JPS63122417A - 医療用可撓管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は内側可撓管を外側可撓管より突出させて体腔内
で使用される医療用可撓管に関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の医療用可撓管としては、特開昭５９−１
８３″７６６号公報および実開昭６０−１８７７３８号
公報に示されているように、内側可撓管の先端部に曲り
癖を付与し、この内側可撓管を外側可撓管の先端より突
出させることにより内側可撓管の先端部を適当な角度に
湾曲させ、体腔内への挿入を行っていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このような医療用可撓管は外側可撓管が
内側可撓管の一部に付与されている曲り癖を拘束できる
程度の剛性を有していなければならず、そのために体腔
内へ挿入するには適当でなかった。

本発明はこのような問題点に着目してなされたもので、
その目的とするところは、適当な可撓性を有し、体腔内
への挿入が容易な医療用可撓管を提供することにある。

Ｃ問題点を解決するための手段〕 上記問題点を解決するために本発明は、内側可撓管およ
び外側可撓管の各々に互いに当接する部位を少なくとも
１箇所設け、前記内側可撓管を外側可撓管に対して進退
させることにより前記当接部位を中心に内側可撓管を湾
曲せしめることを特徴とするものである。

〔実　施　例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図乃至第５図は本発明の第１実施例を示し、第１図
は医療用可撓管の先端部分を示す斜視図である。この医
療用可撓管１は内側可撓管２と外側可撓管３とからなり
、内側可撓管２には体腔内へ′　薬液を注入したり、体
腔内の汚物等を吸引する時に用いられる複数の貫通孔４
が設けられている。

また、内側可撓管２は第２図に示すように外側可撓管３
より突出した部分の後端に外側可撓管３の外側当接面６
と当接する内側当接面５を有し、この内側当接面５を境
にして断面形状が異形状となっている。上記外側当接面
６は外側可撓？！３の先端部内周面に設けられ、この外
側当接面６を境にして後端側は第３図に示すように内側
可撓管２の輪郭と同形の断面形状となっている。なお、
内側可撓管２は外側可撓管３に対して進退自在となって
いる。

このような構成において内側可撓管２を図中右方に引張
ると、内側可撓管２の内側当接面５と外側可撓管３の外
側当接面６とが当接する。この状態でさらに内側可撓管
２を引張ると、内側当接面５が設けられている側は外側
当接面６に拘束されているが、内側当接面５の反対側は
外側当接面６に拘束されていないため外側可撓管３内に
引込まれる。これにより内側当接面５を中心に曲げモー
メントが生じ、内側可撓管２の先端を第４図に示すよう
に湾曲させることができる。なお、外側可撓管３には第
５図に示すように外周面上に開口する内孔７があっても
よい。

次に第６図および第７図は本発明の第２実施例を示し、
この実施例の内側当接面５は第１実施例のように内側可
撓管２の軸方向に対して垂直な端面ではなく、内側可撓
管２の外周に傾斜して設けられている。そして、外側可
撓管３の外側当接面６は外側可撓管３の先端面となって
いる。このように内側可撓管２の内側当接面５を内側可
撓管２の軸方向に対して傾斜させることにより、第１実
施例と同様に内側可撓管２の先端を湾曲させることがで
きるとともに、内側当接面５の傾斜角度を変えることに
より最大湾曲角度を任意に設定することができる。

また、第８図乃至第１１図は本発明の第３実施例を示す
ものである。この実施例では外側可撓管３の先端面の一
部に突起部８を設け、この突出部８の先端側と後端側に
先端側当接面９および後端側当接面１０を設ける。一方
、内側可撓管２の外周面には切欠状の段差部１１を設け
、その両壁にそれぞれ先端側当接面１２および後端側当
接面１３を設ける。そして、段差部１１に上記突起部８
を嵌め込んで内側可撓管２を外側可撓管３に対して進退
させると、内側可撓管２の先端側当接面１２および後端
側当接面１３が外側可撓管３の先端側当接面９および後
端側当接面１０に当接するので、内側可撓管２の先端を
第１０図および第１１図に示すように上下方向に湾曲さ
せることができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、適当な可撓性をを
し、体腔内への挿入が容易な医療用可撓管を提供できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は本発明の第１実施例を示し、第１図
は医療用可撓管の先端部分を示す斜視図、第２図はその
断面図、第３図は第２図のＡ−Ａ断面図、第４図は内側
可撓管の先端を湾曲させた状態を示す断面図、第５図は
外側可撓管の断面図、第６図および第７図は本発明の第
２実施例を示し、第６図は医療用可撓管の先端部分を示
す斜視図、第７図はその側面図、第８図乃至第１１図は
本発明の第３実施例を示し、第８図は外側可撓管の先端
部分を示す斜視図、第９図は内側可撓管の先端部分を示
す斜視図、第１０図は内側可撓管の先端を下方向に湾曲
させた状態を示す断面図、第１１図は内側可撓管の先端
を上方向に湾曲させた状態を示す断面図である。 １・・・医療用可撓管、２・・・内側可撓管、３・・・
外側可撓管、５・・・内側当接面、６・・・外側当接面
、９゜１２・・・先端側当接面、１０．１３・・・後端
側当接面。 第３図 第４図 第Ｓ図 第８図 １１０　　ＩＩＡ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 内側可撓管を外側可撓管より突出させて体腔内で使用さ
   れる医療用可撓管において、前記内側可撓管および外側
   可撓管の各々に互いに当接する部位を少なくとも１箇所
   設け、前記内側可撓管を外側可撓管に対して進退させる
   ことにより前記当接部位を中心に内側可撓管を湾曲せし
   めることを特徴とする医療用可撓管。