JPH0639148A - 作動制御装置 - Google Patents

作動制御装置

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JPH0639148A
JPH0639148A JP4215534A JP21553492A JPH0639148A JP H0639148 A JPH0639148 A JP H0639148A JP 4215534 A JP4215534 A JP 4215534A JP 21553492 A JP21553492 A JP 21553492A JP H0639148 A JPH0639148 A JP H0639148A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定部品の作動を維持しつつ他の部品の作動
制御を行い得る作動制御装置を提供する。 【構成】 2以上の部品を備える玩具の前記部品に電圧
を印加してそれぞれを作動させるように構成された作動
制御装置において、パルス発生部とパルス幅変調部とが
組み込まれ、前記部品に適宜にパルス幅変調されたパル
ス電圧を印加できるように構成されており、このパルス
幅変調によって、特定の部品の作動状態を維持しつつ他
の部品の作動制御が行えるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作動制御装置に関する
ものであり、さらに詳しくは、電磁部品および非電磁部
品を備える作動対象物の両種部品に電圧を印加してそれ
ぞれを作動させるように構成された作動制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、玩具の作動制御装置としては、
鉄道模型やカーレーシング模型などの模型車両の走行制
御を行う作動制御装置が知られている。この作動制御装
置は、鉄道模型を例にとれば、給電レールを介して模型
車両に直流電圧を印加可能で、この直流電圧レベルを変
えることにより、模型車両内部のモータの回転速度を変
化させることにより模型車両のスピード制御を行うこと
ができるような構成となっている。
【0003】ところで、鉄道模型においては、模型車両
内部のモータだけではなく、模型車両に取り付けられた
室内灯や、模型車両が走行する道床に設置される各種情
景部品(照明、踏切、信号など)を一の作動制御装置に
よって作動させている。この場合、模型車両内に電池を
設け、モータとは独立の電源で室内灯などを作動させる
ことも考えられるが、電池を設けるとなると、その分、
その設置スペースが必要となるばかりか、模型車両自体
が重くなり、電力消費量が多くなってしまう。また、電
池の交換という煩雑な作業が必要となる。この点、一の
作動制御装置によって外部から給電を行えば、前記問題
は解消される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記鉄
道模型によれば、下記のような問題がある。
【0005】すなわち、前記鉄道模型によれば、模型車
両に設置されるモータ、室内灯、ヘッドライトおよびテ
ールライトには同一の作動制御装置によって直流電圧が
印加されるため、直流電圧レベルを変化させることで模
型車両のスピード制御を行おうとすると、そのスピード
変化に追従するかのように室内灯、ヘッドライトおよび
テールライトの明るさが変わったり、また、模型車両を
停止させると、室内灯などの灯が消えてしまうという問
題があった。その結果、実物の鉄道車両とはかけ離れた
ものとなり、鉄道模型マニアにとっては物足りないもの
となっていた。
【0006】このような事情は、電磁部品および/また
は非電磁部品を備える作動対象物の各部品に電圧を印加
してそれぞれを作動させるように構成された作動制御装
置を持つ作動対象物一般に存する。
【0007】本発明は、このような問題を解消するため
になされたもので、特定部品の作動を維持しつつ他の部
品の作動制御を行い得る作動制御装置を提供することを
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の作動制御
