JPH063966U - 糸切れ検出機能付糸シート搬送装置 - Google Patents
糸切れ検出機能付糸シート搬送装置Info
- Publication number
- JPH063966U JPH063966U JP4295692U JP4295692U JPH063966U JP H063966 U JPH063966 U JP H063966U JP 4295692 U JP4295692 U JP 4295692U JP 4295692 U JP4295692 U JP 4295692U JP H063966 U JPH063966 U JP H063966U
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- yarn sheet
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- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 糸シートにおける糸切れを検出する。
【構成】 糸シートにガイドローラを接触させると共
に、当該ガイドローラの糸シート接触部位外側に光電式
糸センサの光軸を配置した。 【効果】 糸切れした糸はローラ上で凸ループを形成し
ており、糸センサでこれを検出することができる。この
ようにすれば、糸切れした糸が糸シートから垂れ下がら
ないときでも、検出が可能となる。
に、当該ガイドローラの糸シート接触部位外側に光電式
糸センサの光軸を配置した。 【効果】 糸切れした糸はローラ上で凸ループを形成し
ており、糸センサでこれを検出することができる。この
ようにすれば、糸切れした糸が糸シートから垂れ下がら
ないときでも、検出が可能となる。
Description
【0001】
本考案は、糸切れを監視しながら糸シートを走行させる装置に関するものであ る。
【0002】
整経機や糊付機、乾燥機においては、多数の糸を同時に平行して走らせるため 、糸がシート状に集束し、1本1本の糸切れが非常に検出しづらい。
【0003】 従来、投光器と受光器とを対向配置して光軸を糸シートの直下に配置し、糸切 れを起して糸シートから垂れ下がってきた糸端がないかを監視することによって 糸切れを検出する方法が提案された(実開昭62-6394号公報参照)。しかし、こ の方法では、糸切れが発生した瞬間、糸に掛かっていた張力によって糸が弾かれ 、糸が糸シート上に載ってしまって、糸切れが全く検出できなくなるという欠点 があったのである。
【0004】
本考案は、従来の糸シート中の糸切れ検出に上記の問題点があったことに鑑み てなされたもので、糸端が糸シート上に載ってしまっても、糸切れを検出できる ようにすることを技術的課題とするものである。
【0005】
以下、上記課題解決のために本考案において採用した手段を説明すると、検出 用ガイドローラのローラ面に、走行糸シートを当接すると共に、光電式糸センサ を採用してその光軸を、ガイドローラの糸シート接触部位の僅かに外側に、ロー ラ軸に略平行に配置するという手段である。
【0006】 糸切れの発生時には、糸シート走行方向下流側の切断糸端は、糸に掛かってい た張力によって弾かれ、糸シート上に凸ループを形成しながら着地することがあ る。特に、糸が筬のような案内部材に引っ掛かって糸切れを起したときには、糸 切れ前に掛かっていた張力が大きいため、糸が非常に大きく弾かれる。糸端の着 地位置は、毎回まちまちだが、普通は検出用ガイドローラ上かまたは検出用ガイ ドローラよりも上流側である。また、切断糸による凸ループは、検出用ガイドロ ーラのある位置を通過する際には、凸ループがガイドローラによって下から支え られるようにして持ち上げられ、確実に糸シート上で盛り上がる。これに対し、 糸切れしていない糸は、凸ループを形成せずに、検出用ガイドローラに沿って走 行していく。このため、本考案のごとき手段を採用すると、光電式糸センサで糸 シート上に形成されたこの凸ループを検出用ガイドローラの糸シート接触部位に おいて検出することによって、糸切れの発生を認識できるのである。
【0007】 また、本考案においては、検出用ガイドローラの上流側に、糸シートに対し、 糸センサの配置された側の反対側から、エアを吹き付けるエアノズルを付加採用 することもできる。かかるエアノズルを採用すれば、糸シート上に形成された凸 ループの高さを更に高く吹き上げることができるので、小さな凸ループしかでき ないような糸のときでも、確実に糸切れ検出を行える。
【0008】
以下、本考案を実施例に基づいて説明する。
【0009】 クリールKに仕掛けた多数の給糸体H・H・…から、それぞれ糸Y・Y・…を 引き出して、ガイドローラR・R・1を介して、経糸ビームBに巻き取り、整経 する。糸Y・Y・…は、最初のガイドローラRによって、全てが同一平面状に整 然と並び、糸シートSとなる。したがって、これらガイドローラR・R・1は、 搬送装置の一部を構成する。
【0010】 3本のガイドローラの内、糸シートS走行方向を基準として最も下流側に位置 するローラ1は、検出用ガイドローラとなる。この検出用ガイドローラの近傍、 即ち検出用ガイドローラの糸シート接触部位の僅かに外側には、ローラ軸に平行 に、光電式糸センサ2の光軸2Lが配置してある。この光電式糸センサ2の光軸の 配置位置は、検出用ガイドローラの糸シート接触部位の外側、つまり、図2でロ ーラ中心から扇形に伸びる2本の線に切られたローラ周面の劣弧の外側の部分な らば、どこでも良い。しかして、糸切れした糸端が糸シートS上に載ったまま搬 送されてくると、糸シートS上で形成された切断糸の凸ループが、光電式糸セン サの光軸を横切るので、糸センサで糸が検出され、このことによって糸切れの有 無が認識できる。なお、本実施例のように、糸シートを検出用のガイドローラに 巻き付けるようにして方向変換させてやると、糸シート上の切断糸が慣性によっ て遠心方向に振られるので、糸センサによる検出が容易である。
【0011】 なお、図3に示す第2実施例のように、検出用ガイドローラの上流側にエアノ ズル3を配置して、糸シートの下方から上向きにエアを吹き出すようにすること も可能である。この手法を採用すれば、切断糸の凸ループの高さが高くなり、小 さな凸ループしか形成されないような条件のときでも、より糸切れ検出がしやす くなる。
