JPH0639204A - 原料または原料混合物を処理する方法および装置 - Google Patents

原料または原料混合物を処理する方法および装置

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JPH0639204A
JPH0639204A JP3064339A JP6433991A JPH0639204A JP H0639204 A JPH0639204 A JP H0639204A JP 3064339 A JP3064339 A JP 3064339A JP 6433991 A JP6433991 A JP 6433991A JP H0639204 A JPH0639204 A JP H0639204A
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extraction
mixture
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Hedi Ben-Nasr
ベン−ナシュル ヘディ
Ernst Kriegel
クリーゲル エルンスト
Klaus Dr Reymann
ライマン クラウス
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FURIIDE KRUPP AG HETSUSHIYU KRUPP
Fried Krupp AG Hoesch Krupp
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FURIIDE KRUPP AG HETSUSHIYU KRUPP
Fried Krupp AG Hoesch Krupp
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
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    • B01D11/04Solvent extraction of solutions which are liquid
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23VINDEXING SCHEME RELATING TO FOODS, FOODSTUFFS OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES AND LACTIC OR PROPIONIC ACID BACTERIA USED IN FOODSTUFFS OR FOOD PREPARATION
    • A23V2002/00Food compositions, function of food ingredients or processes for food or foodstuffs

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高圧を加えることなく、任意の高粘性の原料
または原料混合物を分散せしめその成分を抽出すること
により処理し易いようにする方法を開発する。 【構成】 該原料混合物に分散ないしは抽出前に溶剤を
添加しその後で抽出塔に分散せしめる。 【効果】 このような処理で抽出の使用範囲を高粘性の
ペースト状の材料にも拡大することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶剤を抽出塔の下部で
導入し、抽出すべき原料を負荷された溶剤相を上部から
導出し、かつ引き続いて減圧および/または温度変化に
よりその構成成分に分解し溶剤を抽出段階に戻す形式で
例えば液状のまたは抽出の間超臨界状態にある溶剤で向
流抽出することにより原料混合物の分離のために処理物
の分散で液状のまたは処理の間超臨界状態にある溶剤で
処理することによる原料または原料混合物の処理方法に
関する。さらに本発明は当該方法を実施するための装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の公知の処理方法はさらに効果あ
る加工を達成するためには十分に分散しうる原料または
原材混合物の処理に限られる。特にある種の原料混合物
の処理は困難をもたらす。このようにしてまた高粘性の
ペースト状の原料混合物の通例の分離も可溶性成分の溶
剤抽出によって、例えば粗レシチン中の油成分をアセト
ンによって行うが、その際不溶性の純レシチンが得れら
れる。それでも多くの用途において、特に食料品分野で
大多数は毒性の溶剤の製品中に残留する痕跡は障害にな
