JPH0639785Y2 - 無機質球状化粒子の製造装置 - Google Patents
無機質球状化粒子の製造装置Info
- Publication number
- JPH0639785Y2 JPH0639785Y2 JP40026690U JP40026690U JPH0639785Y2 JP H0639785 Y2 JPH0639785 Y2 JP H0639785Y2 JP 40026690 U JP40026690 U JP 40026690U JP 40026690 U JP40026690 U JP 40026690U JP H0639785 Y2 JPH0639785 Y2 JP H0639785Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spheroidized particles
- raw material
- producing inorganic
- burner
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Glanulating (AREA)
- Silicon Compounds (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、無機質粉末原料を溶
融して無機質球状化粒子を製造する装置に関するもので
ある。
融して無機質球状化粒子を製造する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来から、堅型炉を使用して無機質粉末
原料を溶融して無機質球状化粒子を製造する技術につい
ては、例えば、特開昭62‐241541号によって知
られている。
原料を溶融して無機質球状化粒子を製造する技術につい
ては、例えば、特開昭62‐241541号によって知
られている。
【0003】この技術における球状化装置は、図2に示
す如く球状化室1の上部に球状化室1内に向けてバーナ
ー2を設け、このバーナー2により供給管3から供給さ
れる可燃ガス及び酸素ガス、無機質粉末原料を一緒に球
状化室1内に噴射して高温の火炎4中に無機質粉末原料
を分散させ、その大部分又は全部を溶融することにより
球状化する。しかる後、球状化室1の下部から球状化室
1内に供給管5を介して供給される冷却用ガスにより冷
却して球状化粒子の固化を促進し、粒子間の融着を防止
するものである。
す如く球状化室1の上部に球状化室1内に向けてバーナ
ー2を設け、このバーナー2により供給管3から供給さ
れる可燃ガス及び酸素ガス、無機質粉末原料を一緒に球
状化室1内に噴射して高温の火炎4中に無機質粉末原料
を分散させ、その大部分又は全部を溶融することにより
球状化する。しかる後、球状化室1の下部から球状化室
1内に供給管5を介して供給される冷却用ガスにより冷
却して球状化粒子の固化を促進し、粒子間の融着を防止
するものである。
【0004】尚、図中6は球状化粒子の分離排出装置、
7は球状化粒子の分級装置(図示せず)への排出口を示
している。
7は球状化粒子の分級装置(図示せず)への排出口を示
している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
球状化装置では、球状化室1の下部から球状化室内に供
給された冷却用ガスが上昇して高温の火炎4中に巻き込
まれて火炎温度が下がるため、高い球状化率を維持する
ためには、おのずと無機質粉末原料と燃料の量の比(P
/V)を低下しなければならず、生産性の向上が望めな
いという難点があった。
球状化装置では、球状化室1の下部から球状化室内に供
給された冷却用ガスが上昇して高温の火炎4中に巻き込
まれて火炎温度が下がるため、高い球状化率を維持する
ためには、おのずと無機質粉末原料と燃料の量の比(P
/V)を低下しなければならず、生産性の向上が望めな
いという難点があった。
【0006】この考案は、上記従来技術の難点を解決す
るためになされたものである。
るためになされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案によれば、次記
の手段により課題が解決するものである。
の手段により課題が解決するものである。
【0008】室の上部に無機質粉末原料を含む高温火炎
を噴射するバーナーを有すると共に、室の下部に冷却用
ガス供給管が接続されている無機質球状化粒子の製造装
置において、上記バーナーから噴射される無機質粉末原
料を含む高温火炎を包囲する筒体を設けてなる、無機質
球状化粒子の製造装置。
を噴射するバーナーを有すると共に、室の下部に冷却用
ガス供給管が接続されている無機質球状化粒子の製造装
置において、上記バーナーから噴射される無機質粉末原
料を含む高温火炎を包囲する筒体を設けてなる、無機質
球状化粒子の製造装置。
【0009】
【実施例及び作用】以下、この考案を図1に示す実施例
により詳細に説明する。
により詳細に説明する。
【0010】この考案の特徴は、図1から明らかな如く
