JPH0639014B2 - ワ−クの混流加工方法 - Google Patents

ワ−クの混流加工方法

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JPH0639014B2
JPH0639014B2 JP60208193A JP20819385A JPH0639014B2 JP H0639014 B2 JPH0639014 B2 JP H0639014B2 JP 60208193 A JP60208193 A JP 60208193A JP 20819385 A JP20819385 A JP 20819385A JP H0639014 B2 JPH0639014 B2 JP H0639014B2
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Japan
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hole
work
machining
holes
workpiece
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芳功 大前
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Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンジンの構成部品であるコンロッド等の製造
加工ラインに適用するのに好適なワークの混流加工方法
に関するものである。
(従来の技術) 一般に、穴あけ加工を含む複数の加工をワークに対して
順次に施こすにあたっては、穴あけ加工を最初に行な
い、しかる後にこの形成された穴に位置決め用のピンを
嵌入てワークの加工基準位置を定め、その後ワークに対
して種々の加工を施こすようにしている。例えば、コン
ロッドの加工ラインにおいては、ワークに対して、まず
ピストンピン穴の加工を行ない、この穴に位置決め用の
ピンを嵌入してワークの基準位置を定め、その後に、油
溝削り加工、組付穴加工等を行なっている。
(発明が解決しようとする問題点) このようなコンロッドの加工ラインにおいて、ピストン
穴径の異なるコンロッドを加工するにあたっては、同一
径のピンをピストンピン穴に挿入して各ワークの基準位
置を定めようとしても、ピストンピン穴径に対してピン
が大きすぎあるいは小さすぎてしまい、全てのワークに
対して位置決めを正確に行なうことは不可能である。従
って、各ワーク毎に異なった径の位置決め用のピンを用
いなければならない。そのために、かかる位置決め用の
ピンを多種類用意しなければならないと共にその段替え
が必要となり、加工費用および加工時間を多く要すると
いう問題がある。
本発明の目的は、このような問題点を解決し共通の位置
決めようの治具を用いて異なった穴径の最終加工穴を有
する製品のワークを位置決めを行うことができるワーク
の混流加工方法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、複数のワークの各
々に対して、少なくとも1つの穴加工を含む複数の加工
を施こし、種類の異なるワークに対しては、その種類に
応じた穴径となるように前記穴加工を施こす混流加工方
法において、各ワークに対して、その穴形成部に各ワー
クにあける穴径よりも小さな同一内径の基準加工穴をあ
け、次に各ワークにあけたこれらの基準加工穴を加工し
基準として各ワークに所定の加工を施こし、しかる後に
前記の各基準加工穴を各ワークに必要とされる内径の最
終加工穴に加工する工程から成ることを特徴とする。
(発明の効果) 上記の工程からなる本発明の方法によれば、まず、各ワ
ークに対して同一径の基準加工穴が形成される。この結
果、一種類の位置決め用の治具を加工穴に挿入して各ワ
ークの加工基準位置を定めることができる。従って、従
来のように多種類の治具は不要となり、またそのために
治具の段替え作業も不要となるので、かかる加工を廉価
でしかも効率良く行うことができる。
(実施例) 以下に、本発明の実施例であるコンロッドの加工ライン
について説明する。
本例の加工ラインは、以下のように、8の加工工程から
成っている。
第1工程:ピストンピン穴およびクランクシャフト穴形
成面の研削 第2工程:ピストンピン穴の形成位置への加工穴の穴あ
け 第3工程:クランクシャフト穴の内周面およびキャップ
との合せ面等の研削 第4工程:油溝削り 第5工程:組付穴の穴あけ 第6工程:ボルト圧入およびキャップ組付 第7工程:両側面の研削 第8工程:加工穴の内周面を研削することによるピスト
ンピン穴の内径仕上げ 上記の各工程を経て製造されたコンロッドは、第1図に