る。すでに、例えば西ドイツ公開明細書第35 36 6
22号にあるように、標準条件下で、心配のないかつ少
しも痕跡を残さないガス状の溶剤を使用する方法が記載
されている。たいていは臨界下または上の二酸化炭素、
しかしてまた簡単なまたはハロゲン化された炭化水素ま
たはこれらの混合物の提案されている。また抽出効果の
向上のためにいわゆる連行剤を加える。西ドイツ公開明
細書第30 11 185号からは、粗レシチンから圧と
温度に関して超臨界の二酸化炭素で処理することにより
油を抽出し純レシチンを固体として取得する方法が公知
である。西ドイツ公開明細書第3229041号による
方法では製品の品質はかなり所望すべき余地がある。と
いうのは抽出される固体の一様な粉末の堅牢さが達成さ
れないからである。超臨界のガスの多くの有機化合物の
溶解度に関する報告は西ドイツ特記公告明細第1493
190号から示されている。ペースト状原料混合物の際
には抽出剤での実施はかなりの困難をもたらす。従って
西ドイツ公開明細書第35 36622号では粘液性の
粗レシチンから純レシチンを取得する方法および装置が
記載されていて、その際液状のまたは超臨界の、標準状
態ではガス状の抽出剤を円筒状の抽出容器の底の噴射リ
ングの噴射口を通して原料混合物に導入し該溶剤は40
000より多いレイノルド数で噴射口を出て抽出空間で
2700〜8000のレイノルド数で上方に流れるとい
うことである。強い剪断力はペースト状の原料混合物の
分散をひき起すという。西ドイツ公開明細書第3011
185号に相応する方法はそこになされた報告によれ
ば、相の物質交換の取込みと放出についてならびに形式
についての詳細な指摘を与えることなく、不経済な長い
抽出時間3〜7時間を必要とする。西ドイツ公開明細書
第3536622号による噴射装置は抽出時間を約2時
間に減少するということである。それでも試験は凝塊生
成および油膜を示し、その結果均等の脱油を達成できな
い。
【0003】西ドイツ特許出願公開第3329249号
には高圧抽出による成形可能の流動性の原料の抽出方法
ならびに当該方法の実施のための装置が記載されてお
り、そこで装入混合物および/または抽出ガスを1つの
混合室に吹き込む。そこには抽出ガスの装入混合物との
混合もまた抽出剤の抽出物の負荷も行われる。この過程
の実施には圧力600〜1200バールが必要である。
【0004】装入混合物、例えば粗レシチンは西ドイツ
特許出願公開第3329249号明細書によれば抽出ガ
スとはあらかじめ負荷しないで、むしろ混合室に吹き込
みそこで始めてガスと混合し、そこでまた抽出(抽出ガ
スの抽出物での添加)も行われる。しかし記載されてい
る方式によれば、例えば粗レシチンのようなペースト状
または高粘性の原料混合物は経済的には分離されない。
というのは600バールを越える非常に高圧および二成
分ノヅルの費用のかかる構造にかかわらず最少の噴射口
の際であっても装入混合物の十分な分散を達成できずか
つ閉塞危険のため運転の信頼性が保証されないからであ
る。
【0005】粗レシチンの試験はすべての記載された方
法および装置をもってしても油成分の満足すべき抽出が
行われずそれとともに何ら高価の純レシチンを取得する
ことはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題は
実際に任意の原料または原料混合物を分散により処理し
易いようにする手段を開発することであった。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題は冒頭に記載し
た方式の方法において、該原料混合物を分散前に溶剤で
負荷しその後で例えば抽出塔に吹き込むことで解決され
る。またこのような処理で例えば食料品、石油化学製
品、化粧品、薬品、合成樹脂加工品および石油加工品な
らびにホップ抽出品、蒸留残渣、セラミックペースト、
合成樹脂溶融物等の分野からの高粘性ペースト状原料ま
たは原料混合物でも処理および/または分離することが
きる。本発明による装入混合物の超臨界の抽出剤での前
負荷は高粘性またはペースト状原料ないしは原料混合物
の容易にかつ制御される分散になり、該分散物を引き続
いて、例えば容易に分離することができる。これによっ
て不経済な、障害を受けやすい二成分噴射口および余り
に高い圧は必要ではない。当該発明による高粘性の原料
混合物の最適な分散および分離のためには簡単な1成分
噴射口および75バールから最大400バールまでの圧
力で十分である。
【0008】また高粘性のペースト状の原料混合物でも
抽出室に持込む際または前に流動する抽出剤で物質移動
がはるかに良好になり分散される粒子は粗いが十分で抽
