JPH063937Y2 - 窓戸の開放調整具 - Google Patents

窓戸の開放調整具

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JPH063937Y2
JPH063937Y2 JP1988079365U JP7936588U JPH063937Y2 JP H063937 Y2 JPH063937 Y2 JP H063937Y2 JP 1988079365 U JP1988079365 U JP 1988079365U JP 7936588 U JP7936588 U JP 7936588U JP H063937 Y2 JPH063937 Y2 JP H063937Y2
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JP
Japan
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window
screw
cylindrical body
friction piece
tubular
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JP1988079365U
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JPH021378U (ja
Inventor
三男 山田
Original Assignee
澁谷金属産業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、窓戸の開放調整具に関するものである。
〔従来の技術とその課題〕
この種の窓戸の開放調整具の一般的なものは、実開昭6
2−80967号公報に示すごとく、窓戸に調整杆を回
転自在に取付けるとともに、この調整杆を窓枠に取付け
たロック具でもって摺動自在に支持し、調整杆にはその
長さ方向に所要間隔で透孔を形成した構成であり、この
透孔の任意のものに、ロック具のピン又はねじを嵌入す
ることにより、その嵌入位置と調整杆の回転部との距離
で決定される窓戸開放度を固定する。
しかしながら、この開放調整具は、透孔の位置で開放度
が決定され、開放度を連続的に選択できない問題があ
る。また、ピン、ねじの嵌入動作が煩わしい問題もあ
る。
そこで、本願出願人は、実開昭62−126475号公
報で示すように、フリクションピース(摩擦片)でもっ
て、窓戸の開放度を連続的に調整し得る器具を提案し
た。
しかしながら、この調整具は、調整杆と、その摺動用レ
ールとをフリクションピースを介してリンク状に連結し
たものであるため、体裁が悪く、作用に円滑さがない。
ところで、この種の調整具においては、自殺等の防止の
ため、通常は、窓戸の開放度合を人が通れない程度、例
えば15度前後までとし、必要に応じてもっと広く、例
えば90度近くまで開放する事を要求される場合があ
る。
このため、本願出願人は、前記実開昭62−80967
号公報に示すごとく、ロック具と窓戸間に補助アームを
取付け、この補助アームによって、前記15度前後の開
放規制を行ない、補助アームとロック具の関係を切るこ
とにより、90度前後の開放を行ない得る技術を提案し
た。
しかしながら、この補助アームは、露出しており、体裁
が悪いうえに、部品点数が多くなり、大幅なコストアッ
プの原因ともなっている。
この考案は、以上の点に留意し、簡単な構造でもって、
連続的な開放調整が可能であるとともに、開放度規制も
行なえ得る窓戸の開放調整具を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案にあっては、窓枠に
回転自在に支持される筒状体に、窓戸に回転自在に支持
される筒状体を、フリクションピースを介して、その筒
軸方向に出し入れ可能に嵌入し、一方の筒状体に、その
筒軸方向に長い長孔を形成するとともに、他方の筒状体
に、前記長孔に出没可能で、一方の筒状体から他方の筒
状体が引き出された際、その長孔の一端に係止する突子
を設けた構成としたものである。
〔作用〕
このように構成される窓戸の開放調整具は、窓戸と窓枠
の間に取付け、突子を没した状態では、フリクションピ
ースにより、両筒状体の出し入れ操作が抵抗をもって行
なわれ、その抵抗力によりその伸縮度合が固定される。
すなわち、窓戸の任意の開放度合が固定される。
一方、突子を長孔内に突出させた状態では、一方の筒状
体から他方の筒状体が引き出されるとその突子が長孔の
端に係止するため、その突子の長孔内における移動範囲
において、両筒状体の出し入れが規制される。すなわ
ち、その移動範囲を、例えば、窓戸が閉じた状態から1
5度の開放度合に調整すれば、その範囲内に窓戸の開放
度が規制される。
〔実施例〕
第1図、第2図に示すように、2本の筒状体1、2が出
し入れ可能に嵌入されており、他方の筒状体1がブラケ
ット3を介して窓戸Aに、一方の筒状体2がブラケット
4を介して窓枠Bにそれぞれ回転自在に支持される。両
筒状体1、2の開放端にはそれぞれ合成樹脂製のキャッ
プ5が嵌入されている。
他方の筒状体1の挿入端には、第2図及び第5図に示す
ように、フリクションピース6がピン7により固定さ
れ、このフリクションピース6の断面台形凹部6aに金
属製圧接子8が嵌めてある。この圧接子8にはねじ9が
ねじ込まれ、そのねじ9の下端に金属板10を介して合
成樹脂製摩擦板11が位置されている。
第4図に示すように、上記圧接子8がフリクションピー
ス6に接せず、又は圧接しない状態では、フリクション
ピース6及び摩擦板11が筒状体2の内面に圧接しない
ため、両筒状体1、2は容易に出し入れできる。その状
態から、第5図に示すように、ねじ9をねじ込むと、圧
接子8がフリクションピース6に圧接して(凹部6aに
圧入して)フリクションピース6が筒状体2内面に圧接
するとともに、摩擦板11が筒状体2内面に圧接し、す
なわち、3面で圧接作用がなされ、その圧接力により、
両筒状体1、2の出し入れは容易でなくなる。このた
め、前記圧接力に抗して筒状体1、2を出し入れする
と、その出し入れ状態が固定される。
上記フリクションピース6の端部にはナット12が嵌入
され、このナット12にねじ13がねじ込まれており、
このねじ13は六角レンチによって回すことにより出没
する。一方の筒状体2には、このねじ13が嵌入する長
