンパー12が回動せしめ
られて、塗装が行われる。すなわち、操作レバー21を回
動軸15の軸線方向に引くことで、回動軸15を軸受部材16
の大径部材17側から一部引き出すと共に操作レバー21の
軸部21aと歯部18bとの係合を解除し、その状態で、バン
パー12の車体7側の部分が略上向きとなるように所定角
度回動し、その後操作レバー12を回動軸15の軸線方向に
押し込むことで回動軸15を軸受部材16内に挿入すると共
に操作レバー12の軸部12aを歯部18b,18bの間に係合させ
て所定角度に保持し、その状態でバンパー12の車体7側
の部分を塗装する。また、逆の動作を行うことで、元の
状態に戻すことができる。
ステップS4で一緒に上塗り塗装された車体5及びバンパ
ー12を、第9図に示すように、共に140℃で30分間の間
焼き付け乾燥する。しかして、第10図に示すように、バ
ンパー12が車体7に組付けられて、終了する。
上記実施例では、車体7と大型の外装品としてのバンパ
ー12の塗装について適用した例であるが、そのはか、車
体と大型の外装品としてのスポイラーとの塗装に対して
も適用することが可能である。
(考案の効果) 本考案は、上記のように、バンパー等の大型の外装品を
昇降手段及び回動手段を有する治具を介して支持するよ
うにしたから、バンパー等の大型の外装品を車体に近接
した状態で載置することができ、大きなスペースを必要
とすることなく、車体とともに載置して塗装を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第10図は本考案の実施例を示し、第1図は塗
装用台車の斜視図、第2図はバンパー受治具の斜視図、
第3図は塗装工程の流れ図、第4図乃至第10図は塗装工
程の説明図である。 第11図は従来の塗装工程の流れ図である。 1……塗装用台車 2……基台 7……車体 11……バンパー受治具(治具) 12……バンパー(外装品) A……回動手段 B……昇降手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台上に自動車の車体を支持し、該車体の
    塗装に用いられるものであって、上記基台上に上記支持
    された車体に近接してバンパー等の大型の外装品を支持
    する治具が配設され、上記治具が、上記外装品を上下に
    昇降させる昇降手段及び前後に回動させる回動手段を有
    することを特徴とする塗装用台車。
JP11047389U 1989-09-20 1989-09-20 塗装用台車 Expired - Lifetime JPH0639815Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11047389U JPH0639815Y2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20 塗装用台車

Applications Claiming Priority (1)

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JP11047389U JPH0639815Y2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20 塗装用台車

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0354762U JPH0354762U (ja) 1991-05-27
JPH0639815Y2 true JPH0639815Y2 (ja) 1994-10-19

Family

ID=31659002

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11047389U Expired - Lifetime JPH0639815Y2 (ja) 1989-09-20 1989-09-20 塗装用台車

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JP (1) JPH0639815Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102566465B1 (ko) * 2022-03-03 2023-08-11 (주)비엠아이 범퍼 도장용 지그

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102566465B1 (ko) * 2022-03-03 2023-08-11 (주)비엠아이 범퍼 도장용 지그

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Publication number Publication date
JPH0354762U (ja) 1991-05-27

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