出後抽出容器の床に沈降し、そこから引き出すことがで
きるように微細に分散せしめ処理する手段がある。溶剤
としては例えばCO2、SO2、N2O、炭化水素、ハロ
ゲン化炭化水素ならびに混合物、特にだがCO2のよう
な、すべての液状のまたはガス状の臨界の下または上の
抽出剤が問題になる。原料混合物のこの処理によりすぐ
れたならびに次の抽出のために最も適した処理が達成さ
れ、その結果抽出程度もまた抽出時間および製造された
固体の性状も従来の精製品に対して著しく改良される。
【0009】有利には溶剤での原料混合物の負荷は抽出
の前に溶剤で原料混合物の飽和まで行う。それによって
特に浪費もなく負荷に使用した溶剤を利用する。
【0010】本発明のさらに進んだ処理によれば溶剤で
の原料混合物の負荷は抽出塔の前段に挿入した負荷塔で
行い、これから負荷された原料混合物を引き出し抽出塔
に噴射するに際し噴射装置を介して微細に分散させる。
負荷塔においては目的に応じて溶剤による原料混合物の
できるだけ十分な負荷のための有利な条件を調整し適切
な処置を整えることができる。
【0011】高粘性のペースト状の原料混合物の処理の
ため、例えば肥料分野で、特に粗レシチンの脱油のため
には溶剤として二酸化炭素の使用がその生理学的危害の
ため推奨される。そのほかに炭化水素の際に必要とする
爆発防止に対する安全措置は不必要である。
【0012】特に有利な処理条件での負荷塔における粗
レシチンの負荷のためには温度32〜80℃、有利には
40〜60゜および少なくとも二酸化炭素の臨界圧力に
相応する圧力、有利には75〜400バールでそれを行
うことが提案される。
【0013】特に有利な処理条件での抽出塔における粗
レシチンの脱油のためには二酸化炭素の臨界温度の下部
の温度および二酸化炭素の臨界圧の上部の圧力で、有利
には75〜400バールでそれを行うことが提案され
る。
【0014】抽出塔における粗レシチンの脱油のために
は、それを二酸化炭素の臨界温度と80℃の間の温度お
よび二酸化炭素の臨界圧力よりも高い圧力で、有利には
3倍の臨界圧力および400バールの間で行う、別の方
法が考えられる。
【0015】本発明の別の態様では粗レシチンを二酸化
炭素負荷するとおよび抽出処理を同じ圧力で行う。この
際負荷および抽出領域を同一の圧力供給器および監視器
に接続できることは有利である。
【0016】本発明による方法の実施のために特に適し
ているものとしては、抽出塔の前に負荷塔を接続し、該
負荷塔は上部には混合物導入口、溶剤導入口および液体
分散器を、ならびにそのほかでは表面拡大のために充填
体または別の適切な構造を備えた装置が提案される。こ
の配置は溶剤での負荷のために原料混合物の十分な処理
および同時に高度の負荷度までの迅速な負荷を保証す
る。
【0017】ここで有利には抽出塔の上部に噴射すべき
負荷された原料混合物の分散のために噴射口または噴射
装置を配置しこの前に微細フイルターを挿入する。それ
によって負荷塔内の原料混合物の処理は引き続く向流抽
出のために十分に利用される。というのは分散は非常に
均一に行われ抽出に有利な粒子に調整できるからであ
る。
【0018】抽出塔の溶剤排出口に例えば連行される固
体粒子を抑制するフイルターを装備することが推奨され
る。
【0019】そのほかではとりわけ抽出塔の溶剤相の再
生のために分離器を後接続し、該分離器で溶剤を溶解し
ている成分を分離するために圧30〜70バール温度2
0〜60℃で放圧する。
【0020】本発明のさらに進んだ態様によれば負荷塔
に多数の抽出塔を負荷された原料混合物のバッチ処理の
ためにカスカードまたは平列配置に後接続する。それに
よってバッチ方式で生じる抽出の際に処理生成物の凖連
続的運び出しが達成される。
【0021】
【実施例】図1には例として粗レシチンの本発明による
脱油のための工程系統図を示した。恒温貯蔵容器1に入
れてある粗レシチンは導管路2を介して輸送ポンプ3に
達し、そこで負荷塔7における処理圧力に圧縮され熱交
換器4、導管路5および液体分散器6を介して負荷塔7
の上部に導入される。負荷塔7は充填体またはほかの適
切な構造を備えていて、これらは流れ出て行く粗レシチ
ンの表面拡大の作用をなし、それによって超臨界の二酸
化炭素で粗レシチンを負荷ないしは飽和を促進せしめ
る。負荷塔7における温度は32℃〜80℃、有利には
40℃〜60℃である。負荷塔7におけるCO2の圧力
は有利には75バール〜400バールで、その際両塔、
負荷塔7および接続している抽出塔14の圧が同じ大き
さであるときは特に有利である。負荷塔7では粗レシチ
ンは上から下え流れ、それに対してCO2相は停滯残留
している。短時間の後静止している超臨界のCO2相は