球状化室1の頂部に筒体8を設け、この筒体8の上方に
高温火炎及び無機質粉末原料を噴射するバーナー2を設
けてバーナー2から噴射される高温火炎4の周囲を筒体
8によって包囲するようにしたものである。
球状化室1の頂部に筒体8を設け、この筒体8の上方に
高温火炎及び無機質粉末原料を噴射するバーナー2を設
けてバーナー2から噴射される高温火炎4の周囲を筒体
8によって包囲するようにしたものである。
【0011】この様な構成とすることにより、高温火炎
4は筒体8内に存在し火炎4と筒体8出口との間隙が小
さくなるため、巻き込みガス量が著しく減少し、従来に
比べて火炎温度の上昇が可能となるものである。
4は筒体8内に存在し火炎4と筒体8出口との間隙が小
さくなるため、巻き込みガス量が著しく減少し、従来に
比べて火炎温度の上昇が可能となるものである。
【0012】この場合、筒体8は耐火構造で水冷機構を
施し、溶融原料の付着を防止することが望ましい。
施し、溶融原料の付着を防止することが望ましい。
【0013】次に、実施結果を記載する。
【0014】図2の従来装置、図1のこの考案の実施例
装置について、可燃ガス量、酸素量及び冷却用空気量を
同一にしてシリカ原料の球状化実験を行った。高い球状
化率をを維持するためにシリカ原料と燃料の量の比(P
/V)を、図1のこの考案の実施例装置では図2の従来
装置に比較して大きくすることができ、その結果この考
案の装置では40%以上の生産性の向上を図ることがで
きる。
装置について、可燃ガス量、酸素量及び冷却用空気量を
同一にしてシリカ原料の球状化実験を行った。高い球状
化率をを維持するためにシリカ原料と燃料の量の比(P
/V)を、図1のこの考案の実施例装置では図2の従来
装置に比較して大きくすることができ、その結果この考
案の装置では40%以上の生産性の向上を図ることがで
きる。
【0015】
【考案の効果】この考案の無機質球状化粒子の製造装置
によれば、無機質球状化粒子の生産性の向上がはかれる
ものであり、無機質球状粒子の製造に大きく寄与したも
のである。
によれば、無機質球状化粒子の生産性の向上がはかれる
ものであり、無機質球状粒子の製造に大きく寄与したも
のである。
【図1】この考案の無機質球状化粒子製造装置の説明図
である。
である。
【図2】従来の無機質球状化粒子製造装置の説明図であ
る。
る。
1…球状化室 2…高温火炎及び無機質粉末原料を噴射するバーナー 4…高温火炎、5…冷却用ガス供給管 8…高温火炎包囲筒体
Claims (1)
- 【請求項1】室の上部に無機質粉末原料を含む高温火炎
を噴射するバーナーを有すと共に、室の下部に冷却用ガ
ス供給管が接続されている無機質球状化粒子の製造装置
において、上記バーナーから噴射される無機質粉末原料
を含む高温火炎を包囲する筒体を設けてなる、無機質球
状化粒子の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40026690U JPH0639785Y2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 無機質球状化粒子の製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40026690U JPH0639785Y2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 無機質球状化粒子の製造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0487734U JPH0487734U (ja) | 1992-07-30 |
JPH0639785Y2 true JPH0639785Y2 (ja) | 1994-10-19 |
Family
ID=31878537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40026690U Expired - Lifetime JPH0639785Y2 (ja) | 1990-12-10 | 1990-12-10 | 無機質球状化粒子の製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0639785Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4516642B2 (ja) * | 1999-07-06 | 2010-08-04 | 大川原化工機株式会社 | 噴霧熱分解装置 |
-
1990
- 1990-12-10 JP JP40026690U patent/JPH0639785Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0487734U (ja) | 1992-07-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19950404 |