JPH0639721Y2 - 内視鏡用注射器 - Google Patents

内視鏡用注射器

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JPH0639721Y2
JPH0639721Y2 JP1987178204U JP17820487U JPH0639721Y2 JP H0639721 Y2 JPH0639721 Y2 JP H0639721Y2 JP 1987178204 U JP1987178204 U JP 1987178204U JP 17820487 U JP17820487 U JP 17820487U JP H0639721 Y2 JPH0639721 Y2 JP H0639721Y2
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JP
Japan
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injection needle
tip
needle
endoscope
tip member
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JP1987178204U
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JPH0182053U (ja
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達也 斉藤
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Olympus Corp
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Olympus Optic Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、内視鏡用注射器、詳しくは、経内視鏡的に体
内に挿入され、患部に薬液等を注入する内視鏡用注射器
に関する。
[従来の技術] 従来、この種内視鏡用注射器においては、その注射用針
を先端部材の案内孔から突出させた際、その突出量を規
制するようになっており、その規制構造は実開昭57−12
6201号公報等のものも知られているが、主に第7図,第
8図に示した構造のものが使用されている。即ち、第7
図に示すように、注射用針36を突出させる案内孔37を有
すると共に、注射用針36の突出量を規制する先端部材31
が先端に固着された、密巻コイルからなる外套管32と、
この外套管32内に進退自在に挿通され、先端部に上記案
内孔37から出入自在に突出する注射用針36が取り付けら
れた内套管34とで構成された注射器先端部において、上
記内套管34の先端部が嵌着した上記注射用針36の基部の
外周に、パイプ状のストッパ35が固定されていて、同ス
トッパ35の先端が、上記先端部材31の内周面に形成され
た2段のテーパ面の先端寄りのテーパ面に当接して、上
記注射用針36の突出が規制されるようになっている。
上記先端部材31は、その内部に第8図に示すように、中
心軸線上の先端側(針の突出側)に上記注射用針36が出
入自在に挿通される案内孔37が設けられており、後端側
(外套管接続側)に、この案内孔37に連設して後方に向
かって2段に孔径が拡大されて形成された第1段孔部38
と第2段孔部39とが設けられていて、それぞれの段差部
は注射用針36を案内孔37に向けて円滑に前進させる先細
のテーパ面40,41で連なるようになっている。即ち、後
端解放部を形成する第2段孔部39はテーパ面41によって
第1段孔部38に連設され、同孔部38はテーパ面40によっ
て案内孔37に連設されていて、このテーパ面40に上記ス
トッパ35が当接して注射用針36の突出量が規制されるよ
うになっている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、上述したように第7,8図に示した従来の内視
鏡用注射器においては、注射用針を案内するための先端
部材31の内周面が2つのテーパ面40,41により連続する
第1段孔部38と第2段孔部39の2段に形成されているの
で、それぞれのテーパ面40,41の傾斜角度が大きくな
り、その角度は針の突出方向に対して垂直に近づき傾斜
が急になる。従って、上記注射用針36を上記先端部材31
の案内孔37から突出させる際、針36に連続する内套管34
の曲り等により針先36aが上記テーパ面40,41に引掛っ
て、針36の突出力量が重くなり、無理に針の突出しを行
なうと、内套管に座屈を生じさせ、針36の突出しができ
なくなってしまうという問題点を有していた。
従って、本考案の目的は、上述したような問題点に鑑
み、注射用針を外套管から突出させる際、先端部材の内
周面に針が引掛るようなことがなく滑かに針の突出が行
なえるようにした内視鏡用注射器を提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用] 本考案は、上記目的を達成するために、先端部に注射用
針を有した内套管と、この内套管を進退自在に挿通し、
上記注射用針を先端部から出入させる案内孔を有する先
端部材とを具備する内視鏡用注射器において上記先端部
材の内面に、上記注射用針を上記案内孔に導くための、
開角度が70°以下の先細のコーン状の連続した1つのテ
ーパ面を形成し、上記注射用針に周設したストッパが針
の突き出し状態で、上記テーパ面と当接することを特徴
とするものである。
[実施例] 以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。
第3図は、本考案が適用された内視鏡用注射器の全体の
構成を示す斜視図である。この内視鏡用注射器は、周
知のように、内視鏡の鉗子チャンネルを介して体腔内に
挿入され、患部に薬液等を注入するためのものであっ
て、先端部に注射用針の突出案内をする先端部材8が取
り付けられた密巻状コイルからなる可撓性の外套管2
と、この外套管2内に進退自在に挿通されていて、その
先端部に注射用針3(第1図参照)が取付けられた可撓
性チューブからなる内套管4と、上記外套管2の後端部
に接続され、上記内套管4の後端部に接続されたスライ
ダ6を進退自在に支持する操作部本体5とで、その主要
部は構成されている。なお符号7は上記外套管2と操作
部本体5との接続部を補強するための折れ防止部材であ
る。
第1,2図は、本考案の第1実施例を示す内視鏡用注射器
の先端部の断面図であって、上記注射用針3が出入する
外套管2の先端部には、注射用針3の突出を案内すると