孔14が形成されており、この長孔14は、第1図、第
2図に示すように、窓戸Aを閉じた他方の筒状体1がほ
ぼ一杯に入った状態で、その一端(第1図の右端)がね
じ13に臨み、第1図2点鎖線で示すように、窓戸Aが
15度前後開いた状態で、他端がねじ13に臨む(ねじ
13が長孔14の一端に係止する)ようになっている。
したがって、第2図に示すように、ねじ13を長孔14
内に突出させた状態では、ねじ13の長孔14内の移動
範囲しか両筒状体1、2が出し入れできないこととな
る。すなわち、窓戸Aの開放が15度以内に規制され
る。
なお、図中、15はねじ9のねじ込み度合調整用透孔で
あるが、長孔14でもって調整できる場合には形成する
必要はない。また、長孔14は操作説明付の貼着プレー
トで塞ぐとよい。
実施例は以上のように構成されており、まず、第1図に
示すように、窓戸Aと窓枠B間にビス等により取付け、
ねじ9によりフリクションピース6、摩擦板11の圧接
度合を調整する。ここで、窓戸Aの開放度を規制する場
合はねじ13を長孔14内に突出させ、規制しない場合
にはねじ13を長孔14から退去させる。
この調整具の取付けは、窓戸A側が筒状体2、窓枠Bが
筒状体1としてもよい。
ねじ9及び13の調整が終了後、ねじ13を没した(退
去した)状態では、窓戸Aの開放につれてフリクション
ピース6により、両筒状体1、2の出し入れ操作が抵抗
をもって行なわれ、その抵抗力によりその伸縮度合が固
定される。すなわち、窓戸Aの任意の開放度合が固定さ
れる。
一方、ねじ13を長孔14内に突出させた状態では、ね
じ13の長孔14内における移動範囲において、両筒状
体1、2の出し入れが規制される。すなわち、窓戸Aの
開放度が15度以内に規制される。
なお、筒状体1、2は全周が閉じられたものでなくても
よく、開放面から筒状体が抜けでない、例えば、断面 状のものでもよく、また、断面丸形、六角等種々のもの
を採用できる。
ねじ13と長孔14は逆の筒状体、すなわち、筒状体2
にねじ13をねじ込み、筒状体1に長孔14を形成する
こともできる。
また、長孔14への突子としては、ねじ13に代えて第
6図、第7図に示すものを採用できる。すなわち、フリ
クションピース6に磁性体からなる突子13aを突出自
在に挿入し、同図鎖線のごとく磁石板16を有するカバ
ー17を長孔14に臨ませることにより、磁石板16で
もって突子13aを吸引して長孔14内に突出するよう
にすることができる。この場合、カバー17に操作説明
を書くとよい。
さらに、第8図に示すように、ねじ13に代えて、周知
のキー操作により、シリンダー構造の突子13bを突出
させるようにしてもよい。
〔考案の効果〕
この考案は、以上のように、構成したので、窓戸の連続
的な開放調整が可能であるとともに、その開放度規制も
行ない得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る窓戸の開放調整具の一実施例の
使用説明図、第2図は同実施例の切断正面図、第3図は
同実施例の部分斜視図、第4図及び第5図はそれぞれ各
作用時の第2図における要部切断側面図、第6図及び第
7図は他の実施例の要部切断正面図及び同側面図、第8
図はさらに他の実施例の部分斜視図である。 1、2……筒状体、3、4……ブラケット、6……フリ
クションピース、8……圧接子、11……摩擦板、1
3、13a、13b……ねじ(突子)、14……長孔、
A……窓戸、B……窓枠。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】窓枠Bに回転自在に支持される筒状体2
    に、窓戸Aに回転自在に支持される筒状体1を、フリク
    ションピース6を介して、その筒軸方向に出し入れ可能
    に嵌入し、一方の筒状体2に、その筒軸方向に長い長孔
    14を形成するとともに、他方の筒状体1に、前記長孔
    14に出没可能で、一方の筒状体2から他方の筒状体1
    が引き出された際、その長孔14の一端に係止する突子
    13を設けたことを特徴とする窓戸の開放調整具。
JP1988079365U 1988-06-15 1988-06-15 窓戸の開放調整具 Expired - Lifetime JPH063937Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988079365U JPH063937Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 窓戸の開放調整具

Applications Claiming Priority (1)

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JP1988079365U JPH063937Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 窓戸の開放調整具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH021378U JPH021378U (ja) 1990-01-08
JPH063937Y2 true JPH063937Y2 (ja) 1994-02-02

Family

ID=31304250

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988079365U Expired - Lifetime JPH063937Y2 (ja) 1988-06-15 1988-06-15 窓戸の開放調整具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5748213U (ja) * 1980-09-04 1982-03-18
JPS60162665U (ja) * 1984-04-06 1985-10-29 株式会社 太田製作所 オ−バ−ヘツド・ドアホルダ−

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Publication number Publication date
JPH021378U (ja) 1990-01-08

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