【0012】 本実施例は以上のように構成されるが、本考案は上記実施例にのみ限定される ものではない。例えば、検出用ガイドローラは、図4〜6に示すように、糊付乾 燥機や整経機における搬送装置の各部位に、自由に配置することができるし、ま た、従来周知の他の型の糸切れ検出器を併用することも可能である。また、上記 2実施例とは逆に、検出用ガイドローラを糸シートの上側から当接するように構 成しても良い。このときは、エアノズルや光電式糸センサの配置も、当然に逆転 する。
【0013】
以上のように、本考案の糸シート搬送装置は、切断糸が糸シート上に載ってし まったという、従来方法では糸切れ検出が全く不可能な状況下でも、糸切れを確 実に検出する機能を備えたもので、産業上の利用価値が高い。
【図1】第1実施例の使用状態説明図である。
【図2】第1実施例の部分拡大説明図である。
【図3】第2実施例の部分拡大説明図である。
【図4】本考案の検出用ガイドローラ採用場所の1例を
示す図である。
示す図である。
【図5】本考案の検出用ガイドローラ採用場所の1例を
示す図である。
示す図である。
【図6】本考案の検出用ガイドローラ採用場所の1例を
示す図である。
示す図である。
1 検出用ガイドローラ 2 光電式糸センサ
Claims (2)
- 【請求項1】 糸シートを走行させる装置であって、 走行糸シートの全幅にわたって糸シートと当接する検出
用ガイドローラと、 当該ガイドローラの糸シート接触部位の僅かに外側を通
り、ローラ軸に略平行な光軸を持つ光電式糸センサとを
有することを特徴とする糸切れ検出機能付糸シート搬送
装置。 - 【請求項2】 糸シート走行方向からみて検出用ガイド
ローラの上流側に、糸シートに対し光電式糸センサ配置
反対側から糸シートに向けてエアを吹き出すエアノズル
を配置したことを特徴とする請求項1記載の糸切れ検出
機能付糸シート搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992042956U JP2593963Y2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 糸切れ検出機能付糸シート搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992042956U JP2593963Y2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 糸切れ検出機能付糸シート搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063966U true JPH063966U (ja) | 1994-01-18 |
JP2593963Y2 JP2593963Y2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=12650483
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992042956U Expired - Fee Related JP2593963Y2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 糸切れ検出機能付糸シート搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593963Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113802252A (zh) * | 2021-10-27 | 2021-12-17 | 深圳市海弘装备技术有限公司 | 一种断纱检测装置及织布机 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS558629A (en) * | 1978-06-30 | 1980-01-22 | Fujitsu Ltd | Defect avoiding system in magnetic recording device |
JPS5916018A (ja) * | 1982-07-19 | 1984-01-27 | Kubota Ltd | 自動走行車輌 |
JPH03146763A (ja) * | 1989-10-30 | 1991-06-21 | Jr Charles F Strandberg | スラッシャ上の糸のサイズ剤充填度を監視する装置および方法 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP1992042956U patent/JP2593963Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS558629A (en) * | 1978-06-30 | 1980-01-22 | Fujitsu Ltd | Defect avoiding system in magnetic recording device |
JPS5916018A (ja) * | 1982-07-19 | 1984-01-27 | Kubota Ltd | 自動走行車輌 |
JPH03146763A (ja) * | 1989-10-30 | 1991-06-21 | Jr Charles F Strandberg | スラッシャ上の糸のサイズ剤充填度を監視する装置および方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113802252A (zh) * | 2021-10-27 | 2021-12-17 | 深圳市海弘装备技术有限公司 | 一种断纱检测装置及织布机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2593963Y2 (ja) | 1999-04-19 |
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