共に、同針の突出量を規制するための先端部材8が嵌着
固定されている。この先端部材8の先端部がわには注射
用針3の突出を案内するための案内孔9が穿設されてお
り、同案内孔9の後方がわには、内径が後端部に向けて
大きくなるコーン状の一つのテーパ面10が形成されてい
て、このテーパ面10に連続する後端部が外套管4への取
付孔部となっている。そして、このテーパ面10に、上記
内套管4の先端部に上記注射用針3の基部と共に固着さ
れた短筒状のストッパ11の先端部に形成されたテーパ部
12が当接することによって、注射用針3の外套管2より
の突出量が規制されるようになっている。
上記テーパ面10の開角度は、注射用針3の突出方向に対
して片側45°以下であれば、同針3の針先3aが上記テー
パ面10に対して滑り易く引掛かることなく円滑に突出で
きるが、針先3aが内套管4の曲り等により10°程度、曲
げられて突出する場合も考慮して本案ではテーパ角が片
側35°以下、即ち、全開角度αを針の突出方向に対して
70°以下としてある。そして、上記ストッパ11の先端外
周縁部に形成されるテーパ部12のテーパ角度も上記テー
パ面10の角度と同様になっている。
このように構成された本実施例における内視鏡用注射器
は、上記操作部本体5に対してスライダ6を押し引き
することによって、上記注射用針3が外套管2の先端部
から出入する。そして、スライダ6を前進させて注射用
針3を外套管2の先端部材8の案内孔9より突出させる
際には、上述したように、先端部材8のテーパ面10が開
角度70°以下となっているので、注射用針3が内套管4
の曲がりによって多少曲げられるようなことがあって
も、上記テーパ面10に好適に案内されて何等抵抗なく上
記案内孔9に導かれ、これを先端部材8から突出させる
ことができる。また、同注射用針3の突出量は、上記ス
トッパ11のテーパ部12が先端部材8のテーパ面10に当接
することによって規制される。従って、本案によれば、
従来のように注射用針を外套管先端より突出させる際に
先端部材内に針が引掛って突出できなくなる等の不都合
は見事に解消される。
第4図は、本考案の第2実施例を示す内視鏡用注射器の
先端部の要部拡大断面図である。本実施例における内視
鏡用注射器21は、上記第1実施例における内視鏡用注射
と先端部材8を除き全く同様に構成されているの
で、同一構成部材については同一符号を付すに止めその
説明は省略する。本実施例の内視鏡用注射器21における
先端部材22も、第4図〜第6図に示されるように、上記
第1実施例における先端部材8と同様な形状に形成さ
れ、その内面には同先端部材8のテーパ面10と同様なテ
ーパ面23を有しているが、同テーパ面23にはその軸方向
の等間隔位置に複数本(本実施例においては8本)の突
条24(第6図参照)が設けられ、同突条23間がテーパ溝
25となっているる点で異なっている。
このように本実施例においては先端部材22のテーパ面23
に突条24,溝25が設けられているので、注射用針3を先
端部材22から突出させる際には、針先3aがテーパ面23と
突条24とにより形成されるテーパ溝25に誘導されてその
先端部の案内孔26に向けて確実に案内されるという効果
がある。なお、注射用針3の基部に固着されたストッパ
11は、同注射用針3が先端部材22より突出する際、その
先端のテーパ部12が同先端部材22の突条24の上面のテー
パ面に当接することによって、その突出量が規制され
る。その他の作用は上記第1実施例における内視鏡用注
射器と変わるところがない。
この第2実施例によれば、突条24とテーパ面23とによっ
て形成されたテーパ溝25により注射用針3が案内される
ので、注射用針3が横方向に曲がることなく、一直線に
案内孔26に向けて誘導されるという顕著な効果も得られ
る。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、注射用針を外套管
の先端から突出させる際、その先端部材の内周面のテー
パ面が針の突出方向に対してゆるやかに傾斜しているた
め、滑り易く引掛かるようなこともなく、円滑に突出で
き、従来の欠点を見事に解消した内視鏡用注射器を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の第1実施例を示す内視鏡用注射器の
注射用針が突出した状態を示す先端部の断面図、 第2図は、上記第1図の内視鏡用注射器の注射用針の突
出初期の状態を示す先端部の断面図、 第3図は、本考案が適用された内視鏡用注射器の全体の
構成を示す斜視図、 第4図は、本考案の第2実施例を示す内視鏡用注射器の
先端部の断面図、 第5図は、上記第4図の内視鏡用注射器の先端部材の断
面図、 第6図は、上記第5図中のA−A線に沿う断面図、 第7図は、従来の内視鏡用注射器の先端部の一例を示す
断面図、 第8図は、上記第7図の内視鏡用注射器の先端部材の断
面図である。21……内視鏡用注射器 2,32……外套管 3,36……注射用針 4,34……内套管 8,22,31……先端部材 9,26,37……案内孔 10,23,40,41……テーパ面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に注射用針を有した内套管と、この内
    套管を進退自在に挿通し、先端に上記注射用針を突出さ
    せる案内孔を有する先端部材が取り付けられた外套管と
    を具備してなる内視鏡用注射器において、 上記先端部材の内面に、上記注射用針を上記案内孔に導
    くための、開角度が70°以下の先細のコーン状の連続し
    た1つのテーパ面を形成し、上記注射用針に周設したス
    トッパが針の突き出し状態で、上記テーパ面と当接する
    ことを特徴とする内視鏡用注射器。
JP1987178204U 1987-11-21 1987-11-21 内視鏡用注射器 Expired - Lifetime JPH0639721Y2 (ja)

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JP1987178204U JPH0639721Y2 (ja) 1987-11-21 1987-11-21 内視鏡用注射器

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JPH0182053U JPH0182053U (ja) 1989-06-01
JPH0639721Y2 true JPH0639721Y2 (ja) 1994-10-19

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