装置は、2種以上の電磁部品を備える作動対象物の前記
電磁部品に電圧を印加してそれぞれを作動させるように
構成された作動制御装置において、パルス発生部とパル
ス幅変調部とが組み込まれ、前記電磁部品に適宜にパル
ス幅変調されたパルス電圧を印加できるように構成され
ており、このパルス幅変調によって、特定の電磁部品の
作動状態を維持しつつ他の電磁部品の作動制御が行える
ように構成されているものである。
【0009】請求項2記載の作動制御装置は、電磁部品
および非電磁部品を備える作動対象物の前記両種部品に
電圧を印加してそれぞれを作動させるように構成された
作動制御装置において、パルス発生部とパルス幅変調部
とが組み込まれ、前記両種部品に適宜にパルス幅変調さ
れたパルス電圧を印加できるように構成されており、こ
のパルス幅変調によって、前記非電磁部品の作動状態を
維持しつつ前記電磁部品の作動制御が行えるように構成
されているものである。
【0010】請求項3記載の作動制御装置は、2種以上
の電磁部品と非電磁部品とを備える作動対象物の前記両
種部品に電圧を印加してそれぞれを作動させるように構
成された作動制御装置において、パルス発生部とパルス
幅変調部とが組み込まれ、前記両種部品に適宜にパルス
幅変調されたパルス電圧を印加できるように構成されて
おり、このパルス幅変調によって、前記非電磁部品の電
磁部品の作動状態を維持しつつ電磁部品の作動制御が行
えるとともに、前記電磁部品の間で、特定の電磁部品の
作動状態を維持しつつ他の電磁部品の作動制御が行える
ように構成されているものである。
【0011】請求項4記載の作動制御装置は、請求項1
〜3記載の作動制御装置における非電磁部品に加わる電
流を整流するための整流回路を設けたものである。
【0012】また、請求項5記載の作動制御装置は、請
求項1〜4記載の作動制御装置における他の電磁部品に
加わる電流を整流するための整流回路を設けたものであ
る。
【0013】なお、本明細書において、電磁部品とは主
として自己インピーダンスが誘導性の部品をいうものと
し、非電磁部品とはそれ以外の部品をいうものとする。
【0014】
【作用】請求項1記載の作動制御装置によれば、パルス
電圧印加中、そのパルス幅変調に拘らず特定の電磁部品
を作動させておくことができるとともに、パルス幅変調
によって他の電磁部品を作動制御できる。このことは、
これを鉄道模型に利用した場合で考えれば、モータ(電
磁部品)を使用するアクセサリー部品(例えば遮断機)
の作動を維持させつつ、模型車両の走行を制御できるこ
とを意味する。
【0015】請求項2記載の作動制御装置によれば、パ
ルス電圧印加中、そのパルス幅変調に拘らず非電磁部品
を作動させておくことができるとともに、パルス幅変調
によって電磁部品を作動制御できる。このことは、これ
を鉄道模型に利用した場合で考えれば、室内灯の点灯状
態(整流回路が設けられていないものでは実際には点滅
を繰り返すが、パルスの周期が極めて短い場合には視覚
上点灯状態とみなせる。)を維持させつつ、模型車両の
走行を作動制御できることを意味する。
【0016】請求項3記載の作動制御装置によれば、パ
ルス電圧印加中、そのパルス幅変調に拘らず非電磁部品
を作動させておくことができるとともに、パルス幅変調
によって電磁部品を作動制御できる。また、電磁部品同
士の間でも、パルス電圧印加中、そのパルス幅変調に拘
らず非電磁部品を作動させておくことができるととも
に、パルス幅変調によって電磁部品を作動制御できる。
【0017】また、この場合、請求項4または請求項5
記載の発明のように整流回路を設ければ、パルス幅変調
を行った場合であっても、電磁部品あるいは非電磁部品
を常時に作動させることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0019】この実施例は本発明を鉄道模型に適用した
ものであり、図1にはこの鉄道模型の斜視図が示されて
いる。この図において符号1で示す鉄道模型は、プラス
チック等の絶縁体からなる道床2の上に2本の給電レー
ル3a,3bを平行に配置したもので、模型車両4を走
行させるため、給電レール3a,3b間にはコントロー
