JPH0639077U - 赤外線テレビゲームマシン・リモコン・システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はデータの干渉を最小にし、データ確
認の正確性を向上させる赤外線テレビゲームマシン・リ
モコン・システムに関し、距離とケーブル連結に影響さ
れずに、自由に各種のテレビゲームリモコンが行なえる
赤外線テレビゲームマシン・リモコン・システムを提供
することを目的とする。 【構成】 赤外線パルスエンコード方式を利用してデー
タを発信する発信装置と、同時に発信された一つ又は二
つのデータを受信し、テレビゲームマシンの必要とする
信号に変える受信装置とにより構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は赤外線テレビゲームマシン・リモコン・システムに係り、特に発信装 置と受信装置が含まれその発信装置は赤外線パルスを利用した符号化方式で操作 者のゲーム指令を発信し受信装置で受信する赤外線テレビゲームマシン・リモコ ン・システムに関する。又、一組の受信装置で同時に一又は二の発信データを受 信し、テレビゲームの必要とする信号に変換し確認、還元しテレビゲームに対す るリモコン目的を達成する赤外線テレビゲームマシン・リモコン・システムに関 する。

【０００２】

【考案が解決しようとする課題】

現在、一般に見られるテレビゲームシステムは大体操作レバー（有線発信装置 ）をゲームメインマシンに連結し更にテレビ又はディスプレースクリーンに連結 しているもので、操作者はケーブルの長さに制限され必ずテレビ又はディスプレ ー前の限られた距離内で操作を行なわなければならない。また、ケーブルの関係 で操作レバー（有線発信装置）を使用する時、位置移動によりケーブルの脱落等 が起こり不便である。本考案は上記課題に鑑みなされたもので、距離とケーブル 連結に影響されない他、自由に各種のテレビゲームリモコンが出来る無線式赤外 線テレビゲームマシン・リモコン・システムを提供することを目的とする。

【０００３】

【実施例】

本考案は一種の無線リモコンの赤外線テレビゲームマシン・リモコン・システ ムに係り、特に赤外線発信装置と赤外線受信装置でデータの干渉を最小にし、デ ータ確認の正確性を向上させるリモコン・システムに係る。 本考案の赤外線テレビゲームマシン・リモコン・システムには発信装置１と受 信装置２が含まれ、その中発信装置１にはデータフォーマット、コード組合せフ ォーマット、発信時間変化とコントロール・フローが含まれる。その中データフ ォーマットを図３に示す。

【０００４】 本考案の操作レバーキー（ＳＷ）を押した場合、発信装置はデータを赤外線パ ルスで発信し毎回のデータは４０ビット、すべてパルス周期変調方式を利用して いる（パルス周期の幅で１と０を表示する）。 コード組合せフォーマットを図５に示す。本考案は発信したデータ長さ（４０ ビット）中に二つの同様なる２０ビットデータが含まれ、それで始めてデータが 正確となるので、本考案を利用しデータの正確性が確認される。その誤り率は

【０００５】

【数１】

【０００６】 である。 又、本考案の操作レバーはＰＬＡＹ１又はＰＬＡＹ２と自由に設定出来、受信 装置が正確にデータをＰＬＡＹ１かＰＬＡＹ２かを区分するので本考案はＰＬＡ Ｙ２のデータをインベートする。即ち、ＰＬＡＹ１はＤＡＴＡ１＋ＤＡＴＡを発 信し、ＰＬＡＹ２はＤＡＴＡ２＋ＤＡＴＡ２を発信する。本考案はエンコード時 にＤＡＴＡ１をＤＡＴＡ２にさせないので受信時容易にＰＬＡＹ１かＰＬＡＹ２ かのデータ判断が出来る。

【０００７】 時間変化の発信を図４，図６に示す。本考案は操作レバーをＰＬＡＹ１とＰＬ ＡＹ２に分割設定し、同時に発信した場合赤外線信号が互いに干渉する事を解決 する為、ＰＬＡＹ１とＰＬＡＹ２のデータ遅延時間Ｔ１，Ｔ２の変化値を使用し た。これはＰＬＡＹ１とＰＬＡＹ２がデータを続けて同時発信出来ないので同期 干渉が発生しないので、本考案の受信装置がデータを受信した時、正確にＰＬＡ Ｙ１からかＰＬＡＹ２からかを察知出来る。

【０００８】 コントロールフローを図７に示す。本考案の発信装置は主としてキー（ＳＷ） を押した後、キーＳＷのデータが符号化され２０ビットのデータになった後、操 作レバーがＰＬＡＹ１かＰＬＡＹ２に設定しているかを判断しデータの再処理を 行なう。ＰＬＡＹ１にあった場合は発信データがＤＡＴＡ＋ＤＡＴＡとなり、且 つ、Ｔ１＝Ｔ０＋ＲＮＤ（１）Ｎ１となる。判断したデータがＰＬＡＹ２にあっ た場合の発信データは、