可溶性の油成分で飽和し、その結果ここには最早や粗レ
シチンからの油成分は抽出することができない。CO2
で負荷され飽和にされた粗レシチンは負荷塔7の塔底に
集りここから導管路9を介して引き出されポンプ10、
熱交換器11、微細フイルター12を介し噴射口または
噴射装置13に導入される。
【0022】ポンプ3と結合している充填状態制御器8
は負荷塔7の塔底中に十分に粗レシチンあるように働
き、その結果たしかにCO2で負荷されている均一な相
は導管路9に到達する。
【0023】ポンプ10の輸送能力は噴射口または噴射
装置13の前の圧力および抽出塔14中の処理圧力との
間に最適な圧力差を維持するように調整する。脱油すべ
き粗レシチンの性状に従ってそれぞれ5〜40バールに
なり得る最適の圧力差は抽出塔14中の液状のまたは超
臨界の二酸化炭素中で粗レシチンの良好かつ均一な微細
分散を引き起す。粗レシチンの微細分散によって有利に
は非常に大きい比表面積が作られ、それにより迅速な脱
油が起りレシチン粒子の再凝固がさけられる。
【0024】そのほかに大きさ主として50μm〜20
0μmを有する粗レシチン小滴の均一な発生によってC
2流動相での最微細の小滴の非所望の搬出は最少に減
少する。粗レシチンから油成分の抽出に使用される液状
のまたは超臨界のCO2は抽出塔14の下部に適当な溶
剤分散器16を介して導入される。該溶剤分散器16は
溶剤流が均一に塔断面を覆って分散されかつ降下する微
細のレシチン粒子が塔14の下部領域、溶剤分散器16
の上部で常に渦流運動で滞留するように作用する。該液
状のまたは超臨界の二酸化炭素は微細の粗レシチン小滴
に向って流れその際粗レシチンの油成分での添加が増大
し、一方降下するレシチン小滴は次第に脱油され終には
脱油の粉末状の純レシチンとして抽出塔14の塔底に到
達し、そこからバッチでまたは連続的に導管路15を介
して取り出される。
【0025】液状二酸化炭素での油成分の抽出による粗
レシチンの脱油の際には温度20℃〜31℃および圧
P〉Pk、主として400バール〉P〉75バールが特
に有利である。それに反して超臨界二酸化炭素を粗レシ
チンの油成分の抽出のために溶剤として使用するときは
本発明により温度32℃〜80℃、有利には40°〜6
0℃、および圧力はP〉Pk、有利には400バール〉
P〉3Pkである。
【0026】粗レシチンからの油成分で負荷されたCO
2相は導管路26を介して抽出塔14を塔項部から出て
減圧弁25および熱交換器24を介して分離器22に導
入されそこで30バール〜70バールに、有利には40
バール〜60バールに、温度20℃〜60℃で放圧され
る。分離された油は分離器22に集まり導管路31を介
して引き出され、その際液体状態は水準制御器23によ
り、調整され制御される。完全に油を除去された二酸化
炭素は導管路21を介して分離器22を出て熱交換器2
0での液化およびポンプ19と熱交換器18による処理
圧力と処理温度の調整の後導管路17および溶剤分散器
16を介して新たに抽出塔14の下部に導入される。工
程中生じるガス損失はCO2タンク28からの液状二酸
化炭素を導管路29を介してとり出しポンプ30を介し
てCO2循環に導入されることにより補充される。
【0027】負荷塔7および抽出塔14は互に導管路2
7を介して結合されているから、両塔の中には同じ圧が
支配し負荷塔7での僅かの溶剤消耗は平均化される。異
なる圧力の場合は消耗された溶剤の補充のための特別の
溶剤導入装置が備えられている。
【0028】例1 水0.7重量%、液状油成分35重量%ならびにアセト
ン不溶性分(レシチン)64.3重量%からなる、室温
(20℃)で高粘性ペースト状の醤油粗レシチンを噴射
可能性に関して高圧覗き槽中で試験した。粗レシチンの
一部は前段接続の充填塔で二酸化炭素で50℃および1
40バールで飽和せしめ、一方の他の一部はそのまゝ5
0℃に加熱した。二酸化炭素で満されてある覗き槽には
粗レシチンの噴射のために完全円推状噴射口を組入れ
た。覗き槽中の温度および圧力は20℃〜80℃ならび
に75バール〜300バールに変化せしめたので液状の
(温度31℃より下で)また超臨界の二酸化炭素が覗き
槽中に存在した。噴射口を通して輸送される粗レシチン
の量を、噴射出口の前および後の圧力差が1バール〜1
20バールに調整できるように調整した。
【0029】高粘性のペースト状の、CO2で前処理し
なかった粗レシチンは液状のおよび超臨界の二酸化炭素
で噴霧されないことが判明した。また60バール越える
圧力差であっても噴射口から不均一に出、それに関連し
て粗レシチン素材の分散はできなかった。
【0030】超臨界の二酸化炭素で飽和した粗レシチン