ルボックス5からリード線6を介してパルス電圧が加え
られる。
【0020】模型車両4には図2に示すようにモータ
(電磁部品)Mが搭載されるとともに、模型車両4の内
部には室内灯(非電磁部品)7が取り付けられ、さらに
模型車両4の前後にはヘッドライトおよびテールライト
となるべき図4に示すライト8(非電磁部品)がそれぞ
れ取り付けられている。そして、モータM、室内灯7お
よびライト8は模型車両4の車輪4aを通じて電圧供給
されるパルス電圧によって作動するようになっている。
【0021】模型車両4のモータM、室内灯7およびラ
イト8の作動制御を行う作動制御装置10の主要部はコ
ントロールボックス5内に組み込まれている。この作動
制御装置10は、図3に示すように基本周波発生部10
a、パルス発生部10b、デューティコントロール部1
0c、増幅部10dおよび進行方向コントロール部10
eを含んで構成されている。
【0022】基本周波発生部10aはマルチバイブレー
タで構成されている。このマルチバイブレータはゲート
(インバータ)G1,G2、抵抗R1,R2、コンデン
サC1およびゲートG3により構成され、コンデンサC
1および抵抗R2によってPWM波の発振周波数が決定
される。
【0023】パルス発生部10bはコンデンサC2、抵
抗R3、ダイオードD1およびゲートG4,G5で構成
されている。ここでコンデンサC2はゲートG3の出力
パルスを微分する。これにより、PWM波の立上りタイ
ミングパルスが生成される。このパルス発生部10bに
おけるダイオードD1は微分波を半波整流する役目を果
たす。つまり、微分された後のタイミングパルスの負成
分を除去する働きをする。また、ゲートG4,G5は波
形成形用ゲートであり、狭幅のパルスを発生させる役目
を果たす。
【0024】デューティコントロール部10cはダイオ
ードD2、コンデンサC3、可変抵抗VR1、抵抗R4
およびゲートG6で構成されている。ここで、ダイオー
ドD2は逆流防止ダイオードで、コンデンサC3、可変
抵抗VR1および抵抗R4から構成される時定数回路に
蓄積される電荷がゲートG5に流出することを防止す
る。このデューティコントロール部10cで可変抵抗V
R1の値を大きくするとコンデンサC3、可変抵抗VR
1および抵抗R4で決まる時定数が大きくなる。つま
り、デューティひいてはパルス幅が大きくなる。また、
このデューティコントロール部10cにおけるゲートG
6は波形整形用ゲートで、時定数回路で平滑化されたパ
ルスを所定幅のパルスに整形する。これにより、デュー
ティを微小から100%まで連続変化させることができ
る。
【0025】増幅部10dはトランジスタTr1および
ダイオードD3,D4で構成されている。ここでトラン
ジスタTr1のゲートに入力されたパルスはトランジス
タTr1によって増幅され、低インピーダンス負荷を駆
動することが可能となる。なお、ダイオードD3はオー
バーシュートを、ダイオードD4はアンダーシュートを
除去してパルスを整形する。
【0026】進行方向コントロール部10eは給電レー
ル3a,3bに接続されるパルスの極性を反転させるス
イッチ15によって構成されている。
【0027】また、作動制御装置10は各種の整流回路
を含んで構成されており、これら整流回路は室内灯7お
よびライト8に接続されている。具体的には、走行方向
に拘らず常時点灯させておきたい室内灯7には全波整流
回路11(図2)が接続され、一方、走行方向に応じて
点灯させたいライト8には半波整流回路12(図4)が
接続されている。この後者のライト8にあっては、模型
車両4の走行に際し、進行方向前側のライト8だけが点
灯されるようにするために、整流回路12における電流
の流れる方向を2個のライト間で違えてある。図4では
そのうちの1つを代表的に示してある。
【0028】次に、前記鉄道模型1の動作を説明する。
【0029】給電レール3a,3bに対して模型車両4
をセットし、この状態でコントロールボックス5のメイ
ンスイッチ13をオンする。すると、コントロールボッ
クス5からは例えばデューティの小さいパルス電圧(図
5(a))が出力されて給電レール3a,3bに印加さ
れる。このデューティの小さいパルス電圧の印加では模