示すようなものであり、コンロッド本体1に組付ボルト
3によってキャップ5が組付けられてクランクシャフト
穴7が形成され、またコンロッド本体1の先端側には、
ピストンピン穴9を有している。
上記の各工程を第2図ないし第4図を参照して更に説明
する。コンロッドの製造は、まず第2図に示すような、
ピストンピン穴が形成されていないワーク11の両側面
11a、11b(ピストンピン穴およびクランクシャフ
ト穴の形成面)の研削から開始される(第1工程)。こ
の後、研削した一方の側面(11aまたは11b)を基
準にして、ピストンピン穴9の形成位置に、第3図に示
すように、この穴9よりも小さな内径の加工穴13をあ
ける(第2工程)。この後、例えば第4図に示すよう
に、位置決め用の治具21を用いて上記の加工穴13を
基準にしてワーク11の位置決めを行なって、キャップ
5との合せ面15等の研削を行なう(第3工程)。
第4図に示すように、治具21は、テーブル23上を移
動可能な可動台25、27間にワーク11を挟持し、下
端に位置するワークの加工穴13内に、位置決め用の基
準ピン29を嵌入して、ワーク11の位置決めを行なう
ようになっている。このように位置決めされたワーク1
1に対しては、上方からその合せ面15に研削用工具
(図示せず)が当てられて、所望の研削加工が施され
る。
なお、基準ピン29は本体28に対し偏心して設けられ
ているので、ワーク寸法が短かくなっても本体28の回
動により位置決め可能である。
次に、同様の上記の加工穴13を用いて加工基準位置を
定めて、クランクシャフト穴内周面に油溝を刻設し(第
4工程)、しかる後に、やはり同様に、加工穴13を基
準としてボルト3の組付穴を形成する(第5工程)。次
に、ワーク11とキャップ5とを、ボルト3を上記組付
穴内に圧入して組付けて一体となし(第6工程)、再び
両側面11a、11bの研削を行なう(第7工程)。
最後に、再びワーク11の加工穴13に基準にして、こ
のキャップ5と一体化されたワーク11の位置決めを行
なってクランパーによりワークの位置を固定した後、こ
の加工穴13の内周面を研削して、クランクピン穴9を
形成する(第8工程)。
このように、コンロッドの製造加工ラインにおいては、
上記の第3、第4、第5および第8工程においてワーク
11にあけた加工穴を位置決めのために用いている。す
なわち、本例では、ワークの種類が異なる場合において
も、すなわちワークの寸法が異なりピストンピン穴の寸
法が異なる場合においても、常に同一寸法の加工穴13
を形成して、この穴に基準ピン29(第4図参照)を嵌
入することによりワークの加工基準位置を決定できる。
従って、位置決めのために用いる基準ピンは一種類で良
く、種類の異なるワークが加工ラインに混流する場合に
おいても、基準ピンあるいは位置決め用の治具をワーク
の種類に応じて交換する必要がない。従って、かかる加
工を効率よく行うことができる。
なお、実施例としてコンロッドの加工についてのみ述べ
たが、本発明はこれにのみ限るものではない。穴加工を
施こし、しかる後に、形成された穴によって基準位置を
定めて、他の加工をワークに施こすものであればいかな
るものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)および(B)はコンロッドの一例を示す平面図お
よびその縦断面図、第2図は第1図のコンロッドを製造
するために用いるワークを示す縦断面図、第3図は加工
穴があけられたワークを示す縦断面図、第4図は治具の
一例を示す構成図である。 1……コンロッド、3……ボルト、 5……キャップ、7……クランクシャフト穴、 9……ピストンピン穴、11……ワーク、 11a、11b……面、13……加工穴、 29……基準ピン。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のワークの各々に対して、少なくとも
    1つの穴加工を含む複数の加工を施こし、種類の異なる
    ワークに対しては、その種類に応じた穴径となるように
    前記穴加工を施こす混流加工方法において、各ワークに
    対して、その穴形成部に各ワークにあける穴径よりも小
    さな同一内径の基準加工穴をあけ、次に各ワークにあけ
    たこれらの基準加工穴を加工し基準として各ワークに所
    定の加工を施こし、しかる後に前記の各基準加工穴を各
    ワークに必要とされる内径の最終加工穴に加工する工程
    から成るワークの混流加工方法。
JP60208193A 1985-09-20 1985-09-20 ワ−クの混流加工方法 Expired - Lifetime JPH0639014B2 (ja)

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