はきわめて低い粘度および明白に良好な流動挙動を有し
全試験温度および圧力の範囲できわ立った噴射ができ、
その際加えて圧力差はすでに5バール〜10バールでも
十分であった。圧力差のないときは大きい粗レシチン滴
の発生になり、一方高い圧力差は粗レシチンのあまりに
微細な噴射(噴霧)の作用をする。
【0031】最適な粒度分布は、一定の、最適の圧力差
を調整すれば達成できるがこれは噴射すべき粗レシチン
の粘稠性および使用する噴射装置の構造のほかに特に流
動媒体二酸化炭素の温度および圧力に依存する。液状二
酸化炭素では圧力差は特によく適合したものとしては1
0〜30バールを示し、一方超臨界二酸化炭素の際には
圧力差は5バール〜20バールで十分である。
【0032】例2 水0.7重量%、油成分35重量%ならびにアセトン不
溶性レシチン64.3重量%からなる醤油粗レシチンを
図面による試験装置で温度28℃および圧力140バー
ルで液状の二酸化炭素での抽出によって脱油した。該高
粘性の粗レシチンを前段接続の充填塔で温度50℃およ
び圧力140バールで二酸化炭素で飽和せしめた。高圧
覗き槽中の予備試験が示したように、このように前処理
された粗レシチンは適当な噴射口によって液状の二酸化
炭素中で噴射でき、その際噴射口の前および抽出室との
圧力差が15バ−ル〜25バールであるときは最適な滴
粒分布が達成された。それに相応してCO2で飽和され
た粗レシチンを完全円推形噴射(Vollkegeld
uese)を通して質量流量800g/hで圧力差20
バールの際に送り込み直径11cmおよび実効高80c
mの抽出器中の液状二酸化炭素中で噴射した。該溶剤
(CO2)は沈降するレシチン小滴に向って流れその際
粗レシチンの可溶性油成分で次第に負荷され、一方微細
の、次第に脱油されたレシチン粒子は緩やかに下方に沈
降し抽出塔底部に脱油の粉末状の純レシチンとして集ま
り、該レシチンは連続的に導出される。油成分でおよび
水で僅かに負荷されたCO2相は頭部から抽出塔を出て
後部接続された分離塔に温度30℃で50バールに放圧
され、それによって抽出された成分が分離される。再生
された二酸化炭素は冷却によって液化され輸送ポンプお
よび熱交換器により圧力150バールおよび温度28℃
にもたらされ抽出塔の下部に溶剤分散器を介して導入さ
れる。
【0033】該溶剤分散器は脱油された純レシチンの取
出しが容易なるように漏斗状に構成され多数の微細の孔
が備えられていて、それによって循環に導入された二酸
化炭素は150バールから抽出圧力140バールに放圧
される。そのほか穿孔は溶剤分散器の直ぐ上部のみが噴
出するCO2噴射によって降下するレシチン粒子の渦流
が生じ、一方さらに上方に広範な層状の流れが支配する
ように装備されている。溶剤通過量84kg/hCO2
で抽出塔底部から時間当り淡黄色の、微粉末状の、アセ
トン不溶性成分97.6重量%を有する純レシチンが5
22g取得され、一方分離器では淡褐色の油時間当り2
75g得られ、該油はレシチン1.2重量%(アセトン
不溶性として)および水1.7重量%含有する。
【0034】例3 水0.7重量%、油成分35重量%ならびにアセトン溶
性レシチン64.3重量%からなる醤油粗レシチンを図
面による試験装置で超臨界二酸化炭素による抽出によっ
て温度50℃および圧力300バールで脱油した。高粘
性の粗レシチンを前段接続の充填塔で二酸化炭素により
温度50℃および圧力300バール飽和せしめた。高圧
覗き槽における予備が示したように、このように前処理
した粗レシチンを超臨界の二酸化炭素中で適当な噴射口
によって噴射せしめ、その際噴射口の前と抽出空間の圧
力差が5〜10バールであるときは、最適な滴粒子分布
が達成された。それに相応してCO2で飽和された粗レ
シチンは完全円推噴射口を通して質量流量800g/h
で圧力差8バールで送入し直径11cmおよび実効高さ
80cmを有する抽出器の中で超臨界の二酸化炭素で噴
射した。該溶剤(CO2)は沈降するレシチン小滴に向
って流れその際次第に粗レシチンの可溶性の油成分で添
加され、一方微細の、次第に脱油されたレシチン粒子は
緩やかに下方に沈降し抽出器の底に脱油された粉末状の
純レシチンとして集まり、これは試験の際に取り出し
た。油成分でおよび僅少の水で負荷されたCO2相は頭
面から抽出器を出て後部接続の分離器で温度30℃で5
0バールに放圧され、それによって抽出した成分を分離
する。該再生された二酸化炭素は冷却により液化され、
輸送ポンプならびに熱交換により圧力310バールなら
びに温度50℃にもたらし抽出器の下部に溶剤分散器を
介して再び導入した。該溶剤分散器はリング状に構成さ
れ多数の微細の孔で装備されいて、それを通し循環で導