【０００９】

【数２】

【００１０】 となり、判断した後前記データをパルス周期変調方式で発信を行なう。 上記の発信装置は速度が速く、且つ、固定した周波数電気を節減するパルス周 期変調方式で発信する。又、ＰＬＡＹ１とＰＬＡＹ２の違いにより異った発信時 間にし、間隔を作り、絶え間なく変化するのでデータの干渉を最小にする。 受信装置２にはプリ・アンプリファイヤとＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃ ｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）、ＡＳＩＣ（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆ ｉｃａｔｉｏｎ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ）と介面コンバータを 含む。その中本考案の受信装置２は絶え間なくＣＰＵ又はＡＳＩＣを利用し、プ リ・アンプリファイヤを経て受信する。プリ・アンプリファイヤで拡大された赤 外線パルス信号の各々は４０ビットのデータに区分され２つの２０ビットのＤＴ １とＤＴ２（図８参照）とし、この２つの２０ビットのＤＴ１とＤＴ２のデータ が正確であるかどうか検知される。もし、ＤＴ１≠ＤＴ２であった場合はデータ が干渉され不正確を示すのでこのデータは放棄される。もし、ＤＴ１＝ＤＴ２と 検知した場合は、受信したデータが干渉されず正確なので、再度ＤＡＴＡは、

【００１１】

【数３】

【００１２】 のどちらかが確認される。もし、ＤＴ１がＤＡＴＡの範囲であった場合はＰＬＡ Ｙ２迄ＤＥＤＡＴＡをし、２０ビットＤＡＴＡのＤＥＤＡＴＡを１６ビット（図 ９参照）に還元し介面コンバータに送りＤＥＤＡＴＡされたＤＡＴＡを受信する 。信号をテレビゲームメインマシンの必要とするフォーマットにかえ、各種類の テレビゲームマシンに使用する。上記の受信装置２は発信装置１のＰＬＡＹ１と ＰＬＡＹ２の異なった時間間隔の発信データを受け、データの相互干渉を最小に し受信データをスムースに受信し、データの正確性を図るものである。

【００１３】 上記の構成により新型で実用性のある無線式赤外線テレビゲームマシン・リモ コン・システムが形成される。

【００１４】

【考案の効果】

上述の如く、本考案は発信装置と受信装置を利用し、データの干渉を最小にし データの正確性を高める無線リモコン設計であり、デザインが従来のものよりユ ニークである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の発信装置のブロック図である。

【図２】本考案の受信装置のブロック図である。

【図３】本考案の受信装置のデータフォーマットを示す
図である。

【図４】本考案の発信装置のタイムチャートである。

【図５】本考案の発信装置の符号化を示す図である。

【図６】本考案の発信装置の時間変化を示す図である。

【図７】本考案の発信装置のコントロール・フローチャ
ートである。

【図８】本考案の受信装置のコントロール・フローチャ
ートである。

【図９】本考案の受信装置の復号化を示す図である。

【図１０】本考案の発信装置の詳細回路図である。

【図１１】本考案の受信装置の詳細回路図である。

【符号の説明】

１ 発信装置 ２ 受信装置

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 発信装置と受信装置が含まれる赤外線テ
   レビゲームマシン・リモコン・システムにおいて、発信
   装置は赤外線パルスエンコード方式を利用し、操作者が
   発信したゲーム操作指令を受信装置で受信し、同一セッ
   トの受信装置で同時に一又は二の発信されたデータを受
   信し確認した後、テレビゲームマシンの必要とする信号
   にかえるもので、無線リモコンの目的を達成する赤外線
   テレビゲームマシン・リモコン・システム。
2. 【請求項２】 前記発信装置はＰＬＡＹ１又はＰＬＡＹ
   ２に設定出来、エンコード方式の違いで同一種の赤外線
   パルス周期変調方式で発信を行なう請求項１記載の赤外
   線テレビゲームマシン・リモコン・システム。
3. 【請求項３】 前記発信装置はＰＬＡＹ１とＰＬＡＹ２
   の異った設定により異ったデータ発信間隔になり、二つ
   の発信装置が同時に発信した時データの衝突を避ける請
   求項１記載の赤外線テレビゲームマシン・リモコン・シ
   ステム。
4. 【請求項４】 前記受信装置は赤外線受信回線で同時に
   上記発信装置から発信した二つの信号を受信確認し、デ
   コード還元し、ＰＬＡＹ１とＰＬＡＹ２の信号に区分
   し、テレビゲームマシンの必要なる信号にかえる請求項
   １記載の赤外線テレビゲームマシン・リモコン・システ
   ム。