型車両4における室内灯7およびヘッドライト8は点灯
はされるが、モータMは駆動されない。パルス幅が小さ
いためモータMを駆動するのに十分な電圧が得られない
からである。
【0030】次に、コントロールボックス5の回転つま
み14によって可変抵抗VR1における抵抗を変えてデ
ューティを幾分大きくすると(図5(b))、室内灯4
およびヘッドライト8は点灯状態を維持するとともに、
モータMが駆動される。これにより、模型車両4が走行
を始める。
【0031】そしてさらにデューティを大きくすると
(図5(c))、模型車両4のスピードが上がる。モー
タMの作動時間が長くなるからである。この場合デュー
ティを100%として定電圧をモータMなどに印加すれ
ば、模型車両4のスピードは最大となる。
【0032】なお、模型車両4の進行方向の切替えは、
コントロールボックス5に設けられた進行方向切替え用
スイッチ15によって行う。
【0033】以上に説明した実施例の鉄道模型1によれ
ば下記のような効果を得ることができる。
【0034】前記した鉄道模型1によれば、パルス電圧
印加中、そのパルス幅変調(実施例ではデューティを変
えている。)に拘らず、室内灯7やライト8を連続的に
作動させておくことができるとともに、モータMをパル
ス幅の変調によって作動制御できる。この場合、室内灯
7およびライト8の明るさがほとんど変化しないので、
実物に近い鉄道模型の実現が図れることになる。
【0035】図6には作動制御装置の他例が示されてい
る。この作動制御装置21では、トランジスタTR1の
ゲートGにLパルス、トランジスタTR2のゲートGに
Hパルスを加えるとともに、トランジスタTR3のゲー
トGにHパルス、トランジスタTR4のゲートGにLパ
ルスを加えると、給電レール3aには正のパルス電圧が
印加され、給電レール3bはアースされる。
【0036】反対にトランジスタTR1のゲートGにH
パルス、トランジスタTR2のゲートGにLパルスを加
えるとともに、トランジスタTR3のゲートGにLパル
ス、トランジスタTR4のゲートGにHパルスを加える
と、給電レール3aはアースされ、給電レール3bには
正のパルス電圧が印加される。このようにして給電レー
ル3a,3bの極性反転が行われる。
【0037】ここで、例えば、給電用レール3aに制御
用のパルス電圧を印加する場合を考えれば、トランジス
タTR2のゲートGにHパルスを加えるとともに、トラ
ンジスタTR3のゲートGにHパルス、トランジスタT
R4のゲートGにLパルスを加えておき、トランジスタ
TR1のゲートGに加わるCPUパルス出力をコントロ
ールするようにする。
【0038】反対に給電用レール3aに制御用のパルス
電圧を印加する場合には、TR1のゲートGにHパルス
を加えるとともに、トランジスタTR3のゲートGにL
パルス、トランジスタTR4のゲートGにHパルス加え
ておき、トランジスタTR2のゲートGに加わるCPU
パルス出力を制御するようにする。
【0039】図7は以上のようにして得られた制御用の
パルス信号である。この図7のパルス信号にあっては、
波形Aで示す広幅のパルスが一定周期で出力されるとと
もに、この広幅のパルスの間では波形Bで示す狭幅のパ
ルスが一定周期で出力されている。
【0040】広幅のパルスはモータMの作動制御をする
ためのもので、このパルス幅が所定幅以上となったとき
にモータMが駆動され、模型車両1が走行するようにな
っている。パルス幅がさらに広くなると、それにつれて
模型車両1のスピードが上がる。反対に、パルス幅が所
定幅より小さくなったときにモータMひいては模型車両
1が停止する。
【0041】狭幅のパルスは室内灯7などを点灯させて
おくためのもので、この狭幅のパルスが出ている間は室
内灯7などは点灯状態を維持する。勿論、前記広幅のパ
ルスが出力されている間も、室内灯7などは点灯するの
で、結果的に、室内灯7などの点灯状態を維持しつつモ
ータMの作動制御が行えることになる。
【0042】図8は図6の作動制御装置21によって得
られた制御用のパルス信号の他例である。この図8の制
御用のパルス信号では、異幅のパルスからなるパルス列
でもってモータMを制御するようにしたもので、このパ
