JPH0638971U - 移動式葬祭場車 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 葬儀のために自宅の部屋の家具荷物を移動さ
せる労力も必要なく、葬祭場まで出掛けて行く必要もな
く、自宅に居ながらにして通夜、葬儀を行なえるように
する目的である。 【構成】 自動車の車内に葬儀用の祭壇と車内の床に畳
を設けることによって、何処へでも移動して行って、車
内において通夜、葬儀、弔問客接待を行なえるようにし
た移動式葬祭場車。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、自宅又は葬祭場や寺、神社で葬儀を行なうのではなく、葬祭場が自 宅まで移動してきて通夜や葬儀を行なえるようにした移動式葬祭場車である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、通夜や葬儀は自宅で行なうか、葬祭場又は寺、神社等を借りて葬儀を行 なっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

通夜や葬儀を自宅で行なう場合、最近のマンション、アパート、戸建住宅では 居住面積が小さく部屋数も少ない為、葬儀用の祭壇を部屋に設置するにはその部 屋の家具類を他の部屋へ移動させなければならず、そのため他の部屋も家具類で いっぱいになり、弔問客、僧侶の接待、飲食や休憩、宿泊をしてもらう事ができ なくなる問題点を有している。

【０００４】 また葬祭場や寺、神社を借りて通夜や葬儀を行なう場合、遺族がその会場まで 出掛けていく必要があり、弔問客にもその会場まで出向いてもらうための場所の 説明、交通機関、宿泊施設の説明手配等煩わしい問題点が多い。

【０００５】 また、葬祭場を建設する場合、駐車場の敷地まで考慮するとかなり大きな土地 が必要となり、そのうえ交通利便のよい場所でなければならず、当然土地の価格 も高額になり、建設費用も合わせるとかなりの資金が必要になる問題点を有して いる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記問題点を解決するために、本考案における移動式葬祭場車は、自動車の車 内に葬儀用の祭壇を設置すること、床部分に畳を設置することによって、車内で 通夜、葬儀、弔問客接待を行なうことができるようにすることである。

【０００７】

【作用】

移動式葬祭場車であれば、何処へでも移動して行くことができ、マンションや アパートのように部屋数が少ない家でも自宅に居ながらにして通夜や葬儀ができ るようになる。

【０００８】

【考案の効果】

請求項１の自動車の車内に祭壇を設置することによって、車内で通夜や葬儀が できることになるので、自宅で葬儀を行なうときのように家具を移動させる必要 もなく自宅を有効に利用できる。また何処へでも移動できるため、マンション等 の駐車場や道路使用許可を取れば道路でも通夜や葬儀ができる利点がある。

【０００９】 そして請求項２の車内の床に畳を設置することによって、通夜ぶるまいや葬儀 後の精進落し等の弔問客接待をすることができる。

【００１０】 本考案の移動式葬祭場車であれば、葬祭場を建設するよりも資金的には遙かに 安価である。

【図面の簡単な説明】

【図１】移動式葬祭場車の平面図である。

【図２】移動式葬祭場車の立面図である。

【符号の説明】 １ 運転席 ２ 間仕切 ３ 木フローリング ４ 祭壇 ５ 焼香机 ６ ステップ ７ 横ドア ８ 畳 ９ 障子窓 １０ 後部ドア １１ レベラー

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自動車の車内において通夜、葬儀ができ
   るようにするため、車内に葬儀用の祭壇（４）を設置し
   た特殊自動車。
2. 【請求項２】 自動車の車内において通夜、葬儀、飲食
   ができるようにするため、車内の床に畳（８）を設置し
   た特殊自動車。