入された二酸化炭素310バールは抽出圧力300バー
ルに放圧された。そのほかに穿孔は溶剤分散器のすぐ上
部のみが放出されるCO2噴射により沈降するレシチン
粒子の渦流が生じ、一方、さらに上方に広範な層状の流
れが支配するように装備されている。1.5時間の後粗
レシチン導入を停止し、一方溶剤二酸化炭素はさらに流
量質量76kgCO2/hでさらに1時間循環した。引
き続いて該二酸化炭素を排出し、抽出器からアセトン不
溶性成分98.1重量%を有する淡黄色の微粉状の純レ
シチン778gを取り出した。分離器には淡褐色の油が
生じたが、このものはレシチン1.3重量%(アセトン
不溶性物として)および水1.9重量%含有していた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による粗レシチンの脱油のための略示系
統図である。
【符号の説明】
5 混合物導管路 6 液体分散器 7 負荷塔 13 噴射装置 14 抽出塔 22 分離器 27 溶剤導管路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エルンスト クリーゲル ドイツ連邦共和国 エッセン 1 ユイシ ュトヴェーク51 (72)発明者 クラウス ライマン ドイツ連邦共和国 エッセン 15 エルン スト−テンゲルマン−リンク 1ツェー

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶剤を抽出塔の下部で導入し、抽出すべ
    き原料を負荷した溶剤相を上部から導出しかつ引き続い
    て減圧および/または温度変化によりその構成成分に分
    解し、溶剤を抽出段階に戻す形式で、処理物の分散によ
    る液状のまたは処理の間超臨界状態にある溶剤での処理
    により原料または原料混合物を処理する方法において、
    処理物に分散ないしは抽出前にすでに溶剤を負荷し、そ
    の後で分散させるために抽出塔(14)に噴射すること
    を特徴とする、原料または原料混合物を処理する方法。
  2. 【請求項2】 抽出前の溶剤の原料混合物への負荷を溶
    剤で物質混合物が飽和するまで行う請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 高粘性のペースト状の原料混合物の処理
    のために二酸化炭素を使用する請求項1または2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 負荷塔(7)における粗レシチンの負荷
    を温度32〜80℃および二酸化炭素の少なくとも臨界
    圧力に相応する圧力で行う請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 抽出塔(14)における粗レシチンの脱
    油を二酸化炭素の臨界温度未満の温度および二酸化炭素
    の臨界圧力より高い圧力で行う請求項3または4記載の
    方法。
  6. 【請求項6】 抽出塔(14)における粗レシチンの脱
    油を二酸化炭素の臨界温度と80℃との間の温度および
    二酸化炭素の臨界圧力よりも高い圧力で行う請求項3ま
    たは4記載の方法。
  7. 【請求項7】 粗レシチンへの二酸化炭素の負荷と抽出
    処理を同一の圧力で行う請求行3から6までのいずれか
    1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から8までのいずれか1項記載
    の方法を実施するための装置において、抽出塔(14)
    の前に、上部に混合物導入管路(5)、溶剤導入管路
    (5)、溶剤導入管路(27)および液体分散器(6)
    ならびにそのほかは負荷すべき物質混合物の表面拡大の
    ために充填体またはほかの適当な構造物を装備した負荷
    塔(7)が接続されていることを特徴とする、原料また
    は原料混合物を処理する装置。
  9. 【請求項9】 抽出塔(14)の上部で噴射すべき負荷
    した原料混合物の分散のために配置された噴射口または
    噴射装置が、発生した混合物小滴が主として50〜20
    0μmの大きさを持つように設計されている請求項8記
    載の装置。
  10. 【請求項10】 溶剤を温度20〜60℃で圧力30〜
    70バールに放圧する分離器(22)が抽出塔(14)
    の後方に接続されている請求項8または9記載の装置。
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