ルス列に含まれる各パルスの幅を変えることによってモ
ータMに作用する平均電圧を変えることにより、モータ
Mひいては模型車両1の作動制御を行うようにしたもの
である。なお、パルスの周期は短いので、室内灯7およ
びライト8は常時点灯とみなせる。その結果、室内灯7
などの点灯状態を維持しつつモータMの作動制御が行え
ることになる。
【0043】図9は作動制御装置のさらに他例を示すも
のである。この作動制御装置30では、ACは全波整流
回路31で全波整流され、ダイオードD1、コンデンサ
C1で平滑されてレギュレータで定電圧制御される。こ
のレギュレータからの出力は抵抗R1、トランジスタT
R1,TR2を介して給電レール3a,3bのいずれか
に供給され、給電レール3a,3bの他方はアースされ
る。この場合にどちらがアースされるかは、進行方向切
替え用スイッチ15の切替えによって決まる。このよう
にして給電レール3a,3bの極性が決まる。
【0044】このような作動制御装置30において、可
変抵抗VR1を調整するとトランジスタTR2のベース
電圧が制御され、モータ制御用のパルス信号C(図10
(a))のパルス幅が制御される。すなわち、図9にお
いて可変抵抗VR1を上にするとトランジスタTR2の
ベース電圧が上がり、パルス幅は大きくなる。反対に可
変抵抗VR1を上にするとトランジスタTR2のベース
電圧が下がり、パルス信号Cのパルス幅は小さくなる。
これによってモータMの作動制御が行われる。
【0045】一方、図9の下側に位置するPWM発生部
32は室内灯などのコントロール部で、所定発振周波数
でマルチバイブレータ33が発振し、トランジスタTR
3をスイッチングするように構成されている。ここで、
室内灯7などを明るく点灯させるには、可変抵抗VR2
を変えて、パルス信号D(図10(b))のパルス幅を
大きくする。これによりモータMの速度をほとんど変え
ずに、室内灯7などの照明だけを明るくできる。
【0046】図10(c)は図9の作動制御装置30に
よって得られる制御用パルス波形である。また、図9に
おいて符号34はレールに過大な負荷が加わった場合に
電流を制限する回路である。
【0047】なお、ここではACから制御用パルス波形
を作成したが、DCからも制御用パルス波形を作成する
ことができることは勿論である。
【0048】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は、かかる実施例に限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲で、種々の変形が可能で
あることはいうまでもない。
【0049】例えば、前記実施例によれば、鉄道模型1
におけるモータM、室内灯2、ヘッドランプおよびテー
ルランプの作動制御について説明したが、その他の電気
部品あるいは電子部品の制御、例えば駅構内の証明の点
灯制御など鉄道模型の付属アクセサリー部品一般に適用
できる。
【0050】また、前記実施例の作動制御装置は、鉄道
模型に係る電気部品あるいは電子部品の制御に限らず、
カーレーシング模型に係る電子部品あるいは電子部品の
制御などにも適用できる。また、ロボット玩具などの電
子部品あるいは電子部品の制御などにも適用できる。
【0051】なお、前記実施例では、電磁部品と非電磁
部品双方を含む玩具の作動制御装置について説明した
が、電磁部品を2種以上含み、これら非電磁部品間で作
動し得るパルス幅に広狭がある場合にも本発明は応用で
きる。この場合には、パルス幅が比較的小さいところで
作動する電磁部品の作動状態を維持しつつ、パルス幅が
比較的に大きいところで作動する他の電磁部品の作動制
御を行い得る。
【0052】また、前記実施例では、模型車両4のモー
タMと室内灯7およびライト8の作動制御について説明
したが、それと併せて、図1に示す信号20の作動制御
にも適用できる。信号20は、模型車両1の作動如何に
拘らず点灯させておかなければならない場合もあり、従
来は、模型車両1とは別の電源で駆動していたが、本発
明によれば、同一電源とすることが可能であり、本発明
によれば、鉄道模型自体の構成を簡略化できる。
【0053】また、鉄道模型の他のアクセサリー部品で
あって、モータを有するもの、例えば踏切模型などにも
電源供給できる。この場合には、必要に応じて、整流回
路が設けられる。
【0054】
【発明の効果】本発明に係る作動制御装置によれば、パ
ルス電圧印加中、そのパルス幅変調に拘らず、特定の部
品を断続的に作動させておくことができるとともに、他
の部品をパルス幅の変調によって作動制御できる。ま
た、この場合、他の部品に加わる電流を整流する整流回
路を設ければ、パルス幅変調に拘らず、当該他の部品を
連続的作動状態におくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例を適用した鉄道模型の斜視図である。
【図2】模型車両内の回路図である。
【図3】コントロールボックス内に組み込まれる作動制
御装置の回路図である。
【図4】ヘッドライトあるいはテールライト周りの回路
図である。
【図5】パルス幅変調の様子を示す波形図である。
【図6】他の作動制御装置の回路図である。
【図7】図6の作動制御装置によって得られる制御パル
スの波形図の一例である。
【図8】図6の作動制御装置によって得られる制御パル
スの波形図の他例である。
【図9】さらに他の作動制御装置の回路図である。
【図10】図9の作動制御装置によって得られる制御パ
ルスの波形図の一例である。
【符号の説明】
M モータ(電磁部品) 7 室内灯(非電磁部品) 8 ライト(非電磁部品)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02J 1/00 306 M 7373−5G

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2種以上の電磁部品を備える作動対象物
    の前記電磁部品に電圧を印加してそれぞれを作動させる
    ように構成された作動制御装置において、パルス発生部
    とパルス幅変調部とが組み込まれ、前記電磁部品に適宜
    にパルス幅変調されたパルス電圧を印加できるように構
    成されており、このパルス幅変調によって、特定の電磁
    部品の作動状態を維持しつつ他の電磁部品の作動制御が
    行えるように構成されていることを特徴とする作動制御
    装置。
  2. 【請求項2】 電磁部品および非電磁部品を備える作動
    対象物の前記両種部品に電圧を印加してそれぞれを作動
    させるように構成された作動制御装置において、パルス
    発生部とパルス幅変調部とが組み込まれ、前記両種部品
    に適宜にパルス幅変調されたパルス電圧を印加できるよ
    うに構成されており、このパルス幅変調によって、前記
    非電磁部品の作動状態を維持しつつ前記電磁部品の作動
    制御が行えるように構成されていることを特徴とする作
    動制御装置。
  3. 【請求項3】 2種以上の電磁部品と非電磁部品とを備
    える作動対象物の前記両種部品に電圧を印加してそれぞ
    れを作動させるように構成された作動制御装置におい
    て、パルス発生部とパルス幅変調部とが組み込まれ、前
    記両種部品に適宜にパルス幅変調されたパルス電圧を印
    加できるように構成されており、このパルス幅変調によ
    って、前記非電磁部品の電磁部品の作動状態を維持しつ
    つ電磁部品の作動制御が行えるとともに、前記電磁部品
    の間で、特定の電磁部品の作動状態を維持しつつ他の電
    磁部品の作動制御が行えるように構成されていることを
    特徴とする作動制御装置。
  4. 【請求項4】 前記非電磁部品に加わる電流を整流する
    ための整流回路を設けたことを特徴とする請求項1〜3
    いずれかに記載の作動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記他の電磁部品に加わる電流を整流す
    るための整流回路を設けたことを特徴とする請求項1〜
    4いずれかに記載の作動制御装置。
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